JPH0553671A - 車輌のクラツチペダル装置 - Google Patents

車輌のクラツチペダル装置

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Publication number
JPH0553671A
JPH0553671A JP21108691A JP21108691A JPH0553671A JP H0553671 A JPH0553671 A JP H0553671A JP 21108691 A JP21108691 A JP 21108691A JP 21108691 A JP21108691 A JP 21108691A JP H0553671 A JPH0553671 A JP H0553671A
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JP
Japan
Prior art keywords
clutch
clutch pedal
pedal
cam plate
spring
Prior art date
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Pending
Application number
JP21108691A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoya Tsuda
直也 津田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 初期状態での戻しバネのバネ力を十分に強く
設定しつつ、クラッチペダルを全体にわたって軽く操作
できるようにする。 【構成】 クラッチペダル3 にカムプレート14を回動自
在に連結し、クラッチペダル3 の踏込み動作に連動して
カムプレート14の姿勢が変化するように該カムプレート
14を案内するガイドレール18を車体1 に設けている。そ
して、クラッチペダル3 の踏込み時に、遊び範囲A では
戻しバネ20のバネ力が徐々に大になり、半クラッチ域B
では戻しバネ20のバネ力が小になり、半クラッチ域B を
こえた後は戻しバネ20のバネ力が徐々に大になるように
戻しバネ20のバネ力を切換えるカム機構27をカムプレー
ト14に設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラクタ等の車輌にお
けるクラッチペダル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トラクタ等の車輌においては、クラッチ
を操作するクラッチペダルを車体にペダル軸を介して回
動自在に枢支すると共に、このクラッチペダルを戻し方
向に付勢する戻しバネをクラッチペダルと車体側のバネ
掛け部との間に掛装し、クラッチを切断する際にはクラ
ッチペダルを戻しバネに抗して踏込み、ペダル軸廻りに
クラッチペダルを回動させるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来はクラッチペダル
を踏込めば踏込む程、戻しバネが引張られるため、その
バネ力が強くなり、ペダル踏力が大になる (図6の点線
参照)。従って、クラッチペダルを最大ストローク分だ
け踏込んでクラッチを切った状態においても、過大な踏
力とならないように戻しバネの強さを設定した場合に
は、図6に点線で示すように、戻しバネの初期の強さを
弱く設定しなければならず、このためクラッチペダルに
軽く足を乗せた時に、クラッチペダルが遊び範囲をこえ
て半クラッチ域まで回動し、クラッチが半クラッチ状態
になることがあった。
【0004】本発明は、かかる従来の課題に鑑み、初期
状態での戻しバネのバネ力を十分に強く設定しつつ、ク
ラッチペダルを全体にわたって軽く操作できるようにす
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、クラッチ13を
操作するクラッチペダル3 を車体1 にペダル軸4 を介し
て回動自在に枢支すると共に、このクラッチペダル3 を
戻し方向に付勢する戻しバネ20を備えた車輌において、
クラッチペダル3 にカムプレート14を回動自在に連結
し、クラッチペダル3 の踏込み動作に連動してカムプレ
ート14の姿勢が変化するように該カムプレート14を案内
するガイドレール18を車体1 に設け、クラッチペダル3
の踏込み時に、遊び範囲A では戻しバネ20のバネ力が徐
々に大になり、半クラッチ域B では戻しバネ20のバネ力
が小になり、半クラッチ域B をこえた後は戻しバネ20の
バネ力が徐々に大になるように戻しバネ20のバネ力を切
換えるカム機構27をカムプレート14に設けたものであ
る。
【0006】
【作用】クラッチペダル3 を踏込むと、ガイドレール18
に案内されるカムプレート14の姿勢がクラッチペダル3
に連動して変化する。そして、このカムプレート14の姿
勢の変化によってカム機構27が働き、戻しバネ20のバネ
力を切換える。即ち、クラッチペダル3 の遊び範囲A で
は戻しバネ20のバネ力が徐々に大になり、半クラッチ域
B では逆に小になる。そして、その後、戻しバネ20のバ
ネ力は再度徐々に大になって行く。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
すると、図1及び図2において、1 はトラクタ車体、2
はトラクタ車体1 の両側に配置されたステップである。
3はクラッチペダルで、トラクタ車体1 の側面に固設さ
れたペダル軸4 にボス部5を介して上下揺動自在に枢支
されると共に、ステップ2 の開口6 から上方に突設され
ており、上端にはピン7 を介して踏板8 が回動自在に枢
着されている。
【0008】クラッチペダル3 のボス部5 にはリンク9
が設けられ、またリンク9 はクラッチロッド10、クラッ
チレバー11、レバー軸12を介して、トラクタ車体1 のク
ラッチハウジング内に組込まれたクラッチ13の解除機構
に連動連結されており、クラッチペダル3 をペダル軸4
廻りにa矢示方向に踏込んだ時にクラッチ13が切断する
ようになっている。
【0009】14はカムプレートで、前端がクラッチペダ
ル3 にピン15を介して回動自在に枢支連結され、またこ
のカムプレート14の後端にはピン16を介してガイドロー
ラ17が回動自在に支持されている。ガイドローラ17はガ
イドレール18内に転動自在に支持案内され、またガイド
レール18はトラクタ車体1 の側面にブラケット19を介し
て前後方向に取付けられている。
【0010】20はクラッチペダル3 用の戻しバネで、上
端がステップ2 の下側に固定のバネ掛け具21に引掛けら
れ、また下端がバネ掛けピン22に引掛けられている。バ
ネ掛けピン22はカムプレート14に形成されたカム溝23に
摺動自在に嵌込まれている。カム溝23はクラッチペダル
3 がクラッチ13の遊び範囲A 内で回動する時にバネ掛け
ピン22を定位置に係止する係止部24と、クラッチペダル
3 がクラッチ13の遊び範囲A をこえて半クラッチ域B に
ある時に、係止部24から外れたバネ掛けピン22を戻しバ
ネ20のバネ力が弱くなるように案内する第1案内溝25
と、クラッチペダル3 がクラッチ13の半クラッチ域B か
らクラッチ切断位置の間にある時に、その踏込みに伴っ
て戻しバネ20のバネ力が徐々に強くなるようにバネ掛け
ピン22を案内する第2案内溝26とを有する。
【0011】なお、カムプレート14のカム溝23及びバネ
掛けピン22によりカム機構27が構成されている。踏板8
はピン7廻りに回動自在であって、前端下面のバネ掛け
部28とクラッチペダル3 のアーム部側のバネ掛け部29と
の間に引張バネ30が張られている。なお、踏板8 はアー
ム部上端のストッパー部31と当接している。
【0012】次に動作を説明する。初期状態ではクラッ
チペダル3 は戻しバネ20によりストッパー部32に当接す
る状態に保持されており、図1に示す状態にある。この
状態においても戻しバネ20のバネ力は十分大に設定され
ているので、オペレータが踏板8 に軽く足を乗せても、
クラッチペダル3 は動かず、従って、クラッチ13が不測
に半クラッチ状態になることはない。
【0013】クラッチ13を操作する時には、クラッチペ
ダル3 の踏板8 を前下方に強く踏込む。この時クラッチ
ペダル3 がペダル軸4 廻りにa矢示方向に回動する。そ
して、クラッチペダル3の踏込みと共にカムプレート14
の前端が下方に下がり、またカムプレート14の後端のガ
イドローラ17がガイドレール18に沿って前方に案内され
るので、クラッチペダル3 の回動に連動してカムプレー
ト14の姿勢が変化する。
【0014】しかし、クラッチペダル3 の遊び範囲A で
はバネ掛けピン22がカムプレート14の係止部24に係止さ
れているので、戻しバネ20は図1の初期状態から図3に
示す状態まで引張られて延びる。従って、戻しバネ20は
長さL1 からL2 まで延びることになり、図6に実線で
示すようにクラッチペダル3の踏込みと共に徐々にバネ
力が大となって行く。
【0015】クラッチペダル3 が遊び範囲A をこえる
と、その時のカムプレート14の回動によってバネ掛けピ
ン22がカムプレート14の係止部24から外れ、第1案内溝
25に沿って案内されるので、図4に示すように戻しバネ
22は長さL1 まで戻り、そのバネ力は図6に実線で示す
ように初期状態と同程度まで小さくなる。この時、クラ
ッチ13は半クラッチ域B にあり、クラッチ13側のバネ圧
がクラッチペダル3 の踏込みに対する負荷となって作用
する。従って、オペレータが感じる踏込み抵抗には大き
な変化は現われない。
【0016】クラッチペダル3 を更に踏込むと、バネ掛
けピン22がカムプレート14の第2案内溝26に沿って案内
されて行き、最大踏込み時には図5に示すように、バネ
掛けピン22が第2案内溝26の端部まで達する。従って、
半クラッチ域B から後、戻しバネ20は長さL1 からL2
まで再び延びるので、戻しバネ20のバネ力はクラッチペ
ダル3 の踏込みと共に、図6に示すように徐々に大にな
って行く。
【0017】このようにすれば、戻しバネ20のバネ力
は、クラッチペダル3 の踏込みに伴って図6に実線で示
すように変化するので、初期状態でのバネ力を十分大に
設定しておくことができ、従って、クラッチペダル3に
軽く足を乗せておいた程度でクラッチ13が半クラッチ状
態になることはなく、クラッチ13の焼付き、動力伝達の
ロスを防止できる。また初期状態のバネ力を大にしてお
いても、半クラッチ域Bでバネ力を小に戻すので、クラ
ッチペダル3 の踏力が大きく変化することがなく、軽い
略一定の踏力でクラッチペダル3 を操作できる。
【0018】クラッチペダル3 を踏込む時、踏板8 がピ
ン7 で枢支されているので、踏板8は足の裏側に接触し
たままでピン7 廻りに回動する。従って、踏板8 の足に
対するなじみが良くなり、クラッチペダル3 を踏込む際
の違和感がない。クラッチペダル3 の踏力を解除すれ
ば、戻しバネ20によってクラッチペダル3は戻されて行
く。しかし、バネ掛けピン22が第1案内溝25を通過する
時には、クラッチ13側のバネによってクラッチペダル3
が戻されて行くことになる。
【0019】なお、カム機構27は、実施例の構成に限ら
れるものではなく、種々の設計変更が可能である。ま
た、ガイドレール18はカム溝23の形状を考慮して曲線状
にしても良い。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、クラッチペダル3 にカ
ムプレート14を回動自在に連結し、クラッチペダル3 の
踏込み動作に連動してカムプレート14の姿勢が変化する
ように該カムプレート14を案内するガイドレール18を車
体1 に設け、クラッチペダル3の踏込み時に、遊び範囲A
では戻しバネ20のバネ力が小になり、半クラッチ域Bを
こえた後は戻しバネ20のバネ力が徐々に大になるように
戻しバネ(20)のバネ力を切換えるカム機構27をカムプレ
ート14に設けているので、初期状態での戻しバネ20のバ
ネ力を十分にでき、従って、半クラッチによるクラッチ
13の焼付き等を防止できる。またクラッチペダル3 の踏
力の変化が少ないので、軽い踏力でクラッチペダル3 を
操作できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す側面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す正面断面図である。
【図3】本発明の一実施例を示す動作状態の側面図であ
る。
【図4】本発明の一実施例を示す動作状態の側面図であ
る。
【図5】本発明の一実施例を示す動作状態の側面図であ
る。
【図6】戻しバネのバネ圧の特性図である。
【符号の説明】
1 車体 3 クラッチペダル 4 ペダル軸 8 踏板 13 クラッチ 14 カムプレート 17 ガイドローラ 18 ガイドレール 20 戻しバネ 22 バネ掛けピン 24 係止部 25 第1案内溝 26 第2案内溝 27 カム機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クラッチ(13)を操作するクラッチペダル
    (3) を車体(1) にペダル軸(4) を介して回動自在に枢支
    すると共に、このクラッチペダル(3) を戻し方向に付勢
    する戻しバネ(20)を備えた車輌において、クラッチペダ
    ル(3) にカムプレート(14)を回動自在に連結し、クラッ
    チペダル(3) の踏込み動作に連動してカムプレート(14)
    の姿勢が変化するように該カムプレート(14)を案内する
    ガイドレール(18)を車体(1) に設け、クラッチペダル
    (3) の踏込み時に、遊び範囲(A)では戻しバネ(20)のバ
    ネ力が徐々に大になり、半クラッチ域(B) では戻しバネ
    (20)のバネ力が小になり、半クラッチ域(B) をこえた後
    は戻しバネ(20)のバネ力が徐々に大になるように戻しバ
    ネ(20)のバネ力を切換えるカム機構(27)をカムプレート
    (14)に設けたことを特徴とする車輌のクラッチペダル装
    置。
JP21108691A 1991-08-22 1991-08-22 車輌のクラツチペダル装置 Pending JPH0553671A (ja)

Priority Applications (1)

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JP21108691A JPH0553671A (ja) 1991-08-22 1991-08-22 車輌のクラツチペダル装置

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JP21108691A JPH0553671A (ja) 1991-08-22 1991-08-22 車輌のクラツチペダル装置

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JPH0553671A true JPH0553671A (ja) 1993-03-05

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ID=16600188

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JP21108691A Pending JPH0553671A (ja) 1991-08-22 1991-08-22 車輌のクラツチペダル装置

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JP (1) JPH0553671A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113217558A (zh) * 2021-05-31 2021-08-06 江苏沃得农业机械股份有限公司 一种拖拉机离合操纵助力机构及助力方法
WO2024143188A1 (ja) * 2022-12-26 2024-07-04 株式会社クボタ レバー装置及びそれを備えた作業機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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