JPH057057Y2 - - Google Patents

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JPH057057Y2
JPH057057Y2 JP2868385U JP2868385U JPH057057Y2 JP H057057 Y2 JPH057057 Y2 JP H057057Y2 JP 2868385 U JP2868385 U JP 2868385U JP 2868385 U JP2868385 U JP 2868385U JP H057057 Y2 JPH057057 Y2 JP H057057Y2
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JP
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door
glass
gutter member
lock mechanism
door lock
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両用ドアロツク機構の防水装置、
詳細には、ドアガラスのガラスランチヤンネルの
下端からドアロツク機構に滴下する水滴の排除技
術に関する。
(従来の技術) 従来、自動車等のドアに設けられたドアガラス
は、ウインドレギユレータによつてガラスランチ
ヤンネルに両側縁をガイドされながら昇降する構
造となつている。
降雨等によつてガラスランチヤンネル内に雨水
が浸入すると、これが内面を伝つて下方に流下
し、該ガラスランチヤンネルの下端から滴下する
ことになり、この場合、ガラスランチヤンネルの
下端が、ドアロツク機構の上方に位置して設けら
れていると、ガラスランチヤンネルの下端から水
滴がドアロツク機構に降りかかる。
従つて、従来では、ガラスランチヤンネルの下
端を、ドアロツク機構の上方から避けた位置に配
設するようにして、水滴の降りかかりを防止する
ようにしていた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、ドアの設計上、ガラスランチヤ
ンネルの下端がどうしてもドアロツク機構の上方
に位置せざるを得ない場合があり、これをそのま
まにしておくと、前述のようにガラスランチヤン
ネルから適下した水がドアロツク機構に降りかか
り、ドアロツク機構に錆が発生したり、寒冷地で
は凍結が発生するなど、ドアロツクの作動に支障
をきたしてしまうという問題が生じる。
尚、従来、特開昭57−182572号公報、特開昭58
−127873号公報に、キーシリンダからの水滴を排
水する装置が記載されているが、この装置をドア
ガラスのガラスランチヤンネルに適用した場合、
ドアガラスの下降時に、該ドアガラスが水受け部
材或いは水滴吸収部材に干渉し、その存在が障害
となつてドアガラスの下降動作が不可能になると
いう問題が生じる。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、かかる従来の問題点を解決すること
を目的として考案されたもので、この目的を達成
するための技術的手段として、本考案では、ドア
パネル内に、ドアガラスの側端縁を摺動可能に支
持するガラスランチヤンネルが取付けられ、ガラ
スランチヤンネルの下端がドアロツク機構の上方
に位置して設けられ、前記ドアパネル内に樋部材
が設けられ、該樋部材は、上端部近傍を上下方向
に回動可能に取付けられ、かつ、樋部材の上面開
口部がガラスランチヤンネルの下端に対向すると
共に樋部材の下端がドアロツク機構の上方を避け
てドアガラスの下方に延在した状態の位置である
上昇位置に回動付勢されている。
(作用) 従つて、本考案の防水装置では、降雨時等、ド
アガラスの上昇状態(閉鎖状態)において、ガラ
スランチヤンネルの下端から滴下した水滴は、上
面開口部をガラスランチヤンネルの下端に対向さ
せる状態で、上昇位置に保持された樋部材に受け
止められ、そしてこの上昇位置では、樋部材の下
端がドアロツク機構の上方を避けてドアガラスの
下方に延在しているので、該樋部材を伝つて排除
される水滴がドアロツク機構に降りかかることは
ない。
又、樋部材は、水滴を排除するためにドアガラ
スの下方まで延設されており、このためドアガラ
スの下降時に該ドアガラスが樋部材に干渉するこ
とになるが、この場合、樋部材は上端が上下方向
に回動可能に取付けられているので、該樋部材は
ドアガラスの下降によつて下方に押し下げられ、
その存在がドアガラスの下降動作の障害になるこ
とはない。
又、樋部材は、上昇位置に付勢されているの
で、ドアガラスが上昇すれば、該樋部材も上昇位
置に復帰する。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に示して説明す
る。
2は自動車のドアで、ウインドレギユレータ
(図示せず)によつて昇降動作するドアガラス4
が、ドアパネル5内に設けたガラスランチヤンネ
ル10,12に前後両側端縁6,8を摺動可能に
嵌合した状態で組み付けられている。
14はドアロツク機構で、ドア2の後端部にお
いて、後側のガラスランチヤンネル12(以下
「チヤンネル」という)の下端16の下方に位置
して配設され、ドア閉時に、ラツチを車体開口部
に突設したストライカに係合させて、ドア2を閉
鎖状態にロツクする。
次に、20は樋部材で、合成樹脂材により断面
略V字状に形成されるとともに、上端にはヒンジ
部22を介してクリツプ24が一体成形で連設さ
れ、該クリツプ24を前記チヤンネル12の取付
けブラケツト26に係合することで、ヒンジ部2
2を介して上下方向に回動可能に取付けられ、そ
の上昇位置では第1図に示すように、上面開口部
28がチヤンネル12の下端16に対向するとと
もに、下端がドアロツク機構14を避けてドアガ
ラス4の下方に延在するようにした取付け構造と
なつている。
30は板バネで、一端がクリツプ台部32に係
止され、他端が樋部材20の上端部に係止され、
前記ドアガラス4の上昇状態(閉鎖状態)で、樋
部材20を上昇位置に保持するように、該樋部材
20を上向きに付勢している。
次に、本実施例の作用を説明する。
降雨時等、車内への降り込みを防止するために
ドアガラス4を上昇状態に閉めると、この状態で
は樋部材20は板バネ30により上昇位置に保持
される。そして、降雨時による雨水がチヤンネル
12に浸入すると、これがチヤンネル12の内面
を伝つて下端16から滴下することになるが、そ
の水滴は、上面開口部28をチヤンネル12の下
端に対向させた樋部材20に受け止められたの
ち、該樋部材20を伝つて排除され、この場合、
樋部材20の下端がドアロツク機構14の上方を
避けてドアガラス4の下方に延在しているので、
その水滴がドアロツク機構14に降りかかるのを
防止することができる。
又、ドアガラス4を下降させる場合、樋部材2
0の下端がドアガラス4の下方に延在してるの
で、ドアガラス4と樋部材20とが干渉すること
になるが、樋部材20はヒンジ部22で上下方向
に回動可能となつているため、ドアガラス4の下
降に伴なつて樋部材20は第2図に示すように板
バネ30に抗して下向きに押し下げられ、その存
在がドアガラス4の下降動作の障害になることは
ない。
又、樋部材20は板バネ30によつて上向きに
付勢されているので、ドアガラス4が下降状態か
ら上昇していけば、該樋部材20も上向きに回動
していき、ドアガラス4の上昇状態で該樋部材2
0は上昇位置に保持される。
以上、本考案の実施例を図面により説明した
が、本考案の具体的な構成はこの実施例に限定さ
れるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範
囲の設計変更等があつても、本考案の技術的範囲
に含まれる。
例えば、樋部材をチヤンネルの取付けブラケツ
トに取付けたものであるが、樋部材をドアパネル
に取付けてもよい。
又、樋部材をコイルバネによつて上向きに付勢
するようにしてもよいし、上向きに付勢した樋部
材をストツパで係止して上昇位置に保持するよう
にもでき、又、付勢手段は、板バネや前記コイル
バネに限らず、樋部材自体を弾性素材で形成し
て、その弾力性により上向きに付勢するようにし
てもよい。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、ガラス
ランチヤンネルの下端をドアロツク機構の上方に
位置させたとしても、ガラスランチヤンネルの下
端から滴下する水滴は樋部材によつてドアロツク
機構を避ける位置に排除され、この水滴がドアロ
ツク機構に降りかかるのを防止できる。
又、樋部材が上下方向に回動可能に取付けられ
ているので、樋部材の存在がドアガラスの下降動
作の障害になることはないし、又、樋部材は上昇
位置に付勢されているので、ドアガラスが上昇状
態になれば、樋部材も上昇位置に復帰できる。
以上により、ドアガラスの昇降動作に何らの支
障をきたすことなく、ガラスランチヤンネルの下
端からドアロツク機構への水滴の降りかかりを防
止して、該ドアロツク機構の錆発生や凍結を防止
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案実施例の防水装置
を示す作動説明図で、第1図はドアガラスが上昇
状態にあるときの側面図、第2図はドアガラスが
下降状態にあるときの側面図、第3図は樋部材の
正面図、第4図はドアの全体概略側面図である。 4……ドアガラス、8……側端縁、12……ガ
ラスランチヤンネル、14……ドアロツク機構、
16……下端、20……樋部材、28……上面開
口部、30……板バネ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ドアパネル内に、ドアガラスの側端縁を摺動可
    能に支持するガラスランチヤンネルが取付けら
    れ、 該ガラスランチヤンネルの下端がドアロツク機
    構の上方に位置して設けられ、 前記ドアパネル内に樋部材が設けられ、 該樋部材は、上端部近傍を上下方向に回動可能
    に取付けられ、かつ、樋部材の上面開口部がガラ
    スランチヤンネルの下端に対向すると共に樋部材
    の下端がドアロツク機構の上方を避けてドアガラ
    スの下方に延在した状態の位置である上昇位置に
    回動付勢されていることを特徴とする車両用ドア
    ロツク機構の防水装置。
JP2868385U 1985-02-28 1985-02-28 Expired - Lifetime JPH057057Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2868385U JPH057057Y2 (ja) 1985-02-28 1985-02-28

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JP2868385U JPH057057Y2 (ja) 1985-02-28 1985-02-28

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Publication Number Publication Date
JPS61145023U JPS61145023U (ja) 1986-09-06
JPH057057Y2 true JPH057057Y2 (ja) 1993-02-23

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JP2868385U Expired - Lifetime JPH057057Y2 (ja) 1985-02-28 1985-02-28

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH071300Y2 (ja) * 1987-03-24 1995-01-18 日産ディーゼル工業株式会社 車両用ウインドガラスの水切り機構

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Publication number Publication date
JPS61145023U (ja) 1986-09-06

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