JPH0545869Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0545869Y2
JPH0545869Y2 JP436587U JP436587U JPH0545869Y2 JP H0545869 Y2 JPH0545869 Y2 JP H0545869Y2 JP 436587 U JP436587 U JP 436587U JP 436587 U JP436587 U JP 436587U JP H0545869 Y2 JPH0545869 Y2 JP H0545869Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
elastic material
dynamic damper
damper
flange
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP436587U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63112639U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP436587U priority Critical patent/JPH0545869Y2/ja
Publication of JPS63112639U publication Critical patent/JPS63112639U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0545869Y2 publication Critical patent/JPH0545869Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車用ダイナミツクダンパに関
し、特に振動によるウエイトの脱落を防止するよ
うにした自動車用ダイナミツクダンパに関する。
(従来の技術) 従来、この種のダイナミツクダンパとしては、
例えば第5図に示すようなものがある。
このダイナミツクダンパ21は所定の共振周波
数を有するウエイト22上部にゴム製の弾性材2
3を介して、振動部材24に固定される、フラン
ジ25を有するダンパ取付部材26を設けたもの
で、弾性材23はフランジ25とウエイト22と
のそれぞれの部材に加硫接着等の手段によつて一
体に接着されている。
このように構成されたダイナミツクダンパ21
は、振動部材24の振動時に弾性材23を介して
ウエイト22を振動させるように設けたもので、
振動部材24の振動と、ウエイト22の振動との
位相をずらし、弾性材23の振動により振動部材
24の振動を低減するようにしている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来のダイナミツク
ダンパ21はフランジ25とウエイト22が弾性
材23を介して接着されており、またダイナミツ
クダンパ21全体が露出した状態で取付けられて
いるために道路上の泥水等の影響を受けて腐蝕す
ることが多く、それによつてウエイトの接着強度
が減少しやすくなり、このような状態で車輌を走
行させているとダイナミツクダンパ21に大きな
振動がかかつた時にダイナミツクダンパ21のフ
ランジ25はウエイト22を支えきれなくなつて
振り落してしまうことがあり、それによつて後続
車に損傷を与えるなどの事故を発生する虞れがあ
つた。
そこでこれを改良したものが提案され、既に出
願されている(実願昭60−159711)。この提案の
ものは第6図、第7図に示すようにダイナミツク
ダンパ31取付部材32の下部に設けたフランジ
33と、ウエイト34の上に設けたウエイトフラ
ンジ35との間に弾性体36を設け、このフラン
ジ33とウエイトフランジ35とを円筒部材37
によつて覆うことによつて密封を行い、さらに、
円筒部際37とウエイトフランジ35との間に弾
性体36と同じ材料で構成した膜38を設け、さ
らに円筒部材37の上下の部分をかしめて上下の
フランジ37A,37Bを形成し、上部のフラン
ジ37Aでフランジ33を、下部のフランジ37
Bでウエイトフランジ35の下面を覆うようにし
たものである。
この構成により、弾性体36が直接外気に触れ
ることが防止され、道路上の泥水等による影響を
受けることが少なくなると共に弾性体36が劣化
し、ウエイト34の支持ができなくなつた時でも
ウエイト34の落下等の事故発生を防止すること
ができる。
ところが、このダイナミツクダンパ31では脱
落防止のために設けられた円筒部材37の構造が
複雑なため、制作に手間がかかるばかりでなくコ
ストも高くつく等の問題があつた。
また、ゴム接着面積によりダイナミツクダンパ
31の形状がほぼ決まつてしまい、形状の自由度
が少ないなどの問題もあつた。
また、不測の原因で、円筒部材37の中で弾性
材36とウエイト34とが分離した場合、振動に
よつて円筒部材37の内壁にウエイト34がぶつ
かり薄い金属製の円筒部材37は変形して脱落防
止の効果がなくなる虞れもあつた。
本考案は以上のような問題点を解決するために
ウエイトの形状をかえ、走行中、弾性材とウエイ
トが分離しても、ウエイトが脱落しないダイナミ
ツクダンパを提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点を解決するための手段とし
て、振動部材に固定されるダイナミツクダンパ枠
体に環状部を形成し、該環状部内に弾性材を取付
け、該弾性材に所定の共振周波数を有するウエイ
トを一体に吊下し、該ウエイトに鉛直方向へ延ば
して前記弾性材の高さより高い凸部を設け、しか
も該凸部が前記ダンパ枠体の環状部から外方に突
出するように設けたことを特徴とする構成とした
ものである。
(作用) このような構成とすれば、走行中、弾性材の劣
化や他の不測の事故により、弾性材が上または下
の取付部から分離しても、弾性材を環状部内から
除去しないかぎり、弾性材の高さより高い凸部が
環状部に引掛かりウエイトは脱落することはな
い。
(実施例) 次に本考案の一実施例を第1図〜第2図にもと
づいて説明する。
図において、1は本考案のダイナミツクダンパ
である。ダイナミツクダンパ1は概略ダンパ枠体
2と、弾性材3と、ウエイト4とからなる。
ダンパ枠体2は、振動部材(図示なし)に接続
されるための板状の取付部2aと、取付部2aの
下方から二叉に分岐されて、後述のウエイト4を
取り囲むための空間を形成する環状部2bとから
なり、環状部2bは囲繞部2c,2cと、囲繞部
2c,2cの下端間に固定した連結梁2dとから
なる。
弾性材3は一対の板5,6の間に加硫接着等の
手段で固着されて構成されており、上部の板5は
ダンパ枠体の囲繞部2cの上部水平部にボルト
7、ナツト8によつて固定されている。下端の板
6にはウエイト4がボルト9によつて一体に固着
されている。
ウエイト4は所定の共振周波数を有し、その下
面部には切欠部4aが設けられており、この切欠
部4aは連結梁2dをまたぐ状態となつて取付け
られる。なお、ウエイト4が弾性材3を介して振
動する振幅の大きさは、普通1〜2mm程度である
ため、ウエイト4の切欠部4aとダンパ枠体2の
連結梁2dとの間には隙間が設けられている。そ
の隙間は前記振幅の大きさをわずか上回る程度で
良く、実際上はあまり大きく形成されていない。
このウエイト4下面部の切欠部4aによつてで
きる凸部4bは弾性材3とウエイト4が分離し、
弾性材3を装着したまま、ウエイト4が上下左右
方向に振動しても、凸部4bが連結梁2dに引掛
かりウエイト4の脱落を防止する。
図中10はダイナミツクダンパ1を振動部材
(図示なし)に取付けるためのボルト孔である。
このように構成されたダイナミツクダンパ1は
走行中、弾性材3の劣化やまた他の不測の事故
で、弾性材3が上部の板5との接合面から分離し
ても、また、弾性材3が下部の板6との接合面か
ら分離しても、また弾性材3が上下の板5,6と
の接合面から分離しても、ウエイト4はダンパ枠
体2の環状部2bの連結梁2dにまで降下するだ
けで、弾性材3をダンパ枠体2の環状部2bより
除去しないかぎり、弾性材3の高さAより高い
(高さB)凸部が連結梁2dに引つ掛かりウエイ
ト4はダンパ枠体2から脱落することはない。
(第1図の仮想線はウエイトが降下したことを示
している。) なお、弾性材3の上下に板5,6を設けたこと
によつて、弾性材3をダンパ枠体2やウエイト4
に直接加硫するよりも、加硫時間を短縮でき、コ
ストの低減を図ることができる。
次に本考案の第2実施例を第3図〜4図にもと
づいて説明する。前記第1の実施例と同一の構成
部分については、同一の符号を付してその詳細な
説明は省略する。
この第2の実施例はダンパ枠体2の囲繞部2c
と連結梁2dとを一体に形成し連結梁2dに該当
する部分に貫通孔11を設け、この貫通孔11に
ウエイト4の下面部中央に突設した凸部4′bを
挿通したものである。
作用については第1実施例と変わるところはな
いのでその説明は省略する。
(考案の効果) 以上詳細に説明したように本考案は前記の構成
からなるものであるから、劣化やまた不測の原因
によつて弾性材がダンパ枠体やウエイトから分離
しても、ウエイトの底面の形状によつてウエイト
はダンパ本体から脱落することがない。
したがつて後続車に損傷を与える虞れもなくな
つた。また、弾性体の全面積が覆われていないの
で、ダンパの形状を自由に設定することもでき
る。さらに、弾性材を覆う円筒部材も必要としな
くなつたので、制作に時間がかからないばかりか
全体的に原価の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のダイナミツクダンパの一実施
例を一部切断して示す正面図、第2図は第1図の
ダイナミツクダンパの−線に沿う断面図、第
3図は第二の実施例を示す正面図、第4図は第3
図のものの−線に沿う断面図、第5図は従来
のダイナミツクダンパを示す側面図、第6図は従
来のダイナミツクダンパを示す正面図、第7図は
第6図に係るダイナミツクダンパが摺動部材に取
付けられたところを示す側面図である。 1……ダイナミツクダンパ、2……ダンパ枠
体、2b……環状部、3……弾性材、4……ウエ
イト、4b……凸部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 振動部材に固定されるダイナミツクダンパ枠体
    に環状部を形成し、該環状部内に弾性材を取付
    け、該弾性材に所定の共振周波数を有するウエイ
    トを一体に吊下し、該ウエイトに鉛直方向へ延ば
    して前記弾性材の高さより高い凸部を設け、しか
    も該凸部が前記ダンパ枠体の環状部から外方に突
    出するように設けたことを特徴とするダイナミツ
    クダンパ。
JP436587U 1987-01-14 1987-01-14 Expired - Lifetime JPH0545869Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP436587U JPH0545869Y2 (ja) 1987-01-14 1987-01-14

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP436587U JPH0545869Y2 (ja) 1987-01-14 1987-01-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63112639U JPS63112639U (ja) 1988-07-20
JPH0545869Y2 true JPH0545869Y2 (ja) 1993-11-29

Family

ID=30784966

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP436587U Expired - Lifetime JPH0545869Y2 (ja) 1987-01-14 1987-01-14

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0545869Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2552954Y2 (ja) * 1991-03-08 1997-11-05 スズキ株式会社 エキゾーストパイプ系振動低減用ダイナミックダンパ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63112639U (ja) 1988-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0413230Y2 (ja)
US5431363A (en) Shock absorber mounting bracket
JPH0315870Y2 (ja)
JPS589781Y2 (ja) 自動車用エンジン支持装置
JPH0545869Y2 (ja)
JP2560949B2 (ja) 防振装置の振動体取付構造
JPH0746601Y2 (ja) 車両の前部車体構造
JP3695153B2 (ja) コイルスプリングの防振支持装置
JP3452517B2 (ja) ストラットマウントインシュレータ
JP2589368Y2 (ja) 車両のリヤサスペンション取付部構造
JP3959518B2 (ja) 防振装置
JPH0410376Y2 (ja)
JPS6313983Y2 (ja)
JPS6120467B2 (ja)
JP2589372Y2 (ja) 車両のリヤサスペンション取付部構造
JP2589367Y2 (ja) 車両のリヤサスペンション取付部構造
JPH08216699A (ja) エンジンマウント構造
JPS641873Y2 (ja)
JPH0348939Y2 (ja)
JPH0529567Y2 (ja)
JPH0687155U (ja) 車両のリヤサスペンション取付部構造
JP3365950B2 (ja) エンジンマウントの取付構造
JPS61249824A (ja) 車両用燃料タンクの支持構造
JP2525878Y2 (ja) 液封入式防振マウント
JP2589369Y2 (ja) 車両のリヤサスペンション取付部構造