JPH0548459A - アナログ・デイジタル変換装置 - Google Patents
アナログ・デイジタル変換装置Info
- Publication number
- JPH0548459A JPH0548459A JP20436391A JP20436391A JPH0548459A JP H0548459 A JPH0548459 A JP H0548459A JP 20436391 A JP20436391 A JP 20436391A JP 20436391 A JP20436391 A JP 20436391A JP H0548459 A JPH0548459 A JP H0548459A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- comparison
- circuit
- analog
- voltage
- circuits
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Analogue/Digital Conversion (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明は直線性に優れた精度の高いディジタ
ル信号が得られるアナログ・ディジタル変換装置を提供
することを目的とする。 【構成】アナログ入力電圧信号Vinはバッファアンプ11
に供給し、このバッファアンプ11からの出力信号は、第
1の比較回路121 の反転入力端子に供給すると共に、抵
抗値Rの抵抗132 〜134 をそれぞれ介して第2乃至第4
の比較回路122 〜124 の反転入力端子に供給する。比較
回路121 〜124 のそれぞれ非反転入力端子には基準電圧
VDD/2を印加すると共に、比較回路122 〜124 のそれ
ぞれ反転入力端子には、それぞれ上位ビットの比較回路
出力の供給されるR−2Rラダー回路によるD/Aコン
バータ142 〜144 からの出力を供給する。そして、第1
乃至第4の比較回路121 〜124 からの出力を、それぞれ
インバータ151 〜154 で反転したビットD1 〜D4 をデ
ィジタルデータとして出力する。
ル信号が得られるアナログ・ディジタル変換装置を提供
することを目的とする。 【構成】アナログ入力電圧信号Vinはバッファアンプ11
に供給し、このバッファアンプ11からの出力信号は、第
1の比較回路121 の反転入力端子に供給すると共に、抵
抗値Rの抵抗132 〜134 をそれぞれ介して第2乃至第4
の比較回路122 〜124 の反転入力端子に供給する。比較
回路121 〜124 のそれぞれ非反転入力端子には基準電圧
VDD/2を印加すると共に、比較回路122 〜124 のそれ
ぞれ反転入力端子には、それぞれ上位ビットの比較回路
出力の供給されるR−2Rラダー回路によるD/Aコン
バータ142 〜144 からの出力を供給する。そして、第1
乃至第4の比較回路121 〜124 からの出力を、それぞれ
インバータ151 〜154 で反転したビットD1 〜D4 をデ
ィジタルデータとして出力する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、入力アナログ電圧状
の信号をnビットのディジタルデータに変換するアナロ
グ・ディジタル変換装置に関する。
の信号をnビットのディジタルデータに変換するアナロ
グ・ディジタル変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のバリアブル・スレッシュホールド
・フラッシュ(VTF)型のアナログ・ディジタル(A
/D)変換装置は、例えば特開昭62−298229号
公報に示されるように、各ビットそれぞれに対応して設
定される比較回路の非反転入力端子にアナログ入力電圧
を印加設定し、反転側入力端子にはそれぞれ上位ビット
の値をアナログ変換した基準電圧を印加し、各比較回路
において電圧比較を行ってそれぞれビット出力が得られ
るようにしている。
・フラッシュ(VTF)型のアナログ・ディジタル(A
/D)変換装置は、例えば特開昭62−298229号
公報に示されるように、各ビットそれぞれに対応して設
定される比較回路の非反転入力端子にアナログ入力電圧
を印加設定し、反転側入力端子にはそれぞれ上位ビット
の値をアナログ変換した基準電圧を印加し、各比較回路
において電圧比較を行ってそれぞれビット出力が得られ
るようにしている。
【0003】この様なA/D変換装置では、基準電圧が
アナログ入力電圧の変化に伴って変るようになり、各比
較回路のオフセット電圧が異なってくるものであり、し
たがってA/D変換装置の直線性が悪い。また、基準電
圧の値によって各比較回路の帯域幅が異なり、同じ電位
差であっても各比較回路の動作が遅くなる。
アナログ入力電圧の変化に伴って変るようになり、各比
較回路のオフセット電圧が異なってくるものであり、し
たがってA/D変換装置の直線性が悪い。また、基準電
圧の値によって各比較回路の帯域幅が異なり、同じ電位
差であっても各比較回路の動作が遅くなる。
【0004】さらに、各比較回路に対する基準電圧が変
化するものであるため、比較回路をMOSトランジスタ
によって構成する場合、入力端子部のトランジスタをP
チャンネルトランジスタとnチャンネルトランジスタの
両方で構成する必要があり、各比較回路のサイズが大き
くなる傾向にある。
化するものであるため、比較回路をMOSトランジスタ
によって構成する場合、入力端子部のトランジスタをP
チャンネルトランジスタとnチャンネルトランジスタの
両方で構成する必要があり、各比較回路のサイズが大き
くなる傾向にある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記のよう
な点に鑑みなされたもので、VTF型のA/D変換装置
よりも充分な直線性が得られて精度の高いアナログ・デ
ィジタル変換を行うことができるようにすると共に、各
ビットにそれぞれ対応して設定される比較回路の帯域幅
が一定であり、且つサイズを小型化して構成できるよう
にしたアナログ・ディジタル変換装置を提供しようとす
るものである。
な点に鑑みなされたもので、VTF型のA/D変換装置
よりも充分な直線性が得られて精度の高いアナログ・デ
ィジタル変換を行うことができるようにすると共に、各
ビットにそれぞれ対応して設定される比較回路の帯域幅
が一定であり、且つサイズを小型化して構成できるよう
にしたアナログ・ディジタル変換装置を提供しようとす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るアナログ
・ディジタル変換装置は、一方の入力端子に基準電圧の
1/2の電圧が印加された各ビットそれぞれに対応する
n個の比較回路を備えると共に、このn個の比較回路の
2番目以降の比較回路にそれぞれ対応して、これら比較
回路のそれぞれ他方の入力端子に比較電圧を印加するn
−1個の比較電圧制御回路を備え、この比較電圧制御回
路は、それぞれ上位ビットの前記比較回路からの出力電
圧が供給されるR−2R抵抗ラダー回路等で構成される
D/Aコンバータで構成されるようにしている。
・ディジタル変換装置は、一方の入力端子に基準電圧の
1/2の電圧が印加された各ビットそれぞれに対応する
n個の比較回路を備えると共に、このn個の比較回路の
2番目以降の比較回路にそれぞれ対応して、これら比較
回路のそれぞれ他方の入力端子に比較電圧を印加するn
−1個の比較電圧制御回路を備え、この比較電圧制御回
路は、それぞれ上位ビットの前記比較回路からの出力電
圧が供給されるR−2R抵抗ラダー回路等で構成される
D/Aコンバータで構成されるようにしている。
【0007】
【作用】この様に構成されるアナログ・ディジタル変換
装置にあっては、各比較回路に供給される基準電圧が一
定とされるものであるため、各比較回路のオフセット電
圧が一定となり、直線性が確保される。また各比較回路
の帯域幅が一定で、同じ電位差であれば動作速度が一定
とされるものであり、特に基準電圧の1/2の電圧を基
準にした比較動作であるため高速動作が可能とされる。
装置にあっては、各比較回路に供給される基準電圧が一
定とされるものであるため、各比較回路のオフセット電
圧が一定となり、直線性が確保される。また各比較回路
の帯域幅が一定で、同じ電位差であれば動作速度が一定
とされるものであり、特に基準電圧の1/2の電圧を基
準にした比較動作であるため高速動作が可能とされる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の一実施例を
説明する。図1はアナログ入力電圧Vinを4ビットのデ
ィジタルデータD1 〜D4 に変換するアナログ・ディジ
タル変換装置の回路構成を示している。
説明する。図1はアナログ入力電圧Vinを4ビットのデ
ィジタルデータD1 〜D4 に変換するアナログ・ディジ
タル変換装置の回路構成を示している。
【0009】ディジタルデータに変換すべきアナログ入
力電圧Vinは、バッファアンプ11に供給し、このバッフ
ァアンプ11からの出力信号は、4ビットの出力D1 〜D
4 の第1のビット(MSB)に対応する第1の比較回路
121 の反転入力端子に供給する。このバッファアンプ11
からの出力信号は、さらに抵抗値Rの抵抗132 〜134を
それぞれ介して、第2〜第4のビットそれぞれに対応す
る第2乃至第4の比較回路122 〜124 のそれぞれ反転入
力端子に供給する。
力電圧Vinは、バッファアンプ11に供給し、このバッフ
ァアンプ11からの出力信号は、4ビットの出力D1 〜D
4 の第1のビット(MSB)に対応する第1の比較回路
121 の反転入力端子に供給する。このバッファアンプ11
からの出力信号は、さらに抵抗値Rの抵抗132 〜134を
それぞれ介して、第2〜第4のビットそれぞれに対応す
る第2乃至第4の比較回路122 〜124 のそれぞれ反転入
力端子に供給する。
【0010】この比較回路122 〜124 のそれぞれ反転入
力端子には、それぞれ抵抗値Rの抵抗と抵抗値2Rの抵
抗との組み合わせによって構成されたR−2R抵抗ラダ
ー回路によるD/Aコンバータ142 〜144が接続される
もので、これらのD/Aコンバータ142 〜144 には、そ
れぞれ上位ビットに対応する比較回路121 〜123 からの
出力信号が結合されている。
力端子には、それぞれ抵抗値Rの抵抗と抵抗値2Rの抵
抗との組み合わせによって構成されたR−2R抵抗ラダ
ー回路によるD/Aコンバータ142 〜144が接続される
もので、これらのD/Aコンバータ142 〜144 には、そ
れぞれ上位ビットに対応する比較回路121 〜123 からの
出力信号が結合されている。
【0011】このD/Aコンバータ142 〜144 のそれぞ
れビット数は各々2ビット、3ビット、および4ビット
であり、このD/Aコンバータ142 〜144 のそれぞれ入
力端子には、LSBに対応する部分を除いて、第1乃至
第3の比較回路121 〜123 の出力/D1 、/D2 、/D
3 をMSBから順次接続する。そして、これらのD/A
コンバータ142 〜144 のそれぞれLSBに対応する部分
に基準電源電圧VDDを接続する。
れビット数は各々2ビット、3ビット、および4ビット
であり、このD/Aコンバータ142 〜144 のそれぞれ入
力端子には、LSBに対応する部分を除いて、第1乃至
第3の比較回路121 〜123 の出力/D1 、/D2 、/D
3 をMSBから順次接続する。そして、これらのD/A
コンバータ142 〜144 のそれぞれLSBに対応する部分
に基準電源電圧VDDを接続する。
【0012】第1乃至第4の比較回路121 〜124 のそれ
ぞれ非反転入力端子には、基準電圧VDDの1/2の電圧
を印加設定する。そして、これらの比較回路121 〜124
それぞれからの出力/D1 〜/D4 は、それぞれインバ
ータ151 〜154 に供給し、これらのインバータ151 〜15
4 それぞれからの、ディジタル変換されたビット出力D
1 〜D4 が出力されるようにする。
ぞれ非反転入力端子には、基準電圧VDDの1/2の電圧
を印加設定する。そして、これらの比較回路121 〜124
それぞれからの出力/D1 〜/D4 は、それぞれインバ
ータ151 〜154 に供給し、これらのインバータ151 〜15
4 それぞれからの、ディジタル変換されたビット出力D
1 〜D4 が出力されるようにする。
【0013】この様に構成されるアナログ・ディジタル
変換装置において、アナログ入力信号Vinを次式で表
す。
変換装置において、アナログ入力信号Vinを次式で表
す。
【0014】
【数1】
【0015】但し、D1 〜D4 は“1”または“0”の
ディジタル値であり、αは“0<α<1”となる値とす
る。
ディジタル値であり、αは“0<α<1”となる値とす
る。
【0016】第1の比較回路121 の出力/D1 は、入力
電圧Vinと基準電圧VDD/2を比較した結果であり、し
たがって次のような関係にある。
電圧Vinと基準電圧VDD/2を比較した結果であり、し
たがって次のような関係にある。
【0017】
【数2】
【0018】第2の比較回路122 の反転入力端子に供給
される電圧V2 は、この入力端子から入力電圧Vinを見
た場合のインピターンスと、同じく入力端子から抵抗ラ
ダー回路142 を見た場合のインピーダンスが共にRであ
るため、入力電圧Vinと抵抗ラダー回路142 の出力電圧
の中間電圧になる。すなわち、この電圧V2 は次式で表
される。
される電圧V2 は、この入力端子から入力電圧Vinを見
た場合のインピターンスと、同じく入力端子から抵抗ラ
ダー回路142 を見た場合のインピーダンスが共にRであ
るため、入力電圧Vinと抵抗ラダー回路142 の出力電圧
の中間電圧になる。すなわち、この電圧V2 は次式で表
される。
【0019】
【数3】
【0020】この(3) 式で“D2 =1”であれば、“V
2 >(VDD/2)”となり、また“D2 =0”であれば
“V2<(VDD/2)”となる。したがって、この比較
回路12の出力/D2 と(1) 式で用いた出力D2 には(4)
式のような関係が成り立つ。以下、同様に第3および第
4の比較回路それぞれの反転入力端子電圧V3 およびV
4 も同様に求めることができ、比較回路123 および124
でそれぞれ基準電圧“VDD/2”とV3 およびV4 と比
較した結果にも、(5) および(6)式で示す関係が成り立
つ。
2 >(VDD/2)”となり、また“D2 =0”であれば
“V2<(VDD/2)”となる。したがって、この比較
回路12の出力/D2 と(1) 式で用いた出力D2 には(4)
式のような関係が成り立つ。以下、同様に第3および第
4の比較回路それぞれの反転入力端子電圧V3 およびV
4 も同様に求めることができ、比較回路123 および124
でそれぞれ基準電圧“VDD/2”とV3 およびV4 と比
較した結果にも、(5) および(6)式で示す関係が成り立
つ。
【0021】
【数4】
【0022】第1乃至第4の比較回路121 〜124 のそれ
ぞれ出力/D1 〜/D4 は、それぞれインバータ151 〜
154で反転され、出力ビット情報D1 〜D4 が得られる
ものであり、基準電圧“VDD/2”のみで入力アナログ
電圧Vinをディジタル変換するようになる。
ぞれ出力/D1 〜/D4 は、それぞれインバータ151 〜
154で反転され、出力ビット情報D1 〜D4 が得られる
ものであり、基準電圧“VDD/2”のみで入力アナログ
電圧Vinをディジタル変換するようになる。
【0023】VTF型のA/D変換装置において、VDD
の単一基準電源を使用した場合、入力電圧Vinが“0
V”または“VDD”に近付くと、比較回路の反転入力端
子電圧も“0V”または“VDD”に近付くようになり、
変換時間が長くなったり、比較回路のオフセット電圧が
大きくなった。
の単一基準電源を使用した場合、入力電圧Vinが“0
V”または“VDD”に近付くと、比較回路の反転入力端
子電圧も“0V”または“VDD”に近付くようになり、
変換時間が長くなったり、比較回路のオフセット電圧が
大きくなった。
【0024】しかし、図1で示したようなアナログ・デ
ィジタル変換装置においては、電圧“VDD/2”を基準
にして、各ビットに対応する比較回路121 〜124 でそれ
ぞれ比較を行っている。したがって、VTFで生じたよ
うな問題は起こらない。
ィジタル変換装置においては、電圧“VDD/2”を基準
にして、各ビットに対応する比較回路121 〜124 でそれ
ぞれ比較を行っている。したがって、VTFで生じたよ
うな問題は起こらない。
【0025】図2は第2の実施例に係るアナログ・ディ
ジタル変換装置を示すもので、図1の第1の実施例にお
いては、R−2R抵抗ラダー回路によって構成したD/
Aコンバータ142 〜144 を用いたが、この実施例におい
ては電流加算方式のD/Aコンバータ212 〜214 を用い
ている。また。このD/Aコンバータ212 〜214 に代え
てセグメント電流方式のD/Aコンバータで構成するこ
ともできる。
ジタル変換装置を示すもので、図1の第1の実施例にお
いては、R−2R抵抗ラダー回路によって構成したD/
Aコンバータ142 〜144 を用いたが、この実施例におい
ては電流加算方式のD/Aコンバータ212 〜214 を用い
ている。また。このD/Aコンバータ212 〜214 に代え
てセグメント電流方式のD/Aコンバータで構成するこ
ともできる。
【0026】図3は第3の実施例を示すもので、この実
施例においては第1乃至第4の比較回路121 〜124 のそ
れぞれ反転入力端子に基準電圧(VDD/2)を印加設定
し、比較回路121 〜124 のそれぞれ非反転入力端子には
アナログ入力信号とR−2R抵抗ラダー回路によるD/
Aコンバータ142 〜144 の出力とを合成した信号を入力
するようにしている。この実施例においては、比較回路
121 〜124 からそれぞれ出力ビットD1 〜D4 が得られ
るもので、比較回路121 〜123 それぞれからの出力は、
それぞれインバータ221 〜223 で反転してD/Aコンバ
ータ142 〜144にそれぞれ入力するようにしている。
施例においては第1乃至第4の比較回路121 〜124 のそ
れぞれ反転入力端子に基準電圧(VDD/2)を印加設定
し、比較回路121 〜124 のそれぞれ非反転入力端子には
アナログ入力信号とR−2R抵抗ラダー回路によるD/
Aコンバータ142 〜144 の出力とを合成した信号を入力
するようにしている。この実施例においては、比較回路
121 〜124 からそれぞれ出力ビットD1 〜D4 が得られ
るもので、比較回路121 〜123 それぞれからの出力は、
それぞれインバータ221 〜223 で反転してD/Aコンバ
ータ142 〜144にそれぞれ入力するようにしている。
【0027】この実施例においては、論理を反転するこ
とによって図1で示した実施例と同様の動作をするもの
であるが、この実施例構成において図2で示したと同様
にR−2R抵抗ラダー回路によるD/Aコンバータ142
〜144 に代わって、他の方式のD/Aコンバータを採用
することもできる。
とによって図1で示した実施例と同様の動作をするもの
であるが、この実施例構成において図2で示したと同様
にR−2R抵抗ラダー回路によるD/Aコンバータ142
〜144 に代わって、他の方式のD/Aコンバータを採用
することもできる。
【0028】図4は第4の実施例を示すもので、図1で
示した第1の実施例のアナログ・ディジタル変換装置に
対して、入力信号Vinの供給されるサンプルホールド回
路23およびレジスタ回路24を設ける。このレジスタ回路
24は、第1乃至第3の比較回路121 〜123 それぞれから
の出力が供給されるレジスタを備えるもので、その各比
較回路121 〜123 それぞれからの出力/D1 〜/D3 を
それぞれ記憶し、下位ビットのD/Aコンバータ142 〜
144 に対してその記憶ビットを供給する。
示した第1の実施例のアナログ・ディジタル変換装置に
対して、入力信号Vinの供給されるサンプルホールド回
路23およびレジスタ回路24を設ける。このレジスタ回路
24は、第1乃至第3の比較回路121 〜123 それぞれから
の出力が供給されるレジスタを備えるもので、その各比
較回路121 〜123 それぞれからの出力/D1 〜/D3 を
それぞれ記憶し、下位ビットのD/Aコンバータ142 〜
144 に対してその記憶ビットを供給する。
【0029】この様なサンプルホールド回路23およびレ
ジスタ回路24は、クロック信号に同期して制御するもの
で、この様な制御によってパイプライン処理が可能とな
る。この場合、アナログ入力信号Vinが、1クロック毎
にスイッチ制御によって下位ビットのサンプルホールド
回路に送られて行くことによって、比較回路からの出力
が1クロック毎にレジスタ回路24にシフトされることを
除けば、動作は図1の実施例と同様である。
ジスタ回路24は、クロック信号に同期して制御するもの
で、この様な制御によってパイプライン処理が可能とな
る。この場合、アナログ入力信号Vinが、1クロック毎
にスイッチ制御によって下位ビットのサンプルホールド
回路に送られて行くことによって、比較回路からの出力
が1クロック毎にレジスタ回路24にシフトされることを
除けば、動作は図1の実施例と同様である。
【0030】
【発明の効果】以上のようにこの発明におけるアナログ
入力信号Vinをnビットのディジタル信号(D1 〜D
n)に変換するアナログ・ディジタル変換装置において
は、n個の比較回路とn−1個の比較電圧制御回路を備
えるもので、この基準電圧発生回路は入力信号電圧範囲
の1/2の基準電圧を生成し、各比較回路の一方の入力
端子にこの基準電圧を印加し、他方の入力端子には、最
上位ビットに対応する比較回路においてアナログ入力信
号が入力され、2ビット目以降i番目比較回路において
はi−1番目の比較電圧制御回路の出力信号Vi-1 が印
加される。アナログ入力信号電圧Vinをフルスケール1
で表したとき
入力信号Vinをnビットのディジタル信号(D1 〜D
n)に変換するアナログ・ディジタル変換装置において
は、n個の比較回路とn−1個の比較電圧制御回路を備
えるもので、この基準電圧発生回路は入力信号電圧範囲
の1/2の基準電圧を生成し、各比較回路の一方の入力
端子にこの基準電圧を印加し、他方の入力端子には、最
上位ビットに対応する比較回路においてアナログ入力信
号が入力され、2ビット目以降i番目比較回路において
はi−1番目の比較電圧制御回路の出力信号Vi-1 が印
加される。アナログ入力信号電圧Vinをフルスケール1
で表したとき
【0031】
【数5】
【0032】とすると、i番目の比較電圧制御回路の出
力信号Vi は、アナログ入力信号電圧Vinと1〜i番目
の比較回路の出力とから
力信号Vi は、アナログ入力信号電圧Vinと1〜i番目
の比較回路の出力とから
【0033】
【数6】
【0034】となる出力信号を発生し、このVi と基準
電圧とを比較するように構成される。したがって、直線
性に優れた精度の高いディジタルデータが得られるよう
になるもので、且つ各比較回路に供給される基準電圧が
(VDD/2)と一定であるのでその帯域幅は一定であ
り、オフセット電圧が一定とされる。
電圧とを比較するように構成される。したがって、直線
性に優れた精度の高いディジタルデータが得られるよう
になるもので、且つ各比較回路に供給される基準電圧が
(VDD/2)と一定であるのでその帯域幅は一定であ
り、オフセット電圧が一定とされる。
【図1】この発明の一実施例に係るアナログ・ディジタ
ル変換装置を説明する回路構成図。
ル変換装置を説明する回路構成図。
【図2】この発明の第2の実施例に係るアナログ・ディ
ジタル変換装置を説明する回路構成図。
ジタル変換装置を説明する回路構成図。
【図3】この発明の第3の実施例に係るアナログ・ディ
ジタル変換装置を説明する回路構成図。
ジタル変換装置を説明する回路構成図。
【図4】この発明の第4の実施例に係るアナログ・ディ
ジタル変換装置を説明する回路構成図。
ジタル変換装置を説明する回路構成図。
11…バッファアンプ、121 〜124 …比較回路、132〜134
…抵抗(R)、142〜144 …D/Aコンバータ(R−2
R抵抗ラダー回路)、151 〜154 …インバータ。
…抵抗(R)、142〜144 …D/Aコンバータ(R−2
R抵抗ラダー回路)、151 〜154 …インバータ。
Claims (1)
- 【請求項1】 設定された基準電圧の1/2の電圧がそ
れぞれ一方の入力端子に供給された各ビットそれぞれに
対応するn個の比較回路と、 このn個の比較回路の2番目以降の比較回路それぞれに
対応して設定され、それぞれ対応する比較回路の他方の
入力端子に比較電圧を印加設定するためのn−1個の比
較電圧制御回路とを具備し、 この比較電圧制御回路は、それぞれ上位ビットの前記比
較回路からの出力電圧が供給されるD/Aコンバータで
構成されるようにした、nビットのディジタル変換出力
を発生するアナログ・ディジタル変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20436391A JPH0548459A (ja) | 1991-08-14 | 1991-08-14 | アナログ・デイジタル変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20436391A JPH0548459A (ja) | 1991-08-14 | 1991-08-14 | アナログ・デイジタル変換装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0548459A true JPH0548459A (ja) | 1993-02-26 |
Family
ID=16489278
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20436391A Pending JPH0548459A (ja) | 1991-08-14 | 1991-08-14 | アナログ・デイジタル変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0548459A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011142417A (ja) * | 2010-01-06 | 2011-07-21 | Nec Access Technica Ltd | A/d変換器及びa/d変換方法 |
WO2012008004A1 (ja) * | 2010-07-13 | 2012-01-19 | パナソニック株式会社 | Ad変換器を備えた温度検知回路及び半導体集積回路 |
-
1991
- 1991-08-14 JP JP20436391A patent/JPH0548459A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011142417A (ja) * | 2010-01-06 | 2011-07-21 | Nec Access Technica Ltd | A/d変換器及びa/d変換方法 |
WO2012008004A1 (ja) * | 2010-07-13 | 2012-01-19 | パナソニック株式会社 | Ad変換器を備えた温度検知回路及び半導体集積回路 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH05218868A (ja) | 多段型ad変換器 | |
US5861828A (en) | Apparatus and method for monotonic digital calibration of a pipeline analog-to-digital converter | |
US6229472B1 (en) | A/D converter | |
US20040046605A1 (en) | Transconductance amplifiers | |
JP3068871B2 (ja) | アナログ‐ディジタル変換器 | |
US6664911B2 (en) | Differential input A/D converter | |
US6501412B2 (en) | Analog-to-digital converter including a series of quantizers interconnected in cascade | |
US6504500B1 (en) | A/D converter and A/D converting method | |
US6288662B1 (en) | A/D converter circuit having ladder resistor network with alternating first and second resistors of different resistance values | |
US5296857A (en) | Digital to analog converter with precise linear output for both positive and negative digital input values | |
KR100514320B1 (ko) | 디지털/아날로그 변환기 | |
JP3782911B2 (ja) | Adコンバータ回路 | |
JPH10501115A (ja) | 信号に依存するオフセットを有する作動増幅器及びこのような作動増幅器を含むマルチステップ2重残差アナログ−デジタルコンバータ | |
JPH0548459A (ja) | アナログ・デイジタル変換装置 | |
JPH02268521A (ja) | A/d変換方法及びa/d変換装置 | |
JPH06268523A (ja) | D/a変換器 | |
JPH06132828A (ja) | D/a変換装置 | |
JP3104952B2 (ja) | アナログ・ディジタル変換器及びそれを搭載したマイクロコンピュータ | |
JP2812169B2 (ja) | A/d変換装置 | |
KR100282443B1 (ko) | 디지탈/아날로그 컨버터 | |
JP2877983B2 (ja) | A/dコンバータ回路 | |
JPH118557A (ja) | A/d変換器 | |
JPH0455005B2 (ja) | ||
JP2003032112A (ja) | アナログ−デジタル変換回路およびその直流バイアス電圧発生方法 | |
JP2002330070A (ja) | フラッシュ型アナログデジタル変換器のひずみ補償法 |