JPH0565158A - 二軸延伸ブロー成形容器 - Google Patents
二軸延伸ブロー成形容器Info
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- JPH0565158A JPH0565158A JP25836391A JP25836391A JPH0565158A JP H0565158 A JPH0565158 A JP H0565158A JP 25836391 A JP25836391 A JP 25836391A JP 25836391 A JP25836391 A JP 25836391A JP H0565158 A JPH0565158 A JP H0565158A
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- JP
- Japan
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- container
- molded container
- recessed
- recess
- concave
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- Pending
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D1/00—Containers having bodies formed in one piece, e.g. by casting metallic material, by moulding plastics, by blowing vitreous material, by throwing ceramic material, by moulding pulped fibrous material, by deep-drawing operations performed on sheet material
- B65D1/02—Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents
- B65D1/0223—Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by shape
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ホットフィルを行っても、その胴部に設けた
凹凸部が強度低下をきたすように大きく変形することの
ない二軸延伸ブロー成形容器を提供する。 【構成】 少なくとも容器１の胴部４の中央部から下部
にかけて、縦方向に延びる複数の凹部４２が周方向に配
列して形成されており、各凹部４２間に形成された凸状
の柱部４３には部分的に縦方向に延びるリブ４４が形成
されており、もって胴部中央部から下部にかけての部分
の強度が増加し、容器１内の圧力変化による凹部４２の
永久的な膨出変形を防止した二軸延伸ブロー成形容器で
ある。
凹凸部が強度低下をきたすように大きく変形することの
ない二軸延伸ブロー成形容器を提供する。 【構成】 少なくとも容器１の胴部４の中央部から下部
にかけて、縦方向に延びる複数の凹部４２が周方向に配
列して形成されており、各凹部４２間に形成された凸状
の柱部４３には部分的に縦方向に延びるリブ４４が形成
されており、もって胴部中央部から下部にかけての部分
の強度が増加し、容器１内の圧力変化による凹部４２の
永久的な膨出変形を防止した二軸延伸ブロー成形容器で
ある。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は二軸延伸ブロー成形によ
り製造された容器に関し、特に、ホットフィルを行って
も胴部に設けた凹部が膨出して永久的な変形をきたすこ
とのない耐熱変形性の容器に関する。
り製造された容器に関し、特に、ホットフィルを行って
も胴部に設けた凹部が膨出して永久的な変形をきたすこ
とのない耐熱変形性の容器に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ポリエ
チレンテレフタレートにより代表される飽和ポリエステ
ル樹脂等からなる二軸延伸ブロー成形ボトルは、極めて
優れた透明性及び表面光沢を有し、美麗で、ガスバリヤ
ー性、水分不透過性、耐内容物性および保存性等に優れ
ている。また、可塑剤や安定剤等の添加物において有毒
ガスを発生せず、燃焼時の発熱も少なく、炉をいためる
こともないため易廃棄性である等、多くの利点を有して
いる。そのため、各種飲料水、調味料、酒類その他の食
品用の容器（ボトル）等に広く用いられている。
チレンテレフタレートにより代表される飽和ポリエステ
ル樹脂等からなる二軸延伸ブロー成形ボトルは、極めて
優れた透明性及び表面光沢を有し、美麗で、ガスバリヤ
ー性、水分不透過性、耐内容物性および保存性等に優れ
ている。また、可塑剤や安定剤等の添加物において有毒
ガスを発生せず、燃焼時の発熱も少なく、炉をいためる
こともないため易廃棄性である等、多くの利点を有して
いる。そのため、各種飲料水、調味料、酒類その他の食
品用の容器（ボトル）等に広く用いられている。
【０００３】最近では、ジュース等の飲料用容器として
大型の二軸延伸ブロー成形容器が使用されるようになっ
てきたが、このような大型の容器では、たとえば図７に
示す容器６のように、内容物の重量を支えるため、また
充填された容器の搬送時にかかる外力に抗するために胴
部に凹凸部を設けて機械的強度を向上させている。この
容器６において、縦方向に延びる複数の凹部61は胴部周
方向に配列するように形成されており、各凹部61間には
凸状部62が形成されている。図７のＸ−Ｘ線に沿った部
分断面図である図８に示すように、このような容器６に
おいては、この凸状部62はその上面（外側の面）がほぼ
平坦な曲面となるように形成されており、また凸状部6
2、62間の凹部61も、単純な曲面（凹面状）となってい
るのが一般的である。
大型の二軸延伸ブロー成形容器が使用されるようになっ
てきたが、このような大型の容器では、たとえば図７に
示す容器６のように、内容物の重量を支えるため、また
充填された容器の搬送時にかかる外力に抗するために胴
部に凹凸部を設けて機械的強度を向上させている。この
容器６において、縦方向に延びる複数の凹部61は胴部周
方向に配列するように形成されており、各凹部61間には
凸状部62が形成されている。図７のＸ−Ｘ線に沿った部
分断面図である図８に示すように、このような容器６に
おいては、この凸状部62はその上面（外側の面）がほぼ
平坦な曲面となるように形成されており、また凸状部6
2、62間の凹部61も、単純な曲面（凹面状）となってい
るのが一般的である。
【０００４】ところで、最近では、この二軸延伸ブロー
成形によるポリエステル製容器に、80〜95℃の温度に保
ったジュース等の液体を充填するいわゆるホットフィル
が行われるようになってきた。ジュース等の飲料を、図
７に示すような従来形状の薄肉のプラスチック製容器６
にホットフィルし、その直後に栓をすると、容器の上部
に存在するいわゆるヘッドスペースが膨張しようとする
ために内圧が大きくなり、容器の胴部に設けた凹部分が
外側に膨れて反転変形することがあった。たとえば、上
述の容器６においては、図８に破線で示すように容器の
凹部61の部分が膨れてしまう。このように凹部が変形す
ると、内容物が冷却して容器内圧が低下しても膨れた部
分はそのままとなり、容器外観を悪くし、商品価値を低
下させる。また、変形により容器胴部の強度も低下する
こととなり、搬送において問題となる。
成形によるポリエステル製容器に、80〜95℃の温度に保
ったジュース等の液体を充填するいわゆるホットフィル
が行われるようになってきた。ジュース等の飲料を、図
７に示すような従来形状の薄肉のプラスチック製容器６
にホットフィルし、その直後に栓をすると、容器の上部
に存在するいわゆるヘッドスペースが膨張しようとする
ために内圧が大きくなり、容器の胴部に設けた凹部分が
外側に膨れて反転変形することがあった。たとえば、上
述の容器６においては、図８に破線で示すように容器の
凹部61の部分が膨れてしまう。このように凹部が変形す
ると、内容物が冷却して容器内圧が低下しても膨れた部
分はそのままとなり、容器外観を悪くし、商品価値を低
下させる。また、変形により容器胴部の強度も低下する
こととなり、搬送において問題となる。
【０００５】従って本発明の目的は、ホットフィルを行
っても容器胴部に設けた凹凸部が強度低下をきたすよう
に大きく変形することのないような二軸延伸ブロー成形
容器を提供することである。
っても容器胴部に設けた凹凸部が強度低下をきたすよう
に大きく変形することのないような二軸延伸ブロー成形
容器を提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的に鑑み鋭意研究
の結果、本発明者は、容器の胴部に複数の凹部を縦方向
に形成し、この凹部間に形成された凸状部にさらに縦方
向のリブを部分的に形成すれば、ホットフィルを行って
も凹部が膨出して反転するようなことがなく、良好な容
器外観を維持できることを発見し、本発明に想到した。
の結果、本発明者は、容器の胴部に複数の凹部を縦方向
に形成し、この凹部間に形成された凸状部にさらに縦方
向のリブを部分的に形成すれば、ホットフィルを行って
も凹部が膨出して反転するようなことがなく、良好な容
器外観を維持できることを発見し、本発明に想到した。
【０００７】すなわち、本発明の二軸延伸ブロー成形容
器は、少なくとも容器の胴部中央部から下部にかけての
部分に、縦方向に延びる複数の凹部が周方向に配列して
形成されており、前記各凹部間に形成された凸状の柱部
には部分的に縦方向に延びるリブが形成されており、も
って前記胴部中央部から下部にかけた部分の強度が増加
し、容器内の圧力変化による前記凹部の永久的な膨出変
形を防止したことを特徴とする。
器は、少なくとも容器の胴部中央部から下部にかけての
部分に、縦方向に延びる複数の凹部が周方向に配列して
形成されており、前記各凹部間に形成された凸状の柱部
には部分的に縦方向に延びるリブが形成されており、も
って前記胴部中央部から下部にかけた部分の強度が増加
し、容器内の圧力変化による前記凹部の永久的な膨出変
形を防止したことを特徴とする。
【０００８】
【実施例及び作用】図１は本発明の一実施例による二軸
延伸ブロー成形容器を示す正面図である。本実施例にお
いて、ポリエチレンテレフタレート等のプラスチックを
用いてブロー成形により一体的に形成された二軸延伸ブ
ロー成形容器１は、口部２と、肩部３と、胴部４と、底
部５とからなり、口部２、肩部３及び底部５は従来の二
軸延伸ブロー成形容器と同様の形状となる。
延伸ブロー成形容器を示す正面図である。本実施例にお
いて、ポリエチレンテレフタレート等のプラスチックを
用いてブロー成形により一体的に形成された二軸延伸ブ
ロー成形容器１は、口部２と、肩部３と、胴部４と、底
部５とからなり、口部２、肩部３及び底部５は従来の二
軸延伸ブロー成形容器と同様の形状となる。
【０００９】本実施例において、胴部４の中央よりやや
上方の部分には、周に沿ったくびれ部41が形成されてお
り、このくびれ部41より上の胴部分は肩部３からスムー
ズに続く滑らかな壁面を有する。一方、このくびれ部41
より下の胴部分には、縦方向に延びる形状の複数の凹部
42が周方向に配列して形成されており、もってこの凹部
42、42間には縦方向に延びる凸状の柱部（以下凸状部と
呼ぶ）43が形成されている。また、それぞれの凸状部43
の上面には縦方向に延びるリブ44が形成されている。こ
のリブは、凸状部43の全体にわたっては成形されてはお
らず、部分的に成形されている。本実施例では、このリ
ブは、凹部42が膨れていく際、容器の外側に向かって最
も移動距離の大きくなる部分の長さとほぼ等しい長さを
有し（すなわち、容器が膨張する際に最も径外方に膨れ
ようとする部分に対応する位置にリブが形成されてお
り）、またリブの高さは容器の最大径となる底部５の高
さから突出しない高さを有する。
上方の部分には、周に沿ったくびれ部41が形成されてお
り、このくびれ部41より上の胴部分は肩部３からスムー
ズに続く滑らかな壁面を有する。一方、このくびれ部41
より下の胴部分には、縦方向に延びる形状の複数の凹部
42が周方向に配列して形成されており、もってこの凹部
42、42間には縦方向に延びる凸状の柱部（以下凸状部と
呼ぶ）43が形成されている。また、それぞれの凸状部43
の上面には縦方向に延びるリブ44が形成されている。こ
のリブは、凸状部43の全体にわたっては成形されてはお
らず、部分的に成形されている。本実施例では、このリ
ブは、凹部42が膨れていく際、容器の外側に向かって最
も移動距離の大きくなる部分の長さとほぼ等しい長さを
有し（すなわち、容器が膨張する際に最も径外方に膨れ
ようとする部分に対応する位置にリブが形成されてお
り）、またリブの高さは容器の最大径となる底部５の高
さから突出しない高さを有する。
【００１０】図２は図１のＡ−Ａ線に沿った部分断面図
である。この図からわかるように、容器１の胴部４に設
けたくびれ部41より下の部分では、凸状部43と凹部42と
が交互になる壁面を有する。図２では容器１のＡ−Ａ断
面として半分しか示していないが、この図から容易に推
測できるように、本実施例の容器１では６つの凸状部43
と６つの凹部42とが交互に繰り返す胴部構造となる。
である。この図からわかるように、容器１の胴部４に設
けたくびれ部41より下の部分では、凸状部43と凹部42と
が交互になる壁面を有する。図２では容器１のＡ−Ａ断
面として半分しか示していないが、この図から容易に推
測できるように、本実施例の容器１では６つの凸状部43
と６つの凹部42とが交互に繰り返す胴部構造となる。
【００１１】なお、凹部42は図１のＡ−Ａ線における断
面部分では図２に示すように単純になめらかに弧を描く
ような凹部となっているが、後述するように、他の部分
（Ａ−Ａ線の上又は下の部分）では、凹部の中央部が周
辺部より外方に僅かに盛り上がるような形状となってい
る。
面部分では図２に示すように単純になめらかに弧を描く
ような凹部となっているが、後述するように、他の部分
（Ａ−Ａ線の上又は下の部分）では、凹部の中央部が周
辺部より外方に僅かに盛り上がるような形状となってい
る。
【００１２】図３は図１のＢ−Ｂ線に沿った部分断面図
であり、胴部に設けた凸状部（柱部）43付近を拡大して
示す。図において、容器壁40の下の部分が容器内部とな
る。この図からわかるように、凸状部43の中央部をリブ
44が走っている。また図３からわかるように、図１の容
器１のＢ−Ｂ線における断面部分では、凹部42は、凸状
部43の端部に隣接する部分では容器内部の方向に凹んで
いるが、凸状部43から遠ざかるにつれてわずかに容器外
方に向かうように湾曲している。
であり、胴部に設けた凸状部（柱部）43付近を拡大して
示す。図において、容器壁40の下の部分が容器内部とな
る。この図からわかるように、凸状部43の中央部をリブ
44が走っている。また図３からわかるように、図１の容
器１のＢ−Ｂ線における断面部分では、凹部42は、凸状
部43の端部に隣接する部分では容器内部の方向に凹んで
いるが、凸状部43から遠ざかるにつれてわずかに容器外
方に向かうように湾曲している。
【００１３】図４は図１のＣ−Ｃ線に沿った部分断面図
である。ここで容器壁40の下部が容器内部となる。この
図からわかるように、容器１のＣ−Ｃ線近傍では凹部42
は周辺部（凸状部43に近い部分）では容器内方に凹んで
いるが、中央部では外方に弧を描くように膨らんでい
る。なお、この付近でも凸状部43にはリブ44が形成され
ている。
である。ここで容器壁40の下部が容器内部となる。この
図からわかるように、容器１のＣ−Ｃ線近傍では凹部42
は周辺部（凸状部43に近い部分）では容器内方に凹んで
いるが、中央部では外方に弧を描くように膨らんでい
る。なお、この付近でも凸状部43にはリブ44が形成され
ている。
【００１４】以上説明したように、本発明の容器では、
その胴部に設けた凸状部に縦方向に走るリブを設けてい
るので、凸状部の強度が向上する。これにより、容器内
圧が大きくなっても、柱部の役目をする凸状部が容器軸
線方向から逸脱するように変形（凸状部の折れや曲が
り）することがない。したがって、凸状部間に設けられ
た凹部が、先に図７において破線で示したように外側に
膨れるように変形することはない。
その胴部に設けた凸状部に縦方向に走るリブを設けてい
るので、凸状部の強度が向上する。これにより、容器内
圧が大きくなっても、柱部の役目をする凸状部が容器軸
線方向から逸脱するように変形（凸状部の折れや曲が
り）することがない。したがって、凸状部間に設けられ
た凹部が、先に図７において破線で示したように外側に
膨れるように変形することはない。
【００１５】本実施例の容器１は、ホットフィル直後の
容器胴部の膨れ変形を防止するばかりではなく、充填し
た内容物が冷却して容器内圧が低下した場合に、容器外
観を損なうことなく、また容器としての機械的強度を低
下させることなく減圧を相殺するように変形する胴部パ
ネル構造を有する。凹部42がこのパネル構造における減
圧変形部となる。
容器胴部の膨れ変形を防止するばかりではなく、充填し
た内容物が冷却して容器内圧が低下した場合に、容器外
観を損なうことなく、また容器としての機械的強度を低
下させることなく減圧を相殺するように変形する胴部パ
ネル構造を有する。凹部42がこのパネル構造における減
圧変形部となる。
【００１６】図５は図１の容器１のＤ−Ｄ線に沿った部
分断面図であり、凹部42の凹凸状態を示している。ここ
で容器壁40の右側が容器内部となる。図５からわかるよ
うに、本実施例の容器１は、その凹部42において上部分
42a と下部分42b との２か所で外方に湾曲するパネル構
造となっている。すなわち、上部分42a と下部分42bの
それぞれの周辺部分が凹んだ構造となっている。なお、
両者の境界部分となる凹部分42c が上述のＡ−Ａ線付近
となる。なお、図５においては、上部分42ａと下部分42
ｂの湾曲状態は説明のために多少誇張してある。
分断面図であり、凹部42の凹凸状態を示している。ここ
で容器壁40の右側が容器内部となる。図５からわかるよ
うに、本実施例の容器１は、その凹部42において上部分
42a と下部分42b との２か所で外方に湾曲するパネル構
造となっている。すなわち、上部分42a と下部分42bの
それぞれの周辺部分が凹んだ構造となっている。なお、
両者の境界部分となる凹部分42c が上述のＡ−Ａ線付近
となる。なお、図５においては、上部分42ａと下部分42
ｂの湾曲状態は説明のために多少誇張してある。
【００１７】ここで凸状の柱部に設けるリブの形態につ
いて説明する。本実施例の容器の凹部は、容器の内圧が
上昇した場合、図１のＡ−Ａ線における断面部分が容器
の外側に向かって最も激しく膨出しようとするため、凸
状部もこの部分では他の部分に比較してより強固な補強
が必要となる。
いて説明する。本実施例の容器の凹部は、容器の内圧が
上昇した場合、図１のＡ−Ａ線における断面部分が容器
の外側に向かって最も激しく膨出しようとするため、凸
状部もこの部分では他の部分に比較してより強固な補強
が必要となる。
【００１８】従って図６にリブの縦断面（図１のＥ−Ｅ
線に相当）を示すが、凹部42の最も凹んだ部分に相当す
る付近のリブ44ｃを高く、かつ幅広とし、42の外側に湾
曲した部分に相当する部分44ａ、44ｂにおいては、除々
に凸状部と同じ高さとして形成させることが、機能、デ
ザインの上からも好ましい。
線に相当）を示すが、凹部42の最も凹んだ部分に相当す
る付近のリブ44ｃを高く、かつ幅広とし、42の外側に湾
曲した部分に相当する部分44ａ、44ｂにおいては、除々
に凸状部と同じ高さとして形成させることが、機能、デ
ザインの上からも好ましい。
【００１９】上述した凹部42のパネル構造は、容器に内
容物をホットフィルして栓をした後に冷却されて容器内
圧が低下した場合に、図５に破線46a、46b で示すよう
に変形する。このように、凹部の中央部分の湾曲部が内
方に変形することにより容器内の減圧を吸収する。この
とき、湾曲状の凹部中央部は滑らかに、不自然な形状と
ならずに変形するので、容器の外観に違和感はない。
容物をホットフィルして栓をした後に冷却されて容器内
圧が低下した場合に、図５に破線46a、46b で示すよう
に変形する。このように、凹部の中央部分の湾曲部が内
方に変形することにより容器内の減圧を吸収する。この
とき、湾曲状の凹部中央部は滑らかに、不自然な形状と
ならずに変形するので、容器の外観に違和感はない。
【００２０】なお本発明の二軸延伸ブロー成形容器とし
ては、ポリエチレンテレフタレート等の熱可塑性プラス
チックを材料に用いたものが好ましい。
ては、ポリエチレンテレフタレート等の熱可塑性プラス
チックを材料に用いたものが好ましい。
【００２１】以上本発明の二軸延伸ブロー成形容器を添
付図面を参照して説明したが、本発明はこれに限定され
ることなく、本発明の思想を逸脱しない限り種々の変形
を施すことができる。例えば胴部に設けた凹部を減圧吸
収パネル構造とせず、単純な曲面構造としてもよいし、
また凹部を減圧変形部とする場合でも、上述した実施例
のように、２か所において（図５の42a と42b)外方に湾
曲した中央部を形成する必要はなく、一つの凹部におい
て、その中央部１か所が外方に湾曲し、その周りは一段
と凹んでいるような減圧吸収パネル構造としてもよい。
付図面を参照して説明したが、本発明はこれに限定され
ることなく、本発明の思想を逸脱しない限り種々の変形
を施すことができる。例えば胴部に設けた凹部を減圧吸
収パネル構造とせず、単純な曲面構造としてもよいし、
また凹部を減圧変形部とする場合でも、上述した実施例
のように、２か所において（図５の42a と42b)外方に湾
曲した中央部を形成する必要はなく、一つの凹部におい
て、その中央部１か所が外方に湾曲し、その周りは一段
と凹んでいるような減圧吸収パネル構造としてもよい。
【００２２】以上の実施例では、胴部周方向に６つの凹
部と６つの凸状部とが交互に配列してなる容器について
説明したが、この凹部の数は適宜変更してよい。また、
リブの幅及び長さ、凹部の大きさ等は容器のデザインに
合わせて適宜変更してよい。
部と６つの凸状部とが交互に配列してなる容器について
説明したが、この凹部の数は適宜変更してよい。また、
リブの幅及び長さ、凹部の大きさ等は容器のデザインに
合わせて適宜変更してよい。
【００２３】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明では、容器
の胴部に設けた凹部間の柱部となる凸状部に、縦方向の
リブを部分的に形成してその部分の機械的強度を向上し
ている。これによって、ホットフィル後に容器内圧が上
がった場合でも、胴部に設けた凹部が膨張反転するよう
な大きな永久的変形は起こらない。
の胴部に設けた凹部間の柱部となる凸状部に、縦方向の
リブを部分的に形成してその部分の機械的強度を向上し
ている。これによって、ホットフィル後に容器内圧が上
がった場合でも、胴部に設けた凹部が膨張反転するよう
な大きな永久的変形は起こらない。
【００２４】また本発明においては、前記凹部を周辺部
が内方に凹んで、中央部がわずかに外方に湾曲している
パネル構造とすることができる。このようなパネル構造
は減圧時の変形部となり、容器内圧が減少すると湾曲状
中央部が凹み、減圧を自然に吸収する。本発明の容器は
ホットフィルを施す種々の容器として用いることができ
る。
が内方に凹んで、中央部がわずかに外方に湾曲している
パネル構造とすることができる。このようなパネル構造
は減圧時の変形部となり、容器内圧が減少すると湾曲状
中央部が凹み、減圧を自然に吸収する。本発明の容器は
ホットフィルを施す種々の容器として用いることができ
る。
【図１】本発明の一実施例による二軸延伸ブロー成形容
器を示す正面図である。
器を示す正面図である。
【図２】図１に示す二軸延伸ブロー成形容器のＡ−Ａ線
に沿った部分断面図である。
に沿った部分断面図である。
【図３】図１に示す二軸延伸ブロー成形容器のＢ−Ｂ線
に沿った部分断面図である。
に沿った部分断面図である。
【図４】図１に示す二軸延伸ブロー成形容器のＣ−Ｃ線
に沿った部分断面図である。
に沿った部分断面図である。
【図５】図１に示す二軸延伸ブロー成形容器のＤ−Ｄ線
に沿った部分断面図である。
に沿った部分断面図である。
【図６】図１に示す二軸延伸ブロー成形容器のＥ−Ｅ線
に沿った部分断面図である。
に沿った部分断面図である。
【図７】従来の二軸延伸ブロー成形容器の一例を示す正
面図である。
面図である。
【図８】図７に示す容器のＸ−Ｘ線に沿った部分断面図
である。
である。
１、６・・・容器 ２・・・・・口部 ３・・・・・肩部 ４・・・・・胴部 ５・・・・・底部 41・・・・・くびれ部 42、61・・・凹部 43、62・・・凸状部 44・・・・・リブ
Claims (3)
- 【請求項１】 二軸延伸ブロー成形容器において、少な
くとも容器の胴部中央部から下部にかけて、縦方向に延
びる複数の凹部が周方向に配列して形成されており、前
記各凹部間に形成された凸状の柱部には部分的に縦方向
に延びるリブが形成されており、もって前記胴部中央部
から下部にかけての部分の強度が増加し、容器内の圧力
変化による前記凹部の永久的な膨出変形を防止したこと
を特徴とする二軸延伸ブロー成形容器。 - 【請求項２】 請求項１に記載の二軸延伸ブロー成形容
器において、前記凹部は一段凹んだ周辺部とわずかに外
方に湾曲した中央部とを有しており、前記容器内部の減
圧により前記凹部の湾曲状中央部が凹むことにより減圧
を吸収するパネル構造となっていることを特徴とする二
軸延伸ブロー成形容器。 - 【請求項３】 請求項２に記載の二軸延伸ブロー成形容
器において、前記凹部の中央よりやや上方の部分が前記
凹んだ周辺部に連続して凹んでおり、もって前記凹部は
上部分と下部分の２か所でそれぞれ中央部が外方に向け
て湾曲した形状の減圧吸収パネル構造となっていること
を特徴とする二軸延伸ブロー成形容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25836391A JPH0565158A (ja) | 1991-09-10 | 1991-09-10 | 二軸延伸ブロー成形容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25836391A JPH0565158A (ja) | 1991-09-10 | 1991-09-10 | 二軸延伸ブロー成形容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0565158A true JPH0565158A (ja) | 1993-03-19 |
Family
ID=17319201
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25836391A Pending JPH0565158A (ja) | 1991-09-10 | 1991-09-10 | 二軸延伸ブロー成形容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0565158A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2020196546A (ja) * | 2020-09-09 | 2020-12-10 | 大日本印刷株式会社 | プラスチックボトル、及び充填体 |
-
1991
- 1991-09-10 JP JP25836391A patent/JPH0565158A/ja active Pending
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