JPH0559892U - 延長パッケージ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 延長パッケージの組み立ての接続作業性を向
上させる。 【構成】 筐体コネクタ２はプリント基板１の一端に設
けられ、筐体内の信号接続を得る。間接コネクタ５はプ
リント基板１の他端に設けられ、筐体コネクタ２との間
をプリント配線１ａによって導通される。試験コネクタ
３は端子３ａを中継基板４に圧入し、この端子３ａを間
接コネクタ５の嵌合部５ｂへ嵌合して、間接コネクタ５
と接続される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は電子交換装置等における筐体内と被試験パッケージとの間の信号送出 延長パッケージなどに使用する延長パッケージに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の延長パッケージは、図２に示すように、プリント基板１０の一端に筐体 コネクタ２を、他端に試験コネクタ３を配設している。筐体コネクタ２は、端子 ２ａをプリント基板１０にはんだ付けして固定され、プリント配線１０ａを通じ て対向するスルーホール１０ｂに接続されている。また、試験コネクタ３は、端 子３ａを中継基板４に圧入し、この端子３ａに線材１１の一端をラッピング接続 し、線材１１の他端をスルーホール１０ｂにはんだ付けしている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上述した従来の延長パッケージは、被試験パッケージを装着する試験コネクタ ３の端子３ａとプリント配線１０ａとの接続を線材１１で行うため、端子３ａへ 線材１１のラッピング接続を行うラッピングツールの先端の挿着が困難であると いう問題がある。 また、線材１１をスルーホール１０ｂにはんだ付けする作業性が悪いという問 題もある。さらに、中継基板４を個別にステー１２などの金具によって取り付け る必要がある。

【０００４】 本考案は、上記問題点にかんがみなされたもので、延長パッケージの組み立て の接続作業性を向上させた延長パッケージの提供を目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するため、請求項１にかかる本考案は、プリント配線を設けた プリント基板と、上記プリント基板の一端に設けられ、筐体内の信号接続を得る 第１コネクタと、上記プリント基板の他端に設けられ、上記第１コネクタとの間 を上記プリント配線によって導通される間接コネクタと、上記間接コネクタに接 続される第２コネクタとで構成してある。 また、請求項２にかかる本考案は、上記プリント配線の両端にスルーホールを 設け、上記第１コネクタの端子を一方の上記スルーホールにはんだ付けし、上記 間接コネクタの端子を他方の上記スルーホールにはんだ付けし、上記第２コネク タの端子を中継基板に圧入し、さらに、この端子を上記間接コネクタの嵌合部へ 嵌合して、上記間接コネクタと接続される構成としてある。

【０００６】

【作用】

上記のように構成した本考案においては、プリント基板上において、第１コネ クタと間接コネクタとが、プリント配線によって導通しており、第２コネクタを 間接コネクタに接続すれば、第１コネクタから第２コネクタまで導通した延長パ ッケージが組み立てられる。

【０００７】

【実施例】

以下、本考案の一実施例を図１に基づいて説明する。 図１は、本実施例の延長パッケージを示す斜視図である。プリント基板１は、 一端に筐体コネクタ２を、他端に試験コネクタ３と間接コネクタ５を配設してい る。

【０００８】 筐体コネクタ２は、プリント基板１のプリント配線１ａにはんだ付けされる端 子２ａと、筐体内の信号を接続する嵌合部２ｂ を有している。 間接コネクタ５は、端子５ａをプリント基板１のプリント配線にはんだ付けさ れ、かつ嵌合部２ｂと同様の嵌合部５ｂを試験コネクタ３の端子３ａ方向に設け ている。 このため、筐体コネクタ２の端子２ａはプリント配線１ａを通じて間接コネク タ５の端子５ａに導通している。 また、試験コネクタ３は、端子３ａが中継基板４に圧入され、反対側の端子３ ｂを被試験パッケージに装着する。

【０００９】 次に、この延長パッケージの組み立てについて説明する。 まず、筐体コネクタ２と間接コネクタ５とを取付けたプリント基板１に対して 、中継基板４に取付けた試験コネクタ３の端子３ａを間接コネクタ５の嵌合部５ ｂへ嵌合させて組み付ける。そして、中継基板４を個別にプリント基板１に固定 する必要もなく、これだけで組み付けは完了する。

【００１０】

【考案の効果】

以上のように本考案によると、プリント基板上に筐体内の信号接続を得る第１ コネクタとプリント配線を通じて導通する間接コネクタを設け、被試験パッケー ジを装着する第２コネクタを間接コネクタへ嵌合接続するようにしたので、延長 パッケージの組み立ての接続作業性を向上できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施例の延長パッケージの斜視図。

【図２】従来例の延長パッケージの斜視図。

【符号の説明】

１ プリント基板 ２ 筐体コネクタ ３ 試験コネクタ ４ 中継基板 ５ 間接コネクタ ２ａ，３ａ，３ｂ，５ａ 端子 ２ｂ，５ｂ 嵌合部 １１ 線材

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 プリント配線を設けたプリント基板と、 上記プリント基板の一端に設けられ、筐体内の信号接続
   を得る第１コネクタと、 上記プリント基板の他端に設けられ、上記第１コネクタ
   との間を上記プリント配線によって導通される間接コネ
   クタと、 上記間接コネクタに接続される第２コネクタとで構成し
   たことを特徴とする延長パッケージ。
2. 【請求項２】 上記プリント配線の両端にスルーホール
   を設け、 上記第１コネクタの端子を一方の上記スルーホールには
   んだ付けし、 上記間接コネクタの端子を他方の上記スルーホールには
   んだ付けし、 上記第２コネクタの端子を中継基板に圧入し、さらに、
   この端子を上記間接コネクタの嵌合部へ嵌合して、上記
   間接コネクタと接続したことを特徴とする請求項１に記
   載した延長パッケージ。