JPH0554074A - デジタル複写装置 - Google Patents

デジタル複写装置

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JPH0554074A
JPH0554074A JP3213299A JP21329991A JPH0554074A JP H0554074 A JPH0554074 A JP H0554074A JP 3213299 A JP3213299 A JP 3213299A JP 21329991 A JP21329991 A JP 21329991A JP H0554074 A JPH0554074 A JP H0554074A
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JP
Japan
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character
image
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word
inclination
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Pending
Application number
JP3213299A
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English (en)
Inventor
Hitomi Kumazaki
崎 ひとみ 熊
Masahito Yokoyama
山 雅 人 横
Akira Asami
見 彰 浅
Noriyasu Takeuchi
内 則 康 竹
Tomonori Tanaka
中 智 憲 田
Takaaki Tawada
高 明 多和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0554074A publication Critical patent/JPH0554074A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原稿が傾いている場合でも行の切り出しで可
能にする。入力画像と翻訳結果とをきれいに並べて出力
する。 【構成】 入力画像情報を処理して文字画像の傾きを検
出し、傾きに応じた回転を座標変換により実行し出力画
像を作成する。傾きの修正された画像情報から文字を認
識し、更に単語の翻訳を実行する。出力画像上に認識文
字列と翻訳結果を合成し、ハ−ドコピ−として出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル複写装置に関
し、特に画像中の文字情報を単語単位で例えば英語から
日本語に翻訳する機能を備えるデジタル複写装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】言語間の翻訳作業は、一般に非常に高度
な知識を要し、しかも翻訳には時間がかかる。そこで従
来より、翻訳作業を支援もしくは自動化する技術につい
て様々な提案がされ、商品化されている技術も存在す
る。
【0003】例えば、特開昭54-154955号公報及び特開
昭55-15562号公報には、単語単位で翻訳する装置が開示
されており、特開昭58-4480号公報には文法や意味の解
析を実行して文章の翻訳をする装置が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来の翻訳装
置においては、例えば単語単位で、その文字情報をキ−
ボ−ド等を利用してオペレ−タが入力する必要がある。
従って、例えば英文の書類がある場合には、オペレ−タ
がその書類上から順次に単語を読み取って、その文字情
報をキ−入力する必要がある。この種の入力作業は非常
に大きな労力を伴ない、特にキ−操作に不慣れなオペレ
−タの場合には、入力のために非常に長い時間を必要と
する。
【0005】この種の入力作業を自動化するために、文
字認識装置(OCR)が製品化されている。しかしなが
ら、文字認識の信頼性が充分ではない。特に、原稿画像
が傾いて配置された場合、行の切り出しができなくな
り、文字認識ができない。なお傾いた文字画像に対する
行の切り出しに関しては、特公昭63−48219号,
特開昭63−187381号,特開昭63−29238
2号,及び特開昭64−1086号の各公報に開示され
た技術が公知である。また、翻訳装置についても、現状
では翻訳結果の信頼性は充分でない。
【0006】本発明は、翻訳すべき文字情報の翻訳装置
への入力作業を簡単にし翻訳作業を容易にするととも
に、文字認識の誤りや翻訳誤りの発見を容易にすること
を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、文字情報を含む原稿画像を微小
画素情報の集合として読取る画像読取手段,該手段の読
取った情報を蓄積するメモリ手段,及び該メモリ手段に
蓄積された画像情報を出力する出力手段、を含むデジタ
ル複写装置において:前記メモリ手段に蓄積された入力
画像情報を処理し、該画像情報における文字列の所定軸
に対する傾きを検出する傾き検出手段;該傾き検出手段
の検出した傾きに応じて、前記メモリ手段に蓄積された
入力画像情報を座標変換処理により回転する、回転処理
手段;回転処理により傾きの修正された画像情報を処理
して、その中から文字情報を行毎に切り出し、更に各文
字毎に切り出す文字切り出し手段;切り出された文字情
報を1つの文字もしくは複数文字の集合でなる単語毎に
区分する単語抽出手段;文字毎の特徴量が予め登録され
た文字パタ−ン辞書を含み、文字毎に切り出された画像
情報から、それが示す文字を認識する文字認識手段;単
語毎の翻訳結果が登録された単語辞書を含み、前記単語
抽出手段によって抽出された単語毎に、それを構成する
文字の構成に応じて単語辞書を参照し、各単語の翻訳結
果を認識する、翻訳手段;及び少なくとも回転により傾
きの修正された画像情報と翻訳手段の翻訳結果として得
られる文字情報とを、単語毎もしくは文章毎に揃えて前
記メモリ手段の出力画像領域に画像情報として書込む、
出力画像作成手段;を設ける。
【0008】また本願の第2番の発明においては、更
に、行毎に切り出された文字列の位置情報に基づいて、
行の切り出しが成功したか否かを識別し、否であれば原
稿傾き修正を促すメッセ−ジを出力するメッセ−ジ出力
手段を設ける。
【0009】
【作用】本発明の装置によれば、原稿画像上から自動的
に文字及び単語を認識し、認識した単語毎に翻訳を実行
してその結果を出力画像の形で出力するので、翻訳作業
は普通に複写機を使うのと同様に、翻訳対象の原稿をイ
メ−ジスキャナにセットしてコピ−ボタンを押す、とい
う極めて簡単な作業になる。
【0010】また、文字や単語の認識及び翻訳処理にお
いてはまだ誤りが度々発生する。しかし本発明では、入
力された画像情報と翻訳結果の文字列とが同じ出力画像
上に揃えて合成出力されるので、誤りが発生した場合で
も、画像情報と翻訳結果とを対比することによりその誤
り部分(文字,文字列,翻訳結果)をオペレ−タは容易
に認識することができる。
【0011】ところで、原稿を所定の読取走査軸に沿っ
てまっすぐに読取面に配置しようとしても、例えば原稿
の背面を押さえる圧板の降下時の風圧によって原稿が移
動し、原稿が読取走査軸に対し傾きを生じることは度々
ある。このような入力画像の傾きが生じると、該画像か
らの文字行の切り出しが困難になったり、出力画像にお
いて文字列と翻訳結果との対応が位置ずれや傾きによっ
て見づらくなってしまう。しかし本発明においては、入
力文字列に傾きがある場合には、その傾きを座標変換に
よって修正した画像から文字の行を切り出すので、行の
切り出しは原稿に傾きがある場合でも可能である。また
出力画像においても、傾きの修正された文字列の画像情
報と翻訳結果とが合成されるので、原稿が傾いている場
合でも、出力画像においては入力文字列と翻訳結果とが
位置を揃えて平行に並べられるので、原稿が傾いている
時でも、オペレ−タは入力文字列と翻訳結果との対応関
係を容易に認識しうる。
【0012】ところで本発明においては、例えば非常に
大きな傾きが原稿に生じている場合などには、文字行の
切り出し以降の処理が実行不可能であり、出力画像を生
成せずにそのまま処理を中断せざるを得ない。しかし、
原稿が圧板の下に隠れていると、原稿の傾きが見えない
ので、そのような場合、何が原因で処理が中断されたの
かをオペレ−タが知るまでには時間がかかる。
【0013】本願の第2番の発明においては、文字行の
切り出しに失敗すると、原稿傾き修正を促すように自動
的にメッセ−ジが出力されるので、オペレ−タは処理が
中断された原因をすぐに知ることができ、原稿の傾きを
修正して処理を継続することができる。
【0014】
【実施例】図1に、本発明を実施する一形式のデジタル
複写機の機構部の構成を示す。第1図を参照すると、こ
のデジタル複写機は、大きく分けて上部のイメ−ジスキ
ャナ100とその下に配置されたレ−ザプリンタ200
で構成されている。
【0015】イメ−ジスキャナ100の最上部に、原稿
を載置するコンタクトガラスが配置されており、その下
方に光学走査系が設けられている。原稿は、光学走査系
の露光ランプ1によって露光され、その反射光、つまり
画像光が光学走査系に備わった各種ミラ−及びレンズ2
を通って受光部3に結像される。この受光部3には、後
述する一次元CCDイメ−ジセンサが設けられている。
光学走査系は、機械的な駆動系によって図面の左右方向
に駆動されるので、原稿面の各部の露光によって得られ
る画像光が順次に、つまり1ライン毎にイメ−ジセンサ
に読取られる。イメ−ジセンサによって読取られた画像
情報は、後述する処理によって出力画像に変換され、レ
−ザプリンタ200の書込装置4から出力されるレ−ザ
光を変調する。画像情報によって変調されるレ−ザ光
は、書込用の光学系を通って、感光体ドラム5の表面に
結像される。感光体ドラム5の表面は、予めメインチャ
−ジャ6によって全面が均一に所定の高電位に帯電して
おり、画像光の照射を受けると、光強度に応じて電位が
変化し、画像に対応する電位分布、つまり静電潜像が形
成される。感光体ドラム5に形成された静電潜像は、そ
れが現像ユニット7を通過する時にトナ−の吸着によっ
て可視化され、トナ−像を形成する。
【0016】一方、給紙カセット12又は13のうち選
択されたものから記録紙が繰り出され、その記録紙は感
光体ドラム5上のトナ−像の形成タイミングに同期して
感光体ドラム5の表面に重なるように送り込まれる。続
いて、転写チャ−ジャの付勢により、感光体ドラム5上
のトナ−像は記録紙に転写される。更に、分離チャ−ジ
ャ9の付勢によって、トナ−像が転写された記録紙は感
光体ドラム5から分離して定着ユニット14に向かう。
記録紙上のトナ−像は、定着ユニット14によって記録
紙に定着され、その後、記録紙は複写機の外に排出され
る。画像の転写及び記録紙の分離が終了した後、感光体
ドラム5の表面は、クリ−ニングユニット10によってク
リ−ニングされ、次回の画像形成に備える。
【0017】図2に、図1のデジタル複写機の電装部の
構成を示す。図2を参照して説明する。イメ−ジスキャ
ナ100においては、CCDイメ−ジセンサ110によ
って読取られたビットマップ形式の原稿画像の信号は、
A/D変換器120によってデジタル信号(この例では
8ビット)に変換された後、シェ−ディング補正ユニッ
ト130によって濃度レベルのばらつきに関する補正を
受け、メモリユニット330に記憶される。メモリユニ
ット330は、それぞれ画像の1頁分の記憶容量を有す
る入力画像メモリ及び出力画像メモリ、ならびに文字認
識や翻訳処理の際に使用される一時記憶メモリの各領域
を備えている。翻訳ユニット340は、後述するよう
に、メモリユニット330上の画像情報を処理し、文字
認識や翻訳処理を実行した後で出力画像情報をメモリユ
ニット330上に生成する。文字認識のために、文字パ
タ−ン辞書350が設けられており、また翻訳のために
英和辞書が設けられている。文字パタ−ン辞書350に
は、サイズ及びフォントの異なる様々な文字種に対応付
けられた数組の辞書が備わっている。英和辞書360に
は、様々な英単語とそれの各々に対応付けられた日本語
の情報が対になって登録されている。
【0018】メモリユニット330上で生成された出力
画像情報は、各画素の黒/白に対応する二値情報の形で
レ−ザプリンタ200に印加され、バッファ220を通
り、LDドライバ230を通ってレ−ザダイオ−ド24
0に付勢信号として印加される。従って、出力画像情報
に応じて変調されたレ−ザ光をレ−ザダイオ−ド240
が出力する。このレ−ザ光が書込装置4から出力され、
書込用の光学走査系を介して感光体ドラム5の表面に照
射される。
【0019】オペレ−タからの指示は、この複写機の上
面に配置された操作ボ−ド310からのキ−入力によっ
て実施される。メイン制御ユニット320は、操作ボ−
ド310上の各種表示を制御するとともに、操作ボ−ド
310からのキ−入力を読取って、読取の開始,動作モ
−ド切換,画像のハ−ドコピ−開始などを各部に指示す
る。
【0020】図1の複写機の処理の概略を図3に示す。
図3を参照して説明する。ステップ10では、イメ−ジ
スキャナにセットされた原稿の画像を読取り、画像デ−
タを画素単位で黒/白を示す二値デ−タの形で取込みそ
れをメモリユニット330上の入力画像メモリに蓄積す
る。
【0021】この結果、例えば図4に示す画像IMGの
ような情報がメモリユニット330上にビットマップ形
式で保持される。図4の例では、原稿が傾いた状態で読
取られたために、入力画像IMGはメモリ上で想定され
る二次元空間に対して傾きを生じている。この種の傾き
は、後述する文字行の切り出しを不可能にしたり、出力
画像における文字列の配置に悪影響を及ぼす。このよう
な傾きを修正するために、ステップ11では次に説明す
る処理によって傾きの検出を行なっている。
【0022】ステップ11の処理の詳細を図6に示す。
図6に示す各ステップの内容を説明する。ステップ31
では、入力画像情報(図4)を処理し、Y方向各位置で
X方向の黒画素数を計数し、黒画素数のヒストグラムを
図4のように作成する。ステップ32では入力画像情報
における文字画像の幅dを検出し、ステップ33では入
力画像情報における文字の高さhを検出する。例えば、
幅dはY方向の黒画素数が所定以上の範囲の左端から右
端までの距離として検出でき、高さhは、画像の左端近
傍の微小幅についてX方向の黒画素数を計数し、その計
数値のY方向の分布を示すヒストグラムを作ることによ
って、文字部分と文字間の部分とが区分されるので、そ
のヒストグラムから文字部分の平均的なY方向の大きさ
として検出できる。
【0023】ステップ34では、ステップ31で作成し
たヒストグラムをしきい値を用いて量子化し、矩形波又
は階段波のように単純化されたパタ−ン(量子化ヒスト
グラム)に変換する。このパタ−ンの形状は、文字画像
の傾きの程度に応じて変化するが、図5に示すパタ−ン
1,パタ−ン2,パタ−ン3及びパタ−ン4の4種類に
区分できる。即ち、文字画像の傾きaが比較的小さく、
文字行と文字行との間隔sが各文字行の左端と右端のY
方向位置変化a・dより大きい時にはパタ−ン1のよう
になり、文字行と文字行との間隔sが各文字行の左端と
右端のY方向位置変化a・dと等しい時にはパタ−ン2
のようになり、傾きaが比較的大きく、各文字行の左端
と右端のY方向位置変化a・dが文字行と文字行との間
隔sの整数(2以上)倍である時にはパタ−ン3のよう
になり、それ以外の時にはパタ−ン4のようになる。
【0024】従って図6のステップ35では、処理中の
画像の量子化ヒストグラムがいずれのパタ−ンと一致す
るかを識別する。図5に示すように、パタ−ン1,パタ
−ン2及びパタ−ン4の場合には、いずれも文字画像の
傾きを計算可能であるが、パタ−ン2については傾きを
計算できない。そこでパタ−ン2が検出された場合に
は、ステップ36からステップ37に進む。ステップ3
7では入力画像を微小量回転させる。回転のアルゴリズ
ムは後述する座標変換処理と同様である。また実際に
は、入力画像メモリの内容を回転処理しながら出力画像
メモリに書込み、全ての画素の回転が終了すると出力画
像メモリの内容を入力画像メモリにコピ−する。量子化
ヒストグラムがパタ−ン2であった時には、この回転処
理によって、傾きが少し変わるので、パタ−ン1又はパ
タ−ン4に変化する。
【0025】ステップ38では、量子化ヒストグラムの
パタ−ン量(図5のc,m)を検出する。そしてステッ
プ39で傾きを計算する。図5に示すように、パタ−ン
1及びパタ−ン4の場合には傾きは(c−h)/dで計
算され、パタ−ン3の場合には傾きは((c−h)/d)・
(m/(m−1))で計算される。
【0026】再び図3を参照すると、ステップ11で傾
きを検出した後、ステップ12で文字画像の回転及び出
力画像の書込みを実行する。ステップ12の詳細を図7
に示す。図7を参照して説明する。ステップ41では、
回転すべき画像領域の範囲を特定する。つまり、文字画
像領域の左上,右上,左下及び右下の各画素位置を定め
る。ステップ42では、1つの画素の濃度(黒,白)と
その座標を入力する。ステップ43では、処理すべき画
素の座標x,yをAffine変換によって座標変換し
変換後の座標X,Yを得る。ステップ44では、座標
X,Yを出力画像メモリ上のメモリアドレスに変換す
る。そしてそのメモリアドレスに当該画素の濃度を書込
む。回転対象領域の全ての画素について上記処理を繰り
返す。この処理を実行することによって、出力画像メモ
リには、傾きの修正された入力画像がコピ−される。
【0027】図3を参照すると、次のステップ13で
は、文字行の切出し準備を実行する。この処理の詳細を
図8に示す。図8を参照して説明する。ステップ51で
は、出力画像メモリ上の情報を処理し、Y方向各位置で
X方向の黒画素数を計数し、黒画素数のヒストグラムを
図9のように作成する。次のステップ52では、ヒスト
グラムの最小値に基づいて、しきい値を決定する。その
しきい値を用いて、ステップ53ではヒストグラムを二
値化する。文字行間のきれいに揃えられた原稿を読取る
場合には、ここで得られたヒストグラムの二値化パタ−
ンは、幅及び間隔が略一定の繰り返しパルス状になる。
しかし、例えば画像読取時の原稿の傾きが大きすぎるな
どの理由で、傾きの修正に失敗した時には、図9の右側
に示すように不揃いのパタ−ンになる。傾きの修正に失
敗した時は、以降の処理で文字を行毎に切り出すことが
不可能である。従って、ステップ54ではヒストグラム
の二値化パタ−ンの形状を識別し、行の切出しか可能か
否かを判定する。
【0028】行の切出しか可能であれば、図3において
ステップ13から14を通って15に進むが、不可能と
判定された時には、ステップ14から24に進み、処理
を終了する。ステップ24では、操作ボ−ド310の表
示部に、「ゲンコウガ カタムイテイマス。セッチシナ
オシテクダサイ。」を表示する。つまり回転処理により
修正不可能なほど原稿が傾いている場合には、処理が中
断され、その原因が表示されるので、オペレ−タはその
表示に従って原稿の傾きを直し、処理を直ちに再開する
ことができる。
【0029】ステップ15では、出力画像メモリ上の情
報を処理し、図10に示すように文字画像情報を1行ず
つ切り出してそれを一時記憶メモリに書込む。Y軸方向
の各文字行を切り出す位置は、ステップ53で得た二次
化パタ−ンを参照して決定される。つまり、二値化ヒス
トグラムにおいては、文字のない部分は0、文字の存在
する部分は1になるので、二値化パタ−ンが0から1に
変わる座標から、二値化パタ−ンが1から0に変わる座
標までの情報を抽出すれば、各文字行を切り出すことが
できる。この実施例では、文字行を切り出す毎に、出力
画像メモリ上のその文字行の直前と直後に、行区切り記
号(この例では「+」)を書込むようにしている(図1
0参照)。
【0030】ステップ16では、予め検出された文字ピ
ッチに基づいて、一時記憶メモリ上の文字列情報を処理
し、1文字毎に文字情報を切り出す。次のステップ17
では、ステップ16で切り出された文字情報を処理し
て、単語を抽出する。具体的には、互いに隣り合う文字
情報について、その間隔が1文字の幅以上ある場合に
は、それらの間の位置を単語の切れ目とみなし、その切
れ目から切れ目までの文字情報は同一の単語に属するも
のとしてグル−プ化する。
【0031】ステップ18では、抽出された単語に属す
る各々の文字情報について、文字パタ−ンの認識を実行
する。つまり、認識対象の文字情報の特徴パラメ−タを
検出し、それを文字パタ−ン辞書に登録された各種の文
字の特徴パラメ−タと比較し、特徴が近い文字を、その
文字情報の認識結果として得る。
【0032】ステップ19では、認識された文字の集合
で構成される抽出された単語について、英和辞書を参照
し、一致する英単語をみつける。一致する英単語が辞書
上に存在する時には、それに対応付けられた日本語の情
報を取り出し、翻訳結果有とし、そうでなければ結果な
しとする。
【0033】ステップ20では、認識した文字列、つま
り単語を、それの原画像と上下に並ぶように出力画像メ
モリ上に書込む。即ち、図11に示すように、傾きの修
正された入力画像の各単語「The」,「standa
rd」,「C」,「library」,・・・の直下位置
に、それぞれ、装置内部で認識された各文字列を示す文
字パタ−ンの「The」,「standard」,
「C」,「library」,・・・が書込まれる。更に
ステップ21では、出力画像メモリ上の認識した文字列
パタ−ンの各々の下方に、その翻訳結果の文字列パタ−
ン「その」,「標準の」,「?」,「図書館」,・・・を
書込む。
【0034】つまり出力画像メモリ上には、図11に示
すように、入力された文字列パタ−ン,認識された文字
列パタ−ン,及び認識文字に対する翻訳結果の文字パタ
−ンが上下3段になって、出力画像メモリ上で合成され
る。従って、オペレ−タは入力文字,認識文字,及び翻
訳結果を全て対比して見ることができるので、文字認識
の誤りや翻訳の誤りがあった場合には、どの部分に誤り
があるのかを捜し易く、従って翻訳作業の効率が良い。
【0035】1つの単語に対する処理が完了すると、ス
テップ17に戻って次の単語に対する処理を実行する。
一行の全ての単語の処理が終了すると、ステップ22か
ら23を通ってステップ15に戻り、次の文字行を切り
出して上記と同様に処理を実行する。1頁の全文字行の
処理が完了すると、ステップ25に進み、出力画像メモ
リ上に書込まれた画像情報(図11参照)をプリンタに
出力し、ハ−ドコピ−を作成する。
【0036】上記実施例では、文字行の切り出しが不可
能な場合に、操作ボ−ド上の表示によってメッセ−ジを
出力するようにしたが、プリンタを利用してハ−ドコピ
−を作成し、そのハ−ドコピ−に例えば図12に示すメ
ッセ−ジを含めるようにしてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上のとおり本発明によれば、読取る原
稿が画像読取手段に対して傾いている場合であっても、
予め画像を回転させて傾きを修正することによって、文
字認識のための行切り出しを行なうことができる。ま
た、傾きの修正された文字画像を出力画像に合成するの
で、出力画像上で入力文字列が傾くことがなく、入力文
字列と翻訳結果との間で位置ずれ等も生じないので、出
力される画像を読み取りやすい。
【0038】更に第2番の発明によれば、原稿の傾きに
よって行の切り出しが不可能な場合にその原因がメッセ
−ジとして出力されるので、処理が中断した時に原因が
オペレ−タに分かり易く、原因の究明のために試行錯誤
しないで済むので作業の効率が良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のデジタル複写機の機構部を示す正面
図である。
【図2】 図1の装置の電装部を示すブロック図であ
る。
【図3】 図1の装置の処理の概略を示すフロ−チャ−
トである。
【図4】 入力画像メモリ上の情報の例を示す平面図で
ある。
【図5】 量子化ヒストグラムの代表パタ−ンを示すグ
ラフである。
【図6】 図3のステップ11の詳細を示すフロ−チャ
−トである。
【図7】 図3のステップ12の詳細を示すフロ−チャ
−トである。
【図8】 図3のステップ13の詳細を示すフロ−チャ
−トである。
【図9】 ヒストグラムと二値化パタ−ンを示す波形図
である。
【図10】 処理途中の出力画像メモリ上の情報を示す
平面図である。
【図11】 出力画像メモリ上の最終情報を示す平面図
である。
【図12】 エラ−メッセ−ジが書込まれた記録紙を示
す平面図である。
【符号の説明】
1:露光ランプ 2:レンズ 3:
受光部 4:書込装置 5:感光体ドラム 6:
メインチャ−ジャ 7:現像ユニット 8:分離チャ−ジャ 9:
転写チャ−ジャ 10:クリ−ニングユニット 12,13:給
紙カセット 100:イメ−ジスキャナ 110:CCD
イメ−ジセンサ 120:A/D変換器 200:レ−ザ
プリンタ 310:操作ボ−ド 330:メモリ
ユニット 340:翻訳ユニット 350:文字パ
タ−ン辞書 360:英和辞書
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹 内 則 康 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコ−内 (72)発明者 田 中 智 憲 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコ−内 (72)発明者 多和田 高 明 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコ−内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字情報を含む原稿画像を微小画素情報
    の集合として読取る画像読取手段,該手段の読取った情
    報を蓄積するメモリ手段,及び該メモリ手段に蓄積され
    た画像情報を出力する出力手段、を含むデジタル複写装
    置において:前記メモリ手段に蓄積された入力画像情報
    を処理し、該画像情報における文字列の所定軸に対する
    傾きを検出する傾き検出手段;該傾き検出手段の検出し
    た傾きに応じて、前記メモリ手段に蓄積された入力画像
    情報を座標変換処理により回転する、回転処理手段;回
    転処理により傾きの修正された画像情報を処理して、そ
    の中から文字情報を行毎に切り出し、更に各文字毎に切
    り出す文字切り出し手段;切り出された文字情報を1つ
    の文字もしくは複数文字の集合でなる単語毎に区分する
    単語抽出手段;文字毎の特徴量が予め登録された文字パ
    タ−ン辞書を含み、文字毎に切り出された画像情報か
    ら、それが示す文字を認識する文字認識手段;単語毎の
    翻訳結果が登録された単語辞書を含み、前記単語抽出手
    段によって抽出された単語毎に、それを構成する文字の
    構成に応じて単語辞書を参照し、各単語の翻訳結果を認
    識する、翻訳手段;及び少なくとも回転により傾きの修
    正された画像情報と翻訳手段の翻訳結果として得られる
    文字情報とを、単語毎もしくは文章毎に揃えて前記メモ
    リ手段の出力画像領域に画像情報として書込む、出力画
    像作成手段;を設けたことを特徴とする、デジタル複写
    装置。
  2. 【請求項2】 行毎に切り出された文字列の位置情報に
    基づいて、行の切り出しが成功したか否かを識別し、否
    であれば原稿傾き修正を促すメッセ−ジを出力するメッ
    セ−ジ出力手段を備える、前記請求項1記載のデジタル
    複写装置。
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