JPH0559956A - 内燃機関の吸気装置 - Google Patents

内燃機関の吸気装置

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JPH0559956A
JPH0559956A JP21355291A JP21355291A JPH0559956A JP H0559956 A JPH0559956 A JP H0559956A JP 21355291 A JP21355291 A JP 21355291A JP 21355291 A JP21355291 A JP 21355291A JP H0559956 A JPH0559956 A JP H0559956A
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JP
Japan
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branch
collector
section
valve
control valve
Prior art date
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Pending
Application number
JP21355291A
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English (en)
Inventor
Takanori Hiyoshi
孝則 日吉
Shinsaku Saito
信作 斉藤
Yuuichi Iriya
祐一 入矢
Shinichiro Kitada
真一郎 北田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内燃機関の吸気装置における慣性過給性能を
高めて充填効率の向上を図る。 【構成】 通路長大の第1ブランチ部21に連通する第1
コレクタ部32と通路長小の第2ブランチ部22に連通する
第2コレクタ部33とがコレクタ制御弁36を介して連通し
ており、また前記両ブランチもブランチ制御弁25を介し
て連通している。また、各コレクタ部には第1スロット
ル弁37と第2スロットル弁38が設けられる。そして機関
回転数に応じて前記弁の開閉を行い、全速度域にわたっ
て可及的に高い慣性過給を行えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の吸気装置に
関し、特に、充填効率向上を図ったものに関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の吸気装置において充填効率を
図る方法としては、慣性過給が知られている。例えば、
特開昭60−216064号公報には、回転自由な円筒
状のコレクタ部の周壁に連通孔を形成すると共に、その
周囲に各気筒のブランチ部を形成し、コレクタの回転位
置を変化させることにより、吸気流に関与する実質のブ
ランチ部通路長を変えて、機関回転速度に応じた慣性過
給を得るようにしたものが示されている。
【0003】また、特開昭60−156929号公報に
は、吸気通路の断面積を多段階に変化させることによ
り、機関回転速度に応じた慣性過給を得るようにしたも
のが示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の慣性過給を利用した吸気装置にあっては、第
1の従来例では、通路長のみが可変とされ、第2の従来
例では通路断面積のみが可変とされることによって慣性
過給機能を得るというように、いずれも慣性過給に寄与
する要素の中の1つのみしか制御していないため、充分
な慣性過給効果が得られないのが実状であった。
【0005】これら従来例の方式を組み合わせることに
より、慣性過給効果を高めることは可能ではあるが、通
路形状が複雑となったり制御を行う弁数が増える等、実
用的でない。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、イ
ンテークマニホールドに気筒毎に第1及び第2のブラン
チ部と、これら第1及び第2ブランチ部が集合するコレ
クタ部とを備えた内燃機関の吸気装置において、前記第
1ブランチ部の通路長を第2ブランチ部の通路長より長
く形成し、コレクタ部を該第1ブランチ部に連通する第
1コレクタ部と該第2ブランチ部に連通する第2コレク
タ部とにより構成すると共に、第1コレクタ部及び第2
コレクタ部の入口部に設けた開閉自由な第1スロットル
弁及び第2スロットル弁と、第1コレクタ部と第2コレ
クタ部との連通部を設け該連通部に設けた開閉自由なコ
レクタ制御弁と、第1ブランチ部の中間部と第2ブラン
チ部の上流端部との連通部を設け該連通部に設けた開閉
自由なブランチ制御弁とを備え、かつ、機関回転速度検
出手段と、検出された機関回転速度に応じて第1スロッ
トル弁、第2スロットル弁、コレクタ制御弁及びブラン
チ制御弁を相互に独立して開閉制御する制御手段と、を
備えて構成した。
【0007】また、前記吸気装置において、前記第1ブ
ランチ部の通路長を第2ブランチ部の通路長より長く形
成し、コレクタ部を該第1ブランチ部に連通する第1コ
レクタ部と、該第1コレクタ部と独立して形成されて該
第2ブランチ部に連通する第2コレクタ部とにより構成
すると共に、第1コレクタ部及び第2コレクタ部の吸気
入口部に設けた開閉自由な第1スロットル弁及び第2ス
ロットル弁と、第1ブランチ部の中間部と第2ブランチ
部の上流端部との連通部を設け該連通部に設けた開閉自
由なブランチ制御弁と、第1ブランチ部の前記連通部の
下流に設けた開閉自由な第1ブランチ開閉弁とを備え、
かつ、機関回転速度検出手段と、検出された機関回転速
度に応じて第1スロットル弁、第2スロットル弁、ブラ
ンチ制御弁及び第1ブランチ開閉弁を相互に独立して開
閉制御する制御手段と、を備えて構成してもよい。
【0008】
【作用】第1スロットル弁及び第2スロットル弁と、コ
レクタ制御弁とを独立に開閉制御することによりコレク
タ部容積を変化させることができる。また、ブランチ制
御弁を独立に開閉制御することにより通路断面積を変化
させることができる。また第1スロットル弁及び第2ス
ロットル弁と、コレクタ制御弁、ブランチ制御弁を開閉
制御することにより通路長を変化させることができる。
もって、コレクタ部容積,通路断面積,通路長を複合的
に変化させることができ、以て簡易な構成でありながら
高い慣性過給効果を得ることができる。
【0009】さらにまた、第1スロットル弁及び第2ス
ロットル弁と、第1ブランチ開閉弁とを独立に開閉制御
することによりコレクタ部容積を変化させることができ
る。また、ブランチ制御弁を開状態として第1ブランチ
開閉弁を開閉制御することによっても通路断面積を変化
させることができる。また第1スロットル弁及び第2ス
ロットル弁と、ブランチ制御弁、第1ブランチ開閉弁と
を開閉制御することにより通路長を変化させることがで
きる。もって、コレクタ部容積,通路断面積,通路長を
複合的に変化させることができ、以て簡易な構成であり
ながら高い慣性過給効果を得ることができる。
【0010】
【実施例】以下に第1の本発明の実施例を図に基づいて
説明する。第1実施例の構成を示す図1〜図3におい
て、機関本体1には、各気筒に2本ずつの吸気ポート
(図示せず) を備え、それに対応してインテークマニホ
ールド2は、気筒毎に2本ずつの第1ブランチ部21,第
2ブランチ部22と、これら第1ブランチ部21,第2ブラ
ンチ部22が集合するコレクタ部31と、を備えている。
【0011】前記2本ずつの第1ブランチ部21,第2ブ
ランチ部22の中、一方の第1ブランチ部21にあっては、
上流部がコレクタ部31の外側周囲を取り巻く延長ブラン
チ部23に連通しており、もって、第1ブランチ部21の方
が、コレクタ部31の周囲を取り巻く分だけ通路長が長く
形成される。またコレクタ部31は前記第1ブランチ部21
即ち延長ブランチ部23に連通する第1コレクタ部32と前
記第2ブランチ部22に連通する第2コレクタ部33とによ
り構成されており、該第1コレクタ部32と第2コレクタ
部33とを隔てている中間壁34に連通孔35が設けられ、該
連通孔35はコレクタ制御弁36により該連通を開閉される
ようになっている。さらに、第1コレクタ部32及び第2
コレクタ部33の入口部には夫々第1スロットル弁37及び
第2スロットル弁38が設けられており、夫々アクチュエ
ータ45及び46の出力軸が連結されており、後述するコン
トロールユニット43からの制御信号により、該第1コレ
クタ部32及び第2コレクタ部33への吸気の流入を制御す
る構成となっている。
【0012】ここで、コレクタ制御弁36は周知のバタフ
ライ弁であり、中間壁34を貫通する共通の駆動軸39に固
定されており、該駆動軸39の一端部にアクチュエータ40
の出力軸が連結されている。さらに、第1ブランチ部21
の中間部と第2ブランチ部22の上流端部とを連通する連
通部24が設けられており、該連通部24はブランチ制御弁
25により該連通を開閉するようになっている。
【0013】ここで、ブランチ制御弁25も周知のバタフ
ライ弁であり、第1ブランチ部21及び第2ブランチ部22
を貫通する共通の駆動軸26に固定されており、該駆動軸
26の一端部にアクチュエータ41の出力軸が連結されてい
る。更に、本第1実施例においては、通路長大側の延長
ブランチ部23の途中 (本第1実施例では上流端部) に、
吸気の順流を許容する方向にリード弁51が介装されてい
る。
【0014】前記、アクチュエータ40、41、45及び46
は、機関回転速度検出手段としてのクランク角センサ等
の回転速度センサ42により検出された機関回転速度に応
じてコントロールユニット43からの制御信号により後述
するように駆動制御される。これら、アクチュエータ4
0、41、45及び46またコントロールユニット43が制御手
段を構成する。
【0015】以下に、前記アクチュエータ40、41、45及
び46による各制御弁の制御及び該制御に伴う本第1実施
例の作用を図3〜図5及び表1に基づいて説明する。
尚、表1は、同上第1実施例に係る吸気装置の各種制御
弁に係る機関回転速度の各速度域における状態を示すと
共に作用を説明するための表である。
【0016】
【表1】
【0017】検出された機関回転速度Nが低速に設定さ
れた第1の所定値未満の低速域では、図3に示すように
第1コレクタ部32入口部の第1スロットル弁37は開制御
され、第2コレクタ部33入口部の第2スロットル弁38は
閉制御されるので、吸気は第1コレクタ部32のみに流入
する。また、コレクタ制御弁36が閉制御されるので、第
1コレクタ部32に流入した吸気のみが延長ブランチ部23
に流出する。
【0018】更に、ブランチ制御弁25も閉制御されるの
で、第1ブランチ部21と第2ブランチ部22とは隔離さ
れ、延長ブランチ部23は第1ブランチ部21のみと連通す
ることとなる。従ってこの状態では、第2スロットル弁
38、コレクタ制御弁36が及びブランチ制御弁25が閉じる
ことにより通路長小側の第2ブランチ部22には吸気が流
通せず、一方通路長大側の第1ブランチ部21は延長ブラ
ンチ部23を介して第1コレクタ部32と連通する。したが
って、第1コレクタ部32内の吸気は、延長ブランチ部23
の上流端部のみからリード弁51を介して吸入される。即
ち、通路断面積が小さく、通路長が長い吸気通路が形成
されると共に容積も小さいコレクタ部を介して吸気通路
に吸気が流入することとなるため、低速域に適した慣性
過給が行われ、さらに一旦シリンダ内に供給された吸気
の反射圧力波による逆流をリード弁51により効果的に抑
制できるため、充填効率をより高められ、高いトルク性
能が得られる。
【0019】次に、機関回転速度Nが前記第1の所定値
以上で全開出力時付近の高速に設定された第2の所定値
未満である中・高速域では、図4に示すようにブランチ
制御弁25のみが閉弁され、第1スロットル弁37、第2ス
ロットル弁38及びコレクタ制御弁36は開制御される。こ
の状態では、吸気は第1コレクタ部32及び第2コレクタ
部33に流入し、第1ブランチ部21と第2ブランチ部22と
の両方に流出することが可能であるが、延長ブランチ部
23にはリード弁51が介装されており、該リード弁51を通
過する際には通過抵抗が伴うため、吸気は殆ど第2ブラ
ンチ部22の方に流出する。そして、ブランチ制御弁25は
閉弁であるため、吸気は第2ブランチ部22を介してのみ
機関本体1に供給される。
【0020】即ち、通路断面積が小さいが、通路長が短
い吸気通路が形成される。また、コレクタ部としては第
1コレクタ部32と第2コレクタ部33とをあわせたものと
なるので、大きな容積のコレクタ部容積となる。したが
って、これらの相乗作用により中・高速域に適合して最
もトルクを得られる慣性過給が行われる。また、リード
弁51は逆流防止機能は有しないが、高速時はリード弁51
の通過時の抵抗による損失が大きくなるので、リード弁
51を通過させない方が充填効率を高めることができる。
【0021】また、機関回転速度Nが前記第2の所定値
以上となる全開近傍の超高速域では、図5に示すように
第1スロットル弁37、第2スロットル弁38、コレクタ制
御弁36及びブランチ制御弁25がすべて開弁される。この
結果、吸気は第1コレクタ部32及び第2コレクタ部33に
流入し、第1ブランチ部21と第2ブランチ部22との両方
に流出することが可能であるが、延長ブランチ部23には
リード弁51が介装されており、該リード弁51を通過する
際には通過抵抗が伴うため、吸気は殆ど第2ブランチ部
22の方に流出する。そして、ブランチ制御弁25が開弁で
あるため、吸気は第1ブランチ部21と第2ブランチ部22
とに分かれて機関本体1に供給されることとなる。
【0022】即ち、通路断面積が大きく通路長が短い吸
気通路が形成される。また、コレクタ部として大きな容
積のコレクタ部容積となることは前記と同様である。こ
れにより、超高速域に適合して最も出力を高められる慣
性過給が行われる。このように、通路長,通路断面積,
コレクタ部容積を第1スロットル弁37、第2スロットル
弁38、コレクタ制御弁36及びブランチ制御弁25の切換操
作を行うことにより複合的に可変させて、各速度域に夫
々最も良く適合した慣性過給性能が得られ、しかも、可
及的にコンパクトな吸気通路構造からなるシンプルな構
成で信頼性よく達成できる。
【0023】尚、リード弁51は、本第1実施例では延長
ブランチ部23の上流端部付近に設けた例を示したが、機
関の諸元によって、延長ブランチ部23の中間部若しく
は、第1ブランチ部21に接続される吸気ポート等、最も
良くマッチングする位置に設ければよい。その場合、リ
ード弁がブランチ部の下流側に位置するほど、容積部増
大の効果は大きい。
【0024】また、本第1実施例では、前記したように
低速域でのみリード弁51の逆流防止機能を作用させる構
成としたため、例えば特開昭62−99623号公報や
特開昭62−99624号公報に示されるように同じく
リード弁を設けて充填効率向上を図った従来例のもの
が、高速域で抵抗による却って出力損失となっていたの
を防止できる。
【0025】次に第2の本発明に係る第2実施例を説明
する。尚、以下の説明において、第1実施例と同一構成
要素には同一符号を付して説明を省略する。第2実施例
の構成を示す図6,図7において、コレクタ部31は前記
第1ブランチ部21即ち延長ブランチ部23に連通する第1
コレクタ部32と、前記第2ブランチ部22に連通する第2
コレクタ部33とにより構成されており、本第2実施例に
あっては、該第1コレクタ部32と第2コレクタ部33とは
隔壁65により隔絶されている。
【0026】さらに、第1ブランチ部21の中間部と第2
ブランチ部22の上流端部とを連通する連通部24が設けら
れており、該連通部24はブランチ制御弁25により該連通
を開閉するようになっている。そして、本第2実施例に
おいては、該ブランチ制御弁25より下流側の第1ブラン
チ部21に第1ブランチ開閉弁61が設けられている。ここ
で、第1ブランチ開閉弁61も周知のバタフライ弁であ
り、第1ブランチ部21を貫通する共通の駆動軸63に固定
されており、該駆動軸63の一端部にアクチュエータ62の
出力軸が連結されており、後述するコントロールユニッ
ト43からの制御信号により、第1ブランチ部21への吸気
の流入を制御する構成となっている。
【0027】前記、アクチュエータ40、45、46及び62
は、機関回転速度検出手段としてのクランク角センサ等
の回転速度センサ42により検出された機関回転速度に応
じてコントロールユニット43からの制御信号により後述
するように駆動制御される。これら、アクチュエータ4
0、45、46及び62またコントロールユニット43が制御手
段を構成する。
【0028】以下に、前記アクチュエータ40、45、46及
び62による各制御弁の制御及び該制御に伴う本第2実施
例の作用を図7〜図9及び表2に基づいて説明する。
尚、表2は、同上第2実施例に係る吸気装置の各種制御
弁に係る機関回転速度の各速度域における状態を示すと
共に作用を説明するための表である。
【0029】
【表2】
【0030】検出された機関回転速度Nが低速に設定さ
れた第1の所定値未満の低速域では、図7に示すように
第1コレクタ部32入口部の第1スロットル弁37は開制御
され、第2コレクタ部33入口部の第2スロットル弁38は
閉制御されるので、吸気は第1コレクタ部32のみに流入
する。更に、ブランチ制御弁25も閉制御されるので、第
1ブランチ部21と第2ブランチ部22とは隔離され、延長
ブランチ部23は第1ブランチ部21のみと連通することと
なる。また、第1ブランチ開閉弁61は開制御される。
【0031】従ってこの状態では、第2スロットル弁38
が閉じることにより通路長小側の第2ブランチ部22には
吸気が流通せず、一方通路長大側の第1ブランチ部21は
延長ブランチ部23のみを介して第1コレクタ部32と連通
する。即ち、通路断面積が小さく、通路長が長い吸気通
路が形成されると共に容積も小さいコレクタ部を介して
吸気通路に吸気が流入することとなるため、低速域に適
した慣性過給が行われるため、充填効率を高められ、高
いトルク性能が得られる。
【0032】次に、機関回転速度Nが前記第1の所定値
以上で全開出力時付近の高速に設定された第2の所定値
未満である中・高速域では、図8に示すように第1ブラ
ンチ開閉弁61のみが閉弁され、第1スロットル弁37、第
2スロットル弁38及びブランチ制御弁25は開制御され
る。この状態では、吸気は第1コレクタ部32及び第2コ
レクタ部33に流入し、第1ブランチ部21と延長ブランチ
部23との両方に流出することが可能であるが、延長ブラ
ンチ部23には管長が長いため、その分管路抵抗が大きく
吸気は殆ど第2ブランチ部22の方に流出する。ところ
で、第1ブランチ開閉弁61は閉弁されているので、延長
ブランチ部23を通過してきた僅かな量の吸気もブランチ
制御弁25を介して第2ブランチ部22に流入する。そし
て、吸気は第2ブランチ部22を介してのみ機関本体1に
供給される。
【0033】即ち、通路断面積が小さいが、通路長が短
い吸気通路が形成される。また、コレクタ部としては第
1コレクタ部32と第2コレクタ部33とをあわせたものと
なるので、大きな容積のコレクタ部容積となる。したが
って、これらの相乗作用により中・高速域に適合して最
もトルクを得られる慣性過給が行われる。また、機関回
転速度Nが前記第2の所定値以上となる全開近傍の超高
速域では、図9に示すように第1スロットル弁37、第2
スロットル弁38、ブランチ制御弁25及び第1ブランチ開
閉弁61がすべて開弁される。この結果、吸気は第1コレ
クタ部32及び第2コレクタ部33に流入し、第1ブランチ
部21と第2ブランチ部22との両方に流出することが可能
であるが、延長ブランチ部23には管長が長いため、その
分管路抵抗が大きく吸気は殆ど第2ブランチ部22の方に
流出する。そして、ブランチ制御弁25が開弁であるた
め、吸気は第1ブランチ部21と第2ブランチ部22とに分
かれて機関本体1に供給されることとなる。
【0034】即ち、通路断面積が大きく通路長が短い吸
気通路が形成される。また、コレクタ部として大きな容
積のコレクタ部容積となることは前記と同様である。こ
れにより、超高速域に適合して最も出力を高められる慣
性過給が行われる。このように、本第2実施例において
も、通路長,通路断面積,コレクタ部容積を第1スロッ
トル弁37、第2スロットル弁38、コレクタ制御弁36、ブ
ランチ制御弁25及び第1ブランチ開閉弁61の切換操作を
行うことにより複合的に可変させて、各速度域に夫々最
も良く適合した慣性過給性能が得られる。
【0035】但し、本発明は、リード弁を備えるものに
限定されるものではなく、図示を省略するが、前記第1
実施例のものでリード弁を省略したものでも、通路長,
通路断面積,コレクタ部容積の複合的に可変とするだけ
でも充分高い慣性過給効果が得られる。
【0036】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、コンパクトな吸気通路構造からなるシンプルな構成
及び複数の弁の開閉制御により、通路長,通路断面積,
コレクタ部容積を複合的に切換制御することにより、全
速度域にわたって可及的に慣性過給性能を高めることが
でき、信頼性にも優れるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る吸気装置の全体構成
を示す平面図
【図2】図1におけるA−A断面図
【図3】同上第1実施例に係る吸気装置の機関回転速度
の低速度域における状態を示す図1のB−B断面図
【図4】同上第1実施例に係る吸気装置の機関回転速度
の中・高速度域における状態を示す図1のB−B断面図
【図5】同上第1実施例に係る吸気装置の機関回転速度
の超高速度域における状態を示す図1のB−B断面図
【図6】本発明の第2実施例に係る吸気装置の全体構成
を示す平面図
【図7】同上第2実施例に係る吸気装置の機関回転速度
の低速度域における状態を示す図6のE−E断面図
【図8】同上第2実施例に係る吸気装置の機関回転速度
の中・高速度域における状態を示す図6のE−E断面図
【図9】同上第2実施例に係る吸気装置の機関回転速度
の超高速度域における状態を示す図6のE−E断面図
【符号の説明】
1…機関本体 21…第1ブランチ部 22…第2ブランチ部 23…延長ブランチ部 25…ブランチ制御弁 32…第1コレクタ部 33…第2コレクタ部 36…コレクタ制御弁 37…第1スロットル弁 38…第2スロットル弁 40…アクチュエータ 41…アクチュエータ 45…アクチュエータ 46…アクチュエータ 61…第1ブランチ開閉弁 62…アクチュエータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北田 真一郎 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インテークマニホールドに気筒毎に第1及
    び第2のブランチ部と、これら第1及び第2ブランチ部
    が集合するコレクタ部とを備えた内燃機関の吸気装置に
    おいて、前記第1ブランチ部の通路長を第2ブランチ部
    の通路長より長く形成し、コレクタ部を該第1ブランチ
    部に連通する第1コレクタ部と該第2ブランチ部に連通
    する第2コレクタ部とにより構成すると共に、第1コレ
    クタ部及び第2コレクタ部の吸気入口部に設けた開閉自
    由な第1スロットル弁及び第2スロットル弁と、第1コ
    レクタ部と第2コレクタ部との連通部を設け該連通部に
    設けた開閉自由なコレクタ制御弁と、第1ブランチ部の
    中間部と第2ブランチ部の上流端部との連通部を設け該
    連通部に設けた開閉自由なブランチ制御弁とを備え、か
    つ、機関回転速度検出手段と、検出された機関回転速度
    に応じて第1スロットル弁、第2スロットル弁、コレク
    タ制御弁及びブランチ制御弁を相互に独立して開閉制御
    する制御手段と、を備えて構成したことを特徴とする内
    燃機関の吸気装置。
  2. 【請求項2】インテークマニホールドに気筒毎に第1及
    び第2のブランチ部と、これら第1及び第2ブランチ部
    が集合するコレクタ部とを備えた内燃機関の吸気装置に
    おいて、前記第1ブランチ部の通路長を第2ブランチ部
    の通路長より長く形成し、コレクタ部を該第1ブランチ
    部に連通する第1コレクタ部と、該第1コレクタ部と独
    立して形成されて該第2ブランチ部に連通する第2コレ
    クタ部とにより構成すると共に、第1コレクタ部及び第
    2コレクタ部の吸気入口部に設けた開閉自由な第1スロ
    ットル弁及び第2スロットル弁と、第1ブランチ部の中
    間部と第2ブランチ部の上流端部との連通部を設け該連
    通部に設けた開閉自由なブランチ制御弁と、第1ブラン
    チ部の前記連通部の下流に設けた開閉自由な第1ブラン
    チ開閉弁とを備え、かつ、機関回転速度検出手段と、検
    出された機関回転速度に応じて第1スロットル弁、第2
    スロットル弁、ブランチ制御弁及び第1ブランチ開閉弁
    を相互に独立して開閉制御する制御手段と、を備えて構
    成したことを特徴とする内燃機関の吸気装置。
JP21355291A 1991-08-26 1991-08-26 内燃機関の吸気装置 Pending JPH0559956A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6744179B2 (en) 1999-12-20 2004-06-01 Murata Manufacturing Co., Ltd. Piezoelectric resonator and piezoelectric oscillator

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6744179B2 (en) 1999-12-20 2004-06-01 Murata Manufacturing Co., Ltd. Piezoelectric resonator and piezoelectric oscillator

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