JPH056332Y2 - - Google Patents

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JPH056332Y2
JPH056332Y2 JP5069089U JP5069089U JPH056332Y2 JP H056332 Y2 JPH056332 Y2 JP H056332Y2 JP 5069089 U JP5069089 U JP 5069089U JP 5069089 U JP5069089 U JP 5069089U JP H056332 Y2 JPH056332 Y2 JP H056332Y2
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JP
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mullion
fastener
hole
bolt
curtain wall
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、カーテンウオールのフアスナーに関
し、詳しくは躯体に方立を取付けるブラケツトに
係るものである。
(従来の技術) カーテンウオールのフアスナーは、カーテンウ
オール本体を躯体に緊結するもので、フアスナー
にはカーテンウオールの自重を支持し、地震、風
圧に耐える性能の外に、層間変位に追従する、温
度変化による伸縮を拘束しない、躯体、製品、取
付けの各寸法誤差を吸収することができる性能を
要求される。
これらの複雑な性能要求に対処するため、例え
ば、特公昭62−29573号公報のように、一次フア
スナーとカーテンウオール本体間に、二次フアス
ナーとブラケツトにより構成され、建物の躯体に
予め埋設または溶接した一次フアスナーにアング
ル状の二次フアスナーをボルトで固定し、該二次
フアスナーのボルト挿入孔は、寸法誤差の調整を
目的として三方向、すなわち方立側の出入方向、
垂直面の上下方向に各々長孔を穿設し、同様に二
次フアスナーと螺着するブラケツトのボルト挿入
孔は、左右方向に長孔を穿設したスライドフアス
ナーが開示されている。
方立方式のフアスナーの構成としては、方立上
端をフアスナーで固定し、方立の下端は下部方立
に差し込み、熱膨張や変化による方立の伸縮はこ
の部分のスライドにより吸収している。
またパネルまたはガラス壁面で受けた風圧力
は、すべて方立を介してフアスナーに伝わり、地
震力に対しては方立ジヨイントのスライドおよび
方立自身の変形で吸収しているのが通常である
が、躯体、製品、取付けの各寸法誤差は、前述し
たとおりフアスナーに長孔を穿設して螺合時に調
整するものであつた。
(考案が解決しようとする問題点) 上記従来技術においては前者は、フアスナー部
でスライドできるようにボルト締めとし、スライ
ドすべき部分に金属板や樹脂系のパツキング材を
挟み込み、スライドできるようにボルト挿入孔は
長孔にしているが、ボルトの締め付けは、取付け
位置を調整しながら行うので締付力の管理と共に
調整に多くの手間を要した。
後者において層間変位は、方立ジヨイントのス
ライドおよび方立自身の変形で吸収しているた
め、ガラス壁面等に負担を掛ける欠点があつた。
また、前者と同様に三方向の誤差調整用に設け
た各種長孔に、ボルトを挿通してナツトで緊締す
るが、それぞれの方向に対して調整をしながら締
め付けを行うので、調整と締め付けに多くの手間
を必要とした。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、前述の問題点を解決すべくなされた
もので、建物の躯体に固着する1次フアスナー上
に2次フアスナーを固着し、該2次フアスナーに
螺着するブラケツトを介して方立部材を立設する
カーテンウオール取付け用ブラケツトにおいて、
角状板体面の上下方向に細長な貫通孔と該板体の
上下端面に凸状なレール部とを装着し、かつワツ
シヤーを介して前記2次フアスナーに螺着せしめ
られるガイド部材と、前記レール部を溝部で遊嵌
かつ摺動自在に掴持し、前記方立部材と螺着せし
める取付け部材とからなるカーテンウオール取付
け用ブラケツトを提供するものである。
(実施例) 以下、本考案の構成を図面に基づいて説明す
る。
第1図は本考案の1実施例における一部を省略
した分解斜視図を示し、第2図はカーテンウオー
ルの構造を示す概略正面図、第3図は第2図のA
−A断面図、第4図は第3図のB−B側断面図を
示すものである。
建築物の躯体1に予め固着してなる1次フアス
ナー2上に、L形で左右にボルト孔3を有する2
次フアスナー4を躯体1より前方、すなわち室外
側にわずかに突出する位置に固着し、該2次フア
スナーにはブラケツトを介してパネル化したカ
ーテンウオール26の方立部材6を立設するもの
で、該ブラケツトは、2次フアスナー4にワツシ
ヤー7を介して固着するガイド部材8と、該ガイ
ド部材を掴持し、方立部材6を螺着し支持する取
付け部材9からなるものである。
ガイド部材8は、角状板体面中央の上下に細長
で貫通しボルト10を挿入する孔部11を穿設
し、角状板体の上下端面には左右方向に凸状なレ
ール部12を削成し、さらに該体の前面には鋸歯
状に横溝の凹凸面13を削成するものである。
ガイド部材8と2次フアスナー4間に介在する
ワツシヤー7は、凹状に切欠してボルト10を挿
通せしめる切欠部14を有し、反対側になるガイ
ド部材8の前方には、片面に該ガイド部材の凹凸
面13と咬合する鋸歯状の横溝を削成した凹凸面
15と、中央にボルト10を挿通せしめる穿設の
孔部16を有する座金17を配列し、2次フアス
ナーのボルト孔3、ワツシヤーの切欠部14、さ
らにガイド部材の孔部11と座金の孔部16を挿
通するボルト10は、ナツト18の締めつけで2
次フアスナー4にガイド部材8を固着せしめるも
のである。
一方、方立部材6と螺着して支持する取付け部
材9は、後方に向かつてコの字状に開口し、開口
内部上下面の先端縁側にガイド部材8のレール部
12を遊嵌する溝部19を例えば削成し、後方側
の側面上下にはボルト孔20を設け、該ボルト孔
は、方立部材6に構造用シーリング材22でガラ
ス板21を貼着し、パネル化した方立部材6側面
の孔部23と重合し、ボルト24を挿通し、ナツ
ト25で緊締して一体化する。
コの字状に開口する取付け部材9の奥行き長さ
は、ガイド部材の孔部11と座金の孔部16を挿
通するボルト10の先端にナツト18をネジ込め
るだけの空間に切欠し、また方立部材側面の孔部
23と、取付け部材のボルト孔20との取り合い
位置は、後述する取付け部材9の摺動の妨げ、す
なわち取付け部材9に螺着する方立部材6の側面
がボルト10の先端に衝突しないようにする。
以下、取付け順序と、その作用を説明する。
方立部材6等の枠組にガラス板21を貼着して
パネル化し、該方立部材6の上部側面には、ボル
ト24にナツト25の締付けで方立部材6と取付
け部材9とが一体とした状態で建築現場に搬入
し、パネルの両脇に固着する該取付け部材に図示
されないフツクを掛止し、所定の位置へ吊り上
げ、下段に設置せしめた方立部材6の上端と位置
を合わせ、その後ガイド部材8の上下に設けたレ
ール部12を取付け部材9の溝部19に挿入し、
2次フアスナー4のボルト孔3とガイド部材8の
孔部11を重合させてボルト10を挿通し、該ボ
ルトの先端に座金17を挿入してナツト18を軽
く締め、ガイド部材8と2次フアスナー4との間
に複数枚のワツシヤー7を切欠部14の開口側よ
りボルト10へ挿入し、再びナツト18を緊締す
ればよく、ガラス板21の面合わせや、反射像の
歪みの調整にはワツシヤー7の厚みを変えて調整
すればよい。
ガイド部材8の上下位置の取付け誤差は、孔部
11の長孔で吸収するが、長孔による孔部11と
ボルト10の隙間は、ガイド部材の凹凸面13と
座金の凹凸面15が咬して緊締することで、自重
や振動で2次フアスナーのボルト孔3の高さより
下方に沈むことはない。
取付け部材9の上下に削成した溝部19は、ガ
イド部材8の上下に配設するレール部12を各々
が嵌合することでガイド部材8を掴持し、嵌合は
遊嵌状態にあるためレール部12に沿つて摺動が
可能となり、その摺動により左右方向の誤差等を
も調整吸収することができるものである。
すなわち、ガイド部材の孔部11で上下方向、
ワツシヤー7の厚みで前後方向、さらに取付け部
材9の摺動で左右方向と三方向の調整を簡易に、
しかも一本のボルト10の締付けのみで調整する
ことができ、現場合わせの孔加工等は一切行う必
要はない。
さらに、地震で発生する層間変位は、取付け部
材9の摺動自在で自動的に吸収されるが、レール
部12の全長は、取付け部材9の幅に層間変位量
の4倍程度の長さを加えればよく、取付け部材9
がレール部12より脱落することはない。
必要であれば適宜レール部12端にストツパー
を固着すればよく、あるいは例えばカーテンウオ
ール26面の両端部に取付けてもよい。
(考案の効果) 本考案の躯体側に固着するガイド部材は、簡易
な構成で上下および前後方向への調整を簡単に行
い、方立部材と一体な取付け部材は、躯体側に固
着するガイド部材のレール部を介して掴持し、レ
ール部に沿つて摺動自在とすることで方立部材を
支持しつつ左右方向の調整をも可能となり、三方
向の調整移動は簡易に行うことができ、合わせて
層間変位の追動をも吸収する等実用的効果は極め
て大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例における一部を省略
した分解斜視図を示し、第2図はカーテンウオー
ルの構造を示す概略正面図、第3図は第2図のA
−A断面図、第4図は第3図のB−B側断面図を
示すものである。 1……躯体、2……1次フアスナー、4……2
次フアスナー、……ブラケツト、6……方立部
材、7……ワツシヤー、8……ガイド部材、9…
…取付け部材、11……孔部、12……レール
部、19……溝部、26……カーテンウオール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 建物の躯体1に固着する1次フアスナー2上に
    2次フアスナー4を固着し、該2次フアスナーに
    螺着するブラケツトを介して方立部材6を立設
    するカーテンウオール取付け用ブラケツトにおい
    て、角状板体面の上下方向に細長で貫通する孔部
    11と該板体の上下端面に凸状なレール部12と
    を装着し、かつワツシヤー7を介して前記2次フ
    アスナー4に螺着せしめられるガイド部材8と、
    前記レール部12を、溝部19で遊嵌かつ摺動自
    在に掴持し、前記方立部材6と螺着せしめる取付
    け部材9とからなることを特徴とするカーテンウ
    オール取付け用ブラケツト。
JP5069089U 1989-04-28 1989-04-28 Expired - Lifetime JPH056332Y2 (ja)

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JP5069089U JPH056332Y2 (ja) 1989-04-28 1989-04-28

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JP5069089U JPH056332Y2 (ja) 1989-04-28 1989-04-28

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Publication Number Publication Date
JPH02141012U JPH02141012U (ja) 1990-11-27
JPH056332Y2 true JPH056332Y2 (ja) 1993-02-18

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JP5069089U Expired - Lifetime JPH056332Y2 (ja) 1989-04-28 1989-04-28

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JPH02141012U (ja) 1990-11-27

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