JPH0550614A - マルチヘツドプリンタの制御方法 - Google Patents

マルチヘツドプリンタの制御方法

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JPH0550614A
JPH0550614A JP20804491A JP20804491A JPH0550614A JP H0550614 A JPH0550614 A JP H0550614A JP 20804491 A JP20804491 A JP 20804491A JP 20804491 A JP20804491 A JP 20804491A JP H0550614 A JPH0550614 A JP H0550614A
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JP
Japan
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head
heads
load
print
divided
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Pending
Application number
JP20804491A
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English (en)
Inventor
Kenichi Miyamoto
研一 宮本
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PFU Ltd
Original Assignee
PFU Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マルチヘッドプリンタにおいて、マルチヘッ
ドのヘッド間の負荷のアンバランスを小さくして、スル
ープット低下の防止と寿命の延伸と印字品質の改善とを
図ることを目的としている。 【構成】 マルチヘッドの各ヘッドに割り付けられる分
割印字領域間を部分的に重複させて隣り合うヘッドによ
って共有させ、ヘッドの負荷の大きさに応じて共有領域
の割り付けを負荷の大きいヘッドから負荷の小さいヘッ
ドに移す方法で負荷量のアンバランスを是正する制御を
行う。ヘッドの負荷量は、ヘッド温度、ヘッドごとのデ
ューティ、累積ピン打数などによって検出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マルチヘッドプリンタ
において印字負荷の集中によるスループットの低下を防
止するとともにヘッドの劣化の片寄りを防止し、ヘッド
間での印字品質のバラツキを小さくするための制御方法
に関する。
【0002】従来のシングルヘッドプリンタでは、1ラ
インを走査するのに要する時間が長いため印字速度に限
界が生じる。そのため印字領域を分割して複数のヘッド
に分担させ、並行して印字を行うマルチヘッドプリンタ
が開発された。マルチヘッドプリンタは、印字速度が速
い反面、各ヘッド間の負荷のアンバランスにより劣化に
差が出て、印字品質や寿命にバラツキが生じる。また印
字負荷の片寄りから生ずるヘッドの昇温によるスループ
ットの低下も考えられる。
【0003】本発明は、ヘッド間の負荷をできる限りバ
ランスさせるような制御を行って、ヘッド間での印字品
質や寿命の均等化を図り、またヘッドの昇温による分割
印字を未然に防止することで、スループットの低下を防
ぐものである。
【0004】
【従来の技術】図5は、従来のマルチヘッドプリンタの
印字領域を示したものである。図示の例は3ヘッド方式
のものであり、ヘッド1ないしヘッド3が等間隔lでキ
ャリア4に取り付けられている。キャリア4が矢印で示
すように左右にlだけ移動することにより、各ヘッド1
〜3は、3lの長さの1ラインの印字領域をlずつ3分
割して走査するので、シングルヘッドプリンタにくらべ
て1/3の移働距離で1ライン分の印字を行うことがで
きる。
【0005】各ヘッド1〜3にはそれぞれ固定的に分割
印字領域が割り付けられており、それぞれのヘッドは、
自身に割り付けられた分割印字領域に属する印字データ
について並行してドライブされる。ヘッドはたとえば2
4ピンで構成され、数個のサーマルセンサが内蔵されて
温度の異常上昇を検出できるようになっている。ヘッド
の耐熱限度はたとえば180℃に設計されており、これ
以上の温度になると焼損する危険がある。ヘッドの温度
はドット率(以後、デューティという)に依存して変化
する。一般の印字データのデューティは10〜30%で
あり、それを超えるとヘッドは次第に加熱されるように
なる。そこで上記したヘッド内のサーマルセンサにより
ヘッドの温度を監視し、温度が一定のレベルを超えたと
き、デューティを下げるような昇温防止制御が行われ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のマルチヘッドプ
リンタでは、印字データあるいは高いデューティが特定
のヘッドに片寄ってそのヘッドの温度が急激に上昇する
と、昇温防止制御が起動され、印字速度が遅くなってス
ループットが著しく低下するということがあった。
【0007】またヘッドはピン先摩耗による寿命部品と
して管理され、一般には2億打から4億打で寿命とされ
ている。マルチヘッドのヘッド間の負荷量のアンバラン
スから特定のヘッドのピン先摩耗が著しいと、寿命が早
く尽きるため、ヘッド間でピン先摩耗をできる限り均等
化することが望まれる。さらに、ヘッドのピン先摩耗に
差が出ると、インパクト力にも差が出て、印字品質にバ
ラツキが生じるという問題があった。
【0008】本発明は、マルチヘッドのヘッド間の負荷
のアンバランスを小さくして、スループット低下の防止
と寿命の延伸と印字品質の改善とを図ることを目的とし
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、マルチヘッド
の各ヘッドに割り付けられる分割印字領域間を部分的に
重複させて隣り合うヘッドによって共有させ、ヘッドの
負荷の大きさに応じて共有領域の割り付けを負荷の大き
いヘッドから負荷の小さいヘッドに移す方法で負荷量の
アンバランスを是正する制御を行うものである。
【0010】図1は、本発明の原理説明図である。図1
において、1,2,3はそれぞれ等間隔lで配置された
ヘッドであり、4は各ヘッドを搭載して左右に駆動する
キャリアである。駆動距離はl+αで示される。その結
果、各ヘッドの最大印字可能範囲はl+α、1ラインの
印字領域は3l+γとなり、ヘッド1とヘッド2の間、
ヘッド2とヘッド3の間には、それぞれαの長さの共有
領域が生じる。この共有領域を関連する隣り合ったヘッ
ドのいずれに分配するかにより、いくつかの分割印字領
域の組み合わせができる。図1の〜はその組み合わ
せ状態の種類を示す。
【0011】は、ヘッド1の分割印字領域の長さがl
+α、ヘッド2とヘッド3はlとなっている。の場合
はヘッド2がl+αでヘッド1とヘッド3がl、の場
合はヘッド3がl+αでヘッド1とヘッド2はl、そし
ての場合はヘッド1がl+α、ヘッド2がl−α、ヘ
ッド3がl+αとなっている。これらの〜の状態を
切替えることにより、特定のヘッドの負荷を増減するこ
とができる。
【0012】本発明では、各ヘッドの負荷量をヘッド内
温度、デューティ、累積打数などによって評価し、それ
に基づき過負荷のヘッドには共有領域を除いた狭い印字
領域を割り付けるようにして、負荷のアンバランスが軽
減されるようにする。
【0013】
【作用】図2は、本発明によるマルチヘッドの分割印字
領域の割り付け制御のフロー図である。この例はヘッド
の負荷をヘッドの温度により判定するものである。
【0014】図2において、T1 〜T3 はそれぞれヘッ
ド1〜3の温度であり、aは過負荷状態に対応する昇温
検出スライスレベルを表わす。また〜は図1の分割
印字領域の各組み合せ状態に対応する。制御論理は、ヘ
ッド温度がaを超えたヘッドを過負荷として、そのヘッ
ドの印字領域ができるだけ狭くなるように共有領域の割
り付けを変更するものである。
【0015】たとえばヘッド1のT1のみがaを超えて
いる場合、状態が選択され、ヘッド2のT2のみがa
を超えている場合は状態が選択され、ヘッド1とヘッ
ド2のT1 ,T2がともにaを超えている場合は状態
が選択される。ヘッド3のT3のみがaを超えている場
合、T1〜T3がともにaを超えている場合、およびT1
〜T3がともにaを超えていない場合は、全て状態に
ある。
【0016】3ヘッドのマルチヘッドの場合は4つの状
態〜があるので、図2のような制御論理となるが、
2ヘッドや4ヘッドの他のマルチヘッドの場合には、同
様な手法で過負荷のヘッドの印字領域が狭くなるよう
に、つまり共有領域を残りのヘッドに割り付けるように
制御を行なえばよい。
【0017】
【実施例】図3は、本発明実施例によるマルチヘッドプ
リンタのブロック図である。図3において、1〜3はヘ
ッド、5は制御用のMPU、6は制御プログラムが格納
されているROMのプログラムメモリ、7は印字データ
の転送制御を行うDMAコントローラ、8はヘッドの負
荷に関する管理データなどが保持される不揮発性メモリ
である。9は1ライン分の印字データのドットパターン
データが展開されるラインバッファ、10はラインバッ
ファ9のドットパターンデータに基づきヘッド1〜3に
対する駆動制御を行う印字ヘッド制御部、11はヘッド
1〜3の過負荷(ここでは異常温度上昇)を検出して印
字デューティおよび印字領域の範囲の制御を行う印字デ
ューティ制御部、12はヘッド1〜3に内蔵されている
サーマルセンサの出力に基づいて温度を検出するヘッド
温度検出部である。
【0018】印字デューティ制御部11は、ヘッド温度
検出部12の検出温度を監視し、図2で説明したよう
に、ヘッド1〜3のヘッド温度T1〜T3が昇温検出スラ
イスレベルaを超えたかどうかをチェックし、aを超え
た温度T1〜T3の内容により分割印字領域の組み合せ状
態を切替える。
【0019】図4は図3の実施例の動作説明図であり、
図2の制御管理に基づいている。最初の状態はであ
り、たとえばT1〜T3が全てaを超えていない正常動作
状態にある。ここでヘッド1のT1がaを超えると、
の状態に切替え、ヘッド1の印字領域の大きさをl+α
からlに縮小して負荷を軽くする。なおヘッド2の印字
領域は、共有領域を追加されることによりlからl+α
に拡大し、負荷が重くなる。次にヘッド1のT1に続い
てヘッド2のT2もaを超えたことにより、の状態に
切替えられる。この状態ではヘッド1とヘッド2の印字
領域の大きさがl、ヘッド3の印字領域のみがl+αと
なり、ヘッド1とヘッド2の負荷が軽くされる。
【0020】その後、ヘッドのT1 がa以下に下がる
と、の状態と切替えられる。このときヘッド1とヘッ
ド3の印字領域の大きさはl+αとなり、ヘッド2の印
字領域はさらにl−αに縮小されて、ヘッド2の負荷が
一層軽くされる。
【0021】以上のような制御が、各ヘッドの温度の上
昇、下降に従って逐次的に実行されていく。ところで、
図3の実施例では各ヘッドの負荷状態をヘッド温度が昇
温検出スライスレベルaを超えているかどうかで検出し
ていたが、他の方法として各ラインの印字ごとに、各ヘ
ッドのデューティを、現在割り付けられている印字領域
内のドットパターンのドット数に基づいて算出し、その
結果に適当なスライスレベルを適用して図2と同様な制
御論理を用いて印字領域の範囲を切替えることができ
る。
【0022】さらに他の方法として、ヘッドごとのドッ
ト打数を累積して図3の不揮発性メモリに保存し、適当
な時間間隔で、各ヘッドのドット打数が平均化される方
向に各ヘッドの印字領域の範囲を切替えるように制御す
ることができる。これによりヘッドのピン先摩耗のアン
バランスによる印字品質の劣化や寿命の短縮化を防止す
ることができる。
【0023】さらに、上述した各方法を組み合わせて実
行することも可能である。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、マルチ
ヘッドプリンタにおいて各ヘッドの負荷量のアンバラン
スを印字領域の大きさを変更することにより容易に縮小
できるため、低いコストにより負荷の片寄りによるスル
ープット低下の防止と、ヘッドの寿命の延伸化と、印字
品質の向上とが実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明によるマルチヘッドの分割印字領域の割
り付け制御のフロー図である。
【図3】本発明実施例によるマルチヘッドプリンタのブ
ロック図である。
【図4】本発明実施例の動作説明図である。
【図5】従来のマルチヘッドプリンタの印字領域説明図
である。
【符号の説明】
1〜3:ヘッド 4:キャリア

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一のキャリアに搭載された複数個のヘ
    ッドの各々に1ラインの印字領域を複数分割して各分割
    された印字領域を割り付け、当該分割された複数の印字
    領域について並行して印字を行うマルチヘッドプリンタ
    において、 前記分割された複数の印字領域の各境界の一部の領域を
    関連する隣り合った2つのヘッドに共有させ、 前記複数個のヘッドの各々の印字負荷の大きさを調べ、
    負荷の大きいヘッドの負荷が軽減されるように、前記境
    界の共有印字領域のヘッドへの割り付けを指定すること
    を特徴とするマルチヘッドプリンタの制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記複数個のヘッド
    の各々の印字負荷の大きさは、それぞれのヘッドの温度
    により判定することを特徴とするマルチヘッドプリンタ
    の制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記複数個のヘッド
    の各々の印字負荷の大きさは、各ヘッドごとの印字デュ
    ーティにより判定することを特徴とするマルチヘッドプ
    リンタの制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記複数個のヘッド
    の印字負荷の大きさは、各ヘッドごとの過去の累積ドッ
    ト打数によって判定することを特徴とするマルチヘッド
    プリンタの制御方法。
JP20804491A 1991-08-20 1991-08-20 マルチヘツドプリンタの制御方法 Pending JPH0550614A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0822090A2 (en) 1996-07-30 1998-02-04 Canon Kabushiki Kaisha Shuttle type recording apparatus
EP0822089A2 (en) * 1996-07-30 1998-02-04 Canon Kabushiki Kaisha Shuttle type recording apparatus

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