JPH0560160A - 電磁式フリクシヨンダンパ - Google Patents
電磁式フリクシヨンダンパInfo
- Publication number
- JPH0560160A JPH0560160A JP21543291A JP21543291A JPH0560160A JP H0560160 A JPH0560160 A JP H0560160A JP 21543291 A JP21543291 A JP 21543291A JP 21543291 A JP21543291 A JP 21543291A JP H0560160 A JPH0560160 A JP H0560160A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sliding member
- solenoid
- friction
- guide
- displacement
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Vibration Dampers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電磁ソレノイドを用いたコンパクトな防振用
ダンパを提供する。 【構成】 ソレノイド１と、励磁されたソレノイド１の
磁力に吸引される磁性材で構成された平板状の摺動部材
９と、摺動部材９の変位を所定の方向へ案内するガイド
７と、吸引された摺動部材９に圧着してその変位に摩擦
抵抗を及ぼすフリクション部材４を備える。
ダンパを提供する。 【構成】 ソレノイド１と、励磁されたソレノイド１の
磁力に吸引される磁性材で構成された平板状の摺動部材
９と、摺動部材９の変位を所定の方向へ案内するガイド
７と、吸引された摺動部材９に圧着してその変位に摩擦
抵抗を及ぼすフリクション部材４を備える。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁ソレノイドを利用
した防振用ダンパに関する。
した防振用ダンパに関する。
【０００２】
【従来の技術】電磁ソレノイドは例えばコイルを巻き付
けたボビンの内側に固定鉄心を固定し、同軸上に摺動自
由に支持された可動鉄心をコイルへの通電により発生す
る磁力で固定鉄心に吸着するように構成されている。
けたボビンの内側に固定鉄心を固定し、同軸上に摺動自
由に支持された可動鉄心をコイルへの通電により発生す
る磁力で固定鉄心に吸着するように構成されている。
【０００３】また、ボビンの中心部に所定の長さの磁性
材のプランジャを摺動自由に貫通させ、プランジャとボ
ビンの軸方向の相対変位に応じてプランジャに軸方向の
駆動力を作用させる構造の電磁ソレノイドも知られてい
る。
材のプランジャを摺動自由に貫通させ、プランジャとボ
ビンの軸方向の相対変位に応じてプランジャに軸方向の
駆動力を作用させる構造の電磁ソレノイドも知られてい
る。
【０００４】
【発明の課題】これらの電磁ソレノイドは従来は一般に
バルブの開閉などを行うアクチュエータとして利用され
ていた。
バルブの開閉などを行うアクチュエータとして利用され
ていた。
【０００５】本発明は、電磁ソレノイドを利用した防振
用ダンパを提供することを目的とする。
用ダンパを提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を達成するための手段】本発明は、ソレノイド
と、励磁されたソレノイドの磁力に吸引される磁性材で
構成された平板状の摺動部材と、摺動部材の変位を所定
の方向へ案内するガイドと、吸引された摺動部材に圧着
してその変位に摩擦抵抗を及ぼすフリクション部材とを
備えている。
と、励磁されたソレノイドの磁力に吸引される磁性材で
構成された平板状の摺動部材と、摺動部材の変位を所定
の方向へ案内するガイドと、吸引された摺動部材に圧着
してその変位に摩擦抵抗を及ぼすフリクション部材とを
備えている。
【０００７】
【作用】ソレノイドの非励磁状態では摺動部材はガイド
に案内されて所定方向へ自由に変位する。
に案内されて所定方向へ自由に変位する。
【０００８】ソレノイドを励磁するとプランジャが吸引
されてフリクション部材に圧着し、摺動部材の変位に摩
擦抵抗を及ぼして摺動部材の振動を減衰する。摺動部材
を平板状に形成することでフリクション部材との摺接面
積が大きくなり、安定した減衰力が得られるとともに耐
摩耗性が向上する。
されてフリクション部材に圧着し、摺動部材の変位に摩
擦抵抗を及ぼして摺動部材の振動を減衰する。摺動部材
を平板状に形成することでフリクション部材との摺接面
積が大きくなり、安定した減衰力が得られるとともに耐
摩耗性が向上する。
【０００９】
【実施例】図１〜図５に本発明の実施例を示す。
【００１０】図１において、１はボビン２の外周に巻き
付けられたソレノイドである。ボビン２は非磁性材で構
成され、磁性材で構成されたボディ３の内側に収装され
る。
付けられたソレノイドである。ボビン２は非磁性材で構
成され、磁性材で構成されたボディ３の内側に収装され
る。
【００１１】ボディ３は一端を開口した円筒状部材であ
り、中心に一体形成されたコア部３Ａを備え、ボビン２
はこのコア部３Ａの外周に装着される。ソレノイド１は
図２に示すようにボディ３の外側から導かれた配線１０
を介して供給される励磁電流に応じて励磁される。
り、中心に一体形成されたコア部３Ａを備え、ボビン２
はこのコア部３Ａの外周に装着される。ソレノイド１は
図２に示すようにボディ３の外側から導かれた配線１０
を介して供給される励磁電流に応じて励磁される。
【００１２】ボビン２の一端には円環状のフリクション
部材４が固着する。このフリクション部材４は非磁性材
で構成され、ボディ３の開口端から僅かに突出した位置
に支持される。
部材４が固着する。このフリクション部材４は非磁性材
で構成され、ボディ３の開口端から僅かに突出した位置
に支持される。
【００１３】ボディ３にはブラケット５を介してアイ６
が固着する。また、ボディ３の開口端には図２及び図３
に示すようなガイド７がボルト８により固定される。
が固着する。また、ボディ３の開口端には図２及び図３
に示すようなガイド７がボルト８により固定される。
【００１４】ガイド７は図２に示されるような門形断面
に形成され、ボディ３の開口端に相対する中空部７Ａを
備える。そして、この中空部７Ａの内側に平板状の摺動
部材９がブラケット５と反対方向から挿入される。な
お、摺動部材９の断面はガイド７の中空部７Ａより若干
小さく形成される。
に形成され、ボディ３の開口端に相対する中空部７Ａを
備える。そして、この中空部７Ａの内側に平板状の摺動
部材９がブラケット５と反対方向から挿入される。な
お、摺動部材９の断面はガイド７の中空部７Ａより若干
小さく形成される。
【００１５】摺動部材９の基端にはアイ１１が固着す
る。
る。
【００１６】次に作用を説明する。
【００１７】ソレノイド１が励磁されない状態にあって
は、摺動部材９はアイ６と１１に作用する荷重に応じて
ガイド７に案内されて軸方向に自由に摺動する。
は、摺動部材９はアイ６と１１に作用する荷重に応じて
ガイド７に案内されて軸方向に自由に摺動する。
【００１８】配線１０を介した通電によりソレノイド１
が励磁されると、その磁力で磁性材の摺動部材９はボデ
ィ３に向けて吸引され、フリクション部材４に圧着す
る。
が励磁されると、その磁力で磁性材の摺動部材９はボデ
ィ３に向けて吸引され、フリクション部材４に圧着す
る。
【００１９】この結果、摺動部材９の摺動に対してフリ
クション部材４が大きな摩擦抵抗を及ぼす。この抵抗は
摺動部材９の軸方向変位に対する減衰力として作用し、
これによりアイ６と１１の相対振動を減衰する。
クション部材４が大きな摩擦抵抗を及ぼす。この抵抗は
摺動部材９の軸方向変位に対する減衰力として作用し、
これによりアイ６と１１の相対振動を減衰する。
【００２０】その場合に、摺動部材９は平板状に構成さ
れているため、フリクション部材４との接触面積が大き
く、したがって十分に大きな減衰力を得ることができ
る。また接触面積が大きいことから耐摩耗性も良い。
れているため、フリクション部材４との接触面積が大き
く、したがって十分に大きな減衰力を得ることができ
る。また接触面積が大きいことから耐摩耗性も良い。
【００２１】なお、図４に示すようにフリクション部材
４をボディ３の外側に支持したり、あるいはボディ３に
コア部３Ａを形成する代わりに、図５に示すように独立
したコア部材１２を用いてボビン２とともにボディ３に
収装することも可能である。
４をボディ３の外側に支持したり、あるいはボディ３に
コア部３Ａを形成する代わりに、図５に示すように独立
したコア部材１２を用いてボビン２とともにボディ３に
収装することも可能である。
【００２２】
【発明の効果】以上のように本発明は、励磁されたソレ
ノイドの磁力で平板状の摺動部材をフリクション部材に
吸着するようにしたので、摺動部材とフリクション部材
との接触面積を大きく取ることができ、大きく安定した
減衰力を発生させることができる。また、これによりフ
リクションダンパの小型化や耐摩耗性の向上を図ること
ができる。
ノイドの磁力で平板状の摺動部材をフリクション部材に
吸着するようにしたので、摺動部材とフリクション部材
との接触面積を大きく取ることができ、大きく安定した
減衰力を発生させることができる。また、これによりフ
リクションダンパの小型化や耐摩耗性の向上を図ること
ができる。
【図１】本発明の実施例を示すフリクションダンパの縦
断面図である。
断面図である。
【図２】同じく横断面図である。
【図３】同じく平面図である。
【図４】別の実施例を示すフリクションダンパの縦断面
図である。
図である。
【図５】さらに別の実施例を示すフリクションダンパの
縦断面図である。
縦断面図である。
１ ソレノイド ４ フリクション部材 ７ ガイド ９ 摺動部材
Claims (1)
- 【請求項１】 ソレノイドと、励磁されたソレノイドの
磁力に吸引される磁性材で構成された平板状の摺動部材
と、摺動部材の変位を所定の方向へ案内するガイドと、
吸引された摺動部材に圧着してその変位に摩擦抵抗を及
ぼすフリクション部材とを備えたことを特徴とする電磁
式フリクションダンパ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21543291A JPH0560160A (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | 電磁式フリクシヨンダンパ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21543291A JPH0560160A (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | 電磁式フリクシヨンダンパ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0560160A true JPH0560160A (ja) | 1993-03-09 |
Family
ID=16672245
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21543291A Pending JPH0560160A (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | 電磁式フリクシヨンダンパ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0560160A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6053291A (en) * | 1996-12-27 | 2000-04-25 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Damper of a type with a variable damping force |
| WO2002048570A3 (en) * | 2000-12-15 | 2003-01-23 | Lord Corp | Magnetically actuated friction damper |
| WO2003019037A1 (en) * | 2001-08-27 | 2003-03-06 | Lord Corporation | Magnetically actuated motion control device and its use in trolley wire suspension |
| KR20220039336A (ko) * | 2020-09-22 | 2022-03-29 | 한국원자력연구원 | 완충을 위한 스너버 |
-
1991
- 1991-08-27 JP JP21543291A patent/JPH0560160A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6053291A (en) * | 1996-12-27 | 2000-04-25 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Damper of a type with a variable damping force |
| WO2002048570A3 (en) * | 2000-12-15 | 2003-01-23 | Lord Corp | Magnetically actuated friction damper |
| US7040467B2 (en) | 2000-12-15 | 2006-05-09 | Lord Corporation | Magnetically actuated friction damper |
| WO2003019037A1 (en) * | 2001-08-27 | 2003-03-06 | Lord Corporation | Magnetically actuated motion control device and its use in trolley wire suspension |
| KR20220039336A (ko) * | 2020-09-22 | 2022-03-29 | 한국원자력연구원 | 완충을 위한 스너버 |
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