JPH04166805A - 分割型光ファイバテープ心線の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、光ファイバテープ心線の製造方法に関し、
さらに詳しくは、各光ファイバテープユニットを容易に
分割することができ、かつ薄型の分割型光ファイバテー
プ心線の製造方法に関する。

「従来の技術」 第８図は従来の分割型光ファイバテープ心線を示すもの
で、この分割型光ファイバテープ心線ｌは、複数本の光
フアイバ素線２・・を並列し、これをまず−次被覆３で
覆ってユニットとし、さらに２つのユニットを並べて紫
外線硬化樹脂や熱硬化樹脂等からなる二次被覆４により
一括被覆してテープ状としたものである。

上記のような分割型光ファイバテープ心線にあっては、
各光フアイバ心線が容易に分離できることが必要で、そ
の製造方法としては例えば、複数の光フアイバ素線を並
列し、これら素線に一次被覆を施して、テープ心線ユニ
ットを作製し、このテープ心線ユニットに、離型剤を含
有する紫外線硬化型樹脂よりなる一括被覆を施し、これ
に紫外線を照射して被覆を硬化させて、分割型光ファイ
バテープ心線１を製造する方法が知られている。

ところで、近年、光ファイバを用いた光ケーブルにおい
ては、極めて多数の情報伝達が可能となるように、数千
心もの光ファイバを収納する超高密度・多心光ケーブル
が検耐されてきている。このようにケーブル内に極めて
多数の光ファイバを高密度に収納するためには、光フア
イバ素線とほぼ同じ厚さの薄型テープ心線を多数積層し
、さらに積層体を複数個集合し、これを被覆してケーブ
ルを構成する方法などが研究されている。

［発明が解決しようとする課題」 しかしながら、」二連した従来の分割型光ファイバテー
プ心線は、既に被覆飼料で被覆した光ファイバテープ心
線ユニットどうしを並へ、さらに被覆飼料で被覆した構
造であるために、厚いものとなってしまい、例えば、外
径２５０μ次の光フアイバ素線を用いて、上記方法によ
り分割型光ファイバテープ心線を製造した場合、このテ
ープ心線の厚さ（Ｊその構造」二、３００μ肩程度とす
るのが限度であった。

本発明は、上記事情に鑑みなされたしので、各光ファイ
バテープ心線ユニットを容易に分割することができ、か
っ」二記光ファイバテープ心線ユニットを薄型とするこ
とが可能な分割型光ファイバテープ心線の製造方法を提
供することを目的とする。

「課題を解決するための手段」 かかる課題は、複数本の光ファイバを並列し、これらの
光ファイバを未硬化樹脂でニノーテインクした未硬化テ
ープユニットと、未硬化テープユニッ）・の樹脂を硬化
させた硬化済テープユニットとをそれぞれ作製し、該硬
化済テープユニットと未硬化テープユニソＩ・の端部を
接触させつつ、未硬化テープユニットの樹脂を硬化させ
て、」二記各テープユニット端部の接触部分を他部より
も弱化させて接合さＵ”ることにより解消される。

以下、図面を用いて本発明による光ファイバテープ心線
の製造方法の第１の例を詳細に説明する。

第１図は、本発明の光ファイバテープ心線の製造方法に
おいて、好適に用いられる光ファイバテープ心線製造装
置の一例を示すもので、図中符号１０は光フアイバ素線
、ＩＩ、１２はダイス、１３，１４ｆ４硬化装置、Ｉ５
は未硬化光ファイバテープ心線ユニット、１６は硬化済
光ファイバテープ心線ユニッ１・、１７はユニット接触
装置、１８は分割型光ファイバテープ心線（以下、テー
プ心線と略記する。）である。

」１記製造装置を用いてテープ心線を製造するには、ま
ず複数本の光フアイバ素線ＩＯを、水平方向に沿って並
列した状態のファイバ束として第１のダイス１１に挿入
し、」１記ファイバ束に紫外線硬化型樹脂（未硬化）を
コーティングする。一方、第２のダイス１２にも同様の
ファイバ束を挿入し、これに紫外線硬化樹脂をコーティ
ングする。

この時用いる」二記光ファイバ素線としては、例えば外
径１２５μ肩のシングルモード光ファイバの外周」二に
ウレタンアクリレート系あるいはエポキシアクリレート
系の紫外線硬化型樹脂を一次被覆して、外径２５０μｍ
に作製した光フアイバ素線等が好適に用いられる。また
」１記素線にコーティングする紫外線硬化型樹脂として
は、ウレタンアクリレ−Ｉ・系、エポキシアクリレート
系、ブタジェンアクリレート系、シリコーンアクリレー
ト系なとの樹脂が好適に用いられる。

」１記ダイスＩ！、＋２は、第２図に示すように、孔Ｉ
９を有するダイスボッＩ・２０と、孔１９に連通し、紫
外線硬化型樹脂２１を供給ずろための供給路２２とから
構成されている。

」１記ファイバ束は、第１のダイスＩＩの孔１９の入口
２３からダイスポット２０内に挿入され、このダイスポ
ット２０内で、供給路２２から供給された紫外線硬化樹
脂２１によりコーティングされた後、出口２４より搬出
されて、未硬化光ファイバテープ心線ユニット１５（以
下、未硬化ユニットＩ５と略記する。）となる。一方、
第２のダイス１２にも同様のファイバ束が挿入されて未
硬化ユニット１５が作製される。この未硬化ユニット１
５は、この後さらに紫外線照射ランプを備えた硬化装置
１３に導入し紫外線を照射してファイバ束にコーティン
グした紫外線硬化型樹脂２１を硬化させて、硬化済光フ
ァイバテープ心線ユニット＋６（以下、硬化、済ユニッ
ト１６と略記する。）とする。

次にダイスＩＩより搬出された未硬化ユニット１５と、
」二記硬化済ユニット１６をそれぞれユニット接触装置
１７に導入し、第３図に示すように、未硬化ユニット１
５と、硬化済ユニット１６のそれぞれの端部が接触する
ように揃え、これをさらに硬化装置１４に導入して未硬
化ユニット１５のコーティングを硬化させ、接触部分２
４を弱化させて接合させることにより、第４図に示す８
心の分割型光ファイバテープ心線１８が得られる。

この例の分割型光ファイバテープ心線の製造方法にあっ
ては、紫外線硬化樹脂２１を被覆材料とした未硬化ユニ
ットＩ５と、硬化済ユニット１６の各々の端部を接触さ
せて一体化させた状態とし、このものに紫外線照射して
ユニット１５の未硬化のコーティングを硬化させ、接触
部分２５を接合することにより、多心の光ファイバテー
プ心線を製造する方法であるので、従来のように、二次
被覆を施して複数のテープ心線ユニットを接続して分割
型光ファイバテープ心線を製造する方法に比べ、薄型の
分割型光ファイバテープが得られる。

また、得られた分割型光ファイバテープ心線ｌ８は、そ
れを製造する際に、未硬化ユニット１５と硬化済ユニッ
ト１６との接合部分に、深いノ・ソチ部Ａが形成されて
いるので、このノツチ部Ａに沿って、容易に分割するこ
とができる。

次に、本発明による分割型光ファイバテープ心線の製造
方法の第２の例について説明する。

この例は、先の例で製造され′た分割型光ファイバテー
プ心線１８に、さらにもう１ユニツトの光ファイバテー
プ心線ユニットを接合して、上記３ユニツトよりなる分
割型光ファイバテープ心線を製造する方法を示すしので
ある。

この例では、第５図に示すように、先の例と同様の装置
および方法で製造された分割型光ファイバテープ心線１
８と、同じく先の例において作製され、使用された未硬
化ユニットＩ５をそれぞれユニット接触装置２６内に導
入して第６図に示すような上記テープ心線１８と未硬化
ユニット１５のそれぞれ端部を接触させた状態とし、こ
れをさらに硬化装置２７に導入して上記未硬化ユニット
１５の未硬化の被覆を硬化させて未硬化ユニツ）・１５
とテープ心線１８の接触部分２８を接合する。

これにより、第７図に示すような１２心の分割型光ファ
イバテープ心線２９が得られる。

この例の分割型光ファイバテープ心線の製造方法にあっ
ては、先の例と同様の装置および方法で製造された分割
型光ファイバテープ心線Ｉ８と、同じく先の例において
作製され、使用された未硬化ユニット１５のそれぞれ端
部を接触させた状態とし、このものに紫外線照射し、上
記未硬化ユニット１５の被覆を硬化させて上記未硬化ユ
ニット１５とテープ心線１８の接触部分２８を弱化させ
て接合することにより、Ｉ２心の分割型光ファイバテー
プ心線２９が得られる。

またこの得られた分割型光ファイバテープ心線２８は、
第７図に示すようにユニットに２箇所の分割用ノツチ部
Ａ、Ｂを有する光ファイバテープ心線が得られる。

また、前述した２ユニツトあるいは３ユニツトの光ファ
イバテープユニットからなる分割型光ファイバテープ心
線だけでなく、この例の方法において示したように、新
たに未硬化ユニットの作製およびそれを接合する工程を
設ければ、その分だ（プ何ユニットでも接合することが
できる。

また、前述した２例においては、１ユニツト中に、４本
の素線を有するテープ心線について述べたが、その素線
本数は、何本でもよい。

「実施例」 第１図に示す装置を用いて、８心の分割型光ファイバテ
ープ心線Ｉ８を製造した。

外径１２５μｎのソングルモード光ファイバの外周上に
ウレタンアクリレート系紫外線硬化型樹脂２４を被覆し
て、外径２５０μｍの光フアイバ素線ｌＯを作製した。

次に上記光フアイバ素線１０を、第１のダイス１１の入
口２０に、４本つつ並へたファイバ束として挿入し、こ
のファイバ束をダイスＩＩ内に導入した。この時ダイス
１１の紫外線硬化型樹脂（バ給路２２からウレタンアク
リレート系紫外線硬化型樹脂を供給して、上記ファイバ
束を一括被覆することにより、未硬化ユニッＩ−１５を
作製した。

一方、第２のダイスＩ２内にも」１記と同様のファイバ
束を挿入して未硬化ユニット１５を作製した。

またさらにこれをダイス硬化装置１３内に導入し、この
硬化装置１３内に内蔵されている高圧水銀ランプから主
波長３６０ｎｍの紫外線を発生させて未硬化ユニット１
５の被覆に１秒間照射して硬化させて、硬化済ユニット
１６を作製した。

次に、作製した」１記未硬化ユニットＩ５と硬化済ユニ
ット１６をユニット接触装置１７内に導入し、各々の端
部を接触させた状態とした後、直ちに硬化装置Ｉ４内に
導入して、この硬化装置Ｉ４内に内蔵されている高圧水
銀ランプから主波長３６０ｎｍの紫外線を発生させて未
硬化ユニｙ　ｌ□　Ｉ　５の被覆に１秒間照射して硬化
させ、」二記両ユニットの接触部分２４を接合して目的
の８心の分割型光ファイバテープ心線Ｉ８を得た。

上記光ファイバテープ心線１８は、その厚さが素線外径
と同じ２５０μｍであった。また各ユニットの接合部に
形成されたノツチ部Ａの最小径は１００μｍであり、か
つ各ユニットは、このノツチ部Ａにおいて約０．３ｋｇ
程度の引裂ツノで容易に切断し分割することができた。

「発明の効果」 以上説明したように、本発明の光ファイバテープ心線の
製造方法にあっては、硬化済テープユニットと未硬化テ
ープユニットの端部を接触させつつ、未硬化テープユニ
ソ）・の樹脂を硬化させて、」二記各テープユニット端
部の接触部分を他部よりも弱化させて接合させるので、
この弱化された接合部分において容易に分割することが
できる。また従来のように、二次被覆を施して複数の光
ファイバテープ心線ユニットを接続することがないので
、光ファイバテープ心線を薄型にすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の分割型光ファイバテープ心線の製造
方法の第１の例を実施するのに好適な製造装置の概略平
面図、第２図は、第１図の装置に用いられるダイスを示
す斜視図、第３図は、第１図に示ずＩＶ　−ＩＶ線断面
図、第４図は、第１図に示ず■−■線断面図、第５図は
本発明の分割型光ファイバテープ心線の製造方法の第２
の例を実施するのに好適な製造装置の概略平面図、第６
図は、第５図に示ず■−■線断面図、第７図は、第５図
に示ず■−■線断面図、第８図は、従来の分割型光ファ
イバテープ心線の一例を示す断面図である。 １０・光フアイバ素線、 １５・未硬化光ファイバテープ心線ユニット、１６　硬
化済光ファイバテープ心線ユニット、１８８心の分割型
光ファイバテープ心線、２Ｉ　紫外線硬化型樹脂、 ２５・接触部分、 ２８　接触部分、 ２つ　・１２心の分割型光ファイバテープ心線。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数本の光ファイバを並列し、これらの光ファイバを未
   硬化樹脂でコーティングした未硬化テープユニットと、
   未硬化テープユニットの樹脂を硬化させた硬化済テープ
   ユニットとをそれぞれ作製し、該硬化済テープユニット
   と未硬化テープユニットの端部を接触させつつ、未硬化
   テープユニットの樹脂を硬化させて、上記各テープユニ
   ット端部の接触部分を他部よりも弱化させて接合させる
   ことを特徴とする分割型光ファイバテープ心線の製造方
   法。