JPH057145A - 検出スイツチ - Google Patents

検出スイツチ

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JPH057145A
JPH057145A JP15687691A JP15687691A JPH057145A JP H057145 A JPH057145 A JP H057145A JP 15687691 A JP15687691 A JP 15687691A JP 15687691 A JP15687691 A JP 15687691A JP H057145 A JPH057145 A JP H057145A
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JP
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shielding
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Pending
Application number
JP15687691A
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English (en)
Inventor
Nobuharu Ishikawa
展玄 石川
Seiji Imai
清司 今井
Hiroaki Nakanishi
弘明 中西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP15687691A priority Critical patent/JPH057145A/ja
Publication of JPH057145A publication Critical patent/JPH057145A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は安定入光レベルまたは安定遮光レ
ベルあるいはその両方を可変にし保守を容易化し得る検
出スイッチを提供することを主要な特徴とする。 【構成】 発振回路1からの発振パルスに応答して、投
光回路2が投光素子3を駆動し、光パルスを発生させ
る。物体が光パルスを遮ると、その反射光を受光素子4
が検出し、その検出出力をアンプ回路5で増幅し、コン
パレータ7,8,9がそれぞれ安定遮光レベルV2と入
光レベルV3と安定入光レベルV4とを比較し、それぞ
れの比較出力を積分した後、表示回路12に表示する。
安定遮光レベルV2と安定入光レベルV4とをそれぞれ
可変できるようにして、入光レベルに対する余裕度を増
加させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は検出スイッチに関し、
特に、投光用の発光ダイオードから照射された光を物体
が遮ったことを検出素子で検出する拡散反射型光電スイ
ッチのような検出スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】図15は従来の拡散反射型光電スイッチ
のブロック図である。図15を参照して、発振回路1か
らの発振パルスは投光回路2に与えられる。投光回路2
は発振パルスに応じて、投光素子3を駆動する。投光素
子3は光パルスを発光する。この光パルスは物体に照射
され、その反射光が受光素子4で受光される。受光素子
4の受光出力信号はアンプ回路5に与えられ、I/V変
換されてコンパレータ7,8および9の比較入力端に与
えられる。コンパレータ7の基準入力端には安定遮光レ
ベルV2のしきい値電圧が与えられ、コンパレータ8の
基準入力端には入光レベル(ON/OFF)V3のしき
い値電圧が与えられ、コンパレータ9の基準入力端には
安定入光レベルV4のしきい値電圧が与えられる。
【0003】電源Vccと接地間には抵抗R1とR2と
R3とR4と定電流源6とが直列接続され、抵抗R1と
R2の接続点から入光なしレベルV1が出力され、抵抗
R2とR3との接続点から安定遮光レベルV2が出力さ
れ、抵抗R3とR4との接続点から入光レベルV3が出
力され、抵抗R4と定電流源6との接続点から安定入光
レベルV4が出力される。これらのレベルV1〜V4は V1=Vcc−I1×R1 V2=Vcc−I1×(R1+R2) V3=Vcc−I1×(R1+R2+R3) V4=Vcc−I1×(R1+R2+R3+R4) となり、安定入光レベルV4,安定遮光レベルV2は固
定値となる。
【0004】コンパレータ7はアンプ回路5の出力電圧
が安定遮光レベルV2を越えると安定遮光信号を出力
し、コンパレータ8はアンプ回路5の出力が入光レベル
V2を越えたときオン信号を出力し、コンパレータ9は
アンプ回路5の出力が安定入光レベルV4を越えたとき
安定入光信号を出力する。コンパレータ7,8および9
のそれぞれの出力は信号処理回路10に与えられて信号
処理され、積分回路11に与えられる。積分回路11は
信号処理された信号からノイズ成分を除去し、表示回路
12に表示させるとともに、出力回路13に出力する。
【0005】図16は図15に示した従来の拡散反射型
光電スイッチの動作を説明するためのタイミング図であ
り、図17は入光なしレベルV1と安定遮光レベルV2
と入光レベルV3と安定入光レベルV4を示す図であ
る。
【0006】次に、図15,図16および図17を参照
して、従来の拡散反射型光電スイッチの動作について説
明する。投光回路2は発振回路1からの発振パルスに応
答して、図16(a)に示す投光パルスを投光素子3に
与えて光パルスを発光させる。この光パルスが図示しな
い物体によって遮断されると、その反射光が受光素子4
によって受光される。受光素子4の受光出力はアンプ回
路5でI/V変換されるとともに増幅され、図16
(b)に示す信号が出力される。この信号はコンパレー
タ7,8および9に与えられ、それぞれ安定遮光レベル
V2,入光レベルV3および安定入光レベルV4と比較
される。コンパレータ8はアンプ回路5の出力が入光レ
ベルV3を越えたことを検出すると、図16(c)に示
すようなオン/オフ信号を出力する。コンパレータ7は
アンプ回路5の出力が安定遮光レベルV2を越えていな
ければ、図16(d)に示すように安定にオフしている
ことを示す信号を出力し、コンパレータ9はアンプ回路
5の出力が安定入光レベルV4を越えていることを判別
すると、図16(e)に示すように安定にオンしている
ことを示す信号を出力する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のごとく、従来の
拡散反射型光電スイッチには、設置後の温度変化や電圧
変化や埃によるレンズ面の汚れなどの環境変化に対する
余裕度を出力して知らせる安定出力が設けられており、
その安定出力の範囲は内部で設定されたレベルに固定さ
れていた。しかしながら、このように安定出力の余裕度
を固定すると、たとえば入光表示灯と安定表示灯の両方
が点灯することを目安として光軸があったことを確認し
ている灯火型光電スイッチの光軸調整時において、入光
レベルV3に対する安定入光レベルV4の範囲が狭いた
め、より精度の高い光軸調整を行なうことができなかっ
た。また、粉体などを扱うユーザによっては、汚れが激
しいため、従来の安定入光レベルV4を下回ってから動
作レベルを下回るまでの時間が短く、メンテナンスが間
に合わないという欠点があった。
【0008】それゆえに、この発明の主たる目的は、安
定入光レベルまたは安定遮光レベルあるいはその両方を
可変にして保守を容易化し得る検出スイッチを提供する
ことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる発明は
検出レベルを越える信号が入力されたことに応じて、オ
ン信号を出力する検出スイッチであって、検出レベルよ
りも高いレベルの安定検出レベルしきい値と入力された
信号とを比較し、その入力された信号が安定検出レベル
しきい値を越えたことに応じて安定検出信号を出力する
第1の比較手段と、検出レベルと入力された信号とを比
較し、その信号が検出レベルを越えたことに応じてオン
信号を出力する第2の比較手段と、安定検出レベルしき
い値を可変するためのしきい値可変手段を備えて構成さ
れる。
【0010】請求項2にかかる発明は、請求項1にかか
る発明の第1の比較手段から出力される安定検出信号に
応じて点灯する安定出力表示手段を備えて構成される。
【0011】請求項3にかかる発明は、請求項1にかか
る発明に加えて、さらにそれぞれが異なる値に設定され
たしきい値としきい値可変手段によって可変されるしき
い値とを比較し、安定検出レベルの余裕度を検出する複
数の安定検出レベル余裕度検出手段と、複数の安定検出
レベル余裕度検出手段のそれぞれの出力を表示する安定
検出レベル余裕度表示手段とを備えて構成される。
【0012】請求項4にかかる発明は、請求項1にかか
る発明に加えて、さらに第1の比較手段から出力される
安定検出信号をデジタル信号に変換するA/D変換手段
と、変換されたデジタル信号を表示する数字表示手段と
を備えて構成される。
【0013】請求項5にかかる発明は、検出レベルを越
える信号が入力されたことに応じてオン信号を出力する
検出スイッチであって、検出レベルよりも低いレベルの
安定遮光検出レベルしきい値と入力された信号とを比較
し、入力された信号が安定遮光検出レベルしきい値を越
えていないことに応じて安定遮光検出信号を出力する第
1の比較手段と、検出レベルと入力された信号とを比較
し、入力された信号が検出レベルを越えたことに応じて
オン信号を出力する第2の比較手段と、安定遮光検出レ
ベルしきい値を可変するためのしきい値可変手段とを備
えて構成される。
【0014】請求項6にかかる発明は、請求項1にかか
る発明の第1の比較手段から出力される安定遮光検出信
号に応じて点灯する安定遮光表示手段を備えて構成され
る。
【0015】請求項7にかかる発明は、請求項1にかか
る発明に加えて、さらにそれぞれが異なる値に設定され
たしきい値としきい値可変手段によって可変されるしき
い値とを比較し、安定遮光検出レベルの余裕度を検出す
る複数の安定遮光検出レベル余裕度検出手段と、複数の
安定遮光検出レベル余裕度検出手段のそれぞれの出力を
表示する安定遮光検出レベル余裕度表示手段とを備えて
構成される。
【0016】請求項8にかかる発明は、請求項5にかか
る発明に加えて、第1の比較手段から出力される安定遮
光検出信号をデジタル信号に変換する第2のA/D変換
手段と、変換されたデジタル信号を表示する第2の数字
表示手段とを備えて構成される。
【0017】請求項9にかかる発明は、検出レベルを越
える信号が入力されたことに応じて、オン信号を出力す
る検出スイッチであって、検出レベルよりも高いレベル
の安定検出レベルしきい値と入力された信号とを比較
し、入力された信号が安定検出レベルしきい値を越えた
ことに応じて安定検出信号を出力する第1の比較手段
と、検出レベルと入力された信号とを比較し、入力され
た信号がその検出レベルを越えたことに応じてオン信号
を出力する第2の比較手段と、検出レベルよりも低いレ
ベルの安定遮光検出レベルしきい値と入力された信号と
を比較し、入力された信号が安定遮光検出レベルしきい
値を越えていないことに応じて安定遮光検出信号を出力
する第3の比較手段と、安定検出レベルしきい値と安定
遮光検出レベルしきい値とを可変するためのしきい値可
変手段を備えて構成される。
【0018】請求項10〜15にかかる発明は、請求項
2〜8と同様にして構成される。
【0019】
【作用】請求項1〜4にかかる発明は、安定検出レベル
を可変にし、入力された信号が安定検出レベルを越えた
ことに応じて、安定検出信号を出力し、その出力に応じ
て安定出力表示手段を点灯させるか、その安定出力を数
字表示手段に表示させる。より好ましくは、安定検出レ
ベルの余裕度を検出し、その余裕度を表示させる。
【0020】請求項5〜8にかかる発明は、安定遮光レ
ベルを可変にし、入力された信号が安定遮光検出レベル
のしきい値を越えていないことに応じて、安定遮光検出
信号を出力し、その出力に応じて安定遮光表示手段を点
灯させるか、その安定遮光出力を数字表示手段に表示さ
せる。より好ましくは、安定遮光検出レベルの余裕度を
検出し、その余裕度を表示させる。
【0021】請求項9〜15にかかる発明は、安定検出
レベルと安定遮光検出レベルを可変にし、入力された信
号が安定検出レベルを越えたことに応じて安定検出信号
を出力し、入力された信号が安定遮光検出レベルを越え
ていないことに応じて安定遮光検出信号を出力し、安定
出力表示手段と安定遮光表示手段を点灯させるか、その
安定出力および安定遮光出力を数字表示手段に表示させ
る。より好ましくは、安定検出レベル余裕度と安定遮光
検出レベルの余裕度を検出し、それぞれの余裕度を表示
される。
【0022】
【実施例】図1はこの発明の一実施例のブロック図であ
る。この図1に示した実施例は、コンパレータ7に与え
られる安定入光レベルVth1およびコンパレータ9に
与えられる安定遮光レベルVth3を可変にするための
可変電源21,22が設けられ、コンパレータ8に与え
られる入光レベルVth2を固定にするための固定電源
23が設けられた以外は、前述の図15と同様にして構
成される。なお、安定入光レベルVth1と安定遮光レ
ベルVth3と入光レベルVth2の関係は、Vth1
>Vth2>Vth3に選ばれる。このように、安定入
光レベルVth1と安定遮光レベルVth3とを可変に
することにより、安定入光レベルVth1と安定遮光レ
ベルVth3とを可変させることができるので、安定表
示範囲を可変にすることができる。
【0023】図2はこの発明の一実施例のより具体的な
ブロック図である。電源Vccと接地間には、ボリュー
ムVR1とトランジスタTr3の直列回路が接続される
とともに、電源Vccと接地間にトランジスタTr1と
Tr2とからなる第1のカレントミラー回路16およびト
ランジスタTr4とTr5とからなる第2のカレントミ
ラー回路17が接続される。第1のカレントミラー回路
16から抵抗R3とR4の接続点に電流I2が供給さ
れ、第2のカレントミラー回路17のトランジスタTr
5は抵抗R4と定電流源6との接続点に接続され、トラ
ンジスタTr3のコレクタとベースとトランジスタTr
4のベースが接続される。それ以外の構成は前述の図1
5と同じである。
【0024】抵抗R1,R2,R3に流れる電流は、定
電流源6によってI1=一定であるので、入光なしのレ
ベルV1,安定遮光レベルV2,入光レベルV3は、そ
れぞれ V1=Vcc−I1×R1 V2=Vcc−I1×(R1+R2) V3=Vcc−I1×(R1+R2+R3) に固定されている。一方、トランジスタTr3に流れる
電流I3は、 I3=(Vcc−VB E 3 )/VR1 と決まり、ボリュームVR1の抵抗値の大きさに反比例
する。トランジスタTr2に流れる電流I2はトランジ
スタTr3とTr4の第2のカレントミラー回路17お
よびトランジスタTr1とTr2の第1のカレントミラ
ー回路16とによって電流I3と同じになるので、 I2=I3=(Vcc−VB E 3 )/VR1 となり、電流I2もボリュームVR1の抵抗値に反比例
する。ここで、抵抗R4にはI1+I2の電流が流れる
ため、安定入光レベルV4は、 V4=Vcc−I1×(R1+R2+R3+R4)−I2×R4 =Vcc−I1×(R1+R2+R3+R4)−(Vcc−VB E 3 )/V R1×R4 となり、ボリュームVR1の大きさを変えると、安定入
光レベルV4の値が変化する。
【0025】上述のごとく、図2に示した実施例では、
ボリュームVR1によってその抵抗値を可変することに
より、安定入光レベルV4を変化させ、安定入光時の安
定表示範囲を可変とすることができる。
【0026】図3はこの発明の他の実施例を示す図であ
る。この図3に示した実施例も、安定入光レベルV4の
み可変にするようにしたものである。図3において、入
光レベルV3が入力されるバッファ15が設けられ、バ
ッファ15の出力は抵抗R6を介してコンパレータ9の
基準入力端に与えられるとともに、ボリュームVR1を
介して接地される。それ以外の構成は図15と同じであ
る。抵抗R1,R2,R3に流れる電流は、定電流源6
によってI1=一定であるため、入光なしのレベルV
1,安定遮光レベルV2,入光レベルV3は、 V1=Vcc−I1×R1 V2=Vcc−I1×(R1+R2) V3=Vcc−I1×(R1+R2+R3) と固定されている。一方、バッファ15の出力は入光レ
ベルV3であるので、抵抗R5とボリュームVR1を流
れる電流I2は、 I2=V3/(R6+VR1) となり、ボリュームVR1を変化させることによって、
電流I2が変化する。ここで、安定入光レベルV4は V4=Vcc−I1×(R1+R2+R3)−I2×R6 =Vcc−I1×(R1+R2+R3)−V3/(R6+VR1)×R6 となるため、ボリュームVR1の大きさを変えると、安
定入光レベルV4の値が変化する。
【0027】上述のごとく、図3に示した実施例では、
ボリュームVR1によってその抵抗値を可変することに
より、安定入力レベルV4を変化させることができ、安
定入光時の安定表示範囲を可変とすることができる。
【0028】図4はこの発明の他の実施例を示す電気回
路図であり、図1に示した発振回路1と投光回路2と投
光素子3と信号処理回路10と積分回路11と表示回路
12と出力回路13のそれぞれの図示が省略されてい
る。
【0029】電源Vccと接地間には抵抗R2とR3と
R4と定電流源6とか直列接続されている。抵抗R2と
R3の接続点とアンプ回路5の出力との間には抵抗R5
が接続されている。さらに、電源Vcc側にはトランジ
スタTr1とTr2とからなる第1のカレントミラー回
路16が接続され、接地側にはトランジスタTr3とT
r4とからなる第2のカレントミラー回路17が接続さ
れている。トランジスタTr1のコレクタとトランジス
タTr3のコレクタとの間にはボリュームVR1が接続
され、トランジスタTr2のコレクタとトランジスタT
r4のコレクタとの間には抵抗R7が接続され、抵抗R
2とR3の接続点と、トランジスタTr2のコレクタと
抵抗R7との接続点にはバッファ18が接続されてい
る。抵抗R7とトランジスタTr4のコレクタとの接続
点には安定入光レベルV4が出力されてコンパレータ7
に与えられる。抵抗R3とR4の接続点には安定遮光レ
ベルV2が出力され、この安定遮光レベルV2はコンパ
レータ8の基準入力端に与えられ、抵抗R4と定電流源
6との接続点には入力レベルV3が出力され、コンパレ
ータ9の基準入力端に与えられる。
【0030】次に、図4に示した実施例の動作について
説明する。抵抗R2とR3とR4に流れる電流は、定電
流源6によってI1=一定であるので、入光レベルV3
と安定入光レベルV4は、 V3=Vcc−I1×(R2+R3) V4=Vcc−I1×(R2+R3+R4) に固定されている。一方、トランジスタTr3に流れる
電流I3は、 I3=(Vcc−(VB E 1 +VB E 3 ))/VR1 で決まり、ボリュームVR1の抵抗値の大きさに反比例
する。トランジスタTr2に流れる電流I2はトランジ
スタTr3とTr4の第2のカレントミラー回路17お
よびトランジスタTr1とTr2の第1のカレントミラ
ー回路16とによって、電流I3と同じになるので、 I2=I3=(Vcc−(VB E 1 +VB E 3 ))/VR1 電流I2もボリュームVR1の抵抗値に反比例する。こ
こで、安定遮光レベルV2はバッファ18の出力が入光
なしのレベルV1であり、抵抗R7には電流I2が流れ
るため、安定遮光レベルV2は、 V2=Vcc−I1×R2−I2×R7 =Vcc−I1×R2−(Vcc−(VB E 1 +VB E 3 ))/VR1×R 7 ただし、I1×R2>I2×R7 となり、ボリュームVR1の抵抗値の大きさを変える
と、安定遮光レベルV2の値が変化する。
【0031】上述のごとく、図4に示した実施例では、
ボリュームVR1の抵抗値を可変することにより、安定
遮光レベルV2を変化させることができ、安定遮光時に
おける安定表示範囲を可変にすることができる。
【0032】図5はこの発明のさらに他の実施例を示す
電気回路図であり、安定遮光レベルV2と安定入光レベ
ルV4の両方を可変できるようにしたものである。この
図5に示した実施例も、図4の実施例と同様にして、発
振回路1と投光回路2と投光素子3と信号処理回路10
と積分回路11と表示回路12と出力回路13の図示が
省略されている。
【0033】電源Vccと接地間にはボリュームVR2
と抵抗R3とR4とボリュームVR3と定電流源6とが
直列接続されている。ボリュームVR2によって安定遮
光出力レベルV2が出力され、コンパレータ7の基準入
力端に与えられる。抵抗R3とR4との接続点から入力
レベルV3が出力され、コンパレータ8の基準入力端に
与えられる。ボリュームVR3から安定入光レベルV4
が出力され、コンパレータ9の基準入力端に入力され
る。
【0034】次に、図5に示した実施例の動作について
説明する。ボリュームVR2と抵抗R3に流れる電流は
定電流源6によってI1=一定であるので、入光レベル
V3は、 V3=Vcc−I1×(VR2+R3) に固定されている。一方、安定遮光レベルV2は可変抵
抗VR2の両端電圧を分圧することによって可変とする
ことができるため、 V2=Vcc−I1×VR2a ただし、VR2=VR2a+VR2b となる。また、安定入光レベルV4も同様にして、可変
抵抗VR3の両端電圧を分圧することによって可変でき
るため、 V4=Vcc−I1×(VR2+R3+R4+VR3a) ただし、VR3=VR3a+VR3b となる。
【0035】上述のごとく、図5に示した実施例では、
ボリュームVR2とVR3のそれぞれの抵抗値を可変す
ることにより、安定遮光レベルV2と安定入光レベルV
4の両レベルを変化させ、安定遮光時と安定入光時の両
安定表示範囲をそれぞれ可変にすることができる。
【0036】図6はこの発明のさらに他の実施例を示す
図であり、安定遮光レベルV2と安定入光レベルV4の
両レベルを可変にするようにしたものである。この図6
においても、発振回路1〜投光素子3と信号処理回路1
0〜出力回路13の図示が省略されている。電源Vcc
と接地間に抵抗R1とR2とR3と定電流源6とが直列
接続されている。電源Vcc側にトランジスタTr1と
Tr2とからなる第1のカレントミラー回路16が接続
され、接地側にトランジスタTr3とTr4とからなる
第2のカレントミラー回路17が接続されている。トラ
ンジスタTr1のコレクタとトランジスタTr3のコレ
クタとの間にボリュームVR1が接続され、トランジス
タTr2のコレクタとトランジスタTr4のコレクタと
の間に抵抗R6とR7とが接続されている。トランジス
タTr2のコネクタには安定遮光レベルV2が出力され
てコンパレータ7の基準入力端に与えられる。抵抗R2
とR3との接続点には入光レベルV3が出力され、コン
パレータ8の基準入力端に与えられるとともに、バッフ
ァ18を介して抵抗R6とR7との接続点に与えられ
る。抵抗R7とトランジスタTr4のコレクタとの接続
点には安定入光レベルV4が出力され、コンパレータ9
の基準入力端に与えられる。
【0037】次に、図6に示した実施例の動作について
説明する。抵抗R1,R2,R3に流れる電流は定電流
源6によってI1=一定であるので、入光レベルV3は V3=Vcc−I1×(R1+R2) に固定されている。一方、トランジスタTr1に流れる
電流I3は、 I3=(Vcc−(VB E 1 +VB E 3 ))/VR1 で定まり、ボリュームVR1の抵抗値に反比例する。ト
ランジスタTr2に流れる電流I2はトランジスタTr
1とTr2の第1のカレントミラー回路16によって、
電流I3と同じになるので、 I2=I3=(Vcc−(VB E 1 +VB E 3 ))/VR1 となり、電流I2もボリュームVR1の抵抗値に反比例
する。ここで、バッファ18の出力がV3であり、抵抗
R4とR5には電流I2が流れるため、安定遮光レベル
V2は、 V2=Vcc−I1×(R1+R2)+I2×R6 =Vcc−I1×(R1+R2)+(Vcc−(VB E 1 +VB E 3 ))/ VR1×R6 となり、安定入光レベルV4は、 V4=Vcc−I1×(R1+R2)−I2×R7 =Vcc−I1×(R1+R2)−(Vcc−(VB E 1 +VB E 3 )/V R1×R7 となる。よって、ボリュームVR1の抵抗値を可変する
と、安定遮光レベルV2と安定入光レベルV4の値が変
化する。
【0038】上述のごとく、図6に示した実施例では、
ボリュームVR1にはその抵抗値を可変することによ
り、安定遮光レベルV2と安定入光レベルV4の両レベ
ルを変化させることができ、安定遮光時と安定入光時の
両安定表示範囲をそれぞれ可変することができる。
【0039】なお、図6に示した実施例において、抵抗
R6=R7とすれば、安定遮光時および安定入光時の両
余裕度を等しく変化させることができる。
【0040】図7は安定入光レベルのみ可変にし、バー
表示機能を付加した実施例を示す図である。図7(a)
を参照して、検出スイッチ20には、その前面には投光
素子3と受光素子4とが配置され、その上面には距離設
定用ボリューム21と動作表示灯22と安定表示灯23
と安定入光レベルの余裕度バー表示器24と安定入光レ
ベルの余裕度可変ボリューム25とが配置されている。
余裕度バー表示器24は図7(b)に示すように、たと
えば5個の発光ダイオードからなり、図7(c)に示す
ように、安定入光レベルV4の余裕度が1倍〜5倍のそ
れぞれに対応しており、これらのレベルは余裕度可変ボ
リューム25を調整して、図7(d)に示すようなレベ
ルに設定される。
【0041】図8は図7に示した実施例の具体的な電気
回路図である。なお、図8では、余裕度バー表示器24
を中心に図示されており、その他の投光素子3などの図
示が省略されている。電源Vccと接地間には抵抗R2
とR3とボリュームVR1と定電流源6とが直列接続さ
れている。抵抗R2の一端から安定遮光レベルV2が出
力され、コンパレータ7の基準入力端に与えられる。抵
抗R2とR3との接続点からは入光レベルV3が出力さ
れ、コンパレータ8の基準入力端に与えられる。ボリュ
ームVR1から安定入光レベルV4が出力され、コンパ
レータ9の基準入力端に与えられるとともに、コンパレ
ータ31〜35の比較入力端に与えられる。コンパレー
タ31〜35のそれぞれの基準入力端には、電源Vcc
と接地間に直列接続された抵抗R10,R11,R1
2,R13,R14および定電流源36によって分圧さ
れたしきい値電圧V11,V12,V13,V14,V
15が与えられる。コンパレータ31〜35のそれぞれ
の出力は、トランジスタTr11〜Tr15のベースに
個別的に与えられ、トランジスタTr11〜Tr15の
それぞれのコレクタと電源Vccとの間には、抵抗R2
1と発光ダイオードLED1,R22と発光ダイオード
LED2,抵抗R23と発光ダイオードLED3,抵抗
R24と発光ダイオードLED4,抵抗R25とLED
5がそれぞれ接続されている。トランジスタTr11〜
Tr15のエミッタは接地されている。
【0042】次に、図8に示した実施例の動作について
説明する。定電流源6によって抵抗R2,R3およびボ
リュームVR1には定電流I2が流れるため、安定遮光
レベルV2,入光レベルV3は、 V2=Vcc V3=Vcc−I2×R2 に固定されていて、ボリュームVR1により安定入光レ
ベルV4は V4=Vcc−I2×(R2+R3+VR1ab) ただし、ボリュームVR1のa−b間の抵抗値をVR1
abとする。となり可変となる。この実施例では、5段
階の余裕度表示の場合を示している。
【0043】一方、コンパレータ31〜35のしきい値
電圧V11〜V15は定電流源36によって抵抗R11
〜R14に定電流I1が流れているため、 V11=Vcc−I1×R10 V12=Vcc−I1×(R10+R11) V13=Vcc−I1×(R10+R11+R12) V14=Vcc−I1×(R10+R11+R12+R13) V15=Vcc−I1×(R10+R11+R12+R13+R14) となる。
【0044】 I1×(R11+R12+R13+R14)=I2×VR1 とすると、ボリュームVR1のa−b間の抵抗値VR1
abが0≦VR1ab<VR1*1/5のとき、コンパ
レータ31の出力が“H”レベルとなってトランジスタ
Tr11が導通し、発光ダイオードLED1が点灯す
る。発光ダイオードLED1は安定入光レベルの余裕度
1のLED目盛を点灯させるため、安定入光レベルの余
裕度が1であることがわかる。
【0045】ボリュームVR1のa−b間の抵抗値VR
1abがVR1*1/5≦VR1ab<VR1*2/5
のとき、コンパレータ31および32の出力が“H”レ
ベルとなり、トランジスタTr11,Tr12が導通
し、発光ダイオードLED1とLED2とが点灯する。
発光ダイオードLED1とLED2は安定入光レベルの
余裕度1,2のLED目盛を点灯させるため、安定入光
レベルの余裕度が2であることがわかる。
【0046】ボリュームVR1のa−b間の抵抗値VR
1abがVR1*2/5≦VR1ab<VR1*3/5
のとき、コンパレータ31,32,33のそれぞれの出
力が“H”レベルとなり、トランジスタTr1,Tr
2,Tr3が導通し、発光ダイオードLED1,LED
2,LED3が点灯する。発光ダイオードLED1,L
ED2,LED3は安定入光レベルの余裕度1,2,3
のLED目盛を点灯させるため、安定入光レベルの余裕
度が3であることがわかる。
【0047】ボリュームVR1のa−b間の抵抗値VR
1abがVR1*3/5≦VR1ab<VR1*4/5
のとき、コンパレータ31〜34のそれぞれの出力が
“H”レベルとなり、トランジスタTr1〜Tr4が導
通し、発光ダイオードLED1〜LED4が点灯する。
発光ダイオードLED1〜LED4は安定入光レベルの
余裕度1〜4のLED目盛を点灯させるため、安定入光
レベルの余裕度が4であることがわかる。
【0048】ボリュームVR1のa−b間の抵抗値VR
1abがVR1*4/5≦VR1ab≦VR1のとき、
コンパレータ31〜35のそれぞれの出力は“H”レベ
ルとなり、トランジスタTr11〜Tr15が導通し、
発光ダイオードLED1〜LED5が点灯する。LED
1〜LED5は安定入光レベルの余裕度1〜5のLED
目盛を点灯させるため、安定入光レベルの余裕度が5で
あることがわかる。
【0049】上述のごとく、この実施例では、ボリュー
ムVR1によってその抵抗値を変えることにより、安定
入光レベルV4を変化させ、安定入光時に安定表示範囲
を可変にできる。また、バー表示に使用している発光ダ
イオードLED1〜5を安定入光レベルの余裕度に応じ
て点灯させることにより、安定入光レベルの余裕度を検
出スイッチ外部に知らせることができる。なお、抵抗R
11〜R14の抵抗値を増加させたり減少させたりすれ
ば、余裕度レベルを可変にすることができる。
【0050】図9はこの発明のさらに他の実施例を示す
図である。前述の図7に示した実施例では、安定入光レ
ベルをバー表示するようにしたが、この実施例では、安
定遮光レベルV2をバー表示するものである。すなわ
ち、検出スイッチ20の上面には、安定遮光レベル余裕
度のバー表示器26と安定遮光レベル余裕度可変ボリュ
ーム27が設けられており、それ以外の距離設定ボリュ
ーム21,動作表示灯22および安定表示灯23は前述
の図7と同じである。
【0051】図10は図9に示した実施例の具体的な電
気回路図である。この図10においても投光素子3など
の図示が省略されている。コンパレータ31〜35の比
較入力として、ボリュームVR1から出力される安定遮
光レベルV2が与えられる以外は前述の図8と同様にし
て構成される。
【0052】次に、動作について説明する。定電流源6
によってボリュームVR1と抵抗R2,R3には定電流
I2が流れるため、安定入光レベルV4および入光レベ
ルV3は V4=Vcc−I2×(VR1+R2+R3) V3=Vcc−I2×(VR1+R2) に固定されていて、ボリュームVR1により安定遮光レ
ベルV2は V2=Vcc−I2×VR1ab ただし、ボリュームVR1のa−b間の抵抗値をVR1
abとする。と可変となる。
【0053】一方、コンパレータ31〜35のしきい値
電圧V11〜V15は定電流源36によって抵抗R11
〜R14に定電流I1が流れるため、 V11=Vcc V12=Vcc−I1×R11 V13=Vcc−I1×(R11+R12) V14=Vcc−I1×(R11+R12+R13) V15=Vcc−I1×(R11+R12+R13+R14) となる。
【0054】 I1×(R11+R12+R13+R14)=I2×VR1 とすると、ボリュームVR1のa−b間の抵抗値VR1
abが0≦VR1ab<VR1*1/5のときコンパレ
ータ31の出力が“H”レベルとなり、前述の図8の説
明と同様にして、LED1が点灯し、安定遮光レベルの
余裕度が1であることを示す。ボリュームVR1のa−
b間の抵抗値VR1abがVR1*1/5≦VR1ab
<VR1*2/5のときコンパレータ31,32のそれ
ぞれの出力が“H”レベルとなり、発光ダイオードLE
D1およびLED2が点灯する。それによって、安定遮
光レベルの余裕度が2であることを示す。ボリュームV
R1のa−b間の抵抗値VR1abがVR1*2/5≦
VR1ab<VR1*3/5のときコンパレータ31〜
33のそれぞれの出力が“H”レベルとなり、発光ダイ
オードLED1,LED2およびLED3が点灯し、安
定遮光レベルの余裕度が3であることを示す。ボリュー
ムVR1のa−b間の抵抗値VR1abがVR1*3/
5≦VR1ab<VR1*4/5のときコンパレータ3
1〜34の出力が“H”レベルとなり、発光ダイオード
LED1〜LED4が点灯する。それによって、安定遮
光レベルの余裕度が4であることを示す。ボリュームV
R1のa−b間の抵抗値VR1abがVR1*4/5≦
VR1ab≦VR1のとき、コンパレータ31〜35の
それぞれの出力が“H”レベルとなり、発光ダイオード
LED1〜LED5が点灯し、安定遮光レベルの余裕度
が5であることがわかる。
【0055】上述のごとく、この実施例では、ボリュー
ムVR1を可変してその抵抗値を変えることによって安
定遮光レベルを変化させ、バー表示に使用している発光
ダイオードLED1〜LED5を安定遮光レベルの余裕
度に応じて点灯させることにより、安定遮光レベルの余
裕度を検出スイッチの外部に知らせることができる。な
お、前述の図8の実施例と同様にして、余裕度レベル5
は抵抗R11〜R14を増減することによって変更可能
である。
【0056】図11はこの発明のさらにその他の実施例
を示す図である。この図11に示した実施例は、安定入
光レベルV4と安定遮光レベルV2の両方を可変し、そ
れぞれの余裕度を目盛で表示するものである。検出スイ
ッチ20の上面には安定入光レベルV4の余裕度可変ボ
リューム28と安定遮光レベルV2の余裕度可変ボリュ
ーム29とが設けられ、それぞれに対応して目盛30,
31が設けられている。
【0057】図12は図11に示した実施例のより具体
的な電気回路図であり、この図12においても投光素子
などの図示が省略されている。電源Vccと接地間にボ
リュームVR1と抵抗R2と抵抗R3とボリュームVR
2と定電流源6とが直列接続されている。ボリュームV
R1は安定遮光レベルV2を可変するものであり、ボリ
ュームVR2は安定入光レベルV4を可変するものであ
る。コンパレータ7の基準入力端にはボリュームVR1
で可変される安定遮光レベルV2が与えられ、コンパレ
ータ9の基準入力端にはボリュームVR2で可変される
安定入光レベルV4が与えられる。
【0058】次に、図12に示した実施例の動作につい
て説明する。定電流源6によってボリュームVR1,抵
抗R2,R3,ボリュームVR2には定電流I1が流れ
るため、入光レベルV3は V3=Vcc−I1×(VR1+R2) に固定されている。一方、安定遮光レベルV2は可変抵
抗VR1の両端電圧を分圧することによって可変とする
ことができるため、 V2=Vcc−I1×VR1 となる。また、安定入光レベルV4も同様にして、可変
抵抗VR2の両端電圧を分圧することによって可変にで
きるため、 V4=Vcc−I1×VR2 となる。
【0059】上述のごとく、この実施例では、ボリュー
ムVR1とVR2によってそれぞれの抵抗値を変えるこ
とにより、安定遮光レベルV2と安定入光レベルV4を
変化させ、安定遮光時と安定入光時の両安定表示範囲を
それぞれ可変にすることができる。また、安定入光レベ
ルV4のボリュームVR2と安定遮光レベルV2のボリ
ュームVR1の表示目盛30,31をボリュームVR
2,VR1の抵抗値とそれぞれ連動させることにより、
安定入光レベルおよび安定遮光レベルの余裕度を外部か
ら設定でき、かつ外部に安定入光レベルおよび安定遮光
レベルを知らせることができる。
【0060】図13はこの発明のさらにその他の実施例
を示す図であり、安定入光レベルV4と安定遮光レベル
V2のそれぞれを可変しかつそれぞれの余裕度をデジタ
ル表示する。このために、検出スイッチ20の上面に
は、距離設定ボリューム21と動作表示灯22と安定表
示灯23とが設けられるとともに、安定入光レベル余裕
度可変ボリューム25と、これに対応して安定入光レベ
ルの余裕度を数字で表示する7セグメントの数字表示器
41と、安定遮光レベル余裕度可変ボリューム27と、
これに対応して安定遮光レベルの余裕度を数字で表示す
る7セグメントの数字表示器42とが設けられる。
【0061】図14は図13に示した実施例の電気回路
図であり、この図14においても投光素子3などの図示
が省略されている。安定遮光レベル余裕度可変ボリュー
ムVR1から出力された安定遮光レベルV2はA/D変
換器51によってデジタル信号に変換され、デコーダ5
2でデコードされたのち、ドライバ53によって駆動さ
れ、数字表示器42に表示される。同様にして、安定入
光レベル余裕度可変ボリュームVR2から出力された安
定入光レベルV4はA/D変換器54によってデジタル
信号に変換され、デコーダ55によってデコードされた
後、ドライバ56で駆動され、数字表示器41に表示さ
れる。
【0062】この図14に示した実施例では、定電流源
6によってボリュームVR1と抵抗R2,R3とボリュ
ームVR2に定電流I1が流れるため、入光レベルV3
は V3=Vcc−I1×(VR1ab+R2) に固定されている。一方、安定遮光レベルV2はボリュ
ームVR1の両端電圧を分圧することによって可変とす
ることができるため、 V2=Vcc−I1×VR1 となる。また、安定入光レベルV4も同様にして、ボリ
ュームVR2の両端電圧を分圧することによって可変で
きるため、 V4=Vcc−I1×(VR2ab+VR1+R2+R3) となる。
【0063】上述のごとく、この実施例では、ボリュー
ムVR1,VR2を可変してその抵抗値を変えることに
より、安定遮光レベルV2と安定入光レベルV4の両レ
ベルを変化させ、安定遮光時と安定入光時における表示
範囲をそれぞれ可変でき、数字表示器41,42によっ
てそれぞれ余裕度を数字として表示することができる。
【0064】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、安定
入光レベルまたは安定遮光レベルを可変できるようにし
たので、激しい温度変化やノイズや埃が多いなどの環境
が非常に悪い状況での使用時に、安定入光範囲を広げて
入光レベルに対する余裕度を増加でき、より安定な状態
で検出スイッチを使用することができる。また、透過型
光電スイッチの光軸調整時には、安定入光範囲を広げて
より動作の余裕度が得られるような正確な光軸調整が行
なわれる。拡散反射型光電スイッチを使用する際に、検
出物体の背景を十分検出しないレベルに安定遮光レベル
を設定することにより、安定に検出物体の検出を行なう
ことができる。さらにユーザの望むレベルに対する余裕
度で検出スイッチを使うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の原理を説明するためのブ
ロック図である。
【図2】この発明の一実施例の具体的なブロック図であ
る。
【図3】この発明の他の実施例を示すブロック図であ
る。
【図4】この発明のその他の実施例を示すブロック図で
ある。
【図5】この発明のさらにその他の実施例を示すブロッ
ク図であって、安定遮光レベルと安定入光レベルの両レ
ベルを可変にした例を示す電気回路図である。
【図6】安定遮光レベルと安定入光レベルの両レベルを
可変にする実施例を示す図である。
【図7】安定入光レベルのみ可変し、バー表示機能を付
加した実施例を示す図である。
【図8】図7に示した実施例の電気回路図である。
【図9】安定遮光レベルをバー表示する実施例を示す図
である。
【図10】図9に示した実施例の電気回路図である。
【図11】安定入光レベルと安定遮光レベルの両方を可
変にしてそれぞれの余裕度を目盛で表示する実施例を示
す図である。
【図12】図11に示した実施例の要部電気回路図であ
る。
【図13】安定入光レベルと安定遮光レベルのそれぞれ
を可変にしかつそれぞれの余裕度をデジタル表示する実
施例を示す図である。
【図14】図13に示した実施例の要部電気回路図であ
る。
【図15】従来の拡散反射型光電スイッチのブロック図
である。
【図16】図15に示した従来の拡散反射型光電スイッ
チの動作を説明するためのタイミング図である。
【図17】図15に示した従来の拡散反射型光電スイッ
チにおける入光なしレベルV1と安定遮光レベルV2と
入光レベルV3と安定入光レベルV4を示す図である。
【符号の説明】
1 発振回路 2 投光回路 3 投光素子 4 受光素子 5 アンプ回路 6,36 定電流源 7〜9,31〜35 コンパレータ 41,42 数字表示器 51,54 A/D変換器 52,55 デコーダ 53,56 ドライバ VR1〜VR3 ボリューム R1〜R5 抵抗 Tr1〜Tr4,Tr11〜Tr15 トランジスタ LED1〜LED5 発光ダイオード

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検出レベルを越える信号が入力されたこ
    とに応じて、オン信号を出力する検出スイッチにおい
    て、前記検出レベルよりも高いレベルの安定検出レベル
    しきい値と入力された信号とを比較し、該入力された信
    号が前記安定検出レベルしきい値を越えたことに応じ
    て、安定検出信号を出力する第1の比較手段、前記検出
    レベルと前記入力された信号とを比較し、該信号が該検
    出レベルを越えたことに応じて、前記オン信号を出力す
    る第2の比較手段、および前記安定検出レベルしきい値
    を可変するためのしきい値可変手段を備えた、検出スイ
    ッチ。
  2. 【請求項2】 さらに、前記第1の比較手段から出力さ
    れる安定検出信号に応じて点灯する安定出力表示手段を
    含む、請求項1の検出スイッチ。
  3. 【請求項3】 さらに、それぞれが異なる値に設定され
    たしきい値と前記しきい値可変手段によって可変される
    しきい値とを比較し、前記安定検出レベルの余裕度を検
    出する複数の安定検出レベル余裕度検出手段と、前記複
    数の安定検出レベル余裕度検出手段のそれぞれの出力を
    表示する安定検出レベル余裕度表示手段とを含む、請求
    項1の検出スイッチ。
  4. 【請求項4】 さらに、前記第1の比較手段から出力さ
    れる安定検出信号をデジタル信号に変換するA/D変換
    手段と、前記A/D変換手段によって変換されたデジタ
    ル信号を表示する数字表示手段とを含む、請求項1の検
    出スイッチ。
  5. 【請求項5】 検出レベルを越える信号が入力されたこ
    とに応じて、オン信号を出力する検出スイッチにおい
    て、前記検出レベルよりも低いレベルの安定遮光検出レ
    ベルしきい値と入力された信号とを比較し、該入力され
    た信号が前記安定遮光検出レベルしきい値を越えていな
    いことに応じて、安定遮光検出信号を出力する第1の比
    較手段、前記検出レベルと前記入力された信号とを比較
    をし、該入力された信号が該検出するレベルを越えたこ
    とに応じて、前記オン信号を出力する第2の比較手段、
    および前記安定遮光検出レベルしきい値を可変するため
    のしきい値可変手段を備えた、検出スイッチ。
  6. 【請求項6】 さらに、前記第1の比較手段から出力さ
    れる安定遮光検出信号に応じて点灯する安定遮光表示手
    段を含む、請求項5の検出スイッチ。
  7. 【請求項7】 さらに、それぞれが異なる値に設定され
    たしきい値と前記しきい値可変手段によって可変される
    しきい値とを比較し、前記安定遮光検出レベルの余裕度
    を検出する複数の安定遮光検出レベル余裕度検出手段
    と、前記複数の安定遮光検出レベル余裕度検出手段のそ
    れぞれの出力を表示する安定遮光検出レベル余裕度表示
    手段とを含む、請求項5の検出スイッチ。
  8. 【請求項8】 さらに、前記第1の比較手段から出力さ
    れる安定遮光検出信号をデジタル信号に変換するA/D
    変換手段と、前記A/D変換手段によって変換されたデ
    ジタル信号を表示する数字表示手段とを含む、請求項5
    の検出スイッチ。
  9. 【請求項9】 検出レベルを越える信号が入力されたこ
    とに応じて、オン信号を出力する検出スイッチにおい
    て、前記検出レベルよりも高いレベルの安定検出レベル
    しきい値と入力された信号とを比較し、該入力された信
    号が前記安定検出レベルしきい値を越えたことに応じ
    て、安定検出信号を出力する第1の比較手段、前記検出
    レベルと前記入力された信号とを比較し、該入力された
    信号が該検出レベルを越えたことに応じて前記オン信号
    を出力する第2の比較手段、前記検出レベルよりも低い
    レベルの安定遮光検出レベルしきい値と前記入力された
    信号とを比較し、該入力された信号が前記安定遮光検出
    レベルしきい値を越えていないことに応じて、安定遮光
    検出信号を出力する第3の比較手段、および前記安定検
    出レベルしきい値と前記安定遮光検出レベルしきい値と
    を可変するためのしきい値可変手段を備えた、検出スイ
    ッチ。
  10. 【請求項10】 さらに、前記第1の比較手段から出力
    される安定検出信号に応じて点灯する安定出力表示手段
    を含む、請求項9の検出スイッチ。
  11. 【請求項11】 さらに、それぞれが異なる値に設定さ
    れたしきい値と前記しきい値可変手段によって可変され
    るしきい値とを比較し、前記安定検出レベルの余裕度を
    検出する複数の安定検出レベル余裕度検出手段と、前記
    複数の安定検出レベル余裕度検出手段のそれぞれの出力
    を表示する安定検出レベル余裕度表示手段とを含む、請
    求項9の検出スイッチ。
  12. 【請求項12】 さらに、前記第1の比較手段から出力
    される安定検出信号をデジタル信号に変換する第1のA
    /D変換手段と、前記第1のA/D変換手段によって変
    換されたデジタル信号を表示する第1の数字表示手段と
    を含む、請求項9の検出スイッチ。
  13. 【請求項13】 さらに、前記第3の比較手段から出力
    される安定遮光検出信号に応じて点灯する安定遮光表示
    手段を含む、請求項9の検出スイッチ。
  14. 【請求項14】 さらに、それぞれが異なる値に設定さ
    れたしきい値と前記しきい値可変手段によって可変され
    るしきい値とを比較し、前記安定遮光検出レベルの余裕
    度を検出する複数の安定遮光検出レベル余裕度検出手段
    と、前記複数の安定遮光検出レベル余裕度検出手段のそ
    れぞれの出力を表示する安定遮光検出レベル余裕度表示
    手段とを含む、請求項9の検出スイッチ。
  15. 【請求項15】 さらに、前記第3の比較手段から出力
    される安定遮光検出信号をデジタル信号に変換する第2
    のA/D変換手段と、前記第2のA/D変換手段によっ
    て変換されたデジタル信号を表示する第2の数字表示手
    段とを含む、請求項9の検出スイッチ。
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