JPH0546672U - 車両の後部車体構造 - Google Patents

車両の後部車体構造

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JPH0546672U
JPH0546672U JP9754291U JP9754291U JPH0546672U JP H0546672 U JPH0546672 U JP H0546672U JP 9754291 U JP9754291 U JP 9754291U JP 9754291 U JP9754291 U JP 9754291U JP H0546672 U JPH0546672 U JP H0546672U
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JP
Japan
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vehicle
hook members
weight
weight member
transport hook
Prior art date
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Pending
Application number
JP9754291U
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English (en)
Inventor
秀幸 関
茂喜 森
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Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両の前後の重量を調整するウエイト部材を
利用して、トランスポートフック部材の使用時、該フッ
ク部材が撓む虞のないようにする。 【構成】 、車体の左右に配設したサイドメンバ2a・
2bの後端部にトランスポートフック部材7a・7bを
取付けると共に、この左右トランスポートフック部材7
a・7b間にウエイト部材8を架設して、該ウエイト部
材油により前記トランスポートフック部材7a・7bの
剛性を高めるようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、サイドメンバの後端部にトランスポートフック部材を取付けた車 両の後部車体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、車両の搬送に際して該車両を船舶に個縛するのに用いるトランスポー トフックは、車体の左右に配設したサイドメンバの後端部にボルトを介して固定 するのが一般的である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで前記サイドメンバは、車体の左右両側において前後方向に配設され ているため、前後方向に作用する荷重に対しては充分対抗することが出来るが、 車幅方向若しくはねじれ方向に作用する荷重に対しては弱く、そのため例えば車 両を船舶により搬送すべく牽引用のロープを前記フックにたすき掛けにして前記 船舶に車両を個縛した場合、前記フックに車幅方向に作用する大きな引っ張り荷 重がかかって、該フックが車幅方向内方に不用意に撓む不具合がある。
【0004】 また一方、例えばアンチロックブレーキシステム(ABS)を搭載した車両 にあっては、既知のごとく車両の前後の重量を調整して、前輪と後輪に懸かる荷 重バランスをとる必要がある。
【0005】 本考案は以上の実情に鑑みて開発したものであって、目的とするところは、 車両の前後の重量を調整するウエイト部材を利用して、トランスポートフック部 材の使用時、該フック部材が撓む虞のない後部車体構造を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
しかして本考案は、車体の左右に配設したサイドメンバ2a・2bの後端部 にトランスポートフック部材7a・7bを取付けた車両において、前記左右トラ ンスポートフック部材7a・7b間に、車両の車幅方向に延びる長さを持ったウ エイト部材8を架設したことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】
本考案によれば、前記トランスポートフック部材7a・7bに車幅方向に作 用する大きな引っ張り荷重がかかっても、前記トランスポートフック部材7a・ 7b間に架設した前記ウエイト部材8により前記引っ張り荷重を確実に受け止め て、該トランスポートフック部材7a・7bが撓むのを防止することが出来るの であり、しかも車両の前後の重量は前記ウエイト部材8により調整することが出 来る。
【0008】
【実施例】
図面は、アンチロックブレーキシステムを搭載した2ボックス車の後部車体 を概略的に示したものであって、車両のリヤフロアを構成するフロアパネル1の 下面両側部に、断面逆ハット形のサイドメンバ2a・2bを前後方向に配設する 一方、前記フロアパネル1の後端縁には、アウタパネル31とインナパネル32 とから断面閉鎖状に形成して成るロアバック3を車幅方向に配設している。
【0009】 また前記ロアバック3におけるアウタパネル31の車幅方向両端部に、バン パ取付ブラケット4を固着する一方、上壁51と該上壁51の前後両端から下方 に延びる一対の前後対向壁52・53とを備えたリインホースメント5を別途形 成して、該リインホースメント5の両端部にマウントブラケット54を固着し、 該マウントブラケット54を前記取付ブラケット4にボルト止めすることで、前 記リインホースメント5を、前記ロアバック3の後方において車幅方向に配設し ている。
【0010】 尚、前記アンチロックブレーキシステムは既知のごとく、前輪及び後輪の回 転速度センサーにより、前輪及び後輪の回転状況を検知して、前輪と後輪のブレ ーキ液圧を路面状況に応じた圧力に制御し、前輪及び後輪がロックするのを防止 するものである。
【0011】 一方、樹脂製のリヤバンパ6の上部に補強壁61を一体形成して、該補強壁 61を前記リインホ−スメント5における後部対向壁53にボルト55止めする と共に、該バンパ6における上壁62の前端部を前記リインホ−スメント5の上 壁51上面に重合している。
【0012】 一方、前記両サイドメンバ2a・2bの後端部には、左右一対の側壁71a 及びこれら両側壁71aの上端を連結する連結壁71bからなる断面逆U字状の ステー71と、前記側壁71aの後端部内側面に溶接により固着した正面視U字 状のフック本体72とから成るトランスポートフック部材7a・7bを取付けて いるのであって、具体的には、前記サイドメンバ2a・2bの後端部下面に、前 記ステー71における前記連結壁72の前端部をボルト73止めして、該ステー 71の後端側並びに該ステータ71の後端部に固定した前記フック本体72を、 前記インナパネル32及びアウタパネル31に形成した貫通孔33に挿通して前 記ロアバック3の後方に突出させている。
【0013】 しかして以上の構成から成る車両において、前記トランスポートフック部材 7a・7b間に、車両の前後荷重のバランスを調整可能とした質量を持ち且つ前 記車両の車幅方向に延びる長さを持ったウエイト部材8を架設したのである。
【0014】 図に示す前記ウエイト部材8は、前記両トランスポートフック部材7a・7 bのステー71間に架設可能な長さから成る支持板81と、該支持板81の長さ 方向中間部に固着した所定質量のメインウエイト82と、該メインウエイト82 の表面に固着した微調整用のサブウエイト83とから構成し、前記支持板81の 両端部を、前記各ステー71の後端部における前記連結壁71bの上面にボルト 84を介して固定して、前記ウエイト部材8を、前記バンパ6の下部内側面より も前方で且つ該バンパ6の下部と近接する位置に対向状に配置している。
【0015】 尚、図中Gはリヤゲートを示す。
【0016】 以上の車体構造からなる車両にあっては、前記ウエイト部材8により、車両 の前後の重量を調整して、前輪と後輪に懸かる荷重バランスをとるのである。
【0017】 しかしてかかる車体構造から成る車両を船舶により搬送する場合、牽引用ロ ープを前記両フック部材7a・7bのフック本体72にたすき掛けにして前記船 舶に車両を個縛するのであって、前記ロープの個縛に伴い、前記フック部材7a ・7bに車幅方向に作用する大きな引っ張り荷重がかかる。しかしながら、前記 フック部材7a・7bを構成するステー71間に前記ウエイト部材8が架設され ていることから、前記ロープの個縛に伴う引っ張り荷重は前記ウエイト部材7a ・7bで確実に受け止められるのであって、従って前記フック部材7a・7bが 車幅方向内方に撓むような虞がないのである。
【0018】 また、例えば車両の衝突に伴い、前記バンパ6に衝撃荷重が作用すると、該 衝撃荷重は前記リインホ−スメント5を介して前記ロアバック3に伝わると共に 、該バンパ6の下部が前記ウエイト部材8に当接して、該ウエイト部材8から前 記トランスポートフック部材7a・7bを介して前記両サイドメンバ2a・2b に伝わることとなり、従って前記衝撃荷重のボディへの伝達経路が異なる2系統 となって、全体として前記衝撃荷重の吸収量が増大することとなる。
【0019】 また例えば前記バンパ6に衝突した車両が該バンパ6の下方にもぐり込もう としても、該バンパ6の下方前部に配設された前記ウエイト部材8により阻止さ れるのである。
【0020】 以上の実施例では、前記ウエイト部材8を前記両トランスポートフック部材 7a・7bのステー71間に架設したが、前記両トランスポートフック部材7a ・7bのフック本体72間に架設してもよい。
【0021】 また以上の実施例では、前記ウエイト部材8を、支持板81と、別途形成し たメインウエイト82及びサブウエイト83とから構成したが、前記支持板81 に前記メインウエイト82を一体形成するようにしてもよい。
【0022】
【考案の効果】
以上のごとく本考案は、車体の左右に配設したサイドメンバ2a・2bの後 端部にトランスポートフック部材7a・7bを取付けると共に、この両トランス ポートフック部材7a・7b間に、車両の車幅方向に延びる長さを持ったウエイ ト部材8を架設したことにより、別途補強部材を用意せずとも前記両トランスポ ートフック部材7a・7bの剛性が高められ、前記トランスポートフック部材7 a・7bに車幅方向に作用する大きな引っ張り荷重がかかっても、前記トランス ポートフック部材7a・7b間に架設した前記ウエイト部材8により前記引っ張 り荷重を確実に受け止めて、該トランスポートフック部材7a・7bが撓むのを 防止することが出来るし、しかも車両の前後の重量は前記ウエイト部材8により 調整することが出来、全体として部品点数を少なくすることが出来る。
【0023】 また本考案によれば、前記ウエイト部材を車体に取付けるブラケットを別途 必要としないので、それだけ部品点数及び組付手間の削減を図ることが出来るの である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる後部車体構造の一実施例を示す
要部の斜視図。
【図2】本考案にかかる後部車体構造の一実施例を示す
要部の拡大断面図。
【図3】本考案にかかる後部車体構造の一実施例を示す
斜視図。
【符号の説明】
2a・2b サイドメンバ 7a・7b トランスポートフック部材 8 ウエイト部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の左右に配設したサイドメンバ2a
    ・2bの後端部にトランスポートフック部材7a・7b
    を取付けた車両において、前記左右トランスポートフッ
    ク部材7a・7b間に、前記車両の車幅方向に延びる長
    さを持ったウエイト部材8を架設していることを特徴と
    する車両の後部車体構造。
JP9754291U 1991-11-27 1991-11-27 車両の後部車体構造 Pending JPH0546672U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9754291U JPH0546672U (ja) 1991-11-27 1991-11-27 車両の後部車体構造

Applications Claiming Priority (1)

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JP9754291U JPH0546672U (ja) 1991-11-27 1991-11-27 車両の後部車体構造

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Publication Number Publication Date
JPH0546672U true JPH0546672U (ja) 1993-06-22

Family

ID=14195134

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JP9754291U Pending JPH0546672U (ja) 1991-11-27 1991-11-27 車両の後部車体構造

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JP (1) JPH0546672U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010002295A (ja) * 2008-06-20 2010-01-07 Honda Motor Co Ltd シャシーダイナモメータの車両固定装置
JP2016064794A (ja) * 2014-09-26 2016-04-28 スズキ株式会社 車両後部構造

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JP2010002295A (ja) * 2008-06-20 2010-01-07 Honda Motor Co Ltd シャシーダイナモメータの車両固定装置
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