JP2582719Y2 - 電動リニアアクチュエ−タの水分浸入防止機構 - Google Patents

電動リニアアクチュエ−タの水分浸入防止機構

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JP2582719Y2
JP2582719Y2 JP1991057133U JP5713391U JP2582719Y2 JP 2582719 Y2 JP2582719 Y2 JP 2582719Y2 JP 1991057133 U JP1991057133 U JP 1991057133U JP 5713391 U JP5713391 U JP 5713391U JP 2582719 Y2 JP2582719 Y2 JP 2582719Y2
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JP
Japan
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cylinder
hole
linear actuator
electric linear
telescopic rod
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JP1991057133U
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JPH054749U (ja
Inventor
博己 高山
敏伸 田中
Original Assignee
神鋼電機株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は電動リニアアクチュエ
ータに関し、特にシリンダ内部に水分が入らないように
する電動リニアアクチュエータの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電動リニアアクチュエータの断面
正面図を図4に示すが、その構造及び作動を説明する
と、モータ1の回転はギヤ部2で変速された後、ボール
デテントクラッチ3を介してボールねじ4を有する軸5
を回転する。軸5の回転はボールねじ4とボールナット
6との係合により、ボールナット6に固定された伸縮ロ
ッド7に直線動作、つまり伸縮動作を与え、伸縮ロッド
7はシリンダ9内を軸方向に往復動して被駆動体を駆動
する。スプリングブレーキ8はモータ1がOFFの場合
に負荷を保持する役目を果す。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記の伸縮動作の伸動
作の場合、シリンダ9の内部は空間容積が増大するので
負圧となり、伸縮ロッド7のシール部10、シリンダ9
とハウジング11との結合部12、ハウジング11とハ
ウジング13との結合部14などから、外部の水分がア
クチュエータ内部に浸入し、内部に錆を発生、あるいは
スプリングブレーキ8の摩擦係数の変化を起こし、作動
不良になる場合がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案ではシリンダに貫
通孔を設けアクチュエータ内部が負圧にならずに一定圧
を保ち、従って水分が侵入しないようにして上記の課題
を解決する。この場合シリンダに付着した水分が貫通孔
から浸入するのを防止するためにエアニップルを取り付
けたり、ニップルの形状を水が入り難いようにしたり、
ニップルにホースを付加したり、更にベローズ(BEL
LOWS)を使用することもできる。
【0005】
【作用】シリンダに貫通孔を設けることによりアクチュ
エータ内部は伸縮ロッドの伸動作でも外気と同一圧力を
保持するので水分が浸入することはない。又シリンダに
付着した水分がアクチュエータの操作姿勢により重力、
又は外圧で貫通孔から浸入する恐れは、エアニップル、
ニップルの形状変更で防止され、更にホースを付加すれ
ば十分に防止される。また、ベローズ(ベローとも称す
る)の一端部をシリンダに、他端部を伸縮ロッドに取り
付け、貫通孔がベローズ内にあるようにすると、貫通孔
は完全に外部から遮断され、また伸縮ロッドの伸縮動作
によりシリンダの内容積に増減が生じても、その分だけ
ベローズが変形してシリンダとベローズの合計内容積、
したがって内圧も常に一定に保たれるので、貫通孔は勿
論のこと貫通孔以外の接続部からの水分浸入も完全に防
止できる。
【0006】
【実施例】図1に本考案による電動リニアアクチュエー
タの第1の実施例の断面正面図を示すが、シリンダ19
に貫通孔20が設けられている点以外は全く図4と同様
である。貫通孔20は任意の位置でよいが、ベローズの
取付けなどを考慮しシール部10に近い位置の方が好ま
しい。図2は、図1の貫通孔20にエアニップル21を
介してホース22を接続した第2の実施例で、シリンダ
19の外周に付着した水分がアクチュエータの操作姿勢
により重力、又は外圧により貫通孔20から浸入するの
を防止する。図3は、ベローズを使用する第3の実施例
を示し、ベローズ23の図で左側端部である23Aを、
貫通孔20がベローズ内に位置するように位置決めして
シリンダ19に気密に取り付け、ベローズの右端部23
Bを伸縮ロッド7の先端部近くに同じく気密に取り付け
る。
【0007】
【考案の効果】伸縮ロッドが伸動作をしても、貫通孔を
通してアクチュエータの内圧が一定で負圧にならないた
め、シール部や連結部から水分が浸入せず、またエアニ
ップルを使用すれば水分の浸入が一層確実に防止され、
シリンダの貫通孔20がベローズ内に位置するようにす
れば貫通孔は外部から完全遮断されるとともに、貫通孔
以外の接続部等からの水分の浸入が防止され錆の発生
や、スプリングブレーキの摩擦係数の変化を生じること
もないので動作不良になる懸念がなくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による電動リニアアクチュエータの第1
の実施例の断面正面図である。
【図2】同じく第2の実施例の部分断面図である。
【図3】同じく第3の実施例の部分断面図である。
【図4】従来の電動リニアアクチュエータの断面正面図
である。
【符号の説明】
7 伸縮ロッド 10 シール部 12、14 連結部 19 シリンダ 20 貫通孔 21 エアニップル 22 ホース 23 ベローズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−150451(JP,U) 実開 昭61−66254(JP,U) 実開 昭61−113558(JP,U) 実開 昭62−198840(JP,U) 実開 平3−83460(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02K 5/10 H02K 7/116

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータなどの回転運動が、ギヤ、クラッ
    チ、ボールねじとボールナットなどとの係合を介して、
    シリンダ内に軸方向の往復動が可能に装着された伸縮ロ
    ッドの伸縮動作としての直線運動に変換されて被駆動体
    に伝達される電動リニアアクチュエータにおいて、 前記シリンダの周壁の内部と外部の外気との間を貫通し
    シリンダの内部と外部の外気との間を等圧にするための
    貫通孔が明けられている電動リニアアクチュエータの水
    分浸入防止機構。
  2. 【請求項2】 前記貫通孔にエアニップルが挿入され、
    水の浸入を防止するためのホースが取り付けられている
    請求項1記載の電動リニアアクチュエータの水分浸入防
    止機構。
  3. 【請求項3】 前記貫通孔が、前記シリンダの周壁の前
    記伸縮ロッドの出入する端部より内側に設けられ、前記
    シリンダの周壁の、前記伸縮ロッドの出入する端部の外
    側から軸方向の反対側に前記貫通孔を越えた部分までが
    ベローズにより流体密に包囲されて、前記貫通孔が外部
    に対し遮断されるとともに、前記伸縮ロッドの出入に伴
    う前記シリンダの内容積の変化が、前記ベローズの内容
    積の変化により相殺されて、シリンダとベローズ内の圧
    力が一定に保たれ、水分などの浸入が防止されることを
    特徴とする請求項1記載の電動リニアアクチュエータの
    水分浸入防止機構。
JP1991057133U 1991-06-27 1991-06-27 電動リニアアクチュエ−タの水分浸入防止機構 Expired - Lifetime JP2582719Y2 (ja)

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JPH054749U JPH054749U (ja) 1993-01-22
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JPS4891506A (ja) * 1972-03-07 1973-11-28
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