JPH0559751A - 油圧操作回路 - Google Patents

油圧操作回路

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JPH0559751A
JPH0559751A JP24684591A JP24684591A JPH0559751A JP H0559751 A JPH0559751 A JP H0559751A JP 24684591 A JP24684591 A JP 24684591A JP 24684591 A JP24684591 A JP 24684591A JP H0559751 A JPH0559751 A JP H0559751A
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JP
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circuit
valve
pilot
preload
control valve
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JP24684591A
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English (en)
Inventor
Yusaku Kono
祐策 河野
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】油圧ショベル等の建設機械において、1つの操
作手段を兼用して複数のアクチュエータを切換え使用可
能であって、振動するアタッチメントに適用できる油圧
操作回路を提供する。 【構成】アクチュエータ3a、3bの作動圧より低い予
圧をコントロール弁2の一方の二次側主回路B1に与え
る。予圧はアクチュエータ3a、3bに作用しないよう
にシーケンス弁7により遮断しておく。予圧の高さによ
りアクチュエータ選択用の方向切換弁11を切換えてア
クチュエータ3a、3bを選択する。コントロール弁2
の切換えによりパイロット回路Dを遮断弁10により遮
断してアクチュエータ3a、3bの作動圧による方向切
換弁11の切換わりを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧ショベル等の建設
機械において、操作レバー等の操作手段が少なく、アク
チュエータが複数ある場合に使用するに好適な油圧操作
回路に係り、より詳しくは、動きが激しく、電磁弁等を
アクチュエータ付近に設置できない製品に適用するに好
適なものに関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】図4に示
すように、油圧ショベルのフロントの先端に取付けられ
るバックホウバケットの代わりに、破砕装置や図示のよ
うな掴み装置24等、別のアタッチメントを取付けて作
業を行う場合がある。このような場合、それらの装置専
用のアクチュエータがあるため、その操作用として、従
来はこれらに対応したコントロール弁およびその操作レ
バー、および配管等を機体に追加する必要があった。
【0003】また、前記専用のアクチュエータを有する
装置を取付ける場合、前記配管を追加する代わりに、電
磁弁を主配管の先に取付け、スイッチを操作して前記電
磁弁を切換えて単操作弁で複数のアクチュエータを切換
えることが考えられる。しかし油圧ショベルの土木作業
用、破砕用等のアタッチメントにあっては、振動が多
く、電磁弁では作動不良を起こすおそれがあり、衝撃の
かかるアタッチメントに電磁弁を直接取付け難い。
【0004】本発明は、上記した従来技術に鑑み、1つ
の操作手段を兼用して複数のアクチュエータを切換え使
用可能であって、振動するアタッチメントに適用できる
油圧操作回路を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、アクチュエータのコントロール弁の二次側主回路
に、油圧パイロット式方向切換弁を介して二つのアクチ
ュエータを接続し、前記コントロール弁が一次、二次側
主回路遮断位置にある時の一方の二次側主回路に予圧を
かけ、かつ該予圧が変えらえる予圧設定手段を備え、該
二次側主回路の前記方向切換弁と前記コントロール弁と
の間に、前記予圧設定手段により設定される最高圧まで
遮断状態を保持し、前記コントロール弁の切換えで油圧
源に連通することにより前記予圧以上の圧が二次側主回
路に作用して連通状態となるシーケンス弁を設け、前記
予圧が作用する二次側主回路と前記方向切換弁のパイロ
ット室との間をパイロット回路により接続し、該パイロ
ット回路に、前記コントロール弁切換えによるアクチュ
エータ作動時に該パイロット回路を遮断するパイロット
回路遮断弁と、該パイロット回路遮断弁の遮断側への切
換え動作を該パイロット回路におけるパイロット油の流
れに先行させる絞り弁とを挿入したことを特徴とする。
【0006】前記方向切換弁は、前記二次側主回路の分
岐回路に備えることにより、アクチュエータ選択弁では
なく、コントロール弁の操作との組み合わせにより、ア
クチュエータの作動方向の切換え弁として使用する構成
も可能である。
【0007】また、前記方向切換弁を二次側主回路のア
クチュエータ対応の主回路にそれぞれ備えてパイロット
圧を異ならせ、各パイロット回路に、パイロット圧が異
なる遮断弁を備えることにより、予圧が変わると1つの
アクチュエータのみが選択される構成も採用される。
【0008】また、各方向切換弁のパイロット回路を高
圧側パイロット側から低圧側パイロット室に縦続接続
し、ある段の方向切換弁が切換わるとその弁より下段側
のパイロット回路が遮断させる構成も採用される。
【0009】また、前記予圧の代わりに戻り側主回路の
圧力設定手段を用いることができる。また、予圧が変え
られる予圧設定手段を設けることなく、シリンダのスト
ロークエンドで圧をかけ続けることにより、すなわち、
細い絞り弁を通して長時間予圧を受けることによって前
記切換弁を切換える構成も採用できる。
【0010】
【作用】本発明による操作回路は、アクチュエータの作
動圧より低い予圧をコントロール弁の一方の二次側主回
路に与え、該予圧はアクチュエータに作用しないように
シーケンス弁により遮断しておき、予圧の高さによりア
クチュエータ選択用の方向切換弁を切換えて選択し、コ
ントロール弁の切換えによりパイロット回路を遮断弁に
より遮断してアクチュエータの作動圧による方向切換弁
の切換わりを防止する。
【0011】
【実施例】図1は本発明による油圧操作回路の基本的実
施例を示すものであり、1は油圧ショベル本体等の建設
機械本体に搭載された油圧ポンプ、リリーフ弁等からな
る油圧源、2は運転室に設置された操作レバーを有する
コントロール弁、3a、3bはコントロール弁2により
操作されるアクチュエータとして例示した油圧シリン
ダ、4は油タンクである。5〜11は本発明により付加
されたもので、11は作動アクチュエータを選択するた
めに設けられた油圧パイロット式2位置切換弁でなる方
向切換弁であり、B1、B2はブーム、アーム等のフロン
トに添って設けられた油圧配管でなる二次側主回路、6
は該方向切換弁11の切換え用予圧設定弁、5は運転室
に備えられ、該予圧設定弁6のオンオフを行うパイロッ
ト弁であり、これらはコントロール弁2の油圧源1側主
回路A1と二次側回路B1との間を接続するバイパス回路
Cに挿入されている。
【0012】Dは方向切換弁11のパイロット室11a
と一方の二次側主回路B1との間に設けられたパイロッ
ト回路、9は該パイロット回路Dに挿入されたチェック
弁9aと絞り弁9bとからなるスローリターン弁、10
は該パイロット回路Dに前記スローリターン弁9に直列
に接続して挿入され、該パイロット回路Dを遮断する油
圧パイロット式2位置切換弁でなるパイロット回路遮断
弁である。
【0013】7、8は主回路B1における前記パイロッ
ト回路Dと前記方向切換弁11との間に挿入され、前記
予圧設定弁6に設定される圧力が逃げることを防止する
シーケンス弁、8は該シーケンス弁7に並列接続され、
主回路B1が戻り側回路となるときに前記パイロット回
路遮断弁10のパイロット圧を保持するためのパイロッ
ト圧を立たせる機能も有するばね入りチェック弁であ
る。パイロット回路遮断弁10のパイロット室10a
は、前記チェック弁7と方向切換弁11との間の回路E
に接続されている。ばね入りチェック弁8はシーケンス
弁であっても良い。また、主回路B1が戻り回路になら
ないものにおいては、チェック弁8は不要となる。
【0014】前記パイロット弁5を右位置に設定してい
る時に主回路B1に生じる予圧は、例えば5〜15kg/cm
2の範囲内に設定され、シーケンス弁7は該予圧によっ
ては連通しないように圧力を設定する。また、パイロッ
ト回路遮断弁10は例えば2kg/cm2程度の低いパイロッ
ト圧で切換えられるように設定し、主回路B1側が戻り
側回路になった際には該パイロット圧を超えた圧力がチ
ェック弁8で発生するようにする。
【0015】この回路において、方向切換弁11の切換
え位置の設定は、コントロール弁2の操作前にパイロッ
ト弁5の操作により行う。すなわち、図示のように、コ
ントロール弁2が中立位置にあり、パイロット弁5が左
位置にある時には、予圧設定弁6の二次側油圧、すなわ
ち主回路B1に現れる予圧はタンク圧となっているの
で、方向切換弁11は図示の左位置にある。このとき
は、主回路B1、B2は方向切換弁11および回路F、G
を介してアクチュエータ3aに連通し、コントロール弁
2の切換えにより、アクチュエータ3aが正逆に作動す
る。
【0016】この場合、コントロール弁2が左位置に操
作され、主回路B1側に圧油が供給されると、シーケン
ス弁7が作動圧により連通し、パイロット回路遮断弁1
0のパイロット室10aに圧油が供給されるため、パイ
ロット回路遮断弁10が左位置に切換わり、この時、パ
イロット回路Dに主回路B1から供給される圧油は、ス
ローリターン弁9の絞り弁9bにより流量が絞られるた
め、方向切換弁11が切換わる前に、パイロット回路遮
断弁10の切換えが先行してパイロット回路Dが遮断さ
れるので、方向切換弁11は図示の左位置に維持され
る。
【0017】反対に、コントロール弁2が右位置に操作
され、主回路B2側に圧油が供給され、主回路B2側が戻
り側回路になる場合も、チェック弁8に立つ油圧がパイ
ロット回路遮断弁10のパイロット室10aに加えられ
るため、パイロット回路遮断弁10が左位置に切換わ
る。この場合も方向切換弁11は図示の左位置に維持さ
れる。
【0018】次に、コントロール弁2が中立位置にある
とき、パイロット弁5を右位置に操作すると、予圧設定
弁6の二次側に前記予圧が立つが、この予圧は、シーケ
ンス弁7及びチェック弁8で阻止され、パイロット回路
遮断弁10のパイロット室10aに加わらず、一方、絞
り弁9b、パイロット回路遮断弁10を通して方向切換
弁11のパイロット室11aに供給されるため、方向切
換弁11が左位置に切換わる。このときは、主回路
1、B2は方向切換弁11および回路H、Iを介してア
クチュエータ3bに連通し、コントロール弁2の切換え
により、アクチュエータ3aが正逆に作動する。
【0019】前述のように、コントロール弁2が切換え
られた後、中立位置に戻し、かつパイロット弁5を左位
置に戻すと、主回路B1、B2の油圧が予圧設定弁6より
油タンク4へ逃げて低下するので、パイロット回路遮断
弁10が連通位置に復帰し、パイロット室11aの油が
チェック弁9a、主回路B1、圧力調整弁6を通して油
タンク4に戻り、方向切換弁11も左位置に復帰する。
【0020】図2は図1の回路をバケット34を油圧に
よりアーム27に取付け取外しするクイックヒッチ装置
に適用した例であり、枠28内の回路が本発明により付
加された回路である。このクイックヒッチ装置の場合、
ヒッチブラケット31に取付けられた爪33を油圧シリ
ンダ32により駆動してバケットピン30に掛けたり外
したりするものである。この応用例においては、バケッ
トシリンダ23に対する主回路B1、B2より分岐した回
路B3、B4を設け、バケット34の着脱作業時にはバケ
ットシリンダ23をストロークエンドまで伸長させてお
き、コントロール弁2のバイパス回路Cに設けた予圧設
定弁6をパイロット弁5により例えば前述のようにタン
ク圧あるいはタンク圧より高い予圧に切換え制御するこ
とにより、方向切換弁11を左位置または右位置に切換
えておき、この切換え状態でコントロール弁2を一方向
(一次側の油圧源側主回路A1が二次側主回路B1に接続
される方向)に連通するように操作することにより、前
記同様の動作態様で油圧シリンダ32を収縮させて爪3
3によるクイックヒッチ作業を行うものである。
【0021】なお、シリンダ23を引き方向に操作する
とき、回路B2、B4に圧が立つが、チェック弁21の作
用により、シリンダ32は作動しない。また、シリンダ
23を押し方向に操作するとき、回路B1、B3に圧が立
つが、予圧セットがされていない状態でシリンダ32は
伸長方向に圧がかかるので、爪33はバケットを保持状
態のままにおける。
【0022】次に、図2の応用例として、強い絞り22
を持った回路Eを追加し、回路B3と回路Dとを連結す
ると、弁5、6と回路Cを省略できる。すなわち、本体
側とフロント上部配管までの回路の改造を完全に不要に
できる。この回路では、長時間(例えば30秒間)シリ
ンダ23をストロークエンドにして圧をかけ続けると、
この圧が強い絞り22を介して弁11を切換え、シリン
ダ32を収縮できる。
【0023】図3は本発明の他の実施例であり、3個以
上のアクチュエータ3a〜3nに対して1個のコントロ
ール弁2で操作する例である。本例においては、各アク
チュエータ3a〜3nを、コントロール弁2の二次側主
回路B1、B2からそれぞれ分岐した回路J12〜N1
2を介して設け、各分岐回路に油圧パイロット式2位
置切換弁でなる方向切換弁15a〜15nを挿入してい
る。また、主回路B1は、スローリターン弁9、共通の
パイロット回路遮断弁10を通して共通パイロット回路
Pに接続し、共通パイロット回路Pよりそれぞれ分岐し
て、各方向切換弁15a〜15nにつながるパイロット
回路D1〜Dnを設け、各パイロット回路D1〜Dnにそれ
ぞれ独立のパイロット回路遮断弁16a〜16nを挿入
する。7Aはシーケンス弁として設けられたチェック
弁、8は前記ばね入りチェック弁である。
【0024】ここで予圧設定弁6のセット圧Pi(i=
1〜n)を例えば6kg/cm2、11kg/cm2、16kg/cm2
21kg/cm2、26kg/cm2のように段階的に設定可能と
し、方向切換弁15a〜15nの各セット圧Pai(i=
1〜n)を例えば5kg/cm2、10kg/cm2、15kg/cm2
20kg/cm2、25kg/cm2とし、パイロット回路遮断弁1
6a〜16nの各セット圧Pbi(i=1〜n)を例えば
8kg/cm2、13kg/cm2、18kg/cm2、23kg/cm2、28
kg/cm2に設定する。シーケンス弁7Aは予圧設定弁6に
より設定される最高圧によっても連通しないように圧力
設定される。すなわちPai<Pi<Pbi<Pai+1に設定
される。
【0025】この構成において、今、予圧設定弁6の二
次側圧力を6kg/cm2に調整すると、方向切換弁15aが
切換わり、方向切換弁15b〜15nは各セット圧に至
らないので切換わらない。この状態でコントロール弁2
を左位置または右位置に切換えると、共通のパイロット
回路遮断弁10が上位置に切換わるので、方向切換弁1
5aのみが右位置に切換わった状態でアクチュエータ3
aのみに圧油が供給され、作動する。
【0026】次にコントロール弁2が中立の状態で予圧
設定弁6の設定圧を11kg/cm2に設定すると、パイロッ
ト回路遮断弁16aが上位置に切換わるので、方向切換
弁15aのパイロット回路D1は遮断され、方向切換弁
15aは切換わらず、方向切換弁15bのパイロット室
2に圧油が供給されることにより、方向切換弁15b
が右位置に切換わり、コントロール弁2の操作により、
アクチュエータ3bのみが作動する。また、予圧設定弁
6をそれぞれ16kg/cm2、21kg/cm2、26kg/cm2に設
定すると、それぞれ方向切換弁15c、15dまたは1
5nが切換わり、アクチュエータ3d、3cまたは3n
のみが作動する。
【0027】なお、共通のパイロット回路遮断弁10の
代わりに、各遮断弁16aに直列に、コントロール弁2
の切換により遮断位置に切換わる遮断弁を設けても良
い。また、シーケンス弁7もそれぞれ分岐回路J1〜N1
に設けても良い。
【0028】図4は図3の実施例の適用例であり、油圧
ショベルのアーム27のバックホウバケットの代わり
に、掴み装置24を取付けた例であり、この掴み装置2
4には旋回装置の油圧モータ25と爪を開閉するための
油圧シリンダ26の油圧回路を新たに追加する必要があ
る。これらの追加回路をバケットシリンダ23の回路B
1、B2より分岐した回路B3、B4に設けたものである。
【0029】この例では枠20内の回路が図3の回路で
あり、3つのアクチュエータ26、25、23用のパイ
ロット回路遮断弁16a、16b、16nと2つの方向
切換弁15a、15bも設置してあり、あと1つの方向
切換弁の代わりに主回路B1、B2にそれぞれそれぞれ挿
入したパイロットチェック弁19a、19bを設け、パ
イロット回路遮断弁16nの二次側回路を絞り弁22を
通してパイロットチェック弁19a、19bのパイロッ
ト部に接続したものである。また、この例では、前記ば
ね入りチェック弁8の代わりに、分岐回路B3のシーケ
ンス弁7Aと方向切換弁15a、15bとの間と、分岐
回路B4との間を接続するシャトル弁21を設け、該シ
ャトル弁21の二次側を前記共通パイロット回路遮断弁
10のパイロット室10aに接続している。
【0030】図5は本発明の他の実施例であり、コント
ロール弁2の二次側主回路B1、B2と2つ以上のアクチ
ュエータ3a〜3cとを分岐回路J1、J2 1、L2
より接続し、各分岐回路J1、J2 1、L2に方向切換
弁37a〜37cを挿入し、前記主回路B1、B2と方向
切換弁37cとの間を、パイロット回路遮断弁10とス
ローリターン弁9とを介して接続すると共に、スローリ
ターン弁9の二次側回路Rを、方向切換弁37cのパイ
ロット室38cに接続し、該回路Rを、方向切換弁37
c内の絞り部43を有する油路およびパイロット回路S
を通して方向切換弁37bのパイロット室38bに接続
し、該回路Sを方向切換弁37b内の絞り弁43を有す
る油路およびパイロット回路Tを通して方向切換弁37
aのパイロット室38aに接続する。ここで、各方向切
換弁37a、37b、37cの各セット圧Pa、Pb、P
cをそれぞれ下段側が上段側より低くなるように、例え
ば5kg/cm2、10kg/cm2、15kg/cm2に設定する。
【0031】この回路において、コントロール弁2を中
立位置とし、予圧設定弁6の圧力を5kg/cm2以上〜10
kg/cm2未満に設定すると、この予圧が主回路B 1、パイ
ロット回路D、パイロット回路遮断弁10、スローリタ
ーン弁9を通して方向切換弁37c、37b、37aの
パイロット室38c、38b、38aに伝播するが、方
向切換弁37aのセット圧以上で方向切換弁37b、3
7cのセット圧に達していないので、方向切換弁37a
のみが左位置に切換わり、この状態でコントロール弁2
を切換えると、シャトル弁21を介してパイロット回路
遮断弁10のパイロット室10aにパイロット圧油が供
給されて該弁10が右位置に切換えられる一方、シーケ
ンス弁7が連通し、アクチュエータ3aのみが作動す
る。
【0032】予圧設定弁6の設定圧を一旦タンク圧にし
て10kg/cm2以上〜15kg/cm2未満に設定すると、方向
切換弁37bの絞り部43により、方向切換弁37aの
パイロット室38aへの圧油の流量が制限されることに
より、方向切換弁37bのパイロット室38bへの圧油
の供給が先行し、該方向切換弁37bが左位置に切換わ
り、コントロール弁2の左右位置への操作により、アク
チュエータ3bが作動する。
【0033】この図5のように、方向切換弁37c、3
7b、37aを縦続に接続し、パイロット圧の伝播が絞
り部43によって時間差をもって行われる構成とすれ
ば、図3に示したパイロット回路遮断弁16a〜16n
は不要となる。
【0034】図6は本発明の他の実施例であり、コント
ロール弁2のタンク戻り回路A2に圧力設定弁41を設
け、コントロール弁2の二次側主回路B1、B2間に低圧
選択用のパイロットチェック弁42a、42bを設け、
これらの弁42a、42bの二次側回路とコントローブ
弁2のタンク戻り回路A2との間をバイパス回路Cによ
り接続する。
【0035】一方、コントロール弁2の二次側主回路B
1、B2と2つ以上のアクチュエータ3a〜3cとを分岐
回路J1、J2 1、L2により接続し、各分岐回路
1、J2 1、L2に方向切換弁37a〜37cを挿入
し、前記主回路B1、B2と方向切換弁37cとの間を、
低圧選択用シャトル弁35とスローリターン弁9とを介
して接続すると共に、スローリターン弁9の二次側回路
Rを、図5と同様に、方向切換弁37cのパイロット室
38cに接続し、該回路Rを、方向切換弁37c内の絞
り部43を有する油路およびパイロット回路Sを通して
方向切換弁37bのパイロット室38bに接続し、該回
路Sを方向切換弁37b内の絞り部43を有する油路お
よびパイロット回路Tを通して方向切換弁37aのパイ
ロット室38aに接続する。ここで、各方向切換弁37
a、37b、37cの各セット圧Pa、Pb、Pcをそれ
ぞれ例えば5kg/cm2、10kg/cm2、15kg/cm2に設定す
る。
【0036】この回路において、コントロール弁2を中
立位置とし、圧力設定弁41の圧力を5kg/cm2以上〜1
0kg/cm2未満に設定すると、戻り側主回路A2の油圧は
パイロットチェック弁42aまたは42b、二次側主回
路B 1またはB2、シャトル弁35、スローリターン弁9
を通して方向切換弁37c、37b、37aのパイロッ
ト室38c、38b、38aに伝播するが、方向切換弁
37aのセット圧以上で方向切換弁37b、37cのセ
ット圧に達していないので、方向切換弁37aのみが左
位置に切換わり、この状態でコントロール弁2を切換え
ても、主回路A2の油圧は変化しないので、アクチュエ
ータ3aのみが作動する。圧力設定弁41の設定圧を一
旦タンク圧にして10kg/cm2以上〜15kg/cm2未満に設
定すると、方向切換弁37bの絞り弁43により、方向
切換弁37aのパイロット室38aへの圧油の流量が制
限されることにより、方向切換弁37bのパイロット室
38bへの圧油の供給が先行し、該方向切換弁37bが
左位置に切換わり、コントロール弁2の左右位置への操
作により、アクチュエータ3bが作動する。
【0037】本発明を実施する場合、前記スローリター
ン弁9の代わりに絞り弁9bのみを用いても良く、ま
た、予圧を与える手段としてパイロット油圧源を用いる
こともできる。また、各構成部分の具体的組み合わせ等
については、上記実施例以外に種々に変更、付加が可能
である。
【0038】また、図2の応用例と同様に、弁6の省略
方式を図5の回路でも使用できる。すなわち43、44
で示す強い絞り2種類により、回路Dと、回路R、Sを
おのおの連結すると、例えば1分加圧し続けると、シリ
ンダ3bだけを作動可能とし、2分加圧し続けると、シ
リンダ3cだけを作動可能にすること等ができる。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、コントロール弁と操作
レバー等の操作手段の数を増加させることなく、アクチ
ュエータの数を増加させることができるので、次の効果
を奏することができる。 (1)アクチュエータの増加にかかわらず、レバースタ
ンド等の操作部が簡潔となり、配管も少なくなり、安価
に実施できる。 (2)アクチュエータの追加、変更等があっても、レバ
ースタンド等の操作部や配管を大幅に変更することがな
いので、改造、組立が安価にできる。 (3)レバースタンド等の操作部が簡潔であるため、運
転操作がし易い。 (4)電磁弁により回路を切換える場合に比較し、電気
配線が不要で、耐震性が強く、振動のある個所で使用で
きる。 (5)手動切換弁を設置する場合に比較し、運転席で切
換えする構成が採用可能となり、操作が早く、また、安
全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の油圧操作回路の一実施例を示す油圧回
路図である。
【図2】図1の応用例図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す油圧回路図である。
【図4】図3の応用例図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す油圧回路図である。
【図6】本発明の他の実施例を示す油圧回路図である。
【符号の説明】
1 油圧源 2 コントロール弁 3a〜3n アクチュエータ 6 予圧設定弁 7、7A シーケンス弁 9b 絞り弁 10、16a〜16n パイロット回路遮断弁 11、15a〜15n、37a〜37c 方向切換弁 23 バケットシリンダ 24 掴み装置 25 油圧モータ 26 油圧シリンダ 27 アーム 31 ヒッチブラケット 32 油圧シリンダ 33 爪 34 バケット 35 シャトル弁 41 圧力設定弁 42a、42b パイロットチェック弁 A1、A2 一次側主回路 B1、B2 二次側主回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アクチュエータのコントロール弁の二次側
    主回路に、油圧パイロット式方向切換弁を介して二つの
    アクチュエータを接続し、前記コントロール弁が一次、
    二次側主回路遮断位置にある時の一方の二次側主回路に
    予圧をかけ、かつ該予圧が変えらえる予圧設定手段を備
    え、該二次側主回路の前記方向切換弁と前記コントロー
    ル弁との間に、前記予圧設定手段により設定される最高
    圧で遮断状態を保持し、前記コントロール弁の切換えで
    油圧源に連通することにより前記予圧以上の圧が二次側
    主回路に作用して連通状態となるシーケンス弁を設け、
    前記予圧が作用する二次側主回路と前記方向切換弁のパ
    イロット室との間をパイロット回路により接続し、該パ
    イロット回路に、前記コントロール弁切換えによるアク
    チュエータ作動時に該パイロット回路を遮断するパイロ
    ット回路遮断弁と、該パイロット回路遮断弁の遮断側へ
    の切換え動作を該パイロット回路におけるパイロット油
    の流れに先行させる絞り弁とを挿入したことを特徴とす
    る油圧操作回路。
  2. 【請求項2】アクチュエータのコントロール弁の二次側
    主回路を分岐し、該分岐回路に油圧パイロット式方向切
    換弁を介して前記と別のアクチュエータを接続し、前記
    コントロール弁が一次、二次側主回路遮断位置にある時
    の一方の二次側主回路に予圧をかけ、かつ該予圧が変え
    られる予圧設定手段を備え、前記分岐回路に前記予圧設
    定手段により設定される最高圧まで遮断状態を保持し、
    前記コントロール弁の切換で油圧源に連通することによ
    り前記予圧以上の圧が二次側主回路に作用して連通状態
    となるシーケンス弁を設け、前記予圧が作用する二次側
    主回路と前記方向切換弁のパイロット室との間をパイロ
    ット回路により接続し、該パイロット回路に、前記コン
    トロール弁切換えによるアクチュエータ作動時に該パイ
    ロット回路を遮断するパイロット回路遮断弁と、該パイ
    ロット回路遮断弁の遮断側への切換え動作を該パイロッ
    ト回路におけるパイロット油の流れに先行させる絞り弁
    とを挿入したことを特徴とする油圧操作回路。
  3. 【請求項3】アクチュエータのコントロール弁の二次側
    主回路に複数の分岐回路を設け、各分岐回路にそれぞれ
    セット圧Pai(i=1〜n:nはアクチュエータ数)が
    異なる油圧パイロット式方向切換弁を介してそれぞれア
    クチュエータを接続し、前記コントロール弁が一次、二
    次側主回路遮断位置にある時に一方の二次側主回路に予
    圧をかけ、かつ予圧が変えられる予圧設定手段を備え、
    該二次側主回路または前記分岐回路に、前記予圧設定手
    段により設定される最高圧まで遮断状態を保持し、前記
    コントロール弁の切換えで油圧源に連通することにより
    前記予圧以上の圧が二次側主回路に作用して連通状態と
    なるシーケンス弁を設け、前記予圧が作用する回路と前
    記各方向切換弁のパイロット室との間をそれぞれパイロ
    ット回路により接続し、該パイロット回路に、前記コン
    トロール弁切換えによるアクチュエータ作動時に該パイ
    ロット回路を遮断する共通のパイロット回路遮断弁と、
    該パイロット回路遮断弁の遮断動作を該パイロット回路
    におけるパイロット油の流れに先行させる絞り弁とを挿
    入し、各方向切換弁対応のパイロット回路に、セット圧
    bi(i=1〜n:nはアクチュエータ数)がそれぞれ
    段階的に異なるパイロット回路遮断弁を設け、前記パイ
    ロット式方向切換弁の作動圧力の関係がPai<Pbi<P
    ai+1となるよう個別にまたは選択的に作動可能に設定し
    たことを特徴とする油圧操作回路。
  4. 【請求項4】アクチュエータのコントロール弁の二次側
    主回路に複数の分岐回路を設け、各分岐回路にそれぞれ
    セット圧Pai(i=1〜n:nはアクチュエータ数)が
    段階的に異なる油圧パイロット式方向切換弁を介してそ
    れぞれアクチュエータを接続し、前記コントロール弁が
    一次、二次側主回路遮断位置にある時に一方の二次側主
    回路の予圧をかけ、かつ予圧が変えられる予圧設定手段
    を備え、該予圧がかかる二次側主回路または前記分岐回
    路に、前記予圧設定手段により設定される最高圧まで遮
    断状態を保持し、前記コントロール弁の切換えで油圧源
    に連通することにより前記予圧以上の圧が二次側主回路
    に作用して連通状態となるシーケンス弁を設け、前記予
    圧が作用する二次側主回路と方向切換弁のうちの最高パ
    イロット圧のパイロット室との間をパイロット回路によ
    り接続し、該パイロット回路の油圧源側に、前記コント
    ロール弁切換えによるアクチュエータ作動時に該パイロ
    ット回路を遮断する共通のパイロット回路遮断弁と、該
    パイロット回路遮断弁の遮断動作を該パイロット回路に
    おけるパイロット油の流れに先行させる絞り弁とを挿入
    し、前記方向切換弁のパイロット回路を、高圧側パイロ
    ット室が油圧源となるように縦続接続し、各パイロット
    回路は、下段側へのパイロット室への流れを上段側より
    遅らせる絞り部を設けたことを特徴とする油圧操作回
    路。
  5. 【請求項5】請求項1ないし4のいずれかにおいて、前
    記予圧設定手段の代わりに戻り側主回路の油圧を設定す
    る油圧設定手段を設けると共に、前記パイロット回路に
    前記二次側主回路の低圧選択用シャトル弁を設けたこと
    を特徴とする油圧操作回路。
  6. 【請求項6】請求項3において、前記予圧設定手段の代
    わりに、前記パイロット回路に絞りを設けたことを特徴
    とする油圧操作回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008150189A (ja) * 2006-12-19 2008-07-03 Sumitomo (Shi) Construction Machinery Manufacturing Co Ltd マテリアルハンドリング作業機械
JP2020002604A (ja) * 2018-06-27 2020-01-09 古河ロックドリル株式会社 穿孔制御装置
JP2021143510A (ja) * 2020-03-11 2021-09-24 株式会社日立建機ティエラ 作業機械

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