JPH0545398Y2 - - Google Patents

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JPH0545398Y2
JPH0545398Y2 JP1988056246U JP5624688U JPH0545398Y2 JP H0545398 Y2 JPH0545398 Y2 JP H0545398Y2 JP 1988056246 U JP1988056246 U JP 1988056246U JP 5624688 U JP5624688 U JP 5624688U JP H0545398 Y2 JPH0545398 Y2 JP H0545398Y2
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coolant
screw shaft
screw
suspended
outlet
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、放電加工、ワイヤーカツト加工等で
微細な磁性体の切粉を発生する工作機械に利用す
るクーラント(冷却液)を清浄化し再利用できる
ようにするクーラント清浄装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、磁石を用いたクーラント清浄装置とし
て、濾過筒の中間部に懸濁クーラントの流入口を
設けたものが提供されている。(例えば、実開昭
59−24113号、特開昭61−118153号公報参照。) 〔考案が解決しようとする課題〕 上記従来のクーラント清浄装置は、濾過筒の中
間部より懸濁クーラントを流入させるため、該濾
過筒の上下中間部に開口部を設けて、流入口を溶
接で接合する必要があつた。
溶接加工は材料に加工歪みを生じさせ濾過筒内
径の真円度、濾過筒の真直度等を著しく損なうた
めにスクリユー羽根と濾過筒内径との間の隙間を
狭くすることが困難であつた。
そのため切粉の排出効率が悪くなり、またスク
リユー羽根と濾過筒内径との隙間を小さくして切
粉の排出効率を高めようとする場合、スクリユー
羽根外周の切削加工、濾過筒内径の切削加工等を
組み合わせた現物合わせが必要となり、加工費の
増大をまぬがれない等の欠点があつた。
本考案は、かかる欠点を除去するもので、スク
リユー軸を中空軸とし、該スクリユー軸の上端あ
るいは下端から懸濁クーラントを流入させること
により、濾過筒の上下中間部に懸濁クーラントの
流入口を設けず、濾過筒の溶接歪みを無くし、現
物合わせなどをせずに切粉の移送効率を高めるこ
とができるクーラント清浄装置を提供することを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案ではスクリユ
ー軸が中空軸とされ、その上端あるいは下端が懸
濁クーラントの流入口とされる。
すなわち、永久磁石8が外周に配設され、上方
に懸濁物排出口3、下方に清浄クーラントの流出
口2を設けた濾過筒1内に、該濾過筒1に内接す
るスクリユー羽根5を有し、スクリユー軸4が中
空軸とされ、該スクリユー軸4の上下略中間部に
湧出口6が設けられ、上記スクリユー軸4の上端
あるいは下端が懸濁クーラントの流入口7とされ
たスクリユーaが回転自在に設けられた構成とし
たものである。
〔作用〕
本考案の装置で使用されるスクリユーaはスク
リユー軸4が中空軸とされ、該スクリユー軸4の
上端あるいは下端より流入される懸濁クーラント
が、スクリユー軸4の上下略中間部に設けられた
湧出口6より濾過筒1の内面に湧出させられ、濾
過筒1とスクリユー軸4の間に形成された環状空
間20に流入させられる。
そして、濾過筒1の外周に配列した永久磁石8
の磁力線によつて懸濁クーラント中の磁性体の切
粉が濾過筒1の内周面に磁化吸引される。
磁力線はN極S極の境界に集中されることか
ら、切粉は永久磁石8の配列状態、例えば縦縞状
に濾過筒1の内面に吸引集積される。
吸引集積された微細な切粉は、濾過筒1の内周
面に内接するスクリユー羽根5の回転で徐々に上
方に移行させられ、やがて懸濁物排出口3から排
出される。
そして、懸濁物が除去されたクーラントは環状
空間20の下方の流出口2へと浄化されながら落
下し、貯留タンク13へ導かれる。
〔実施例〕
以下、図面に基づき本考案を説明する。
第1図はスクリユー軸4の上端に懸濁クーラン
トの流入口7を設けた本考案のクーラント清浄装
置の一実施例である。
図において、1は濾過筒で、外周に多数の永久
磁石8を、例えば縦縞状に配列し、スクリユーa
を構成するスクリユー軸4の上方に懸濁クーラン
トの流入口7を設け、中空軸からなるスクリユー
軸4の中空部21に懸濁クーラントを流入させ
る。
スクリユー軸4の下部は軸受10bを介して回
転自在に支承されている。またスクリユー軸4の
上下略中間部には流入された懸濁クーラントを濾
過筒1との間に形成された環状空間20へ送る湧
出口6が設けられている。
9は湧出口6より下方へ懸濁クーラントが入り
込まなぬように設けた仕切板であり、必要に応じ
て設けられ、スクリユー軸4の下端が閉塞されて
上端から供給された懸濁クーラントが濾過筒1内
流出しない構成となつている場合及び後述するス
クリユー軸4の下端から懸濁クーラントを供給す
る場合には不要であり、スクリユー軸4の中空部
21内に余計に懸濁クーラントや切粉が蓄積され
ないように設けたものである。
また濾過筒1の上部に設けられた軸受10aは
軸受10bと共にスクリユー軸4を濾過筒1と同
軸中心に滑らかに回転させるように軸支してい
る。
さらにスクリユー軸4の上端部には伝導ギアー
12bが嵌着され、駆動モーター11の駆動軸に
設けられた伝導ギアー12aと噛み合わされる。
またスクリユー軸4の外周にはスクリユー羽根
5が設けられている。スクリユー羽根5の先端は
濾過筒1の内周面に近接させた内接状態にされ、
隙間を少なくして切粉の排出効率を高めている。
また第1図においては、スクリユー羽根5を一
枚で構成しているが、スクリユー羽根5を複数枚
設け、それぞれの先端の回転軌跡が重なるように
構成してもよいものである。
2は切粉等を除去された清浄クーラントの流出
口、3は濾過筒1の上方に設けられた切粉等の懸
濁物排出口である。
上記構成において、湧出口6より環状空間20
に送られた切粉等を含む懸濁クーラントは、磁性
体の切粉が濾過筒1の内周面に磁化吸引され、残
つたクーラントは環状空間20内を落下し流出口
2から排出される。
一方環状空間20に磁化吸引された切粉等はス
クリユー羽根5の回転により上方へ移行させら
れ、懸濁物排出口3から排出される。
したがつて、流入口7よりスクリユー軸4の中
空部21に流入された懸濁クーラント中の磁性体
の切粉等は流出口2から流出する迄の間にほとん
ど除去される。
そして流出口2より流出した清浄クーラント1
8は貯留タンク13に導かれ、さらに残つた懸濁
物を沈殿させて浄化される。そして該浄化された
クーラント18は、さらにフイルター17により
微細懸濁物を除去しながらポンプ15を介して汲
み上げられて再利用される。16はポンプ15を
駆動するモータである。
第2図は懸濁クーラントの流入口7をスクリユ
ー軸4の下端に設けたクーラント清浄装置であ
る。流入口7よりスクリユー軸4の中空部21に
送られた懸濁クーラントは、湧出口6まで上昇し
て濾過筒1との間に構成された環状空間20に流
入し、第1図と同様に磁性体の切粉等が懸濁クー
ラントから分離され、流出口2から清浄クーラン
トが貯留タンク13へ導かれる。
懸濁クーラントに含まれる磁性体の懸濁物は直
径が数ミクロン以下の微細な物質であることか
ら、クーラントとの分離に磁気を用いても多少の
時間がかかる。そのためスクリユー羽根5のピツ
チを小さくする等して懸濁クーラントの落下スピ
ードを低下させると濾過効率が向上させられる。
また、スクリユー軸4の形状について軸受け1
0a,10bと軸着される部分が真円である必要
があるが、中空部21を形成する中間部はスクリ
ユー羽根5の取り付け等を考えて方形にしてもよ
いことは当然である。
〔考案の効果〕
本考案によれば、スクリユー羽根5を設けたス
クリユー軸4を中空軸とし、該スクリユー軸4の
上下略中間部に懸濁クーラントの湧出口6を設
け、スクリユー軸4の外径と濾過筒1の内径との
間で構成される環状空間20で濾過筒1の外周に
設けられた永久磁石8の磁力により、懸濁クーラ
ントを浄化するものであり、従来のごとく、濾過
筒1の上下中間部に懸濁クーラントの流入口7を
設けるものでないため、該流入口7の溶接取り付
け等などから生じる歪みの心配がなく、真円度及
び真直度を維持できるものである。
したがつて、スクリユー羽根5の先端の精度も
取りやすく、加工費を低減できる効果が得られ
る。
また濾過筒1の内径とスクリユー羽根5の先端
との隙間を狭く設計することができるため切粉等
の移送効率を高めることができ、貯留タンク13
内に沈殿する懸濁物の量を減少させ、保守管理を
し易くするとともにクーラントの再利用を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は要部縦断面図、第2図は他の実施例を示す要部
断面図である。 1……濾過筒、2……流出口、3……懸濁物排
出口、4……スクリユー軸、5……スクリユー羽
根、6……湧出口、7……流入口、8……永久磁
石、13……貯留タンク、20……環状空間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 永久磁石が外周に配設され、上方に懸濁物排出
    口、下方に清浄クーラント流出口が設けられた濾
    過筒内に、該濾過筒に内接するスクリユー羽根を
    有し、スクリユー軸が中空軸とされ、該スクリユ
    ー軸の上下略中間部に湧出口が設けられ、上記ス
    クリユー軸の上端あるいは下端が懸濁クーラント
    の流入口とされたスクリユーが回転自在に設けら
    れてなることを特徴とするクーラント清浄装置。
JP1988056246U 1988-04-26 1988-04-26 Expired - Lifetime JPH0545398Y2 (ja)

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JP1988056246U JPH0545398Y2 (ja) 1988-04-26 1988-04-26

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JP1988056246U JPH0545398Y2 (ja) 1988-04-26 1988-04-26

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JPH01163445U JPH01163445U (ja) 1989-11-14
JPH0545398Y2 true JPH0545398Y2 (ja) 1993-11-19

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61118153A (ja) * 1984-11-14 1986-06-05 Mitsuru Inaba 磁石濾過装置

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