JPH0558288A - 鉄道車両の車体台枠 - Google Patents

鉄道車両の車体台枠

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JPH0558288A
JPH0558288A JP22668791A JP22668791A JPH0558288A JP H0558288 A JPH0558288 A JP H0558288A JP 22668791 A JP22668791 A JP 22668791A JP 22668791 A JP22668791 A JP 22668791A JP H0558288 A JPH0558288 A JP H0558288A
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JP
Japan
Prior art keywords
center sill
vehicle body
cooling air
underframe
duct
Prior art date
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Pending
Application number
JP22668791A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Saima
亨 齊間
Shigeji Kudo
茂治 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH0558288A publication Critical patent/JPH0558288A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鉄道用機関車等の車体台枠のセンターシル内
部を冷却風のダクトとして使用する車体構造において、
冷却風の流路抵抗を低く抑え、且、車体台枠が要求され
る各種荷重に耐える台枠構造を目的とする。 【構成】 台枠センターシルの横梁との交差接合部に、
平板を断面X状のトラス構成の補強材として設け、補強
材を冷却風の通風方向に平行に配置して、通風抵抗を最
小にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鉄道機関車の車体構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】電気機関車、電気式ディーゼル機関車等
においては、機関車車内に大形の送風器を設置し、走行
装置に組込まれた主電動機に冷却風を送るため、独立し
た中空ダクトを各種機器の間を縫って床上又は床下に配
しているのが一般的である。
【0003】独立したダクトを配置するには、送風圧力
に対して圧力損が生じないようにダクトを可能な限り直
線的とすることが望ましいが、機関車の他の機器、配
線、配管等との取合いが難しく、機器配置とダクト配置
との優先性が課題となる場合が多い。
【0004】このようなダクトに対して、一部の機関車
では車体台枠の強度部材であるセンターシルが横梁等と
交又する強度的に重要である交又部分のセンターシル内
に取付けられた竹の節状の節形補強に開口部を設け、前
記開口部をオリフィスとして通過した冷却風を分岐して
主電動機等に流入するようにされている。図1を参照し
て前記センターシルを使用したダクトを説明する。
【0005】台枠は長手方向、中央にセンターシル1が
あり、左右両側に台枠側梁2が取付けられ、車体端部で
は端梁3が前記3本の部材を結合している。センターシ
ル1と台枠側梁2間で台車部上部には枕梁4が配置さ
れ、他の部分には床上の荷重に対応して複数の横梁5が
配され、上記の上に床板が設置されて構成されている。
床上に電動送風器6が設置され、送風器ダクト7を介し
てセンターシル1に主電動機に冷却風を送風している。
センターシル1内には複数の整風ガイド8が設けられて
冷却風を分配している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】センターシルを冷却風
用ダクトとする構造において、主電動機冷却風を多量に
送風するためには、センターシルの節形補強の開口部を
大きくすることが必要であるが、節形補強中央の穴を大
きくしていくと、冷却風の圧力損失は小さくなるが補強
としての機能は次第に弱くなる。
【0007】車体台枠は車体床上、床下の機器間に挟ま
れているため、充分な強度が要求されているのに対し、
冷却風ダクトとしては途中に補強材が無く、平な内面で
あることが要求される。本発明は、上記に鑑み車体台枠
の強度と、内面が平滑な冷却風用のダクトであるとの相
反する要求に対応できる車体台枠構造を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】車体台枠のセンターシル
と横梁が交差する部分は各部材が相互に貫通し合うよう
に連結されているが、本発明は、センターシルと横梁の
交差貫通部分において、センターシルはその儘直線的に
貫通させ、センターシルの交差部の内部に補強材を設け
る。補強材は冷却風の流れ方向に平行に、上下の平板を
トラス状に組み込むか、場合によってはハニカム状に組
込んだ部材を挿入して構成する。
【0009】補強材は前記のように穴方向を冷却風と同
一方向に合せ、且横梁からの応力に耐えるよう断面山形
に形成した平板を背中合わせに、即ち断面がX状に配置
することにより、冷却風通路の断面積が狭くならないよ
うにする。
【0010】
【作用】上記構成により、センターシルを主電動機冷却
のダクトとして使用でき、別個に大きなスペースを要す
るダクトは不要となる。
【0011】センターシル内の補強材によりダクトとし
て使用するセンターシルと横梁との接合部並びに台枠の
強度が確保ができる。更にセンターシル内の冷却風通路
は最少限の送風抵抗しか発生しない。
【0012】
【実施例】図1及び図2に示す実施例により本発明の台
車台枠を説明する。
【0013】機関車の主電動機、その他の電気部品を冷
却する送風機6を台車台枠床上に設置し、送風機ダクト
7を台車台枠の中央を貫通するセンターシル1に連結す
る。センターシル1の両側は台枠側梁2、両端部には端
梁3が接合されており、台枠側梁2には複数の枕梁4、
横梁5が荷重に対応して、センターシル1と交差して取
付けられ、台車台枠を構成している。センターシル1と
横梁5が交差する部分のセンターシル1内部に補強材9
を配置し、センターシル1を挟んで分離された横梁5を
強固に連結する。
【0014】センターシル1は上板1A、側板1C、1
D、下板1Bにより四角形状を構成しているが、内部に
設ける補強材9の平板による下板9Aは山形に形成し、
両下端を側板1C、1D下部接合部10Aに溶接して固
定する。前記山形の下板9Aの上に逆さにした同じ山形
の上板9Bを配置し、下・上板9A、9Bを背中合わせ
に溶接し、上板9Bの両端を側板1C、1Dの上隅部1
0Cに隅溶接し、上板1Aを溶接して被せ、全体的には
断面X状に構成して、センターシル1内にトラス構造の
補強材9を設ける。
【0015】この補強材9はセンターシル1と横梁5と
の貫通部分に配置すれば強度的に十分である。更に、セ
ンターシル1の冷却風を円滑に分流するため複数の整風
ガイド8を設ける。
【0016】図3に示すように、従来、センターシル1
をダクトに使用する場合は、強度部材である横梁5と接
合するセンターシル1内に節形補強12を設けて冷却風
用孔13を通しているが、横梁5側に大きな荷重を受け
るような時は、図4のようにセンターシル1断面が平行
四辺形に変形し、台枠も破損してしまこともあり得た。
【0017】このようなときに、本発明による台枠では
センターシル1の歪み、変形に対し、補強材9の上・下
板9B、9AによるX状の配置が引張りメンバと圧縮メ
ンバを構成し、センターシル1内にトラス構造を組込ん
だと同一状態となつているので、台枠の破損を阻止する
ことができる。
【0018】又、補強材9の下板9A、上板9Bはセン
ターシル1内の冷却風の通過方向と平行に配置、構成し
ているので、流路の抵抗が少なく、寧ろ内部の冷却風の
乱流を調整する整流作用をなすことになる。
【0019】本発明の他の実施例として図5に示す例
は、横梁14のセンターシル1への突当て接合部が、セ
ンターシル1の側板1C、1Dの途中に取付けられた場
合である。この場合、従来だとセンターシル1が平行四
辺形に変形するのみならず、横梁14に荷重が掛かると
側板1Cがくの字形に変形し、横梁14は荷重に対応す
ることが不可能となるが、本発明では、横梁14がセン
ターシル1に突き当たる接合位置のセンターシル1内に
水平補強板15を配し、その上下に2組の山形の下板1
0A、上板10Bを組合わせ、上下2段のトラス状のメ
ンバを構成して強固な補強構造で対応することとなる。
又、前記山形の下板10A、上板10Bを強固にすれば
水平補強板15を省略することも可能である。
【0020】
【発明の効果】本発明により、機関車等の車体台枠中央
を貫通するセンターシルを冷却風が通風するダクトに利
用する構造において、センターシルと横梁の接合部に、
補強材を風向に沿ってトラス状のメンバに組込むことに
より、荷重によるセンターシル断面形状の変形を阻止す
ると共に、ダクト内の通風抵抗を低く抑え、併せて整風
作用を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車体台枠の斜視図である。
【図2】図1の部分断面図である。
【図3】図2相当の従来の台車台枠の部分断面図であ
る。
【図4】図3の破損発生時の変形形状を示す断面図であ
る。
【図5】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 センターシル 2 側梁 4 枕梁 5 横梁 9 補強材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台枠中央を貫通するセンターシルの内側
    を電気機器冷却風通路とする鉄道車両の車体台枠におい
    て、 枕梁或いは横梁と交差する部分の前記センターシル内側
    に、冷却風流路方向に沿ってトラス構造の補強材を組込
    んだことを特徴とする鉄道車両の車体台枠。
JP22668791A 1991-09-06 1991-09-06 鉄道車両の車体台枠 Pending JPH0558288A (ja)

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JP22668791A JPH0558288A (ja) 1991-09-06 1991-09-06 鉄道車両の車体台枠

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JPH0558288A true JPH0558288A (ja) 1993-03-09

Family

ID=16849084

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