JPH054749U - 電動リニアアクチユエ−タの水分浸入防止機構 - Google Patents

電動リニアアクチユエ−タの水分浸入防止機構

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JPH054749U
JPH054749U JP5713391U JP5713391U JPH054749U JP H054749 U JPH054749 U JP H054749U JP 5713391 U JP5713391 U JP 5713391U JP 5713391 U JP5713391 U JP 5713391U JP H054749 U JPH054749 U JP H054749U
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JP
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cylinder
electric linear
linear actuator
telescopic rod
hole
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JP5713391U
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博己 高山
敏伸 田中
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神鋼電機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電動リニアアクチュエータの伸縮ロッドが伸
動作をすると、シリンダの内容積が増大し内部が負圧と
なり各結合部やシール部から水分が浸入して錆が発生し
たり、スプリングブレーキの摩擦係数が変化したりして
作動不良を起すのを防止する。 【構成】 シリンダに通気孔を設けて内部圧力が負圧に
ならないようにし、更に通気孔にエアニップル、ベロ−
ズなどを取り付けて付着した水分が内部に浸入するのを
一層確実に防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は電動リニアアクチュエータに関し、特にシリンダ内部に水分が入ら ないようにする電動リニアアクチュエータの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電動リニアアクチュエータの断面正面図を図4に示すが、その構造及び 作動を説明すると、モータ1の回転はギヤ部2で変速された後、ボールデテント クラッチ3を介してボールねじ4を有する軸5を回転する。軸5の回転はボール ねじ4とボールナット6との係合により、ボールナット6に固定された伸縮ロッ ド7に直線動作、つまり伸縮動作を与え、伸縮ロッド7はシリンダ9内を軸方向 に往復動して被駆動体を駆動する。スプリングブレーキ8はモータ1がOFFの 場合に負荷を保持する役目を果す。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記の伸縮動作の伸動作の場合、シリンダ9の内部は空間容積が増大するので 負圧となり、伸縮ロッド7のシール部10、シリンダ9とハウジング11との結 合部12、ハウジング11とハウジング13との結合部14などから、外部の水 分がアクチュエータ内部に浸入し、内部に錆を発生、あるいはスプリングブレー キ8の摩擦係数の変化を起こし、作動不良になる場合がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案ではシリンダに通気孔を設けアクチュエータ内部が負圧にならずに一定 圧を保ち、従って水分が浸入しないようにして上記の課題を解決する。この場合 シリンダに付着した水分が通気孔から浸入するのを防止するためにエアニップル を取り付けたり、ニップルの形状を水が入り難いようにしたり、ニップルにホー スを付加したり、更にベロ−ズ(BELLOWS)を使用することもできる。
【0005】
【作用】
シリンダに通気孔を設けることによりアクチェエータ内部は伸縮ロッドの伸動 作でも外気と同一圧力を保持するので水分が浸入することはない。又シリンダに 付着した水分がアクチュエータの操作姿勢により重力、又は外圧で通気孔から浸 入する恐れは、エアニップル、ニップルの形状変更で防止され、更にホースを付 加すれば十分に防止される。また、ベロ−ズ(ベロ−とも称する)の一端部をシ リンダに、他端部を伸縮ロッドに取り付け、通気孔がベロ−ズ内にあるようにす ると、通気孔は完全に外部から遮断され、また伸縮ロッドの伸縮動作によりシリ ンダの内容積に増減が生じても、その分だけベロ−ズが変形してシリンダとベロ −ズの合計内容積、したがって内圧も常に一定に保たれるので、通気孔は勿論の こと通気孔以外の接続部からの水分浸入も完全に防止できる。、
【0006】
【実施例】
図1に本考案による電動リニアアクチュエータの第1の実施例の断面正面図を 示すが、シリンダ19に通気孔20が設けられている点以外は全く図4と同様で ある。通気孔20は任意の位置でよいが、ベロ−ズの取付けなどを考慮しシール 部10に近い位置の方が好ましい。 図2は、図1の通気孔20にエアニップル21を介してホース22を接続した 第2の実施例で、シリンダ19の外周に付着した水分がアクチュエータの操作姿 勢により重力、又は外圧により通気孔20から浸入するのを防止する。、 図3は、ベロ−ズを使用する第3の実施例を示し、ベロ−ズ23の図で左側端 部である23Aを、通気孔20がベロ−ズ内に位置するように位置決めしてシリ ンダ19に気密に取り付け、ベロ−ズの右端部23Bを伸縮ロッド7の先端部近 くに同じく気密に取り付ける。
【0007】
【考案の効果】
伸縮ロッドが伸動作をしても、通気孔を通してアクチュエータの内圧が一定で 負圧にならないため、シール部や連結部から水分が浸入せず、またエアニップル を使用すれば水分の侵入が一層確実に防止され、シリンダの通気孔20がベロ− ズ内に位置するようにすれば通気孔は外部から完全遮断されるとともに、通気孔 以外の接続部等からの水分の侵入が防止され錆の発生や、スプリングブレーキの 摩擦係数の変化を生じることもないので動作不良になる懸念がなくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による電動リニアアクチュエータの第1
の実施例の断面正面図である。
【図2】同じく第2の実施例の部分断面図である。
【図3】同じく第3の実施例の部分断面図である。
【図4】従来の電動リニアアクチュエータの断面正面図
である。
【符号の説明】
7 伸縮ロッド 10 シール部 12、14 連結部 19 シリンダ 20 通気孔 21 エアニップル 22 ホース 23 ベロ−ズ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータなどの回転運動が、ギヤ、クラッ
    チ、ボールねじとボールナットなどとの係合を介して、
    シリンダ内に軸方向の往復動が可能に装着された伸縮ロ
    ッドの伸縮動作としての直線運動に変換されて被駆動体
    に伝達される電動リニアアクチュエータにおいて、 前記シリンダの周壁にシリンダの内部と外部間を等圧に
    するための貫通孔が明けられている電動リニアアクチュ
    エータの水分浸入防止機構。
  2. 【請求項2】 前記貫通孔にエアニップルが挿入され、
    水の浸入を防止するためのホ−スが取り付けられている
    請求項1記載の電動リニアアクチュエータの水分浸入防
    止機構。
  3. 【請求項3】 前記貫通孔が、前記シリンダの周壁の前
    記伸縮ロッドの出入する端部より内側に設けられ、前記
    シリンダの周壁の、前記伸縮ロッドの出入する端部の外
    側から軸方向の反対側に前記貫通孔を越えた部分までが
    ベロ−ズにより流体密に包囲されて、前記貫通孔が外部
    に対し遮断されるとともに、前記伸縮ロッドの出入に伴
    う前記シリンダの内容積の変化が、前記ベロ−ズの内容
    積の変化により相殺されて、シリンダとベロ−ズ内の圧
    力が一定に保たれ、水分などの浸入が防止されることを
    特徴とする請求項1記載の電動リニアアクチュエータの
    水分浸入防止機構。
JP1991057133U 1991-06-27 1991-06-27 電動リニアアクチュエ−タの水分浸入防止機構 Expired - Lifetime JP2582719Y2 (ja)

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JPH054749U true JPH054749U (ja) 1993-01-22
JP2582719Y2 JP2582719Y2 (ja) 1998-10-08

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