JPH0547807B2 - - Google Patents

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JPH0547807B2
JPH0547807B2 JP63191387A JP19138788A JPH0547807B2 JP H0547807 B2 JPH0547807 B2 JP H0547807B2 JP 63191387 A JP63191387 A JP 63191387A JP 19138788 A JP19138788 A JP 19138788A JP H0547807 B2 JPH0547807 B2 JP H0547807B2
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JP
Japan
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coat
parallel
primary
die
optical fiber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63191387A
Other languages
English (en)
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JPH0240604A (ja
Inventor
Toshihiro Fujita
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
Original Assignee
Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd filed Critical Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
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Publication of JPH0240604A publication Critical patent/JPH0240604A/ja
Publication of JPH0547807B2 publication Critical patent/JPH0547807B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、光フアイバー心線の並列状態が良
く、端末処理作業の容易なテープ型光フアイバー
心線を製造する方法に関する。
[従来技術] テープ型光フアイバー心線の一般的な製造方法
は、繰出される複数本の光フアイバー心線を幅寄
せし並列に引揃えて、これに紫外線硬化型樹脂
(以下、UV樹脂と言う)を塗布し、引続き前記
塗布したUV樹脂コート層に紫外線を照射してこ
れを硬化させ、テープ型光フアイバー心線を得る
ものである。
上記従来のテープ型光フアイバー心線の製造方
法において、UV樹脂コート内部の各心線の並列
状態を良くするために、繰出され幅寄せされる
各心線の張力をコントロールする、あるいは心
線の幅寄せ用ローラの形状や配置を工夫する、等
の方法が試みられているが、現在の並列不良の対
策としては充分満足できるものではない。
また前記のUV樹脂コートは心線の保護のため
にある程度の厚みを必要とし、しかもそれが硬化
しているために、端末処理作業の際の各心線毎の
引裂きが容易ではない。
[発明が解決しようとする課題] 上記実状に鑑み、本発明は、テープ型光フアイ
バー心線の製造において、心線の並列状態が良
く、且つ、端末処理作業の際の各心線の引裂きも
容易に行なえるテープ型光フアイバー心線を得る
ための製造方法を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記課題解決のために、繰出された
光フアイバー心線を並列に引揃えて、波形面の対
向によつて各心線の通路を並設し各通路間を狭く
したダイを備える一次コート槽を通過させ、各心
線の表面に前記ダイ形状に応じた並列状態にして
一次コートを塗布し、このコートをゲル分率40〜
60%に半硬化させる工程と、該工程に引続き二次
コートを塗布しこれを十分硬化させる工程とによ
り製造する。
[作用] 上記の如く構成する本発明の方法は、並列に引
揃えた光フアイバー心線を一次コート槽を通過さ
せ、波形面の対向によるダ形状に応じた形で各心
線に一次コートを施し、このコートをゲル分率40
〜60%に半硬化させるので、各心線に矯正可能な
状態で並列する。すなわち一次コートした状態で
は、各心線間の連接部分がくびれ形状をなし、し
かもこのコートが半硬化状態であるため、並列状
態の矯正が容易に可能になる。そしてこれに引続
いて二次コートを施してこのコートを十分硬化さ
せるので、仮に一次コートされた後の心線の並列
状態が悪い場合には、二次コートの際にダイを通
過することによつて並列状態が矯正され、これに
より心線の並列状態の良好なテープ型光フアイバ
ー心線が得られる。特に、一次コート層が、上記
したようにゲル分率40〜60%の半硬化状態であれ
ば、前記のように並列状態の矯正が可能であつ
て、しかも二次コート層の硬化の際に生じる硬化
歪みが生じることがない。
また、コートを一次と二次に分け、一次コート
を半硬化にし、二次コートを十分硬化させるの
で、通常の保護は十分であつて、しかも端末処理
作業等の際の心線の引裂きが、全コート層を一度
に十分硬化させたものに比し容易に行なえること
になる。特に上記のように一次コートのダイとし
て、波形面の対向によつて各心線の通路間を狭く
したものを用いたことにより、一次コートが、並
列した各心線間の連接部分でくびれ形状をなし、
これが一次コートの半硬化と相俟つて、端末処理
作業における心線の引裂きが一層容易になる。
[実施例] 次に本発明の実施態様を図面に基いてその使用
装置とともに順次説明する。
サプライスタンド1のボビン2から繰出される
複数本(図の場合4本)の光フアイバー心線f
を、幅寄せローラ3により心線間隔を狭めるよう
に幅寄せしつつ、後続の一次コート槽4に送入す
る。
前記の幅寄せローラ3としては、例えば第2図
のイに示すように軸心を垂直にして回転自在に立
設したローラ3a、あるいは同図のロに示すよう
に心線太さに相当する寸法で軸心を傾斜させて設
けたローラ3b、あるいは同図ハのように心線の
太さに相当する寸法で心線通過部分に外径差を設
けて立設したローラ3cが使用され、複数の心線
fを相互に接触しないように上下に間隔を開けて
接触通過させるように構成される。
そして前記のように幅寄せされ一次コート槽4
に入つた心線fは、ダイの形状に応じて並列して
この一次コート槽4を通過し、表面にウレタン系
等のUV樹脂がコート層の全厚に応じて設定され
た所要の厚みにコートされる。この一次コート槽
4のダイ5は、第4図〔a〕に示す通り、波形面
の対向によつて各心線fの通路を並設し各通路間
を狭くした形状とし、これに対応して各心線毎に
コートされるように構成するのが、後述の二次コ
ートの際の並列矯正が容易に行なえ好ましい。
そして前記一次コート槽4を出た心線fを、水
銀ランプ(図示せず)等を線源とする紫外線照射
装置6を通過させ、この間に前記UV樹脂コート
層を紫外線照射によつてゲル分率が40〜60%とな
る程度に半硬化させる。しかしてこの状態では前
記コートが半硬化であるために、各心線が並列状
態に保持されてはいるが、その並列を矯正できる
状態になつている。
前記の工程において半硬化された光フアイバー
心線fは、引続いて次の二次コート槽7を通過さ
せるもので、ここで心線fの並列具合がダイ通過
により矯正されながらUV樹脂による二次コート
が施される。この二次コート槽7で用いられるダ
イ8は、第4図〔b〕に示すように扁平な通孔に
して、仕上りが所定寸法のテープ状に成形できる
ようにしてある。
この二次コート槽7を出た心線fを、紫外線照
射装置9を通過させて、その間に十分に硬化、す
なわち紫外線照射後のゲル分率が例えば95%前後
となる程度にまで硬化させて後、巻取機10によ
り巻取る。
なお、前記一次コート槽4、二次コート槽7の
UV樹脂は、マイクロポンプ(図示せず)により
循環され供給される。また、前記一次および二次
のコート槽4および7は、第2図に示すように槽
内の樹脂粘度を一定に保つように、その周壁に二
重壁構造等による保温用温湯空孔11が設けられ
て、この空孔に図示しない配管系により温湯等が
循環供給されるようになつている。
なお、UV樹脂としては、ウレタン系UV樹脂
(例えば日本合成ゴム社製、銘柄:R3056又は
R3050)が好適に用いられるが、もちろん他の
UV樹脂であつてもよい。
さらに上記の一次コートおよび二次コートの層
厚は、光フアイバー心線の径や本数等によつても
異なるが、通常それぞれ全コート層厚の1/2の層
厚に設定される。例えば外径250μmの光フアイ
バー心線4本を並列させる場合、 一次コート寸法(外形):0.35mm×1mm 二次コート寸法(外形):0.4mm×1.1mm とする。
また一次コートの紫外線照射量および二次コー
トの紫外線照射量は、上述したように、各々一次
コートの紫外線照射後のゲル分率40〜60%、二次
コートの紫外線照射後のゲル分率95%前後となる
ように設定する。
例えば、UV樹脂として、日本合成ゴム社製ウ
レタン系UV樹脂(銘柄:R3056又はR3050)を
用い、前記した条件で、外径250μmの光フアイ
バー心線4本を並列させたテープ型光フアイバー
心線を製造したところ、コート層内の各心線の並
列状態は良好であり、しかも端末部における各心
線毎の引裂き分離作業も従来品に比して容易なも
のが得られた。
[発明の効果] 上記したように本発明の製造方法によれば、一
次と二次に分けてかつ一次コートを、特に波形面
の対向による特殊なダイを用いて施し、かつこれ
をゲル分率40〜60%の半硬化にしておいて二次コ
ートを施すことにより、各心線の保護を良好にな
して、しかも心線の並列状態が良く、また端末処
理作業も容易なテープ型光フアイバー心線を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の製造方法の実施例を示す略示
平面図、第2図はイ,ロ,ハは幅寄せローラを例
示する斜視図、第3図は一次(二次)のコート槽
を拡大して示す断面斜視図、第4図〔a〕,〔b〕
は各コート槽のダイの通孔形状を例示する斜視図
である。 1……サプライスタンド、3……幅寄せロー
ラ、4……一次コート槽、5……ダイ、6……紫
外線照射装置、7……二次コート槽、8……ダ
イ、9……紫外線照射装置、10……巻取機。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 繰出される光フアイバー心線を並列に引揃え
    て、波形面の対向によつて各心線の通路を並設し
    各通路間を狭くしたダイを備える一次コート槽を
    通過させ、各心線の表面に前記ダイ形状に応じた
    並列状態にして一次コートを塗布し、このコート
    をゲル分率40〜60%に半硬化させる工程と、該工
    程に引続き二次コートを塗布しこれを十分硬化さ
    せる工程とからなることを特徴とするテープ型光
    フアイバー心線の製造方法。
JP63191387A 1988-07-29 1988-07-29 テープ型光ファイバー心線の製造方法 Granted JPH0240604A (ja)

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JP63191387A JPH0240604A (ja) 1988-07-29 1988-07-29 テープ型光ファイバー心線の製造方法

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Publication Number Publication Date
JPH0240604A JPH0240604A (ja) 1990-02-09
JPH0547807B2 true JPH0547807B2 (ja) 1993-07-19

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6163810A (ja) * 1984-09-05 1986-04-02 Sumitomo Electric Ind Ltd テ−プ状光フアイバ心線の製造方法
JPS6287919A (ja) * 1985-10-14 1987-04-22 Furukawa Electric Co Ltd:The 光フアイバテ−プ心線の製造方法
JPS62131213A (ja) * 1985-12-04 1987-06-13 Sumitomo Electric Ind Ltd テ−プフアイバの製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62131213A (ja) * 1985-12-04 1987-06-13 Sumitomo Electric Ind Ltd テ−プフアイバの製造方法

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