JPH0550041A - 青果物の選別装置 - Google Patents

青果物の選別装置

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JPH0550041A
JPH0550041A JP20054891A JP20054891A JPH0550041A JP H0550041 A JPH0550041 A JP H0550041A JP 20054891 A JP20054891 A JP 20054891A JP 20054891 A JP20054891 A JP 20054891A JP H0550041 A JPH0550041 A JP H0550041A
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Hiroshi Maeda
弘 前田
Katsuhiro Iida
勝弘 飯田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 選別後の青果物を仕分クラスの数よりも少な
く配置された箱詰装置へ仕分クラスを切換えて排出し効
率のよい選別装置を得ること。 【構成】 固有情報を有する受皿に載せられた青果物を
受皿ごと搬送手段により搬送する途中に、読取計測手段
3により受皿2の固有情報を読取ると共に選別のための
計測項目を計測し、演算処理手段により該計測項目から
仕分クラスを判定し、この仕分クラスを受皿2の固有情
報と共にアドレスメモリに記憶させておく。選別後の青
果物入り受皿を仕分ける搬送手段の搬送路には仕分クラ
スの数よりも少ない数の排出装置を設け、仕分制御手段
により前記仕分クラスの排出位置が切換可能で、且つ前
記所定数の仕分クラスの排出位置が指定されないように
設け、同一の排出位置で異なる仕分クラスを切換えて排
出させる。これにより搬送手段上から排出されない仕分
クラスの青果物入り受皿はリターンされて再ぴ搬送手段
へ戻される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、青果物の選別装置に
係り、詳しくは受皿上に載せられた青果物を選別すると
共に、選別後の青果物を仕分クラスの数よりも少なく配
置された箱詰手段へ仕分クラスを切換えて排出する青果
物の選別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、青果物の選別装置は、例えば図8
に示す如く、青果物が載せられた受皿70を搬送コンベ
ア71で搬送する途中に、計測装置72により受皿上の
青果物の所定項目を計測して等級及び階級を判定し、こ
の判定結果に基づき、計測後の青果物を搬送路の側方に
等級別階級別に設けた果実受け部73に排出するように
構成している。そして、この果実受け部73に排出され
た青果物は、人手又は箱詰ロボット等の箱詰手段により
段ボール箱内へ箱詰めされて製品として送り出されてい
【0003】
【発明が解決しようとする課題】即ち、上記の従来の選
別装置は、計測後の青果物を搬送して仕分ける搬送ライ
ンの側方に、箱詰めするための手段を仕分クラス(等
級、階級)の数と同数配置して構成したものである。
【0004】一方、果実、そ菜類等の青果物は、産地や
季節及び年によって等級比率が異なるため、前記箱詰め
するための手段を、仕分クラスの数と同数配置すること
は、比率が高い仕分クラスについては効率がよいが、比
率が低い仕分クラスについては設備に対する効果が低く
改善が望まれている。
【0005】また、近年、市場、消費者の多様化する要
望により仕分クラスの数が増える傾向にあり、従来の如
く仕分クラスの数と同数の箱詰めする手段を配置するこ
とは選別装置が長大化すると共に箱詰めに従事する作業
者の人手不足を招き改善が望まれている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決ずるため
に、本発明の青果物の選別装置は、各々が固有情報を有
する多数の受皿と、この受皿に載せられた青果物を受皿
ごと搬送する搬送手段と、該搬送手段の搬送路に沿って
設けられ受皿の固有情報を読取ると共に青果物の所定の
計測項目を計測する読取計測手段と、この読取計測手段
からの計測情報より仕分クラスを判定し、この仕分クラ
スを受皿の固有情報と共に更新記憶する演算処理手段
と、前記読取計測手段の後段で搬送中の青果物入り受皿
の固有情報を読取る仕分読取装置と、この仕分読取装置
の後段で搬送路に沿って仕分クラスの数よりも所定数少
ない数設けられ、送られてくる排出信号により作動して
青果物入り受皿を前記搬送手段から排出させる排出装置
と、仕分クラス別の排出位置の指定が切換可能で且つ該
仕分クラスのうち排出位置の指定ができない排出位置設
定部を有し、前記仕分読取装置が読取った固有情報から
前記演算処理手段に記憶された仕分クラスを読出し、該
読出した仕分クラスの排出位置が前記排出位置設定部に
指定されているときその排出位置の排出装置へ当該青果
物入り受皿の進行と同期して排出信号を送る仕分制御手
段と、前記搬送手段に接続され排出装置により排出され
ない仕分クラスの青果物入り受皿を前記仕分読取装置の
前段へ還元するリターン手段とからなることを特徴とす
るものである。
【0007】
【作用】本発明の青果物の選別装置によれば、青果物が
載せられた受皿は、搬送手段上を搬送中に読取計測手段
により受皿の固有情報を読取ると共に受皿上の青果物の
所定項目を計測し、それぞれの情報を演算処理手段へ入
力する。そして、演算処理手段により、前記計測情報か
ら仕分クラスを算出しこの仕分クラスを受皿の固有情報
と共に更新記憶しておく。そして、選別後の青果物が載
せられた受皿は、搬送手段上を搬送中に仕分読取装置に
より受皿の固有情報を読取ってこの情報を仕分制御手段
へ送る。そして、仕分制御手段は、前記読取った固有情
報から前記演算処理手段に記憶された仕分クラスを読出
すと共に、この読出した仕分クラスが排出位置設定部に
その排出位置が指定されているか否か判別し、指定され
ているときその排出位置の排出装置へ当該青果物入り受
皿の進行と同期して排出信号を出力する。この排出信号
により前記搬送手段上を搬送される青果物入り受皿は、
該当する排出位置に達したときに排出装置が作動して搬
送手段上から排出される。
【0008】一方、前記仕分制御手段は、前記読出した
仕分クラスの排出位置が排出位置設定部に指定されてい
ないときは排出信号を出力せず、したがってその仕分ク
ラスの青果物入り受皿は、排出装置の前を通過してリタ
ーン手段へ送られ前記仕分読取装置の前段ヘ還元され
る。また、排出位置設定部の仕分クラスの排出位置の切
換えは、例えば、仕分読取装置が受皿の固有情報を読取
る都度その数を積算しておくことによりこの積算値に基
づき仕分クラスの排出位置を切換えることができる。し
たがって同一の排出位置に異なる仕分クラスの青果物入
り受皿を切り換えて排出することができ、この排出位置
で排出される青果物は箱詰手段を共用することができ
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の好ましい一実施例を添付図面
に基づいて説明する。
【0010】図において、1は受皿2を搬送する搬送手
段であり、本実施例では各種コンベアの組み合わせによ
り構成する。
【0011】即ち、100a,100bは選別コンベア
であり、その搬送路において受皿2上に載せられた青果
物Fの所定の計測項目が計測されるようになっている。
101a,101bは仕分コンベアであり、前記選別コ
ンベア100a,100bの後段に接続され、計測後の
青果物F入り受皿2を搬送すると共に所定の仕分クラス
に基づき搬送路の側方に仕分けるようになっている。
尚、本例の仕分コンベア101a,101bは階級別に
等級を混在して仕分けるようになっている。また、前記
選別コンベア100a,100bと仕分コンベア101
a,101bは、それぞれを二条型に並設したが限定す
るものではない。
【0012】102a,102bは分岐コンベアであ
り、前記仕分コンベア101a,101b上から階級別
に等級を混在して仕分けられた青果物F入り受皿2を受
けて先方の第1プールコンベア103へ搬送するように
なっている。この第1プールコンベア103は、二条型
の仕分コンベア101a,101bから仕分けられて分
岐コンベア102a,102bによって搬送される同一
階級で等級が混在した青果物F入り受皿2を、所定数プ
ール可能なようにアキュームレート可能なコンベアで構
成する。尚、この第1プールコンベア103は、青果物
Fの分布率の違いにより仕分コンベア101から集中的
に仕分けられて供給過剰になったときにこの余剰分をプ
ールしておくと共に、この余剰分をまばらに仕分けられ
たときに次工程に送り出して次工程に送り出す量を一定
にする如く構成する。
【0013】104は搬出コンベアであり、前記第1プ
ールコンベア103から送り出される青果物F入り受皿
2を合流のタイミングを計って合流コンベア105上に
搬出するようになっている。106は第2仕分コンベア
であり、前記合流コンベア105から送り出される青果
物F入り受皿2を受けて搬送すると共に搬送路の側方に
等級別に仕分けるようになっている。
【0014】以上の如く搬送手段1は、受皿2を搬送す
るための搬送路を上記の如く各種コンベアの組み合わせ
で構成する。尚、この搬送手段1を構成する各種コンベ
アのうち、前記第1プールコンベア103を除く他のコ
ンベアは、受皿2を一列で搬送するのに適合した搬送面
を有するチェンコンベアやローラコンベア及びべルトコ
ンベア等で構成することができる。
【0015】受皿2は図3の斜視図によく示すように、
平面視で円形状をなしており、上面に逆円錐型の載部2
1を形成し例えば球塊状の青果物Fでも動くことなく安
定して載せられるようになっている。22は受皿2の側
面に設けられたバーコードマークであり、多数の受皿2
それぞれに背番号付けする如く固有情報を付与してそれ
ぞれの受皿2を区別している。
【0016】3は前記選別コンベア100の搬送路の所
定位置に設けられた読取計測手段であり、図2によく示
す如く搬送中の受皿2のバーコードマーク22を読取る
読取装置31と受皿2上の青果物Fの所定の計測項目を
計測する計測装置32とを組み合わせて構成している。
読取装置31は公知のバーコード読取装置(バーコード
リーダ)が用いられ、選別コンベア100の搬送路側方
の所定位置に配置して搬送中の受皿2のバーコードマー
ク22を読取るようになっている。そしてこの読取った
固有情報信号は、コード番号として後述する演算処理手
段4へ入力されるようになっている。
【0017】計測装置32は、選別コンベア100a,
100bの搬送路の上方所定位置にカメラ装置321と
照明装置322とを組み合わせて光学的撮像手段を構成
している。この撮像手段は、例えば本出願人が先に提案
し公開された特開昭63−42411号公報に示されて
いる技術を用いて青果物Fの形状寸法や表面状態(色、
傷、汚れ、模様等)を計測する如く構成する。
【0018】また、この計測装置32は、上記の如く青
果物Fの外観を計測する手段と、図示しないが青果物F
の内部品質(熟度、糖度等)を計測する手段とを組み合
わせて選別のための所定の項目を計測することもでき
る。そしてこの計測したときの計測情報信号は後述する
演算処理手段4へ入力されるようになっている。尚、こ
の読取計測手段3の読取装置31と計測装置32との位
置関係は、図2の配置に限定するものではなく、前後に
入れ換わってもよくまた同一位置であってもよい。
【0019】4は演算処理手段であり、CPUを内蔵し
た処理回路で構成されており、図6に示す如く演算判定
部41とアドレスメモリ部42とからなり、演算判定部
41は前記読取計測手段3の計測装置32から入力され
る計測情報信号から予め設定した区分値と比較して仕分
クラス(等級及び階級)を算出するようになっている。
アドレスメモリ部42は、前記演算判定部41で算出さ
れた仕分クラスを、前記読取装置31が受皿2のバーコ
ードマーク22を読取ったコード番号と共に更新記憶す
るようになっている。
【0020】尚、この演算処理手段4は、実施例の図面
では演算判定部41とアドレスメモリ部42とを同一ブ
ロック内に収めて後述する仕分制御手段7と通信回路を
組むように構成したが、アドレスメモリ部42を各階級
別に設けた仕分制御手段7に対応させて設け、演算判定
部41で仕分クラスを判定した都度、各仕分制御手段7
に対応させたアドレスメモリ部42に書込みデータを送
る如く通信回路により接続することもできる。
【0021】5aは第1仕分読取装置であり、前記読取
計測手段3の後段で仕分コンベア101aの所定位置に
前記読取装置31と同様のバーコード読取装置(バーコ
ードリーダ)を用いて構成する。尚、符号5bで示され
る第1仕分読取装置は、前記第1仕分読取装置5aと同
様であり説明を省略する。以下各部の構成についても仕
分コンベア101aの条側に基づいて説明を行う。この
第1仕分読取装置5aで読取ったときの固有情報信号
は、階級仕分制御装置51へ入力されるようになってい
る。そしてこの階級仕分制御装置51は、前記第1読取
装置5aが読取った受皿2のコード番号から演算処理手
段4のアドレスメモリ部42に記憶された階級の読出し
を行い仕分信号を後述の排出装置6aへ向けて受皿2の
進行と同期させて出力するようになっている。
【0022】50は第2仕分読取装置であり、前記第2
仕分コンベア106の上流側所定位置に前記第1仕分読
取装置5aと同様のバーコード読取装置(バーコードリ
ーダ)を配置し、第2仕分コンベア106上を搬送され
る受皿2のバーコードマーク22を読取るようになって
いる。そして、この第2仕分読取装置50で読取ったと
きの固有情報信号は後述する仕分制御手段7と切換制御
手段9へ入力されるようになっている。
【0023】6aは仕分コンベア101aの搬送路に沿
って設けられた排出装置であり、仕分信号により作動し
て仕分コンベア101a上で搬送される受皿2を搬送路
の側方へ排出するもので、例えばシリンダやソレノイド
等のアクチェータを応用して受皿2を押し出し式又は分
岐式に排出する如く構成する。この排出装置6aは仕分
コンベア101aの搬送路に沿って階級数に応じた数を
所定間隔に配置しており、仕分コンベア101a上の青
果物F入り受皿2を階級別に等級を混在して搬出する。
【0024】60は前記符号6aで示されるものと同様
の排出装置であり、第2仕分コンベア106の搬送路に
沿って等級の数よりも所定数少ない数、実施例では4等
級(秀,優,良,並)に対して1つ少ない数(3個)を
所定間隔に配置している。即ち、この第2仕分コンベア
106に沿って設けられた排出装置60は、階級別に等
級を混在して仕分コンベア106で搬送される青果物F
入り受皿2を等級別に仕分けるように構成する。
【0025】7は仕分制御手段であり、等級読出部71
と排出位置設定部72と排出制御部73とからなり、等
級読出部71は、前記第2仕分読取装置50で読取った
受皿2のコード番号が入力されるようになっており、コ
ード番号が入力されるとこの番号と共に演算処理手段4
のアドレスメモリ部42に記憶されている等級の読出し
を行うようになっている。
【0026】排出位置設定部72は、等級別の排出位置
が切換可能で且つ所定の等級の排出位置が指定されない
ように予めプリセット装置(図示せず)にセットするよ
うになっている。この排出装置設定部72によれば例え
ば、図7に示すように秀,優,良,並の等級のうち並の
等級の排出位置を指定しない場合、この並の等級のもの
は第2仕分コンベア106上で排出されずに先方ヘ送ら
れるようになる。
【0027】排出制御部73は、前記等級読出部71で
読出した等級信号が入力されると、この等級が前記排出
位置設定部72で設定した排出位置のいずれに属するか
判別し、排出位置の指定がある場合に該当する排出装置
60へ向けて排出信号を受皿2の進行と同期させて出力
する。一方、前記入力された等級が排出位置設定部72
に排出位置の指定がない場合は排出信号は出力されず、
したがって、第2仕分コンベア106上を通過して次工
程ヘ送られる。
【0028】8は前記第2仕分コンベア106上で排出
されない排出位置の指定がない青果物F入り受皿2を、
前記合流コンベア105の始端部へ還元するためのリタ
ーン手段であり、前記第2仕分コンベア106の終端部
と前記合流コンベア105の始端部とをリターンコンベ
ア81と第2プールコンベア82とで接続している。こ
の第2プールコンベア82は、前記第1プールコンベア
103と同様の構造のアキュームレート可能なコンベア
で、前記第1プールコンベア103から送り出される青
果物F入り受皿2と合流コンベア105上でスムースに
合流する如く、終端部82bに合流のためのタイミング
送り装置(図示せず)を設けて構成する。
【0029】尚、この第2プールコンベア82は、排出
位置の指定のない等級の青果物Fを所定量になるまでプ
ールしておき、所定量に達したときに前記第1プールコ
ンベア103からの送り出しを停止させると共にこの第
2プールコンベア82からの送り出しを開始する如く所
定量を交互に送り出すように構成することもできる。
【0030】9は切換制御手段であり、前記排出位置設
定部72における等級別の排出位置の切換えを、前記第
2仕分読取装置50が受皿2のバーコードマーク22を
読取った信号に基づき行うものである。この切換制御手
段9は、前記第2仕分読取装置50が読取ったコード番
号から前記排出位置が指定されない等級についてその個
数を積算し、この値が予め設定した個数に達したときに
排出位置の切換えを指示するようになっている。この指
示は例えば排出位置設定部72の図示しないプリセット
装置に切換信号出力するように構成すれば自動的に切換
えることができる。
【0031】尚、この切換制御手段9の指示は、ブザー
やランプ等により人手により前記プリセット装置(図示
せず)の切換えをすることもできる。
【0032】また、本実施例は排出位置が設定されない
等級つまりリターンされるものの個数について積算する
如く説明したが、限定するものでなはく、例えば、同じ
排出位置で良と並を切換えて排出させる場合で、並の等
級がリターンにまわって良の等級が箱詰め部に排出され
ているとき、この排出されたものの個数を積算してお
き、この個数がある設定数に達したときに排出位置の切
換えを指示する如く構成することもできる。この設定の
ための個数は、例えば包装荷造り出荷を所定の箱数でま
とめるために1パレット当りの個数や箱詰め資材の1ロ
ット当りの個数等任意に設定することができる。
【0033】10は前記排出装置60にそれぞれ対応し
て設けられた箱詰プール装置であり、排出装置60から
排出された青果物F入り受皿2をそれぞれ等級別にプー
ルする如くアキュームレート可能なコンベアで構成す
る。
【0034】11は前記箱詰プール装置10の終端部に
設けられた自動箱詰装置であり、図5によく示す如く、
所定数の青果物Fを吸着して取り上げ横移動して所定の
箱詰位置で待機する段ボール箱12に箱詰めする真空吸
着パッドを有する取上げへッド13と、空の段ボール箱
12を所定の箱詰位置に上昇待機させると共に製品とな
った段ボール箱12を製品送出コンベア14上に降下さ
せる箱詰リフト15とを組み合わせて構成する。
【0035】16は回収コンベアであり、前記自動箱詰
装置11により青果物Fが取り上げられて空になった受
皿2を、前記選別コンベア100の始端部へ還元させる
もので各搬送手段1の下方に搬送方向を逆にして設けら
れている。
【0036】以上の如く構成された選別装置の動作につ
いて図6のブロック図を参照して以下説明する。
【0037】選別コンベア100上で搬送される受皿2
に、例えば人手の作業により青果物Fが載せられると、
搬送途中に読取計測手段3の読取装置31により受皿2
のバーコードマーク22を読取られてその固有情報信号
(コ―ド番号)が演算処理手段4のアドレスメモリ部4
2へ入力される。そして、計測装置32により、階級判
定要素として青果物Fの形状寸法と、等級判定要素とし
て色、傷等の外観表面形態をそれぞれ計測し、それぞれ
の計測信号を演算処理手段4の演算判定部41へ入力す
る。この演算判定部41は、入力されたそれぞれの計測
信号から仕分けのためのデータとして青果物Fの等級お
よび階級を判定し、それぞれのデータをアドレスメモリ
部42ヘ入力する。このアドレスメモリ部42は前記読
取装置31から入力される固有情報信号(コード番号)
と前記判定された仕分けのためのデータ(等級、階級)
とをそれぞれ合わせてアドレス毎(コード番号)に更新
記憶しておく。
【0038】そして、読取計測手段3を通過して仕分コ
ンベア101上に送り出された青果物F入り受皿2は、
仕分コンベア101上を搬送中に第1仕分読取装置5に
より受皿2のバーコードマーク22が読取られて固有情
報信号(コード番号)が階級仕分制御装置51へ入力さ
れる。この階級仕分制御装置51は前記読取ったコード
番号を抽出して前記アドレスメモリ部42に記億された
階級の読出しを行い、階級別仕分信号を該当する階級の
排出装置6へ向けて受皿2の進行と同期させて出力す
る。
【0039】この階級別仕分信号により該当する排出装
置6が作動すると、その階級の青果物F入り受皿2は仕
分コンベア101上から階級別に等級を混在して分岐コ
ンベア102上ヘ排出される。そして、この分岐コンベ
ア102により搬送されて第1プールコンベア103上
にプールされた青果物F入り受皿2は、この第1プール
コンベア103の終端部103bから所定数を切り出し
て搬出コンベア104により一列に合流コンベア105
へ搬出される。
【0040】この合流コンベア105により第2仕分コ
ンベア106上ヘ送られた青果物F入り受皿2は、第2
仕分読取装置50により受皿2のバーコードマーク22
を読取られて固有情報信号(コード番号)が仕分制御手
段7の等級読出部71へ入力される。等級読出部71は
このコード番号からアドレスメモリ部42に記憶された
等級を読出して等級信号を排出制御部73ヘ入力する。
排出制御部73はこの等級が予め排出位置設定部72で
指定された排出位置のいずれに属するか判別し、排出位
置の指定がある場合に該当する排出装置60ヘ向けて等
級別排出信号を受皿2の進行と同期させて出力する。
【0041】一方、前記入力された等級が排出位置設定
部72に排出位置の指定がない場合には排出信号は出力
されない。このため排出位置の指定がない青果物F入り
受皿2は、第2仕分コンベア106上から排出されずに
リターンコンベア81へ送られる。
【0042】そして、リターンコンベア81により第2
プールコンベア82上に送られた青果物F入り受皿2
は、前記第1プールコンベア103から合流コンベア1
5上に送られる青果物F入り受皿2と合流のタイミング
を計ってその終端部82bから切り出すように送出され
る。また、この第2プールコンベア82は、その終端部
82bにおいて青果物F入り受皿2の送出を一時ストッ
プさせておき、プールされる青果物F入り受皿2の数が
所定量になったとき、前記第1プールコンベア103の
終端部103bからの送出をストップさせると共に、第
2プールコンベア82上の青果物F入り受皿2を送り出
すように構成すれば所定量ごと交互に切り換えて送出す
こともできる。
【0043】一方、前記排出位置設定部72における等
級別の排出位置の切換えは、第2仕分読取装置50が受
皿2のバーコードマーク22を読取ると、その都度前記
排出位置が設定されない等級についてのみその個数を積
算し、この値が予め設定した個数に達したときに排出位
置の切換えを指示する。この切換えのために予め設定さ
れる数値は、リターンされる青果物Fが第2プールコン
ベア82上でほぼ満杯になるときの個数や、等級比率か
ら割出された単位時間当たりの個数等目的に応じて任意
に決めることが好ましい。そして、前記等級別排出信号
により等級別に箱詰プール装置10上へ排出された青果
物F入り受皿2は、自動箱詰装置11により所定数をま
とめて段ボール箱12に箱詰めされて製品となって送り
出される。
【0044】
【発明の効果】以上述ベた如く、本発明の青果物の選別
装置によれば、仕分クラスの数よりも所定数少ない数の
排出装置を搬送手段の搬送路に沿って設けると共に、仕
分制御手段により前記仕分クラスの排出位置が切換可能
で、且つ前記所定数の仕分クラスの排出位置が指定され
ないように設け、前記排出装置により排出されない前記
仕分クラスの青果物を仕分読取装置の前段ヘ再び還元す
る如く構成したものである。
【0045】即ち、搬送手段に沿って設けられる排出装
置は仕分クラスの数よりも少なく配置したため、この排
出装置に対応して設けられる箱詰装置は、仕分クラスの
数と同数を配置する従来のものと比較して少なくてすみ
選別装置全体を小型にすることができると共に、箱詰め
作業に従事する作業者も同様に少なくてすみ合理化及び
省力化に効果がある。
【0046】また、同一排出位置で複数の仕分クラスを
切換えて排出可能に構成したことにより、例えば等級比
率の低いもの同志を組み合わせて一台の箱詰装置に対す
る稼動効率を高めて使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の青果物選別装置の一部省略した平面図
である。
【図2】図1のA−A方向の側面図である。
【図3】受皿の斜視図である。
【図4】図1のB−B方向の側面図である。
【図5】自動箱詰装置の側面図である。
【図6】動作ブロック図である。
【図7】排出位置設定部の説明図である。
【図8】従来の選別装置の平面図である。
【符号の説明】
1 搬送手段 100 選別コン
ベア 101仕分コンベア 102 分岐コン
ベア 103第1プールコンベア 104 搬出コン
ベア 105合流コンベア 106 第2仕分
コンベア 2 受皿 21 載部 22 バ―コードマーク 3 読取計測手段 31 読取装置 З2 計測装置 321 カメラ装
置 322照明装置 4 演算処理手段 41 演算判定
部 42 アドレスメモリ部 51 階級仕分
制御装置 5a 第1仕分読取装置 50 第2仕分
読取装置 6a,60排出装置 7 仕分制御手段 71 等級読出
部 72 排出位置設定部 73 排出制御
部 8 リターン手段 81 リターン
コンベア 82 第2プールコンベア 82b 終端部 9 切換制御手段 10 箱詰プール装置 11 自動箱詰装置 12 段ボール箱 13 取上げへッド 14 製品送出コンベア 15 箱詰リフト 16 回収コンベア

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々が固有情報を有する多数の受皿と、
    この受皿に載せられた青果物を受皿ごと搬送する搬送手
    段と、該搬送手段の搬送路に沿って設けられ受皿の固有
    情報を読取ると共に青果物の所定の計測項目を計測する
    読取計測手段と、この読取計測手段からの計測情報より
    仕分クラスを判定し、この仕分クラスを受皿の固有情報
    と共に更新記憶する演算処理手段と、前記読取計測手段
    の後段で搬送中の青果物入り受皿の固有情報を読取る仕
    分読取装置と、この仕分読取装置の後段で搬送路に沿っ
    て仕分クラスの数よりも所定数少ない数設けられ、送ら
    れてくる排出信号により作動して青果物入り受皿を前記
    搬送手段から排出させる排出装置と、仕分クラス別の排
    出位置の指定が切換可能で且つ該仕分クラスのうち排出
    位置の指定ができない排出位置設定部を有し、前記仕分
    読取装置が読取った固有情報から前記演算処理手段に記
    億された仕分クラスを読出し、該読出した仕分クラスの
    排出位置が前記排出位置設定部に指定されているときそ
    の排出位置の排出装置へ当該青果物入り受皿の進行と同
    期して排出信号を送る仕分制御手段と、前記搬送手段に
    接続され排出装置により排出されない仕分クラスの青果
    物入り受皿を前記仕分読取装置の前段ヘ還元するリター
    ン手段とからなることを特徴とする青果物の選別装置。
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CN115041427A (zh) * 2022-06-13 2022-09-13 华清(扬州)织物有限公司 一种基于视觉定位***的草坪加工分选装置

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