JP2533658Y2 - ソレノイド - Google Patents

ソレノイド

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JP2533658Y2
JP2533658Y2 JP1990102376U JP10237690U JP2533658Y2 JP 2533658 Y2 JP2533658 Y2 JP 2533658Y2 JP 1990102376 U JP1990102376 U JP 1990102376U JP 10237690 U JP10237690 U JP 10237690U JP 2533658 Y2 JP2533658 Y2 JP 2533658Y2
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JP
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spring
plunger
hole
inner periphery
gap
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JP1990102376U
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JPH0459910U (ja
Inventor
卓也 工藤
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エヌオーケー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、たとえば各種制御弁等の作動装置として用
いられるソレノイドに関する。
(従来の技術) 従来のこの種のソレノイドとして、たとえば第3図お
よび第4図に示すような、小型で大きい吸引力を必要と
し、可動プランジャが比較的長いストローク動くように
したソレノイドが知られている。すなわち、コイル部材
100の一方の開口部内周に磁性体製のセンタポスト101が
挿入固定され、コイル部材100の他方の開口部内周に磁
性体製のプランジャ102が往復移動自在に挿入されてい
る。このプランジャ102にはロッド103が固定されてお
り、ロッド103はセンタポスト101に設けられた貫通孔10
4に摺動自在に挿入されている。また、センタポスト101
とプランジャ102の間にはプランジャ102をセンタポスト
101から離間させる方向に付勢するコイル状のスプリン
グ105が装着されており、コイル部材100に通電すること
により、プランジャ102をスプリング105のばね力に抗し
てセンタポスト101側に電磁吸引するようになってい
る。
そして、プランジャ102のストロークをかせぐために
はスプリング105の長さを長くする必要があるので、ス
プリング105の一端を前記貫通孔104内周とプランジャ10
2外周との隙間に挿入してスプリング105の長さを確保
し、その一端を貫通孔104内周中途部に設けたスプリン
グ受座106に係合させていた。
さらに、ソレノイド内部に油等の流体を循環させるた
めに、スプリング105外周と貫通孔104内周との間、およ
びロッド103外周と貫通孔104のスプリング受座106より
も先端部内周との間に、それぞれ流体の流通を許容する
流路となる第1隙間107,第2隙間108が設けられてい
た。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら上記した従来技術の場合には、作動を繰
り返すと、ロッド103先端と貫通孔104先端部との第2隙
間108にスプリング105が噛み込まれてしまうおそれがあ
った。すなわち、ロッド103と貫通孔104内周との間には
第2隙間108があるために、作動時にロッド103が隙間分
だけ左右にぶれてしまう。このぶれた分だけ第2隙間10
8が部分的に拡がることになり、スプリング受座106に係
合しているスプリング105端が拡がった隙間に落ち込む
ものと思われる。特に作動を繰り返すと摺動面間の摩耗
が進行して第2隙間108が大きくなって噛み込まれやす
い。
本考案は上記した従来技術の課題を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、油等を循環さ
せる流路を制限することなく、スプリングの噛み込みを
防止し得るソレノイドを提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明にあっては、コイ
ル部材の一方の開口部内周に挿入固定された磁性体製の
センタポストと、コイル部材の他方の開口部内周に往復
移動自在に挿入された磁性体製のプランジャと、該プラ
ンジャを前記センタポストから離間させる方向に付勢す
るコイル状のスプリングと、前記プランジャに結合さ
れ、該スプリングの内環を通じて前記センタポストに設
けられた貫通孔に摺動自在に挿入されたロッドと、を有
し、前記貫通孔の一部にスプリング受座を設け、前記ス
プリングの一端を該スプリング受座に係合させたソレノ
イドにおいて、前記スプリング外周と貫通孔内周との間
に流体の流通を許容する流路となる隙間を設け、前記ス
プリング受座部に部分的に前記貫通孔の内径よりも小径
であって、スプリングの位置を規制するスプリングガイ
ドを設けたことを特徴とする。
(作用) 上記構成のソレノイドにあっては、スプリング外周が
スプリングガイドによって押えられるので、ロッドの左
右のぶれはスプリングを介してロッドガイドによって押
えられる。したがって、ロッドが左右にぶれてロッドと
スプリング受座よりも先の貫通孔内周との間の隙隙が拡
がるおそれはなく、スプリング端が隙間に噛み込むのが
防止される。
また、スプリングガイドによってスプリング先端部外
周を押えているので、流路となるスプリング外周と貫通
孔の間、およびスプリング受座より先のロッドと貫通孔
内周との隙間は確保でき、油等の流体の循環を確保する
ことができる。
(実施例) 以下に、本考案を図示の実施例を基づいて説明する。
第1図および第2図は本考案の一実施例に係るソレノイ
ドを示している。このソレノイド1は、概略、円筒状の
磁性体製のケース2と、このケース2内に収納されるコ
イル部材4と、コイル部材4の一方の開口部内周に挿入
固定される磁性体製のセンタポスト5と、コイル部材4
の他方の開口部内周に非磁性体製のスリーブ6を介して
往復移動自在に挿入される可動部材としての磁性体製の
プランジャ7と、ケース2とプランジャ7間の磁路を形
成するための磁性体製のヨークプレート11と、を備えて
いる。
ケース2は外周に取付用のブラケット30が設けられた
円筒状部材で、その一端にワッシャ状の固定プレート8
を介して、上記センタポスト5が一体的に連結固定され
ている。そして、ケース2内周に収納されたコイル部材
4の一側の端面が固定プレート8に当接している。
また、ケース2のプランジャ7側の開口部はコイル部
材4に通電するための電気接続端子9を備えたコネクタ
10が嵌合固定されている。このコネクタ10とセンタポス
ト5間にプランジャ7が往復動自在に挿入される密閉さ
れた空間が構成されている。すなわち、コネクタ10のケ
ース内側の端面にはコイル部材4のボビン3の内径と同
一径の凹部10aが設けられ、この凹部10a内周とコイル部
3内周とが同一面にて連続しており、スリーブ6の一端
が凹部10a内周に嵌合され、他端がセンタポスト5外周
とボビン2との間に差込まれている。
また、吸引力を大きくし、プランジャ7のストローク
を大きくとるために、プランジャ7の先端はセンタポス
ト5側に向って円錐台状に突出させ、一方、センタポス
ト5の端面にはこのプランジャの突出部12形状に倣った
円錐台状の凹部13を設け、互いに対向する円錐状の傾斜
面間に磁気吸引力が作用するようにしている。
一方、プランジャ7にはロッド14が一体的に固定され
ており、このロッド14がセンタポスト5に設けられた貫
通孔15に摺動自在に挿入されている。そして、センタポ
スト5とプランジャ7の間には、プランジャ7をセンタ
ポスト5から離間させる方向に付勢するコイル状のスプ
リング16が介在されている。このスプリング16はロッド
14外周に摺動自在に挿入され、一端がプランジャ7に係
合し、他端が貫通孔15内周とプランジャ7外周との隙間
に挿入されて貫通孔15内周中途部に設けたスプリング受
座17に係合している。そして、スプリング16外周と貫通
孔15内周との間、およびロッド14外周と貫通孔15のスプ
リング受座17よりも先端部内周との間に、流体の流通を
許容する流路となる第1,第2隙間21,22が設けられてお
り、ソレノイド1内に油等の流体を循環させるようにな
っている。また、センタポスト5の端部には、上記第1,
第2隙間21,22に開口する油等の流入口20が開口してい
る。一方、センタポスト5外周には軸方向に延びる溝23
が設けられており、この溝23によって油等の流出路を構
成している。
そして、貫通孔15内周のスプリング受座17部には、ス
プリング16外周に接触するスプリングガイド18が設けら
れている。このスプリングガイド18は貫通孔15内周を第
1隙間21と台2隙間22の中間程度に絞って形成したもの
で、その内周がスプリング16の端末部外周に全周的に接
触している。
上記構成のソレノイドにあっては、コイル部材4に通
電すると、センタポスト5,プランジャ7,ヨークプレート
11,ケース2および固定プレート8を通じてセンタポス
ト5に戻る閉塞されたループ状の磁路が形成され、プラ
ンジャ7がボディ5に向かって磁気吸引される。
そして、スプリング16外周がスプリングガイド18によ
って押えられるので、ロッド14の左右のぶれはスプリン
グ16を介してスプリングガイド17によって押えられる。
したがって、ロッド14が左右にぶれてセンタポスト5先
端の第2隙間22が拡がるおそれはなく、スプリング16端
が第2隙間22に噛み込むのが防止される。
また、スプリングガイド18によってスプリング16先端
部外周を押えているので、流路となるスプリング16外周
と貫通孔15内周の第1隙間21、およびスプリング受座17
より先のロッド14と貫通孔15内周との第2隙間22を確保
でき、油等の流体循環を確保することができる。
(考案の効果) 本考案は、以上の構成および作用を有するもので、ス
プリング受座部にスプリング外周を案内するスプリング
ガイドを設けたので、スプリングを介してロッドの左右
の振れを防止することができ、ソレノイド内への油等の
流体の流通を制限することなく、ロッドと貫通孔内周間
の隙間へのスプリンの噛み込みを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例に係るソレノイド
を示しており、第1図は要部断面図、第2図は全体構成
を示す縦断面図、第3図は従来のソレノイドの全体構成
を示す縦断面図、第4図は第3図の要部拡大断面図であ
る。 符号の説明 1……ソレノイド、2……ケース 3……ボビン、4……コイル部材 4a……コイル巻線、5……ボディ 6……スリーブ、7……プランジャ 8……固定プレート、9……端子 10……コネクタ、11……ヨークプレート 12……突出部、13……凹部 14……ロッド、15……貫通孔 16……スプリング、17……スプリング受座 18……スプリングガイド、20……流入口 21……第1隙間、22……第2隙間 23……溝

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイル部材の一方の開口部内周に挿入固定
    された磁性体製のセンタポストと、 コイル部材の他方の開口部内周に往復移動自在に挿入さ
    れた磁性体製のプランジャと、 該プランジャを前記センタポストから離間させる方向に
    付勢するコイル状のスプリングと、 前記プランジャに結合され、該スプリングの内周を通じ
    て前記センタポストに設けられた貫通孔に摺動自在に挿
    入されたロッドと、 を有し、 前記貫通孔の一部にスプリング受座を設け、 前記スプリングの一端を該スプリング受座に係合させた
    ソレノイドにおいて、 前記スプリング外周と貫通孔内周との間に流体の流通を
    許容する流路となる隙間を設け、 前記スプリング受座部に部分的に前記貫通孔の内径より
    も小径であって、スプリングの位置を規制する、スプリ
    ングガイドを設けたことを特徴とするソレノイド。
JP1990102376U 1990-09-30 1990-09-30 ソレノイド Expired - Lifetime JP2533658Y2 (ja)

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JP1990102376U JP2533658Y2 (ja) 1990-09-30 1990-09-30 ソレノイド

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JPH0459910U JPH0459910U (ja) 1992-05-22
JP2533658Y2 true JP2533658Y2 (ja) 1997-04-23

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JPH0353451Y2 (ja) * 1986-01-20 1991-11-22

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JPH0459910U (ja) 1992-05-22

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