JPH0567835U - シューギャップ調節限界検知およびシューギャップ自動調節機能喪失検知機構 - Google Patents

シューギャップ調節限界検知およびシューギャップ自動調節機能喪失検知機構

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JPH0567835U
JPH0567835U JP1621892U JP1621892U JPH0567835U JP H0567835 U JPH0567835 U JP H0567835U JP 1621892 U JP1621892 U JP 1621892U JP 1621892 U JP1621892 U JP 1621892U JP H0567835 U JPH0567835 U JP H0567835U
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piston
gap
detection mechanism
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田 芳 仁 寺
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ライニング限界摩耗量検知機構、即ち、シュー
ギャップの限界調整の検知機構を利用してシューギャッ
プの調整機能喪失を検知できるようにすることによっ
て、これらの検知機構の単純化、その耐久性、信頼性の
向上させる。 【構成】ブレーキピストン2に対して直角方向に延びた
長短2つの当接アーム41、42を有するセンサー40
をブレーキピストンと同方向に摺動自在に固定部材の支
持部に支持させ、上記2つの当接アームのうちの長い当
接アーム41をピストンの調節ボルト4の先端にシュー
ギャップの限界調整ストロークに相当する間隙aを介し
て対向させ、短い当接アーム42を正常時のピストンの
ストロークよりも若干大きい間隙bを介してナット6の
爪車5の外周部に対向させたシューギャップ調節限界検
知およびシューギャップ自動調節機能喪失検知機構。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はドラムブレーキのライニング間隙調整機構のアジャスト機能喪失検知 およびライニングトウタル摩耗量検知のためのセンサーに関するもので、ライニ ング限界摩耗検知機構とシューギャップ調整機能喪失検知機構とを一体化して、 これらの検知機構の単純化、耐久性の向上を図ると共に、これらの作動の信頼性 を向上させることができるものである。この考案は主に大型トラックのドラムブ レーキに適用して有効であるが、中、小型自動車、各種建設車両の走行用ドラム ブレーキおよびウインチ等の各種の作業機械のドラムブレーキに適用しても有効 なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のドラムブレーキのライニング限界摩耗量の検知機構はブレーキドラムの ブレーキ面とブレーキライニングとの間隙を一定に保つためのシューギャップの 調整機構に付設されている(実開昭51−163376号公報)。シューギャッ プの調整機構の調整機能が喪失されるとシューギャップが増大して遊びが大きく なってブレーキ作動の迅速性、安定性が損なわれるので、シューギャップの調整 機構の調整機能が喪失したときはこれを速やかに検知することが望ましい。この シューギャップの調整機能喪失検知機構を別途設けることはコストの増大を招く ので好ましいことではない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、このような事情に鑑みなされたもので、ライニング限界摩耗量検知 機構、換言するとシューギャップの限界調整の検知機構を利用してシューギャッ プの調整機能喪失を検知できるようにすることによって、これらの検知機構の単 純化、その耐久性、信頼性の向上を図ることをその課題とするものである。
【0004】 なお、本考案の構成の説明の前に、本考案の前提となる従来のシューギャップ の調整機構の概略を図4、図5を参照しつつ説明する。この従来例は特開昭54 −113768号公報に記載されているものである。 ブレーキシリンダ17に左右一対のピストン2、21が嵌合し、カップシール 27、29でシールされる。ピストン2にナット6が嵌合していてこのナット6 に調整ボルト4が螺合されていて、この調整ボルトの先端の溝25に一方のブレ ーキシュー3の一端が係合している。他方のピストン21の先端の溝22に他方 のブレーキシュー3aの他端が係合している。ナット6の爪車5にT型またはL 型の調節レバー8の先端が係合していて、この調節レバーはロッド11の支軸7 に回動自在に支持されており、ピストン2に固定された案内板1にピン9によっ て連結されている。案内板1の切欠き1aにロッド11が係合していて案内板1 を左右に摺動自在に案内している。ロッド11は小シリンダ15内の圧縮ばね1 2によって右方に付勢されていて、その段部11aが小シリンダ15に当接して いる。 油室28にブレーキ液圧が伝達されると、ピストン2、21が左右に押し出さ れ、ブレーキシュー3をブレーキドラムの内面に摩擦係合させて制動力を発生さ せる。なお、ブレーキシュー3aはアンカーとして作用する。このとき、ピスト ン2と共に案内板1が左方に移動し、戻しばね19に抗して調節レバー8は支軸 7を中心にして反時計方向に回動する。この調節レバーの反時計方向の回動によ って爪車5がナット6と共に矢印Xの方向に回動して、ナット6に螺合している 調節ボルト4を左方に押し出し制動間隙を縮小する。ブレーキドラムの変形を伴 うほどピストン2が強く左方に押し出されると、ナット6と調節ボルト4との螺 合が固くなり爪車5は回動不能になり、ナット6、調節ボルト4が一体になって ピストン2と共に左方に押し出され制動間隙の過剰調節作用は防止される。 このとき調節レバー8は回動できないのでロッド11が圧縮ばね12を圧縮し ながら左方に引っ張られる。ブレーキを解除すると、油室28の圧力が低下し、 ピストン2がブレーキシュー3によって押し戻される。ブレーキシューのライニ ングがブレーキドラムの内面から離間したとき、調節ボルト4のスラストが小さ くなるので、戻しばね19による調節レバー8の戻し力によって爪車5がナット 6と共に矢印Xと反対方向に戻される。ブレーキシューのライニングがブレーキ ドラムの内面に当接するまでのナット6の回動角度が爪車5の1ピッチを越える と、その分だけナット6の戻り回動角度が小さい。この動作を繰り返すことによ って、調節ボルト4のナット6に対する位置が左方に徐々に移動して、ブレーキ シューの間隙(ブレーキシューギャップ)の増分を補償して一定に保つ。 以上が上記従来のシューギャップの自動調整機構およびシューギャップの限界 調整検知機構である。
【0005】
【課題解決のために講じた手段】
上記従来の技術を前提として、上記課題解決のために講じた手段は次の要素( イ)〜(ハ)によって構成されるものである。 (イ)ブレーキピストンに対して直角方向に延びた2つの当接アームを有する センサーをブレーキピストンと同方向に摺動自在に固定支持部に支持させたこと 、 (ロ)上記2つの一方の当接アームをピストンの調節ボルト4(図2参照)の 先端にシューギャップの限界調整ストロークに相当する間隙aを介して対向させ 、他方の当接アームを正常時のピストンのストロークよりも若干大きい間隙bを 介してナット6の爪車5の外周部に対向させたこと、 (ハ)センサーのブレーキピストンと同方向への移動を検知する電気的検知手 段を設けたこと。
【0006】
【作 用】
ブレーキライニングの摩耗が進行するに連れて調節ボルト4がピストン2に対 して前進して、シューギャップの限界調整ストロークに相当する間隙aが小さく なり、この前進ストロークが一定値に達すると上記間隙aが零になると共に、シ ューギャップの調整は限界に達し、ライニングの摩耗も限界に達する。このとき センサーの一方の当接アームに調節ボルト4の先端が当接するので、センサーが 調節ボルトによって前方に押されて前進し、この前進動作を上記電気的検知手段 によって検知する。 また、シューギャップ調整ストロークが間隙aよりも小さい間はライニングの 摩耗に伴うシューギャップの増分はシューギャップ調整装置によって補償される ので、ピストン2およびナット6は一定のストロークで往復動するだけであるが 、調節ボルト4とナットとの相対回動が不能になってシューギャップ調整機能が 喪失されると、その後のライニングの摩耗の進行に伴って、ナット6およびピス トン2のストロークが増大するので、ピストン2の前進時にナット6の爪車がセ ンサーの他方の当接アームに当接してこれを前方に押す。このときのセンサーの 前進動作を上記と同様に上記電気的検知手段によって検知する。 したがって、1つのセンサーと当該センサーの前進動作を検知する電気的検知 手段とによって、シューギャップの限界調節機構の調節機能喪失とライニングの 摩耗量が限界値に達したこととを検知することができる。また、センサーおよび 電気的検知手段が1つで済むのでその機構は単純であり、2つの別個のセンサー および電気的検知機構による場合に比して機構の耐久性、その作動の安定性、信 頼性は高い。
【0007】
【実 施 例】
次いで図1、図2、図3を参照しつつ本考案の実施例を説明する。 この実施例のピストン2、ナット6および爪車5、調節ボルト4等の機構は上 記従来技術と同じであり、調節ボルト4と平行なセンサー40が左右(図2、矢 印A)方向に摺動自在にバッキングプレートBに取付けられている。 センサー40はブレーキピストンに対して直角方向に延びた長短2つの当接ア ーム41、42を有し、左方の長いアーム41は調節ボルト4のヘッド4aに対 してシューギャップの限界調整ストロークに相当する間隙aを介して対向してお り、短いアーム42は爪車5の外周部に対して正常時のピストンのストロークよ りも若干大きい間隙bを介して対向している。スイッチのスイッチボックス43 にはセンサー40の右端の接点に対向した接点が設けられており、通常はこの接 点は開いている。この両接点が当接してスイッチをONさせると、警告ランプ4 4等の警報が作動する。 ライニングが摩耗するにつれて調節ボルト4はライニングの摩耗進行分だけ前 進し、上記間隙aが減少する。この間隙が零になったときセンサー40が調節ボ ルトによって左方に押され、スイッチが閉じる。 調節ボルト4とナット6との螺合部に異物が噛み込む等の原因で、調節機能が 喪失すると、その後はライニングの摩耗進行に伴うブレーキシューの間隙増分だ けピストン2、ナット6のストロークが増大する。このストロークの増大によっ て間隙bが零になると爪車5の外周によってセンサー40が左方に押されるので 、スイッチが閉じる。 具体的にはスイッチは接触型のリミットスイッチ、磁気スイッチ等の非接触型 のスイッチ等の簡単なものでよい。 センサーの当接アームは別個独立のものである必要はなく、例えば、図3に示 す如く当接アーム42から「 型の当接アーム41aを突設したものでもよい。 ブレーキライニングが新しくてその摩耗がそれ程進行していないと推測できる 時に警報が発せられれば、調節機能喪失であることが明らかであるが、摩耗が相 当進行していると予想される時に警報が発せられると、この警報だけでは調節機 能喪失によるものか、摩耗限界に達したことによるものかの区別はつかないが、 ライニングを交換してからの車両の走行距離を勘案することによって、経験的に そのいずれであるかは判断できるので、さほど支障は無い。
【0008】
【効 果】
本考案の上記課題は新規である。したがってこの課題を解決したこと自体が本 考案特有の効果である。すなわち、1つのセンサーと当該センサーの前進動作を 検知する電気的検知手段とによって、シューギャップの限界調節機構の調節機能 喪失とライニングの摩耗量が限界値に達したこととを検知することができる。ま た、センサーおよび電気的検知手段が1つで済むのでその機構は単純であり、2 つの別個のセンサーおよび電気的検知機構による場合に比して機構の耐久性、そ の作動の安定性、信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の断面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】図1のセンサーの変形例の正面図である。
【図4】従来例の断面図である。
【図5】図4の平面図である。
【符号の説明】
1・・・案内板 1a・・・切り欠き 2、21・・・ピストン 3、3a・・・ブレーキシュー 4・・・調節ボルト 4a・・・調節ボルト4のヘッド 5・・・爪車 6・・・ナット 7・・・支軸 8・・・調節レバー 9・・・ピン 11・・・ロッド 11a・・・段部 12・・・圧縮ばね 15・・・小シリンダ 17・・・ブレーキシリンダ 19・・・戻しばね 22、25・・・溝 27、29・・・カップシール 28・・・油室 40・・・センサー 41・・・長い当接アーム 41a・・・当接アーム 42・・・短い当接アーム 43・・・スイッチボックス 44・・・警告ランプ a、b・・・間隙 B・・・バッキングプレート

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブレーキピストンに対して直角方向に延び
    た2つの当接アームを有するセンサーをブレーキピスト
    ンと同方向に摺動自在に固定部材の支持部に支持させ、 上記2つの当接アームのうちの一方の当接アームをピス
    トンの調節ボルトの先端にシューギャップの限界調整ス
    トロークに相当する間隙aを介して対向させ、他方の当
    接アームを正常時のピストンのストロークよりも若干大
    きい間隙bを介してナットの爪車の外周部に対向させ、 上記センサーのブレーキピストンと同方向への移動を検
    知する電気的検知手段を設けたシューギャップ調節限界
    検知およびシューギャップ自動調節機能喪失検知機構。
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