JPH057296Y2 - - Google Patents

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JPH057296Y2
JPH057296Y2 JP1986120624U JP12062486U JPH057296Y2 JP H057296 Y2 JPH057296 Y2 JP H057296Y2 JP 1986120624 U JP1986120624 U JP 1986120624U JP 12062486 U JP12062486 U JP 12062486U JP H057296 Y2 JPH057296 Y2 JP H057296Y2
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snow removal
snow
lever
clutch lever
clutch
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は除雪機に関するものであり、詳しく
は、走行機構、除雪機構、および操向ハンドルを
備え、この操向ハンドルを握持しつつ歩行するオ
ペレータによつて運転される除雪機における、走
行用および除雪用クラツチレバーの設置態様に関
するものである。
〔従来技術〕
第3図および第4図に示す従来構造の除雪機1
は、オーガ2、集雪ガイド板3、および投雪用シ
ユート4等から成る除雪機構部Aと、左右一対の
履帯式走行装置5,5から構成される走行機構部
Bとを具備している。さらにこの除雪機1は、左
右一対の操向ハンドル6,6を備えており、一方
の操向ハンドル6には除雪用クラツチレバー7が
配設されている。このレバー7は、駆動源として
のエンジン8と上記除雪機構部Bとの間に介装さ
れたクラツチ(図示せず)の断続動作を行なうた
めのものである。また除雪機1の操作テーブル9
には、走行用の変速レバー10が配設されてい
る。上記除雪機1によつて除雪作業を行なう場合
には、上記変速レバー10をシフトして除雪機1
を前進させるとともに、上記操向ハンドル6,6
を握り、かつ除雪機1と共に歩行するオペレータ
によつて操向操作を行ないつつ、上記オペレータ
が除雪用クラツチレバー7を握ることにより、上
記除雪機構部Aが作動して、連続的に除雪が行な
われる。
ところで、上記除雪機1によつて除雪作業を行
なつている際、オペレータが操向ハンドル6,6
から手を離した場合、除雪用クラツチレバー7が
解放されるため除雪機構部Aの動作は停止するも
のの、変速レバー10は依然としてシフトされた
ままであるため、除雪機1が、オペレータによつ
て操向操作されることなく単独で走行し続けてし
まう不都合があつた。このような不都合に対処す
るため、他方の操向ハンドル6に、上記エンジン
8と走行機構部Bとの間に介装したクラツチの操
作レバー(走行用クラツチレバー)を設け、除雪
作業時にあつては、オペレータが左右の操向ハン
ドル6,6とともに除雪用クラツチレバーと走行
用クラツチレバーとを握るよう構成した除雪機も
ある。しかし、このような除雪機では、除雪作業
時、オペレータは常に両方のクラツチレバーを握
り続けていなければならないため疲労し易く、ま
たオペレータは、両手で常に両方の操向ハンドル
を握つていなければならないため、除雪機1に対
するオペレータの作業姿勢が限定され、除雪機1
の取り回しが行ない難かつた。
〔考案の目的〕
本考案は、上記実状に鑑みて、オペレータから
離れて単独で走行し続けてしまうことを阻止でき
るとともに、除雪作業時における取り回しの楽な
除雪機を提供することを目的としている。
〔考案の構成〕
そこで本考案では、ループ形状を呈する操向ハ
ンドルに、該操向ハンドルと重り合うループ形状
を呈する除雪機構の除雪用クラツチレバーを、ピ
ンを介して揺動支持するとともに、上記操向ハン
ドルと除雪用クラツチレバーとの間に、上記除雪
用クラツチレバーが動作位置と非動作位置との間
を揺動する際に上記ピンの軸線を横切る態様で引
張りばねを繋留し、さらに上記操向ハンドルに除
雪用クラツチレバーの揺動域内に位置させて走行
機構の走行用クラツチレバーを配設し、除雪用ク
ラツチレバーを動作させた際、該除雪用クラツチ
レバーによつて走行用クラツチレバーを押圧し
て、該走行用クラツチレバーを動作させるように
して上記目的を達成している。
〔実施例〕
以下、本考案の具体的な構成を、一実施例を示
す図面に基づいて詳細に説明する。
第1図および第2図は、本考案に関わる除雪機
100を示したものであり、この除雪機100は
除雪機構部Aと走行機構部Bとを備えている。な
お、上記両機構部A,Bの構成は第3,4図に示
した従来の除雪機1と実質的に変わるところはな
いので、同符号を附して説明は省略する。一方、
上記除雪機100における除雪機本体20には、
操向ループハンドル30が固設されている。この
操向ループハンドル30は、除雪機本体20の左
右からそれぞれ上方に延びる支持部30a,30
aと、この支持部30a,30aから除雪機本体
20の後方(オペレータが操向操作するために立
つ方向)へ向け、かつ略水平面上に拡がる握持部
30bとから成る屈曲したパイプ材によつて構成
されている。さらに上記握持部30bは、前後に
延びる左方握持部30c、右方握持部30dと、
左右に延びる手前側握持部30eとから成り、前
方に開放した略U字状を呈している。上記操向ル
ープハンドル30における握持部30bの下方領
域には、除雪用ループクラツチレバー40が配設
されている。この除雪用ループクラツチレバー4
0(以下では、除雪レバー40と称する。)は、
左方握持部40a、右方握持部40bと手前側握
持部40cとから成る屈曲したパイプ材により構
成され、その外形は前方に開放した略U字形状を
呈し、かつ上記操向ループハンドル30における
握持部30bと、全体に亘つて重なり合うように
形成されている。さらに、除雪レバー40は、上
記操向ループハンドル30にピン41,41を介
して揺動自在に支承されている。第2図に明示す
るように、この除雪レバー40には、除雪機構部
Aとエンジン(図示せず)との間に介装された図
示していないクラツチからの操作ワイヤ50が係
留されており、常態において除雪レバー40は、
操作ワイヤ50を介してクラツチ(図示せず)に
引張られることにより、第2図aに示す如く操向
ループハンドル30の握持部30bから離隔した
クラツチ切断位置、言い換えれば除雪機構部非動
作位置に占位している。また上記除雪レバー40
には、図示していないストツパ機構が設けられ、
上記非動作位置より下方へは揺動しないよう構成
されている。さらに、上記操向ループハンドル3
0と除雪レバー40との間には、引張りばね60
が、上記ピン41を思案点とする態様で跨ぐよう
にして係留されている。なおこのばね60の作用
は後に詳述する。一方、上記操向ループハンドル
30における左方握持部30bには、走行用クラ
ツチレバー70(以下では走行レバー70と称す
る)が、ピン71を介して揺動自在に支承されて
いる。この走行レバー70には、走行機構部Bと
エンジン(図示せず)との間に介装したクラツチ
(図示せず)から延びる図示していない操作ワイ
ヤが係留されており、常態において走行レバー7
0は、上記操作ワイヤを介してクラツチに引張ら
れることにより、第2図aに示すクラツチ切断位
置、言い換えれば走行機構部非動作位置に占位し
ている。一方、図中符号80は操作テーブルであ
り、該テーブル80には、変速レバー81が配設
されている。なお図中符号82は投雪方向調節ハ
ンドル、符号83はシユートキヤツプ操作レバー
である。
以下、本考案に関わる除雪機100による除雪
作業の実際を、順を追つて説明する。上記除雪機
100を、除雪作業を行なおうとする地点へ移動
させるには、先ず、オペレータがエンジンを始動
させ、変速レバー81を前進位置にシフトしたの
ち、走行レバー70を操向ループハンドル30の
握持部30bと共に握つて、該走行レバー70を
走行機構部非動作位置から走行機構部動作位置
(第2図b参照)へ揺動させる。かくすることに
より、走行機構部Bとエンジンとの間のクラツチ
が接続状態となつて上記走行機構部Bが動作し、
除雪機100が前進を始める。こののち、オペレ
ータが操向ハンドル30を握つて操向操作をする
ことにより除雪機100を所望の地点まで走行さ
せ、その地点で走行レバー70を離すことによつ
て、除雪機100が停止する。上記地点から、実
際に除雪作業を行うには、オペレータが、除雪レ
バー40を引き上げ、該レバー40を操向レバー
30の握持部30bと共に握ればよい。かくする
ことにより、除雪レバー40が除雪機構部非動作
位置から第2図bに示す除雪機構部動作位置へ揺
動し、除雪機構部Aとエンジンとの間のクラツチ
が接続状態となり、オーガ2等が動作を開始す
る。また、上記除雪レバー40を引き上げると、
第2図bに示す如く、除雪レバー40が走行レバ
ー70の握り面70aと当接して、これを押し上
げることにより、該走行レバー70が走行機構部
動作位置に占位し、前述の如く除雪機1が前進を
始める。このように、除雪レバー40を操作する
ことにより、除雪機構部Aと走行機構部とが共に
動作を開始し、連続的に除雪作業が行なわれるこ
ととなる。このとき、上述したように、操向ルー
プハンドル30の握持部30bと、除雪レバー4
0とは、共に略U字状を成し、かつ重なり合うよ
うに配置されているため、上記握持部30b上で
のどの場所においても、握持部30bとともに除
雪レバー40を握ることができるので、オペレー
タの操向作業姿勢の自由度が増し、楽な姿勢で除
雪作業を行なうことができる。
ところで、上記除雪レバー40を操作する際、
該除雪レバー40が除雪機構部動作位置、若しく
はその近傍に在る場合、第2図bに示すように、
引張りばね60は、除雪レバー40の支点たるピ
ン41よりも図中上方に位置している。これによ
り、上記引張りばね60の力は、除雪レバー40
を引き上げる方向に作用することとなる。このた
め除雪レバー40の操作時に、オペレータは軽い
力で該レバー40を引き上げることができ、ま
た、上記レバー40を操向ループハンドル30と
ともに握持して保持する場合にも軽い力で済む。
このように引張りばね60の作用によつて除雪レ
バー40の操作が容易になる。
所定の場所までの除雪作業が終り、除雪機10
0を停止させる場合には、オペレータが除雪レバ
ー40から手を離せばよい。かくすることによ
り、上記除雪レバー40および走行レバー30
が、それぞれ図示していない各クラツチによつて
引き戻されて、第1図に示す非動作位置に移動
し、除雪機構部Aおよび走行機構部Bが停止す
る。上記除雪レバー40が、動作位置から非動作
位置へ移動すると、引張りばね60は第2図bに
示した状態から、ピン41,41の軸線を横切つ
て、第2図aに示すように上記ピン41,41の
下方域に位置し、これにより上記引張りばね60
の力は、除雪レバー40を引き下ろす方向に作用
する。これにより、上記除雪レバー40は、クラ
ツチ(図示せず)の力と引張りばね60の力との
共働作用によつて非動作位置に確実に保持される
こととなる。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案に関わる除雪機で
は、操向ハンドルと除雪用クラツチレバーとを共
にループ形状とするとともに、上記除雪用クラツ
チレバーを操作した際、該除雪用クラツチレバー
を介して走行用クラツチレバーをも動作させるよ
う構成したので、上記除雪用クラツチレバーの適
宜な箇所を操作することにより、除雪機構部と走
行機構部とを共に動作させて除雪作業を行なうこ
とができる。
このため、除雪作業時におけるオペレータの作
業姿勢の自由度が増し、楽な姿勢で除雪作業が行
なうことができ、しかも操向ハンドルと除雪用ク
ラツチレバーとに繋留した引張りばねの作用によ
つて、除雪用クラツチレバーを軽い力で操向ハン
ドルと共に掴持することができるので、除雪機の
取り回しも容易なものとなる。
また、本考案の構成によれば、除雪用クラツチ
レバーを解放することにより、該除雪用クラツチ
レバーとともに走行用クラツチレバーも解放され
て除雪機構部と走行機構部とが同時に停止し、し
かも上記除雪用クラツチレバーは引張りばねによ
つて非動作位置において拘束されるために、除雪
機がオペレータの手を離れて単独で走行してしま
うことが未然かつ確実に防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係わる除雪機を後上方から観
た全体斜視図であり、第2図a,bは走行用クラ
ツチレバーおよび除雪用クラツチレバーの動作態
様を示す操向ループハンドル周辺の部分側面図、
第3図および第4図は従来構造の除雪機を前上方
および後上方から観た全体斜視図である。 100……除雪機、30……操向ループハンド
ル、30a……支持部、30b……握持部、40
……除雪用ループクラツチレバー、41……ピ
ン、60……引張りばね、70……走行用クラツ
チレバー、81……変速レバー、A……除雪機構
部、B……走行機構部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 走行機構と除雪機構とを備え、操向ハンドルを
    握持して歩行するオペレータによつて運転される
    除雪機において、 ループ形状を呈する操向ハンドルと、 上記操向ハンドルと重り合う態様のループ形状
    を呈し、かつピンを介して上記操向ハンドルに対
    し近接離反する態様で上記操向ハンドルに揺動支
    持される除雪機構の除雪用クラツチレバーと、 上記操向ハンドルと上記除雪用クラツチレバー
    との間に繋留され、上記除雪用クラツチレバーが
    上記操向ハンドルに近接した動作位置と上記操向
    ハンドルから離隔した非動作位置との間を揺動す
    る際に上記ピンの軸線を横切る引張りばねと、 上記操向ハンドルに設けられ、上記除雪用クラ
    ツチレバーの揺動域内に位置する上記走行機構の
    走行用クラツチレバーとを具備し、 上記除雪用クラツチレバーを動作させた際、該
    除雪用クラツチレバーによつて上記走行用クラツ
    チレバーを押圧して、該走行用クラツチレバーを
    動作させるようにしたことを特徴とする除雪機。
JP1986120624U 1986-08-06 1986-08-06 Expired - Lifetime JPH057296Y2 (ja)

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JPS6327533U JPS6327533U (ja) 1988-02-23
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0540095Y2 (ja) * 1986-11-27 1993-10-12
JP5656737B2 (ja) * 2011-05-16 2015-01-21 和同産業株式会社 除雪機
JP6478905B2 (ja) * 2015-12-24 2019-03-06 株式会社クボタ 歩行型ブレード作業機

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5951814B2 (ja) * 1980-12-18 1984-12-15 ワイケイケイ株式会社 織り込みスライドフアスナ−とその製造装置

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JPS6327533U (ja) 1988-02-23

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