JPH0568975U - カセット収容記録紙の送りローラへの圧接構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】記録紙カセットをその収容した記録紙が送りロ
ーラと干渉することなく画像形成装置のカセット装着部
にまっすぐ挿入して装着することができると共に、所定
位置に装着すると送りローラへ記録紙を圧接状態とする
ことができ、記録紙カセットの装着が容易且つ装置の大
型化を招来することのないカセット収容記録紙の送りロ
ーラへの圧接構造。 【構成】記録紙カセット１の容器部１０内に設けられた
記録紙保持板２０はスプリングによってその前端が上方
に付勢されると共に、その係止突起２４が支持板によっ
て揺動可能に支持された係合アーム４２の係合突起４２
Ａに係合可能であり、カセット装着部２には、記録紙カ
セット１が所定位置に装着されると係合アーム４２を押
圧揺動操作して記録紙保持板２０との係合を解除する解
除操作爪９１が備えられている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、記録紙を収容した記録紙カセットを送りローラが備えられたカセッ ト装着部に装着することにより、その収容した記録紙を送りローラに当該送りロ ーラの回転によって搬送駆動可能に圧接させる、カセット収容記録紙の送りロー ラへの圧接構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】

近時、複写機，プリンタ，ファクシミリ等の画像形成装置として、所定サイズ にカットされた普通紙上に画像形成するものがある。 このような普通紙を利用する画像形成装置では、当該画像形成装置の給紙部に 、記録紙（普通紙）を積層収容可能な記録紙カセットを着脱可能とし、この記録 紙カセットから記録紙を一枚づつ装置内に導入して画像形成を行なうように構成 される。これによれば、記録紙カセットを取り替え（又は切り替え）ることで用 いる記録紙のサイズを簡単に変更できる。 このように、着脱可能な記録紙カセットから記録紙を供給するものでは、通常 、記録紙カセット内に収容された記録紙を装置内に導入（記録紙カセット側から 見れば送り出し）する為の送りローラ等の搬送手段は画像形成装置側に設けられ 、記録紙カセットが画像形成装置の所定位置に装着された状態で、記録紙カセッ ト内に収容された記録紙と画像形成装置側の搬送手段とが当該搬送手段によって 記録紙を搬送駆動可能な所定の位置関係となるように構成される。

【０００３】 例えば、記録紙カセットが、記録紙を収容する容器内に、後端で枢支されて前 端が記録紙積層収容方向に移動可能且つ容器底面との間に介設されたスプリング で上方に揺動付勢された記録紙保持板を備えており、この記録紙カセットを画像 形成装置の給紙部所定位置（カセット装着部）に正しく装着すると、記録紙の上 面がスプリングの付勢力で画像形成装置側に設けられた送りローラに圧接される ように構成されているものがある。このような記録紙カセットでは、記録紙の上 面位置を規制する上面保持部材が設けられ、画像形成装置に装着されない状態で は記録紙の上面はスプリングの付勢力でこの上面保持部材に押圧付勢されて脱落 不能に保持されるように構成される。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかし乍ら、上記の如く記録紙カセットに収容された記録紙が記録紙カセット 側に設けられた付勢手段（保持板及びスプリング）によって画像形成装置側に設 けられた送りローラに圧接される構成では、記録紙カセットが画像形成装置の所 定位置に装着された状態で、送りローラは記録紙カセットの上面保持部材より下 側に位置しなければならない。 その結果、画像形成装置のカセット装着部に記録紙カセットを長手方向にまっ すぐ挿入すると記録紙カセット内の記録紙が必然的に送りローラと干渉する位置 関係となる為、記録紙カセットをその収容した記録紙が送りローラと干渉しない 角度でカセット装着部に挿入した後、記録紙の上面が送りローラに圧接する所定 位置に揺動させて装着するよう構成しなければならず、記録紙カセットの装着が 面倒であると共に、画像形成装置のカセット装着部に記録紙カセットの揺動スペ ースを確保しなければならないことから画像形成装置の大型化を招来するという 問題があった。 又、記録紙を記録紙カセットへ収容する際には、記録紙保持板をスプリングの 付勢力に抗して押し下げると共にこの記録紙保持板と上面保持部材の間に記録紙 を収容しなければならず、極めて面倒なものであった。

【０００５】

【考案の目的】

本考案は、上記の如き事情に鑑み、記録紙カセットをその収容した記録紙が送 りローラと干渉することなく画像形成装置のカセット装着部にまっすぐ挿入して 装着することができると共に、所定位置に装着すると送りローラへ記録紙を圧接 状態とすることができ、記録紙カセットの装着が容易且つ装置の大型化を招来す ることのないカセット収容記録紙の送りローラへの圧接構造の提供、を目的とす る。

【０００６】

【課題を解決する為の手段】

上記目的達成の為、本考案に係るカセット収容記録紙の送りローラへの圧接構 造は、記録紙を収容した記録紙カセットを送りローラが備えられたカセット装着 部に装着して記録紙を送りローラに圧接し、記録紙を送りローラの回転によって 記録紙カセット外へ搬送するものであって、記録紙カセットは、その前端を記録 紙積層収容方向上下に移動可能として後端で枢支された記録紙を保持する保持板 と、該保持板の前端部を上方に付勢する付勢手段と、保持板を付勢手段の付勢に 抗して下方に揺動した状態で係止する係止手段と、を備え、カセット装着部は、 記録紙カセットが所定位置に装着されると係止手段による保持板の係止を解除操 作する操作手段を備え、保持板が係止手段で係止された状態の記録紙カセットが カセット装着部の所定位置に装着されると、操作手段によって係止手段による保 持板の係止が解除され、付勢手段の付勢力で保持板上の記録紙がカセット装着部 の送りローラに圧接されるように構成されている。

【０００７】

【考案の実施例】

以下、本考案の実施例を添付図面に基いて説明する。 図１は、本考案に係るカセット収容記録紙の送りローラへの圧接構造の一実施 例を適用した記録紙カセットの平面図、図２はそのＡ−Ａ断面図である。 図示記録紙カセット１は、対応する記録紙を収容可能な平面形状矩形で上方に 開放する薄い立方体状の容器部１０の内部に、保持板としての記録紙保持板２０ が備えられて構成されている。尚、上方開放部はカバーによって覆われるように なっているが、図１及び図２には示していない。又、３０は記録紙の側方位置を 規制する側板である。 容器部１０の前端部左右外側面には、所定厚さのガイド突起１１，１１が、上 下縁と平行に前後方向所定長さで突設されている。又、前面左右端部の、後述す る係止機構４０の係合アーム４２の下端の解除操作部４２Ｂと対応する底部近傍 に、外部から解除操作部４２Ｂを操作し得る操作孔１２，１２が貫通形成されて いる。

【０００８】 記録紙保持板２０は、容器部１０の内周に略沿う形状であって、その後端の左 右二箇所に、下側に向けてクランク状の係合突起２１，２１が屈折形成され、該 係合突起２１，２１が容器部１０の底板に開口された係合穴１３，１３に内側か ら嵌入して係合し、この係合部を支点として前端側が上下（容器部１０の深さ方 向）に揺動可能として設けられている。その前端部の左右端部には、夫々前後に 所定間隔離れて二個の係止突起２４，２５が側方に突出形成されている。又、前 端下面と容器部１０の底板上面との間に左右二箇所に付勢手段としてのスプリン グ５１，５１が介設されており、当該記録紙保持板２０はこのスプリング５１， ５１によって前述の後端係合部を支点として前端を上方とする側に揺動付勢され ている。

【０００９】 この記録紙保持板２０の係止突起２４，２５と対応する前端左右の容器部１０ 内には、その一方の部分拡大平面図を図３に、該図３のＢ−Ｂ断面に相当し記録 紙４が収容されている図を図４に、図３のＣ−Ｃ断面図を図５に、夫々示す如く 、係止手段としての係止機構４０，４０が設けられている。 係止機構４０は、容器部１０の前端部左右の底板上面に容器部１０の側壁内面 と所定間隔離して支持板４１が立設されると共に、該支持板４１に係合アーム４ ２がその上端で揺動可能に枢支され、係合アーム４２に形成された係合突起４２ Ａで記録紙保持板２０の前端を所定高さに係止し得ると共に、下端の解除操作部 ４２Ｂを前方側から（容器部１０に開口形成された操作孔１２を介して）押圧操 作して時計回りに揺動させることにより、係止を解除できるようになっている。 支持板４１は、略容器部１０の深さと対応する縦に長い長方形の板状であって 、下縁に内側に向けて直角に屈折された装着部４１Ａが形成されると共に、上縁 と後端縁が夫々外側に向けて所定幅で直角に屈折され、装着部４１Ａを介して容 器部１０の底板上面にネジで固定されている。

【００１０】 係合アーム４２は、前述の如く支持板４１の外側面（容器部１０の側壁と対向 する側面）に、その上端でピン４３によって枢支され、垂下状態でその下端が容 器部１０の底板上面と所定間隔を有して揺動可能となっている。前方側の端縁の 上下方向略中央には垂下状態に於て上辺が前方下がりの斜面で下辺が水平の直角 三角形状の係合突起４２Ａが突設され、下端には外側への屈折部が前端側に所定 量延設されて解除操作部４２Ｂが形成されている。又、略中央に所定幅の矩形の 開口部４２Ｃが形成されると共に、該開口部４２Ｃを対応する支持板４１の部位 から切り起されたストッパ突起４１Ｂが貫通し、該ストッパ突起４１Ｂに開口部 ４２Ｃの内周が当接することで係合アーム４２の揺動範囲が規制され、係合アー ム４２は図３に示す如き垂下状態から、下端が後方側に所定量（角度）揺動可能 となっている。 支持板４１の後端側屈折部には、Ｕ字状に屈曲形成された板バネ４４が屈曲部 を上側にして当該後端側屈折部をまたぎ、その一辺でネジにより固定されており 、該板バネ４４の自由端の直角な屈折部４４Ａが係合アーム４２の下縁部後端（ 解除操作部４２Ｂの後端）に当接係合し、その弾性復帰力で係合アーム４２を半 時計回りに揺動付勢している。

【００１１】 つまり、係合アーム４２は、板バネ４４によってその下端を前方とする側に揺 動付勢されると共に支持板４１のストッパ突起４１Ｂによって揺動を規制され、 図４に示す如き垂下状態から板バネ４４の付勢力に抗して下端が後方となる側に （時計回りに）所定量（角度）揺動可能となっているものである。そして、図２ 及び図４に想像線で示す如く記録紙保持板２０の係止突起２４が係合アーム４２ の係合突起４２Ａより上側に位置する状態（即ち未係合の状態）から、記録紙保 持板２０をその後端を支点として前端を下方に揺動させると、前方側の係止突起 ２４の後端縁が係合突起４２Ａの傾斜上辺に当接し、記録紙保持板２０の揺動に 伴なって板バネ４４の付勢力に抗して下端が後方となる側に（時計回りに）揺動 操作され、記録紙保持板２０の係止突起２４が係合突起４２Ａの傾斜上辺より下 方に達すると、係合アーム４２は板バネ４４の付勢力でその下端が前方となる側 に揺動し、係合突起４２Ａの水平下辺が記録紙保持板２０の係止突起２４の上側 に位置することとなって記録紙保持板２０のスプリング５１，５１の付勢力によ る前端の上方への移動が規制され、図４に実線で示す如く記録紙保持板２０の係 止突起２４が係合アーム４２の係合突起４２Ａに係合することとなるようになっ ている。

【００１２】 尚、記録紙保持板２０の係止突起２４が係合アーム４２の係合突起４２Ａに係 合していない図２及び図４に想像線で示す状態では、記録紙保持板２０の前端は スプリング５１，５１の付勢力によって上方に揺動するが、記録紙保持板２０の 後方側の係止突起２５が支持板４１上縁の屈曲部後端に当接してそれ以上の揺動 は規制されるようになっているものである。

【００１３】 一方、上記の如く構成された記録紙カセット１が装着される画像形成装置のカ セット装着部２は、図６にその断面図を示す如く、記録紙カセット１の下面を支 える支持面６１と左右側壁６２とで記録紙カセット１の正面形状と対応するカセ ット挿着開口部６０が形成され、その左右側壁６２に記録紙カセット１のガイド 突起１１が所定公差で摺動嵌合可能なガイド溝６３Ａが形成されたガイド部材６ ３が設けられている。ガイド溝６３Ａの前方側はストッパ壁面６３Ｂで閉塞され 、このストッパ壁面６３Ｂにガイド突起１１の前端が当接すること記録紙カセッ ト１の装着位置が規制されるようになっている。尚、ガイド部材６３のガイド溝 ６３Ａの開放側（記録紙カセット挿入側）は、開放側が広くなる方向に所定角度 で斜めに形成されている。 又、ガイド突起１１がガイド部材６３のストッパ壁面６３Ｂに当接して記録紙 カセット１が所定位置に装着された状態で、その収容記録紙の前端部と対応する 上方部位には、記録紙カセット１内から記録紙を送り出す送りローラとしての送 出ローラ７１が設けられ、更に、その記録紙搬送方向前方側に隣接して当該記録 紙を装置内に導入する導入ローラ８１が設けられている。

【００１４】 送出ローラ７１は、ウレタンゴム等の弾性部材で所定直径且つ所定長さに形成 され、カセット挿着開口部６０の左右側壁６２より装置内部に設けられた図示し ない側板に回転可能に支持され図示しない駆動手段によって回転駆動される軸７ ２の、カセット挿着開口部６０の中央と対応する位置に設けられている。その外 周は、当該カセット装着部２に記録紙カセット１が正しく装着された状態（ガイ ド突起１１の前端がストッパ壁面６３Ｂに当接した状態）で、記録紙カセット１ の容器部１０の周壁の上縁より所定量下側（容器部１０内部）に入り込むように 設定されている。尚、図中６５は、記録紙検知用のアームであって、カセット装 着部２に記録紙カセット１が装着されると当該記録紙カセット１によって揺動操 作されてフォトインタラプタ６６の光路を遮りこれによって画像形成装置がカセ ット装着部２に記録紙カセット１が装着されているか否かを検知し得るようにな っているものである。

【００１５】 導入ローラ８１は、送出ローラ７１と同様に、ウレタンゴム等の弾性部材で所 定直径且つ所定長さに形成され、カセット挿着開口部６０の左右側壁６２より装 置内部に設けられた図示しない側板に回転可能に支持され図示しない駆動手段に よって回転駆動される軸８２の、カセット挿着開口部６０の中央と対応する位置 に設けられている。その外周は当該導入ローラ８１と対応する位置に支持部材６ ４によって支持された記録紙搬送方向前方が相対的に上方となる斜めの重送防止 ラバー６４Ａと近接して設けられている。

【００１６】 又、支持部材６４の下側の、カセット装着部２に記録紙カセット１が正しく装 着された状態で容器部１０の前端部左右の操作孔１２と対応する位置に、係止解 除手段としての解除操作爪９１が突設されている。 解除操作爪９１は、カセット装着部２の支持面６１の装置内側にあるシャーシ 部材９０を立ち上げ屈折して形成され、カセット装着部２に記録紙カセット１が 装着される際、その後端縁９１Ａが操作孔１２を介して容器部１０内に侵入し、 係合アーム４２の解除操作部４２Ｂの前端と干渉してこれを板バネ４４の付勢力 に抗して時計回りに揺動させるようになっている。ここで、この揺動操作量は、 前述の記録紙保持板２０の係止突起２４が係合アーム４２の係合突起４２Ａに係 合した状態から、この係合を解除し得る量となっているものである。

【００１７】 而して、上記の如き構成によれば、記録紙カセット１をカセット装着部２に装 着することにより、下記の如く作用して図６に示す記録紙カセット１内に収容さ れた記録紙をカセット装着部２の送出ローラ７１に圧接させた送り出し可能な状 態にセットできる。 即ち、まず、記録紙カセット１の容器部１０内に記録紙３を収容すると共に、 その前端部を下方に押圧して記録紙保持板２０をスプリング５１，５１の付勢力 に抗して前端側を下方側に揺動させ、前方側の係止突起２４を係止機構４０の係 合アーム４２の係合突起４２Ａに係合させた状態とする。そして、その前端部左 右に突設されたガイド突起１１，１１をカセット挿着開口部６０の左右側壁６２ に設けられたガイド部材６３のガイド溝６３Ａに嵌合させて、該ガイド溝６３Ａ に沿ってまっすぐに押し込み、カセット装着部２に装着する。

【００１８】 ここで、記録紙カセット１のガイド突起１１の前端がガイド部材６３のストッ パ壁面６３Ｂに当接して記録紙カセット１がカセット装着部２に正しく装着され る際、解除操作爪９１が操作孔１２を介して容器部１０内に侵入し、その後端縁 ９１Ａが係合アーム４２の解除操作部４２Ｂの前端に当接すると共に記録紙カセ ット１の挿入に伴ってこれを板バネ４４の付勢力に抗して時計回りに揺動させ、 これによって係合アーム４２の係合突起４２Ａによる記録紙保持板２０の係止が 解除される。その結果、記録紙保持板２０の前端部（即ち該記録紙保持板２０の 上に収容されている記録紙の前端部）はスプリング５１，５１の付勢力によって 上方に揺動し、記録紙３の前端がカセット装着部２に備えられた送出ローラ７１ の外周に所定の圧力で押圧付勢され、これによって図６に示す送り出し可能な装 着状態となる。 この状態で、送出ローラ７１が図中半時計回りに回転駆動されることにより、 当該送出ローラ７１の外周と当接している最上部の記録紙３が記録紙カセット１ から前方側（図中右側）に送り出され、次いで導入ローラ８１と重送防止ゴム板 ６４Ａとによって重送が防止されて画像形成装置内に導入されることとなるもの である。

【００１９】

【考案の効果】 以上述べたように、本考案に係るカセット収容記録紙の送りローラへの圧接構 造によれば、記録紙を保持する保持板を係止手段で付勢手段の付勢に抗して下方 に押圧揺動した状態で係止可能とすると共に、記録紙カセットがカセット装着部 の所定位置に装着されると係止手段による係止を解除する操作手段を設け、記録 紙カセットがカセット装着部の所定位置に装着されて係止手段による係止が解除 されると保持板上の記録紙がカセット装着部の送りローラに圧接されるよう構成 したことにより、記録紙カセットをその収容した記録紙が送りローラと干渉する ことなく画像形成装置のカセット装着部にまっすぐ挿入して装着することができ ると共に、所定位置に装着すると送りローラへ記録紙を圧接状態とすることがで き、記録紙カセットの装着が容易となり、又、装置の小型化に寄与できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係るカセット収容記録紙の送りローラ
への圧接構造の一実施例を適用した記録紙カセットの平
面図。

【図２】そのＡ−Ａ断面図。

【図３】一方の係止機構部分の部分拡大平面図。

【図４】図３のＢ−Ｂ断面図。

【図５】図３のＣ−Ｃ断面図。

【図６】カセット装着部の断面図。

【図７】カセット装着部に記録紙カセットが装着された
状態の断面図。

【符号の説明】

１…記録紙カセット ２…カセット装着部 ３…記録紙 ２０…記録紙保持板（保持板） ４０…係止機構（係止手段） ５１…スプリング（付勢手段） ８１…送出ローラ（送りローラ） ９１…解除操作爪（係止解除手段）

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】記録紙を収容した記録紙カセットを送りロ
   ーラが備えられたカセット装着部に装着して前記記録紙
   を前記送りローラに圧接し、記録紙を前記送りローラの
   回転によって前記記録紙カセット外へ搬送するものであ
   って、 前記記録紙カセットは、その前端を記録紙積層収容方向
   上下に移動可能として後端で枢支された記録紙を保持す
   る保持板と、該保持板の前端部を上方に付勢する付勢手
   段と、前記保持板を前記付勢手段の付勢に抗して下方に
   揺動した状態で係止する係止手段と、を備え、 前記カセット装着部は、前記記録紙カセットが所定位置
   に装着されると前記係止手段による前記保持板の係止を
   解除操作する操作手段を備え、 前記保持板が前記係止手段で係止された状態の前記記録
   紙カセットが前記カセット装着部の所定位置に装着され
   ると、前記操作手段によって前記係止手段による前記保
   持板の係止が解除され、前記付勢手段の付勢力で前記保
   持板上の記録紙が前記カセット装着部の送りローラに圧
   接されるように構成されていること、を特徴とするカセ
   ット収容記録紙の送りローラへの圧接構造。