JPH05507614A - インターフェロンα及びβに対して高親和性を有する水溶性ポリペプチド - Google Patents

インターフェロンα及びβに対して高親和性を有する水溶性ポリペプチド

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 インターフェロンα び に して を する1並見二1f上 本発明は新規水溶性ポリペプチド、DNA配列、新規細胞、前記ポリペプチドの 製造方法、医薬としてのその適用及び前記ポリペプチドを含有する組成物に係る 。
インターフェロンα及びβは、種々の生物学的特性を有しており且つを椎動物細 胞に抗ウィルス及び抗増殖状態を誘発する能力により特徴付けられる一群の分泌 タンパク質を形成する(J、Gresser及びM、G、Tovey。
Biochem、Biophys、Acta 516:23/1978)。
インターフェロンαは細胞及び体液の免疫系、特にB細胞のポリクローナル活性 化(M、Peters、J、Immunol、、137:3153/1986) −T細胞の機能の阻害(J、Knopら、J、Immunol。
、133:2412/1984)及び組織適合抗原の発現の変調(M、Fe1l ousら、Eur、J、Immunol、、9:446/1979)に重要な影 響を及ぼす。これらの全プロセスは自己免疫の形成に関与する。
インターフェロンは生物に有益な因子であるとみなされているが、インターフェ ロンの異常産生はある種の疾患の病因となることがあり、従って、種々の所謂自 己免疫疾患に結び付けられる。例えば、紅斑性狼癒、リウマトイド関節炎、ベー チェット病、真性糖尿病、斑状硬化症、骨髄形成不全症及び重度の多発性免疫不 全症のような種々の疾患に罹患した患者の血清又は組織中には高率のインターフ ェロンが存在する。このインターフェロンαの率とAIDSの疾患進行の重度予 後との間には直接の相関関係が存在する(E、Buimovivi−Klein ら、AIDSRes、、2:99/1986)。
ヒトの紅斑性狼櫂の動物モデルとして使用される疾患である特発性疾患に罹患し た特定のマウス系(NZB)において、インターフェロンα又はβを投与すると 疾患の進行が悪化することが報告されている(H,Heremansら、rnf ect、immun、、21:925/1978; C,Adamら、C11n 、Exp、Immunol、、40:373/1980)。
幼マウスに大量のインターフェロンを投与すると、成長抑制症候群、肝臓壊死及 び致死を誘発する(1.Gresserら、Nature、258ニア6/19 75)。
同様に新生児期のマウスがある種のウィルス(例えばPichindeリンパ球 性脈絡髄膜炎ウィルス又はレオウィルス)に感染すると、同一の致死性症候群を 引き起こす大量の内因性インターフェロンの産生を伴う、抗インターフェロンα 又はβ抗体を投与すると、誕生時に上記症候群ウィルスに感染した幼マウスを保 護することができる(Y、 Riviareら、Proc、Natl、Acad 、Sci、USA、 74 二 2135/1977; Y、Riviareら 、J、Exp、Med、、152:633/1980; T、C1arkら、J 、Virol。
59ニア28/1986)、この実験は、この疾患の病因論においてインターフ ェロンの有害な役割の説得力のある論証である。
また、NK細胞の活性化及び組織適合抗原の発現の変調はいずれもインターフェ ロンα又はβにより調節され、骨髄移植片拒否反応に重要な役割を果たす(C, 0hienら、5cience、246:666/1989)。
実際に、インターフェロンα又はβの産生は親骨髄の移植片に対するハイブリッ ドマウスF1の耐性に必須の要素の134 : 3739/1985)、従って 、F1マウス又は同種マウスをマウス抗インターフェロンα又はβ血清で処置す ると、親又は同種骨髄の移植及び増殖が可能である(Afifiら、1985) 。
インターフェロン及びそのサブタイプの生物学的作用が細胞表面に対して高親和 性の特異的受容体との反応により生じることも知られている(M、Aguet及 びに、E。
Mogensen、Academic Press。
London、 1983)。
自己免疫疾患及び自己免疫疾患の血族を有する疑いのある他の疾患(例えば斑状 硬化症)に対する有効な治療法は現状では存在しない、自己免疫型の疾患の現在 の処置は不十分であり、毒性作用がある。「抗拒否」療法で使用される処置はこ れらの病状が現れるのを阻止するが、その原因を阻止することはできず、非常に 高い毒性を有する。従って、自己免疫疾患及び器官拒否反応に対して治療効果と 低毒性とを有する医薬を提供できるならば非常に望ましい。
従って、自己免疫型疾患を治療し、移植片拒否反応を阻止するために治療薬とし て有益であり得るアンタゴニストを注射することによりインターフェロン(α又 はβ)の作用を阻止することができるならば非常に望ましい、しかしながら、外 来免疫グロブリンの注射によるこのようなアプローチはその効力を実証されてい るが、人体での治療には非実用的である。
従って本発明は、インターフェロンα又はβの作用を阻止するためのアンタゴニ ストとしてインターフェロンαの特異的受容体の可溶性形態の使用に基づく新規 アプローチに係る。遺伝子工学技術により製造された天然受容体のこれらの変異 体は、循環又は局在する内因性インターフェロンαを固定する能力を維持し、細 胞表面に固定する部分を欠失している。これらの変異体は自由に循環し、その特 異性によりインターフェロンα又はβのみと結合する。
インターフェロンα又はβの固定により、前記変異体は抗体と同様に生物中でイ ンターフェロンα又はβの作用を阻止することが可能である。
従って、インターフェロンα及び/又はβの活性を阻止することが可能な生成物 を提供することが望ましい。
従って本発明は、インターフェロンα及びβに対して高親和性を有することを特 徴とする水溶性ポリペプチドに係る。
「高親和性」なる用語は、解離定数が101M以下であることを意味する。
「水溶性」なる用語は、該ポリペプチドが人体のような生物中で循環し、その後 、細胞に固定できることを意味する。
本明細書中及び以下の文中で「ハイブリッド」なる用語は、本発明の水溶性ポリ ペプチド(天然受容体の「可溶性j部分、修飾された完全受容体又は例えば置換 により修飾された天然受容体の「可溶性」部分)と、特にポリペプチド種の他の 分子(例えばイムノグロブリン又はイムノグロブリンフラグメント)との融合( 又は結合)産物を意味する。
「インターフェロンα及びβ(又はインターフェロン)の可溶性受容体」なる用 語は、上記のような水溶性ポリペプチドの1種を意味する。
以下の文中では記載を簡単にするために、「インターフェロンα及びβの受容体 」と言わずに一般に「インターフェロンの受容体」と記載する。
上記のようなポリペプチドのうちで、本発明は特に図1に示す式に対応すること を特徴とする水溶性ポリペプチドに係る。
このポリペプチドはインターフェロンα又はβの天然受容体の細胞外可溶性部分 に対応する。
当然のことながら、上記ポリペプチド以外のポリペプチドでもインターフェロン に対して高親和性を維持するものがある。従って、図1に示すポリペプチドは特 に、同様に本発明の目的の一部を形成する置換又は欠失変異体により置き換える ことができる。
欠失に関しては、インターフェロンα及びβに対する親和性を不利に修飾しない ように、図1に対応するポリペプチドの1又は複数のアミノ酸を欠如させること ができる。
欠失は、例えば細胞膜に固定する能力を失わせ、循環できるように、完全及び天 然受容体を特に可溶性部分のレベルで操作してもよい。
図2に示すインターフェロンの天然且つ完全な受容体の配列から出発する場合に は、例えばその配列のトランスメンブラン及び細胞質ドメインを削除することが できる。
可溶性(循環)形態を得るためには、例えばトランスメンブラン領域に対応する 残基437〜457及び残基458〜557(細胞質領域)を欠失させる。
インターフェロンα及びβの完全受容体をコードするアミノ酸及びヌクレオチド の完全配列を図2に示す。
トランスメンブラン及び細胞質(又はm胞及び細胞内)ドメインに欠失を導入す る場合には、潜在的に免疫性のエピトープを避けることができる。トランスメン ブラン領域を欠如したインターフェロンα及びβの天然受容体の利点は、組換宿 主細胞の培養培地の上清中に分泌できるという点にある。
従って本発明は、図1又は図2の式に対応するポリペプチドの欠失に由来するこ とを特徴とする水溶性ポリペプチドに係る。
置換変異体も本発明の目的の一部を形成する。
この場合、インターフェロンの受容体の配列中の1又は複数のアミノ酸を除去し 、別のアミノ酸で置換することができ、合計アミノ酸数は維持される。
置換は好ましくはインターフェロンの受容体の可溶性部分に関する。受容体の可 溶性部分の免疫学的機能及び同一性を変化させるには、置換部位の近傍にポリペ プチドの三次元構造を維持し、分子もしくは側鎖の大部分の結合又は疎水性を維 持する特性において最も詔著に非保存性の置換及びポリペプチドに元々存在する ものと異なるアミノ酸残基又は配列を選択する。
受容体の特性を最も修飾する置換は特に、例えばセリル又はトレオニルのような アミノ酸残基を、例えばロイシル、インロイシル、フェニルアラニル、アラニル 又はバリルのような疎水性残基により置換するか、システイニルを任意の残基に より置換するか、リシル、アルギニル又はヒスチジニルのような電気的に陽性の 側頭を有する残基を、例えばグルタミル又はアスパルチルのような電気的に陰性 の残基により置換するか、大きい側鎖を有する残基(例えばフェニルアラニル) を、このような側鎖を欠失する残基により置換することにより得られる。
置換変異体は、インターフェロンの完全受容体の構造にも係り、特にトランスメ ンブラン領域に係る。実際にこのレベルでの置換は、細胞又は脂質膜に対する前 記ポリペプチドの親和性を低下させることにより、インターフェロンα及びβの 受容体の可溶性形態をもたらす。
トランスメンブランドメインは例えば異なるアミノ酸配列、例えばホモポリヌク レオチドDNA配列、又は5〜50個の同一アミノ酸(例えばセリン、リシン、 アルギニン、グルタミン及びアスパラギン酸)もしくは組換宿主細胞の培養培地 に可溶性受容体を分泌することが可能な他の親水性アミノ酸を含む任意の配列に より置換され得る。
従って本発明は、図1又は図2の式に対応するポリペプチドの置換に由来するこ とを特徴とする水溶性ポリペプチドにも係る。
上記データは、置換又は欠失及びこのような修飾の組み合わせも可能であること を示す。
一般に、こうして得られる変異体は機能的トランスメンブランドメインをもたず 、好ましくは細胞内(細胞質)部分をもたない。
上記水溶性ポリペプチドの他の変異体は、特にインターフェロンα及びβの受容 体の特徴を改善するように化学的に修飾することにより製造され得る。
このようなポリペプチドは、リシンのような遊離アミノ基又はシスティンのよう なスルフヒドリル基を含むアミノ酸上にグラフトされたポリエチレングリコール のような親水性ポリマーを包含し得る。
これらの修飾は特に、本発明のポリペプチドの血漿中半減期を増加し、溶解率を 増加し、該ポリペプチドの免疫原特徴を低下させることができる。
これらの修飾は、例えば米国特許第4179337号に記載されているようなそ れ自体周知の方法により実施され得る。
本発明は更に、ハイブリダイズ(又は結合すなわちハイブリッド形成)されてい ることを特徴とする上記ポリペプチドに係る。
結合はコンピテント免疫ポリペプチド、例えばハイブリッドポリペプチドが投与 される動物に免疫応答を生じることが可能なポリペプチド又はインターフェロン の可溶性受容体に対応しないポリペプチドの部分に対する全抗体に結合すること が可能なポリペプチドを包含し得る。
一般に、前記受容体に対応しないエピトープは、既存抗体、例えばβ−ガラクト シダーゼのような細菌のポリペプチドフラグメントにより認識される抗原を含む 。
免疫結合は、免疫原ポリペプチドをコードするDNAにより形質転換された組換 細胞のin vitro交差連結又は培養により実施され得る。
好適条件下で可溶性受容体に対応するエピトープ及び該受容体に外来性の少なく とも1個のエビトー1を含む直鎖状ポリペプチド鎖を得るように、ポリペプチド 結合により可溶性受容体又は可溶性受容体から誘導されるフラグメントに免疫原 物質を挿入又は結合する。これらのエピトープは、受容体又はそのフラグメント の適合可能なポリペプチド鎖の他の任意の場所に導入され得る。
このようなハイブリッドは、インターフェロンの受容体に対する抗体を生成する ために、薬理的に許容可能なキャリヤーを含む組成物を動物に投与する場合に特 に有用であり得る。これらの抗体は、診断薬として又はインターフェロンの天然 受容体もしくは可溶性受容体の精製用としてそれ自体有用である。
免疫原であり得る他の結合ポリペプチドは、本発明のポリペプチドのC末端領域 に結合しておいた水溶性ポリペプチド以外に、ペンタヒスチジンのようなホモポ リマーを含むハイブリッドを含む、従って、不純な混合物からハイブリッドを吸 着して溶離させることが可能な支持体に固定された亜鉛イオンのようなキレート 化剤を使用することにより、ハイブリッドを容易に単離することができる。その 後、可溶性受容体を例えば酵素切断により回収することができる。
可溶性受容体の分泌を改善するために他のハイブリッドを製造できる。この場合 は、異種シグナルポリペプチドを可溶性受容体のポリペプチドに置換し、合成ハ イブリッドは宿主細胞により認識されると、宿主細胞により使用され、受容体が 分泌される。
シグナルポリペプチドの分泌は、使用される宿主細胞の特徴に基づいて実施され 得、細菌、酵母、劃り植物、哺乳動物又はウィルスの配列を含み得る。
好適条件下で上記ポリペプチドは、特に人体における分解を遅らせ得る構造を有 するポリペプチドに結合される。
特に受容体自体の可溶性部分よりも長い血漿中半減期を有する血漿タンパク質( 一般にこれらの血漿タンパク質では20時間以上)を本発明の可溶性ポリペプチ ドとハイブリダイズすると、可溶性ポリペプチドの作用時間を延長することがで きる。
このような血漿タンパク質は例えば、血清アルブミン、アポリポタンパク質、ト ランスフェリン及び好ましくは特にG型、特にGl型イムノグロブリンを含む。
好ましくは、このようなハイブリッドはこれらのハイブリッドが使用される動物 又は人体において非免疫原性であり、前記血漿タンパク質は固有の通常生物学的 活性により患者に有害に副作用を生じない。
好適使用条件下では、本発明の水溶性ポリペプチドはイムノグロブリン、特にそ の不変部のレベルに結合する。好適イムノグロブリンはG型、特にG1型である 。
イムノグロブリン及びその変異体のいくつかは知られており、多くは組換細胞の 培養により製造されている(Ki15hlerら、PNAS、USA、77、  2197(1980; Morrisonら、Ann、Rev。
Immunol、2. 239(1984))。
インターフェロンα及びβの天然受容体の細胞外部分の活性を有する本発明のポ リペプチドは、そのC末端を介してLjli又はH鎖の不変部のN末端に結合さ れ得る。
従って、可変部を置換することができ、HMの不変部の少なくともCH2及びC H3ヒンジ部は機能的に活性な形態で維持される。
このため、適切なりNA配列を構築し、組換培養細胞中でこの配列を発現させる ことができる。
特にインターフェロンα及びβの可溶性受容体よりも長い血漿中半減期を有する イムノグロブリン及び他のポリペプチドは、同一方法に従って該受容体及びその 変異体に結合され得る。
インターフェロンの受容体の細胞外部分は最初のメチオニンから最大427〜4 36個のアミノ酸を含む(図1)。
一般に、固定領域を含む細胞領域を含む配列はイムノグロブリンの配列に結合さ れる。
厳密な結合部位は重要ではない、上記限度は指標に過ぎず、インターフェロンα 及びβの可溶性受容体の分泌又は固定特徴を最適にするようにインターフェロン の可溶性受容体の他の隣接部位を選択してもよい、最適部位は従来の実験により 決定することができる。
一般に、ハイブリッドが細胞中で発現されることは知られているが、組換宿主細 胞の分泌度には多少の相違がある。
以下の表は、得られたイムノグロブリン−インターフェロンの受容体の種々の融 合を示す。
(a)RCI (b)(Rcl)2 (c)(RCh)2 (d)(RCl )2 (RCh)2 なお、Rは固定部位を含むインターフェロンα及びβの可溶性受容体の細胞外ド メインの一部を表し、Ct及びchはヒトイムノグロブリンのL鎖及びHgの夫 々の不変ドメインを表す、上記構造は単に主要構造を表すものであり、例えばイ ムノグロブリンの接合領域(J)又は他のドメインやジスルフィド架橋は示さな い、このようなドメインが結合活性に必要な場合は、これらのドメインはインタ ーフェロンα及びβの可溶性受容体、インターフェロンα及びβの免疫受容体又 はイムノグロブリン中で天然に占有するような位置に存在しなければならない。
これらの例は、イムノグロブリンvhchが所定の抗原に結合し得る異なるリガ ンド−受容体部位を含む二官能性異種抗体の代表例である。他の類のイムノグロ ブリン(例えばIgM、IgG2,3,4.IgA、IgE、IgD、好ましく はIgG1)のHMを使用することにより、より複雑な構造が得られる。
好適ハイブリッドは、インターフェロンα及びβのリガンドの結合部位を含むイ ンターフェロンα及びβの可溶性受容体のN末端と、イムノグロブリンG1のエ フェクター機能を含む抗体のC末端部分Fcとの融合により得られる。
このような例は追って実験部分で説明する。
このようなハイブリッドは典型的には、C末端を介してKl又はG1鎖の不変部 に結合したインターフェロンα及びβの可溶性部分の最初から436個のアミノ 酸又は最初から427個のアミノ酸を含む0図1に示すインターフェロンα及び βの可溶性受容体をコードするDNAは、PCR反応(Polymerase  Chain Reaction: R,に、5aikiら、5cience 2 39.487−491 (1988)参照)と実施例に説明するような適切な制 限酵素による消化とを組み合わせて使用することにより合成される0図2に示す 配列に基づくことにより、IFN(a/b)受容体のcDNAの5′末端及び所 定の下流部位のcDNA配列に相補的なオリゴヌクレオチドを使用した。
PCR反応の鋳型としては、完全cDNAを含むプラスミド(Uzeら)又はλ バクテリオファージを使用した。
市販のcDNAバンクを使用することもできる。更に、全RNA又は周知方法に 従って製造されたポリA+RNAから直接cDNAフラグメントを合成すること もできる(0゜0haraら、PNAS 86. 5673−77(1989) 、J、Delortら、Nucl、Ac1dRes、 17. 6439−64 48(1989))。
cDNAバンク又はRNAは、Daudi、Namalwaのようなヒト細胞又 はほぼ同一結果を有するヒト牌臓のような器官から得られる。
インターフェロンの受容体はユニークポリペプチドであるように思われる。しか しながら、その配列は多少の対立遺伝子相違を示す。
DNAフラグメントは、イムノグロブリンのLM又はHめに人体で融合を行う場 合、このイムノグロブリンは好ましくはヒトイムノグロブリンである。
イムノグロブリンをコードするDNAは市販されているし、合成することもでき る〈例えばAdamsら、Biochemistry 19. 2711−27 19 (1980); Goughら、Biochemistry19、 27 02−2710 (1980); Dotbyら、PNAS USA 77、  6027−6031(1980); Riceら、PNAS USA 79、  7862−7865 <1982); Falknerら、Nature 29 8. 286−266(1982)及びMorrisonら、Ann、Rev、 Immunol、2. 239−256(1984)参照)。
好ましくは、ハイブリッドをコードするDNAをその発現のために宿主細胞にト ランスフェクトする。
宿主がトランスフェクション前に既にイムノグロブリンのHIEを産生じている 場合には、二官能性異種抗体を産生ずるようにインターフェロンα及びβの可溶 性受容体−り鎖ハイブリッドをトランスフェクトすれば十分である。同様に、宿 主amが既にLMを既に発現している場合には、インターフェロンα及びβの可 溶性受容体−H鎖ハイブリッドをコードするDNAをトランスフェクトし、二官 能性抗体を産生させる。インターフェロンα及びβの固定部位を含む1又は複数 の鎖と可変部を含む1又は複数の鎖とを含む二官能性イムノグロブリンは、イン ターフェロンα及びβと所定の抗原とに対する二重の特異性を有する。該イムノ グロブリンは上記方法又はin vitro方法により製造される。後者の場合 、例えばハイブリッドのF (ab)2フラグメントはそれ自体公知の方法に従 って製造される(例えば米国特許第4444878号参照)。
二官能性抗体を製造するための別の方法は、B細胞又は所望の抗原に対する特異 性を有する抗体を分泌するハイブリドーマを、イムノグロブリンインターフェロ ンα及びβの可溶性受容体のハイブリッドを産生ずる細胞、例えばミエローマと 融合させる。二官能性抗体はこのようなハイブリドーマの培養上清から回収され 得る。
本発明は更に、上記水溶性ポリペプチド又は特にポリペプチドとのそのハイブリ ッドをコードすることを特徴とするDNA配列にも係る。
哺乳動物のインターフェロンα及びβに対して高親和性を有するポリペプチドの 例は例えば、霊長類のインターフェロンα及びβの可溶性受容体、ヒト、マウス 、イヌ、ネコ、ウシ、ウマ及びブタのインターフェロンα及びβの可溶性受容体 である。これらのポリペプチドをコードするこれらのDNA配列は所定数の用途 を有する。より特定的には、これらの配列又は配列の部分又はその合成もしくは 半合成コピーを使用して、ヒト又は動物の他のcDNA又はゲノムバンクをスク リーニングし、インターフェロンα及びβの可溶性受容体に類似する他のDNA 配列をハイブリダイゼーションにより選択することができる。このようなりNA 、そのフラグメント又はその合成もしくは半合成コピーは、インターフェロンα 及びβの可溶性受容体の変異体を表し、突然変異により他の変異体を製造するた めの出発材料として使用され得る。このような突然変異は、突然変異したコドン によりコードされるアミノ酸の配列を変化させなくてもよいし、又は逆にアミノ 酸を変化させてもよい。
2種類の突然変異は本発明に従ってインターフェロンα及びβの可溶性受容体を 製造又は使用するために有利であり得る。これらの突然変異は例えば高レベル製 造、より簡単な精製又はより高い結合活性を実現することができる。
DNA配列の例としては、図2の1〜1343のヌクレオチド配列を挙げること ができる。
インターフェロンα及びβの可溶性天然受容体の変異体をコードするDNAは、 好ましくは着目宿主細胞に対して適合性の哺乳動物、微生物又はウィルスの転写 及び翻訳調節成分の制御下に転写単位で発現させることが可能な形態である。適 切な細胞の形質転換、トランスフェクション又は感染後、このようなベクターは 組換ポリペプチドを発現させることができる。インターフェロンα及びβの天然 可溶性受容体の変異体は、適切なプロモーターの側脚下で哺乳動物、酵母、細菌 細胞又は他の細胞中に発現され得る。
細菌、菌類、酵母又は哺乳動物細胞宿主と併用するためのクローニング及び発現 用ベクターは、Pouwe l sら(Cloning Vectors: A  1aborat。
ry manuel、Elsevier、New York、1985)により 記載されており、関連部分を参考として本文中に引用する8発現用ベクターは必 ずしもそうでなくてもよいが、複製部位と、形質転換細胞中で選択できるような 1又は複数の選択マーカー配列とを備え得る。
上記ポリペプチドをコードするDNAに導入される変異は読み取り枠を変化させ てはならず、発現に有害な二次構造を形成し得る相補配列を生成してはならない 。
受容体の特徴を変えるため、例えば上記のように特徴を改善させるために変異体 を選択することも可能であるが、インターフェロンの天然可溶性受容体の変異ポ リペプチドは天然受容体とほぼ同一の結合活性を有する。
突然変異部位は決定されているが、突然変異自体は決定されていない0例えば、 所与の部位の突然変異の性能を最適化するためには、コドン又は標的領域をラン ダムに突然変異させ、得られた変異ポリペプチドをスクリーニングし、二次活性 の最適な組み合わせを見いだす、DNA中の所与の部位に置換突然変異を導入す るための技術は公知であり、例えばM13系を使用する。ヒト受容体をコードす るDNAは任意の公知方法により得られ、その配列は図2に示す。
一般に、上記ポリペプチドの配列をクローニングするためには原核生物が使用さ れ、例えば大腸菌294 (ATCCNo、31446>が特に有利である。他 の株、特に大腸菌X 1776(ATCCNo、31537)を使用してもよい 。
本発明のポリペプチドは、適切なプロモーターの制御下に細菌、酵母、哺乳動物 細胞又は他の型の細胞中に発現され得、例えば大腸菌のような原核生物系を使用 を使用して本発明の組換タンパク質を発現させることができる。大腸菌は典型的 には大腸菌株から誘導されたプラスミドであるpBR322(ATCC37,0 17)の誘導体を使用することにより形質転換される(Bo l 1varら、 Gene 2. 95(1977))、pBR322はアンピシリン及びテトラ サイクリン耐性の遺伝子を含み、従って、形質転換された細胞を同定するための 簡単な手段を提供する。プラスミドp BH322又は他の細菌プラスミドは更 に、組換DNA構築に一般に使用される発現制御配列を含まなければならないか 、又はこのような配列を含むように修飾されなければならない。
このような制御配列は例えば、ATCCNo、37121として入手可能なラク トース(lac>プロモーター(J、Mo1.Appl、Genet、、 1.  139−147 (1981))、β−ラクタマーゼプロモーター(Chan gら、Nature 275. 615(1978)>−)リプドアyンプロモ ーター(Miozzari J、Bact、 133. 1457−1466( 1978))及びATCCNo、37138として入手可能なtacプロモータ ーのようなハイブリッドプロモーター(H,de Boerら、PNAS US A 80゜21−25 (1983))を含む、他の代表的且つ非限定的な例は 、例えばtrcプロモーターを含むpKK223−3又はλファージのプロモー ターと熱不安定性リプレッサーc1857を含むpPL−λのような市販のベク ター(Pharmacia Fine Chemicals、Uppsala、 スウェーデン)である。
他の機能性プロモーターも使用できる。DNA配列は一般に知られており、従っ て、適切な結合剤又はアダプターを使用することによりインターフェロンα及び βの可溶性受容体の変異体をコードするDNAに結合させることができる。細菌 系のプロモーターは更に、下流の抗原をコードするDNAに作動的に結合した所 謂シャインーダルガルノ(SD)の配列を含む。
本発明は更に、精製されたインターフェロンα及びβの可溶性受容体の変異体を 有効量製造するための発現ベクターに係る。
適切な宿主株を形質転換させ、該宿主株を適切な培養密度まで培養後、選択され たプロモーターを適切な手段(例えば温度上昇又は化学的誘発)により抑制解除 し、微生物を再培養する。微生物を典型的には遠心分離により収集し、物理的又 は化学的手段により溶解させ、抽出物を回収して更に精製する。
例えば増殖、最大曝気及び激しい撹拌の条件を使用することにより10リットル 容発酵器で微生物を発酵させる。
好ましくは消泡剤を使用する。培養物は、Mottら。
PNAS USA 82. 88(1985)により記載されているように再誘 発培地中で30℃で発酵し、温度を42℃に上昇させることにより5〜6の吸光 度A600に対応する培養密度で抑制解除し、温度変化から2〜20時間後、好 ましくは3〜6時間後から収集する。微生物塊をまず最初に濾過又は他の手段に より濃縮し、次に10000Gで4℃で10分間遠心分離し、その後、沈渣を迅 速に凍結する。沈渣の抽出後、1又は複数の濃縮、脱塩又はイオン交換もしくは 排除クロマトグラフィ一段階を実施することにより、細菌培養で産生された組換 タンパク質を単離する。
インターフェロンα及びβの可溶性受容体の変異体の発現に使用される微生物は 、音波処理、機械的破壊又は化学物質の使用による凍結−解凍サイクルを含む適 切な任意の方法により溶解され得る。インターフェロンα及びβの可溶性受容体 は、凝集物を形成する傾向が多少あるので、Tween80又はTriton  X100のような界面活性剤の存在下で抽出及び精製を実施することによりこの 傾向を減少させる。
メチオニンから開始しないDNA配列を有する本発明の水溶性ポリペプチドでは 、開始シグナルは生成物のN末端残基を表す上流の付加的メチオニンアミノ酸に 由来する。
付加的N末端メチオニンを有するこのような生成物を、本発明の組成物及び方法 で直接使用してもよいが、一般にはこのメチオニンは予め除去したほうが望まし い、このようなN末端メチオニンをin vivo又はex vitrOで除去 するための従来方法はこの分野で公知である。
好ましくは市販のS、cerevisiaeのようなSaccharomyce s種を使用することにより、酵母系を使用して本発明のポリペプチドを発現させ ることもできる。
一般に、有用な酵母ベクターは複製起点と、酵母及び大腸菌の形質転換を可能に する選択マーカー、例えば大腸菌のアンピシリン耐性遺伝子及びトリプトファン 中で発酵できない酵母の突然変異株(ATCCNo、44076として入手可能 )の選択マーカーを提供するS、cerevisiaeのtrpl遺伝子と、上 流遺伝子の転写を誘導するために酵母中で過剰発現された遺伝子から得られるプ ロモーターとを含む、酵母宿主に適切なプロモーターの配列は、3−ホスホグリ セリン酸キナーゼ又は他の解糖酵素のプロモーター、酸性ホスファターゼのプロ モーター(例えばPH05>、α型接合因子のプロモーターを含む。誘発され得 る酵母の他のプロモーターは、アルコール−2−デヒドロゲナーゼのようなプロ モーター領域である(Russe 11ら、J、Biol、Chem、258, 2674、1982)。シグナルペプチド、例えば酵母の異種タンパク質の分泌 を可能にするα因子のシグナルペプチドを、プロモーターと上流で発現させるべ き構造遺伝子との間に挿入する(Bitterら、PNAS USA。
82、 5330. 1984)、酵母の形質転換方法は当業者に公知であり、 代表的な方法はHinnenら。
PNAS USA、75. 1929(1978)に記載されており、この方法 によると、0.67%含窒素酵母ベース、0゜5%カザミノ酸、2%グルコース 、10μg/ m +ウラシルを含有する選択培地でtrp十形質転換細胞を選 択する。プロモーターPH05を有するベクターを含む形質転換宿主株をまず栄 養培地で予備培養し、その後、培地中の無機リン酸濃度を減少させることにより 抑制解除する0株は、従来方法を使用することにより培養される。
組換ポリペプチドは、グルコシダーゼで酵素消化後に界面活性剤で処理するか、 又は例えばフレンチプレスなどで機械的力を加えた後、1もしくは複数の濃縮、 脱塩、イオン交換もしくは排除クロマトグラフィ一段階を実施することにより溶 解され得る細胞残渣の抽出により得られる。ポリペプチドがペリプラズムに分泌 される場合には、膜の外層を損傷させて組換ポリペプチドを遊離させる化学的物 質(例えばEDTA)で処理後に回収される。ポリペプチドが培養培地中に分泌 される場合には、直接回収することができる。
適切なプロモーターの制御下で本発明のポリペプチドを発現させるために哺乳動 物細胞も使用できる0本発明で構築されたDNAから誘導されるRNAを使用し て哺乳動物のインターフェロンα及びβの可溶性受容体を産生させるために無細 胞系を使用することもできる。
哺乳動物の宿主細胞における発現を調節するプロモーターは種々のソースから得 られ、例えばウィルスゲノム(例えばポリオーマ、シミアンウィルスSV40、 アデノウィルス、レトロウィルス、B型肝炎のサイトメガロウィルス)、哺乳動 物プロモーター(例えばヒトβグロブリンの遺伝子のDNA5 e Iに対して 感受性の部位を含むプロモーター)又は昆虫ウィルスプロモーター(例えばバキ ュロウィルス系の多面体のプロモーター)から得られる。動物細胞中で発現させ るためには、2−アデノウィルスの後期主要プロモーターから誘導される制御領 域を使用すると好適である。
SV40の初期及び後期領域はウィルスの複製起点を含む制限フラグメントとし てSV40ウィルスから好都合にも単離されている(Fiersら、Natur e 273、 113. 1978)。
ヒトサイトメガロウィルスの初期領域は、Hind IIIE制限フラグメント として単離されている(Greenaway P、J、ら、Gene 18.  3556360、 1982)。2−アデノウィルスの後期プロモーターは、8 〜17のマツプ単位を含むHind III制限フラグメントとして単離されて いる(S、Hu &J、L、Manley、Proc、Natl、Acad、5 ciences (USA) 78. 820−824、 1981)。親種の 細胞起源の真核プロモーターも有用である。
真核生物の発現ベクターにおいて、転写はプロモーター以外にアクチベータを含 む配列を挿入することにより増加する。アクチベータはシス位で作用し且つ約1 0〜300bpを含むDNAエレメントであり、プロモーターの転写開始能力を 増加する。これらのアクチベータの多くは哺乳動物遺伝子で公知である(グロビ ン、エラスターゼ、アルブミン、インシュリン等)。しかしながら、一般には真 核細胞に感染するウイルスアクチベータを使用する。例えば、複製起点の後期側 のSV40のアクチベータ(bplo。
〜270) 、サイトメガロウィルスの前初期プロモーターのアクチベータ、複 製起点の後期側のポリオーマのアクチベータ及びアデノウィルスのアクチベータ を挙げることができる。真核細胞(酵母、菌類、昆虫、植物、動物、ヒト)で使 用される発現用ベクターは更に、スプライシングとmRNAの発現に影響し得る 因子の転写の終結とに必要な配列を含み得る0発現用ベクターは選択遺伝子を含 む。
哺乳動物細胞の選択マーカーの例は、ジヒドロ葉酸レダクターゼ(DHPR)  、チミジンキナーゼ又はネオマイシンである。このような選択マーカーを宿主哺 乳動物細胞にトランスフェクトすると、形質転換された細胞は選択圧下にある限 り生存し続けることができる。一般に、2種の選択方法が使用される。まず一方 では、例えばCHODHFR細胞又はマウスLTK細胞のように所定の成分を補 充した培地に依存して増殖する突然変異系を使用する。これらの細胞はチミジン 又はヒボキサンチンを加えないと発酵することができず、これらの細胞はDHF R又はTKの機能遺伝子がトランスフェクションにより導入されるならば生存す る。従って、DHFR又はTK遺伝子により形質転換されない細胞は非補充培地 中で発酵しない。
他方では突然変異細胞を必要としない優性選択を利用し、例えばトランスフェク ト細胞を毒性物質に対して耐性にするような遺伝子をトランスフェクト及び発現 させる(S。
uthern & Ber、g、J、Mo1ec、Appl、Genet、1.  327(1982); Mulligan & Berg 5cience、 209゜1422(1980); Sugdenら、Mo1.Ce11.Bio l、5,410−413(1985)参照)。
細胞の染色体の所定の領域の増加又は複製は増幅と呼称され、例えばDHFRを 不活化するメトトレキサート(MTX)のような選択物質を使用することにより 誘導され得る。DHFR遺伝子のコピーの増幅又は増加は、より大量のMTXの 存在下におけるDHPRの大量産生の結果として生じる。増幅度は培養培地中の MTX濃度と共に増加する。所望の遺伝子の増幅は、染色体に同時に取り込まれ る所望の遺伝子とDHFRの遺伝子との同時トランスフェクションにより得られ る。所望の遺伝子及びDHFR遺伝子の同時増幅後、所望のタンパク質をコード する遺伝子は所望のタンパク質を更に発現する。
本発明のインターフェロンの可溶性受容体の変異体の発現に好適な宿主細胞は、 サルの胸Ji細胞を含む哺乳動物細胞である(CO3−7,ATCCCRL 1 651及びチャイニーズハムスターCHO−DHFR細胞、Urlaub &  Chasin、PNAS (USA)、77、 4216. 1980)。
哺乳動物細胞の形質転換方法は公知であり、好適方法はリン酸カルシウムでDN Aを沈殿させるGraham F。
& van der Eb(Virology 52゜456−457. 19 73)により記載されている方法である。別の方法は、G、Chuら、Nucl 、Ac1d、Res、15. 1311−1326. 1987により記載され ているようなエレクトロポレーションである。
例えば核への注入やプロトプラストとの融合のような他のトランスフェクション 方法も使用できる。
所望の制御配列及びコーディング配列を含む発現ベクターの構築は、公知方法を 使用することにより実施される(例えばManiatis T、ら、Molec ularCloning、 133−134 Co1d Spring Har bor 1982; Current Protocols in Mo1ec ular Biol。
gy、 Au5ubelら編、1987. GreenePublishing  As5ociates & Wi 1ey−Interscience刊参照 )1プラスミド又は単離されたDNAフラグメントを切断し、所望の形態にスプ ライシングする。
プラスミドの正確な配列は大腸菌HBIOI又は大腸菌に12 294(ATC C31446)中で連結混合物で形質転換後に決定される。アンピシリン耐性形 質転換細胞が選択される。プラスミドは形質転換細胞から単離され、制限酵素又 は公知方法による配列決定により解析される(Messingら、Nucl、A c1d Res、9゜309 (1982)又はMaxamら、Methods  in Enzymology 65. 499(1980)参照)。
一般に、宿主細胞は発現ベクターにより形質転換された後、プロモーターの発現 を誘導し、形質転換細胞を選択するか又は遺伝子を増幅するための物質を含む適 切な培地で培養される。温度、PH等のような培養条件は、発現のために選択さ れた培地で使用される条件であり、当業者の知識の範囲内である。
本発明のポリペプチドは、組換宿主細胞の上清から単離及び精製される。典型的 には、上清を限外r過により濃縮し、イオン交換クロマトグラフィー又はイムノ アフィニティークロマトグラフィーにより精製し、所望のポリペプチドを吸着し て溶離させる。抗原は凝集物を形成する傾向が大きい、従って、Tween 8 0. Triton Xl00又はCHAPSのような界面活性剤を精製中に加 えると有利である。界面活性剤を含有するか又は含有しないアルブミンのような タンパク質により最終産物を安定化させる。
もっとも、発現制御ベクター又は配列及び全宿主細胞が全発現系に等しく機能す る訳でないことは自明である。しかしながら、当業者は本発明の範囲内でこれら のベクター、発現制御配列及び宿主細胞から選択できよう1例えば、選択される ベクターとの適合性、本発明のDNA配列によりコードされる生成物の毒性、分 泌特徴、タンパク質の正確な折り畳み特徴、発酵の必要及び本発明のDNA配列 による発現後の組換産物の精製し易さを考慮するならば、単細胞宿主を選択すべ きである。
これらのパラメータから、当業者は例えばCHO又はC09−7細胞のような動 物細胞の大規模発酵又は培養により本発明のDNA配列を発現するベクター系/ 発現制御系/宿主細胞の種々の組み合わせを選択することができる。
本発明のDNA配列の発現後に産生されるポリペプチドは、動物細胞の発酵又は 培養から単離され得、適切な方法の組み合わせにより精製され得る。当業者は本 発明の範囲から離れることなく最適な単離及び精製方法を選択することができよ う。
従って、本発明は上記ポリペプチドを発現することを特徴とする細胞、及び適切 な栄養培地中で該ポリペプチドを発現することが可能な細胞を培養することを特 徴とする該ポリペプチドの製造方法にも係る。
本発明のポリペプチドは特に免疫変調剤、より特定的には免疫抑制剤として有用 であり、自己免疫疾患及び移植片拒否反応の治療に使用される。
従って本発明は、上記のような水溶性ポリペプチドにより構成されることを特徴 とする医薬にも係る。
本発明は更に、上記のような医薬を有効成分として含有することを特徴とする医 薬組成物にも係る。
精製ポリペプチドは薬理的に許容可能な適切な形態に調合され得る。本発明の成 分は、免疫治療薬として有効な量の本発明のポリペプチドと、薬理的に許容可能 なキャリヤーとを含有する0本発明の成分は、固体、半固体及び液体等の種々の 形態であり得、タブレット、ビル、粉末、注射溶液又は潅流溶液として調製され 得る。好適形態は投与方法及び治療用途に依存する。一般に本発明の医薬組成物 は、医薬上重要な他のポリペプチドに使用される方法及び組成物と同様の方法及 び組成物を使用することにより投与される。従って、ポリペプチドを凍結乾燥形 態で保存し、投与直前に滅菌水で復元し、通常経路、即ち皮下、静脈内、筋肉内 又は病巣内経路により非経口投与することができる。
有効投与量は約1〜5mg/kg体重/日であり得る。当然のことながら、これ 以下の投与量でもよいし、上限の2倍以上であっても毒性作用なしに注射できる 。
本発明の医薬は、例えば紅斑性狼癒、ベーチェット病、骨髄形成不全症、真性糖 尿病、斑状硬化症、リウマトイド関節炎もしくは重度の多発性免疫不全症のよう な疾患におけるようにインターフェロンα及びβの異常産生が病因である患者又 はAIDS患者に投与され得る。更に、本発明の成分はNK細胞の活性化又は組 織適合抗原の発現のような免疫活性を変調できるため、器官移植片拒否反応患者 の治療薬としても投与される。
本発明の組成物はその性質及び作用機序により、グルココルチコイドのような化 学的免疫抑制剤のように全身毒性がなく、従って臨床用として現在使用されてい る医薬、例えば細胞***及び免疫系の全成分のサイトカイン合成を抑制するアド レナルコルチコステロイドもしくはシクロスポリンのような免疫抑制物質又はそ の誘導体や、免疫系の活性化を選択的に抑制し、票著な改善を示すが、多数の非 免疫毒性作用を有する環状ウンデカペプチド(N、Engl。
J、Med、、321:25. 1725−1738゜1989参照)等の医薬 に比較して著しい改善を示す。
本発明の成分は更に、インターフェロンα及びβと異なるアゴニスト又はアンタ ゴニストをM2Rするためにも使用され得る。
精製形態の本発明の成分は、インターフェロンα及びβの可溶性受容体の固定部 位の三次構造、免疫抑制剤として治療上有用なアンタゴニスト又は抗ウィルス及 び抗腫瘍剤として有用なアゴニストの合成用モデルとして使用される構造を推定 するように分子設計するための予備条件を決定するのにも有効である。
従って本発明は、診断剤として及び抗インターフェロンα又はβ抗体の製造にお ける上記のようなポリペプチドの適用にも係る。
以下の実施例は、本発明を非限定的に説明する。
叉JL[ ンターフェロンα の口 に− の ゛ ためのべ 2」シ=!ロー第 欠)」仁l之」2 ン −フェロン t・めのブース≧ドの箔 PCR反応を使用することにより、完全cDNAを含み且つ天然インターフェロ ンα及びβの受容体をコードするDNAフラグメントを合成した6図2に示すイ ンターフェロンα及びβの受容体のcDNAの完全長を含む^ZAPバクテリオ ファージを鋳型及び反応のためのプライマーの特異的オリゴヌクレオチドとして 使用した。特に、cDNAの5°末端の逆方商値に相補的であり、配列:オリゴ O: 5’−CCGGCTGCACCGATCTGCGGCGGCTCCCAG −3’を有するオリゴヌクレオチドと、cDNAの3゛末端の順方向値に相補的 であり、配列: オリゴ1: 3’−C^^^^^にTCGTCCTC^^TCTGACCATG (:CC−5゜を有するオリゴヌクレオチドとから構成される1対の合成オリゴ ヌクレオチドと共にバクテリオファージλZAPをインキュベートした。
オリゴヌクレオチドは、PCR反応の終了後に得られる二重HDNAフラグメン トが5′末端にPstIび3′末端にKpnI制限酵素切断部位を含むように構 築した。
PCR反応はPCR[衝液中で100μlの反応容量で行い、各々1mMのプラ イマー、1100pのλZAPバクテリオファージ及び1単位のTaqポリメラ ーゼを含有するようにした0反応条件は、1サイクルが95℃で1分間(変性) 、37〜40℃で3分間(ハイブリダイゼーション)、次いで72℃で4分間( 重合)のインキュベーションを含む25サイクルとした。最後のサイクル後、反 応を72℃で10分間続け、サンプルを4℃で保存した0反応産物をクロロホル ムで抽出し、エタノール沈殿後、該産物をKpnl及びPstrで順次消化した 。低融点アガロースによる電気泳動後、1.7kbフラグメント(フラグメント 1)を回収し、発現ベクターpsVAdpA1に連結した。
psVAdpAlは次のように構築した。
配列SV40はプラスミドpSV2DHFRから得た(Subramiら、Mo 1ec、Ce11.Biol。
1、 854−864(1981))、該配列は複製起点、アクチベータ、初期 及び後期プロモーター(Pv[−Hlndll[フラグメント)、スプライシン グ部位(ドナー及びアクセプター)により囲まれたt抗原のイントロン、及び初 期領域(BglI[EcoRIフラグメント)のポリアデニル化部位を含む。
2−アデノの後期主要プロモーターの領域はプラスミドpAdD26SvpAか ら得た(EcoRI−Pst I7ラグメント)(Kaufman & Shi mke、P。
A、、J、Mo1.Biol、 159. 601−621 (1982))、 該領域はプロモーター、3分節系リーダー(Zainら、Cel 1. 16.  851゜1979)並びに2−アデノのドナースプライシング部位及びイムノ グロブリンの可変部のアクセプタースプライシング部位から構成されるハイブリ ッドスズライジング部位を含む。
多重クローニング部位はプラスミドpUc18に見いだされるものと同様である 。該部位はPstI、5ali。
Accl、Hincll、Xbal、BamHi。
Xma■、Sma)、Kpnl、5acj、BanI[、EcoRIの切断部位 を含む。
プラスミドは大腸菌の複製起点及びアンピシリン耐性遺伝子を含み、プラスミド pMLから誘導した(Lusky& Botchan、Nature 293.  79−81. 1981)。
psVAdlをKpnI及びPstIで順次消化した後、ホスファターゼで処理 し、プラスミドの主要部分を含むフラグメント(フラグメント2)を低融点アガ ロースによる電気泳動により単離した。フラグメント2をフラグメント1に連結 し、固定混合物をコンピテント大腸菌HB101細胞にトランスフェクトした。
培養培地中にアンピシリンを含むベトリ皿に形質転換した培養物を注ぎ、アンピ シリン耐性コロニーを選択した。これらの形質転換細胞からプラスミドDNAを 調製し、制限酵素により正確なインサートの存在を分析し、配列決定により5′ 及び3′末端のインサートの接合部を分析し、配列が正しいことを確認した。
プラスミドpsVAdlFRpAを使用して哺乳動物細胞中で天然細胞受容体を 発現させた。
るためのプラスミドの PCR反応を使用することにより、種々のカルボキシル末端を有する受容体の種 々の欠失を含み且つ受容体の分泌形をコードするDNAフラグメントを合成した 。具体的には、受容体の完全cDNAを含むλZAPバクテリオファージを、5 ゛末端の逆方向値に相補的であり且つ配列=5′末端オリゴ:5°−CCGGC TGCAGGGATCTGCGGCGGCTCCCAG−3゜を有するオリゴヌ クレオチドと、cDNAの種々の位置の順方商値に相補的であり且つ配列: 3′末端オリゴ1: 3’−にCTCCTTTATにGACATTTACTCC ATにGCC−5’3゛末端オリゴ2: 3’−TCACTII:C(:ACA TACACTCACTCCATGにCC−5゜3′末端オリゴ3:3″−GTC AにACCTTTにTにCGに^^CTCCATGGCC−5゜3′末端オリゴ 4:3′−GTCACACAC^^^GCAGTTTACTCCATににCC− 5゜3′末端オリゴ5: 3’−CTCTにATGAATAACAにATACT CCATGにCC−5’を有するオリゴヌクレオチドの1種とを含む種々の固定 用合成オリゴヌクレオチド対と共にインキュベートした。
オリゴヌクレオチドは、PCR反応の終了後に得られる二重gDNAフラグメン トが5′末端Pstl及び3′末端Kpn■制限酵素の切断部位を含むように構 築した。
PCR反応はPCR*衝液中で100μlの反応容量で実施し、各々1μMの1 ライマー、toopgのλZAPバクテリオファージ及び1単位のTaqポリメ ラーゼを使用した0反応条件は、1サイクルが95℃で1分間(変性)、37〜 40℃で3分間(ハイブリダイゼーション)、次いで72℃で4分間(重合)の インキュベーシミンを含む25サイクルとした。最後のサイクル後、反応を72 ℃で10分間続け、サンプルを4℃で保存した0反応産物をクロロホルムで抽出 し、エタノール沈殿後、該産物をKpn■及びPst Iで順次消化させた。低 融点アガロース上で電気泳動後に所望のフラグメントを回収した0回収したフラ グメントの長さはほぼ、反応1(5′末端オリゴ+3′末端オリゴ1)が1.3 kb (フラグメント3)、反応2(5°末端オリゴ+3゛末端オリゴ2)が1 .3kb (フラグメント4)、反応3(5°末端オリゴ*3′末端オリゴ3) が1.1kb(フラグメント5)、反応4(5′末端オリゴ+3°末端オリゴ4 )が0.9kb(フラグメント6)、反応5(5′末端オリゴ+3′末端オリゴ 5)が0.6kb (フラグメント7)であった。
DNAフラグメント3〜7を各々別々に発現ベクターpSVAdpAIG、l結 した。
プラスミドpsVAdlを順次Kpni及びPstlで消化させ、その後、ホス ファターゼで処理し、プラスミドの主要部分を含むフラグメント(フラグメント 2)を低融点アガロース上で電気泳動により単離した0次に、フラグメント2を 別々に各々フラグメント3〜7に連結し、固定混合物をコンピテント大腸菌細胞 HB 101にトランスフェクトした。アンピシリンを含有する増殖培地を収容 するベトリ皿に形質転換した培養物を注ぎ、耐性コロニーを選択した。これらの 形質転換細胞からプラスミドDNAを調製し、制限酵素により正確なインサート の存在を分析し、配列決定により5”及び3°末端のインサートの接合部を解析 し、配列が正しいことを確認した。
プラスミドをpSVAds IFlpA、 pSVAds IFR2pA、pS VAds IFR3pA、pSVAds IFR4p4.pSVAdsIFR5 pAと命名した。これらのプラスミドを使用して可溶性受容体及び可溶性受容体 のフラグメントを哺乳動物細胞中で発現させた。
K1透l CH○ にお番る 試験した可溶性受容体が一時的に発現されたら、可溶性受容体を連続的に発現す る安定細胞系を樹立した。このために、細胞宿主としてジヒドロ葉酸レダクター ゼ欠失系であるCHO系DUK−X (F、Kaoら、PNAS USA、64 . 1284−91. 1969; Chasin L、、& Urlaub  G、、Proc。
Natl、Acad、Sci、77、 4216−80゜1980)を使用した 。この系を使用することにより、インターフェロンα及びβの可溶性受容体の構 築物の各々を、マウスのDHFR遺伝子を含むpSV2DHFRと共に同時トラ ンスフェクトした(Subramiら、M。
1ec、Ce11.Biol、 1. 854−864゜1981)、この同時 トランスフェクションを行う前に、全プラスミドを制限酵素で切断することによ り直鎖化し、トランスフェクションに先立って、プラスミドIFRに対する5V 2DHFRのモル比が1:10となるように、各1ラスミドを別々に1ラスミド pSV2DHFRと混合した。こうしてトランスフェクタント細泡によりIFH の遺伝子のコピー数を最大にした。プラスミドを細胞中で連結し、組換により細 胞宿主の染色体に組み込まれ得るポリマーを形成した(Haynes & We issmann。
Nucl、Ac1ds、Res、 11. 687−706. 1983; 5 cahill S、J、ら、 Proc、Natl、Acad、Sci、USA 、 80゜4654−58. 1983)、ヌクレオチドを含まない培養培地で あるα培地中でマウスDHFRを発現するトランスフェクトントを選択した0次 に、高レベルのDHFRを発現する細免を選択するために、メトトレキセート( MTX)(DHFRに結合する葉酸の毒性類似体)を加えた。
MTX耐性はDHFRの高発現レベルに起因し、多くの場合、「増幅単位」と呼 称される長い染色体セグメントを含み得るDHFRの遺伝子の増幅の結果である (Kaufman & 5harp、Mo1ec、Ce11.Bi。
1.1. 1069−1076.1981)、従って、DHFRの配列とインタ ーフェロンα及びβの可溶性受容体との同時組み込みにより、インターフェロン α及びβの可溶性受容体の遺伝子を増幅することができる。
10%ウシ胎児血清を補充した選択的増殖培地(DMEM/HAM F12 1 :1(Gibco))でクローニングすることにより、安定的にトランスフェク トされた細胞系を単離した0次に、クローンをスクリーニングし、3SS−シス ティンでin vivo標識後にならし培地の免疫沈降によりインターフェロン α及びβの可溶性受容体の大部分を発現するクローンを選択した。特に、pSV AdI FRpA、PSVAds I FRI pA、pSVAds IFR2 pA、pSVAds IFR3pA、pSVAdpA又はpSV2DHFRによ り同時トランスフェクトした約107個のCHO細胞を4mlのRPMJシス培 地(Gibco)中100mCt/mlの35S−システィン(Amersha m)と共に5時間37℃でインキュベートした。
このような細胞の標識後、濾過したならし培地1mlを0゜5mMのフッ化フェ ニルメチルスルホニルで調節し、上述のように免疫沈降させた。沈殿を7.5% PAGEゲル上で還元条件下で電気泳動により分画した(U、に、Laemml  t、Nature、227. 680−85゜1980)。
K急■ユ ン −フエロンα のロ の 構築物pSVAdsIFR3pAの組換インターフェロンα及びβの可溶性受容 体を発現するCHOIII胞のクローンを選択し、4本の回転瓶(Becton  & Dicki n5on)中で1%FC8、Ig/lグルコース、ストレプ トマイシンやペニシリンのような抗生物質(Loomg/m 1 )及び0.5 mM MTXを補充したDMEM/HAM F12 (1: 1)培地で8日間 培養した。上清を回収し、0.2μmのマキシカプセル(Gelman 5c1 ences)で濾過し、アニオン交換カラムFPLCmono Q(Pharm acia)で分泌タンパク質を濃縮した。100mM Hepes pH7,1 0%グリセロール、1mMフッ化フェニルメチルスルホニル(PMSF)、40 0阻害単位のカリクレイン/mlアプロチニンを含む緩衝液でカラムを濯ぎ、N aC1の不連続勾配(0,2〜1.0M)で溶離させた。可溶性受容体はインタ ーフェロンを固定することが可能であり、従って、ヨウ素125で標識したイン ターフェロンの固定を使用して受容体の精製を行うことができる。
受容体を含有する材料をカラムmono Qで溶離させ、透析し、Mtcro− Prodicon型の装置で濃縮した。10000ダルトン以上の分子量のタン パク質を保持する膜を使用した。0.1%SDSを使用して3mmのポリアクリ ルアミドの7.5%ゲルに濃縮材料を堆積した。
同時に、サンプル(約10μg)を同一ゲル上に隣接して堆積した。を気泳動後 、ゲルのこの部分をニフッ化ポリビジニル膜(Millipore)に電気的に 転移させ、ヨウ素125で標識した組換ヒトインターフェロンα8とハイブリダ イズさせた。このように、可溶性受容体の位置を電気泳動後に同定することがで きる0次に可溶性受容体を含むゲルの部分を切断し、電気溶離によりタンパク質 を回収し、分子限外−過により濃縮し、透析してSDSを除去°した。
K五■A ヒト ムノ ロブ1ンにの1 ヒ ム ロブ1ン の1 に ム t・ ン −  エロンα ロ゛ 六 の ためのブース々゛の に1ム曵皇遣 イムノグロブリンにの不変部に融合した細胞外領域の種々の長さを有するインタ ーフェロンα及びβの可溶性受容体を発現させるための1ラスミドを構築した。
これらのプラスミトヲ以下ノ文中ではpSVAds IFRIK、pSVAds lFR2K及びpSVAds I FR3にと呼称する。
プラスミドpsVAdsIFRIKは、メチオニンの開始コドンから、リシン4 36のコドンの後でヒトイムノグロブリンにのスレオニン109のコドンから開 始するイムノグロブリンにの不変部の配列の直前に位置する融合点までのN末端 部分を含む(Kabatら; He1ter。
P、A、ら、Ce1l 22. 197−207. 1980)。
同様にプラスミドpSVAdsIFR2にはメチオニンの開始コドンから、グル タミン427のコドンの後でヒトイムノグロブリンにのスレオニン109のコド ンから開始するイムノグロブリンにの不変部の配列の直前に位置する融合点まで のN末端部分を含む(Kabatら; Hieter、P、A、ら、Ce1l  22. 197−207、 1980)。
これらのプラスミドは次のように構築した。
イムノグロブリンにのDNAフラグメントは、ヒト膵臓のcDNAバンクから合 成した(C1ontech Laboratories、 Inc、)、所望の cDNAを合成するために、公知DNA配列(Hieter、P、A。
ら、Ce 11 22. 197−207. 1980)に基づいて所定の領域 に相補的な配列を有するオリゴヌクレオチドをPCB反応のプライマーとして使 用した。5′末端のオリゴヌクレオチドは配列:5′−^CT(:TGにCTG CACCATCTGTCTTC^−3°を有しており、3°末端のオリゴヌクレ オチドは配列: 3’−CCCTCTCAC^^TCTCCCTCCATGにC CAG−5°を有していた。
鋳型として1μgのプラスミドを使用し1反応後、混合物を4種のヌクレオシド 三リン酸の存在下でクレノーポリメラーゼで処理して2つの鎖の末端を修復した 以外は、実施例1に記載したようにPCR反応を実施した。DNAを制限酵素K pnIで消化し、低融点アガロース上で電気泳動により所望のフラグメントを単 離した。
インターフェロンα及びβの可溶性受容体のフラグメントをコードするDNAフ ラグメントを同様に合成した。5°末端のオリゴヌクレオチドは実施例1に記載 したと同一、即ち5”−CCGGC丁CCAGGにATCTGCCにCにGCT CCCAG〜3“であり、3′末端のオリゴヌクレオチドは、3’ −CTCT TTTGTTTTCGTCCTTT^TGGAGATTT−5’ (オリゴ1) 、3°−TCGTCAC^^^^^TCACACCGACATAC^CTC−5 ’ (オリゴ2)、3’ −CCAC(、At;GTTTT(:TCAGACC TTTGTGCGG^−5′(オリゴ3)であった。
最後の反応サイクル後に反応産物をクレノーポリメラーゼで処理し、2つの鎖の 端部を修復し、その後、制限酵素Pstlで処理してフラグメントIFRI、I FR2及びI FR3を得た以外は、実施例1に記載したようにPCR反応を行 った。
発現ベクターpsVAdA1を順次Kpnl及びPstI、次いでホスファター ゼで消化し、プラスミドの最大部分を含むフラグメントPを低融点アガロース上 で電気泳動により単離した。
3成分を含む反応でフラグメントPをイムノグロブリンのフラグメント及びs  I FRIのフラグメントに連結した。
同様に、フラグメントPをイムノグロブリンのフラグメント及びs I FR2 のフラグメントに連結し、最後にフラグメントPをイムノグロブリンのフラグメ ント及び5IFR3のフラグメントに連結した。
連結混合物をコンピテント大腸菌HBIOIで各々別々に形質転換させ、培養培 地中にアンピシリンを含むベトリ皿に形質転換した培養物を注ぎ、アンピシリン 耐性コロニーを選択した。プラスミドを形質転換細胞から単離し、制限酵素によ り分析してインサートを決定するか、又は配列決定によりインサートの接合部の DNA配列を確認した。
これらのプラスミドを使用してインターフェロンα及びβの可溶性受容体の融合 物を発現させた。
比1段員遣 イムノグロブリンg1の不変部に融合した細胞外領域の種々の長さを有するイン ターフェロンα及びβの可溶性受容体を発現させるためのプラスミドを構築した 。これらのプラスミドを以下の文中ではp S V A d s I F R1 g 1 。
psVAdsIFR2gl及びpsVAdsIFR3glと呼称する。
プラスミドpsVAdsIFR1glはメチオニンの開始コドンから、リシン4 36のコドンの後でヒトイムノグロブリンg1のアラニン113のコドンから開 始するイムノグロブリンg1の不変部の配列の直前に位置する融合点までのN末 端部分を含む(Kabatら、Ellis。
nJ、W、ら、Nucl、Ac1d Res、10゜4071−4079. 1 982)。
同様にプラスミドpSVAds IFR2glは、メチオニンの開始コドンから 、グルタミン[427のコドンの後でヒトイムノグロブリンg1のアラニン11 3のコドンから開始するイムノグロブリンg1の不変部の配列の直前に位置する 融合点までのN末端部分を含む(Kabatら。
Ellison J、W、ら、Nucl、Ac1dRes、10. 4071− 4079. 1982)。
プラスミドpsVAdsIFR3glは、メチオニンの開始コドンから、プロリ ン360のコドンの後でヒトイムノグロブリンg1のアラニン113のコドンか ら開始するイムノグロブリンg1の不変部の配列の直前に位置する融合点までの N末端部分を含む(Kabatら、Ellison J、W、ら、Nucl、A c1d Res、10、 4071−4079. 1982)。
これらのプラスミドは次のように構築した。
イムノグロブリンG1をコードする配列はヒト牌臓のCDNAバンクから合成し た(C1ontech Lab。
ratories、Inc、)、所望のcDNAを合成するために、公知のDN A配列(Ellisonら、 Nucl、Ac1d Res、10. 4071 −4079、 1982>に基づいて所定の領域に相補的な配列を有するオリゴ ヌクレオチドをPCR反応の固定剤として使用した。5′末端のオリゴヌクレオ チドは配列=5°−GCCTCCACC^^GGGCCCATCにGTCTTC CCC−3’を有しており、3′末端のオリゴヌクレオチドは配列: 3’ − GACACACGCCCATTTACTCACC^TCGCCAG−5°を有し ていた。
PCR反応は次のように行った。
フラグメント5IFR1,5IFR2s及びI FR3は上記フラグメントと同 一であり、発現ベクターはL鎖融合 ゛に関して上述したと同様に構築した。
え族1 sIFRを大腸菌で発現させるために発現ベクターpHR148を使用した。p HR148はRinkら、Nucl、Ac1d、Res、12. 6369−6 387゜1984に記載されている。プラスミドHR148を順次制限酵素Nc o■、次いで2本鎖の末端を修復するために4種のヌクレオシド三リン酸の存在 下でクレノーポリメラーゼで消化し、次いでKpnlで消化した。ホスファター ゼで処理後、プラスミドの最大部分を含むDNAフラグメント(フラグメント1 )を低融点アガロース上で電気泳動により単離した。鋳型として完全cDNAを 含むプラスミド(Uz!ら、Ce11.)を使用し、プライマーとして1対のオ リゴヌクレオチドを使用することにより、成熟した可溶性インターフェロンα及 びβの受容体をコードするDNAフラグメント、即ちシグナルペプチドをもたな いフラグメントを合成した。(インターフェロンのN末端領域から誘導される) 5末端のオリゴヌクレオチドは配列: 5’ −GGTにG^^^^^^TCT ^^^^TCTCCTC^^^^^に−3’ (オリゴ1)を有しており、(イ ンターフェロンのトランスメンブラン領域の直前の領域から誘導される)3′末 端のオリゴヌクレオチドは配列: 3’ −TCACTGC(:ACATACA CTCATCCCATGGCC−5’ (オリゴ2)を有していた。
PCR融合後に合成されたフラグメントが3°末端にKpnI制限酵素部位を含 み且つ5゛末端に「平滑」端を含むようにオリゴヌクレオチドを選択した。
PCR反応は、反応後、産物をクレノーポリメラーゼで処理して2本鎖の末端を 修復し、その後、酵素Kpnlで処理した以外は、実施例1に記載したように実 施した。低融点アガロースで電気泳動により1.3kbのフラグメントを単離し 、フラグメント1に連結した。
^^^ATCTCCTC^^^^^G−3゛に置き換えた以外は同様に第2のD NAフラグメントを合成した。
連結産物を大腸菌HBIOIで形質転換させ、培養培地中にアンピシリンを含む ペトリ皿に、形質転換した培養物を注いだ、アンピシリン耐性コロニーを選択し 、プラスミドを形質転換細胞から単離し、制限酵素消化及び配列決定により解析 し、インサートの融合点の配列を確認した。
これらの2種のプラスミドptrpIFR1及びptr”plFR2を使用して 大腸菌中で可溶性受容体を発現させた1組換タンパク質を発現させるために、形 質転換細胞をM9培地(Rinkら、Nucl、Ac1d Res。
12、 6369−6387. 1984>中の20〜50m1の培養培地に入 れ、1.0の吸光度(A650)を得た0次に細胞を遠心分離、洗浄し、インタ ーフェロンの可溶性受容体を砕いた精製細胞から抽出した。インターフェロンα 及びβの可溶性受容体は後述するようにウェスタンプロット又はドツトプロット により定量した。
え1■亙 ヒ ン −フェロンαの目゛ 六 の ゛可溶性受容体の定量方法は、受容体が ヒトインターフエロンαを特異的に固定する能力に基づいて行った。
LL免簸孟1 ヒトインターフェロンα及びβの可溶性受容体の定量は、”’I −I FNが インターフェロンα2の末端アミノ部分に対するモノクローナル抗体に固定する のを阻止するように、可溶性受容体とヨウ素125で標識したヒトインターフェ ロンα8との複合体を形成することにより実施した(H、Arnheiterら 、Proc、Nat 1.Acad。
Sci、 (USA) 80:2539[1983])。
分子の末端アミノ部分は、インターフェロンをその受容体固定した後では抗体に アクセスすることができない(H。
Arnheiterら、 [1983])、遊離12うI−IFNを抗IFN抗 体に結合し、次いで、プロティンA−3epharose (Pharmaci a)を添加することにより沈降させた。抗IFN抗体を製造業者の指示に従って プロティンAに結合した。
定量すべき可溶性受容体をpH8,3の硼酸緩衝液(0゜IM H2PO4,0 ,025M Na 2B<()、、 o。
075M NaC1,0,1% NP40)50μlで希釈した連続希釈液を、 fmo1当たり81Bqの比活性を有するヨウ素125で標識した一定量(75 pmo l )のインターフェロンα2のと混合しくK、E、Mogensen 及びG、Uze、Methods in Enzymol、119C:267  [1986])、4℃で1時間インキュベートした。一定量のプロティンA−抗 ■FNを50μm容量に取り、pH8,3のホウ酸緩衝液50μl (0,2M  H3BO,,0,05M Na2B、O,。
0.15M NaC1,0,1% NP40)を加えた。
混合物を1時間4℃で撹拌した後、エッペノドルフ型のマイクロ遠心機で100 00xで1分間遠心分離し、上滑を除去した0次に沈殿をホウ酸緩衝液pH8, 3(0,1MHコBOi、0. 025M Na2B40t、LM NaC1, 0,5%、NP40)で6回、pH8の40mM HEPF、S及び2%グリセ ロールで2回、次いでpH8の40mM HEPES及びIM尿素1回、最後に pH8の40mM HEPESで2回洗った。沈殿中の免疫複合体の放射活性を 計数することにより、インターフェロン−抗インターフェロン複合体の形成阻害 曲線を参考にして、こうして試験したサンプルのインターフェロンα及びβの可 溶性受容体の量を決定することができる。
b 、インターフェロンα の の に ヒトイン −フェロンα び のa のヨウ素125(放射比活性25Bq /fmol)で標識した可変濃度(0,50,100,125,500,100 0及び2000UI/ml)の組換ヒトインターフェロンα8と共に、インター フェロンα及びβの可溶性受容体の連続希釈液を4℃で30分間インキュベート した0次にDaudiヒトリンパ球を”’I−IFN可溶性受容体の種々の混合 物に最終濃度107細胞/ m 1まで加え、4℃で2時間インキュベートした 1次に細胞を遠心分離(800gで10分間)し、上清を除去した。0.5%の ウシ胎児血清を含有するRPMI 1640培地(FIOWLaborabor ies)で細胞を3回洗い、LKB 1270型のγカウンターで計数すること により、細胞に結合した放射活性を決定した。
インターフェロンとその細胞受容体との特異的固定の阻害曲線からインターフェ ロンα及びβの可溶性受容体の量を決定した(特異的固定は、+2’I−IFN 単独の固定曲線と、100倍の非原識インターフェロンの存在下の固定曲線の差 である)。
C「ウェス ンプロット こ ヒト ン −フェロンα の目 の 30000ダルトン以上の分子量のタンパク質を保持するAm1con Cen tricon 30型の膜を使用することにより、インターフェロンαの受容体 の存在について定量すべきサンプルを濃縮した1次に、緩衝液(60mM Tr fs−HCI pH6,8,1,25% SDS、1mM PMSF及び400 阻害単位カリクレイン/mlアプロチニン)中にサンプルを取り、0.1%SD Sを添加した7、5%ポリアクリルアミドゲル上に堆積した。標準条件で電気泳 動後、39mMグリシン、48mM Tris−塩基 pH8,3及び18%メ タノールを含有するMll液中”C200mA″c1 #fm ’半乾燥」型ノ ミ気転移装置(Nova Blot、LKB)でニフッ化ポリビニジル膜(Mi  111pore)にサンプルを移した。転移後、膜を20mM Tris−塩 基、0.2%Tween20. pH7,8及び10%脱脂乳(Ragilaf t、フランス)を含むMill液で4時間、25℃で撹拌下に処理した0次に同 一緩衝液中で25℃で撹拌下に2時間、農を10−”M (比活性50BP/f mol)の125I−インターフェロンα8とハイブリダイズした0次に農を同 一緩衝液のアリコートで5回洗い、風乾し、X線感光フィルムに暴露した。
従来記載されているクロラミンT法(K、E、Mogensen及びG、Uz4 . Methods in Enzymol、119C:267 [1986コ )の変法により、組換ヒトインターフェロンα8(αB)をヨウ素125で標識 した。これは25Bq/fmol又は5Bq/インタ一フエロン国際単位の比放 射活性に対応する。
d 「ド・・ プロ・・ト こ ヒト ン −フェロンαロ μ の 50μlのM@液(39mMグリシン、48mM Tris−塩基pH8,3) 中で定量すべき可溶性受容体の調製物の連続希釈液を調製し、ニフッ化ポリビニ ジル膜(Mi 111pore)を充填したBio−Blot型の装置(Bio rad)の皿に堆積した。
次に膜を、20mM Tris−塩基、0.2% Tween20mM、pH7 ,8及び10%脱脂乳(Regilait、フランス)の緩衝液で25℃で撹拌 下に4時間処理した1次に膜を同一緩衝液中で撹拌下に25℃で2時間10−” M (比活性25Bq/fmoりの12si ip’N αBとハイブリダイズ した0次に、膜を撹拌下に同一緩衝液のアリコートで5回洗い、X線感光フィル ムに暴露した。較正曲線を参照しながらオートラジオグラフィーを解析すると、 膜に結合した”J−IFNの量を決定し、従って試験したサンプル中の可溶性受 容体の濃度を推定することができる。
組換ヒトインターフェロンα8(αB)をクロラミンT法(K、E、Mogen sen及びG、Uz6. Methods in Enzomol、 119C :267[1986])の変形によりヨウ素125で標識した。これは25Bq /fmol又は6Bq/インタ一フエロン国際単位の比放射活性に対応する。
K1■ユ 11旦盈1 実施例3の生成物100mg、注射可能な調製物の斌形剤2mlを含有する注射 用組成物を調製した。
Fig、1A CrGCAGGGATCTGCGGCGGCTCCCAGGin工le Gly  Pro Pro Glu Val His Lau Glu Ala Glu  Asp LysATa TGG acr TTG GAT GGT TEA  xccγπACA TAT AGCTTA CTTMET Trp Alaしm u Asp GIY Leu Sar Phe Thr Tyr Sarし鬼− uFig、1B Val Gin 入Sn Gln ASn Qr Val Lau Lyg T rP At−p T’yr Thr TyrLys Arg Asn Pro  Gly Asn His Lau Tyr Lys Trp L7B Gln工 1aCCr GACTGT GAA AAT GTCAAA ACT ACCG AG TGT GTCTTT CCTPro Asp Cys Glu Asn  Val Lys Thr Thr Gin Cys Val Phe Pr。
Fig、2A CTGCAGGGATCrGCGGCGGCTCCCAGATG ATG GT CGTCCTCCTG GGCGCG ACG ACCCTA GTG CTC GTCKET KET Val Val Leu Lau GIY Ala T hr Thr L4u Val Lau ValGCCGTG GGCCCA  TGG GTG ?’rG TCCGCA GCCGCA GGT GGA A AAAla Val Gly Pro Trp Val Lau Ser Al a Ala Ala Gly Gly LysGACAACT’I’r ATC CTG AGG TGG AACAGG AGCGAT GAG TCT GT CASP Asn Phe 工1e Leu Arg Trp Asn Arg  Sar Asp Glu Ser ValGGG AAT GTG ACT  TTT TCA TTCGAT TAT CAA AAA ACT GGG A TGGly Asn Val Thr Pha Ser Phe Asp Ty r Gin Lys Thr Gly METGAT AAT TGG ATA  AAA TrG TCT GGG TGT CAG AAT ATT ACT  AGTAsp Asn Trp 工le Lys Lau Sar Gly  Cys Gin Asn 工1e Thr 5erACCAAA TGCAAC TTT TCT TCA CrCMG CTG AAT GTT TAT GM Thr Lys Cys Asn Phe Ser Sar Lau Lys  Leu Asn Val Tyr GluGAA ATr AAA TTG C GT ATA AGA GCA GAA AAA GAA AACACT TC rGlu工1e Lys Lau Arg工1e Arg Ala Glu L ys Glu Asn Thr 5erTCA TGG TAT GAG GT T GACTCA TrT ACA CCA TTT CGCAAA GCTS ar Trp Tyr Glu Val Asp Sar PheThr Pr o Phe Arg Lys AlaCAG ATT GGT CCT CCA  GM GTA CAT TTA GM GCT GAA GAT AAGGi n工le Gly Pro Pro Glu Val His Leu Glu  Ala Glu Asp LysGCA ATA GTG ATA CACA TCTCT CCT GGA ACA AAA GAT AGT GTTAla  工1e Val 工:Le His 工le Ser Pro Gly Th r Lys Asp Ser Val工le Trp Lys Asn Ser  Ser Gly Val Glu Glu Arg 工1e Glu Asn ATT TAT TCCAGA CAT AAA A’I’r TAT AM  CrCTCA CCA GAG ACT工la Tyr Sar Arg Hi s Lys 工le Tyr Lys Leu Ser Pro Glu Th rACT TAT TGT CTA AAA GTr AAA GCA GCA  CTA CTT ACG TCA TGGThr Tyr Cys Leu  Lys Val Lys Ala Ala Lau Lau Thr Ser  TrpFig、 2 B Fig、2C Cys 工le Asn Tyr Val Phe Phe Pro ser  Leu Lys Pro Sar 5erAGT ATA GAT GAG T AT TTCTCr GM CAG CCA TrG MG 入AT CTTS er工1e Asp Glu Tyr Phe Sar Glu Gin Pr o Leu Lys Asn LauCTG CTT TCA ACT TCT  GAG GAA CAA ATCGAA AAA TGT TTCATALe u Lau Sar Thr Sar Glu Glu Gin工la Glu  Lys Cys Pha 工1eATT GAA AAT ATA AGCA CA ATT GCT ACA GTA GAA GAA ACT AATll e Glu Asn 工la Sar Thr 工la Ala Thr Va n Glu Glu Thr AsnGin Asp Ser Gly Asn  Tyr Ser Asn Glu Asp ′Glu Ser Glu 5e rCCAGAAATGAACTGTGTCAAGTATAAGGTTTTTCA GCAGGAGTTACACTGGTACC!カ インターフェロンα及びβに対して高親和性を有する水溶性ポリペプチド、DN A配列及び発現細胞、その製造方法、医薬、該ポリペプチドを含有する組成物、 並びに診断薬として又は抗体製造のためのその適用。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.インターフェロンα及びβに対して高親和性を有することを特徴とする水溶 性ポリペプチド。
  2. 2.図1の式に対応することを特徴とする請求項1に記載の水溶性ポリペプチド 。
  3. 3.図1又は図2の式に対応するポリペプチドから置換により誘導されることを 特徴とする請求項1に記載の水溶性ポリペプチド。
  4. 4.図1又は図2の式に対応するポリペプチドから欠失により誘導されることを 特徴とする請求項1に記載の水溶性ポリペプチド。
  5. 5.図1の配列によりコードされることを特徴とする水溶性ポリペプチド。
  6. 6.別のポリペプチドにハイブリダイズされていることを特徴とする請求項1か ら5のいずれか一項に記載の水溶性ポリペプチド。
  7. 7.別のポリペプチドが、人体中における水溶性ポリペプチドの分解を遅らせ得 る構造を有することを特徴とする請求項6に記載の水溶性ポリペプチド。
  8. 8.別のポリペプチドがイムノグロブリンであることを特徴とする請求項7に記 載の水溶性ポリペプチド。
  9. 9.イムノグロブリンがG型、好ましくはG1型であることを特徴とする請求項 8に記載の水溶性ポリペプチド。
  10. 10.請求項1から9のいずれか一項に記載のポリペプチドをコードすることを 特徴とするDNA配列。
  11. 11.請求項1から5のいずれか一項に記載のポリペプチドを発現することを特 徴とする細胞。
  12. 12.請求項6から9のいずれか一項に記載のポリペプチドを発現することを特 徴とする細胞。
  13. 13.請求項1から9のいずれか一項に記載の水溶性ポリペプチドの製造方法で あって、該ポリペプチドを発現させることが可能な細胞を適切な栄養培地で培養 することを特徴とする方法。
  14. 14.請求項1から9のいずれか一項に記載の水溶性ポリペプチドから構成され ることを特徴とする医薬。
  15. 15.請求項1から9のいずれか一項に記載の水溶性ポリペプチドを有効成分と して含有することを特徴とする医薬組成物。
  16. 16.診断薬としての請求項1から9のいずれか一項に記載の水溶性ポリペプチ ドの適用。
  17. 17.抗インターフェロンα又はβ抗体の製造における請求項1から9のいずれ か一項に記載の水溶性ポリペプチドの適用。
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