JPH0545943B2 - - Google Patents

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JPH0545943B2
JPH0545943B2 JP11318087A JP11318087A JPH0545943B2 JP H0545943 B2 JPH0545943 B2 JP H0545943B2 JP 11318087 A JP11318087 A JP 11318087A JP 11318087 A JP11318087 A JP 11318087A JP H0545943 B2 JPH0545943 B2 JP H0545943B2
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weight
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JP11318087A
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Tetsuya Maekawa
Noriji Iwai
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Shinko Chemical Co Ltd
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Shinko Chemical Co Ltd
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(a) 産業上の利用分野 本発明はプラスチツク製支持体の片面に遮光性
粘着剤層を設けてなるシート状或いはテープ状の
遮光性粘着積層体に関する。 更に詳しくは遮光性や粘着性を有し、必要部分
に貼着したり、切り貼りすることにより写真製版
や種々の原図等を作成することが可能なシート状
或いはテープ状の遮光性粘着積層体に関する。 (b) 従来の技術 一般に、遮光性粘着シート・テープ(以下、遮
光性粘着体と略す)はプラスチツクシート・テー
プの片面に、粘着剤と遮光性染料を必須成分とす
る遮光性粘着剤層を積層したものであるが、これ
を被着体に貼付するとこの遮光性染料が被着体に
転着する。 このため、従来、この遮光性染料の被着体への
転着を防止するため、以下のものが提案されてい
る。 即ち、プラスチツクフイルム支持体を着色
し、該支持体に遮光層としての機能を付与したも
のを用いたり(特開昭59−7364号公報)、プラ
スチツクフイルム製支持体との粘着剤層の間、又
はプラスチツクフイルム製支持体の背面に遮光層
としての着色層を設けたり(実開昭58−28842号
公報、実開昭59−9058号公報)、プラスチツク
フイルム製支持体の間に遮光層としての着色層を
はさみ込んだ構造のものである。(特開昭58−
45990号公報)。 又、無色透明のベースフイルム層と、遮光性
粘着剤層及び保護フイルム層を順次積層してなる
マスキングフイルムであつて、保護フイルム層を
遮光性粘着剤層と共に剥離する際、この遮光性粘
着剤層の一部がベースフイルム層に残らないよう
にしたものとして、無色透明のベースフイルム層
と、遮光性粘着剤層及び保護フイルム層を順次積
層してなるマスキングフイルムであつて、上記ベ
ースフイルム層として臨界表面張力が35dynes/
cm未満のプラスチツクフイルムを用い且つ上記保
護フイルム層として臨界表面張力が35dynes/cm
以上のプラスチツクフイルムを用いたものが提案
されている(特開昭62−49356号公報)。 (c) 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記の遮光性粘着体では着色
してなるプラスチツクフイルム製支持体を用いる
ので被着体に遮光性染料が転着する恐れはない
が、予め着色された特定のプラスチツクフイルム
を用いる必要があり、又、上記遮光性染料が粘着
剤層に転着しても実際の使用時に確認が極めて困
難であり、しかも遮光性染料が粘着剤層に転着し
た場合、光線透過率が低下するうえ、この転着が
著しい場合、他の不必要なものまで遮光されるこ
とになる。 又、上記の遮光性粘着体についても上記の
場合と同様の問題が残る他、プラスチツクフイル
ム製支持体の背面に遮光性着色層が設けられてい
る場合、この遮光性粘着体の巻き戻しによつて遮
光性着色層中の染料が粘着剤層の表面に転着し、
更に、この染料が被着体に再転着されて使用でき
なくなる場合がある。 上記の遮光性粘着体についても上記と同様
な問題が残る他、支持体としてのプラスチツクフ
イルムを2枚使用し、しかもそのそれぞれのプラ
イマーや接着剤、樹脂着色層を有するため、工程
が煩雑になり、この結果、コストアツプになるの
であり、しかも遮光性粘着体全体が厚くなるため
所要の柔軟性が得られ難いという問題がある。 更に、上記のマスキングフイルムでは、上記
ベースフイルム層として臨界表面張力が
35dynes/cm未満のプラスチツクフイルムを用い
且つ上記保護フイルム層として臨界表面張力が
35dynes/cm以上のプラスチツクフイルムを用い
ているので、保護フイルム層を遮光性粘着剤層と
共に剥離する際、この遮光性粘着剤層の一部がベ
ースフイルム層に転着する恐れがなく至極優れて
いるが、これを被着体に貼付すると遮光性染料が
被着体に転着する恐れがあり、しかもベースフイ
ルム層と保護フイルム層の2枚のフイルムを使用
し、この結果、コストアツプになつたり、全体の
厚さが厚くなるために所要の柔軟性が得られ難い
という問題がある。 (d) 問題点を解決するための手段 本発明者らは、上記問題点を解決すべく鋭意検
討を重ねた結果、アクリル系粘着剤をベースと
し、これに遮光性染料を加えてなる遮光性粘着剤
組成物に架橋剤としての多価イソシアネートと硬
化剤としての尿素系樹脂或いはメラミン系樹脂を
添加、併用すると、遮光性染料の被着体への転着
が防止されることを見い出し、本発明を完成する
に至つたものである。 即ち、本発明の遮光性粘着積層体は、透明なプ
ラスチツク製支持体の片面に遮光性粘着剤層を積
層して成り、該遮光性粘着剤層がアクリル系粘着
剤と遮光性染料更に多価イソシアネート及び尿素
系樹脂或いはメラミン系樹脂からなるもので形成
されていることを特徴とするものである。 以下、本発明を詳細に説明する。 本発明に用いられる透明なプラスチツク製支持
体としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
ブチレンテレフタレート、ポリエチレンイソフタ
レートよりなるポリエステル、ポリε−カプロラ
クタム、ポリヘキサメチレンカーバミド等よりな
る脂肪族ポリアミド、ポリメタフエニレンイソフ
タルアミド等の芳香族ポリアミド、ポリエチレ
ン、ポリプロピレンよりなるポリオレフイン、ポ
リスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデ
ン等のビニル系樹脂、セルロースジアセテート、
セルローストリアセテート等のセルロース系樹脂
やポリカーボネート、P.P.S、P.E.S、PEEK等の
エンジニアリングプラスチツクで形成されたフイ
ルムやシート或いはこれらを延伸、無延伸してな
るフイルムやシート更にこれらで形成したテープ
を挙げることができるが、この中でも強度、寸法
安定性に優れ安価な二軸延伸されたポリエステル
製のフイルムやシート或いはテープ、特にポリエ
チレンテレフタレート製のフイルムやシート又は
ポリブチレンテレフタレート製のフイルムやシー
ト或いはテープが特に好適に用いられるのであ
る。 上記プラスチツク製支持体の片面には、必要に
応じて、コロナ処理等の表面処理を行つて遮光性
粘着剤層との粘着力を向上させてなるものも好適
に用いることができるのである。 上記プラスチツク製支持体は強度やハンドリン
グの両面より問題の生じない範囲であればその厚
さが特に限定されるものではないが、一般に5〜
75μmの範囲とするのが好ましい。 上記プラスチツク製支持体の厚さが、5μm未
満では実用上の強度が不足するうえ、ハンドリン
グが極めて悪くなるばあいがあり、一方、75μm
を超えると必要とする柔軟性に欠けたり透明性が
損なわれるばあいあり、いずれの場合も好ましく
ないのである。 又、本発明に用いられるアクリル系粘着剤とし
ては、主モノマーとしてエチルアクリレート、ブ
チルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレ
ート等が用いられ、コモノマーとして酢酸ビニ
ル、アクリロニトリル、アクリルアマイド(CH2
=CH−CONH2)、スチレン、メチルメタクリレ
ート、メチルアクリレート等が使用され、官能基
含有モノマーとして、メタクリル酸、アクリル
酸、イタコン酸、ヒドロキシエチルメタクリレー
ト、ヒドロキシプロピルメタクリレート、ジメチ
ルアミノエチルメタクリレート、アクリルアマイ
ド(AM)CH2=CHCONH2)、メチロールアク
リルラマイド、グリシジルメタクリレートや無水
マレイン酸等が使用される。 これらのモノマーは2種以上共重合されて共重
合体の接着力や凝集力が適正な範囲に調整される
のが好ましい。 一般的には、粘着性を与えるTgの低い柔らか
い主モノマー(アクリル酸エステル)に、接着性
や凝集力を与えるTgの高く硬いコモノマー少量
使用し、さらに架橋性や接着性改善のために官能
基含有ノモマーが共重合される。 そして、本発明の特徴は、上記アクリル系粘着
剤をベースとし、これに遮光性染料を加えてなる
遮光性粘着剤組成物に架橋剤としての多価イソシ
アネートと硬化剤としての尿素系樹脂或いはメラ
ミン系樹脂を添加、併用する点にある。 又、本発明に用いられる遮光性染料としては有
機溶剤に可溶で上記アクリル系粘着剤と相溶性が
あり遮光性を有するものが使用される。 上記粘着性組成物に遮光性を付与するための着
色剤としては染料や顔料或いは染料と顔料の混合
物を使用することができ、染料としては油性染
料、有機溶媒可溶性染料、金属錯塩染料が例示さ
れ、粘着性組成物と良好な相溶性があり、熱や紫
外線に対し、色調の変化の少ないものが好ましい
が、マスキング材として遮光性を満たすものであ
れば染料の色調や構造については、特に限定され
るものではない。 上記遮光性染料はその要求される遮光性に合わ
せて適宜選択、使用される。 上記遮光性染料の配合割合としては遮光性を発
揮するのに充分な量であればよく、例えば上記ア
クリル系粘着材の樹脂固形分100重量部に対し0.5
〜10重量部の範囲とするのが好ましいのであり、
遮光性染料の配合割合が、0.5重量部未満では所
望の遮光性が得られない場合があり、一方、10重
量部を超えると粘着剤の粘着力に悪影響を与える
場合があるから好ましくないのである。 本発明に用いられる多価イソシアネートとして
は、2.4−トルイレンジイソシアネート 2.6−トルイレンジイソシアネート 1.5−ナフタレンジイソシアネート ジフエニルメタン−4,4′−ジイソシアネート ポリメリツクイソシアネート 等の芳香族ポリイソシアネートや脂肪族ポリイソ
シアネート及びこれらの混合物やブロツク型ポリ
イソシアネートが用いられるが、架橋性が良好で
遮光性染料の被着体への転着防止効果が一層良好
である芳香族ポリイソシアネートが好ましく用い
られる。 上記多価イソシアネートの配合割合としては、
アクリル系粘着剤(固形分)100重量部に対して
0.5〜5重量部の範囲で用いることが好ましく、
0.5重量部未満では架橋剤としての効果が少なく、
一方、5重量部を超えると尿素系樹脂或いはメラ
ミン系樹脂との併用による染料補捉効果が弱くな
る上、粘着剤としての特性が悪くなるから好まし
くない。 更に、本発明に用いられる硬化剤成分としての
尿素系樹脂或いはメラミン系樹脂については主と
して塗料用に使用されているものが好適に用いら
れる。 上記尿素系樹脂或いはメラミン系樹脂として
は、尿素、グアナミン、ベンゾグアナミン、メラ
ミン、ブチル化メラミン等の樹脂が使用される
が、遮光性染料の被着体への転着防止の観点より
ブチル化メラミン樹脂が最も好ましく用いられ
る。 上記の尿素系樹脂或いはメラミン系樹脂の配合
割合としては、当該尿素系樹脂或いはメラミン系
樹脂が多価イソシアネートに対して過剰に用いる
ことが遮光用染料をアクリル系粘着剤に捕捉する
効果が大であり好ましいのである。 本発明者らの実験結果によると、アクリル系粘
着剤(固形分)100重量部に対して尿素系樹脂或
いはメラミン系樹脂が1.0〜10重量部の範囲で使
用できるが、架橋剤であるイソシアネートに対し
て常に過剰に用いる必要がある。 上記配合割合において、尿素系樹脂或いはメラ
ミン系樹脂の配合割合が1.0重量部未満になると
遮光性染料の転着防止効果が乏しくなり、一方、
10重量部を超えると粘着剤層の凝集力が大幅に向
上して全体に硬くなり実用上好まくないのであ
る。 上記の遮光性粘着剤組成物の溶剤としては、ア
セトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン、シクロヘキサノン、酢酸エチル、酢酸ブ
チル、トルオール、キシロール等が挙げられる。 本発明においては、上記のプラスチツク製支持
体及び/又は遮光性粘着層には、所望により光の
反射を防止する目的でつや消し加工を適宜施した
り、或いは酸化防止剤、安定剤、紫外線吸収剤、
ブロツキング防止剤及び帯電防止剤等の配合剤を
混合してもよいのである。 つや消し剤としては粒径10μm以下の無機系粉
末(例えば含水シリカ)が挙げられる。つや消し
剤の配合量はプラスチツク製支持体又は遮光性粘
着剤層の樹脂固形分100重量部に対して0.5〜5重
量部の範囲で添加、混合するのが好ましい。 上記帯電防止剤としては遮光性粘着剤組成物に
溶解しうるものであれば限定されるものではな
く、特にカチオン系帯電防止剤が好ましい。この
帯電防止剤としては、例えばアルキロイル(炭素
数8〜24程度)、アミノプロピルジメチルヒドロ
キシエチルアンモニウム、アルキルアミン塩や第
4級アンモニウム塩(例えばN,N,N,N−テ
トラアルキルでアルキル基はその少なくとも一つ
は炭素数8〜24程度以上のものであり、残りは炭
素数1〜5程度のものである。)などが例示され
る。 帯電防止剤の配合量としては、静電気の発生を
防止するのに十分な量であればよく、プラスチツ
ク製支持体又は遮光性粘着剤組成物の樹脂固形分
100重量部に対して1〜10重量部の範囲とするの
が好ましい。 又、他の配合剤の配合割合は、プラスチツク製
支持体又は遮光性粘着剤組成物の樹脂固形分100
重量部に対して0.1〜5重量部とするのが好まし
い。 (e) 作用 本発明において、アクリル系の遮光性粘着剤層
中に、尿素系樹脂或いはメラミン系樹脂と多価イ
ソシアネートを加えると、遮光性粘着剤層中の遮
光性染料が被着体に転着するのが防止される理由
は明確ではないが、アクリル系の遮光性粘着剤層
を多価イソシアネート及び尿素系樹脂或いはメラ
ミン系樹脂が架橋することにより遮光性染料の移
動性が極力抑制されたり、又は遮光性染料の官能
基が遊離のアミン基やイソシアネート基と反応し
て樹脂に固着されたためと推考される。 (f) 実施例 以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。 ポリアクリル酸ブチルの製造 下記の実施例及び比較例で用いたポリアクリル
酸ブチル(PAB)は以下の方法で製造した。 即ち、主モノマーとしてのアクリル酸ブチル
(BA)80重量部と2−エチルヘキシルアクリレ
ート(2−EHA)18重量部、官能基含有モノマ
ーとしてアクリル酸(AA)2重量部、コモノマ
ー成分としてアクリルニトリル(AN)5重量部
とアクリルアマイド(AM)1重量部からなる組
成物を、窒素気流中で過酸化ベンゾイル(触媒)
1重量部にトルオール100重量部を加えて温度65
℃で8時間重合させて得た。 実施例 粘着性組成物として上記ポリアクリル酸ブチル
(PAB)100重量部、多価イソシアネート(日本
ポリウレタン(株)社製、コロネートL)0.5重量部、
ブチル化メラミン(大日本インキ(株)社製、スパー
ベツカミンJ−820)3.0重量部を混合し、これを
メチルエチルケトンに溶解して固形分が25重量%
の粘着剤組成物の溶液を得た。 この粘着剤組成物の溶液に、遮光性染料である
保土谷化学工業(株)製、商品名スピロンオレンジ
2RHを8重量部混合し、均一な溶液になるなで
撹拌を行つて遮光性粘着剤組成物の塗工溶液とし
た。 この溶液は、その粘度が温度23℃で1500センチ
ポイズであつた。 一方、プラスチツク製支持体として臨界表面張
力が、表側43dyn/cm、裏側50dyn/cmとなるよ
うにコロナ処理を施して成る厚さ25μmの二軸延
伸ポリエチレンテレフタレートフイルムを使用
し、表側に剥離剤として日東電気工業(株)社製BP
−110を固形分重量比で0.1%となるようトルエン
で希釈し、キスコーターで片面に塗工し、温度
100℃で5分間乾燥後で12.5g/m2となるように
均一に付着させて剥離層が形成されて成る。 次に、上記塗工用溶液を、支持体裏側のコロナ
処理面側にロールコーターで乾燥後の塗膜厚さが
13μmになるよう塗工して、温度100〜120℃で5
分間乾燥を行い、遮光性粘着剤層を積層し、その
後、スリツターで切断して、遮光性粘着テープを
得た。 かくして得られた本発明の遮光性粘着積層体
は、第1図に示すように、透明なプラスチツク製
支持体1の片面、つまりコロナ処理面1aに遮光
性粘着剤層2を積層して成り、該遮光性粘着剤層
2がアクリル系粘着剤と遮光性染料更に多価イソ
シアネート及びメラミン系樹脂で形成されて成
る。尚、1bは剥離層である。 比較例 上記実施例において、ブチル化メラミン及び多
価イソシアネートを用いない以外は、上記実施例
と同様の方法で得たものを用いた。 上記の実施例及び比較例の各特性試験の結果を
第1表に示す。
【表】 第1表中の糊残り現象は、各被着体[ポリエス
テルフイルム(PET)、プロシエイド塗膜)に常
態(温度23℃で相対湿度65%)で、上記の実施例
及び比較例の試験片(12mm幅)を貼り付け、10分
間放置後の各被着体に対する糊残りや染料の被着
体への転着を調査する。 本実施例の遮光性粘着積層体は、基本的な特性
としての遮光性を有し、又、第1表からも明らか
なように、製版用マスキングフイルム、ポリエス
テルフイルムに貼り付け後の寸法安定性に優れて
おり、又剥離後の糊残りや染料の被着体への転着
がなく良好であつた。 これに対して比較例では、基本的な特性として
の遮光性を有し、また製版用マスキングフイル
ム、ポリエステルフイルムに貼り付け後の寸法安
定性も優れるが、第1表からも明らかなように、
剥離後の糊残りや染料の被着体への転着があり、
しかもスリツト面の粘着剤がとれ露光時ピンホー
ルの発生が認められた。 (g) 発明の効果 本発明の遮光性粘着積層体は、上記構成を有
し、これを被着体に貼付してもその遮光性粘着積
層体における遮光性粘着剤層中の染料が被着体に
転着したり糊残りが生じず、その結果、精密な写
真製版を行うことができる等の効果を有するので
ある。 又、遮光性粘着剤層に遮光性染料を混入した一
層構成にすることにより所望の柔軟性を有すると
共に製造工程が単純となり安価に製造できる等の
効果を有するのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す断面図であ
る。 1……プラスチツク製支持体、1a……コロナ
処理面、1b……剥離層、2……遮光性粘着剤
層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 透明なプラスチツク製支持体の片面に遮光性
    粘着剤層を積層して成り、該遮光性粘着剤層がア
    クリル系粘着剤と遮光性染料更に多価イソシアネ
    ート及び尿素系樹脂或いはメラミン系樹脂からな
    るもので形成されていることを特徴とする遮光性
    粘着積層体。 2 プラスチツク製支持体がポリエステルフイル
    ムで形成されている特許請求の範囲第1項に記載
    の遮光性粘着積層体。 3 ポリエステルフイルムがポリエチレンテレフ
    タレート又はポリブチレンテレフタレートで形成
    されたフイルムである特許請求の範囲第2項記載
    の遮光性粘着積層体。
JP62113180A 1987-05-09 1987-05-09 遮光性粘着積層体 Granted JPS63278060A (ja)

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