JPH01144181A - 光学的文字読取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、帳票に記録された１文字毎の文字認識処理を
行なう光学的文字読取装置に関する。

（従来の技術） 従来、光学的文字読取装置では、読取対象の帳票上を光
学的に走査し、光電変換処理により得られた画像パター
ンデータの例えば１シート（１帳票）分がシートバッフ
？に格納される。このシートバッファから１文字毎の検
出切出し処理がなされて、１文字単位の文字認識処理が
なされるように構成されている。

検出切出し処理では、第７図に示すように、シートバッ
ファ内において所定の行領域が設定され、この行領域内
の各文字パターンＰに対応する射影データ（ヒストグラ
ム）１０が作成される。行領域は、予め読取動作開始時
に例えばホストコンピュータから与えられるフォーマッ
トコントロール情報の行位置情報にＭづいて設定される
。ざらに、作成された射影データ１０に基づいて、１文
字毎に切出し可能な切出し位置１１が検出される。この
切出し位置１１は、予め帳票上に印刷された文字枠１３
の位置にほぼ相当する位置である。そして、検出された
切出し位置１１により、１文字毎の文字パターンデータ
がシートバッフ？から切出されて、文字ＨＨ処理部へ転
送されることになる。

ところで、前記のような文字枠１３は予め帳票上に印刷
されており、読取対象の各文字の記録位置の範囲を設定
するために設【プられている。しかし、文字枠１３の画
像パターンデータが文字パターンと共にシートバッファ
に格納されると、前記のような文字検出切出し処理では
不都合なデータとなる。

このため、文字枠１３は読取不可となるように、いわゆ
るドロップアウトカラーで印刷されている。

しかしながら、文字枠１３をドロップアウトカラーで印
刷することは、帳票を作成する際に大きな制約条件とな
り、帳票の作成工程の複雑化及び帳票のコスト増大化を
招く欠点がある。また、例えば帳票をコピーしたものは
文字枠１３の部分が黒色となるため、読取対象としては
使用不可となる。

このため、読取対象として使用可能な帳票の種類が限定
される欠点がある。

（発明が解決しようとする問題点） 従来の装置では、文字検出切出し処理の関係から、帳票
上に予め設けられる文字枠はドロップアウトカラーで印
刷される必要がある。このため、帳票の作成工程の複雑
化及び帳票のコスト増大化を１ａぎ、また読取対象とし
て使用可能な帳票の種類が限定される問題がある。

本発明の目的は、文字枠が黒色等の非ドロップアウトカ
ラーで記録された帳票を読取対象として使用できるよう
にして、帳票の作成工程の簡単化及び読取対象の帳票の
種類の拡大化を図ることかできる光学的文字読取装置を
提供することにある。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段と作用）本発明は、文字
枠及びこの文字枠内に記録された文字に対応する各画像
パターンデータを作成し、文字枠に対応する画像パター
ンデータを利用して文字枠の位置を文字切出し位置とし
て検出する方式の光学的文字読取装置である。このため
、本装置は、画像パターンデータがら文字枠に対応する
ＯＡ影データを作成し、この射影データに基づいて１文
字分の文字枠を検出する文字枠検出手段及び検出された
文字枠を文字検出切出し位置として１文字毎の画像パタ
ーンデータを検出切出し処理する検出切出し手段を備え
ている。

このような構成により、非ドロップアウトカラーで印刷
された文字枠を文字切出し位置として積極的に利用する
方式であるため、ドロップアウトカラーによる印刷工程
を省略し、帳票の作成工程の簡単化及びコピー等の帳票
を読取対象として使用可能とすることを実現づることが
できる。

（実施例） 以下図面を参照して本発明の詳細な説明する。第１図は
同実施例の光学的文字読取装置の構成を示すブロック図
である。第１図に示すように、本装置は、走査部２０、
シートバッファ２１、文字枠検出部２２、文字検出切出
し部２３及び認識部２４を備えている。走査部２０は読
取対象の帳票上を光学的に走査し、光電変換されて１５
ｊられる画像パターンデータを出力する回路である。シ
ートバッファ２１は、走査部２０から出力される１シ一
ト分の画像パターンデータを格納するバッフ７メモリで
ある。

文字枠検出部２２はシートバッファ２１に格納された画
倹パターンデータから文字枠に対応するｔＪＪ影データ
（ヒストグラム）を作成し、この射影データに基づいて
文字枠の位置を検出する回路である。

文字検出切出し部２３は文字枠検出部２２により検出さ
れた文字枠の位置に基づいて文字切出し位置を決定し、
シートバッファ２１から１文字毎の画像パターンデータ
を切出す処理を行なう回路である。

認識部２４は文字検出切出し部２３により切出された１
文字毎の画像パターンデータに対づる文字Ｏｆｆ、を処
理を行なう回路である。

次に、同実施例の動作を説明する。先ず、読取対象の帳
票が走査部２０により走査されると、その帳票に記録さ
れた文字等に対応づる１シ一ト分の画像パターンデータ
がシートバッファ２１に格納される。ここで、読取対象
の帳票には、第２図に示すように、黒色等の非ドロップ
アウトカラーで印刷された文字枠３０及びその文字枠３
０に１文字単位で記入（又は印刷）された文字３１が記
録されている。文字枠３０はマトリックス状の罫線から
なり、縦及び横の罫線により文字群を１文字毎に区画し
ている枠である。

シートバッファ２１には、第２図に示すような１シ一ト
分の帳票の記録内容に対応する画像パターンデータが格
納される。文字枠検出部２２は、シートバッフ？２１に
格納された画像パターンデータから１文字分に相当する
文字枠を検出する処理を行なう。文字枠検出部２２は、
第４図に示すように、例えば文字枠の上下に相当する罫
線３０ａ　、　３０ｂに対応する各射影データ４０ａ　
、　４０ｂを作成し、この各射影データ４０ａ　、　４
０ｂに基づいて各罫線３０ａ。

３０ｂの文字側（内側）のエツジＡ、Ｂを検出する。

ここで、各射影データ４０ａ　、　４０ｂを作成する場
合には、読取開始時に予めホストコンピュータ等から与
えられるフォーマットコントロール情報の行位置情報に
基づいて、シートバッファ２１内を走査して罫線３０ａ
　、　３０ｂを検出することになる。さらに、エツジＡ
、Ｂの検出処理では、第６図に示すように、作成した射
影データ４０ａ　　（４０ｂ　）の最大値Ｌ１が求めら
れ、その最大値Ｌ１に所定の係数（例えば、０．９）を
掛けたＬ２が求められる。

そして、射影データＬ２を横切る点ａ、ｂが求められて
、この点ａ、ｂのうち文字枠の内側（文字側）の一方が
エツジとして選択される。

同様にして、第５図に示すように、文字枠の左右に相当
する罫線３０ｃ　、　３０ｄに対応する各射影データ４
０ｃ　、　４０ｄを作成し、この各射影データ４０Ｃ９
４０ｄに基づいて各罫線３０ｃ　、　３０ｄの文字側（
内側）のエツジＣ９Ｄを検出する。これにより、文字枠
検出部２２は、第３図に示すように、１文字分に相当す
る罫線からなる文字枠パターン３０から上下の゛エツジ
Ａ、Ｂ及び左右のエツジＣ，Ｄからなる１文字分の文字
枠位置データを作成して文字検出切出し部２３へ出力す
る。文字検出切出し部２３は、文字枠検出部２２により
作成された文字枠範囲に対応する文字枠位置データを文
字切出し位置データとして使用し、シートバッファ２１
から１文字分の画像パターンデータを切出して認識部２
４へ出力する。

即ち、第３図に示す各エツジＡ−Ｄが切出し位置となり
、その枠内の１文字分の画像パターンデータが切出され
ることになる。

認識部２４は、文字検出切出し部２３により切出された
画像パターンデータに対する１文字毎の文字認識処理を
実行し、その認識結果を例えばホストコンピュータへ出
力する。

このようにして、読取対象の帳票上に予め黒色等の非ド
ロップアウトカラーで印刷された文字枠を１文字毎の切
出し位置として利用することにより、帳票に記録された
文字に対する１文字毎の認識処理を行なうことができる
。したがって、帳票の文字枠をドロップアウトカラーで
印刷する必要がないため、帳票を作成する際の作成工程
を簡単化し、かつコストの軽減を実現することが可能と
なる。また、文字枠が非ドロップアウトカラーで印刷さ
れた帳票を複写機でコピーした場合に、そのコピーした
帳票の文字枠は黒色となるため、コピーした帳票の読取
処理も可能である。

さらに、従来の方式では文字の切出し位置を文字間のス
ペース（即ち、白データの部分）を利用するため、文字
間にある程度のスペースを設ける必要がある。これに対
して、本発明の方式では、文字枠の罫線が切出し位置と
なるため、文字間に従来のようなスペースを必要とする
ことはなく、各文字を近接した状態で記録することが可
能である。このため、帳票に対する文字の記録密度を従
来より高めることが可能となり、１枚の帳票に対する記
録情報間を向上させることができる。

尚、前記実施例において、シートバッファ２１により１
シ一ト分の画像パターンデータを格納する場合について
説明したが、当然ながらラインバッファを使用して１行
分の画像パターンデータを格納する場合でも本発明を適
用づることができる。

［発明の効果］ 以上詳ｊホしたように本発明によれば、文字枠が黒色等
の非ドロップアウトカラーで記録された帳票を読取対象
として使用できる。このため、帳票の作成工程において
非ドロップアウトカラーで文字枠を印刷する工程を省略
できるため、作成工程の簡単化を図ることができる。ざ
らに、従来の帳票をコピーしたような文字枠が黒色にな
る帳票に対しても読取可能となるため、読取対象の帳票
の種類を拡大化することが可能となる。また、文字枠が
切出し位置として利用するため、帳票上に文字を記録す
る際の文字間スペースを大幅に節約することができる。

これにより、従来と同一スペースの帳票に対して文字の
記録密度を高めることができ、記録情報ωを向上させる
ことが可能なるものである。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の実施例に係わる光学的文字読取装置の
構成を示すブロック図、第２図は同実施例の動作を説明
するための画像パターンデータの概念図、第３図乃至第
６図はそれぞれ同実施例の動作を説明するための概念図
、第７図は従来の方式を説明するための概念図である。 ２０・・・走査部、２１・・・シートバッファ、２２・
・・文字枠検出部、２３・・・文字検出切出し部、２４
・・・認識部。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 第　４　図 第６図 第５図 第７図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １文字分毎に区画された文字枠及びその文字枠内に文字
   が記録された読取対象の帳票上を走査し光電変換されて
   得られる画像パターンデータを出力する走査手段と、こ
   の走査手段から出力される文字枠及び文字に対応する画
   像パターンデータを格納するバッファメモリ手段と、こ
   のバッファメモリ手段に格納された画像パターンデータ
   から作成する文字枠の射影データに基づいて１文字分の
   文字枠を検出する文字枠検出手段と、この文字枠検出手
   段により検出された文字枠を文字検出切出し位置として
   前記バッファメモリ手段から１文字毎の画像パターンデ
   ータを検出切出し処理する検出切出し手段と、この検出
   切出し手段により検出切出された１文字毎の文字認識処
   理を行なう認識手段とを具備したことを特徴とする光学
   的文字読取装置。