JPH0943466A - 光ファイバテープの製造方法 - Google Patents

光ファイバテープの製造方法

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JPH0943466A
JPH0943466A JP7196398A JP19639895A JPH0943466A JP H0943466 A JPH0943466 A JP H0943466A JP 7196398 A JP7196398 A JP 7196398A JP 19639895 A JP19639895 A JP 19639895A JP H0943466 A JPH0943466 A JP H0943466A
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JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
tape
die
fiber tape
resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP7196398A
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English (en)
Inventor
Takeshi Okubo
豪 大窪
Mikio Ogoshi
幹夫 大越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
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Publication of JPH0943466A publication Critical patent/JPH0943466A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産性の高い光ファイバテープの製造方法を
提供する。 【解決手段】 複数のファイバ心線1a〜1hを並列に
配置し、ダイスの押出し穴を通過させると共にその押出
し穴内で紫外線硬化樹脂Jを被覆してテープ状に形成
し、その後紫外線を照射して硬化させる光ファイバテー
プの製造方法において、複数の押出し穴13、14が形
成されたダイス4を用いて同時に複数の光ファイバテー
プ7a、7bを製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバテープ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバテープは、複数のファイバ心
線を並列に配置し、これらの外周を被覆材料(例えば紫
外線硬化樹脂)で被覆して一括化したものである。
【0003】具体的には送り出しボビンより送り出され
たファイバ心線を並列に配置し、ダイス内を通過させる
と共にダイス内に紫外線硬化樹脂であるウレタンアクリ
レート系樹脂が塗布されて扁平テープ状に形成され、こ
のテープ状の状態が紫外線硬化装置に導かれる。そこで
水銀ランプ等から紫外線が照射されてウレタンアクリレ
ート系樹脂が硬化してファイバテープが形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光ファイバ
テープの製造時におけるファイバ心線の配置の乱れや、
テープ肉厚の変動等によるテープ整形技術は略完成の域
に達したものの、光ファイバ心線の細径化、多心化はも
とより生産性の向上が要求されてきている。
【0005】特にこの中で低コスト化の検討はこれまで
ほとんど行われていなかった。
【0006】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、生産性の高い光ファイバテープの製造方法を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、複数のファイバ心線を並列に配置し、ダイ
スの押出し穴を通過させると共にその押出し穴内で紫外
線硬化樹脂を被覆してテープ状に形成し、ダイスから押
出された後紫外線を照射して硬化させる光ファイバテー
プの製造方法において、複数の押出し穴が形成されたダ
イスを用いて同時に複数の光ファイバテープを製造する
ものである。
【0008】上記構成に加え本発明は、各押出し穴に樹
脂圧力センサを設け紫外線硬化樹脂の圧力を検出するよ
うにしたものである。
【0009】上記構成によって、ダイスに形成された複
数の押出し穴内で並列に配置されたファイバ心線に紫外
線硬化樹脂が被覆されるので、1回の押出し工程で同時
に複数のテープ状ファイバが形成される。ダイスから同
時に押出された複数のテープ状ファイバに紫外線を照射
すれば複数の光ファイバテープが同時に製造され、光フ
ァイバテープの生産性が向上し、低コスト化につなが
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳述する。
【0011】図1は本発明の光ファイバテープの製造方
法を適用した装置の概念図である。
【0012】同図に示すように、複数(4本)の光ファ
イバ1a〜1dを送り出すための送り出しボビン2a〜
2dと、4本の光ファイバ1e〜1hを送り出すための
送り出しボビン2e〜2hと、ローラ3a、3bと、整
列に配置された光ファイバ群1a〜1d、1e〜1hに
紫外線硬化樹脂(以下「UV硬化樹脂」という)を被覆
するための成形ダイス4と、UVランプ5と、ダンサ6
a、6bと、光ファイバテープ7a、7bを巻き取るた
めの巻取りドラム8a、8bとで光ファイバテープの製
造装置が構成されている。
【0013】送り出しボビン2a〜2hは、ファイバ心
線(裸ガラスファイバ表面にヤング率の低い緩衝層を形
成し、その外周にヤング率の高いハード層が順次被覆形
成された光ファイバ素線)1a〜1hが巻き取られてい
る。
【0014】ここで図3はファイバ心線の断面図であ
る。
【0015】図3に示すようにファイバ心線は、例えば
光波長λが1.3μm帯のSMファイバ(single mode
fiber 、シングルモードファイバ)10にプライマリ材
11、セカンダリ材12のウレタンアクリレート系樹脂
でそれぞれ被覆外径φが200μm、250μmとなる
ように被覆形成されている。
【0016】図1において、4本の送り出しボビン2a
〜2dから送り出された4本のファイバ心線1a〜1d
がローラ3aで隣接して並列状に整列配置されると共
に、送り出しボビン2e〜2hから送り出された4本の
ファイバ心線1e〜1hがローラ3bで隣接して並列状
に整列配置される。
【0017】ローラ3aで整列配置されたファイバ心線
1a〜1dは、成形ダイス4に形成された複数(図では
2つ)の押出し穴13、14のうちの一方の押出し穴1
3に順次導かれる。同様にローラ3bで整列配置された
ファイバ心線1e〜1hは、成形ダイス4に形成された
他方の押出し穴14に順次導かれる。
【0018】ここで、図2(a)は本発明の光ファイバ
テープの製造方法を適用した装置に用いられるダイスの
平面図であり、図2(b)は図2(a)のA−A線断面
図である。
【0019】ダイス4に形成された2つの押出し穴1
3、14は供給管15、16を介してそれぞれ圧力タン
ク(図示せず)に接続されている。圧力タンクにはUV
硬化樹脂が貯蔵されており、図示しない圧送装置により
UV硬化樹脂Jがダイス4内に圧送されるようになって
いる。各押出し穴13、14にはUV硬化樹脂Jの圧力
を検出する圧力センサ17、18がそれぞれ取り付けら
れている。これらの圧力センサ17、18からの信号に
より押出し穴13、14内の樹脂圧が一定となるように
圧送UV樹脂量が制御されるようになっている。
【0020】図2において、ファイバ心線1a〜1d、
1e〜1hが押出し穴13、14内にそれぞれ進入する
と、外周にUV硬化樹脂Jが被覆されてテープ状ファイ
バ19a、19bがそれぞれ形成される。
【0021】ここで、UV硬化樹脂Jは紫外線の照射に
より硬化するものであり、例えばウレタンアクリレート
樹脂、エポキシアクリレート樹脂、ポリエステルアクリ
レート樹脂、ポリブタジエンアクリレート樹脂、シリコ
ンアクリレート樹脂等が挙げられる。
【0022】テープ状ファイバ19a、19bはUVラ
ンプ5にて硬化され、図4に示すような扁平な光ファイ
バテープ20a、20bが2本同時に形成される。光フ
ァイバテープ20a、20bは別々のダンサ6a、6b
を通り巻取りドラム8a、8bにそれぞれ巻き取られ
る。
【0023】ここで図4は図2に示した装置で形成され
る光ファイバテープの断面図である。
【0024】図3に示した構造のファイバ心線1a〜1
dが並列に配置され外周が紫外線で硬化したUV硬化樹
脂Jaで被覆されている。
【0025】この光ファイバテープの厚さは0.4mm
であり、幅は1.3mmであった。線速は100mm/
分で行った。
【0026】このように構成したことで、一度に2つの
押出し穴からテープ状のファイバが押出されるので、紫
外線を照射することにより同時に2本の光ファイバテー
プを製造することができる。
【0027】尚、本実施例では押出し穴の数が2つの場
合で説明したが、これに限定されるものではない。ま
た、押出し穴の大きさは同一である必要はなく、テープ
心線数に応じて変えてもよい。さらにテープ心線数は
4、8、10、12、…等に増減可能である。
【0028】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
【0029】複数の押出し穴が形成されたダイスを用い
て同時に複数の光ファイバテープを製造するので、光フ
ァイバテープの生産性が向上し、コストダウンを図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ファイバテープの製造方法を適用し
た装置の概念図である。
【図2】(a)は本発明の光ファイバテープの製造方法
を適用した装置に用いられるダイスの平面図であり、
(b)は(a)のA−A線断面図である。
【図3】テープファイバ化前の光ファイバの断面図であ
る。
【図4】図2に示した装置で形成される光ファイバテー
プの断面図である。
【符号の説明】
1a〜1h ファイバ心線 2a〜2h 送り出しボビン 4 ダイス 5 UVランプ 7a、7b 光ファイバテープ 8a、8b 巻取りドラム 13、14 押出し穴 J 紫外線硬化樹脂(UV硬化樹脂)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のファイバ心線を並列に配置し、ダ
    イスの押出し穴を通過させると共にその押出し穴内で紫
    外線硬化樹脂を被覆してテープ状に形成し、上記ダイス
    から押出された後紫外線を照射して硬化させる光ファイ
    バテープの製造方法において、複数の押出し穴が形成さ
    れたダイスを用いて同時に複数の光ファイバテープを製
    造することを特徴とする光ファイバテープの製造方法。
  2. 【請求項2】 上記各押出し穴に樹脂圧力センサを設け
    紫外線硬化樹脂の圧力を検出するようにした請求項1記
    載の光ファイバテープの製造方法。
JP7196398A 1995-08-01 1995-08-01 光ファイバテープの製造方法 Pending JPH0943466A (ja)

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JP7196398A JPH0943466A (ja) 1995-08-01 1995-08-01 光ファイバテープの製造方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110921417A (zh) * 2019-12-26 2020-03-27 江苏永鼎股份有限公司 一种多功能双盘收线并带机

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