JPH0561431B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0561431B2
JPH0561431B2 JP59205482A JP20548284A JPH0561431B2 JP H0561431 B2 JPH0561431 B2 JP H0561431B2 JP 59205482 A JP59205482 A JP 59205482A JP 20548284 A JP20548284 A JP 20548284A JP H0561431 B2 JPH0561431 B2 JP H0561431B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
governor
inner case
centrifugal
case
input shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59205482A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6183782A (ja
Inventor
Toshiki Oochi
Takashi Umezawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nifco Inc
Original Assignee
Nifco Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Nifco Inc filed Critical Nifco Inc
Priority to JP20548284A priority Critical patent/JPS6183782A/ja
Publication of JPS6183782A publication Critical patent/JPS6183782A/ja
Publication of JPH0561431B2 publication Critical patent/JPH0561431B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は自動車などの車室内のグローブボツ
クスやその蓋、灰皿等の収納箱の開閉装置に関す
る。
〈従来の技術〉 車室内のハウジングに下向きに開く収納箱など
のインナーケースを枢着し、遠心ガバナーを上記
ハウジングとインナーケースのどちらか一方に取
付け、自重ないし内部収容物の重量でインナーケ
ースが下向きに開く際の収納箱の動きを上記遠心
ガバナーの入力軸に直接又は関節に伝達して入力
軸を回転させるようにし、これによりインナーケ
ースを静粛に開かせることは本出願人が特願昭59
−101827号で提案した。
上記遠心ガバナーの入力軸には一方向クラツチ
を介してインナーケースが下向きに開く際の動き
が回転入力として伝えられ、ガバナーケース内で
は入力軸の回転に伴う遠心力で、該入力軸と一体
に回転する回転盤に枢着されたガバナー片が振出
されてケースの内周面と摺接し、その摩擦で回転
入力を減衰し、インナーケースを静粛に開かせる
のである。
〈発明が解決しようとする課題〉 上記従来装置の遠心ガバナーは、インナーケー
スの荷重が小さく、下向きに開く速度が遅い場合
でもガバナー片は遠心力で振出されてケースの内
周面に摺接するため、インナーケースの下向きに
開く速度は更に遅くなり、もどかしく感じられ
る。
〈課題を解決するための手段〉 そこで本発明は、車室内のハウジングに下向き
に開くインナーケースを枢着し、遠心ガバナーを
上記ハウジングとインナーケースのどちらか一方
に取付け、自重ないし内部収容物の重量でインナ
ーケースが下向きに開く際のインナーケースの動
きを上記遠心ガバナーの入力軸に直接又は間接に
伝達して入力軸を回転させるようにした車室内収
納箱の開閉装置において、 上記遠心ガバナーのケース中に前記入力軸と一
体に回転する回転盤を収め、この回転盤に遠心力
で振出されてケースの内周面と摺接するガバナー
片を枢着し、且つ遠心力が或る所定の大きさに達
するまでは上記ガバナー片が振出されないように
牽引する弾性の規制手段を設けたことを特徴とす
る車室内収納箱の開閉装置。
〈作用〉 上記によりインナーケースの荷重が小さく、下
向きに開く速度が遅いときは遠心力が弾性規制部
材の牽引力よりも小なので、ガバナー片は規制部
材で牽引されて振出されないためケースの内周面
に摺接しない。そして、インナーケースの荷重が
大で、下向きに開く速度が早くなり、発生する遠
心力が規制部材の牽引力より大になるとガバナー
片は振出されてケースの内周面に摺接する。
〈実施例〉 1は車体のインスツルメントパネル、2は上記
パネル1に凹部として設け、下面及び前面が開放
したハウジング、3は上記ハウジングの左右側壁
に枢軸3′で枢着したグローブボツクス又はその
蓋、その他灰皿等で、本書では総称してインナー
ケースと記す。インナーケースは周知のように枢
軸3′を支点に下向きに回動して開き、常時は留
具ないし錠で閉位置に保持されている。
4は遠心ガバナーで、入力歯車5を備えた入力
軸7を有し、この実施例では遠心ガバナーをハウ
ジングの側壁2aに取付け、上記側壁2aと対向
したインナーケースの側壁3aには枢軸3′を中
心とする円弧状のラツク6を設け、遠心ガバナー
の入力歯車5を上記ラツク6に噛合わせる。
入力軸7は遠心ガバナーにケース4′から外に
突出した個所で切断して基部7aと、入力歯車5
を固定した先端部7bとからなり、両部7aと7
bを一方向クラツチ8、例えば図示の如きコイル
バネで連結し、インナーケース3が下向きに開く
際は一方向クラツチ8は接になり、上向きに起こ
してインナーケースを閉じる際は断になつて入力
歯車5と、先端部7bは空回りできるようにす
る。
遠心ガバナーのケース4′内には入力軸の基部
に固定された回転盤9があり、この回転盤には金
属製の質量が大きい弧状のガバナー片10を一個
ないし数個、一端で枢着し、インナーケースが下
向きに開く際は接になる一方向クラツチ8を介し
て回転盤9は回転し、その遠心力でガバナー片1
0は自由端部を回転盤9の外に出すように振出さ
れてケースの内周面に摺接し、インナーケースが
下向きに開く速度を減衰する。
本発明では上記ガバナー片10を弾性の規制部
材11で遠心力に抗する方向に牽引する。
規制部材11は図示の各実施例ではコイルバネ
であり、第3,4図の実施例では回転盤9に設け
たバネ受け12と、ガバナー片10の枢着端に設
けた突起10′の間に縮設してある。
又、第5図の実施例では二つの背向したガバナ
ー片10,10の相互に枢着端と自由端の間に張
設してある。従つて、このコイルバネの張設によ
る牽引力以上の遠心力が発生しない限り、各ガバ
ナー片10は回転盤の外周から外に振出されな
い。
尚、図示の実施例では遠心ガバナーはハウジン
グに取付けたが、逆にインナーケースに取付け、
入力軸の先端部の歯車をハウジングの側壁に設け
たラツクに噛合わせてもよい。更にハウジングと
インナーケースに夫々リンクの一端を枢着し、両
リンクの一方の他端に遠心ガバナーを取付け、遠
心ガバナーの入力軸の先端部を他方のリンクの他
端に固定し、インナーケースの開閉で両リンクが
屈伸する際に遠心ガバナーの入力軸を回転させる
ようにしてもよい。
〈発明の効果〉 このように本発明では、遠心ガバナーの回転盤
に枢着されたガバナー片を、回転盤の回転により
ガバナー片に作用する遠心力が或る所定の大きさ
に達するまでは振り出されないように弾性の規制
部材で牽引してある。従つて、回転盤が静止して
いるときは勿論のこと、インナーケースが下向き
に開く際もその速度が或る程度以上、早くなり、
遠心力が所定の大きさに達するまではガバナー片
は回転盤の外に振り出されない。このためインナ
ーケースの開き速度が遅い場合にその速度を更に
遅くすることがない。
又、開く速度が速い場合にも、ガバナー片がガ
バナーケースの内周に激しく衝突し、その反動で
跳ね返つて何回かガバナー片とケース内周とが衝
突し不快な音を発生することも防止できる。尚、
インナーケースの開き速度がどの位早くなつたら
ガバナー片が振り出されるようにするかは規制手
段の弾性牽引力を適切に選んで設定すればよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の一部を破断した斜
視図、第2図は第1図の−線に沿う拡大断面
図、第3図は遠心ガバナーの分解斜視図、第4図
は同上の遠心ガバナーのキヤツプを外した平面
図、第5図は他の一実施例の遠心ガバナーのキヤ
ツプを外した平面図で、図中、2はハウジング、
3はインナーケース、3′は枢軸、4は遠心ガバ
ナー、4′はそのケース、7は入力軸、9は回転
盤、10はガバナー片、11は規制部材を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 車室内のハウジングに下向きに開くインナー
    ケースを枢着し、遠心ガバナーを上記ハウジング
    とインナーケースのどちらか一方に取付け、自重
    ないし内部収容物の重量でインナーケースが下向
    きに開く際のインナーケースの動きを上記遠心ガ
    バナーの入力軸に直接又は間接に伝達して入力軸
    を回転させるようにした車室内収納箱の開閉装置
    において、 上記遠心ガバナーのケース中に前記入力軸と一
    体に回転する回転盤を収め、この回転盤に遠心力
    で振出されてケースの内周面と摺接するガバナー
    片を枢着し、且つ遠心力が或る所定の大きさに達
    するまでは上記ガバナー片が振出されないように
    牽引する弾性の規制手段を設けたことを特徴とす
    る車室内収納箱の開閉装置。
JP20548284A 1984-10-02 1984-10-02 車室内収納箱の開閉装置 Granted JPS6183782A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20548284A JPS6183782A (ja) 1984-10-02 1984-10-02 車室内収納箱の開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20548284A JPS6183782A (ja) 1984-10-02 1984-10-02 車室内収納箱の開閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6183782A JPS6183782A (ja) 1986-04-28
JPH0561431B2 true JPH0561431B2 (ja) 1993-09-06

Family

ID=16507583

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20548284A Granted JPS6183782A (ja) 1984-10-02 1984-10-02 車室内収納箱の開閉装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6183782A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS544297U (ja) * 1977-06-13 1979-01-12

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58182854U (ja) * 1982-06-01 1983-12-06 カルソニックカンセイ株式会社 車両の小箱取付装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS544297U (ja) * 1977-06-13 1979-01-12

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6183782A (ja) 1986-04-28

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