JPH0561047B2 - - Google Patents
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- JPH0561047B2 JPH0561047B2 JP1197493A JP19749389A JPH0561047B2 JP H0561047 B2 JPH0561047 B2 JP H0561047B2 JP 1197493 A JP1197493 A JP 1197493A JP 19749389 A JP19749389 A JP 19749389A JP H0561047 B2 JPH0561047 B2 JP H0561047B2
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- cutting
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- end mill
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C5/00—Milling-cutters
- B23C5/02—Milling-cutters characterised by the shape of the cutter
- B23C5/10—Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft
- B23C5/1009—Ball nose end mills
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Milling Processes (AREA)
Description
を仕上げ切削に適した形状に改良したボールエン
ドミルに関する。
ールエンドミルの使用が不可欠である。ボールエ
ンドミルの刃先形状は、回転することによつて球
面を形成するように構成されており、第6,7,
8図にその一般的な形状のボールエンドミルの刃
先部を示している。通常は、先端のアール状切刃
(球面切削を行う切刃)11の二番面12が第6
図に示すようにエンドミル先端部で交差してつな
がり、その部分では切刃が形成されず、先端芯厚
部分13即ちドリルで言うチゼル部と同様の部分
が形成される。そしてこの先端芯厚部分13は、
凸曲面ではあるが球面よりも僅かに窪んでいて平
坦に近い曲面となつており、真の球面の一部を構
成しないという欠点がある。この欠点は、先端芯
厚部分13の幅tが0となるような切刃形状とす
ることによつて補うことは可能であるが、併し乍
らその場合には、両切刃の連続する部分が、工具
の先端頂部でワークに対して1点で接触する箇所
となり、極めて耐摩耗性に乏しい箇所となる。し
たがつて、使用中の摩耗によりその部分の切刃が
すぐに摩損してしまい、切刃の不連続部を生じる
(両切刃の間が開いて〓間を生じる)ことになる。
これら各図において、14は三番面、15はギヤ
ツシユ、16は外周切刃である。 そこで、上述のような問題の解決手段として、
第10図及び第11図に示すような、両切刃の連
続する部分を先端頂部からずらし、軸心頂部を通
る長刃21と、残りの部分の短刃22とからアー
ル状切刃を構成することが有効である。 ところが、長刃21と短刃22とが分離される
切欠部23では、長刃21及び短刃22の端部に
エツジ状の切刃コーナ部24が形成される。この
エツジ状コーナ部分24は、ボールエンドミルが
理論的に回転すれば、すなわち捩れも抵抗も全く
ない状態で回転軸心の回りに回転したときには、
長刃21が完全に重なることになつて、すじ状の
切削痕を切削面に残すことはない。併し乍ら、実
際の工具において捩れが皆無ということはまずな
く、さらに実際の切削において送りが与えられる
と、切削抵抗による撓みや動的な捩れが発生す
る。したがつて上述のようなエツジ状コーナ部分
24は、実際の切削においては長刃21と完全に
は重ならず、その切削痕が『すじ』になつて生じ
る。また、このコーナ部24にチツピングが生じ
るとその悪影響はさらに著しくなり、極端な場合
にはそのチツピング部に溶着が発生する。
を構成するのは、その回転により球面を形成する
切刃形状を維持して切削精度を高めるためであ
る。金型などの高精度な型部分は、機械加工後に
磨き仕上げ工程を要するが、機械加工時の精度が
劣つていれば仕上げ工程に要する時間が長くな
る。その時間を如何に短くするかは、ボールエン
ドミルによる機械加工の精度を如何に高めるかに
依存することになる。したがつて本発明の目的
は、上述のような長刃と短刃とからなるアール状
切刃を持つたボールエンドミルに関して、その各
切刃コーナ部による悪影響を除去し、且つ機械加
工時の精度を極力高められるボールエンドミルを
提供することにある。
き従来技術の課題を解決し、その目的を達成する
ために以下のような構成を備えている。 即ち、球面切削を行うアール状切刃が、回転中
心軸を通過する一つの長刃と、少なくとも一つの
短刃とからなるボールエンドミルにおいて、上記
長刃と短刃とを分離する切欠部が、該長刃および
短刃のそれぞれの二番面から滑らかに連続する曲
面で面取り形成されることにより、該長刃および
短刃の切刃稜線から該切欠部の稜線部分へ移行し
てなるこれら稜線が、滑らかに連続する曲線で形
成され、上記長刃及び短刃の、上記球面中心に対
する放射方向すくい角、すなわちボールエンドミ
ルの回転軸心上にある点でアール状切刃の曲率中
心となる点と、アール状切刃上の1点とを通つて
この切刃に直交する方向(法線方向)の断面にお
いて、このアール状切刃の曲率中心とアール状切
刃上の1点とを通る直線に対して、そのアール状
切刃上の点におけるすくい面のなす角度が、−15°
以上0°以下に設定されている。
して得られる球面上の頂点は、長刃の切刃稜線上
の1点が位置することにより、工具の軸心頂部ま
で精度の高い球面が確保される。特に軸心頂部ま
でチツプポケツトが得られることは、切り屑の排
出性と共にその部分の切削性を高める。 また、長刃および短刃の切刃稜線から切欠部の
稜線部分へ移行してなるこれら稜線は滑らかに連
続する曲線で面取り形成されるので、長刃および
短刃から切欠部への移行部分には従来技術のボー
ルエンドミルにおけるようなエツジ状コーナ部分
が形成されることはない。したがつて、長短それ
ぞれの刃から切欠部へ移行する部分で滑らかに連
続する曲線よりなる切刃稜線は、滑らかに連続す
る曲面を切削形成し、仕上げ面に『すじ』の軌跡
を残ず、さらには面取りが施されることによつて
チツピングの発生を防止する。 上述のすくい角が−15°以上0°以下とされてい
ることによつて、仕上げ面に対して圧縮方向に切
削抵抗が発生し、仕上げ面粗さを改善する。特
に、回転軸心上の切刃で切削速度が0となるデツ
ドポイントは、スラスト抵抗に対して最も弱く、
チツピングを生じ易い箇所であるが、この部分の
スラスト抵抗に対する強度が著しく向上する。た
だし、すくい角を過度に負にすると切削抵抗の増
大とともにむしれ切削が誘発されるため、その限
界は−15°とするのが好ましい。通常のボールエ
ンドミルでは、すくい角は正の値のものが殆どで
あるが、本発明のボールエンドミルは、これを仕
上げ切削(軽切削)にのみ使用すれば切削抵抗が
不必要に大きくなることはなく、むしろ切刃剛性
を高めることにより切刃エツジのマイクロチツピ
ング防止効果が得られる。特に、工具の軸心頂部
においては、切刃のすくい角が負の値に設定され
ることによつて、この部分の切刃の強度向上及び
チツピング防止に対する効果は顕著である。な
お、従来のボールエンドミルにおけるこのすくい
角は、ある程度の切り込み量が確保できるように
切削性を高めるため、通常では6°〜15°程度に設
定されている。
図ないし第5図を参照して説明する。第1図は本
実施例のボールエンドミルを切刃先端側から軸方
向に向かつて見た切刃形状を示す図、第2図はそ
の側面から見た図、第3図は第2図の−線矢
視断面図、第4図は第2図のの部分を拡大して
示す断面図である。本実施例のボールエンドミル
は、長刃1と短刃2とが1枚ずつ2枚刃である。
長刃1と短刃2との間の切欠部3は、第4図によ
く示されるように、その切刃コーナ部に相当する
部分に曲率半径がR1,R2の曲面となるように面
取りが施されている。図において曲率半径R1が
短刃側の面取り、R2が長刃側の面取り、P1,P2
はそれぞれの曲率中心である。図中Rは、アール
状切刃の回転によつて形成される球面の曲率半径
であり、その曲率中心をPとする。長刃1及び短
刃2の各二番面4,5と各面取りの曲面とは、そ
の移行点において共通接線を有しており、相互に
滑らかに連続して両者間に稜線は形成されない。
なお、第4図では長刃側の上記移行点がボールエ
ンドミルの回転中心軸6上にあるが、移行点はこ
れを越えて長刃側に形成されてはならない。 第3図に、短刃2を例に採り、その任意の1点
Cpについて、上記球面の曲率中心Pからの放射
方向に関するすくい角θを示した。この放射方向
すくい角θは、曲率中心の点Pと点Cpとを通る
平面で且つ点Cpにおける短刃2の法線方向の平
面でボールエンドミルの断面を取り、この断面に
おいて、点Pと点Cpとを通る直線に対して短刃
2のすくい面7がなす角度で与えられる。本実施
例においては−15°の負のすくい角が与えられて
いる。 以上のような構成を有する本発明のボールエン
ドミルについて、第5図に示すような形状の被削
材の仕上げ切削を行い、その仕上げ面粗さをテス
トしてみた結果、Rnaxが2μm以下の極めて良好
な仕上げ面が得られた。 ●ボールエンドミル:球面半径…5mm、直径…10
mm、刃長…15mm、全長…70mm、柄径…10mm、材
質…超硬合金+TiNコーテイング、タイプ…
ソリツドタイプ ●被削材:SKD61(HRC40)、 a=100mm、b=20mm、c=75mm、 d=30mm、e=25mm、r=25mm、α=45° ●被削条件:回転数…2200rpm、送り…300mm/
min、切り込み(Z軸方向)…0.1mm、ピツク
フイード(Y軸方向)…0.07mm、使用フライス
盤…NCフライス盤(主軸モータ3.7kW/
5.5kW) 以上の説明は、超硬合金にコーテイングを施し
た2枚刃のソリツドタイプをモデルとしたが、材
質としてはその他に、高速度工具鋼は勿論、より
高速化してサーメツトやCBN(六方晶形窒化硼
素)、さらにはダイヤモンド焼結体等の一般的に
工具に用いられている材質が可能であり、刃数に
ついて3枚以上の多刃のものが可能である。その
場合は1枚のみが長刃で、残りが短刃となる。タ
イプとしても、ソリツドタイプの他にロー付けタ
イプやスローアウエイタイプが可能である。
端側から軸方向に向かつて見た切刃形状を示す
図、第2図は第1図を側面から見た図、第3図は
第2図の−線矢視断面図、第4図は第2図の
の部分を拡大して示す断面図、第5図は本実施
例のボールエンドミルを用いて切削テストを行つ
た被削体のモデル形状を示す図、第6図は従来の
一般的ボールエンドミルを切刃先端側から軸方向
に向かつて見た切刃形状を示す図、第7図は第6
図を側面から見た図、第8図は第6図を正面から
見た図、第9図は一般的なボールエンドミルによ
る加工状況を示す図、第10図は長刃及び短刃を
持つた従来タイプのボールエンドミルを切刃先端
側から軸方向に向かつて見た切刃形状を示す図、
第11図は第10図を側面から見た図である。 1……長刃、2……短刃、3……切欠部、4,
5……二番面、6……回転中心軸、7……すくい
面、P……アール状切刃の曲率中心点、Cp……
アール状切刃上の任意の1点。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 球面切削を行うアール状切刃が、回転中心軸
6を通過する一つの長刃1と、少なくとも一つの
短刃2とからなるボールエンドミルにおいて、 上記長刃1と短刃2とを分離する切欠部3が、
該長刃1および短刃2のそれぞれの二番面4,5
から滑らかに連続する曲面で面取り形成されるこ
とにより、該長刃1および短刃2の切刃稜線から
該切欠部3の稜線部分へ移行してなるこれら稜線
が、滑らかに連続する曲線が形成され、 上記長刃1及び短刃2の、上記球面中心に対す
る放射方向すくい角(θ)が−15°以上0°以下に
設定されたことを特徴とするボールエンドミル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19749389A JPH0360909A (ja) | 1989-07-28 | 1989-07-28 | ボールエンドミル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19749389A JPH0360909A (ja) | 1989-07-28 | 1989-07-28 | ボールエンドミル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0360909A JPH0360909A (ja) | 1991-03-15 |
JPH0561047B2 true JPH0561047B2 (ja) | 1993-09-03 |
Family
ID=16375389
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19749389A Granted JPH0360909A (ja) | 1989-07-28 | 1989-07-28 | ボールエンドミル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0360909A (ja) |
Families Citing this family (9)
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JP2003225821A (ja) * | 2002-02-01 | 2003-08-12 | Osg Corp | 多刃ボールエンドミル |
DE102005043841B4 (de) * | 2005-09-13 | 2009-01-22 | Franken GmbH + Co KG Fabrik für Präzisionswerkzeuge | Radiusfräser, insbesondere Kugel- oder Torusfräser, mit Querschneide und/oder Abflachung |
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JP5799875B2 (ja) * | 2012-03-29 | 2015-10-28 | 三菱マテリアル株式会社 | ボールエンドミル |
KR102105942B1 (ko) | 2017-02-14 | 2020-04-29 | 쓰리엠 이노베이티브 프로퍼티즈 캄파니 | 엔드 밀링에 의해 제조되는 미세구조체의 그룹을 포함하는 보안 물품 |
JP7419060B2 (ja) * | 2019-12-27 | 2024-01-22 | 日進工具株式会社 | ボールエンドミル |
Citations (3)
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JPS6212503U (ja) * | 1985-07-09 | 1987-01-26 | ||
JPS62203709A (ja) * | 1986-02-28 | 1987-09-08 | Toshiaki Hosoi | ボ−ルエンドミル |
-
1989
- 1989-07-28 JP JP19749389A patent/JPH0360909A/ja active Granted
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JPS62203709A (ja) * | 1986-02-28 | 1987-09-08 | Toshiaki Hosoi | ボ−ルエンドミル |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH0360909A (ja) | 1991-03-15 |
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