JPH0553938A - 二重化構成の中央制御装置切替え方式 - Google Patents

二重化構成の中央制御装置切替え方式

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JPH0553938A
JPH0553938A JP3235422A JP23542291A JPH0553938A JP H0553938 A JPH0553938 A JP H0553938A JP 3235422 A JP3235422 A JP 3235422A JP 23542291 A JP23542291 A JP 23542291A JP H0553938 A JPH0553938 A JP H0553938A
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bus
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JP3235422A
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English (en)
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Takaharu Kosuge
隆治 小菅
Yasuhiro Anezaki
靖浩 姉崎
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Fujitsu Ltd
Fujitsu Communication Systems Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Fujitsu Communication Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、二重化構成をとる中央制御装置,
主記憶装置を有するシステムにおける中央制御装置の切
替え方式に関し、コピーおよび更に診断の回数を減らし
ても、バス状態の正常性を確認しながら、サービスの中
断を防止できるようにすることを目的とする。 【構成】 中央制御装置切替えに際し、中央制御装置切
替えが可能かを確認し、待機状態の中央制御装置と同系
の主記憶装置を非サービス状態にし、次に、非サービス
状態の中央制御装置と主記憶装置および両装置間のバス
の正常性だけを確認し、確認結果が良好であれば、非サ
ービス状態の中央制御装置を待機状態にし、同様に非サ
ービス状態の主記憶装置をサービス状態にしたのち、診
断で確認済のバスを使用して、待機状態の中央制御装置
と同系の主記憶装置を命令読み出しのモードに変更して
から、中央制御装置の切替えを実施するように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中央制御装置と主記憶
装置について二重化構成をとり且つこれらの中央制御装
置と主記憶装置との間でバス交差を有するシステムにお
ける中央制御装置の切替え方式に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は一般的な交換システムを示すブロ
ック図であるが、この図7に示す交換システムは、ネッ
トワーク(通話路)101,加入者端末101a,10
1b,二重化構成の中央制御装置(CC;セントラルコ
ントローラ)10,11,主記憶装置(MM;メインメ
モリ)20,21,入出力装置用チャンネル制御装置1
02,入出力端末装置103,外部記憶装置104,磁
気テープ105をそなえている。
【0003】このような構成の交換システムでは、サー
ビス状態の中央制御装置とマスター側の主記憶装置を使
用して、ネットワーク101のスイッチング制御を行な
う。これにより、各端末からの信号をこのネットワーク
101を介して所定の端末へ送ることができる。
【0004】なお、上記の二重化構成の中央制御装置1
0,11,主記憶装置20,21は、定期試験等のた
め、サービス状態の中央制御装置と待機状態の中央制御
装置とを切り替えることが行なわれる。
【0005】図8は従来の中央制御装置切替え方式を説
明する図であるが、この図8に示すように、中央制御装
置10,11,主記憶装置20,21は次のようにして
二重化されている。
【0006】すなわち、これらの中央制御装置10,1
1および主記憶装置20,21はそれぞれ0系と1系と
の2系統設けられており、更に中央制御装置10と主記
憶装置20間はバスBA,中央制御装置10と主記憶装
置21間はバスBB,中央制御装置11と主記憶装置2
0間はバスBC,中央制御装置11と主記憶装置21間
はバスBDでそれぞれ接続されていて、これによって二
重化構成となっている。
【0007】ここで、中央制御装置10,11は、バス
BA,BB,BC,BDを介して両系の主記憶装置2
0,21をアクセスするようになっており、また、サー
ビス使用中であることを意味するサービス状態と、サー
ビスに使用はしていないが、いつでもサービス状態に移
行可能な待機状態とをとるものであり、片方の系の中央
制御装置がサービス状態の場合は、他方の系は待機状態
となるものである。
【0008】また、主記憶装置20,21は、上記のよ
うに中央制御装置10,11によって、アクセスされる
ようになっているが、これらの主記憶装置20,21で
は、片方の系はマスター状態をとって、書き込みおよび
読み込みが可能で、また他方の系はスレーブ状態をとっ
て、書き込みのみが可能となっており、何時、切り替え
られても対処できるようになっている。
【0009】また、各中央制御装置10,11と各主記
憶装置20,21は、中央制御装置切替え時にサービス
の中断を防止するため、待機状態の中央制御装置と主記
憶装置20,21が非サービス状態をとり、片系ごとに
接続し診断を実行し、また、コピーを行ない、待機状態
の中央制御装置と各主記憶装置20,21間の各バスの
正常性を確認し、そして、もとの状態へ戻るようになっ
ている。
【0010】なお、中央制御装置10,11と主記憶装
置20,21は、サービス状態の中央制御装置の系と、
マスター状態の主記憶装置との系が異なるように交差し
ていても、書き込みおよび読み込みを行なうものであ
り、また、障害対処のため保守を行なう状態の非サービ
ス状態をとるものである。
【0011】これにより、図9に示すように、サービス
状態の中央制御装置10が、マスター状態の主記憶装置
20に書き込みおよび読み込み等のアクセスを行ない、
またスレーブ状態の主記憶装置21に書き込みのみのア
クセスを行なうことができるようになっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の中央制御装置切替方式では、図10(A)に
示すように、0系の中央制御装置10がサービス状態、
1系の中央制御装置11が待機状態、0系の主記憶装置
20がマスター状態、1系の主記憶装置21がスレーブ
状態であって、このとき1系の中央制御装置11と0系
の主記憶装置20の間のバスBCに障害が潜在化してい
る場合は、中央制御装置切替えにより、図10(B)に
示すように、1系の中央制御装置11がサービス状態に
なった瞬間、1系の中央制御装置11は、バス障害によ
り、0系のマスター側主記憶装置20から命令を取り出
すことができない。
【0013】このようになってしまうと、中央制御装置
20は、中央制御装置としての動作ができなくなり、シ
ステム動作停止に陥り、その結果、再開処理が起動さ
れ、この再開処理が終了するまで、サービスが中断して
しまう。
【0014】そこで、図11(A)〜(G)に示すよう
に、待機状態の中央制御装置と主記憶装置を片系ごとに
接続し、診断を実行することで、待機状態の中央制御装
置と各主記憶装置間のバスの正常性を確認し、そして、
もとの状態へ戻るようにすることも考えられる。
【0015】すなわち、図11(A)に示すように、中
央制御装置10がサービス状態にあり、他の中央制御装
置11が待機状態にあり、主記憶装置20がマスター状
態、主記憶装置21がスレーブ状態にあるとして、ま
ず、図11(B)に示すように、バスBBを切り離し
て、中央制御装置11および主記憶装置21を非サービ
ス状態にして、中央制御装置11と主記憶装置21との
間のバスBDの状態を診断する。
【0016】その後は、図11(C)に示すように、再
度バスBDを切り離すとともに、バスBCをつないで、
中央制御装置11および主記憶装置21を待機状態にし
てから、図11(D)に示すように、主記憶装置21を
スレーブ状態に戻す。
【0017】そして、図11(E)に示すように、主記
憶装置21をマスター状態にし、バスBAを切り離し、
バスBCをつないで、中央制御装置11,主記憶装置2
0を非サービス状態にして、バスBCの診断を実施す
る。
【0018】その後は、図11(F)に示すように、バ
スBCを切り離し、バスBAをつないで、中央制御装置
11,主記憶装置20を待機状態にし、更に図11
(G)に示すように、主記憶装置20をスレーブ状態に
する。
【0019】このように切替えを行なう場合に、中央制
御装置10,11と主記憶装置20,21は、非サービ
ス状態をとって、診断を実行して新たに使用するバスの
正常性を確認するため、サービスの中断を防ぐことがで
きる。
【0020】しかしながら、このような従来の中央制御
装置切替方式では、診断実行の際、各主記憶装置の片方
を非サービス状態とする関係上、診断終了後、その主記
憶装置をスレーブ状態へ移行するために、各主記憶装置
間で2回コピーを行なう必要があり、更に診断を系の構
成変更ごとに合計2回実行しなければならない。したが
って、図11に示す方式では、確認手順が複雑な上、待
機状態の中央制御装置と主記憶装置間のバスの正常性確
認に多くの時間を要してしまうという課題がある。
【0021】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、確認手順を簡略化し、また確認時間を短縮す
るため、コピーおよび更に診断の回数を減らしても、バ
ス状態の正常性を確認しながら、サービスの中断を防止
できるようにした、中央制御装置切替方式を提供するこ
とを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理ブロ
ック図であり、この図1において、10,11は中央制
御装置、20,21は主記憶装置、3は装置状態管理手
段、4は装置制御手段、5は診断実行手段であり、この
中央制御装置10,11と主記憶装置20,21は、二
重化構成をとり、且つ中央制御装置10,11と主記憶
装置20,21の間でバス交差を有する。すなわち、中
央制御装置10と主記憶装置20間はバスBA,中央制
御装置10と主記憶装置21間はバスBB,中央制御装
置11と主記憶装置20間はバスBC,中央制御装置1
1と主記憶装置21間はバスBDでそれぞれ接続されて
いて、これによって二重化構成となっている。
【0023】ここで、装置状態管理手段3は、装置状態
を管理するものであり、装置制御手段4は、中央制御装
置10,11と主記憶装置20,21との間のバス接続
および切離しを制御し、且つ二重化構成をとる中央制御
装置10,11どうしを切り替えるものである。診断実
行手段5は、各装置と各装置間のバスの正常性を確認す
るものである。
【0024】
【作用】上述の本発明の中央制御装置切替え方式では、
中央制御装置切替えに際して、まず、装置状態管理手段
3により、中央制御装置切替えが可能な装置状態かどう
かを確認し、装置制御手段4により、待機状態の中央制
御装置11あるいは10と同系の主記憶装置21あるい
は20を非サービス状態にする。
【0025】次に、診断実行手段5により、非サービス
状態の中央制御装置11あるいは10と同系の主記憶装
置21あるいは20および両装置間のバスの正常性だけ
を確認する。
【0026】このとき、確認結果が良好であれば、装置
状態管理手段3を使用して、非サービス状態の中央制御
装置11あるいは10を待機状態にする。また、同様に
装置状態管理手段3にて、非サービス状態の主記憶装置
11あるいは10をサービス状態にしたのち、診断で確
認済のバスを使用して、待機状態の中央制御装置11あ
るいは10と同系の主記憶装置21あるいは20を命令
読み出しのモードに変更してから、中央制御装置の切替
えを実施する。これにより、サービスを中断することな
く、中央制御装置の切替えを行なうことができる。
【0027】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。さて、この実施例も、図7に示すような二重化構
成をとる中央制御装置と主記憶装置を有する交換システ
ムに適用されるもので、このようなシステムにおいて、
その中央制御装置を定期試験等で切り替える場合につい
てのものである。
【0028】図2は本発明の一実施例を示す機能ブロッ
ク図であるが、本中央制御装置切替え方式を実施するた
めに、図2に示すような装置状態管理手段3,装置制御
手段4,診断実行手段5,装置障害検出手段6,装置障
害処理手段7が用意されている。
【0029】なお、二重化構成をとる中央制御装置1
0,11と主記憶装置20,21との間には、従来と同
様、バスBA,BB,BC,BDが介装されている。こ
こで、装置状態管理手段3は、装置状態を管理するもの
で、中央制御装置10,11と主記憶装置20,21の
装置状態を読み出し、書き替えを行なうものであり、装
置制御手段4による系の構成変更実施の際、この装置状
態管理手段3に設けられた装置状態管理テーブル3−
0,3−1の装置状態履歴を変更するようになってい
る。
【0030】また、装置状態管理手段3は、中央制御装
置切替え前に、装置状態管理テーブル3−1,3−2か
ら装置状態履歴を読み出し、両系の主記憶装置20,2
1がサービス状態なら中央制御装置切替え処理に認識さ
せるが、サービス状態でなければ、切替えを行なわせな
いようになっている。
【0031】さらにまた、この装置状態管理手段3は、
サービス状態の中央制御装置と反対系の中央制御装置
が、非サービス状態でないことと、および待機状態の中
央制御装置と同系の主記憶装置がスレーブ状態であるこ
とも合わせて確認するものである。
【0032】さらに、この装置状態管理手段3は、前述
のごとく、図4(A),(B)に示す装置状態管理テー
ブル3−0,3−1をそなえているが、各々の装置状態
管理テーブル3−0,3−1は、それぞれ0系と1系の
中央制御装置10,11と主記憶装置20,21の現在
の状態を記録するものであり、また、各々に、それぞれ
中央制御装置状態履歴部3−0a,3−1a,主記憶装
置状態履歴部3−0b,3−1bをそなえている。
【0033】ここで、中央制御装置状態履歴部3−0
a,主記憶装置状態履歴部3−0bは、0系の中央制御
装置と主記憶装置の現在の状態を記録するものであり、
中央制御装置状態履歴部3−1a,主記憶装置状態履歴
部3−1bは、1系の中央制御装置と主記憶装置の現在
の状態を記録するものである。
【0034】ところで、装置制御手段4は、二重化構成
をとる中央制御装置10,11どうしの切り替えと、更
に中央制御装置10,11と主記憶装置20,21間の
バスの接続,切離しを行なうものである。
【0035】例えば、装置制御手段4は、切替え前に、
もし、待機状態の中央制御装置と同系の主記憶装置がス
レーブ状態でなければ、主記憶装置20,21どうしの
マスター/スレーブ切替えを行ない、こうして、中央制
御装置10,11と主記憶装置20,21の装置状態が
良好になると、待機状態の中央制御装置と、また、その
同系の主記憶装置を非サービス状態にするようになって
いる。
【0036】また、装置制御手段4は、切替え前に、非
サービス状態の中央制御装置と主記憶装置に対する診断
結果が正常であれば、非サービス状態の主記憶装置をサ
ービス状態、非サービス状態の中央制御装置を待機状態
にし、そののち、マスター状態の主記憶装置とスレーブ
状態の主記憶装置を切り替え、そして、サービス状態の
中央制御装置と待機状態の中央制御装置を切り替えるよ
うになっている。
【0037】そしてまた、装置制御手段4は、装置障害
検出手段6により、バス障害が検出された場合、装置障
害処理手段7の指示に従って、スレーブ状態の主記憶装
置を非サービス状態にし、サービス系から切り離すもの
である。
【0038】診断実行手段5は、各装置と各装置間のバ
スの正常性を確認するもので、つまり、非サービス状態
の中央制御装置,主記憶装置20の診断を行ない、この
結果により、非サービス状態の中央制御装置、すなわち
中央制御装置切替え後、サービス状態となる中央制御装
置と、マスター状態となる主記憶装置の間のバスの正常
性も確認するものである。
【0039】装置障害検出手段6は、中央制御装置1
0,11と主記憶装置20,21の異常を検出する手段
であって、つまり、診断実行手段5によって、診断され
ないバスBB,BCの障害を検出するものである。
【0040】装置障害処理手段7は、障害装置のサービ
ス系からの切離しをする手段であって、つまり、切替え
後に、新たに使用されるバスで診断されていないもの
(中央制御装置11が元待機状態ならバスBB、あるい
は中央制御装置10が元待機状態ならバスBC)が、装
置障害検出手段6によって、障害が検出されると装置制
御手段4を使用して、スレーブ状態の主記憶装置を非サ
ービス状態にし、サービス系から切り離すものである。
【0041】以下、本発明の実施例の作用を、中央制御
装置10,11の切替えのうち定期試験による切替えを
例として、図3,図5,図6を用いて説明する。なお、
図5,図6は1つのフローチャートであるが、紙面の都
合上、2つの図になったのである。
【0042】ここで、中央制御装置10,11の切替え
要因としては、定期試験以外に障害検出による系の再構
成によるものと、中央制御装置切替えコマンド投入によ
るものとがあるが、以下の要因のため、バス障害を考慮
する必要があるのは、定期試験による切替えのみである
から、上記のように中央制御装置10,11の切替えの
うち定期試験による切替えを例にして説明するのであ
る。
【0043】(1)まず、系の構成変更による中央制御
装置10,11の切替えという緊急性の高い状況におい
ては、診断によるバス障害の検出という処理を行なって
いる余裕は無い。 (2)また、両形の主記憶装置20,21の装置状態が
サービス状態でなくても、系の構成変更によりサービス
を継続できる可能性があることから、中央制御装置1
0,11の切替え処理を行なわなくてはならない。 (3)コマンドによる中央制御装置切替えの場合、本コ
マンドを頻繁に投入することは無いことに加えて、定期
試験による中央制御装置切替え時に診断を行なうことに
よって、潜在障害が検出されるので、コマンドによる中
央制御装置10,11の切替えにおいて、バス障害を考
慮する必要は無い。
【0044】つぎに、上記定期試験による切替えにおけ
る本発明の作用の説明に入る。定期試験は、待機状態の
装置障害の潜在化を防ぐために、通常、1日1回行なわ
れる。そして、この中央制御装置10,11に関する定
期試験は、中央制御装置10,11が二重化構成をとる
ので、定期切替えを行なうことにより実行する。すなわ
ち、サービス状態の中央制御装置と待機状態の中央制御
装置の状態を入れ換えるのである。
【0045】まず、図3(A)に示すように、中央制御
装置10がサービス状態にあり、中央制御装置11が待
機状態にあり、主記憶装置20がマスター状態、主記憶
装置21がスレーブ状態にあるとして、この定期試験に
よる切替えを行なうに際しては、最初に主記憶装置2
0,21の装置状態が、両方ともサービス状態かどうか
を確認する(図5のステップS1,S2)。もし、主記
憶装置20か主記憶装置21が、サービス状態でなけれ
ば定期切替えを中止する(図5のステップS1−2,S
2−2)。そして、両系ともにサービス状態であれば、
定期切替えを続行する。
【0046】次に、図5のステップS3で、待機状態に
あるべき中央制御装置11の装置状態を装置状態管理手
段3によって確認し、待機状態でなければ、定期切替え
を中止し(図5のステップS3−2)、また、待機状態
であれば、定期切替えを続行する。
【0047】そして、待機状態の中央制御装置11と同
系の主記憶装置21の状態が、マスター状態であるかど
うかを、装置状態管理手段3によって確認し(図5のス
テップS4)、マスター状態であるならば、主記憶装置
20,21間のマスター/スレーブの状態を、装置制御
手段4によって切り替える(図5のステップS5)。主
記憶装置21がスレーブ状態ならば、そのまま、図5の
ステップS5をジャンプする。
【0048】そののち、中央制御装置11と主記憶装置
21を、装置制御手段4によって、非サービス状態にし
(図5のステップS6,S7,図3(B)参照〕、中央
制御装置10と主記憶装置21の間のバスBBを切り離
す〔図5のステップS8,図3(B)参照〕。
【0049】バスBBを切り離したのち、非サービス状
態の中央制御装置11と主記憶装置21間のバスBDを
接続し〔図5のステップS9,図3(B)参照〕、そし
てまた、非サービス状態の中央制御装置11,主記憶装
置21に対して、診断実行手段5によって、診断を実行
し、これにより、中央制御装置11,主記憶装置21,
バスBDの正常性を確認して、診断結果が正常であれ
ば、定期切替え処理を続行し〔図5のステップS10,
図6のステップS12,S13,図3(B)参照〕、ま
た異常であれば中止する(図6のステップS11−2,
S13−2)。
【0050】そして、図3(C)に示すように、診断結
果が正常であった場合は、装置制御手段4によって、非
サービス状態の中央制御装置11と、非サービス状態の
主記憶装置21間のバスBDが切り離される。
【0051】そののち、また、装置制御手段4によっ
て、非サービス状態の主記憶装置21,中央制御装置1
1も待機状態にされ(図6のステップS14〜S1
6)、そのあと、中央制御装置10の間のバスBBは接
続される〔図6のステップS17,図3(C)参照〕。
【0052】次に、主記憶装置20の内容を主記憶装置
21にコピーをして〔図5のステップS18,図3
(C)参照〕、また、そののち、主記憶装置21を装置
制御手段4によって、サービス状態のうちのスレーブ状
態にする〔図6のステップS19,図3(C)参照〕。
【0053】先の診断により、中央制御装置11と主記
憶装置20の間のバスBCの正常性が確認されていない
のに対して、中央制御装置11と主記憶装置21の間の
バスBDの正常性は確認済みなので、中央制御装置11
がサービス状態に移行した際、主記憶装置21がマスタ
ー状態となるように、あらかじめ主記憶装置20,21
のマスター/スレーブ状態の切替えを行なう〔図6のス
テップS20,図3(D)参照〕。もともと、中央制御
装置10と主記憶装置21の間のバスBBは使用してい
るので、主記憶装置21をマスター状態に移行しても問
題は発生しない。
【0054】次に、サービス状態の中央制御装置10と
待機状態の中央制御装置11とで切替えを行なう。この
切替えにより、中央制御装置11がサービス状態となっ
て、中央制御装置10が待機状態となる〔図6のステッ
プS21,図3(E)参照〕。
【0055】先の診断で、中央制御装置11と主記憶装
置20の間のバスBCについては、診断を行なっていな
いので、障害が潜在化していると中央制御装置11が主
記憶装置20の異常を検出する〔図6のステップS2
2,図3(E)参照〕。
【0056】そして、異常がなければ、これで中央制御
装置切替えを終了する(図6のステップS22−2)。
しかし、異常があっても、この場合、スレーブ状態の主
記憶装置20の障害なので、障害処理プログラムは問題
無く実行できるため、サービス状態の中央制御装置11
とスレーブ状態の主記憶装置20間のバスBCを切り離
す〔図6のステップS23〕。そののち、スレーブ状態
の主記憶装置20を非サービス状態にする〔図6のステ
ップS24〕。これで中央制御装置切替えを終了する。
【0057】このように装置状態を管理する装置状態管
理手段3と、中央制御装置10,11と主記憶装置2
0,21との間のバス接続および切離しを制御し、且つ
二重化構成をとる中央制御装置10,11どうしを切り
替える装置制御手段4と、各装置と各装置間のバスの正
常性を確認する診断実行手段5と、中央制御装置10,
11と主記憶装置20,21の異常を検出する装置障害
検出手段6と、障害装置のサービス系からの切離しを装
置状態管理手段3に行なわす装置障害処理手段7をそな
えることにより、中央制御装置11と主記憶装置20,
21の間のバスBC,BDに障害が潜在化していて、そ
の障害が中央制御装置10,11の切替えによって、表
面化するような場合においても、障害処理プログラムが
実行するだけで、中央制御装置10,11の切替え前に
あらかじめ診断で確認しておいた中央制御装置11と、
主記憶装置21、そして切替え後、サービス状態となる
中央制御装置11とマスター状態の主記憶装置21の間
のバスBDを使用するので、コピーおよび診断の回数を
1回ずつ減らして、確認手順を簡略化し、また確認時間
を短縮しても、バス状態の正常性を確認できるのであ
る。
【0058】また、時間を要する再開処理によって、シ
ステムのサービスを復旧する必要がなくなり、サービス
状態の中央制御装置10の動作を中断することなく、中
央制御装置11と主記憶装置20,21の間のバス障害
を処理できる。
【0059】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の中央制御
装置切替え方式によれば、中央制御装置切替えに際し
て、装置状態管理手段により、中央制御装置切替えが可
能な装置状態かどうかを確認し、装置制御手段により、
待機状態の中央制御装置と同系の主記憶装置を非サービ
ス状態にし、次に、診断実行手段により、非サービス状
態の中央制御装置と主記憶装置および両装置間のバスの
正常性だけを確認し、確認結果が良好であれば、装置状
態管理手段を使用して、非サービス状態の中央制御装置
を待機状態にするとともに、同様に装置状態管理手段に
て、非サービス状態の主記憶装置をサービス状態にした
のち、診断で確認済のバスを使用して、待機状態の中央
制御装置と同系の主記憶装置を命令読み出しのモードに
変更してから、中央制御装置の切替えを実施することが
行なわれるので、中央制御装置の切替えにおいて、確認
手順を簡略化し、また、確認時間を短縮するためにコピ
ーおよび診断の回数を1回ずつ減らしても、バス状態の
正常性を確認することができ、これにより時間の要する
再開処理を実行する必要性がなくなり、その結果、サー
ビス状態の中断を防止できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例を示す機能ブロック図であ
る。
【図3】本発明の一実施例の作用を説明する図である。
【図4】本発明の一実施例に使用する装置状態管理テー
ブルを示す図である。
【図5】本発明の一実施例の作用を説明するフロー図で
ある。
【図6】本発明の一実施例の作用を説明するフロー図で
ある。
【図7】交換システムを示すブロック図である。
【図8】従来例を示すブロック図である。
【図9】従来例の作用を説明する図である。
【図10】従来例の作用を説明する図である。
【図11】他の従来例の作用を説明する図である。
【符号の説明】
1,10,11 中央制御装置(CC) 2,20,21 主記憶装置(MM) 3 装置状態管理手段 3−0,3−1 装置状態管理テーブル 3−0a,3−1a 中央制御装置状態履歴部 3−0b,3−1b 主記憶装置状態履歴部 4 装置制御手段 5 診断実行手段 6 装置障害検出手段 7 装置障害処理手段 101 ネットワーク 101a,101b 端末 102 入出力装置用チャネル制御装置 103 入出力端末装置 104 外部記憶装置 105 磁気テープ BA,BB,BC,BD バス
フロントページの続き (72)発明者 姉崎 靖浩 神奈川県横浜市港北区新横浜三丁目9番18 号 富士通コミユニケーシヨン・システム ズ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央制御装置(10,11)と主記憶装
    置(20,21)について、二重化構成をとり、且つ、
    該中央制御装置(10,11)と該主記憶装置(20,
    21)との間でバス交差を有するシステムにおいて、 装置状態を管理する装置状態管理手段(3)と、 該中央制御装置(10,11)と該主記憶装置(20,
    21)との間のバス接続および切離しを制御し、且つ、
    二重化構成をとる該中央制御装置(10,11)どうし
    を切り替える装置制御手段(4)と、 上記の各装置と各装置間のバスの正常性を確認する診断
    実行手段(5)とをそなえ、 中央制御装置切替えに際して、該装置状態管理手段
    (3)により、中央制御装置切替えが可能な装置状態か
    どうかを確認し、該装置制御手段(4)により、待機状
    態の中央制御装置と同系の主記憶装置を非サービス状態
    にし、 次に、該診断実行手段(5)により、非サービス状態の
    中央制御装置と主記憶装置および両装置間のバスの正常
    性だけを確認し、 確認結果が良好であれば、該装置状態管理手段(3)を
    使用して、非サービス状態の中央制御装置を待機状態に
    するとともに、同様に装置状態管理手段(3)にて、非
    サービス状態の主記憶装置をサービス状態にしたのち、 診断で確認済のバスを使用して、待機状態の中央制御装
    置と同系の主記憶装置を命令読み出しのモードに変更し
    てから、中央制御装置の切替えを実施することを、特徴
    とする、二重化構成の中央制御装置切替え方式。
JP3235422A 1991-08-22 1991-08-22 二重化構成の中央制御装置切替え方式 Withdrawn JPH0553938A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008033598A (ja) * 2006-07-28 2008-02-14 Nec Corp 動的置き換えシステム、動的置き換え方法およびプログラム
JP2011034588A (ja) * 2010-11-01 2011-02-17 Toshiba Corp 画像管理システム
JP2016004462A (ja) * 2014-06-18 2016-01-12 株式会社Nttドコモ データベースシステム及び運用切替方法

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