JPH0558869A - セメントモルタル及びコンクリート用混和剤組成物 - Google Patents

セメントモルタル及びコンクリート用混和剤組成物

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JPH0558869A
JPH0558869A JP25024891A JP25024891A JPH0558869A JP H0558869 A JPH0558869 A JP H0558869A JP 25024891 A JP25024891 A JP 25024891A JP 25024891 A JP25024891 A JP 25024891A JP H0558869 A JPH0558869 A JP H0558869A
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cement mortar
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esters
acrylic polymer
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Yoji Watanabe
洋二 渡辺
Susumu Yamaguchi
進 山口
Noboru Ichinose
昇 一ノ瀬
Hiroshi Morita
浩 森田
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Lion Corp
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B24/00Use of organic materials as active ingredients for mortars, concrete or artificial stone, e.g. plasticisers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B2111/00Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
    • C04B2111/00017Aspects relating to the protection of the environment

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (A)アクリル系ポリマーと、(B)エステ
ル類、アルデヒド類、ケトン類及びアルコール類の中か
ら選ばれた少なくとも1種の香料成分とを必須成分とし
て含有するセメントモルタル及びコンクリート用混和剤
組成物。 【効果】 セメントモルタルやコンクリートに混和して
施工する際、臭気の発生がなく、作業環境を良好なもの
にして、作業効率の向上を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はセメントモルタル及びコ
ンクリート用の新規な混和剤組成物、さらに詳しくは、
セメントモルタルやコンクリートに混和して施工する
際、不快臭の発生がなく、作業環境を良好なものにして
作業効率の向上が図れる、アクリル系ポリマーと特定の
香料成分とを含有するセメントモルタル及びコンクリー
ト用混和剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、セメントモルタルやコンクリート
のひび割れ防止、耐水性、耐摩耗性、耐薬品性、中性化
防止などの耐久性を向上させるために、アクリル系ポリ
マーラテックスを添加剤として用いる方法が知られてい
る(特開昭61−72662号公報、特開平2−268
55号公報)。
【0003】しかしながら、このアクリル系ポリマーラ
テックスを添加剤として用いる方法は、水硬性無機質組
成物の諸物性や外観を飛躍的に向上させることができ、
優れた方法であるものの、該アクリル系ポリマーラテッ
クスを用いたセメントモルタルやコンクリートにおいて
は、施工時にアクリル系ポリマーラテックス中の未反応
物(アクリル系モノマー)や副生物などに起因する不快
臭が発生し、作業環境上重要な問題となっている。
【0004】すなわち、アクリル系ポリマーラテックス
を用いたセメントモルタルやコンクリートでは、水、セ
メント及びジャリなどを混ぜている際や、混ぜたものを
コテなどで壁や床に塗っている際に、その場所に居れな
いほどの不快臭を発生して作業を継続することが困難と
なるし、その不快臭を防臭マスクなどで防ごうとする
と、着用に伴う身動きの不自由さから作業効率を著しく
低下する。
【0005】また、貯水タンク、トンネル内、家の部屋
内などでセメントモルタルやコンクリートの施工工事を
行う場合、その乾燥中に施工場所に不快臭が充満して長
く居られず、次の作業を行う作業者に著しく不快感を与
え、精神衛生上も好ましくない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
アクリル系ポリマーを含有するセメントモルタルやコン
クリート用混和剤が有する欠点を解決し、セメントモル
タルやコンクリートに混和して施工する際、不快臭の発
生がなく、作業環境を良好なものにして、作業効率の向
上を図ることのできるアクリル系ポリマーを含有するセ
メントモルタル及びコンクリート用混和剤組成物を提供
することを目的としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の好
ましい性質を有するアクリル系ポリマーを含有するセメ
ントモルタル及びコンクリート用混和剤組成物を開発す
べく鋭意研究を重ねた結果、アクリル系ポリマーと特定
の香料成分を含有させることにより、その目的を達成し
うることを見出し、この知見に基づいて本発明を完成す
るに至った。
【0008】すなわち、本発明は、(A)アクリル系ポ
リマーと、(B)エステル系香料、アルデヒド系香料、
ケトン系香料及びアルコール系香料の中から選ばれた少
なくとも1種の香料成分の賦香有効量を必須成分として
含有して成るセメントモルタル及びコンクリート用混和
剤組成物を提供するものである。
【0009】本発明組成物における(A)成分のアクリ
ル系ポリマーは、通常ラテックスの形で用いられる。こ
のアクリル系ポリマーのラテックスは、例えば(メタ)
アクリル酸エステル類を乳化重合させることにより、製
造することができる。この際、必要に応じ前記(メタ)
アクリル酸エステル類と、ラテックスの性能改質剤とし
てのエチレン性二重結合を有する不飽和単量体や架橋性
単量体とを共重合させてもよい。
【0010】該(メタ)アクリル酸エステル類として
は、例えばアクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アク
リル酸オクチル、アクリル酸2‐エチルヘキシルなどの
アクリル酸エステル、メタクリル酸メチル、メタクリル
酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸オクチル
などのメタクリル酸エステルなどが挙げられる。これら
の(メタ)アクリル酸エステル類は1種用いてもよい
し、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0011】また、ラテックスの性能改質剤としてのエ
チレン性二重結合を有する不飽和単量体としては、例え
ばスチレンやα‐メチルスチレンなどのスチレン類、ブ
タジエンやイソプレンなどのジエン類、酢酸ビニルやプ
ロピオン酸ビニルなどのビニル類、アクリロニトリルや
α‐メチルアクリロニトリルなどのニトリル類、アクリ
ル酸、メタクリル酸、クロトン酸などの不飽和モノカル
ボン酸及びその塩、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸
などの不飽和ジカルボン酸及びそのハーフエステルやハ
ーフアミド、これらの塩などが挙げられる。これらの不
飽和単量体は1種用いてもよいし、2種以上を組み合わ
せて用いてもよい。
【0012】さらに、架橋性単量体としては、例えばト
リメチロールプロパントリアクリレート、グリシジルア
クリレート、グリシジルメタクリレート、ビスフェノー
ルAポリオキシエチレン付加体ジ(メタ)アクリレー
ト、トリアリルイソシアヌレート、N‐メチロールアク
リルアミドなどが挙げられ、これらは1種用いてもよい
し、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0013】乳化重合に用いられる乳化剤としては、例
えばポリオキシアルキレンアルキルアリールエーテルの
サルフェート塩やスルホネート塩、ポリオキシアルキレ
ンアルキルエーテルサルフェート塩、ポリエチレンアル
キルアリールエーテルサルフェート塩などのアニオン性
乳化剤、ポリオキシアルキレンアルキルアリールエーテ
ル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルなどのノニ
オン性乳化剤、ポリオキシエチレンアルキルアンモニウ
ムの四級塩などのカチオン性乳化剤などが挙げられる。
【0014】また、重合開始剤としては、例えば過酸化
水素単独又は過酸化水素と酒石酸、クエン酸、アスコル
ビン酸などのカルボン酸との組合せや、過酸化水素とシ
ュウ酸、スルフィン酸及びこれらの塩類又はオキシアル
デヒド類、水溶性鉄塩などとの組合せ、さらには過硫酸
塩、過炭酸塩、過ホウ酸塩などの過酸化物、2,2′‐
アゾビス(2‐アミノジプロパン)とその塩、2,2′
‐アゾビス(N,N’‐ジメチレンイソブチルアミジ
ン)とその塩、4,4′‐アゾビス(4‐シアノ吉草
酸)とその塩などの水溶性アゾ系開始剤が挙げられる。
【0015】乳化重合の方法については特に制限はな
く、従来アクリル系ポリマーラテックスの製造において
慣用されている方法を用いることができる。
【0016】本発明組成物における(B)成分の香料成
分は、エステル系香料、アルデヒド系香料、ケトン系香
料及びアルコール系香料の中から選ぶことが必要であ
る。エステル系香料としては、例えばエチルエステル
類、プロピルエステル類、イソプロピルエステル類、ブ
チルエステル類、ヘキシルエステル類、オクチルエステ
ル類、ノニルエステル類、デカニルエステル類、リナリ
ルエステル類、ターピニルエステル類、ゲラニルエステ
ル類、シトロネリルエステル類、フェニルエチルエステ
ル類、ベンジルエステル類、ボルニルエステル類、シン
ナミルエステル類、ジメチルオクチルエステル類、ムゴ
ールエステル類、ミルセニルエステル類、メンチールエ
ステル類、サンタリールエステル類、セドリールエステ
ル類、ベチベリールエステル類、ヘディオン、ベルテネ
ックス、ベルドックスなどが挙げられる。
【0017】アルデヒド系香料としては、例えばヘキサ
ナール、ヘキセナール、ヘプテナール、オクテナール、
ノナナール、デセナール、ウンデカナール、ウンデシレ
ンアルデヒド、ドデシルアルデヒド、メチルノニルアル
デヒド、ノナジエナール、シトラール、シトロネラー
ル、ベンズアルデヒド、フェニルアセトアルデヒド、シ
ンナミックアルデヒド、アミルシンナミックアルデヒ
ド、ヘキシルシンナミックアルデヒド、アニスアルデヒ
ド、ヘリオトロピン、サイクラメンアルデヒド、リリア
ール、バニリン、トリプラール、エチルバニリン、リラ
ール、マイラックアルデヒドなどが挙げられる。
【0018】ケトン系香料としては、例えばメチルアミ
ルケトン、メチルヘキシルケトン、メチルノニルケト
ン、メチルヘプテノン、メントン、カンファー、ベルト
フィックス、アセトフェノン、ベンゾフェノン、ベンジ
リデンアセトン、メチルナフチルケトン、ヨノン、メチ
ルヨノン、ダマスコン、ダマセノン、マルトール、ネロ
ン、ヒドロキシフェニルブタノン、ジャスモン、ヌート
カトン、t‐ブチルシクロヘキサノン、カシメラン、キ
ャロン、フルーラモン、トナリド、ムスコン、エキザル
トン、ムスクケトンなどが挙げられる。
【0019】また、アルコール系香料としては、例えば
ヘキサノール、シス‐3‐ヘキサノール、オクタノー
ル、ノナノール、デカノール、リナロール、ターピネオ
ール、ゲラニオール、シトロネロール、フェニルエチル
アルコール、ミルセノール、ベンジルアルコール、ボル
ネオール、シンナミックアルコール、ジメチルオクタノ
ール、ムゴール、メントール、バクダノール、サンタノ
ール、サンダロール、セドロール、ヘチベロール、パチ
ュリーアルコール、アニスアルコール、ジメチルベンジ
ルカービノール、パチヨンなどが挙げられる。
【0020】これらの香料成分は1種用いてもよいし、
2種以上を組み合わせて用いてもよく、また他の香料成
分、例えばフェノール系香料、ニトリル系香料、ラクト
ン系香料、アセタール系香料などを併用することもでき
る。
【0021】本発明組成物においては、これらの香料成
分は、賦香有効量含有させる必要があるが、この量とし
ては普通前記(A)成分のアクリル系ポリマーの固形分
に対して、少なくとも0.05重量%、好ましくは0.
1重量%以上の量で十分である。
【0022】本発明組成物には、必要に応じ、セメント
モルタルやコンクリートの流動性や耐久性を向上させる
ために、例えばリグニンスルホン酸塩、ナフタレンスル
ホン酸‐ホルマリン縮合物、スルホン化メラミン樹脂、
ポリスチレンスルホン酸塩などのスルホン酸基含有ポリ
マーなどを配合することができるし、耐久性向上剤とし
て、例えばシリカフューム、フライアッシュ、高炉スラ
グなどの躯体材なども配合することができる。また、鉄
筋入りセメントモルタルやコンクリートの耐久性をより
一層向上させるために、例えば亜硝酸塩、クロム酸塩、
ケイ酸塩、無機又は有機リン酸塩、アミン類、アルキル
フェノール類、メルカプタン類、ニトロ化合物などの防
錆剤を配合してもよい。
【0023】さらに、本発明組成物には、必要に応じて
ノニオン性やアニオン性などの高分子物質、着色顔料、
キレート剤、防腐剤、pH調整剤、可塑剤、早強剤、遅
硬剤、導電(帯電防止)剤、強化剤などの補助添加成分
を配合することができる。
【0024】
【作用】本発明の混和剤組成物は、アクリル系ポリマー
とエステル系香料、アルデヒド系香料、ケトン系香料及
びアルコール系香料の中から選ばれた1種以上の香料成
分とを含有するものであって、該エステル類はアクリル
系ポリマー中の未反応物質、例えばアクリル酸ブチル、
アクリル酸エチル、メタクリル酸、メタクリル酸メチル
などと相容性が高く、これらの未反応物質の悪臭を良い
香りに変えるのに高い効果を発揮する。
【0025】また、アルデヒド系香料、ケトン系香料及
びアルコール系香料は極性が高く、人間の嗅覚部と親和
性が高いため、該未反応物質の吸着を阻害して、未反応
物質に対する感知能力を弱める作用を有すると考えられ
る。
【0026】
【発明の効果】本発明の混和剤組成物は、セメントモル
タルやコンクリートに混和して施工する際、不快臭の発
生がなく、作業環境を良好なものにして作業効率を向上
させうるので、その実用的価値は極めて高い。
【0027】したがって、本発明の混和剤組成物を、例
えば建築構造物の内壁及び外壁基材、タイル張り用接着
剤、タイル張り用目地材、床材、ACL鉄筋防食などの
防食ライニング材、貯水タンク、プール、サイロ、テニ
スコート用下地などの防水材、船舶デッキ、歩道橋床、
橋梁デッキなどのデッキカバーリング材、耐酸性ヒュー
ム管、GRC製品用特殊コンクリート成型品、バスター
ミナルやトンネル内や工場などの半剛性道路、グラスフ
ァイバーやカーボンファイバーやポリエステルファイバ
ーやポリビニルアルコールファイバーなどの無機、有機
の繊維などを併用したセメントモルタル及びコンクリー
ト躯体の吹付け保護塗装材、カーボンファイバーやメタ
ルパウダー(フレーク)を併用した導電塗装材、電磁波
シールド材、超高強度成型品や船舶バラストタンクなど
の重防食塗材、モルタル浮き補修材、斜張橋ワイヤー
材、化粧瓶やインターロッキングなどの化学成型品を製
造する際に使用すると、極めて効率的な性能を発揮す
る。
【0028】
【実施例】次に、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定され
るものではない。
【0029】なお、混和剤組成物の評価については、モ
ルタル300kgを作成し、一戸建の6畳間の床(縦
2.7m、横2.7m、高さ2.5m)にコテを用いて
均一の厚さに塗り、乾燥1日後、合成樹脂製タイルの床
張りを行い、各段階の臭気、すなわちモルタルをミキサ
ーから搬出する際と床にコテを用いて均一の厚さに塗る
際の臭気(作業時臭気)、及び乾燥1日後、合成樹脂製
タイルを床張りする際の臭気(乾燥1日後臭気)を施工
業者に下記の基準で判定してもらい、評価した。
【0030】判定基準;◎:非常に良い、○:良い、
△:やや良くない、×:良くない、××:非常に良くな
【0031】実施例1 温度計、かきまぜ機、還流冷却管、窒素導入管及び滴下
漏斗を備えたガラス製反応容器に乳化剤(ポリオキシエ
チレンノニルフェニルエーテル/ポリオキシエチレンノ
ニルフェニルエーテル硫酸ナトリウム=1/1)6.0
重量部と水150重量部を仕込んで溶解し、系内を窒素
ガスで置換した。別にコア部用不飽和単量体混合物(モ
ノマーとして、アクリル酸ブチル、アクリル酸エチル、
メタクリル酸メチル、メタクリル酸を架橋剤として、ビ
スフェノールA EO付加体ジメタクリレート、トリメ
チロール、プロパントリアクリレートを用いる)90.
0重量部を調製し、次いで60℃に昇温したのち、アゾ
系重合開始剤水溶液(濃度9×10−3mole/水相
l)50重量部を反応容器に添加し、ただちに残部の不
飽和単量体を反応容器内に連続的に滴下し、60℃で重
合を行った。続いて別途調製したシェル部用不飽和単量
体混合物(モノマーは、コア部と同じ)60重量部を反
応容器内に滴下し、60℃で重合を行った。不飽和単量
体の滴下終了後、室温に冷却してから、このラテックス
の固形分29.94重量部に対し、表1に示す組成の調
合香料「アップル#1」0.06重量部を滴下混合し、
10分間かきまぜて混和剤組成物を調製した。
【0032】次に、表5に示す組成のモルタル300k
gを調製し、臭気を評価した。その結果を表5に示す。
【表1】
【0033】実施例2 実施例1において、アップル#1の代りに、表2に示す
組成の調合香料「ミント#2」を用いた以外は、実施例
1と同様にして混和剤組成物を調製したのち、表5に示
す組成のモルタル300kgを調製し、臭気を評価し
た。その結果を表5に示す。
【表2】
【0034】実施例3 実施例1において、アップル#1の代りに、表3に示す
組成の調合香料「ハーバル#3」を、ラテックス固形分
24.975重量部に対し、0.025重量部の割合で
用いた以外は、実施例1と同様にして混和剤組成物を調
製したのち、表5に示す組成のモルタル300kgを調
製し、臭気を評価した。その結果を表5に示す。
【表3】
【0035】実施例4 実施例1において、アップル#1の代りに、表4に示す
組成の調合香料「フロラル#4」を、ラテックス固形分
34.965重量部に対し、0.035重量部の割合で
用いた以外は、実施例1と同様にして混和剤組成物を調
製したのち、表5に示す組成のモルタル300kgを調
製し、臭気を評価した。その結果を表5に示す。
【表4】
【0036】比較例 実施例1において、アップル#1を用いなかったこと以
外は、実施例1と同様にして表5に示す組成のモルタル
300kgを調製し、臭気を評価した。その結果を表5
に示す。
【表5】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)アクリル系ポリマーと、(B)エ
    ステル系香料、アルデヒド系香料、ケトン系香料及びア
    ルコール系香料の中から選ばれた少なくとも1種の香料
    成分の賦香有効量を必須成分として含有して成るセメン
    トモルタル及びコンクリート用混和剤組成物。
JP25024891A 1991-09-04 1991-09-04 セメントモルタル及びコンクリート用混和剤組成物 Pending JPH0558869A (ja)

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