JPH0570644A - スチレン系樹脂組成物 - Google Patents

スチレン系樹脂組成物

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JPH0570644A
JPH0570644A JP25857091A JP25857091A JPH0570644A JP H0570644 A JPH0570644 A JP H0570644A JP 25857091 A JP25857091 A JP 25857091A JP 25857091 A JP25857091 A JP 25857091A JP H0570644 A JPH0570644 A JP H0570644A
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styrene
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JP25857091A
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Michiro Narita
道郎 成田
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Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 スチレン系樹脂100重量部、スルホン酸系
帯電防止剤0.5〜5重量部、ベンゾトリアゾール系光
安定化剤0.05〜0.5重量部およびピペリジン系光
安定化剤0.05〜0.5重量部あるいは更にホスファ
イト系化合物0.05〜0.5重量部を含有するスチレ
ン系樹脂組成物。 【効果】 太陽光や蛍光灯に長期にわたって曝された場
合にも、スチレン系樹脂の着色を防止でき、しかも、帯
電防止性能が維持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐光性と帯電防止性が
ともに良好なスチレン系樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】スチレン系樹脂はその優れた透明性、光
学特性、良好な加工特性などから、照明器具、看板、装
飾品等に広く用いられている。しかし、スチレン系樹脂
は電気絶縁性が大きいため、静電気の蓄積により帯電し
やすい。この帯電現象はスチレン系樹脂の外観を低下さ
せるばかりでなく、作業工程での障害となる。このた
め、従来よりスチレン系樹脂の帯電防止方法が広く検討
されている。
【0003】一般的な合成樹脂用の内部添加型の帯電防
止剤として、非イオン性およびアニオン性の界面活性剤
が知られている。この方法による帯電防止効果は、これ
ら活性剤が樹脂表面にブリードアウトすることにより発
現する。
【0004】スチレン系樹脂のガラス転移温度は、ポリ
エチレンやポリプロピレンに比較して高いため、活性剤
のブリード性が乏しく、アニオン系界面活性剤が用いら
れる。中でもスルホン酸の金属塩が一般に使用されてい
る。
【0005】一方、耐光性を向上するため、種々の安定
剤が上市されている。たとえば、ヒドロキシベンゾフェ
ノン類、ベンドリアゾール類、ベンゾエート類、ニッケ
ル化合物あるいはピペリジン系化合物類等であり、これ
らの化合物は必要に応じ単独ないし併用して使用され
る。光による劣化機構は、樹脂の種類および配合される
副資材との組み合わせにより異なり、その劣化も成形体
の強度変化として現れるもの、色調の変化として現れる
ものと異なる。
【0006】光安定化剤を併用する例として、特公昭5
4−39019号公報には、有機顔料をポリオレフィン
に配合する際、光による成形体の引っ張り強度の劣化を
防ぐため、ベンゾトリアゾール系およびピペリジン系化
合物を併用する方法が示されている。
【0007】また、帯電防止性と光による成形体表面の
劣化による荒れ防止を満足させるポリオレフィン系の樹
脂組成物として、特開昭62−48745号公報には、
帯電防止剤と特定のヒンダードアミン系光安定剤を配合
する方法が例示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スルホ
ン酸系帯電防止剤をスチレン系樹脂に配合した場合に、
太陽光や蛍光灯に長期にわたって曝されると着色し、か
つ、帯電防止剤の性能が消失してしまうという問題があ
り、未だに解決されていない。本発明は、これを解決す
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のスチレン系樹脂
組成物は、以下の(a)〜(d)成分を含有することを
特徴とする。 (a) スチレン系樹脂:100重量部。
【0010】(b) 以下の(b−1)および(b−
2)から選ばれるスルホン酸系帯電防止剤の一種ないし
二種以上の混合物:0.5〜5.0重量部、(b−1)
炭素数8〜22のアルカンまたはアルケンのスルホン
化物のアルカリ金属塩あるいはアルカリ土類金属塩、
(b−2) アルキル基またはアルケニル基の炭素数が
8〜22のアルキルまたはアルケニルベンゼンスルホン
酸のアルカリ金属塩あるいはアルカリ土類金属塩。
【0011】(c) ベンゾトリアゾール系光安定化
剤:0.05〜0.5重量部。 (d) ピペリジン系光安定化剤:0.05〜0.5重
量部。
【0012】
【発明の実施態様】(a)成分であるスチレン系樹脂と
しては、ポリスチレン、ポリ−α−メチルスチレン、ス
チレン−ブタジエン共重合体、アクリロニトリル−ブタ
ジエン−スチレン共重合体、メチルメタアクリレート−
ブタジエン−スチレン共重合体、メチルメタアクリレー
ト−スチレン共重合体、アクリロニトリル−スチレン共
重合体等が挙げられる。本発明には、これらのスチレン
系樹脂同士または他の樹脂類とのブレンド物も包含さ
れ、さらにはこれらを発泡させて得られる発泡ポリスチ
レン等も包含される。
【0013】本発明の(b)成分として用いられる(b
−1)または(b−2)のスルホン酸系帯電防止剤は、
8〜C22の直鎖または分岐状の長鎖アルキル基または
アルケニル基を有するスルホン酸金属塩であり、アルカ
リ金属またはアルケニル土類金属の塩が用いられる。
【0014】(b−1)のアルカンまたはアルケンのス
ルホン化物の塩は、典型的には下記化1
【化1】R−SO3M (R:C8〜C22 の直鎖または分岐状の長鎖アルキル基
またはアルケニル基 M:アルカリ金属またはアルカリ土類金属) であり、その具体例としてはデシルスルホン酸ナトリウ
ム、ドデシルスルホン酸ナトリウム、ドデシルスルホン
酸リチウム、ペンタデシルスルホン酸ナトリウム、オク
タデシルスルホン酸ナトリウム、イソオクタデシルスル
ホン酸ナトリウムが挙げられる。また、平均炭素数が1
3〜16のパラフィンスルホン酸塩、α−オレフィンス
ルホン酸塩などを使用することも可能である。
【0015】(b−2)のアルキルまたはアルケニルベ
ンゼンスルホン酸塩は、典型的には下記化2で表わさ
れ、
【化2】 (R:C8〜C22 の直鎖または分岐状の長鎖アルキル基
またはアルケニル基 M:アルカリ金属またはアルカリ土類金属)
【0016】その具体例としては、ドデシルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸マグ
ネシウム、ヘキサデシルベンゼンスルホン酸カリウム等
が挙げられる。
【0017】本発明において、(b)成分のスルホン酸
塩の長鎖アルキル基またはアルケニル基の鎖長がC8
りも短い場合には、スチレン系樹脂成形品の表面がべた
つくために不適当である。また、C22よりも長い場合に
は帯電防止性が弱く多量添加を必要とし、経済的に不利
であるため不適当である。
【0018】(b)成分のスルホン酸塩は、一般にモノ
スルホネート、ジスルホネートおよびトリスルホネート
の混合物として得られるが、モノスルホネート含有率が
80重量%以上のものが好ましく用いられる。これらの
スルホン酸塩は一種用いても良いし、二種以上を混合し
て用いても良い。
【0019】また、(b)成分のスルホン酸塩中には反
応の副生成物として塩化ナトリウム、硫酸ナトリウムを
含有していても良いが、それらの量が10重量%以下で
あることが望ましい。また、未反応のアルキルベンゼ
ン、パラフィン、α−オレフィンが少量含有されていて
も良い。
【0020】本発明の(c)成分であるベンドソリアゾ
ール系光安定化剤としては、以下のものが例示される。
2−(2′−ヒドロキシ−3′−t−ブチル−5′−メ
チルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、
【0021】2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ
−t−ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾー
ル、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)
ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′,
5′−ジ−t−アミルフェニル)ベンゾトリアゾール。
【0022】本発明の(d)成分であるピペリジン系光
安定化剤としては、以下のものが例示される。2,2,
6,6,−テトラメチル−4−ピペリジニルベンゾエー
ト、ビス(2,2,6,6,−テトラメチル−4−ピペ
リジニル)セバケート、トリス(2,2,6,6,−テ
トラメチル−4−ピペリジニル)ニトリロトリアセテー
ト、
【0023】テトラキス(2,2,6,6,−テトラメ
チル−4−ピペリジニル)ブタンテトラカルボキシレー
ト、コハク酸ジメチル−1−(2−ヒドロキシエチル)
−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペ
リジン重縮合物、
【0024】ポリ[{6−(1,1,3,3−テトラメ
チルブチル)イミノ−1,3,5−トリアジン−2,4
−ジイル}{(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピ
ペリジル)イミノ}ヘキサメチレン{(2,2,6,6
−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ}]。
【0025】本発明では(c)成分のベンゾトリアゾー
ル系光安定化剤と(d)成分のピペリジン系光安定化剤
とを併用して配合することが重要であり、いずれかを単
独で配合した場合は着色性の改善が不十分で、また、十
分な帯電防止性能の維持を図れない。さらに、(c)成
分と(d)成分を併用した場合でも、それぞれの添加量
が0.05重量部未満では十分な効果の発現が見られな
い。一方、0.5重量部を超えて添加しても効果の向上
が認められず、経済的に不利であるため不適当である。
特にベンゾトリアゾール系の化合物を多量に加えると黄
変現象を起こすため、0.5重量部を超える添加は好ま
しくない。また、(c)成分と(d)成分は、重量比で
(c)/(d)=8/2〜2/8の範囲で併用すること
が望ましい。
【0026】さらに、本発明の組成物に、必要に応じて
他のホスファイト系の化合物を添加することによって、
加工時の色調安定性が良好となるとともに耐光性および
帯電防止能をいっそう改善することができる。この場
合、ホスファイト系化合物は、樹脂組成物中に0.05
〜0.5重量%添加することが好ましい。
【0027】ホスファイト系の化合物としては、トリス
(ノニルフェニル)ホスファイト、トリス(2,4−ジ
−t−ブチルフェニル)ホスファイト等が挙げられる。
本発明の組成物は、必要に応じて、金属不活性剤、金属
石鹸、可塑剤、顔料、充填剤、発泡剤、難燃剤、滑剤、
加工助剤等を配合することができる。
【0028】本発明の配合成分のスチレン系樹脂への配
合方法は、従来より公知の方法によって得られる。たと
えば、スチレン系樹脂と本発明の配合成分をブレンドし
たあと押出機で溶融混合することにより得られる。ま
た、あらかじめ本発明の配合成分を高濃度にスチレン系
樹脂に練り込んだマスターバッチを作製し、成形時に希
釈することも可能である。
【0029】本発明のスチレン系樹脂組成物を、射出成
形、押出成形、中空成形、圧空成形、フィルム成形、プ
レス成形等の各種成形に供し、さらには必要に応じて二
次加工を加えて成形体製品を得る。これらの成形体は、
照明器具等に好適に利用される。
【0030】
【発明の効果】本発明の作用機構は不明であるが、二種
の光安定化剤を併用してスルホン酸系帯電防止剤ととも
にスチレン系樹脂に添加することにより、単独ではなし
得なかった光による着色を防止すると同時に、驚くべき
ことにスルホン酸系帯電防止剤の性能も維持することが
できる。
【0031】次に本発明を実施例によって具体的に説明
する。しかしながら本発明はこれら実施例によって限定
されるものではない。
【0032】
【実施例】
実施例1〜8 スチレン系樹脂100重量部に、後記表1から表4に記
載の化合物およびテトラキス[メチレン−3−(3′,
5′−ジ−t−ブチル−4′−ヒドロキシフェニル)プ
ロピオネート]メタン(住友化学;スミライザーBP−
101)0.1重量部を添加してヘンシェルミキサーで
ブレンド後に、30mm径押出機(180℃)にてペレ
ット化した。得られたペレットを射出成形機(200
℃)にかけて80mm×80mm×2mmの試験片を作
製した。この試験片をカーボンアークウエザオメーター
(東洋精機;EQUATOR O METER FOM
−B)中で曝露試験し着色性を測定するとともに、曝露
試験前後の帯電防止性を測定した。性能は以下のように
して評価した。
【0033】(1) 着色性 カーボンアークウエザオメーターで400時間曝露試験
前後の試験片の着色を、スガ試験機カラーコンピュータ
(SM−3−CH)を用いて黄色度(YI値)で測定し
た。成形体が黄ばんで見えないのはYI値で20以下で
ある。
【0034】(2) 帯電防止性能 前記の試験片を20℃、65%RHの恒温室に24時間
放置し調湿後、三菱油化製の高抵抗測定装置ハイレスタ
(HT−210)を用いて表面固有抵抗を測定した。表
面固有抵抗が1×1012Ω以下であれば十分な帯電防止
性能を示す。また、表中で示した略号の内容は以下の通
りである。
【0035】スチレン系樹脂 GP−PS:一般用ポリスチレン(住友化学:スミブラ
イトM140) HI−PS:耐衝撃ポリスチレン(住友化学:スミブラ
イトM540) MS:メチルメタアクリレート−スチレン共重合体(新
日鉄化学;エスチレンMS−600)
【0036】スルホン酸系帯電防止剤 A−1:平均炭素数15.0パラフィンスルホン酸ナト
リウム(バイエル;メラソラート) A−2:平均炭素数14.5パラフィンスルホン酸ナト
リウム(日本鉱業;SAS−195) A−3:アルキルC12ベンゼンスルホン酸ナトリウム
(ライオン;ライポンLS−250乾燥品)
【0037】ベンゾトリアゾール系光安定剤 B−1:2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニ
ル)ベンゾトリアゾール(住友化学;スミソルブ20
0) B−2:2−(2′−ヒドロキシ−3′−t−ブチル−
5′−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾー
ル(チバガイギー;チヌビン326)
【0038】ピペリジン系光安定剤 C−1:ビス(2,2,6,6,−テトラメチル−4−
ピペリジニル)セバケート(三共;サノールLS−77
0) C−2:コハク酸ジメチル−1−(2−ヒドロキシエチ
ル)−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル
ピペリジン重縮合物(チバガイギー;チヌビン622L
D)
【0039】ホスファイト系化合物 D−1:トリスノニルフェニルホスファイト(住友化
学;スミラーザーTNP) D−2:トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホ
スファイト(住友化学;スミラーザーP−16)
【0040】実施例9 実施例1の樹脂量を10重量部に変更してマスターペレ
ットを作製した。これを住友化学スミブライトM540
100重量部に対し、10重量部配合ドライブレンド
した後、射出成形し試験片を作製した。このものの帯電
防止性能(表面固有抵抗)および着色性(YI値)は成
形直後でそれぞれ6.5×1010,8.6、カーボンア
ーク曝露試験後では5.8×1011、13.5であっ
た。
【0041】
【表1】樹脂組成物の組成 スチレン系樹脂 スルホン酸系 ベンゾトリアゾ ピペリジン系 帯電防止剤 ール系光安定剤 光安定剤 種類 配合量 種類 配合量 種類 配合量 1 GP-PS A-1 2.0 B-1 0.1 C-1 0.1 実 2 GP-PS A-1 2.0 B-1 0.05 C-1 0.05 施 3 HI-PS A-2 2.0 B-2 0.05 C-2 0.2 例 4 HI-PS A-2 2.0 B-2 0.2 C-2 0.05 5 MS A-3 4.0 B-1 0.2 C-1 0.2 6 MS A-3 4.0 B-1 0.4 C-1 0.4 比 1 GP-PS A-1 0.3 B-1 0.1 C-1 0.1 較 2 GP-PS A-1 2.0 B-1 0.03 C-1 0.03 例 3 GP-PS A-1 2.0 B-1 0.2 − − 4 GP-PS A-1 2.0 − − C-1 0.5 註)配合量は重量部
【0042】
【表2】評価結果 表面固有抵抗(Ω) 着 色 性(YI値) 成形直後 400hr後 成形直後 400hr後 1 7.5×1010 6.8×1011 10.3 12.3 実 2 8.9×1010 7.2×1011 9.5 14.5 施 3 5.7×1010 4.2×1011 7.9 13.0 例 4 4.3×1010 3.1×1011 8.5 14.0 5 9.8×1010 5.6×1011 7.8 11.8 6 8.7×1010 6.2×1011 6.5 10.9 比 1 >1013 >1013 7.4 14.3 較 2 6.8×1010 >1013 10.1 34.9 例 3 7.2×1010 >1013 9.5 29.8 4 6.4×1010 >1013 8.9 26.7
【0043】
【表3】樹脂組成物の組成 スチレン スルホン酸系 ベンゾトリアゾ ピペリジン ホスファイト 系樹脂 帯電防止剤 ール系光安定剤 系光安定剤 系安定剤 種類 配合量 種類 配合量 種類 配合量 種類 配合量 実 7 HI-PS A-2 2.0 B-2 0.1 C-1 0.1 D-1 0.1 施 例 8 HI-PS A-2 2.0 B-1 0.2 C-2 0.3 D-2 0.3 註)配合量は重量部
【0044】
【表4】評価結果 表面固有抵抗(Ω) 着 色 性(YI値) 成形直後 400hr後 成形直後 400hr後 実 7 5.6×1010 8.4×1010 6.7 9.5 施 例 8 6.0×1010 7.5×1010 6.3 8.9
【手続補正書】
【提出日】平成3年12月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】一方、耐光性を向上するため、種々の安定
剤が上市されている。たとえば、ヒドロキシベンゾフェ
ノン類、ベンゾトリアゾール類、ベンゾエート類、ニッ
ケル化合物あるいはピペリジン系化合物類等であり、こ
れらの化合物は必要に応じ単独ないし併用して使用され
る。光による劣化機構は、樹脂の種類および配合される
副資材との組み合わせにより異なり、その劣化も成形体
の強度変化として現れるもの、色調の変化として現れる
ものと異なる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】本発明の(b)成分として用いられる(b
−1)または(b−2)のスルホン酸系帯電防止剤は、
8〜C22の直鎖または分岐状の長鎖アルキル基または
アルケニル基を有するスルホン酸金属塩であり、アルカ
リ金属またはアルカリ土類金属の塩が用いられる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】(b−1)のアルカンまたはアルケンのス
ルホン化物の塩は、典型的には下記化1
【化1】R−SO3M (R:C8〜C22 の直鎖または分岐状の長鎖アルキル基
またはアルケニル基 M:アルカリ金属またはアルカリ土類金属) であり、その具体例としてはデシルスルホン酸ナトリウ
ム、ドデシルスルホン酸ナトリウム、ドデシルスルホン
酸リチウム、ペンタデシルスルホン酸ナトリウム、オク
タデシルスルホン酸ナトリウム、イソオクタデシルスル
ホン酸ナトリウムが挙げられる。また、平均炭素数が
〜16のパラフィンスルホン酸塩、α−オレフィンス
ルホン酸塩などを使用することも可能である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】(b)成分のスルホン酸塩は、一般にモノ
スルホネート、ジスルホネートおよびポリスルホネート
の混合物として得られるが、モノスルホネート含有率が
80重量%以上のものが好ましく用いられる。これらの
スルホン酸塩は一種用いても良いし、二種以上を混合し
て用いても良い。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】スルホン酸系帯電防止剤 A−1:平均炭素数15.0パラフィンスルホン酸ナト
リウム(バイエル;メルソラートH−95) A−2:平均炭素数12パラフィンスルホン酸ナトリウ
ム(日本鉱業;SAS−195) A−3:アルキルC12ベンゼンスルホン酸ナトリウム
(ライオン;ライポンLS−250乾燥品)
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】実施例9 実施例1の樹脂量を10重量部に変更してマスターペレ
ットを作製した。これを住友化学スミブライトM540
100重量部に対し、10重量部配合ドライブレンド
した後、射出成形し試験片を作製した。このものの帯電
防止性能(表面固有抵抗)および着色性(YI値)は成
形直後でそれぞれ6.5×10 10Ω,8.6、カーボン
アーク曝露試験後では5.8×10 11Ω、13.5であ
った。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) スチレン系樹脂:100重量部 (b) 以下の(b−1)および(b−2)から選ばれ
    るスルホン酸系帯電防止剤の一種ないし二種以上の混合
    物:0.5〜5.0重量部 (b−1) 炭素数8〜22のアルカンまたはアルケン
    のスルホン化物のアルカリ金属塩あるいはアルカリ土類
    金属塩 (b−2) アルキル基またはアルケニル基の炭素数が
    8〜22のアルキルまたはアルケニルベンゼンスルホン
    酸のアルカリ金属塩あるいはアルカリ土類金属塩 (c) ベンゾトリアゾール系光安定化剤:0.05〜
    0.5重量部 (d) ピペリジン系光安定化剤:0.05〜0.5重
    量部 を含有することを特徴とするスチレン系樹脂組成物。
JP25857091A 1991-09-10 1991-09-10 スチレン系樹脂組成物 Pending JPH0570644A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0985818A (ja) * 1995-09-25 1997-03-31 Mitsubishi Chem Corp スチレン系樹脂成形品及びその製造方法
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