JPH0551694A - 低降伏比高張力鋼およびその製造方法 - Google Patents
低降伏比高張力鋼およびその製造方法Info
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- JPH0551694A JPH0551694A JP23113591A JP23113591A JPH0551694A JP H0551694 A JPH0551694 A JP H0551694A JP 23113591 A JP23113591 A JP 23113591A JP 23113591 A JP23113591 A JP 23113591A JP H0551694 A JPH0551694 A JP H0551694A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高張力で、しかも低降伏比を有し、利用上好
ましい高張力鋼およびその製造法を提供すること。 【構成】 C、Si、Mn、P、S、Cr、Mo、VおよびBを
特定範囲で含有し、あるいはこれにCu、Ni、Ti、Nbの何
れか1種または2種以上を特定範囲内に含有し、フェラ
イト+ベイナイト分率が50%以上の組織を有してい
て、引張強度が780MPa 以上、降伏比が85%以下。
ましい高張力鋼およびその製造法を提供すること。 【構成】 C、Si、Mn、P、S、Cr、Mo、VおよびBを
特定範囲で含有し、あるいはこれにCu、Ni、Ti、Nbの何
れか1種または2種以上を特定範囲内に含有し、フェラ
イト+ベイナイト分率が50%以上の組織を有してい
て、引張強度が780MPa 以上、降伏比が85%以下。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築または土木分野な
どにおいて使用される引張強度780MPa 以上、降伏比
85%以下の低降伏比高張力鋼およびその製造方法に関
するものである。
どにおいて使用される引張強度780MPa 以上、降伏比
85%以下の低降伏比高張力鋼およびその製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来一般的に780MPa (80Kgf/m
m2 :1MPa =0.098Kgf/mm2 )級鋼は焼入れ、焼戻
しによって製造されることが多く、その降伏比は90〜
95%程度であったが、最近では特開昭64−5202
3、特開平2−213411、特開平2−93020、
特開平3−79716等により降伏比その他を制御した
それぞれの各種高張力鋼板の製造法が提案されている。
m2 :1MPa =0.098Kgf/mm2 )級鋼は焼入れ、焼戻
しによって製造されることが多く、その降伏比は90〜
95%程度であったが、最近では特開昭64−5202
3、特開平2−213411、特開平2−93020、
特開平3−79716等により降伏比その他を制御した
それぞれの各種高張力鋼板の製造法が提案されている。
【0003】即ち特開昭64−52023に示された製
造方法は、制御圧延−(α+γ)2相域焼入れ−焼戻し
によるもので、この方法では2相域焼入れ前の制御圧延
に関して加熱温度や圧延終了温度等を厳しくコントロー
ルするものである。
造方法は、制御圧延−(α+γ)2相域焼入れ−焼戻し
によるもので、この方法では2相域焼入れ前の制御圧延
に関して加熱温度や圧延終了温度等を厳しくコントロー
ルするものである。
【0004】特開平2−213411のものでは、(α
+γ)2相域加熱後、その温度から20〜200℃低い
温度まで冷却し、5〜60分保持した後焼入れ、焼戻し
を行うプロセスを採用しているが、この方法では鋼板の
熱処理が複雑であり、生産効率を低下させる。
+γ)2相域加熱後、その温度から20〜200℃低い
温度まで冷却し、5〜60分保持した後焼入れ、焼戻し
を行うプロセスを採用しているが、この方法では鋼板の
熱処理が複雑であり、生産効率を低下させる。
【0005】特開平2−93020の方法で降伏比を8
5%以下におさえた低降伏比高張力鋼が製造されるもの
とされているが、加熱温度をT=6770/(2.26−log
〔Nb%〕〔C%〕)−273℃以上に制限し、(α+
γ)2相域からの直接焼入前における圧延をAc3 +10
0℃以上の高温で仕上げなければならない等の製造上の
規定が厳しく制限されている。
5%以下におさえた低降伏比高張力鋼が製造されるもの
とされているが、加熱温度をT=6770/(2.26−log
〔Nb%〕〔C%〕)−273℃以上に制限し、(α+
γ)2相域からの直接焼入前における圧延をAc3 +10
0℃以上の高温で仕上げなければならない等の製造上の
規定が厳しく制限されている。
【0006】特開平3−79716のものは、(α+
γ)2相域からの焼入れ、焼戻しを行うもので、高強度
を得るためにCuを1%程度添加しているので経済性の点
から好ましくない。
γ)2相域からの焼入れ、焼戻しを行うもので、高強度
を得るためにCuを1%程度添加しているので経済性の点
から好ましくない。
【0007】なお特開平1−176029においては、
780MPa (80Kgf/mm2 )以上の高強度を有し、しか
も降伏比が80%程度を有する鋼板の製造方法が開示さ
れている。
780MPa (80Kgf/mm2 )以上の高強度を有し、しか
も降伏比が80%程度を有する鋼板の製造方法が開示さ
れている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記した特開平1−1
76029以外の公開されたものによって製造された鋼
板は引張強度が580MPa (60Kgf/mm2 )程度であっ
て、780MPa (80Kgf/mm2 )以上の鋼板は殆んど得
られず、しかも前記したような製造上の難点がある。
76029以外の公開されたものによって製造された鋼
板は引張強度が580MPa (60Kgf/mm2 )程度であっ
て、780MPa (80Kgf/mm2 )以上の鋼板は殆んど得
られず、しかも前記したような製造上の難点がある。
【0009】特開平1−176029のものにおいては
780MPa (80Kgf/mm2 )以上の高強度で降伏比80
%程度として鋼板が得られるとしても、未再結晶オース
テナイト域での圧下率を30%以上にするなど圧延条件
を厳しくコントロールする必要があって、工業的に大量
生産するには適しない不利を有している。
780MPa (80Kgf/mm2 )以上の高強度で降伏比80
%程度として鋼板が得られるとしても、未再結晶オース
テナイト域での圧下率を30%以上にするなど圧延条件
を厳しくコントロールする必要があって、工業的に大量
生産するには適しない不利を有している。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記したような
従来のものにおける課題を解決することについて検討を
重ねた結果、Cu等の高価な合金元素を多量に添加したり
することなしに引張強度が780MPa 以上で降伏比が8
5%以下のような低降伏比高張力鋼を提供し、また複雑
な熱処理や加熱温度、圧延仕上り温度の如きを厳しく規
定することなしにその適切な製造をなすことに成功した
ものであって、以下の如くである。
従来のものにおける課題を解決することについて検討を
重ねた結果、Cu等の高価な合金元素を多量に添加したり
することなしに引張強度が780MPa 以上で降伏比が8
5%以下のような低降伏比高張力鋼を提供し、また複雑
な熱処理や加熱温度、圧延仕上り温度の如きを厳しく規
定することなしにその適切な製造をなすことに成功した
ものであって、以下の如くである。
【0011】(1)mass%で、C :0.05〜0.20%,
Si:0.05〜1.50%, Mn:0.50〜2.00%,P :0.015
%以下, S :0.015 %以下, Cr:0.05〜2.00
%,Mo:0.05〜1.00%, V :0.01〜0.10%, B
:0.0003〜0.0020% を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物から成り、フ
ェライト+ベイナイト分率が50%以上の組織を有し、
引張強度が780MPa 以上、降伏比が85%以下である
ことを特徴とする低降伏比高張力鋼。
Si:0.05〜1.50%, Mn:0.50〜2.00%,P :0.015
%以下, S :0.015 %以下, Cr:0.05〜2.00
%,Mo:0.05〜1.00%, V :0.01〜0.10%, B
:0.0003〜0.0020% を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物から成り、フ
ェライト+ベイナイト分率が50%以上の組織を有し、
引張強度が780MPa 以上、降伏比が85%以下である
ことを特徴とする低降伏比高張力鋼。
【0012】(2)mass%で、C :0.05〜0.20%,
Si:0.05〜1.50%, Mn:0.50〜2.00%,P :0.015
%以下, S :0.015 %以下, Cr:0.05〜2.00
%,Mo:0.05〜1.00%, V :0.01〜0.10%, B
:0.0003〜0.0020% を含有すると共に、 Cu:0.10〜0.70%, Ni:0.10〜2.00% の1種または2種を含有し、残部がFeおよび不可避的不
純物から成り、フェライト+ベイナイト分率が50%以
上の組織を有し、引張強度が780MPa 以上、降伏比が
85%以下であることを特徴とする低降伏比高張力鋼。
Si:0.05〜1.50%, Mn:0.50〜2.00%,P :0.015
%以下, S :0.015 %以下, Cr:0.05〜2.00
%,Mo:0.05〜1.00%, V :0.01〜0.10%, B
:0.0003〜0.0020% を含有すると共に、 Cu:0.10〜0.70%, Ni:0.10〜2.00% の1種または2種を含有し、残部がFeおよび不可避的不
純物から成り、フェライト+ベイナイト分率が50%以
上の組織を有し、引張強度が780MPa 以上、降伏比が
85%以下であることを特徴とする低降伏比高張力鋼。
【0013】(3)mass%で、C :0.05〜0.20%,
Si:0.05〜1.50%, Mn:0.50〜2.00%,P :0.015
%以下, S :0.015 %以下, Cr:0.05〜2.00
%,Mo:0.05〜1.00%, V :0.01〜0.10%, B
:0.0003〜0.0020% を含有すると共に、 Ti: 0.003〜0.10%, Nb: 0.005〜0.10% の1種または2種を含有し、残部がFeおよび不可避的不
純物から成り、フェライト+ベイナイト分率が50%以
上の組織を有し、引張強度が780MPa 以上、降伏比が
85%以下であることを特徴とする低降伏比高張力鋼。
Si:0.05〜1.50%, Mn:0.50〜2.00%,P :0.015
%以下, S :0.015 %以下, Cr:0.05〜2.00
%,Mo:0.05〜1.00%, V :0.01〜0.10%, B
:0.0003〜0.0020% を含有すると共に、 Ti: 0.003〜0.10%, Nb: 0.005〜0.10% の1種または2種を含有し、残部がFeおよび不可避的不
純物から成り、フェライト+ベイナイト分率が50%以
上の組織を有し、引張強度が780MPa 以上、降伏比が
85%以下であることを特徴とする低降伏比高張力鋼。
【0014】(4)mass%で、C :0.05〜0.20%,
Si:0.05〜1.50%, Mn:0.50〜2.00%,P :0.015
%以下, S :0.015 %以下, Cr:0.05〜2.00
%,Mo:0.05〜1.00%, V :0.01〜0.10%, B
:0.0003〜0.0020%,Cu:0.10〜0.70%, Ni:0.1
0〜2.00% を含有すると共に、 Ti: 0.003〜0.10%, Nb: 0.005〜0.10% の1種または2種を含有し、残部がFeおよび不可避的不
純物から成り、フェライト+ベイナイト分率が50%以
上の組織を有し、引張強度が780MPa 以上、降伏比が
85%以下であることを特徴とする低降伏比高張力鋼。
Si:0.05〜1.50%, Mn:0.50〜2.00%,P :0.015
%以下, S :0.015 %以下, Cr:0.05〜2.00
%,Mo:0.05〜1.00%, V :0.01〜0.10%, B
:0.0003〜0.0020%,Cu:0.10〜0.70%, Ni:0.1
0〜2.00% を含有すると共に、 Ti: 0.003〜0.10%, Nb: 0.005〜0.10% の1種または2種を含有し、残部がFeおよび不可避的不
純物から成り、フェライト+ベイナイト分率が50%以
上の組織を有し、引張強度が780MPa 以上、降伏比が
85%以下であることを特徴とする低降伏比高張力鋼。
【0015】(5)mass%で、C :0.05〜0.20%,
Si:0.05〜1.50%, Mn:0.50〜2.00%,P :0.015
%以下, S :0.015 %以下, Cr:0.05〜2.00
%,Mo:0.05〜1.00%, V :0.01〜0.10%, B
:0.0003〜0.0020%,Ti: 0.003〜0.10%, Nb: 0.
005〜0.10% を含有すると共に、 Cu:0.10〜0.70%, Ni:0.10〜2.00% の1種または2種を含有し、残部がFeおよび不可避的不
純物から成り、フェライト+ベイナイト分率が50%以
上の組織を有し、引張強度が780MPa 以上、降伏比が
85%以下であることを特徴とする低降伏比高張力鋼。
Si:0.05〜1.50%, Mn:0.50〜2.00%,P :0.015
%以下, S :0.015 %以下, Cr:0.05〜2.00
%,Mo:0.05〜1.00%, V :0.01〜0.10%, B
:0.0003〜0.0020%,Ti: 0.003〜0.10%, Nb: 0.
005〜0.10% を含有すると共に、 Cu:0.10〜0.70%, Ni:0.10〜2.00% の1種または2種を含有し、残部がFeおよび不可避的不
純物から成り、フェライト+ベイナイト分率が50%以
上の組織を有し、引張強度が780MPa 以上、降伏比が
85%以下であることを特徴とする低降伏比高張力鋼。
【0016】(6)前記1〜5項の何れか1つに記載の
成分組成をもった鋼を圧延してからフェライト+ベイナ
イト分率が50%以上の組織とした後、温度範囲T:
(Ac1+Ac3) /2−20℃〜(Ac1+ Ac3) /2+50℃
の間に加熱し、焼入れを行い、その後Ac1 以下の温度で
焼戻しを行うことを特徴とする低降伏比高張力鋼の製造
方法。
成分組成をもった鋼を圧延してからフェライト+ベイナ
イト分率が50%以上の組織とした後、温度範囲T:
(Ac1+Ac3) /2−20℃〜(Ac1+ Ac3) /2+50℃
の間に加熱し、焼入れを行い、その後Ac1 以下の温度で
焼戻しを行うことを特徴とする低降伏比高張力鋼の製造
方法。
【0017】
【作用】上記したような本発明によるものの技術的関係
について仔細を説明すると、先ず本発明における鋼板の
化学的成分組成についてmass%(以下単に%という)に
より説明すると、以下の如くである。
について仔細を説明すると、先ず本発明における鋼板の
化学的成分組成についてmass%(以下単に%という)に
より説明すると、以下の如くである。
【0018】Cは、強度上昇に有効な元素であって、0.
05%未満では本発明において目標とするような強度を
得ることが困難であり、又0.20%を超えると炭素当量
を上昇させ、溶接性を阻害する。従って0.05〜0.20
%とする。
05%未満では本発明において目標とするような強度を
得ることが困難であり、又0.20%を超えると炭素当量
を上昇させ、溶接性を阻害する。従って0.05〜0.20
%とする。
【0019】Siは、脱酸効果および固溶強化による強度
上昇に有効であるが、0.05%未満ではその効果が乏し
く、一方1.50%を超える過剰添加は溶接性を低下させ
る。これらの関係から添加量を0.05〜1.50%とし
た。
上昇に有効であるが、0.05%未満ではその効果が乏し
く、一方1.50%を超える過剰添加は溶接性を低下させ
る。これらの関係から添加量を0.05〜1.50%とし
た。
【0020】Mnは、強度上昇に有効な元素であるが、0.
50%未満ではその効果が不充分である。これに対し、
2.00%を超えると溶接性を低下させるので、0.50〜
2.00%とする。
50%未満ではその効果が不充分である。これに対し、
2.00%を超えると溶接性を低下させるので、0.50〜
2.00%とする。
【0021】PおよびSは、何れも不純物元素であっ
て、延靱性、加工性、溶接性のような利用上における重
要な特性低下原因となる元素であるからできるだけ低減
することが望ましい。しかしこれらのものを著しく低減
することはコスト上昇を招くことから顕著な材質劣化を
来さない上限として0.015%を夫々上限とした。
て、延靱性、加工性、溶接性のような利用上における重
要な特性低下原因となる元素であるからできるだけ低減
することが望ましい。しかしこれらのものを著しく低減
することはコスト上昇を招くことから顕著な材質劣化を
来さない上限として0.015%を夫々上限とした。
【0022】Crは、強度上昇に有効な元素であり、0.0
5%以上でその効果が認められる。然しこのCrが2.00
%を超えると溶接性を低下させるのでこれを上限とし、
添加量を0.05〜2.00%とする。
5%以上でその効果が認められる。然しこのCrが2.00
%を超えると溶接性を低下させるのでこれを上限とし、
添加量を0.05〜2.00%とする。
【0023】Moは、焼入れ性を高め、強度を上昇させる
が、0.05%未満ではその効果が不充分であり、一方1.
00%を超えてもその効果は飽和し、経済的に不利とな
るので、0.05〜1.00%とすることが必要である。
が、0.05%未満ではその効果が不充分であり、一方1.
00%を超えてもその効果は飽和し、経済的に不利とな
るので、0.05〜1.00%とすることが必要である。
【0024】Vは、強度上昇に有効であると共に焼戻し
軟化抵抗を高める作用があるが、0.01%未満ではこの
ような効果が発揮されないので0.01%以上とし、一方
0.10%を超えても効果が飽和するので0.01〜0.10
%とする。
軟化抵抗を高める作用があるが、0.01%未満ではこの
ような効果が発揮されないので0.01%以上とし、一方
0.10%を超えても効果が飽和するので0.01〜0.10
%とする。
【0025】Bは、微量添加で焼入れ性を向上し、強度
上昇に極めて重要な元素である。しかし0.0003%未
満ではその効果が殆んどなく、一方0.002%を超える
とその効果が飽和し、逆に強度を低下させるので、その
添加量を0.0003〜0.002%とすることが必要であ
る。
上昇に極めて重要な元素である。しかし0.0003%未
満ではその効果が殆んどなく、一方0.002%を超える
とその効果が飽和し、逆に強度を低下させるので、その
添加量を0.0003〜0.002%とすることが必要であ
る。
【0026】Cuは、このような場合において強度を上昇
させ、又靱性をも向上させる上において有効な元素であ
るが、0.10%未満ではそれらの効果が殆んど認められ
ず、また0.70%を超える過剰添加は熱間加工性および
経済性の何れからしても好ましくない。従ってその添加
量は0.10〜0.70%とする。
させ、又靱性をも向上させる上において有効な元素であ
るが、0.10%未満ではそれらの効果が殆んど認められ
ず、また0.70%を超える過剰添加は熱間加工性および
経済性の何れからしても好ましくない。従ってその添加
量は0.10〜0.70%とする。
【0027】Niは、焼入れ性を高めて強度を上昇させ、
靱性も向上させるが、0.10%未満ではその効果は小さ
く不充分である。又2.00%を超えると経済的に好まし
くないので添加量を0.10〜2.00%とすることが必要
である。
靱性も向上させるが、0.10%未満ではその効果は小さ
く不充分である。又2.00%を超えると経済的に好まし
くないので添加量を0.10〜2.00%とすることが必要
である。
【0028】Nbは、析出強化によって強度を上昇させる
が、0.005%未満ではその効果を殆んど期待できな
い。また、0.10%を超える添加は溶接性および溶接部
靱性を劣化させるので、0.005〜0.10%の範囲とす
る。
が、0.005%未満ではその効果を殆んど期待できな
い。また、0.10%を超える添加は溶接性および溶接部
靱性を劣化させるので、0.005〜0.10%の範囲とす
る。
【0029】Tiは、析出強化によりNbと同様に強度を上
昇させるが、その量としては0.03%未満ではその効果
が殆んど得られない。また0.10%を超えると溶接性を
低下させるので、添加量は0.003〜0.10%とすべき
である。
昇させるが、その量としては0.03%未満ではその効果
が殆んど得られない。また0.10%を超えると溶接性を
低下させるので、添加量は0.003〜0.10%とすべき
である。
【0030】本発明においては前記のように、フェライ
ト+ベイナイト分率50%以上を要件とするもので、こ
のようなフェライト+ベイナイト分率を求める手法とし
てはそれなりに考えられるとしても、本発明でいうフェ
ライト+ベイナイト分率50%以上とは光学顕微鏡で観
察した100倍の写真を用いて、リニアルアナリシス法
により組織分率を測定して得られた結果によるものとす
る。そのときのフェライト+ベイナイト分率が50%以
上であることによって本発明の要件が満足されるもので
ある。
ト+ベイナイト分率50%以上を要件とするもので、こ
のようなフェライト+ベイナイト分率を求める手法とし
てはそれなりに考えられるとしても、本発明でいうフェ
ライト+ベイナイト分率50%以上とは光学顕微鏡で観
察した100倍の写真を用いて、リニアルアナリシス法
により組織分率を測定して得られた結果によるものとす
る。そのときのフェライト+ベイナイト分率が50%以
上であることによって本発明の要件が満足されるもので
ある。
【0031】引張強度780MPa 以上で降伏比を85%
以下とすることにより特殊な合金元素を添加することな
しに高強度でしかも低降伏比の鋼材を提供し、加工工作
が容易で、且つ強度的に優れた鋼材製品を得しめる。
以下とすることにより特殊な合金元素を添加することな
しに高強度でしかも低降伏比の鋼材を提供し、加工工作
が容易で、且つ強度的に優れた鋼材製品を得しめる。
【0032】次に本発明では、製造法として温度範囲
T: (Ac1+Ac3)/2−20℃〜 (Ac1+Ac3)/2+50℃
からの焼入れ前組織を限定するもので、この限定理由に
ついて述べる。圧延ままや種々の熱処理によって前組織
にフェライトおよびベイナイトを出現させることにより
前記温度範囲Tに加熱したときにフェライト、オーステ
ナイトの2相分離が促進される。これはベイナイトがオ
ーステナイト核生成サイトである炭化物とフェライトか
らなっているためであって、温度範囲Tからの焼入れ、
焼戻し後の最終組織がフェライトおよびオーステナイト
から変態したマルテンサイトあるいはベイナイトとな
り、高強度および低降伏比が達成される。ところが、前
記焼入れ前組織がフェライト+ベイナイト分率50%以
上を満足していなければ、温度範囲Tに加熱したときに
充分な変態が起らず、最終組織が上記した高強度および
低降伏比を有効に達成する組織とならない。従って温度
範囲Tからの焼入れ前組織としては、フェライト+ベイ
ナイト分率を50%以上とすることが必要である。
T: (Ac1+Ac3)/2−20℃〜 (Ac1+Ac3)/2+50℃
からの焼入れ前組織を限定するもので、この限定理由に
ついて述べる。圧延ままや種々の熱処理によって前組織
にフェライトおよびベイナイトを出現させることにより
前記温度範囲Tに加熱したときにフェライト、オーステ
ナイトの2相分離が促進される。これはベイナイトがオ
ーステナイト核生成サイトである炭化物とフェライトか
らなっているためであって、温度範囲Tからの焼入れ、
焼戻し後の最終組織がフェライトおよびオーステナイト
から変態したマルテンサイトあるいはベイナイトとな
り、高強度および低降伏比が達成される。ところが、前
記焼入れ前組織がフェライト+ベイナイト分率50%以
上を満足していなければ、温度範囲Tに加熱したときに
充分な変態が起らず、最終組織が上記した高強度および
低降伏比を有効に達成する組織とならない。従って温度
範囲Tからの焼入れ前組織としては、フェライト+ベイ
ナイト分率を50%以上とすることが必要である。
【0033】又、焼入れの加熱温度範囲を、T: (Ac1+
Ac3)/2−20℃〜 (Ac1+Ac3)/2−50℃としたの
は、この温度範囲よりも低い温度から焼入れを行うと低
降伏比を得ることは可能であってても高強度を達成でき
ない。またこの温度範囲より高い温度から焼入れを行う
と高強度を達成することは可能であるが降伏比は85%
以上となり、本発明で目的とする低降伏比を得ることが
できない。従って焼入れ前の加熱温度範囲を、T: (Ac
1+Ac3)/2−20℃〜 (Ac1+Ac3)/2+50℃とするこ
とが必要である。
Ac3)/2−20℃〜 (Ac1+Ac3)/2−50℃としたの
は、この温度範囲よりも低い温度から焼入れを行うと低
降伏比を得ることは可能であってても高強度を達成でき
ない。またこの温度範囲より高い温度から焼入れを行う
と高強度を達成することは可能であるが降伏比は85%
以上となり、本発明で目的とする低降伏比を得ることが
できない。従って焼入れ前の加熱温度範囲を、T: (Ac
1+Ac3)/2−20℃〜 (Ac1+Ac3)/2+50℃とするこ
とが必要である。
【0034】
【実施例】本発明による低降伏比高張力鋼の製造方法に
関する具体的な実施例について説明すると、次の表1に
は本発明者等の採用した供試鋼の化学成分を示すが、供
試鋼A〜Oは本発明の成分範囲からなる鋼であり、一方
P,QおよびRは比較鋼であって、板厚は何れも25mm
の一定とした。
関する具体的な実施例について説明すると、次の表1に
は本発明者等の採用した供試鋼の化学成分を示すが、供
試鋼A〜Oは本発明の成分範囲からなる鋼であり、一方
P,QおよびRは比較鋼であって、板厚は何れも25mm
の一定とした。
【0035】
【表1】
【0036】前記表1に示した各供試鋼について、その
焼入前処理条件、フェライト+ベイナイト分率および機
械的性能を要約して示すと次の表2の如くであって、比
較材におけるA1,C1,J1およびO1は前記表1の
A,C,JおよびOと同じ成分の鋼である。
焼入前処理条件、フェライト+ベイナイト分率および機
械的性能を要約して示すと次の表2の如くであって、比
較材におけるA1,C1,J1およびO1は前記表1の
A,C,JおよびOと同じ成分の鋼である。
【0037】
【表2】
【0038】前記表2から明かなように、本発明法によ
って製造された鋼A〜Oは引張強度が780MPa 以上、
降伏比は82.4%以下であって、高強度、低降伏比が
達成されている。これに対し比較鋼A1,J1はその成
分としては本発明の規定範囲を満足するものの焼入れ温
度が本発明の規定温度範囲Tから外れており、又比較鋼
C1,O1は温度範囲Tからの焼入れ前組織が所定の組
織分率となっておらず、更に比較鋼P,QおよびR1,
R2は本発明の成分範囲から外れ、R2については温度
範囲Tからの焼入れ前組織も所定の組織分率となってお
らず、これらのものは何れも本発明で目標とするような
強度、降伏比を満足していない。
って製造された鋼A〜Oは引張強度が780MPa 以上、
降伏比は82.4%以下であって、高強度、低降伏比が
達成されている。これに対し比較鋼A1,J1はその成
分としては本発明の規定範囲を満足するものの焼入れ温
度が本発明の規定温度範囲Tから外れており、又比較鋼
C1,O1は温度範囲Tからの焼入れ前組織が所定の組
織分率となっておらず、更に比較鋼P,QおよびR1,
R2は本発明の成分範囲から外れ、R2については温度
範囲Tからの焼入れ前組織も所定の組織分率となってお
らず、これらのものは何れも本発明で目標とするような
強度、降伏比を満足していない。
【0039】特にフェライト+ベイナイト分率を60%
程度以上とすることにより、TSが820MPa 以上で、
しかも降伏比82.5%以下を充分に達成しており、工業
的に頗る有意であることが確認された。
程度以上とすることにより、TSが820MPa 以上で、
しかも降伏比82.5%以下を充分に達成しており、工業
的に頗る有意であることが確認された。
【0040】
【発明の効果】以上説明したような本発明によるとき
は、引張強度780MPa 以上、降伏比85%以下の低降
伏比高強度鋼板を得しめ、加工が容易で且つ高強度の鋼
材を提供し、又斯かる鋼材を複雑な熱処理をなし、ある
いは加熱温度や圧延仕上り温度を厳しく規定し、もしく
はCuなどの高価な合金元素の多量添加などの何れをも必
要としないで安定して製造せしめ、各種建築や土木分野
に広く提供し得るものであるから工業的にその効果の大
きい発明である。
は、引張強度780MPa 以上、降伏比85%以下の低降
伏比高強度鋼板を得しめ、加工が容易で且つ高強度の鋼
材を提供し、又斯かる鋼材を複雑な熱処理をなし、ある
いは加熱温度や圧延仕上り温度を厳しく規定し、もしく
はCuなどの高価な合金元素の多量添加などの何れをも必
要としないで安定して製造せしめ、各種建築や土木分野
に広く提供し得るものであるから工業的にその効果の大
きい発明である。
フロントページの続き (72)発明者 石川 博 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 畠山 耕太郎 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 mass%で、 C :0.05〜0.20%, Si:0.05〜1.50%, Mn:0.
50〜2.00%,P :0.015 %以下, S :0.015 %以
下, Cr:0.05〜2.00%,Mo:0.05〜1.00%, V
:0.01〜0.10%, B :0.0003〜0.0020% を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物から成り、フ
ェライト+ベイナイト分率が50%以上の組織を有し、
引張強度が780MPa 以上、降伏比が85%以下である
ことを特徴とする低降伏比高張力鋼。 - 【請求項2】 mass%で、 C :0.05〜0.20%, Si:0.05〜1.50%, Mn:0.
50〜2.00%,P :0.015 %以下, S :0.015 %以
下, Cr:0.05〜2.00%,Mo:0.05〜1.00%, V
:0.01〜0.10%, B :0.0003〜0.0020% を含有すると共に、 Cu:0.10〜0.70%, Ni:0.10〜2.00% の1種または2種を含有し、残部がFeおよび不可避的不
純物から成り、フェライト+ベイナイト分率が50%以
上の組織を有し、引張強度が780MPa 以上、降伏比が
85%以下であることを特徴とする低降伏比高張力鋼。 - 【請求項3】 mass%で、 C :0.05〜0.20%, Si:0.05〜1.50%, Mn:0.
50〜2.00%,P :0.015 %以下, S :0.015 %以
下, Cr:0.05〜2.00%,Mo:0.05〜1.00%, V
:0.01〜0.10%, B :0.0003〜0.0020% を含有すると共に、 Ti: 0.003〜0.10%, Nb: 0.005〜0.10% の1種または2種を含有し、残部がFeおよび不可避的不
純物から成り、フェライト+ベイナイト分率が50%以
上の組織を有し、引張強度が780MPa 以上、降伏比が
85%以下であることを特徴とする低降伏比高張力鋼。 - 【請求項4】 mass%で、 C :0.05〜0.20%, Si:0.05〜1.50%, Mn:0.
50〜2.00%,P :0.015 %以下, S :0.015 %以
下, Cr:0.05〜2.00%,Mo:0.05〜1.00%, V
:0.01〜0.10%, B :0.0003〜0.0020%,Cu:0.1
0〜0.70%, Ni:0.10〜2.00% を含有すると共に、 Ti: 0.003〜0.10%, Nb: 0.005〜0.10% の1種または2種を含有し、残部がFeおよび不可避的不
純物から成り、フェライト+ベイナイト分率が50%以
上の組織を有し、引張強度が780MPa 以上、降伏比が
85%以下であることを特徴とする低降伏比高張力鋼。 - 【請求項5】 mass%で、 C :0.05〜0.20%, Si:0.05〜1.50%, Mn:0.
50〜2.00%,P :0.015 %以下, S :0.015 %以
下, Cr:0.05〜2.00%,Mo:0.05〜1.00%, V
:0.01〜0.10%, B :0.0003〜0.0020%,Ti: 0.
003〜0.10%, Nb: 0.005〜0.10% を含有すると共に、 Cu:0.10〜0.70%, Ni:0.10〜2.00% の1種または2種を含有し、残部がFeおよび不可避的不
純物から成り、フェライト+ベイナイト分率が50%以
上の組織を有し、引張強度が780MPa 以上、降伏比が
85%以下であることを特徴とする低降伏比高張力鋼。 - 【請求項6】 請求項1〜5の何れか1つに記載の成分
組成をもった鋼を圧延してからフェライト+ベイナイト
分率が50%以上の組織とした後、温度範囲T:(Ac1+
Ac3) /2−20℃〜(Ac1+ Ac3) /2+50℃の間に
加熱し、焼入れを行い、その後Ac1 以下の温度で焼戻し
を行うことを特徴とする低降伏比高張力鋼の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23113591A JPH0551694A (ja) | 1991-08-20 | 1991-08-20 | 低降伏比高張力鋼およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23113591A JPH0551694A (ja) | 1991-08-20 | 1991-08-20 | 低降伏比高張力鋼およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0551694A true JPH0551694A (ja) | 1993-03-02 |
Family
ID=16918833
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23113591A Pending JPH0551694A (ja) | 1991-08-20 | 1991-08-20 | 低降伏比高張力鋼およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0551694A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009139420A1 (ja) * | 2008-05-13 | 2009-11-19 | 株式会社日本製鋼所 | 耐高圧水素環境脆化特性に優れた高強度低合金鋼およびその製造方法 |
EP3395997A4 (en) * | 2015-12-24 | 2018-11-07 | Posco | Low-yield-ratio type high-strength steel, and manufacturing method therefor |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6452023A (en) * | 1987-08-24 | 1989-02-28 | Kobe Steel Ltd | Production of low-yield ratio high tensile steel plate having excellent low-temperature toughness and excellent weldability |
JPH01176029A (ja) * | 1987-12-28 | 1989-07-12 | Kobe Steel Ltd | 加速冷却法による低降伏比高張力鋼板の製造法 |
JPH03162518A (ja) * | 1989-11-20 | 1991-07-12 | Kawasaki Steel Corp | 溶接性の良好な低降伏比高張力鋼の製造方法 |
-
1991
- 1991-08-20 JP JP23113591A patent/JPH0551694A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6452023A (en) * | 1987-08-24 | 1989-02-28 | Kobe Steel Ltd | Production of low-yield ratio high tensile steel plate having excellent low-temperature toughness and excellent weldability |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009139420A1 (ja) * | 2008-05-13 | 2009-11-19 | 株式会社日本製鋼所 | 耐高圧水素環境脆化特性に優れた高強度低合金鋼およびその製造方法 |
US8974612B2 (en) | 2008-05-13 | 2015-03-10 | The Japan Steel Works, Ltd. | High-strength low-alloy steel excellent in high-pressure hydrogen environment embrittlement resistance characteristics and method for producing the same |
US10227682B2 (en) | 2008-05-13 | 2019-03-12 | The Japan Steel Works, Ltd. | High-strength low-alloy steel excellent in high-pressure hydrogen environment embrittlement resistance characteristics and method for producing the same |
EP3395997A4 (en) * | 2015-12-24 | 2018-11-07 | Posco | Low-yield-ratio type high-strength steel, and manufacturing method therefor |
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