JPH0561268B2 - - Google Patents

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JPH0561268B2
JPH0561268B2 JP1317236A JP31723689A JPH0561268B2 JP H0561268 B2 JPH0561268 B2 JP H0561268B2 JP 1317236 A JP1317236 A JP 1317236A JP 31723689 A JP31723689 A JP 31723689A JP H0561268 B2 JPH0561268 B2 JP H0561268B2
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JP
Japan
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compound
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JP1317236A
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JPH03176464A (ja
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Takashi Takahashi
Kiwa Takehira
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Osaka Soda Co Ltd
Original Assignee
Daiso Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0561268B2 publication Critical patent/JPH0561268B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic Table
    • C07F7/02Silicon compounds
    • C07F7/08Compounds having one or more C—Si linkages
    • C07F7/18Compounds having one or more C—Si linkages as well as one or more C—O—Si linkages
    • C07F7/1804Compounds having Si-O-C linkages
    • C07F7/1872Preparation; Treatments not provided for in C07F7/20
    • C07F7/1892Preparation; Treatments not provided for in C07F7/20 by reactions not provided for in C07F7/1876 - C07F7/1888
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Pyridine Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、プロスタグランジンを製造するため
の原料となる光学活性シクロペンタノン誘導体の
製法に関する。 (従来の技術及び解決すべき課題) 従来プロスタグランジンの製造に関しては、コ
ーリーラクトンや4−ヒドロキシシクロペンテノ
ンより出発する方法が主流になつているが、この
原料の光学活性体を得るためには光学分割や微生
物による不斉水解等の工程を経る必要がありその
ため収率が低下するなどの問題があつた。 (課題を解決するための手段) 本発明者らは4−ヒドロキシシクロペンテノン
に代るプロスタグランジン中間体の製造方法につ
いて鋭意検討を行つた結果、後記するように1位
炭素にハロゲンやアルキルスルホニルオキシ基又
はアリールスルホニルオキシ基の置換した光学活
性、2,3−エポキシプロパン()を原料とす
る方法によりプロスタグランジンの中間体として
知られる後記一般式(XI)で示される光学活性シ
クロペンテノン誘導体を合成する方法を見出した
ものであり、本発明は、これら一連の合成反応に
よつて得られる中間体としての光学活性化合物の
製法を提供するものである。 本発明は、下記一般式() (上記一般式()において、R1はアルケニル
基、アラルキル基、アルキルオキシメチル基、1
−アルキルオキシエチル基、ヘテロ原子を有する
環状アルキル基及びシリル基から選ばれた容易に
脱離可能な保護基、*の符号は不斉炭素原子をそ
れぞれ表わす) で表わされる光学活性2−メチレンシクロペンタ
ノン誘導体を下記一般式() R5M () (一般式()において、R5はそれぞれ酸素、
イオウ又はケイ素を含んでいても良い、直鎖状も
しくは分岐状アルキル基、アルケニル基、アルキ
ニル基及びアルキル置換フエニル基から選ばれた
炭素数5〜22の基を表わし、この中にはアルコキ
シ、アルキルオキシアルコキシ、環状もしくは非
環状アセタール基、シリル基、アルキルチオ基が
含まれていても良い。Mは(CH32ZnLi又はCu
(CN)Li、Cu(CN)MgBr、Cu(CN)MgCl、
Cu(CN)MgI、(CuLi)1/2、(2−チエニル)Cu
(CN)Li2及びCu(PBu3o(n=2〜3、Buはブ
チル基)から選ばれた有機銅化合物を表わす) で表わされる有機金属化合物と反応させ、次いで
一般式() R6ZY1 () (一般式()において、R6はメチル、フエニ
ル、p−トリル、p−クロロフエニル又は2−ピ
リジル基を表わし、Zはセレン又は硫黄を表わ
し、Y1はハロゲン原子又はZR6を表わす)で表わ
される有機金属化合物を作用させることを特徴と
する下記一般試()で表わされる光学活性シク
ロペンタノン誘導体の製法である。 (一般式()において、R1、R5、R6、Z及び
*の符号は一般式()、()及び()のR1
R5、R6、Z及び*の符号と同様の意味を表わす) 本発明において式()及び()における
R1の具体例は、アルケニル基としてはアリル、
アラルキル基としてはベンジル、p−メトキシベ
ンジル、ジフエニルメチル、トリチル、アルキル
オキシメチル基としてはメトキシメチル、ベンジ
ルオキシメチル、t−ブトキシメチル、2,2,
2−トリクロロエトキシメチル、2−メトキシエ
トキシメチル、1−アルキルオキシエチル基とし
ては1−エトキシエチル、1−メチル−1−メト
キシエチル、1−イソプロポキシエチル、ヘテロ
原子を有する環状アルキル基としてはテトラヒド
ロピラニル、テトラヒドロフラニル、シリル基と
してはトリメチルシリル、トリエチルシリル、t
−ブチルメチルシリル、t−ブチルジフエニルシ
リル、メチルジ−t−ブチルシリル、トリフエニ
ルシリル、フエニルジメチルシリル、トリフエニ
ルメチルジメチルシリルなどが挙げられる。式
()におけるR5の具体例としては −CH=CH(CH23CH(OC2H52 −CH=C(CH24OSi(C6H52t−C4H9、 −(CH26OSi(CH33、 −(CH23CH=CHCH(OCH32 −(CH22SCH2CH(OC2H52 などが挙げられる。 本発明の一般式()化合物は、まず下記反応
経路1によつて原料化合物である光学活性2−メ
チレンシクロペンタノン誘導体()を合成し、
この誘導体()を用いて後記反応経路2に従つ
て製造することができる。本発明化合物()
は、引き続いてプロスタグランジンの中間体とし
て知られる一般式(XI)化合物に変換することが
できる。 下記反応経路1において、R2は1−アルキル
オキシエチル基、ヘテロ原子を有する環状アルキ
ル基及びシリル基から選ばれた容易に脱離可能な
保護基、R3はハロゲン置換基を有していてもよ
いアルキル基及びアラルキル基から選ばれた容易
に脱離可能な保護基であり、2個のR3は互に異
なつていてもよく、またこの2個のR3が結合し
て環状アセタールを形成していてもよい。Xはハ
ロゲン原子又はR4SO3基、R4はアルキル基又は
アリール基、X1はハロゲン原子、*の符号は不
斉炭素原子をそれぞれ表わす。 反応経路1 上記反応を説明すると、それ自体公知の2−ハ
ロゲノアクリルアルデヒドのアセタール誘導体
()をテトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、
エチレングリコールジエチルエーテル等のエーテ
ル類、またはヘキサン等の炭化水素類を溶媒と
し、メチルリチウム、n−ブチルリチウム、sec
−ブチルリチウム、t−ブチルリチウム等の強塩
基の当量以上を作用させて生成するビニールアニ
オンを式()で表わされる光学活性エポキシ化
合物とルイス酸、例えばトリフルオロボロン・エ
ーテラートの存在下で反応させると式(−2)
で示される4−ヒドロキシ−2−メチレンペンタ
ン誘導体が得られる。この反応は−30〜−100℃
の低温で行うことが望ましい。この反応は触媒な
しでも進行するが、上記の如きルイス酸を添加す
ると反応が加速される。次に、上記反応で得られ
た式(−2)化合物の水酸基に保護基を導入し
て式(−1)化合物に変換する。保護基R1
導入は各々公知の方法により行う。例えばアルケ
ニル基、アラルキル基、アルキルオキシメチル基
及びシリル基の場合は、各々相当するR1Y(Yは
塩素、臭素、ヨウ素などのハロゲン原子を表わ
す。)当モル以上と塩基、例えばトリエチルアミ
ン、エチルジイソプロピルアミン、ピリジン、4
−ジメチルアミノピリジン、イミダゾールなどの
有機塩基や水素化ナトリウム、ナトリウムアミド
などの無機塩基等モル以上の存在下で反応させる
ことにより行うことができる。R1が1−アルキ
ルオキシエチル基やヘテロ原子を有する環状アル
キル基の場合の導入は、各々相当するビニールエ
ーテル等量以上と酸触媒、例えば塩化水素、p−
トルエンスルホン酸、ピリジン−p−トルエンス
ルホン酸塩、酸性イオン交換樹脂(アンバーリス
ト−H15等)を用いて反応すれば良い。 上記得られた式(−1)化合物はアセタール
部分を弱いルイス酸の存在下で加水分解すると2
−メチレンペンタナール誘導体()が得られ
る。この反応は含水溶媒、例えば水−エタノール
混合溶媒などの中で硫酸銅、臭化亜鉛、シリカゲ
ルなどの弱いルイス酸触媒と反応させることによ
り達成できる。 次に、式()化合物のカルボニル基をシアノ
ヒドリン化して式(−2)化合物に変換する。
シアノヒドリン化は常法通りシアン化水素を用い
て達成することができる。またシアノヒドリン化
の簡便な方法としては、18−クラウンエーテル−
6触媒の存在下でトリメチルシリルシアナイドと
反応させてトリメチルシリル化されたシアノヒド
リン式(−3)を得、これを加水分解して式
(−2)化合物に導くこともできる。またこの
トリメチルシリル化された式(−3)化合物
は、それをそのまま式()に導くこともでき
る。 上記得られた光学活性1−シアノ−1−ペンタ
ノール(−2)はこのものの水酸基に保護基
R2を導入して式(−1)化合物に変換する。
保護基としては前記した1−アルキルオキシアル
キル基、ヘテロ原子を有する環状アルキル基及び
シリル基の中から適宜選択することができる。こ
の際R2はR1と同一でも、また異なつていても良
い。保護基R2の導入は式(−2)化合物を式
(−1)を化合物に変換する際と同様な条件を
用いて行うことができる。 式(−1)化合物はこれを強塩基と反応させ
て環化した式()化合物に変換する。強塩基と
しては、水素化リチウム、水素化ナトリウム、水
素化カリウム、リチウムアミド、ナトリウムアミ
ド、カリウムアミド、リチウムジイソプロピルア
ミド、ナトリウムヘキサメチルジシラザン、リチ
ウムヘキサメチルジシラザン、カリウムヘキサメ
チルジシラザンなどが用いられ、強塩基の種類に
より反応温度、溶媒が適宜選ばれる。例えばリチ
ウムジイソプロピルアミドの場合、+60〜−100℃
でジエチルエーテル又はテトラヒドロフラン中で
行うことが好ましく、ナトリウムヘキサメチルジ
シラザンを用いる場合はテトラヒドロフラン、ジ
オキサン、ベンゼンやトルエン中室温〜110℃の
温度範囲で反応させることができる。強塩基の量
は式(−1)化合物に対して1〜10倍当量、好
ましくは1〜5倍当量の範囲で用いられる。 上記式()化合物はこれの−OR2基を加水分
解し、次いで塩基で脱シアノ水素化して式()
化合物を得ることができる。−OR2の加水分解は
公知の方法を用いることができる。例えば塩酸、
p−トルエンスルホン酸、酢酸などの酸、酸性イ
オン交換樹脂、あるいはトリフルオロボロン・エ
ーテラート、臭化亜鉛、塩化アルミニユームなど
のルイス酸又はピリジン・p−トルエンスルホン
酸塩などの弱酸性物質を用いて含水溶媒中で0〜
100℃の温度範囲で行うことができる。R2がシリ
ル基の場合、テトラn−ブチルアンモニウムフル
オライドなどの四級フツ化アンモニウム塩で脱保
護することも可能である。アラルキル基のときは
パラジウムを用いる水素化分解も有効な手段であ
る。 脱シアノ水素化は水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム、重炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウムな
どの無機塩基、アンモニア、トリエチルアミン、
ピリジン、4−ジメチルアミノピリジンなどの有
機塩基当量以上と反応させて達成することができ
る。 上記反応式においてR2、R3、X、X1の具体例
は以下の通りである。 R2:R1で挙げた1−アルキルオキシエチル基、
ヘテロ原子を有する環状アルキル基及びシリル
基と同様な基 R3:メチル、エチル、2,2,2−トリクロロ
エチルなどのアルキル基、ベンジルなどのアラ
ルキル基、2個のR3が結合した例としてR3
O−C−OR3
【式】 【式】
【式】 で示される環状アセタール X1:塩素、臭素、ヨウ素 X:塩素、臭素、ヨウ素などのハロゲン原子、メ
タンスルホニルオキシ、トリフルオロメタンス
ルホニルオキシなどのアルキルスルホニルオキ
シ基、ベンゼンスルホニルオキシ、p−トルエ
ンスルホニルオキシ、m−トリフルオロメチル
ベンゼンスルホニルオキシ、m−クロロベンゼ
スルホニルオキシ基などのアリールスルホニル
オキシ基 上記得られた一般式()で表わされる光学活
性2−メチレンシクロペンタノン誘導体は、下記
反応経路2で示される方法によつて本発明の光学
活性シクロペンタノン誘導体に導かれ、次いでプ
ロスタグランジンの中間体として公知の一般式
(XI)で表わされる光学活性シクロペンテノン誘
導体に導くことができる。 反応経路2 式()で表わされる2−メチレンシクロペン
タノン誘導体を別途調製した式()で表わされ
有機金属化合物と反応させてα鎖を導入し、生じ
たエノレートを一般式(XIで表わされる有機セ
レン化合物又は有機イオウ化合物で置換して本発
明化合物()が合成される。 上記用いられる式()で表わされる有機金属
化合物R5Mは次の様にして調製する。有機銅化
合物はR5X1(X1は塩素、臭素、ヨウ素などのハ
ロゲン原子)をメチルリチウム、sec−ブチルリ
チウム、t−ブチルリチウムなどの有機リチウム
化合物、金属リチウムなどでリチオ化するか、金
属マグネシウムでグリニヤール試剤とした後、シ
アン化第一銅、ヨウ化第一銅あるいは別途調製し
た(2−チエニル)Cu(CN)Liで処理して作る
ことができる。また有機亜鉛化号物は別途塩化亜
鉛のテトラメチルエチレンジアミン錯体を2当量
のメチルリチウムと反応させてジメチル亜鉛と
し、これに上記R5X1をリチオ化した反応液を加
えて得ることができる。R5Mの調製は不活性溶
媒、例えばn−ヘキサン、トルエンなどの炭化水
素、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジ
オキサンなどのエーテル又はこれらの混合溶媒中
で0〜−100℃の温度で行うことができる。 上記のようにして調製したR5Mで表わされる
有機金属化合物の不活性溶媒溶液中に0〜−100
℃で攪拌下に式()化合物の不活性溶媒溶液を
滴下し、生じたエノレート溶液に同温度で攪拌
下、式()化合物の不活性溶媒溶液を滴下して
反応させることにより本発明の式()化合物を
得ることができる。これらの反応は窒素、アルゴ
ン等の不活性ガス雰囲気下で行う必要がある。式
()で表わされる有機金属化合物は式()化
合物に対してモル比1〜10倍量、式()で表わ
される有機金属化合物は式()化合物に対して
モル比で1〜10倍量の範囲が適当である。 上記得られた式()化合物は、これを過酸化
水素、有機過酸などの酸化剤を用いて酸化し、次
いで0〜150℃の温度で脱離反応を行つてシクロ
ペンテノン誘導体(XI)を得ることができる。 上記得られた一般式(XI)で表わされる光学活
性シクロペンテノン誘導体はR5のアセタール、
シリル、アルキルオキシアルキル基を前述の公知
の方向で脱保護するとアルデヒドやアルコールに
変換することができる。式(XI)の化合物からの
プロスタグランジン誘導体の合成は公知の手段に
よつて行うことができる。 (実施例) 実施例 1 <式(−2)化合物の合成> −78℃に冷却した2−ブロモ−3,3−ジエト
キシプロペン9.35g(44.9mmol)の無水テトラ
ヒドロフラン80ml溶液に、アルゴン雰囲気下攪拌
しながら、n−ブチルリチウムを20分間かけて滴
下し、更に−78℃で40分間攪拌してビニルリチウ
ム溶液を調製した。 一方、−78℃に冷却した光学活性(S)−エピクロ
ロヒドリン(化学純度98.5%以上、光学純度99%
以上)3.46g(37.4mmol)の無水テトラヒドロ
フラン70ml溶液に、アルゴン雰囲気下攪拌しなが
らトリフルオロボロンエーテラート5.31g(37.4
mmol)を滴下し、更に10分間攪拌した。 前に得たビニルリチウム溶液を上記エピクロロ
ヒドリン溶液中に−78℃で35分間かけて滴下し、
更に20分間攪拌した。この反応混合物を予め冷却
した塩化アンモニウム飽和水溶液中に激しく攪拌
しながら注ぎ込み、水層をエーテルで6回抽出
し、エーテル抽出液を飽和塩化アンモニウム水溶
液で2回、飽和食塩水で2回洗浄した後、無水硫
酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留去して下
記化学式で示される光学活性4−ヒドロキシ−2
−メチレンペンタン誘導体(−2−a)6.97g
(収率84%)を得た。 X=Cl(−2−a) X=Br(V−2−b) NMR(CDCl3) δ:1.23(6H、t、J=7.0Hz、CH3) 2.34〜2.52(2H、m、CH2) 3.25〜4.17(9H、m、CH2O、CH2Cl、CH、
OH) 4.70(1H、s、OCH−O) 5.14〜5.50(2H、m=CH2) 上記合成において、光学活性(S)−エピクロヒド
リンの代りに光学活性(S)−エピブロモヒドリンを
用いた以外は上記同様にして上記化学式で示され
る光学活性4−ヒドロキシ−2−メチレンペンタ
ン誘導体(−2−b)を得た。 NMR(CDCl3) δ:1.23(6H、t、J=7.0Hz、CH3) 2.34〜2.52(2H、m、CH2) 3.29〜3.80(8H、m、CH2O、CH2Br、CH) 3.80〜4.14(1H、m、OH) 4.71(1H、s、OCH−O) 5.14〜5.32(2H、m=CH2) <式(−1)化合物の合成> 上記得られた光学活性4−ヒドロキシ−2−メ
チレンペンタン誘導体(−2−a)6.96gの
N,N−ジメチルホルムアミド10ml溶液に、攪拌
下0℃でイミダゾール6.43g(94.5mmol)を滴
下し、次いでt−ブチルジフエニルシリルクロリ
ド14.07g(51.3mmol)を滴下して水浴上で一昼
夜攪拌した後、3N塩酸で中和し、水層をエーテ
ルで3回抽出し、抽出液を飽和重曹水で2回、次
いで飽和食塩水で3回洗浄した後、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去して下
記化学式で示されるヒドロキシル基が保護された
光学活性2−メチレンペンタン誘導体(−1−
a)19.96gを得た。 X=Cl(−1−a) X=Br(−1−b) IR(neat) 3400、1640、1050cm-1 上記合成において、光学活性4−ヒドロキシ−
2−メチレンペンタン誘導体(−2−a)の代
りにX=Brである光学活性(−2−b)化合
物を用いた以外は同様にして上記化学式で示され
る光学活性(−1−b)化合物を得た。 <式()化合物の合成> 上記光学活性2−メチレンペンタン誘導体(
−1−a)19.87gを80%メタノール水溶液120ml
に溶かし、硫酸銅10.09gを加えて1時間加熱攪
拌した。反応混合物をセライトを通して濾過し、
濾液にベンゼン300mlを加えて共沸下にメタノー
ルと水を留去し、残液をエーテルで抽出し、エー
テル抽出液を飽和重曹水で洗浄した。水層はエー
テルで6回抽出した後、抽出液を食塩水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒
を留去して下記化学式で示される光学活性2−メ
チレンペンタナール誘導体(−a)18.66gを
得た。 X=Cl(−a) X=Br(−b) NMR(CDCl3) δ:1.07(9H、s、CH3) 2.49〜2.71(2H、m、CH2) 3.34(2H、d、J=5.0Hz、CH2) 3.94〜4.26(1H、m、CH) 5.99(1H、s、=CH) 6.24(1H、s、=CH) 7.29〜7.91(10H、m、CH6H5) 9.94(1H、s、CHO) IR(neat) 1685、1480、1100、700cm-1 上記合成において、光学活性2−メチレンペン
タン誘導体(−1−a)の代りにX=Brであ
る光学活性(−1−b)化合物を用いた以外は
同様にして上記化学式で示される光学活性(−
b)化合物を得た。 NMR(CDCl3) δ:1.07(9H、s、CH3) 2.43〜2.83(2H、m、CH2) 3.21(2H、d、J=5.0Hz、CH2) 3.86〜4.23(1H、m、CH) 5.99(1H、brs、=CH) 6.26(1H、brs、=CH) 7.29〜7.91(10H、m、C6H5) 9.94(1H、s、CHO) IR(neat) 1685、1580、1100、700cm-1 <式(−2)化合物の合成> 上記光学活性2−メチレンペンタナール誘導体
(−a)18.66gにアルゴン雰囲気下18−クラウ
ンエーテルのシアン化カリ錯体を触媒量加えて攪
拌下にトリメリルシリルシアナイド3.65g(36.8
mmol)を滴下した。反応混合物を更に1時間水
浴上で攪拌した後、テトラヒドロフラン100mlで
稀釈し、1N塩酸30mlを加えて20分間攪拌した。
水層をエーテルで6回抽出し、食塩水で抽出液を
洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減
圧下に溶媒を留去して下記化学式で示される光学
活性1−シアノ−2−メチレンペンタン誘導体
(−2−a)の粗生成物を得た。これをシリカ
ゲルカラムクロマトグラフイーを用いてn−ヘキ
サン:エーテル=8:1で処理し精製物6.14gを
得た。式(−2−a)からの収率は47.4%であ
つた。なお、この際原料の(−a)化合物2.80
gを回収した。 X=Cl(−2−a) X=Br(−2−b) NMR(CDCl3) δ:1.0〜1.17(9H、d、CH3) 2.51〜2.86(2H、m、CH2) 3.00〜3.57(3H、m、CH2、CH) 3.91〜4.23(1H、m、CH) 4.71〜4.96(1H、m、OH) 5.21〜5.63(2H、m、=CH2) 7.25〜7.91(1H、m、CH) 上記合成において、光学活性2−メチレンペン
タナール誘導体(−a)の代りにX=Brであ
る光学活性(−b)化合物を用いた以外は同様
にして上記化学式で示される光学活性(−2−
b)化合物を得た。 NMR(CDCl3) δ:1.0〜1.32(9H、m、CH3) 2.55〜3.67(5H、m、CH2、CH) 3.90〜4.21(1H、m、CH) 4.84(1H、s、OH) 5.18〜5.67(2H、m、=CH2) 7.28〜7.85(10H、m、C6H5) <式(−1)化合物の合成> 上記光学活性1−シアノ−2−メチレンペンタ
ン誘導体(−2−a)6.14g(14.8mmol)の
無水ベンゼン90ml溶液に、アルゴン雰囲気下触媒
量のp−トルエンスルホン酸を加え、水浴上で攪
拌下エチルビニルエーテル1.18g(1.63mmol)
を滴下した。更に40分間攪拌した後、予め冷却し
た飽和重曹水で中和し、水層をエーテルで4回抽
出し、抽出液を食塩水で洗浄した後、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥し、減圧下で溶媒を留去して下
記化学式で示される光学活性1−シアノ−2−メ
チレンペンタン誘導体(−1−a)6.68gを得
た。 X=Cl(−1−a) X=Br(−1−b) NMR(CDCl3) δ:0.93〜1.43(15H、m、CH3) 2.35〜2.74(2H、m、CH2) 3.23〜3.77(4H、m、CH2) 3.89〜4.11(1H、m、CH) 4.34〜5.03(2H、m、CH) 5.19(1H、brs、=CH) 5.43〜5.63(1H、m、=CH) 7.29〜7.91(10H、m、C6H5) 上記合成において、光学活性1−シアノ−2−
メチレンペンタン誘導体(−2−a)の代りに
X=Brである光学活性(−2−b)を用いた
以外は同様にして上記化学式で示される光学活性
(−1−b)化合物を得た。 NMR(CDCl3) δ:0.93〜1.43(15H、m、CH3) 2.37〜2.74(2H、m、CH2) 3.09〜3.77(4H、m、CH2、CH) 3.89〜4.23(1H、m、CH) 4.60〜5.14(2H、m、CH) 5.14〜5.71(2H、m、=CH2) 7.31〜7.91(10H、m、C6H5) IR(neat) 1700(c=c)、1100、1050、940、830、740、
700cm-1 <式()化合物の合成> ナトリウムヘキサメチルジシラザンのベンゼン
溶液(濃度0.66N)10.3mlを無水テトラヒドロフ
ラン50mlにアルゴン雰囲気下で加え、攪拌しなが
ら上記光学活性1−シアノ−2−メチレンペンタ
ン誘導体(−1−a)1.23gの無水テトラヒド
ロフラン20ml溶液を50℃で70分間かけて滴下し
た。予め冷却した飽和塩化アンモニウム水溶液中
に上記反応液を激しく攪拌しながら注ぎ、次いで
エーテルで5回抽出し、抽出液を1N塩酸、食塩
水の順で洗浄した。これをシリカゲルカラムクロ
マトグラフイー(n−ヘキサン:エーテル=20:
1)で精製して下記化学式で示される光学活性2
−メチレンシクロペンタンシアノヒドリン誘導体
()756mg(式(−2−a)化合物からの収率
61.6%)を得た。 NMR(CDCl3) δ:0.93〜1.57(15H、m、CH3) 2.06〜2.71(4H、m、CH2) 3.23〜3.86(1H、m、CH) 4.14〜4.60(1H、m、CH) 4.69〜5.11(1H、m、CH) 5.11〜5.37(1H、m、CH) 5.37〜5.66(1H、m、CH) 7.31〜7.90(10H、m、C6H5) 上記合成において、光学活性1−シアノ−2−
メチレン誘導体(−1−a)の代りにX=Br
である光学活性(−1−b)化合物を用いた場
合も上記と同様な収率で光学活性()化合物が
得られた。 <式()化合物の合成> 上記得られた光学活性2−メチレンシクロペン
タンシアノヒドリン誘導体()756mg(1.68m
mol)の無水メタノール30ml溶液に、アルゴン雰
囲気下ピリジンp−トルエンスルホン酸塩を触媒
量加えて、1.2時間還流した。溶媒を減圧留去後、
残渣に無水テトラヒドロフラン25ml及び飽和重曹
水10mlを室温で加えて1.5時間攪拌した。反応混
合物にエーテルを加えて抽出し、抽出液を食塩水
で洗浄した。水層を更にエーテルで5回抽出し、
これら抽出液を合せて1N塩酸及び食塩水で順次
洗浄した後乾燥し、溶媒を減圧留去し、次いでシ
リカゲルカラムクロマトグラフイー(n−ヘキサ
ン:エーテル=40:1)で精製して下記化学式で
示される光学活性2−メチレンシクロペンタノン
誘導体()307.5mg(収率52.2%)を得た。 IR(neat) 1730、1645、1100、730cm-1 1 HNMR(CDCl3) δ:1.04(9H、s、CH3) 2.42(2H、d、J=5.0Hz、CH2) 2.72(2H、quint、2.4Hz、CH2) 4.47(1H、quint、5.0Hz、CH) 5.29(1H、dt、J=2.4Hz、1.5Hz、=CH) 6.03(1H、dt、J=2.4Hz、1.5Hz、=CH) 7.31〜7.91(10H、m、C6H513 CNMR(CDCl3) δ:19.06、26.79、40.02、48.26、68.51、118.03、
127.70、127.76、129.82、129.86、133.50、
133.73、135.64、143.22、204.40 上記得られた式()化合物を用いて、以下に
おいて本発明化合物()を合成し、次いでプロ
スタグランジンの中間体として知られる光学活性
シクロペンテノン誘導体(式(XI))を合成した。 <式()化合物の合成> アルゴン気流下で下記式(XII)で表わされるヨ
ウ化ビニル誘導体 247.8mg(0.831mmol)のn−ヘキサン7ml溶
液を−78℃に冷却し、これに攪拌しながらt−ブ
チルリチウムをシリンジを用いて5分間で滴下
し、引き続き90分間同温度で攪拌して下記化学式
で示されるビニルリチウム化合物を得た。 一方、三つ口フラスコにアルゴン気流下塩化亜
鉛のテトラメチルエチレンジアミン錯体230.8mg
(0.914mmol)を入れ、無水テトラヒドロフラン
7mlを加え、−20℃に冷却攪拌し、これにメチル
リチウムの1.7Nn−ヘキサン溶液1.07ml(1.828m
mol)をシリンジを用いて3分間で滴下し、さら
に10分間攪拌した後−80℃に冷却した。この溶液
に上記ビニルリチウム化合物の溶液をブリツジを
用いて−78℃で5分間かけ攪拌下に滴下し、更に
−78℃〜−60℃で1時間攪拌した。これに上記得
られた光学活性2−メチレンシクロペンタノン誘
導体()223.5mg(0.6376mmol)の無水テトラ
ヒドロフラン溶液7mlを−78℃でよく攪拌しなが
ら40分間かけて滴下した。更にこの容器を2mlの
無水テトラヒドロフランで洗い、反応液に攪拌下
10分間かけて加え、更に−78℃で30分間攪拌し
た。 この反応液にジフエニルジセレニド996.0mg
(3.197mmol)の無水テトラヒドロフラン溶液7
mlをシリンジを用いて−78℃で激しく攪拌しなが
ら加えた。引き続き−50℃で30分間攪拌した後、
激しく攪拌しながら冷却した飽和塩化アンモニウ
ム水溶液中に上記反応液を注ぎ、分解した後エー
テルで6回水層を抽出し、エーテル溶液を合せて
飽和食塩水で2回洗浄した後、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。これを濾過して濾液の溶媒を留
去し、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フイー(n−ヘキサン:エーテル=5:1)で精
製して下記化学式で示される光学活性2−フエニ
ルセレノシクロペンタノン誘導体()220.1mg
(収率50.9%)を得た。 NMR(CDCl3) δ:1.04(9H、s、CH3) 1.04〜1.74(12H、m、CH3、CH2) 1.82〜2.86(6H、m、CH2CO、CH2C=C) 3.30〜3.82(4H、m、CH2O) 4.34〜4.78(2H、m、OCH) 5.15〜5.50(2H、m、=CH) 7.10〜7.70(15H、m、C6H5) IR(neat) 1730、1105、740、700cm-1 <式(XI)化合物の合成> 上記得られた光学活性2−フエニルセレノシク
ロペンタノン誘導体()115.7mg(0.170mmol)
をテトラヒドロフラン15mlに溶かし、0℃に冷却
して攪拌下30%過酸化水素、0.14ml(156.1mg、
1.80mmol)を一度に加えた。反応液を徐々に室
温まで戻し、更に室温で3時間攪拌した。反応液
をエーテルで稀釈し、エーテル層を分離して飽和
食塩水で洗浄した。水層は更にエーテルで5回抽
出し、エーテル層を合せて再度飽和食塩水で洗浄
した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を
減圧下に留去した。残渣の油状物をシリカゲルク
ロマトグラフイー(n−ヘキサン:エーテル=
5:1)で精製し、更に高速液体クロマトグラフ
イー(シリカゲル「Si−160」、7.6φ×30cm、n−
ヘキサン:酢酸エチル=1:4)で精製して下記
化学式で示される光学活性シクロペンテノン誘導
体(XI−1)40.6mg(収率45.9%)と構造未定の
副生成物25.8mgを得た。 NMR(CDCl3) δ:1.07(9H、s、CH3) 1.07〜1.79(12H、m、CH2、CH3) 1.87〜2.26(2H、m、CH2) 2.34〜2.54(2H、m、CH2) 2.70〜2.94(2H、m、CH2) 3.18〜3.82(4H、m、CH2) 4.66(1H、q、J=5.5Hz、CH) 4.75〜4.98(1H、m、CH) 5.44(1H、m、=CH) 6.88〜7.02(1H、m、=CH) 7.26〜7.78(10H、m、C6H5) IR(neat) 1715、1105、700cm-1 上記得られた光学活性シクロペンテノン誘導体
(XI−1)31.9mg(0.06mmol)の無水メタノール
2ml溶液に触媒量のp−トルエンスルホン酸を氷
冷下アルゴン気流中で加え、1時間20分氷冷下攪
拌した後、更に室温で、1時間攪拌した。この反
応液を予め冷却した飽和重曹水で中和し、水層を
ジクロロメタンで5回抽出し、抽出液を合せて飽
和食塩水で2回洗浄した後無水硫酸マグネシウム
で乾燥した。減圧下で溶媒を留去した後残渣の油
状物をシリカゲルカラムクロマトグラフイー(n
−ヘキサン:エーテル=1:1)で精製して下記
化学式で示される光学活性シクロペンテノン誘導
体(XI−2)24.8mg(収率90.2%)を得た。 [α]25 D=+31.85°(c=0.496、メタノール)1 HNMR(CDCl3) δ:1.07(9H、s、CH3) 1.15〜1.79(5H、m、CH2、OH) 1.87〜2.27(2H、m、CH2) 2.06(2H、brq、J=6.4Hz、CH2) 2.87(2H、brd、J=6.0Hz、CH2) 3.62(2H、t、J=6.4Hz、CH2) 4.75〜4.96(1H、m、CH) 5.30〜5.55(2H、m、=CH) 6.93〜6.98(1H、m、=CH) 7.27〜7.75(10H、m、C6H513 CNMR(CDCl3) δ:19.72、23.24、26.22、27.47、32.89、43.94、
46.00、63.34、70.54、125.38、128.41、130.58、
132.64、134.26、136.26、146.51、157.23、
177.87 IR(neat) 3400、1710、1110、1070、780、700cm-1 (発明の効果) 本発明によつて得られた化合物は、プロスタグ
ランジンを製造するための原料として有用であ
り、従来の合成中間体であるコーリーラクトンや
4−ヒドロキシクロペンテノンを用いる方法に較
べて複雑な工程を大幅に省略でき、極めて短工程
で得られる光学活性2−メチレンシクロペンタノ
ン誘導体を原料として用いる点有利である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記一般式() (上記一般式()において、R1はアルケニル
    基、アラルキル基、アルキルオキシメチル基、1
    −アルキルオキシエチル基、ヘテロ原子を有する
    環状アルキル基及びシリル基から選ばれた容易に
    脱離可能な保護基、*の符号は不斉炭素原子をそ
    れぞれ表わす) で表わされる光学活性2−メチレンシクロペンタ
    ノン誘導体を下記一般式() R5M () (一般式()において、R5はそれぞれ酸素、
    イオウ又はケイ素を含んでいても良い、直鎖状も
    しくは分岐状アルキル基、アルケニル基、アルキ
    ニル基及びアルキル置換フエニル基から選ばれた
    炭素数5〜22の基を表わし、この中にはアルコキ
    シ、アルキルオキシアルコキシ、環状もしくは非
    環状アセタール基、シリル基、アルキルチオ基が
    含まれていても良い。Mは(CH32ZnLi又はCu
    (CN)Li、Cu(CN)MgBr、Cu(CN)MgCl、
    Cu(CN)MgI、(CuLi)1/2、(2−チエニル)Cu
    (CN)Li2及びCu(PBu3o(n=2〜3、Buはブ
    チル基)から選ばれた有機銅化合物を表わす) で表わされる有機金属化合物と反応させ、次いで
    一般式() R6ZY1 () (一般式()において、R6はメチル、フエニ
    ル、p−トリル、p−クロロフエニル又は2−ピ
    リジル基を表わし、Zはセレン又は硫黄を表わ
    し、Y1はハロゲン原子又はZR6を表わす) で表わされる有機金属化合物を作用させることを
    特徴とする下記一般式()で表わされる光学活
    性シクロペンタノン誘導体の製法。 (一般式()において、R1、R5、R6、Z及び
    *の符号は一般式()、()及び()のR1
    R5、R6、Z及び*の符号と同様の意味を表わ
    す)。
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