JPH0569843B2 - - Google Patents

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JPH0569843B2
JPH0569843B2 JP1003279A JP327989A JPH0569843B2 JP H0569843 B2 JPH0569843 B2 JP H0569843B2 JP 1003279 A JP1003279 A JP 1003279A JP 327989 A JP327989 A JP 327989A JP H0569843 B2 JPH0569843 B2 JP H0569843B2
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F26/00Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a single or double bond to nitrogen or by a heterocyclic ring containing nitrogen
    • C08F26/06Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a single or double bond to nitrogen or by a heterocyclic ring containing nitrogen by a heterocyclic ring containing nitrogen

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  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、難燃性の付与された新規な低分子量
のトリアリル・イソシアヌレートプレポリマーの
製造方法に関するものである。
【従来の技術】
(背景) トリアリル・イソシアヌレート(以下単に
“TAIC”と略す)は、化学的にイソシアヌル酸
トリアリルエステル又はイソシアン酸アリル三量
体とも呼ばれる化合物で、トリアリル・イソシア
ヌレートとはタウトメリーの関係にあるが、化学
的安定性及び熱的安定性が後者より大であるた
め、各種熱硬化性合成樹脂及び合成ゴムの架橋剤
又はそれらの耐熱性、機械的性質、耐候性、耐加
水分解性等の改質剤として注目されつつあるビニ
ル系モノマーである。 このものは、モノマーの形態で改質の対象とな
る各種合成樹脂やゴムに添加して架橋反応を起さ
せることも広く行われているが、用途によつて
は、例えば特開昭56−74245号広報又は特開昭61
−16911号公報等に見られるように、比較的低分
子量のプレポリマーの形態で電子材料、合成樹
脂、塗料、接着剤、その他の工業材料に使用され
ることも多く、かつこれらの用途においては、難
燃性に対する要求には根強いものがある。従つ
て、難燃性のTAICプレポリマーを開発すること
の産業的意義は大きい。 (従来技術の問題点) TAICプレポリマーの製造方法としては、既に
種々の提案があり、例えば特公昭38−26586号公
報及び特開昭48−54192号公報には、TAICと炭
素数2〜8の脂肪族アルデヒドとを重合開始剤の
存在下に反応させる方法が示されているが、この
方法によるTAICプレポリマーは難燃性を持たな
いし、かつ、製品は結時的に着色の傾向がある。 また特開昭53−77294号公報には、収率、純度
の改良された製造方法として、固体状TAICプレ
ポリマーを分離した母液中に含まれるメチルカル
ボニルプロピル基含有残渣を回収使用する方法が
記載されているが、この方法としても上記問題点
の解決とはならず、かつ反応容器としてオートク
レーブが必要となるので、工業的な製造としては
不利である。 一方、TAICプレポリマーを難燃性する方法と
して、特公昭57−198739号公報には、TAIC・ジ
アリルフタレート共重合プレポリマーに、反応性
難燃剤としてジアリルテトラブロモフタレートを
添加する方法が示されているが、この方法では
TAIC含量が必然的に低下するので、TAICが本
来持つ良好な物性の低下を避けることができな
い。 さらに、低分子量で、かつ難燃性の付与された
プレポリマーの製造法として、ハロゲン化炭化水
素中でTAICの重合を行い、溶媒への連鎖移動反
応を利用し、溶媒の切片を分子中に結合させ、ハ
ロゲン化TAICプレポリマーを合成する方法も公
知であるが、本発明者らの追試によれば全て着色
した製品が得られたのみでなく、かつハロゲン化
炭化水素の選択如何によつては、低分子量化、即
ち連鎖移動効果が不充分で、場合によつては重合
反応を阻害する現象も見受けられた。従つて、こ
の方法も良品質のTAICプレポリマーを得る方法
としては不向きである。
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明が解決しようとする課題は、上記
問題点を解決し、優れた難燃性を有するのみでな
く、物性的にも良好な難燃性TAICプレポリマー
を工業的に収得することである。
【課題を解決するための手段】
(概要) 本発明に係る難燃性TAICプレポリマーの製造
方法は、上記課題を解決するため、TAICを重合
させてプレポリマーを得るに際し、重合開始剤と
共に、重合調節剤として6H−ジベンズ[c,e]
[1,2]オキサホスフオリン−6−オキサイド
をTAICに対し重量基準で1〜200%共存させる
ことを特徴とする。以下、発明の構成に関連する
主要な事項につき項分けして説明する。 (原料物質) TAIC:本物質は、融点23〜27℃の無色若しくは
淡黄色を帯びた液状又は結晶状の無臭、無毒の
物質である。そしてこれには、工業的品位のも
のから試薬用品位のものまで各種のグレードが
あるが、本発明においては、純度95%以上のも
のであれば好都合に使用できる。 (重合調節剤) 6H−ジベンズ[c,e][1,2]オキサホス
フオリン−6−オキサイド:本物質は、別名9,
10−ジヒドロ−9−オキサ−10−ホスフアフエナ
ンスレン−10−オキサイド又は3,4,5,6−
ジベンゾ−1,2−オキサホスフアン−2−オキ
サイドとも呼称される下式の構造を持つ化合物で
ある。
【式】 本発明では、樹脂の着色防止剤、安定剤として
市販されている工業的品位のものを使用し得る。 本物質の使用量は、目的とする難燃性の度合や
TAICプレポリマーの収率及び分子量によつて異
なるので、一義的に論じることは難しいが、本発
明では、通常TAICに対し、重量基準で1〜200
%好ましくは5〜150%でその目的を達し得る。 使用量が1%未満では重合調節効果が不足し、
顕著な難燃性も示さない。また、200%を超えて
使用しても最早大幅な分子量調節効果は認められ
ず、かつ経済的にも不利である。 (重合開始剤) 種類 本発明の実施に当たり、最も好適に用いられる
重合開始剤はラジカル重合開始剤である。具体例
を挙げれば、過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイ
ル、クメンヒドロペルオキシド、ジクミルペルオ
キシド、α,α′−ビス(t−ブチルペルオキシ−
m−イソプロピル)ベンゼン、t−ブチルペルオ
キシベンゾエート等の有機過酸化物、2,2′−ア
ゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、ア
ゾビスイソブチロニトリル、2,2′−アゾビス
(2,4,4−トリメチルペンタン)、2−フエニ
ル−アゾ−2,4−ジメチル−2−メトキシバレ
ロニトリル等のアゾ系化合物を例示することがで
きる。また、これらと類縁の構造を有する化合物
も使用可能である。 重合開始剤の使用量 TAICに対し重量基準で0.1〜10%、好ましくは
0.5〜8%の範囲で選択される。 重合開始剤の添加時期 反応前に一括して添加してもよいし、或は重合
反応の途中で連続的に又は分割的に添加すること
も可能である。 (反応溶媒) 種類 本発明に使用する重合調節剤の6H−ジベンズ
[c,e][1,2]オキサホスフオリン−6−オ
キサイドは、融点が115〜119℃の固体であるの
で、より効率的に重合調節剤としての効果を発揮
せしめると共に、生成したプレポリマーの粘度を
調節し、及び反応の進行を緩和ならしめる目的
で、有機溶媒を用いることが望ましい。ここに有
機溶媒としては、TAIC及び6H−ジベンズ[c,
e][1,2]オキサホスフオリン−6−オキサ
イドを共に溶解する性質を有する共通溶媒の選択
が好ましく、具体的には、例えばベンゼン、トル
エン、キシレン等の芳香族炭化水素;メタノー
ル、エタノール、イソプロパノール、n−ブタノ
ール、イソブタノール等の低級脂肪族アルコー
ル:DMF、ジメチルアセトアミド等の両親媒性
溶媒を例示することができる。なお、四塩化炭
素、クロロホルムの如きハロゲン化脂肪族炭化水
素は、格別本発明の効果を阻害するものではない
が、製品に着色を起す傾向があるので、それらの
使用を避けるのが望ましい。 使用量 溶媒は、TAIC及び6H−ジベンズ[c,e]
[1,2]オキサホスフオリン−6−オキサイド
の合計1重量部に対し1〜10重量部、好ましくは
1.2〜8重量部の範囲で用いるのがよい。溶媒量
が1重量部以下のときは希釈効果が不足するた
め、重合反応を円滑に進めるのに困難を伴い、ゲ
ル化などの障害を起こすことがある。しかし10重
量部以上の使用は、経済的に不利である。 (反応温度及び反応時間) 好適な反応温度及び反応時間は、TAICの濃
度、重合開始剤の量及び重合調節剤の量と密接に
相関しており、結果的に目的TAICプレポリマー
の収率及び分子量にも影響するので、これらの関
係を一義的に規定するのは困難であるが、一般に
温度40〜200℃、好ましくは50〜150℃、反応時間
1〜10時間、好ましくは2〜8時間の範囲内で選
択するのが反応を円滑に制御する観点から好適で
ある。因に、反応温度が高く、開始剤の量が多
く、かつモノマー濃度が高い、つまり重合速度を
大きくするような条件下では、短時間の間に反応
物の収量が計算値より増大したり、ときには反応
混合物全体がゲル化する場合があるので注意が必
要である。 (反応方法) TAIC及び6H−ジベンズ[c,e][1,2]
オキサホスフオリン−6−オキサイド及び重合開
始剤を有機溶媒中に溶かし、加熱しつつ窒素ガス
等の不活性ガス雰囲気下に反応させる。 重合反応の調節は、反応途中で逐次反応液の一
部をサンプリングし、ゲル・パーミエーシヨン・
クロマトグラフイー(gel permeation
chromatography)により分子量を測定するか、
又は化学的試験(例えば臭素価)によりTAICの
消費量で追跡し、目的の分子量か又は重合率に達
する少し手前で急冷又は空気を流入させて重合反
応を強制的に停止させることにより行なう。 このような操作により過度の重合の進行、即ち
ゲル化を防止することができる。 (TAICプレポリマーの分離) 反応混合物から目的生成物であるTAICプレポ
リマーを分離する方法に特に制限はないが、普通
反応混合物をメタノール、エタノール、イロプロ
ピルアルコール等の低級アルコール中へ投入し、
沈殿として回収する方法が採られる。 尚、反応溶媒としてTAICと重合調節剤は溶か
すが、プレポリマーを溶解しない溶媒、例えばメ
タノール等の溶媒を使用すれば、重合反応中に
TAICプレポリマーが析出してくるので、場合に
より好都合なこともある。 また、本発明のプレポリマーは、用途によつて
は必ずしも単離する必要はなく、反応混合物、即
ち、TAICプレポリマー、TAIC及び残存重合調
節剤を主成分とする溶液の形態で次工程の使用目
的に供することもできる。 (TAICプレポリマーの性状) 外観及び分子量 本発明方法により得られるTAICプレポリマー
は、分子量800〜80000の樹脂状の白色粉末又は場
合により少し粘結性を帯びた白色粉末である。 分子量が10000以下の場合、融点を持つた粘結
性に粉末になる傾向が強く、分子量が20000〜
80000の場合には粉末となる傾向が強い。因に、
ここで云う分子量は、ゲル・パーミエーシヨン・
クロマトグラフイー(GPC)により、ポリスチ
レンを標準として測つた重量平均分子量を意味す
るものとする。 本発明の目的上、分子量が800〜80000の範囲に
入つているのがよく、分子量が80000以上では一
部不溶、即ちゲル化の兆候を示し、良好なTAIC
プレポリマーとは云えない。 赤外スペクトル 本発明のTAICプレポリマーは、1200〜1250cm
−1及び1580〜1610cm-1に、6H−ジベンズ[c,
e][1,2]オキサホスフオリン−6−オキサ
イド切片に基く夫々P=O伸縮振動及びC=C伸
縮振動(ベンゼン環由来)の吸収が認められ、明
らかに公知のTAICプレポリマーと相違する。
【作用】
(1) 6H−ジベンズ[c,e][1,2]オキサホ
スフオリン−6−オキサイドは、連鎖移動剤と
して極めて有効に作用し、TAICプレポリマー
の重合が進んでも分子量の巨大化を有効に抑制
する。 (2) 本発明に係るTAICプレポリマーは、赤外吸
収スペクトルから明らかなように、その分子構
造中に6H−ジベンズ[c,e][1,2]オキ
サホスフオリン−6−オキサイド切片を有し、
この切片の作用によりTAICプレポリマーを難
燃化している。但し、6H−ジベンズ[c,e]
[1,2]オキサホスフオリン−6−オキサイ
ド及びその類縁化合物が難燃剤として作用する
こと自体は公知である(米国特許4280961(CA,
96,86446S)参照)。
【実施例】
以下実施例及び比較例により発明実施の態様及
び効果につき述べるが、これは当然説明用のもの
であつて、発明思想の限定又は制限を意図したも
のではない。 実施例 1 攪拌機、還流冷却器、窒素吸込管及び温度計を
備えた300ml容の反応容器に、TAIC70g、ジクミ
ルペルオキシド3.5g、トルエン120g及び6H−
ジベンズ[c,e][1,2]オキサホスフオリ
ン−6−オキサイド7gを仕込み、窒素ガスをバ
ブリングして反応系内を窒素置換した後、115℃
で4時間反応させた。 その後、反応液を冷却し、反応混合物をメタノ
ール1500ml中へ投入した。析出した白色沈殿を濾
取し、充分な量のメタノールで洗浄後、50℃以下
で減圧乾燥して白色のTAICプレポリマー29.1g
を得た。収率41.6%(TAIC基準)。 GPCによる分子量は、ポリスチレン換算で数
平均分子量(Mn)3690、重量平均分子量(Mw)
32670であつた。 実施例 2〜5 実施例1と同様の方法により、下記第1表記載
の重合開始剤及び溶媒を使用し、かつ同表記載の
反応条件によりTAICプレポリマーを得た。得ら
れたプレポリマーの収率及び物性値も併せて同表
に示す。
【表】
【表】 実施例 6 実施例1と同様の反応器に、TAIC50g、アゾ
ビスイソブチロニトリル2.0g、メタノール200
g、6H−ジベンズ[c,e][1,2]オキサホ
スフオリン−6−オキサイド20gを仕込み、窒素
置換後、還流下で7時間反応させた。重合の進行
と共にTAICプレポリマーの沈殿を生成するのが
認められた。 反応終了後、沈殿を濾別し、充分量のメタノー
ルで洗浄後、減圧乾燥して白色のTAICプレポリ
マー24.4gを得た。収率はTAIC基準で48.8%、
Mn=2130Mw=11150であつた。 比較例 1 実施例1に於て、6H−ジベンズ[c,e]
[1,2]オキサホスフオリン−6−オキサイド
を使用しない以外は同様にしてTAICプレポリマ
ーを合成した。収量27.4g(TAIC基準収率39.1
%)でTAICプレポリマーが得られたが、このプ
レポリマーにはテトラヒドロフランに不溶のポリ
マーが含まれており、明らかにゲル化の兆候を示
していた。従つて分子量測定に於いては、Mn=
8850、Mw=317750と云う一応の値は得られた
が、実際はより高分子量のプレポリマーであろう
と推定された。 尚、本プレポリマーは対溶剤溶解性に難点があ
るため、商品価値の乏しいものである。 比較例 2 比較例1に於て、反応時間を3時間とした他は
全て同様に実施した。収量21.4g(TAIC基準の
収率30.6%)。 得られたプレポリマーの分子量は、Mn=
6130、Mw=34580であり、テトラヒドロフラン
に対する溶解性も良好で、プレポリマーとして一
応評価できる水準のものであつた。 比較例 3 実施例1に於て、6H−ジベンズ[c,e]
[1,2]オキサホスフオリン−6−オキサイド
に替えて重合調節剤として四塩化炭素を7g用い
た他は、同例と全く同様に行つた。収量28.1g
(TAIC基準40.1%)。 得られたTAICプレポリマーは、Mn=5840、
Mw=78700で、四塩化炭素による低分子量化の
効果は認められるものの、生成プレポリマーは黄
色に着色しており、商品価値の低いものであつ
た。 比較例 4 比較例3に於て、四塩化炭素に替えて四臭化炭
素を用いて同様の実験を行つた。 TAICプレポリマー収量は僅か5.3g(TAIC基
準7.6%)に過ぎず、明らかに重合反応が阻害さ
れており、かつ、得られたプレポリマーは茶褐色
に着色していた。 参考例 1 本発明の実施例及び比較例で得られたTAICプ
レポリマーをトルエンに溶解し、積層紙(150
g/m2)に固型分として100%(紙と同重量)含
浸させ、乾燥後、JIS−K−7201による燃焼試験
を実施した。 結果を以下第2表に示す。
【表】 上表より、本発明のTAICプレポリマーに難燃
性が付与されていることが明らかである。
【発明の効果】
本発明によれば、比較的簡単な手段により、低
分子量で品質が良く、しかも難燃化されたTAIC
プレポリマーを提供できるので、関連産業及び需
要家に恩恵がもたらされる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 トリアリル・イソシアヌレートを重合させて
    プレポリマーを得るに際し、重合開始剤と共に、
    重合調節剤として6H−ジベンズ[c,e][1,
    2]オキサホスフオリン−6−オキサイドをトリ
    アリル・イソシアヌレートに対し重量基準で1〜
    200%共存させることを特徴とする難燃性トリア
    リル・イソシアヌレートプレポリマーの製造方
    法。
JP1003279A 1989-01-10 1989-01-10 難燃性トリアリル・イソシアヌレートプレポリマーの製造方法 Granted JPH02182707A (ja)

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