JPH0545810Y2 - - Google Patents

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JPH0545810Y2
JPH0545810Y2 JP17434986U JP17434986U JPH0545810Y2 JP H0545810 Y2 JPH0545810 Y2 JP H0545810Y2 JP 17434986 U JP17434986 U JP 17434986U JP 17434986 U JP17434986 U JP 17434986U JP H0545810 Y2 JPH0545810 Y2 JP H0545810Y2
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JP
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gas
liquid separation
separation chamber
air
intake pipe
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  • Separating Particles In Gases By Inertia (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、吸入空気中に含まれている水分をフ
イルタエレメントを通る前に分離する気液分離型
エアクリーナに関する。
[従来の技術と考案が解決しようとする問題点] 例えばバギー車のように悪路走行を主目的とす
る車輌では、水溜まりあるいは川などを走行する
ことがしばしばあり、その度ごとに、上記車輌の
周囲に浮遊する水、泥などの飛沫が空気とともに
エアクリーナから気化器などを経て燃焼室へ吸入
されると、失火やスカツフイングなどの発生原因
となり、エンジンの出力および寿命低下を招く。
そのため、従来は、例えば実公昭56−32604号
公報に開示されているように、クリーナ本体の底
面に水抜き孔を穿設し、このクリーナ本体内に流
入された空気に含まれている飛沫を、フイルタエ
レメントに流入される前に上記水抜き孔から排出
するものがある。
しかし、この先行技術では、空気取入れ口とフ
イルタエレメントとが近接されており、この空気
取入れ口から吸入された空気に含まれている飛沫
が慣性力で上記フイルタエレメントに吸入されや
すく、充分な気液分離効果を得ることは困難であ
る。
また、実開昭48−61208号公報には、吸気管を
鉛直方向へ延出させ、この吸気管の下端に気液分
離室を設け、この気液分離室の下流側で且つ、こ
の気液分離室の上方にフイルタエレメントを介装
し、この吸気管を流過する空気に含まれている飛
沫を、自己の慣性質量にて上記気液分離室に滞留
させて、飛沫と空気を分離する技術が開示されて
いる。
しかし、この先行技術では、上記気液分離室に
滞留された水などを排出させることが困難で、排
水作業が極めて煩雑である。
[考案の目的] 本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、
気液分離室に滞留された水などの排出作業が簡単
で、しかも、充分な気液分離効果を得ることので
きる気液分離型エアクリーナを提供することを目
的としている。
[問題点を解決するための手段及び作用] 本考案は、筒状のエアクリーナ本体を上下方向
に配設した気液分離型エアクリーナにおいて、上
記エアクリーナ本体の上部にエレメント収納部を
形成し、上記エアクリーナ本体の下部に上記エレ
メント収納部より小径の気液分離室を形成し、上
記気液分離室の底部に液抜きバルブを設け、一端
に空気取入れ口を設けた吸気管の他端を上記エレ
メント収納部を貫通して上記気液分離室に臨ませ
ると共に、上記エレメント収納部の側方にフイル
タエレメントを介して空気取出し口を形成したも
のである。
[作用] 上記構成において、エンジンが起動して外気が
空気取入れ口から吸気管を流過すると、この外気
に含まれている水などの飛沫が、自己の慣性質量
にて上記吸気管の一端に臨まされた気液分離室に
滞留される。そして、この飛沫を分離した空気が
上記気液分離室から上方へ吸い上げられてフイル
タエレメントを流過し、空気取出し口から気化器
などへ流過される。
上記吸気管には脈動流が発生しており、且つ、
この吸気管の管路長と管路径とが上記気液分離室
に上記脈動流にて正圧を発生させる寸法に形成さ
れているので、エンジン稼働中の上記気液分離室
は常に正圧状態であり、この気液分離室内の圧力
にて、液抜きバルブから上記水などが排出され
る。
[考案の実施例] 以下、図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
図面は本考案の一実施例に係り、第1図はエア
クリーナの断面図、第2図は縦軸に気液分離室内
の圧力P、横軸に吸気管の管路長lを示す脈動圧
特性図、第3図は縦軸に気液分離室内の圧力P、
横軸に吸気管の管路径dを示す脈動圧特性図であ
る。
これらの図において、符号1は図示しないバギ
ー車などの車輌に搭載されたエンジン本体に設け
られている気化器であり、この気化器1のエアホ
ーン1aに、エアクリーナ2のクリーナ本体3の
外側に突設された空気取出し口3aが接続されて
いる。
また、上記クリーナ本体3内には上記空気取出
し口3aに連通するエレメント収納部3bが形成
されており、このエレメント収納部3bの底部中
央にエレメントガイド3cが環設されている。ま
た、上記エレメント収納部3bの底部中央に、所
定深さの気液分離室3dが形成されている。さら
に、この気液分離室3dの底部に液抜きバルブ4
が装着されている。この液抜きバルブ4の狭窄さ
れた先端4aが外方へ突出されている。
さらに、上記クリーナ本体3の上面が開口され
ており、この開口部の端面に溝3eが環設され、
この溝3eにOリング5が装着されている。ま
た、上記クリーナ本体3の上記開口部には蓋体6
が装着されており、この蓋体6に、上記クリーナ
本体3の開口部の外周に形成された上記溝3eに
上記Oリング5を介して密着される突条6aが環
設されているとともに、この突条6aの内周で、
且つ、上記エレメントガイド3cに対設する他の
エレメントガイド6cが環設されている。
上記エレメント収納部3bに収納されているフ
イルタエレメント7の上下部が上記両エレメント
ガイド3c,6cにて位置決めされ、且つ、上記
エレメント収納部3bの底面と、上記蓋体6とに
挟着固定されている。
また、上記蓋体6のほぼ中央に吸気管8の中途
が溶接などの手段により挿通固定されている。さ
らに、この吸気管8の下端が上記気液分離室3d
に鉛直方向から臨まされ、上記気液分離室3dの
底部に所定間隔を開けて対設されている。一方、
上記吸気管8の上部がL字状に側方へ曲げ形成さ
れ、その先端がカバー9にて閉塞されている。さ
らに、上記吸気管8の先端のやや内方に空気取入
れ口8aが穿設されている。
また、上記吸気管8の管路長l、および、管路
径dは、第2図、第3図に示すように、上記吸気
管8に発生する脈動流にて上記気液分離室3dに
正圧が発生するような寸法、すなわち、管路長l
は、第2図のl0以上で、管路径dが第3図のd0
下に設定されている。
次に、上記構成による実施例の作用について説
明する。
エンジンが稼働すると、図示しないエンジン本
体の燃焼室に外気が吸気管8、クリーナ本体3、
フイルタエレメント7、気化器1を経て流入され
る。
上記エンジンがバギー車などの車輌に搭載され
ている場合、川あるいは水溜まりなどを走行する
と、上記車輌の周辺に水、泥などの飛沫が浮遊
し、この飛沫が空気とともに上記吸気管8の空気
取入れ口8aから、この吸気管8の管路内を流過
する。そして、上記飛沫を含んだ空気が上記吸気
管8の下端から上記エレメント収納部3bの底部
に形成された気液分離室3dに流出されると、上
記飛沫は、自己の慣性質量にて上記気液分離室3
dの底部に滞留される。その結果、上記気液分離
室3dで空気と飛沫が分離され、次いで、空気
は、上記気液分離室3dに沿つて上方へ流過さ
れ、フイルタエレメント7を通過して浄化された
後、気化器1を経て図示しないエンジン本体の燃
焼室へ流入される。
また、上記気液分離室3dには、上記吸気管8
に発生する脈動流にて正圧が発生しており、上記
気液分離室3dに滞留された水液は、この正圧に
て上記気液分離室3dの底部に装着されている液
抜きバルブ4の先端4aから自動的に排出され
る。
なお、本考案による気液分離型エアクリーナは
上記実施例に限るものではく、例えば、液抜きバ
ルブ4は液抜きコツクでもよい。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、気液分離
室に滞留された水などの排出作業が簡単で、しか
も充分な気液分離効果を得ることができる。
また、一端に空気取入れ口を設けた吸気管の他
端をエレメント収納部を貫通して気液分離室に臨
ませたので、エアクリーナに水分が吸収され難く
なり、このエアクリーナの膨潤を効率よく防止す
ることができる。
さらに、エアクリーナ本体の下部に形成した気
液分離室が上記エレメント収納部より小径である
ため、この気液分離室に吸気脈動による正圧をよ
り効果的に発生させることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例に係り、第1図はエア
クリーナの断面図、第2図は縦軸に気液分離室内
の圧力P、横軸に吸気管の管路長lを示す脈動圧
特性図、第3図は縦軸に気液分離室内の圧力P、
横軸に吸気管の管路径dを示す脈動圧特性図であ
る。 2……エアクリーナ、3……クリーナ本体、3
a……空気取出し口、3b……エレメント収納
部、3d……気液分離室、4……液抜きバルブ、
7……フイルタエレメント、8……吸気管、8a
……空気取入れ口、d……管路径、l……管路
長。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 筒状のエアクリーナ本体を上下方向に配設した
    気液分離型エアクリーナにおいて、 上記エアクリーナ本体の上部にエレメント収納
    部を形成し、 上記エアクリーナ本体の下部に上記エレメント
    収納部より小径の気液分離室を形成し、 上記気液分離室の底部に液抜きバルブを設け、 一端に空気取入れ口を設けた吸気管の他端を上
    記エレメント収納部を貫通して上記気液分離室に
    臨ませると共に、 上記エレメント収納部の側方にフイルタエレメ
    ントを介して空気取出し口を形成したことを特徴
    とする気液分離型エアクリーナ。
JP17434986U 1986-11-13 1986-11-13 Expired - Lifetime JPH0545810Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17434986U JPH0545810Y2 (ja) 1986-11-13 1986-11-13

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JP17434986U JPH0545810Y2 (ja) 1986-11-13 1986-11-13

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Publication Number Publication Date
JPS6379465U JPS6379465U (ja) 1988-05-25
JPH0545810Y2 true JPH0545810Y2 (ja) 1993-11-26

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JP17434986U Expired - Lifetime JPH0545810Y2 (ja) 1986-11-13 1986-11-13

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2543449Y2 (ja) * 1990-11-27 1997-08-06 松下電工株式会社 微細気泡発生浴槽のエア吸入口カバー
JP5720533B2 (ja) * 2011-11-04 2015-05-20 株式会社デンソー エンジン吸気装置

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JPS6379465U (ja) 1988-05-25

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