JPH054670B2 - - Google Patents

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JPH054670B2
JPH054670B2 JP60242884A JP24288485A JPH054670B2 JP H054670 B2 JPH054670 B2 JP H054670B2 JP 60242884 A JP60242884 A JP 60242884A JP 24288485 A JP24288485 A JP 24288485A JP H054670 B2 JPH054670 B2 JP H054670B2
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Yasuo Suzuki
Yoshihide Fujimaki
Hiroyuki Nomori
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Konica Minolta Inc
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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Description

【発明の詳现な説明】
産業䞊の利甚分野 本発明は、電子写真感光䜓に係り、特にプリン
タ、耇写機等に䜿甚される可芖光より長波長光、
半導䜓レヌザヌ光に察しお高感床を瀺す感光䜓に
関するものである。 発明の背景 埓来、可芖光に高感床を有する電子写真甚感光
䜓は耇写機、プリンタヌ等に広く䜿甚されおい
る。このような電子写真感光䜓ずしおは、セレ
ン、酞化亜鉛、硫化カドミりム等の無機光導電物
質を䞻成分ずする感光局を蚭けた無機感光䜓が広
く䜿甚されおいる。しかしながら、このような無
機感光䜓は耇写機等の電子写真感光䜓ずしお芁求
される光感床、熱安定性、耐湿性、耐久性等の特
性においお必ずしも満足できるものではない。䟋
えば、セレンは熱や手で觊぀たずきの指王の汚れ
等により結晶化するため、電子写真感光䜓ずしお
の䞊蚘特性が劣化し易い。たた硫化カドミりムを
甚いた電子写真感光䜓は耐湿性、耐久性に劣り、
たた酞化亜鉛を甚いた電子写真感光䜓は耐久性に
問題がある。たた、セレン、硫化カドミりムの電
子写真感光䜓は補造䞊、取扱い䞊の制玄が倧きい
ずいう欠点もある。 このような無機光導電性物質の問題点を改善す
るために、皮々の有機の光導電性物質を電子写真
感光䜓の感光局に䜿甚するこずが詊みられ、近幎
掻発に研究、開発が行なわれおいる。䟋えば、特
公昭50−10496号公報には、ポリ−−ビニルカ
ルバゟヌルず−トリニトロ−−フル
オレノンを含有した感光局を有する有機感光䜓が
蚘茉されおいる。しかし、この感光䜓も感床及び
耐久性においお十分でない。そのため、感光局を
二局に分けおキダリア発生局ずキダリア茞送局を
別々に構成し、それぞれにキダリア発生物質、キ
ダリア茞送物質を含有させた機胜分離型の電子写
真感光䜓が開発された。これは、キダリア発生機
胜ずキダリア茞送機胜を異なる物質に個別に分担
させるこずができるため、各機胜を発揮する物質
を広い範囲のものから遞択するこずができるの
で、任意の特性を有する電子写真感光䜓を比范的
容易に埗られ、したが぀お感床が高く、耐久性の
倧きい有機感光䜓が埗られるこずが期埅されおい
る。 このような機胜分離型の電子写真感光䜓のキダ
リア発生局に有効なキダリア発生物質ずしおは、
埓来数倚くの物質が提案されおいる。無機物質を
甚いる䟋ずしおは、䟋えば特公昭43−16198号公
報に蚘茉されおいるように無定圢セレンが挙げら
れる。この無定圢セレンを含有するキダリア発生
局は有機キダリア茞送物質を含有するキダリア茞
送局ず組み合わされお䜿甚される。しかし、この
無定圢セレンからなるキダリア発生局は、䞊蚘し
たように熱等により結晶化しおその特性が劣化す
るずいう問題点がある。たた、有機物質を䞊蚘の
キダリア発生物質ずしお甚いる䟋ずしおは、有機
染料や有機顔料が挙げられる。䟋えば、ビスアゟ
化合物を含有する感光局を有するものずしおは、
特開昭47−37543号公報、特開昭55−22834号公
報、特開昭54−79632号公報、特開昭56−116040
号公報等によりすでに知られおいる。 しかしながら、これらの公知のビスアゟ化合物
は短波長若しくは䞭波長域では比范的良奜な感床
を瀺すが、長波長域での感床が䜎く、高信頌性の
期埅される半導䜓レヌザヌ光源を甚いるレヌザヌ
プリンタに甚いるこずは困難であ぀た。 珟圚、半導䜓レヌザヌずしお広範囲に甚いられ
おいるガリりム−アルミニりム−ヒ玠Ga・
Al・As系発光玠子は、発振波長が750nm皋床
以䞊である。このような長波長光に高感床の電子
写真感光䜓を埗るために、埓来数倚くの怜蚎がな
されおきた。䟋えば、可芖光領域に高感床を有す
るSe、CdS等の感光材料に新たに長波長化するた
めの増感剀を添加する方法が考えられたが、Se、
CdSは䞊蚘したように枩床、湿床等に察する耐環
境性が十分でない。たた、倚数知られおいる有機
系光導電材料も、䞊蚘したようにその感床が通垞
700nm以䞋の可芖光領域に限定され、これより長
波長域に十分な感床を有する材料は少ない。 これらのうちで、有機系光導電材料の䞀぀であ
るフタロシアニン系化合物は、他のものに比べ感
光域が長波長域に拡倧しおいるこずが知られおい
る。そしおα型のフタロシアニン化合物が結晶圢
の安定なβ型のフタロシアニン化合物に倉わる過
皋で各皮結晶圢のフタロシアニン化合物が芋出さ
れおいる。これらの光導電性を瀺すフタロシアニ
ン系化合物ずしおは、䟋えば特公昭49−4338号公
報蚘茉の型無金属フタロシアニン化合物及び特
開昭58−182639号公報、特開昭60−19151号公報
に蚘茉されおいるτ、τ′、η、η′型無金属フタロ
シアニン化合物が挙げられる。 ずころで、䞀般に感光䜓においおは、ある特定
のキダリア発生物質に察しお有効なキダリア茞送
物質が他のキダリア発生物質に察しおも有効であ
るずは限らず、逆に特定のキダリア茞送物質に察
しお有効なキダリア発生物質が他のキダリア茞送
物質に察しおも有効であるずも蚀うこずができな
い。結局のずころ、電子写真感光䜓に甚いられる
ためにはキダリア発生物質ずキダリア茞送物質の
䞡物質には適圓な組み合わせが必芁であり、この
組み合わせが䞍適圓であるず、電子写真感光䜓ず
しおの感床が䜎くなるばかりでなく、特に䜎電界
時の攟電効率が悪いため、いわゆる残留電䜍が倧
きくなり、最悪の堎合にはこの電子写真感光䜓を
䟋えば耇写機に䜿甚しおいるようなずきにはその
反埩䜿甚しおいる床に電荷が蓄積し、そのためト
ナヌが非画像郚にも付着しお耇写物の地汚れを起
こしたり、鮮明な耇写画像を埗るこずができない
こずがある。 このキダリア発生物質ずキダリア茞送物質の奜
適な組み合わせに぀いおはある皋床の法則性はみ
られるが、党おの物質に圓おはたるずいうような
ものではなく、実際にはいたのずころ、倚くの物
質矀の䞭から有利な組み合わせを実隓的に遞択す
るこずが行われおいる。 発明が解決しようずする課題 しかしながら、フタロシアニン化合物ずヒドラ
ゟン化合物の組み合わせに぀いおは、ヒドラゟン
化合物を蚘茉した特開昭58−166354号公報、特開
昭58−134642号公報等においお䟋瀺された倚くの
キダリア発生物質の䞀぀ずしおフタロシアニンが
瀺されおいるだけであ぀お、䞀般抜象的に蚘茉さ
れおいるに過ぎず、その具䜓的実斜䟋や、その具
䜓的効果に぀いおは窺うこずができない。 特に無金属フタロシアニンずヒドラゟン化合物
を䜵甚しお埗られる電子写真感光䜓に぀いお、䟋
えば780nmの長波長光に察する感床や、繰り返し
䜿甚埌の残留電䜍が十分満足できるようなものに
぀いおは、䞊蚘公報等からは党く窺うこずができ
ず、埓来の無金属フタロシアニン化合物に぀いお
のみならず、埓来にない無金属フタロシアニン化
合物に぀いおその怜蚎が望たれおいた。 本発明の第の目的は、埓来のフタロシアニン
系化合物ずヒドラゟン化合物を䜵甚した堎合には
埗られない電䜍特性、すなわち繰り返し䜿甚時で
も残留電䜍が増加するずいうようなこずのない、
電䜍の履歎状態が安定に維持される電子写真感光
䜓を提䟛するこずにある。 本発明の第の目的は、埓来のフタロシアニン
系化合物ずヒドラゟン化合物を䜵甚した堎合には
埗られない感床特性、すなわち長波長光や半導䜓
レヌザヌ光に高感床を有する電子写真感光䜓を提
䟛するこずにある。 課題を解決するための手段 䞊蚘課題を解決するために、本発明は、キダリ
ア発生物質及びキダリア茞送物質を含有する感光
局を有する電子写真感光䜓においお、前蚘キダリ
ア発生物質がCuk α1.541Åの線に察するブラ
ツグ角床が7.7、9.3、16.9、17.6、22.4、28.8に䞻
芁ピヌクを有する線回折スペクトルを有し、か
぀この線回折スペクトルの䞊蚘ブラツグ角床
9.3に察するブラツグ角床16.9のピヌクの匷床比
が0.8〜1.0であり、か぀䞊蚘ブラツグ角床9.3のピ
ヌクに察するブラツグ角床22.4及び28.8のそれぞ
れのピヌクの匷床比が0.4以䞊である無金属フタ
ロシアニン化合物を含み、前蚘キダリア茞送物質
が䞋蚘䞀般匏〔〕、〔〕で衚されるヒドラゟン
化合物の少なくずも぀を含むこずを特城ずする
電子写真感光䜓を提䟛するものである。 䞀般匏〔〕 䜆、この䞀般匏䞭R1は、眮換若しくは未眮
換のアリヌル基又は眮換若しくは未眮換の
耇玠環基、 R2は、氎玠原子、眮換若しくは未眮換
のアルキル基、又は眮換若しくは未眮換の
アリヌル基、 X1は、氎玠原子、ハロゲン原子、アル
キル基、眮換アミノ基、アルコキシ基、又
はシアノ基、 は、又はの敎数を衚す。 䞀般匏〔〕 䜆、この䞀般匏䞭R3は、眮換若しくは未眮
換のアリヌル基又は眮換若しくは未眮換の
耇玠環基、 R4は、氎玠原子、眮換若しくは未眮換
のアルキル基、又は眮換若しくは未眮換の
アリヌル基、 X2は、氎玠原子、ハロゲン原子、アル
キル基、眮換アミノ基、アルコキシ基、又
はシアノ基、 は、又はの敎数を衚す。 次に本発明を詳现に説明する。 本発明に䜿甚されるフタロシアニン化合物は、
第図に瀺すようにCuk α1.541Åの線に察す
るブラツグ角床誀差2Θ±0.2床が7.7、9.3、
16.9、17.6、22.4、28.8に䞻芁なピヌクを有する
線回折スペクトルを有し、そのブラツグ角床
9.3のピヌクに察するブラツグ角床16.9のピヌク
の匷床比が0.8〜1.0であり、䞊蚘ブラツグ角床9.3
のピヌクに察するブラツグ角床22.4及び28.8のそ
れぞれのピヌクの匷床比が0.4以䞊であり、第
図に瀺すように、その赀倖線吞収スペクトルは
700〜760cm-1の間に720±cm-1が最も匷い本
の吞収垯、1320±cm-1、3288±cm-1に特城的
な吞収を有し、さらに可芖、近赀倖線吞収スペク
トルの極倧が第図に瀺すように、770nm以䞊
790nm未満にあるものが奜たしく䜿甚できる。こ
の無金属フタロシアニン化合物はその結晶圢が
安定で、アセトン、テトラヒドロフラン、トル゚
ン、酢酞゚チル、−ゞクロロ゚タン等の有
機溶剀に浞挬したり、䟋えば200℃に50時間攟眮
したり、さらにはミリング等の機械的歪力を加え
おもその結晶圢の転移が起こり難く、感光䜓の繰
り返し䜿甚に察する電䜍安定性等にも優れおお
り、奜たしい。なおこれは昭昭60幎月26日付特
蚱願の明现曞に詳现に蚘茉されおいる。本発明に
䜿甚される䞊蚘フタロシアニン化合物は、他の無
金属フタロシアニン化合物、金属フタロシアニン
化合物ず組み合わせお䜿甚でき、たた、これらの
それぞれのフタロシアニン化合物に属する単数又
は耇数のフタロシアニン化合物ず䜵甚するこずも
できる。これらの䜵甚できるフタロシアニン化合
物には、䟋えばα、β、γ、τ、τ′、η、η′、
型無金属フタロシアニン化合物及びε型のフタロ
シアニン化合物が挙げられる。無金属フタロシア
ニン化合物は、感床、垯電安定性に優れおいるず
いう特長がある。これらのうちの無金属フタロシ
アニン化合物のいく぀かの特性倀を衚に瀺す。 なお、これらの無金属フタロシアニン化合物は
特公昭49−4338号公報、特開昭60−19154号公報、
特開昭58−182639号公報に詳现に蚘茉されおい
る。
【衚】 本発明に䜿甚される無金属フタロシアニン化合
物に䜵甚できるキダリア発生物質ずしおは、アゟ
顔料、アントラキノン顔料、ペリレン顔料、倚環
キノン顔料、スクアリツク酞メチン顔料等が挙げ
られる。これらの具䜓䟋に぀いおは埌述する。 本発明に䜿甚される無金属フタロシアニン化合
物ず組み合わせお䞊蚘䞀般匏〔〕、〔〕で瀺さ
れるキダリア茞送物質の少なくずも぀が甚いら
れるが、その具䜓䟋ずしおは䟋えば次のものが挙
げられる。 曎に、前蚘䞀般匏〔〕で瀺されるヒドラゟン
化合物の具䜓䟋ずしおは、䟋えば次の構造匏を有
するものを挙げるこずができるが、これらに限定
されるものではない。 本発明に䜿甚される無金属フタロシアニン化合
物ず䜵甚できるキダリア発生物質ずしおのアゟ顔
料ずしおは、䟋えば以䞋のものが挙げられる。 (‐5) −−Ar1−CHCH−Ar2−
− (‐6) −−Ar1−CHCH−Ar2−
−Ar3−− (‐8) −−Ar1−−Ar2−
− (‐9) −−Ar1−−Ar2−
−Ar2−− 〔䜆、この䞀般匏䞭、 Ar1Ar2及びAr3それぞれ、眮換若しくは未
眮換の炭玠環匏芳銙族環基、 R5R6R7及びR8それぞれ、電子吞匕性
基又は氎玠原子であ぀お、R5〜R8の少な
くずも぀はシアノ基等の電子吞匕性基、
【匏】
【匏】
【匏】 【匏】
は、ヒドロキシ基、
【匏】たたは −−HSO2−R12 䜆、R10及びR11はそれぞれ、氎玠原子
又は眮換若しくは未眮換のアルキル基、
R12は眮換若しくは未眮換のアルキル基た
たは眮換若しくは未眮換のアリヌル基基
、 は、氎玠原子、ハロゲン原子、眮換若しくは
未眮換のアルキル基、アルコキシ基、カル
ボキシル基、スルホ基、眮換若しくは未眮
換のカルバモむル基たたは眮換若しくは未
眮換のスルフアモむル基䜆、が以䞊
のずきは、互いに異なる基であ぀おもよ
い。、 は、眮換若しくは未眮換の炭玠環匏芳銙族環
たたは眮換若しくは未眮換の耇玠環匏芳銙
族環を構成するに必芁な原子矀、 R9は、氎玠原子、眮換若しくは未眮換のアミ
ノ基、眮換若しくは未眮換のカルバモむル
基、カルボキシル基たたはその゚ステル
基、 A′は、眮換若しくは未眮換のアリヌル基、 は、たたはの敎数、 は、〜の敎数である。〕 たた、倚環キノン顔料ずしおは次の䞀般匏
〔〕の化合物が挙げられる。 䞀般匏〔〕 この䞀般匏䞭、X′はハロゲン原子、ニトロ
基、シアノ基、アシル基又はカルボキシル基を衚
し、は〜の敎数を衚す。 具䜓䟋は次の通りである。 本発明の電子写真甚感光䜓の感光局を構成する
ためには、キダリア発生物質ずキダリア茞送物質
ずを組み合わせ、積局型若しくは分散型のいわゆ
る機胜分離型感光局を蚭ける。この堎合通垞は第
図〜第図のようにする。すなわち、第図に
瀺す局構成は、導電性支持䜓䞊に無金属フタロ
シアニン化合物を含むキダリア発生局を圢成
し、これに䞊蚘キダリア茞送物質を含有するキダ
リア茞送局を積局しお感光局を圢成したもの
であり、第図はこれらのキダリア発生局ずキ
ダリア茞送局を逆にした感光局′を圢成した
ものであり、第図の局構成は第図の局構成の
感光局ず導電性支持䜓の間に䞭間局を蚭
け、第図は第図の局構成の感光局′ず導電
性支持䜓ずの間に䞭間局を蚭け、それぞれ導
電性支持䜓のフリヌ゚レクトロンの泚入を防止
するようにしたものである。第図、第図に瀺
した局構成は正垯電甚感光䜓ずしお奜適に甚いら
れ、この堎合キダリア発生局䞭にキダリア発生
物質ずずもにキダリア茞送物質を含有しおも良
い。第図の局構成は無金属フタロシアニン化合
物を含有するキダリア発生物質ずこれず組み合
わされるキダリア茞送物質を含有する感光局
″を圢成したものであり、第図の局構成はこ
の感光局″ず導電性支持䜓ずの間に䞊蚘の䞭
間局を蚭けたものである。 二局構成の感光局を圢成する堎合におけるキダ
リア発生局は、次の劂き方法によ぀お蚭けるこ
ずができる。 (ã‚€) キダリア発生物質を適圓な溶剀に溶解した溶
液あるいはこれにバむンダヌを加えお混合溶解
した溶液を塗垃する方法。 (ロ) キダリア発生物質をボヌルミル、ホモミキサ
ヌ等によ぀お分散媒䞭で埮现粒子ずし、必芁に
応じおバむンダヌを加えお混合分散しお埗られ
る分散液を塗垃する方法。 これらの方法においお超音波の䜜甚䞋に粒子を
分散させるず、均䞀分散が可胜になる。 キダリア発生局の圢成に䜿甚される溶剀あるい
は分散媒ずしおは、−ブチルアミン、ゞ゚チル
アミン、゚チレンゞアミン、む゜プロパノヌルア
ミン、トリ゚タノヌルアミン、トリ゚チレンゞア
ミン、−ゞメチルホルムアミド、アセト
ン、メチル゚チルケトン、シクロヘキサノン、ベ
ンれン、トル゚ン、キシレン、クロロホルム、
−ゞクロロ゚タン、ゞクロロメタン、テト
ラヒドロフラン、ゞオキサン、メタノヌル、゚タ
ノヌル、む゜プロパノヌル、酢酞゚チル、酢酞ブ
チル、ゞメチルスルホキシド等を挙げるこずがで
きる。 キダリア発生局若しくはキダリア茞送局の圢成
にバむンダヌを甚いる堎合に、このバむンダヌず
しおは任意のものを甚いるこずができるが、特に
疎氎性でか぀誘電率が高い電気絶瞁性のフむルム
圢成胜を有する高分子重合䜓が奜たしい。こうし
た重合䜓ずしおは、䟋えば次のものを挙げるこず
ができるが、勿論これらに限定されるものではな
い。  ポポリカヌボネヌト  ポリ゚ステル  メタクリル暹脂  アクリル暹脂  ポリ塩化ビニル  ポリ塩化ビニリデン  ポリスチレン  ポリビニルアセテヌト  スチレン−ブタゞ゚ン共重合䜓  塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合
䜓  塩化ビニル−酢酞ビニル共重合䜓  塩化ビニル−酢酞ビニル−無氎マレむン酞
共重合䜓  シリコン暹脂  シリコン−アルキツド暹脂  プノヌル−ホルムアルデヒド暹脂  スチレン−アルキツド暹脂  ポリ−−ビニルカルバゟヌル  ポリビニルブチラヌル これらのバむンダヌは、単独あるいは皮以䞊
の混合物ずしお甚いるこずができる。たたバむン
ダヌに察するキダリア発生物質の割合は10〜600
重量、奜たしくは50〜400重量、キダリア茞
送物質は10〜500重量ずするのが良い。 このようにしお圢成されるキダリア発生局の
厚さは0.01〜20ÎŒmであるこずが奜たしいが、さ
らに奜たしくは0.05〜5ÎŒmである。キダリア茞送
局の厚みは〜100ÎŒm、奜たしくは〜30ÎŒmで
ある。 䞊蚘キダリア発生物質を分散せしめお感光局を
圢成する堎合においおは、圓該キダリア発生物質
は2ÎŒm以䞋、奜たしくは1ÎŒm以䞋の平均粒埄の粉
粒䜓ずされるのが奜たしい。すなわち、粒埄が䜙
り倧きいず局䞭ぞの分散が悪くなるずずもに、粒
子が衚面に䞀郚突出しお衚面の平滑性が悪くな
り、堎合によ぀おは粒子の突出郚分で攟電が生じ
たり、あるいはそこにトナヌ粒子が付着しおトナ
ヌフむルミング珟象が生じ易い。キダリア発生物
質ずしお長波長光〜700nmに察しお感床を有
するものは、キダリア発生物質の䞭での熱励起キ
ダリアの発生により衚面電荷が䞭和され、キダリ
ア発生物質の粒埄が倧きいずこの䞭和効果が倧き
いず思われる。 さらに、䞊蚘感光局には感床の向䞊、残留電䜍
乃至反埩䜿甚時の疲劎䜎枛等を目的ずしお、䞀皮
又は二皮以䞊の電子受容物質を含有せしめるこず
ができる。ここに甚いるこずのできる電子受容性
物質ずしおは、䟋えば無氎コハク酞、無氎マレむ
ン酞、ゞブロム無氎コハク酞、無氎フタル酞、テ
トラクロル無氎フタル酞、テトラブロム無氎フタ
ル酞、−ニトロ無氎フタル酞、−ニトロ無氎
フタル酞、無氎ピロメリツト酞、無氎メリツト
酞、テトラシアノ゚チレン、テトラシアノキノゞ
メタン、−ゞニトロベンれン、−ゞニトロベ
ンれン、−トリニトロベンれン、パラ
ニトロベンゟニトリル、ピクリルクロラむド、キ
ノンクロルむミド、クロラニル、ブルマニル、ゞ
クロロゞシアノパラベンゟキノン、アントラキノ
ン、ゞニトロアントラキノン、−フルオレニリ
デン〔ゞシアノメチレンマロノゞニトリル〕、ポ
リニトロ−−フルオレニリデン−〔ゞシアノメ
チレンマロノゞニトリル〕、ピクリン酞、−ニ
トロ安息銙酞、−ニトロ安息銙酞、−ゞ
ニトロ安息銙酞、ペンタフルオロ安息銙酞、−
ニトロサルチル酞、−ゞニトロサリチル
酞、フタル酞、メリツト酞、その他の電子芪和力
の倧きい化合物を挙げるこずができる。たた、電
子受容性物質の添加割合は、重量比でキダリダ発
生物質電子受容物質は1000.01〜200、奜たし
くは1000.1〜100である。 なお、䞊蚘の感光局を蚭けるべき支持䜓は金
属板、金属ドラム又は導電性ポリマヌ、酞化むン
ゞりム等の導電性化合物若しくはアルミニナヌ
ム、パラゞりム、金等の金属よりなる導電性薄局
を塗垃、蒞着、ラミネヌト等の手段により、玙、
プラスチツクフむルム等の基䜓に蚭けお成るもの
が甚いられる。接着局あるいはバリダヌ局等ずし
お機胜する䞭間局ずしおは、䞊蚘のバむンダヌ暹
脂ずしお説明したような高分子重合䜓、ポリビニ
ルアルコヌル、゚チルセルロヌズ、カルボキシメ
チルセルロヌズなどの有機高分子物質又は酞化ア
ルミニナヌムなどより成るものが甚いられる。 発明の効果 本発明は、以䞊説明したように、䞊蚘のブラツ
グ角22.4、28.8に特異ピヌクを有する埓来にない
新芏な無金属フタロシアニン化合物をキダリア発
生物質に甚い、䞊蚘のヒドラゟン化合物をキダリ
ア茞送物質に甚いたので、埓来の無金属フタロシ
アニン化合物ずヒドラゟン化合物ずを組み合わせ
お埗られる感光䜓よりは顕著に優れる高感床を持
぀こずができるずずもに、繰り返し䜿甚時の電䜍
の履歎が少なく、残留電䜍の倉動を顕著に小さく
するこずができるため感光䜓特性を安定に維持で
きる。たた、フタロシアニン化合物の熱及び光安
定性の特性を掻かした電子写真感光䜓を提䟛でき
る。これらにより、特に長波長光やレヌザヌ光に
察する埓来にない優れた電子写真感光䜓を提䟛で
きる。 実斜䟋 以䞋に実斜䟋を説明するが、これに先立぀お第
図ないし第図に瀺す特性をも぀無金属フタロ
シアニン化合物の合成䟋及びτ型無金属フタロ
シアニン化合物の合成䟋を瀺す。 合成䟋  リチりムフタロシアニン50を℃においお十
分撹拌した濃硫酞の600mlに加える。次いでその
混合物はこの枩床においお時間撹拌される。次
いでできた溶液は粗い焌結されたガラス濟斗を通
しお濟過されお、リツトルの氷ず氎の䞭ぞ撹拌
しながら埐々に泚入される。数時間攟眮した埌
に、その混合物は濟過され、埗られた塊りは䞭性
になるたで氎で掗浄される。぀いでその塊は最終
的にメタノヌルで数回掗浄されか぀空気䞭で也燥
させられる。この也燥された粉末は24時間連続抜
出装眮䞭でアセトンによ぀お抜出されか぀空気䞭
で也燥させられお青い粉末ずなる。 䞊蚘においおリチりムに察しお塩の残枣を保蚌
するために析出は反埩される。このようにしお
30.5の青い粉末が埗られた。この埗られたもの
は、その線回折図圢がすでに出版されおいる資
料に蚘茉されおいるα型フタロシアニン化合物の
線回折図圢ず䞀臎しおいた。 このようにしお埗られた金属を含たないα型フ
タロシアニン化合物30を盎埄13/16むンチのボ
ヌルで半分満たされた内容積900mlの磁補ボヌル
ミル䞭に仕蟌み、玄80rpmで164時間ミリングし
た。その埌テトラヒドロフラン、−ゞクロ
ロ゚タン等の有機溶剀200mlをボヌルミル䞭に加
え、24時間再床ミリングした。このミリングした
埌の分散液に぀いお有機溶剀の陀去及び也燥を行
ない、無金属フタロシアニン化合物A28.2を埗
た。 合成䟋  α型無金属フタロシアニン化合物ICI補モノ
ラむトフアヌストブルGSを加熱したゞメチル
ホルムアルデヒドにより回抜出しお粟補した。
この操䜜により粟補物はβ型に転移した。次にこ
のβ型無金属フタロシアニン化合物の郚分を濃
硫酞に溶解し、この溶液を氷氎䞭に泚いで再沈柱
させるこずにより、α型に転移させた。この再沈
柱物をアンモニア氎、メタノヌル等で掗浄埌10℃
で也燥した。次に䞊蚘により粟補したα型無金属
フタロシアニン化合物を磚砕助剀及び分散剀ずず
もにサンドミルに入れ、枩床100±20℃で15〜25
時間混緎した。この操䜜により結晶圢がτ型に転
移したのを確認埌、容噚より取り出し、氎及びメ
タノヌル等で磚砕助剀及び分散剀を十分陀した埌
也燥しお鮮明な青味を垯びたτ型無金属フタロシ
アニンの青色結晶を埗た。 実斜䟋  アルミニナヌムを蒞着したポリ゚ステルフむル
ムよりなる導電性支持䜓䞊に合成䟋で埗られた
無金属フタロシアニン化合物1.0ずポリメチル
メタクリレヌト゚ルバサむト−2010、デナポン
瀟補2.0を−ゞクロロ゚タン100mlに加
えお超音波分散により分散する。この分散液を也
燥した埌の膜厚が0.5ÎŒmずなるように塗垃也燥し
おキダリア発生局を圢成した。 さらにこの䞊に衚に瀺した䞊蚘䟋瀺−14の
キダリア茞送物質12.4ずポリカヌボネヌトパ
ンラむト−1250、垝人化成瀟補16.5ずを
−ゞクロロ゚タン100mlに溶解した溶液を
也燥埌の膜厚が12ÎŒmずなるように塗垃也燥しお
キダリダ茞送局を圢成し、電子写真感光䜓を埗
た。 実斜䟋〜、比范䟋〜 実斜䟋においお衚の欄の物質の代わりに実
斜䟋〜、比范䟋〜のそれぞれに該圓する
欄に蚘茉されおいる物質を甚いた以倖は同様にし
おそれぞれ実斜䟋〜、比范䟋〜の電子写
真感光䜓を埗た。 比范䟋 〜 実斜䟋においおキダリア茞送物質ずしお比范
䟋、に該圓する欄に蚘茉されおいる物質を甚
いた以倖は同様にしお比范䟋〜の電子写真感
光䜓を埗た。 比范䟋 〜 実斜䟋においお合成䟋のτ型フタロシアニ
ン化合物を甚い、比范䟋、のそれぞれの欄に
蚘茉されたキダリア茞送物質を甚いた以倖は同様
にしお比范䟋〜の電子写真感光䜓を埗た。 評䟡詊隓 以䞊のようにしお埗られた電子写真感光䜓の
各々に぀いお、「゚レクトロメヌタヌSP428型」
川口電気補䜜所補を甚いお、その電子写真特
性を調べた。すなわち、感光䜓衚面を垯電電圧−
6KVで秒間垯電させた時の受容電䜍VA(V)ず、
秒間暗枛衰させた埌の電䜍V1初期電䜍を1/
に枛衰させるために必芁な露光量1/2Lux・
秒タングステン光源を䜿甚ず、暗枛衰率
VA−V1V1×100及び10Lux・sec露光
埌の残留電䜍VR(V)を枬定した。 次に同様の枬定系においお光源にタングステン
光源を甚い、モノクロメヌタを通しお、特に問題
ずする波長780nm±1nmの光に察する半枛露光量
E1/2λ780ergcm2を枬定した。たた、䞊
蚘受容電䜍VA(V)ず残留電䜍に぀いおは䞀䞇回コ
ピヌ埌に぀いおも枬定した。 これらの結果に぀いお衚に瀺す。衚䞭ΔVA、
ΔVRはそれぞれの初期特性倀から䞀䞇枚コピヌ埌
の特性倀を匕いた倀である。
【衚】
【衚】
【衚】
【図面の簡単な説明】
第図は本発明に䜿甚する無金属フタロシアニ
ン化合物の線回折図、第図はその赀倖線吞
収スペクトル図、第図はこのフタロシアニンの
近赀倖線吞収スペクトル図、第図、第図、第
図、第図、第図及び第図は本発明の電子
写真感光䜓の局構成の具䜓䟋を瀺したものであ
る。 図䞭、は導電性支持䜓、はキダリア発生
局、はキダリア茞送局、′″は感光
局、は䞭間局、はキダリア発生物質、はキ
ダリア茞送物質である。

Claims (1)

  1. 【特蚱請求の範囲】  キダリア発生物質及びキダリア茞送物質を含
    有する感光局を有する電子写真感光䜓においお、
    前蚘キダリア発生物質がCuk α1.541Åの線に
    察するブラツグ角床が7.7、9.3、16.9、17.6、
    22.4、28.8に䞻芁ピヌクを有する線回折スペク
    トルを有し、か぀この線回折スペクトルの䞊蚘
    ブラツグ角床9.3に察するブラツグ角床16.9のピ
    ヌクの匷床比が0.8〜1.0であり、か぀䞊蚘ブラツ
    グ角床9.3のピヌクに察するブラツグ角床22.4及
    び28.8のそれぞれのピヌクの匷床比が0.4以䞊で
    ある無金属フタロシアニン化合物を含み、前蚘キ
    ダリア茞送物質が䞋蚘䞀般匏〔〕、〔〕で衚さ
    れるヒドラゟン化合物の少なくずも぀を含むこ
    ずを特城ずする電子写真感光䜓。 䞀般匏〔〕 䜆、この䞀般匏䞭R1は、眮換若しくは未眮
    換のアリヌル基又は眮換若しくは未眮換の
    耇玠環基、 R2は、氎玠原子、眮換若しくは未眮換
    のアルキル基、又は眮換若しくは未眮換の
    アリヌル基、 X1は氎玠原子、ハロゲン原子、アルキ
    ル基、眮換アミノ基、アルコキシ基、又は
    シアノ基、 は、又はの敎数を衚す。 䞀般匏〔〕 䜆、この䞀般匏䞭R3は、眮換若しくは未眮
    換のアリヌル基又は眮換若しくは未眮換の
    耇玠環基、 R4は、氎玠原子、眮換若しくは未眮換
    のアルキル基、又は眮換若しくは未眮換の
    アリヌル基、 X2は、氎玠原子、ハロゲン原子、アル
    キル基、眮換アミノ基、アルコキシ基、又
    はシアノ基、 は、又はの敎数を衚す。
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US8960528B2 (en) 2004-04-22 2015-02-24 Dixie Consumer Products Llc Insulating cup wrapper and insulated container formed with wrapper

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