JPH0570947B2 - - Google Patents

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JPH0570947B2
JPH0570947B2 JP58193673A JP19367383A JPH0570947B2 JP H0570947 B2 JPH0570947 B2 JP H0570947B2 JP 58193673 A JP58193673 A JP 58193673A JP 19367383 A JP19367383 A JP 19367383A JP H0570947 B2 JPH0570947 B2 JP H0570947B2
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Hideo Kanbe
Hiroyuki Matsumoto
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Publication of JPH0570947B2 publication Critical patent/JPH0570947B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/14Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
    • H01L27/144Devices controlled by radiation
    • H01L27/146Imager structures
    • H01L27/148Charge coupled imagers
    • H01L27/14831Area CCD imagers

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、半導体基板内に形成されている受光
部で受光された光によつて上記受光部に生じた信
号電荷を上記半導体基板内に形成されている第1
導電型の第1のレジスタに読み込み、この読み込
まれた上記信号電荷を上記半導体基板内に形成さ
れている上記第1導電型の第2のレジスタに転送
して、この第2のレジスタから上記信号電荷を出
力信号として読み出すようにした半導体装置に関
する。
〔背景技術とその問題点〕
近年、VTRの普及に伴つて、CCD撮像素子を
用いた固体カラーカメラの開発が進められてい
る。上記のCCD撮像素子には、信号電荷の転送
方式に応じて種々のものがあるが、そのうちの一
つにインターライン転送方式と称される転送方式
のCCD撮像素子がある。このインターライン転
送方式のCCD撮像素子は、第1図に示すように、
例えばp型シリコン基板内に受光部1、互いに平
行に延びかつそれぞれn層2とp基板7とから成
る複数個の垂直レジスタ及びこれらの垂直レジス
タに共通の水平レジスタ3等を形成したものであ
つて、受光部1で受光された光によつてこの受光
部1に生じた多数の電子から成る信号電荷を、読
み出しゲート4を開くことによつて上記垂直レジ
スタに読み込み、この読み込まれた上記信号電荷
をトランスフア・ゲート(図示せず)を開くこと
によつて上記水平レジスタ3に転送して、この水
平レジスタ3から上記信号電荷を出力信号5とし
て読み出すものである。なお上記垂直レジスタ及
び水平レジスタ3に沿つての上記信号電荷の転送
は、これらの垂直レジスタ及び水平レジスタ3に
沿つて絶縁膜を介して設けられている多数の転送
電極(図示せず)にクロツク・パルスを印加する
ことによつて行われる。
上記のインターライン転送方式のCCD撮像素
子をTVカメラに用いる場合には、スミアと称さ
れる現象が発生するため実用上問題がある。この
現象は、第1図のA−A線の断面を示す第2図に
おいて、n+層6とp型シリコン基板7とで形成
されるpn接合から成る受光部1で受光された光
8によつてp型シリコン基板7内の例えばBで示
す部分に生じた光電荷の一部が矢印Cで示す向き
に拡散移動して垂直レジスタ2に入り込むことに
よつて生じるものであつて、転送されるべき本来
の信号電荷にこの電荷が加わるために偽信号が検
出され、その結果画像がぼけてくる現象である。
特に、長波長光によつて上記p型シリコン基板7
の比較的深い部分に生じた光電荷は上記垂直レジ
スタに入り込む確率が高いので、スミアの発生が
著しい。
本発明者等は、上記スミアの発生を抑制するた
めに特願昭58−123617号において、第3図及び第
4図に示すようなインターライン転送方式の
CCD撮像素子を提案した。このCCD撮像素子に
おいては、第3図に示すように、例えばp型不純
物濃度が3.5×1014cm-3の高抵抗のp型シリコン基
板(以下においてはp-基板と称する)11内に、
例えばp型不純物濃度が2×1016cm-3のp層(以
下においてはpウエルと称する)12が形成され
ている。またこのpウエル12内にはさらに表面
濃度が例えば1×1017cm-3のn層13を有する垂
直レジスタが形成されている。なお上記pウエル
12及び上記垂直レジスタは、実際には第1図の
垂直レジスタと同様に、紙面に垂直な方向に互い
に平行に延びて複数個形成されているが、第3図
においてはこれらのうちのそれぞれ一つのみを示
した。
また上記p-基板11内の上記垂直レジスタと
は異なる部分には、上記垂直レジスタの上記n層
13よりもn型不純物濃度が高いn+層14が形
成されている。このn+層14と上記p-基板11
とで形成されているpn接合が受光部15を構成
している。なお上記n+層14及び受光部15は、
第1図と同様に、垂直レジスタのn層13に沿つ
て複数個形成されている。また上記p-基板11
の上面には絶縁膜としてのSiO2膜16が全面に
亘つて形成されていて、このSiO2膜16の上に
はさらに多結晶シリコン膜から成る読み出しゲー
ト17が形成されている。
第4図は第3図のD−D線の断面を示す断面図
である。第4図において、上記複数の垂直レジス
タに共通の水平レジスタのn層18がp-基板1
1内に形成されている。この水平レジスタ18は
紙面に垂直な方向に第1図に示すように長く延び
て形成されており、上記方向に信号電荷が転送さ
れるようになつている。また上記p-基板11内
には、上記水平レジスタの上記n層18に隣接し
て、p+層から成るチヤネル・ストツパ19が形
成されている。上記水平レジスタのn層18の上
部には、SiO2膜16を介して、多結晶シリコン
膜から成る互いに分離された多数の転送電極20
が上記水平レジスタの上記n層18に沿つて形成
されている。また垂直レジスタのn層13に沿つ
ても、上記水平レジスタの上記n層18の場合と
同様に、多結晶シリコン膜から成る互いに分離さ
れた多数の転送電極21が形成されている。上記
転送電極20及び転送電極21の間には、多結晶
シリコン膜から成るトランスフア・ゲート22が
形成されている。なお上記転送電極20及び転送
電極21の上面及び側面にはSiO2膜23がそれ
ぞれ形成されているので、上記転送電極20,2
1と上記トランフアー・ゲート22とは互いに電
気的に絶縁されている。
なお第3図及び第4図におけるpウエル12、
垂直レジスタを構成するn層13、受光部15の
n+層14及び水平レジスタのn層18並びにチ
ヤネル・ストツパ19を構成するp+層は、イオ
ン注入法、拡散法等によつて、またSiO2膜16,
23は熱酸化法、CVD法等によつてさらに転送
電極20,21、読み出しゲート17及びトラン
スフア・ゲート22はCVD法等によつてそれぞ
れ形成することができる。
上述のCCD撮像素子は、垂直レジスタのn層
13をpウエル12内に形成しているためこの垂
直レジスタへの光電荷の漏れ込みが防止され、
TVカメラに用いた場合スミアの発生を効果的に
抑制することができると共に、水平レジスタをp
ウエル12の外部に形成しているため水平レジス
タにおける信号電荷の転送効率の劣化を生ずるこ
とがないという利点を有している。しかしなが
ら、このCCD撮像素子は次のような欠点を有し
ている。即ち、第4図において、垂直レジスタの
n層13内を矢印Eの向きに転送されてpウエル
12の左端部12aに到達した信号電荷は、不純
物濃度変化に起因してこの左端部12a付近に存
在するポテンシヤル障壁によつて上記水平レジス
タへの転送が円滑に行われないので、信号電荷を
上記垂直レジスタから上記水平レジスタに完全転
送するのが難しい。
〔発明の目的〕
本発明は、上述の問題にかんがみ、第1のレジ
スタとしての垂直レジスタへの光電荷の漏れ込み
が防止され、スミアの発生を効果的に抑制するこ
とができ、また第1のレジスタとしての垂直レジ
スタから第2のレジスタとしての水平レジスタへ
の信号電荷の転送が極めて円滑に行われて信号電
荷の完全転送を行うことができると共に、上記第
2のレジスタとしての水平レジスタにおける上記
信号電荷の転送効率の劣化を防止することができ
るインターライン転送方式のCCD撮像素子等の
半導体装置を提供することを目的とする。
〔発明の概要〕
本発明に係る半導体装置は、半導体基板内に形
成されている受光部で受光された光によつて上記
受光部に生じた信号電荷を上記半導体基板内に形
成されている第1導電型の第1のレジスタに読み
込み、この読み込まれた上記信号電荷を上記半導
体基板内に形成されている上記第1導電型の第2
のレジスタに転送して、この第2のレジスタから
上記信号電荷を出力信号として読み出すようにし
た半導体装置において、上記半導体基板内に形成
されかつ上記半導体基板よりも高い不純物濃度を
有する第2導電型の層を設け、この第2導電型の
層内に上記第1のレジスタ及び上記第2のレジス
タをそれぞれ形成すると共に、上記第2導電型の
層のうちの上記第2のレジスタに対応する部分の
一部を上記第2導電型の層の他の部分よりも低い
不純物濃度に構成している。このように構成する
ことによつて、第1のレジスタへの光電荷の漏れ
込みが防止され、スミアの発生を効果的に抑制す
ることができ、また第1のレジスタから第2のレ
ジスタへの信号電荷の転送が極めて円滑に行われ
て信号電荷の完全転送を行うことができると共
に、第2のレジスタにおける上記信号電荷の転送
効率の劣化を防止することができる。
〔実施例〕
以下本発明に係る半導体装置の一実施例として
のインターライン転送方式のCCD撮像素子につ
き図面を参照しながら説明する。なお本実施例に
よるCCD撮像素子の垂直レジスタに垂直な方向
の断面構造は、第3図に示す既提案のCCD撮像
素子と同様であるので説明を省略する。
第5図に示すように、本実施例によるCCD撮
像素子は、第4図に示す既提案のCCD撮像素子
と同様に、例えばp型不純物濃度が5×1014cm-3
のp-基板11、例えばp型不純物濃度が(第6
図NA)が1×1016cm-3のpウエル12、それぞれ
表面濃度が例えば1×1017cm-3のn層13及び1
8を有する垂直レジスタ及び水平レジスタ、チヤ
ネル・ストツパ19、SiO2膜16、転送電極2
0,21、読み出しゲート17、トランスフア・
ゲート22等をそれぞれ有している。
なお上記pウエル12は、第4図に示す既提案
のCCD撮像素子と異なつて、垂直レジスタのn
層13及び水平レジスタのn層18を包含するよ
う一体的に形成されている。さらにこのpウエル
12の水平レジスタのn層18に対応する部分の
一部には、水平レジスタからp-基板11へとp
ウエル12を貫通しかつ例えばp型不純物濃度
(第6図NA′)が2×1015cm-3であつて他の部分よ
りも不純物濃度が低い領域12bが形成されてい
る。なお上記領域12bは、例えば次のようにし
て形成することができる。即ち、まず上記領域1
2bの不純物濃度と同一不純物濃度のpウエル1
2を拡散法で形成し、次に上記領域12bの上部
に例えばSiO2膜を選択的に形成する。この後、
このSiO2膜を拡散マスクとして不純物の拡散を
再度行つて、上記領域12b以外のpウエル12
の不純物濃度を所定の値にすればよい。なお第6
図に第5図の水平レジスタのn層18、pウエル
12及びp-基板11における不純物濃度分布を
SiO2膜16とp-基板11との間の界面を原点と
してF−F線及びG−G線に沿つて示す。
なお第5図に示すCCD撮像素子のレジスタ2
4は、nチヤネルBCCD(埋め込みチヤネルCCD)
と称され、上記垂直レジスタ及び水平レジスタが
それぞれ有するn層13及び18内に形成される
チヤネル中の信号電荷が転送される。このため、
このnチヤネルBCCDは、電極、絶縁膜、n層及
びp基板から構成される。
次に上述のように構成されたCCD撮像素子2
4の動作につき説明する。
第3図及び第5図において、まず受光部15で
光25が受光されると、この受光部15を構成す
るpn接合に形成されている空乏層付近において
上記光25によつて発生した多数の電子から成る
信号電荷が、受光部15のn+層14内に生じる。
次に読み出しゲート17にp-基板11に対して
正の電圧を印加することによつて、SiO2膜16
直下のp-基板11内にnチヤネルを形成する。
このnチヤネルを通して上記信号電荷を受光部1
5から上記垂直レジスタに送ることによつて、上
記信号電荷を上記垂直レジスタに読み込む。
次に上述のようにして上記垂直レジスタに読み
込まれた上記信号電荷を、p-基板11に対して
正の電圧から成るクロツク・パルスを転送電極2
1に印加することによつて、上記垂直レジスタ内
を第4図の矢印Eの向きに転送する。このように
して上記垂直レジスタの先端13a(第5図)に
転送されてきた上記信号電荷を、トランスフア・
ゲート22に電圧を与えることによつて上記トラ
ンスフア・ゲート22の下のSiO2膜16a直下
のp-基板11内に形成されるnチヤネル内を通
過させて、上記水平レジスタに転送する。
次に上記水平レジスタに転送された上記信号電
荷を、クロツク・パルスを転送電極20に印加す
ることによつて上記水平レジスタ内を転送させ、
この水平レジスタから上記信号電荷を出力信号と
して読み出す。なお上記水平レジスタ内を転送さ
れる上記信号電荷は、チヤネル・ストツパ19に
よつて上記転送中に上記水平レジスタから流出す
るのが防止されるようになつている。
上述の実施例においては、上記垂直レジスタ及
び水平レジスタを共にpウエル12内に形成して
いるので、上記垂直レジスタへの光電荷の漏れ込
みが防止され、上記CCD撮像素子24をTVカメ
ラに用いた場合スミアの発生を効果的に抑制する
ことができるのは勿論、上記垂直レジスタから上
記水平レジスタへの信号電荷の転送経路におい
て、ポテンシヤル井戸の深さが同一となり、ポテ
ンシヤル障壁等が全く存在しない。このため、既
提案のCCD撮像素子のようにポテンシヤル障壁
によつて上記水平レジスタへの信号電荷の転送が
妨げられることがなく、上記垂直レジスタから上
記水平レジスタへの信号電荷の転送が極めて円滑
に行われるので、信号電荷の完全転送を行うこと
ができる。
また上述の実施例においては、pウエル12の
上記水平レジスタに対応する部分の一部の領域1
2bの不純物濃度を2×1015cm-3に選定し、他の
部分の不純物濃度1×1016cm-3よりも低くしてい
る。このため、次に述べる理由により上記水平レ
ジスタにおける信号電荷の転送効率の劣化を防止
することができる。即ち、上記水平レジスタにお
ける信号電荷の転送方向に対して垂直な方向のポ
テンシヤル分布は、第7A図及び第7B図の実線
で示す曲線のようにない、pウエル12の不純物
濃度が低い領域12bのポテンシヤルは他の部分
のポテンシヤルよりも深い。そして、信号電荷の
転送初期(または信号電荷量が大きい時)には、
第7A図に示すように上記水平レジスタの幅方向
全体に亘つて信号電荷が分布する。一方、信号電
荷の転送末期(または信号電荷量が小さい時)に
は、第7B図に示すように、ポテンシヤルが低い
部分のみに信号電荷が分布する。また上記水平レ
ジスタの信号電荷の転送方向に沿つてのポテンシ
ヤル分布は第8図に示すようになり、第5図のF
−F線の断面方向のポテンシヤル分布及びG−G
線の断面方向のポテンシヤル分布はそれぞれ実線
及び破線で示すグラフのようになる。この第8図
から明らかなように、pウエル12の不純物濃度
が低い領域12b内の上記水平レジスタにおいて
は、転送電極20内に転送方向に沿つてのポテン
シヤル勾配が存在し、従つてフリンジング電界
Eyが存在する。このため、第7B図に示すよう
に、転送末期において信号電荷がポテンシヤルが
低い部分に存在する場合において、信号電荷の転
送が上記フリンジング電界Eyの作用によつて加
速される結果、転送効率の劣化が殆んど生じな
い。
なお上述の実施例においては、上記水平レジス
タに対応する部分のpウエル12に、不純物濃度
が低い領域12bを1箇所のみ設けたが、2箇所
以上設けてもよい。また上記領域12bの不純物
濃度はp-基板11の不純物濃度と実質的に同一
であつてもよい。さらに上記領域12bは水平レ
ジスタのn層18からp-基板11へとpウエル
12を貫通している必要は必ずしもなく、p-
板11に達する少し上方まで延びているだけでも
よい。
また上述の実施例においては、pウエル12の
上記水平レジスタのn層18に対応する部分の一
部に不純物濃度が低い領域12bを形成している
が、pウエル12の上記垂直レジスタに対応する
部分にも上記領域12bと同様な低不純物濃度の
領域を形成してもよい。このようにすれば、上記
垂直レジスタへの光電荷の漏れ込みが防止され、
TVカメラに用いた場合スミアの発生を効果的に
抑制することができると共に、上記垂直レジスタ
における信号電荷の転送効率の劣化も防止するこ
とができる。
また上述の実施例においては、半導体基板とし
てp型シリコン基板を用いたが、n型シリコン基
板を用いてもよい。この場合には、上述の実施例
で用いた上記p型シリコン基板のp型不純物濃度
と等しいp型不純物濃度を有する大きなpウエル
を上記n型シリコン基板内に形成して、この大き
なpウエル内に上述の実施例において形成したの
と同様な第2のpウエルを形成すればよい。垂直
レジスタ及び水平レジスタをこの第2のpウエル
内に形成することも上述の実施例と同様である。
応用例 上述の実施例においては、本発明に係る半導体
装置をインターライン転送方式のCCD撮像素子
に適用した場合につき説明したが、例えばフレー
ム転送方式のCCD撮像素子等の他の半導体装置
にも本発明に係る半導体装置を適用することがで
きる。
〔発明の効果〕
本発明に係る半導体装置によれば、半導体基板
内に形成されかつ上記半導体基板よりも高い不純
物濃度を有する第2導電型の層を設け、この第2
導電型の層内に上記第1のレジスタ及び上記第2
のレジスタをそれぞれ形成すると共に、上記第2
導電型の層のうちの上記第2のレジスタに対応す
る部分の一部を上記第2導電型の層の他の部分よ
りも低い不純物濃度に構成しているので、第1の
レジスタへの光電荷の漏れ込みが防止され、スミ
アの発生を効果的に抑制することができ、また第
1のレジスタから第2のレジスタへの信号電荷の
転送が極めて円滑に行われて信号電荷の完全転送
を行うことができると共に、第2のレジスタにお
ける上記信号電荷の転送効率の劣化を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のインターライン転送方式の
CCD撮像素子の概略的な構成を示す平面図、第
2図は垂直レジスタ及び受光部の構造を示す第1
図のA−A線の断面図、第3図は特願昭58−
123617号において本発明者等によつて提案された
インターライン転送方式のCCD撮像素子におけ
る垂直レジスタ及び受光部の構造を示す第2図と
同様な断面図、第4図は第3図のD−D線の断面
図、第5図は本発明に係る半導体装置の一実施例
としてのインターライン転送方式のCCD撮像素
子を示す第4図と同様な断面図、第6図は第5図
の水平レジスタ、pウエル及びp-基板における
不純物濃度の深さ方向分布をF−F線及びG−G
線に沿つてSiO2膜と上記p-基板との間の界面を
原点として示したグラフ、第7A図及び第7B図
は水平レジスタにおける信号電荷の転送方向に垂
直な方向のポテンシヤル分布及び信号電荷分布を
それぞれ転送初期及び転送末期について示す模式
図、第8図は水平レジスタにおける信号電荷の転
送方向のポテンシヤル分布を第5図のF−F線の
断面及びG−G線の断面についてそれぞれ示す模
式図である。 なお図面に用いた符号において、1……受光
部、2……垂直レジスタ(第1のレジスタ)のn
層、3……水平レジスタ(第2のレジスタ)、4
……読み出しゲート、11……p-基板、12…
…pウエル、13……垂直レジスタのn層、15
……受光部、17……読み出しゲート、18……
水平レジスタのn層、20,21……転送電極、
22……トランスフア・ゲート、24……CCD
撮像素子である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 半導体基板内に形成されている受光部で受光
    された光によつて上記受光部に生じた信号電荷を
    上記半導体基板内に形成されている第1導電型の
    第1のレジスタに読み込み、この読み込まれた上
    記信号電荷を上記半導体基板内に形成されている
    上記第1導電型の第2のレジスタに転送して、こ
    の第2のレジスタから上記信号電荷を出力信号と
    して読み出すようにした半導体装置において、上
    記半導体基板内に形成されかつ上記半導体基板よ
    りも高い不純物濃度を有する第2導電型の層を設
    け、この第2導電型の層内に上記第1のレジスタ
    及び上記第2のレジスタをそれぞれ形成すると共
    に、上記第2導電型の層のうちの上記第2のレジ
    スタに対応する部分の一部を上記第2導電型の層
    の他の部分よりも低い不純物濃度に構成したこと
    を特徴とする半導体装置。
JP58193673A 1983-10-17 1983-10-17 半導体装置 Granted JPS6085559A (ja)

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