JPH056401U - 導光体装置 - Google Patents

導光体装置

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JPH056401U
JPH056401U JP5297691U JP5297691U JPH056401U JP H056401 U JPH056401 U JP H056401U JP 5297691 U JP5297691 U JP 5297691U JP 5297691 U JP5297691 U JP 5297691U JP H056401 U JPH056401 U JP H056401U
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light
light guide
prism
prism surface
film
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JP5297691U
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English (en)
Inventor
守 川上
Original Assignee
オーツタイヤ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 超薄型(2mm以下)の導光体1 とし、柔軟性
があり、しかも、導光体1 の面上の輝度値を低下させる
ことがないようにした導光体装置を提供することを目的
とする。 【構成】 表面を多数の突条部3 が波形に並ぶプリズム
面4 とし、裏面を平滑面5 とした単一部材で構成された
超薄型の導光体1 の、プリズム面4 側に拡散フィルム8
を、平滑面5 側に反射フィルム6 をそれぞれ設けると共
に、前記導光体1 の少なくとも一側端面から光源2 の光
を導光体1 内に入射し、その光を反射フィルム6 で反射
させてプリズム面4 側を発光させるようにし、前記プリ
ズム面4 の突条部3 の断面の形状を頂角θが75°〜90°
の二等辺三角形としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、液晶テレビ、パソコン等のディスプレイに使用するバックライトで 、特に薄型軽量が重視されるノート型・ブック型・ラップトップ型・パームトッ プ型等の携帯用パソコンの液晶表示板として用いられる導光体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の導光体装置は、図4で示すようにアクリル樹脂等からなる導光板21を備 え、この導光板21はエッジ部から入射した光を反射、遮光させるための反射面25 と、前記光を発光させるための発光面24とを有し、前記反射面25の外側にはポリ エチレンフィルムの内面を銀蒸着した遮光シート26が貼着され、また、導光板21 の裏面には光を均一にするために傷やスクリーン印刷等の加工27処理が施されて おり、一方、発光面24側には光を拡散させるための拡散フィルム28が貼付され、 この拡散フィルム28の表面にはエンボス加工(シボ加工)30等が施されているも のがあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記導光体装置の導光板21は、アクリル樹脂等より構成された板状樹脂を用い るため、全体の厚みが最低でも2mm程となり、また、柔軟性がなく割れやすいも のであったし、前記拡散フィルム28やエンボス加工30等により光が各方面に広が りすぎて、導光板21が薄手のものになればなるほど、前面に出てくる光が少なく なり、輝度値がかなり低下した。しかも、最近では携帯用パソコン、即ち、ノー ト型・ブック型等のコンピュータの普及に伴い、薄型軽量の導光体装置が求めら れている。
【0004】 そこで、本考案では超薄型(2mm以下)の導光体とし、柔軟性があり、しかも 、導光体の面上の輝度値を低下させることがないようにした導光体装置を提供す ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するために、次の技術的手段を講じる。
【0006】 即ち、表面を多数の突条部が波形に並ぶプリズム面とし、裏面を平滑面とした 単一部材で構成された超薄型の導光体の、プリズム面側に拡散フィルムを、平滑 面側に反射フィルムをそれぞれ設けると共に、前記導光体の少なくとも一側端面 から光源の光を導光体内に入射し、その光を反射フィルムで反射させてプリズム 面側を発光させるようにし、更に前記プリズム面の突条部の断面の形状は頂角θ が75°〜90°の二等辺三角形であることを特徴としている。
【0007】
【作用】
本考案に係る導光体装置では、導光体1 の少なくとも一側端面から入射した光 が反射等を経て、プリズム面4 により集光され、図2の矢印で示すように各突条 部3 からプリズム面4 の傾斜角内で一方向性及び一定角度をもって発光されるの で、導光体1 が例え超薄型化され、軽量化されても輝度が低下することはなく、 また、全体がフィルム状に薄くなっているため、変形自由で壊れにくく、どこに でも収納でき、あらゆる用途に適合され、使用しやすい、フレキシブルな導光体 装置となった。
【0008】
【実施例】
以下、図面に基いて本考案の実施例を詳述する。
【0009】 本考案に係る導光体装置は図1及び図2で示すようにアクリル樹脂、ポリカー ボネート、AS,PET等の光透過率の良い透明フィルムより構成された単一部 材形成の導光体1 と、その両側、或いは一側端面に離間して配置された光源2 と を備えている。
【0010】 前記導光体1 の表面は多数の突条部3 が波形に並ぶプリズム面4 とされ、裏面 は平滑面5 とされており、この平滑面5 に光を乱反射させ、均一に拡散させるた めの傷やスクリーン印刷等の散点状加工7 処理が施されている。またこの平滑面 5 側には、光漏れ防止のために例えばポリエチレンフィルムの内面に銀蒸着フィ ルムを貼付して構成した反射フィルム6 が貼着されている。一方プリズム面4 側 には前記スクリーン印刷等の加工7 の状態が映らないように透過率の高い半透明 のポリカーボネートフィルムを一枚或いは複数枚重合状にした拡散フィルム8 が 設けられている。
【0011】 一方、光源2 としては熱陰極放電管等の輝度の高いものが従来使用されていた が、上記のように薄型化・軽量化の導光体に対応して光源2 も小型の冷陰極放電 管が使用されることが多く、例えば、直径3mm〜6mm程のものが用いられている 。
【0012】 また、前記導光体1 から光源2 の外周を覆っては例えば塩化ビニルフィルム等 からなる遮光用カバー9 が設けられており、その内面には銀色或いは金色着色箔 、アルミ箔、アルミコート銀紙、アルミコートフィルム等の金属蒸着シート10が 貼付され、光源2 の光が漏洩することがないように防止している。
【0013】 前記プリズム面4 を構成する突条部3 の断面の形状は頂角θが75°〜90°に精 密にカットされた二等辺三角形であることが好ましく、精密さが増すほど輝度ム ラを防止することができる。また、この角度θは導光体1 を構成する材質によっ て屈折率が違うのでそれに応じて適宜選択する。
【0014】 尚、前記頂角θが75°より小さいと各突条部3 の間隔が狭くなりすぎて光の入 射範囲が狭くなり、光量が減少してしまうので好ましくなく、また、角度θが大 きいと輝度は高くなるが、90°より大きくすると前方に集光させる効率が極端に 低下するので好ましくない。
【0015】 前記導光体1 は光拡散集光効果を上げるために、その全体の厚みa を0.5 〜2. 0 mm程とし、また、前記突条部3 の高さb を0.2mm 程度、幅c を0.4mm 程度にす るのが好ましい。なお、全体の厚みa から突条部3 の高さb を引いた平滑面5 か らの高さa-b を0.3mm 以下にすると、光源2 からの光の入光が悪くなり好ましく ない。又、上記同様光拡散集光効果を上げるためには、更に前記突条部3 の高さ b を、この突条部3 の幅c に対して1/3〜1/2にすることが好ましい。
【0016】 上記それぞれの範囲から外れると入射した光がプリズム面4 から発光できずに 再び導光体1 内に反射されてしまい発光効率が低下し、高輝度が得られなくなる 。
【0017】 また、前記突条部3 は図1に示すように、前記光源2 が配置されている方向に 対して直行する方向に設置すると、視野角が広くなるので好ましい。
【0018】 本考案に係る単一部材で構成された導光体1 は上記のような条件にてプリズム 面4 を構成しているので、前記反射フィルム6 によって拡散された光をこのプリ ズム面4 で集光し、一方向性及び一定角度をもって発光されるのである。
【0019】 次に、図1及び図2で示す本考案の具体的実施例と図4で示す従来例との輝度 測定結果について説明する。
【0020】 尚、本考案の具体的実施例と従来例での導光体装置は、導光体1 の素材、全体 の大きさ及び光源の種類・個数・強さ等について互いに同一であるものを比較し たものであり、使用した導光体装置は以下に記すようなものである。
【0021】 〈具体的実施例〉 導光体の厚みa :1.5 mm 全体の大きさ :200 mm ×140 mm 光源の種類・個数 :短辺入光, 冷陰極放電管1本(φ4.8mm ) 突条部の頂角θ :90° 突条部の高さb :0.2 mm 突条部の幅c :0.4 mm
【0022】 〈比較例〉 導光板の厚みd :2.5 mm 全体の大きさ :200 mm ×140 mm 光源の種類・個数 :短辺入光, 冷陰極放電管1本(φ4.8mm )
【0023】 上記のように、異なる2種類の導光体装置を用いて、輝度比較測定を、図3に 示す有効発光面上の縦軸I,II,III と横軸X,Y,Zとの各交点9点にて行い 、その平均輝度を指数で示すと下記表のようになる。なお、表内の数値の単位は cd/m2 である。
【0024】
【表1】
【0025】 上記表の比較測定結果、実施例での全体平均輝度が326cd/m2 、従来例での 全体平均輝度が321cd/m2 を示し、全体の厚みa がかなり薄くなった本考案の 導光体装置を用いてもプリズム面4 を有することにより輝度は低下することはな くなったことがわかる。
【0026】 尚、上記輝度測定では図1に示すように導光体1 の一側端部のみを入射面11と し、他側端部は光を遮光する遮光面12として光源2 を設けていない短辺1灯式の もので行ったが、両側端部に対抗して光源2 を設けた2灯式の場合においても同 様の結果であった。
【0027】
【考案の効果】
本考案に係る導光体装置では、表面を多数の突条部3 が波形に並ぶプリズム面 4 とし、裏面を平滑面5 とした単一部材で構成された超薄型の導光体1 のプリズ ム面4 側に拡散フィルム8 を、平滑面5 側に反射フィルム6 をそれぞれ設け、前 記プリズム面4 の突条部3 の断面の形状を頂角θが75°〜90°の二等辺三角形と しているので、導光体1 の両側、或いは一側端面に配置された光源2 からの光が 導光体1 に入射し、反射等を経て、プリズム面4 により集光され、各突条部3 か らプリズム面4 の傾斜角内で一方向性及び一定角度をもって発光される。
【0028】 従って、上記のように導光体1 が超薄型(2mm以下)で軽量化されたに係わら ず、輝度の低下はなく、しかも全体がフィルム状の薄いものになっているため充 分柔軟性があり、変形自由で壊れにくく、どこにでも収納できて使用しやすい、 フレキシブルなものとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す斜視概略図である。
【図2】同一部断面拡大図である。
【図3】同輝度の測定箇所を示す正面図である。
【図4】従来例を示す一部断面拡大図である。
【符号の説明】
1 導光体 2 光源 3 突条部 4 プリズム面 6 反射フィルム 8 拡散フィルム θ 突条部の頂角 a 導光体の厚み b 突条部の高さ c 突条部の幅

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面を多数の突条部(3) が波形に並ぶプ
    リズム面(4) とし、裏面を平滑面(5) とした単一部材で
    構成された超薄型の導光体(1) の、プリズム面(4) 側に
    拡散フィルム(8)を、平滑面(5) 側に反射フィルム(6)
    をそれぞれ設けると共に、前記導光体(1) の少なくとも
    一側端面から光源(2) の光を導光体(1) 内に入射し、そ
    の光を反射フィルム(6) で反射させてプリズム面(4) 側
    を発光させるようにしたことを特徴とする導光体装置。
  2. 【請求項2】 前記プリズム面(4) の突条部(3) の断面
    の形状は頂角(θ)が75°〜90°の二等辺三角形である
    ことを特徴とする請求項1に記載の導光体装置。
JP5297691U 1991-07-09 1991-07-09 導光体装置 Pending JPH056401U (ja)

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