JPH0544486A - 可変容量ターボチヤージヤのウエストゲート開閉制御装置 - Google Patents

可変容量ターボチヤージヤのウエストゲート開閉制御装置

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JPH0544486A
JPH0544486A JP3202877A JP20287791A JPH0544486A JP H0544486 A JPH0544486 A JP H0544486A JP 3202877 A JP3202877 A JP 3202877A JP 20287791 A JP20287791 A JP 20287791A JP H0544486 A JPH0544486 A JP H0544486A
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JP
Japan
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pressure
waste gate
opening
wastegate
supercharging pressure
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JP3202877A
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Kazumasa Iida
和正 飯田
Mitsuru Kishimoto
満 岸本
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 過給容量を少なくとも高低2段に切り換え可
能な可変容量機構(30)と、タービン(10)の入口圧および
過給圧とに応動してウエストゲート(14)を開閉し、過給
圧を調節するウエストゲート開閉機構(16)とを備えたタ
ーボチャージャの低容量作動時においても、所要の過給
圧が得られるようにして、エンジン出力の向上を図る。 【構成】 低過給容量作動時に、過給圧センサにより検
出された過給圧が所定値以下であるとき、電磁バルブ(1
8)がウエストゲート開閉機構(16)への過給圧を遮断して
ウエストゲート(14)の開弁を阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の内燃エンジン
に好適に備えられる可変容量ターボチャージャの低容量
作動時の過給圧を正確に制御するウエストゲート開閉制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃エンジンの排気圧を利用して吸入空
気を過給するターボチャージャには、タービンをバイパ
スする通路が設けられ、このバイパス通路を開閉するウ
エストゲート開閉機構が備えられている。このウエスト
ゲート開閉機構は、過給圧とタービン入口圧とによる合
計押圧力が一定値以上になると作動するアクチュエータ
を有し、ウエストゲートはこのアクチュエータにより開
弁される。ウエストゲートが開弁すると排気の一部がウ
エストゲートからタービン下流に排出され、ターボチャ
ージャの過回転の防止、すなわち、過給圧が高くなり過
ぎることを防止している。
【0003】ターボチャージャには、過給容量を変化さ
せることができる可変容量機構を備えるものが知られて
いる。この可変容量機構としては、例えば、タービン入
口に可変ガイドベーンを配設してガイドベーンのベーン
角をエンジンの運転状態に応じて変化させることにより
小容量作動時にも高い過給圧が得られるようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、可変容量機
構を備えたターボチャージャは、その低容量作動時に、
タービン入口ガイドベーンを低容量作動位置に切り換え
ると、このガイドベーンに堰き止められてタービン入口
圧力が高くなり、従って、ウエストゲートに作用する排
圧が高くなり、ウエストゲートが、所謂インタセプトポ
イント以下の過給圧で開弁してしまい、エンジンの低回
転域での加速時に高エンジン出力が得られないという問
題がある。
【0005】図5を参照して、これをより具体的に説明
すると、エンジンの低回転域において、スロットル弁が
開弁されると(図5に示すt0 時点) 、これより多少の
時間遅れを伴って過給圧Pinが上昇を開始する。このと
き、ターボチャージャの入口ガイドベーンは、可変容量
機構により低容量位置に切り換えられており、過給圧P
inは、図5(a)において破線で示す作動線に沿って変
化していく。同図中実線は入口ガイドベーンが高容量位
置に切り換えられた場合の作動線である。
【0006】可変容量機構により入口ガイドベーンが高
容量位置に切り換えられた状態で作動させると、過給圧
Pinが所定圧Po に到達する時点t3 、すなわち、イン
タセプトポイントにおいてウエストゲートが開弁を開始
し、過給圧Pinは略所定圧Po に保持される。一方、低
容量作動時において、過給圧Pinが上述の同じ所定圧P
o でウエストゲートを開弁させるとすると、図5に示す
t2 時点において、ウエストゲートの開弁が開始するこ
とになるが、低容量作動時にはターボチャージャの入口
圧力が高くなるので、この所定圧Po よりΔPだけ低い
過給圧で(図5に示すt1 時点)ウエストゲートの開弁
が開始されることになり、低容量作動時の過給圧が不足
することになる。
【0007】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、可変容量機構を備えたターボチャー
ジャの低容量作動時においても所要の過給圧が得られ、
エンジン出力の向上を図ったウエストゲート開閉制御装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、過給容量を少なくとも高低
2段に切り換え可能な可変容量機構と、タービンの入口
圧および過給圧とに応動してウエストゲートを開閉し、
過給圧を調節するウエストゲート開閉機構とを備えたタ
ーボチャージャのウエストゲート開閉制御装置におい
て、過給圧を検出する過給圧検出手段と、低過給容量作
動時に、前記過給圧検出手段により検出された過給圧が
所定値以下であるとき、前記ウエストゲートの開弁を阻
止する締切手段とを備えてなることを特徴とする可変容
量ターボチャージャのウエストゲート開閉制御装置が提
供される。
【0009】
【作用】ターボチャージャの低容量作動時の過給圧が所
定値以下であるとき、締切手段がウエストゲートの開弁
を阻止する。従って、低容量作動時において、タービン
入口圧力が高くてもウエストゲートは開弁せず、過給圧
を所定値にまで上昇させることができる。
【0010】
【実施例】以下に、本発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。図1は本発明に係る可変容量ターボチャー
ジャのウエストゲート開閉制御装置の概略構成を示すも
のである。ターボチャージャのタービン10は、図示し
ない内燃エンジンの排気通路に配設され、タービンハウ
ジング12にタービンホイール11が収容されている。
そして、このタービンホイール11はエンジンからの排
気ガスにより回転して図示しないコンプレッサを回転駆
動する。コンプレッサは、これも図示しない吸気通路途
中に配設され、吸入空気を加圧してこれをエンジンに供
給する。
【0011】タービンハウジング12のタービン入口1
2a近傍には、タービン10をバイパスし、タービン1
0の下流の排気通路に連通するウエストゲート14が開
口している。このウエストゲート14は、ウエストゲー
トバルブ14aにより開閉され、バルブ14aはアクチ
ュエータ16により開閉駆動される。アクチュエータ1
6は、ダイアフラム16bと、このダイアフラム16b
とウエストゲートバルブ14aとを連結し、ダイアフラ
ム16bの移動によりウエストゲートバルブ14aを開
閉させるロッド16aと、ダイアフラム16bを、ウエ
ストゲートバルブ14aが閉弁する方向に常時付勢する
ばね16cと、ダイアフラム16bにより画成される圧
力室16dとを備えて構成されている。
【0012】ダイアフラム16bに過給圧が作用する
と、タイアフラム16bはばね16cのばね力に抗して
ウエストゲートバルブ14aを開弁させる方向に移動し
ようとする。また、ウエストゲートバルブ14aにター
ビン入口圧力(排圧)が作用すると、その圧力もウエス
トゲートバルブ14aを開弁させる方向に作用する。従
って、アクチュエータ16の圧力室16dに作用する圧
力と背圧とによるそれぞれの作用力の合力がはね16c
に打ち勝つと、ウエストゲートバルブ14aは開弁する
ようになる。
【0013】圧力室16dは、管路17を介して大気に
連通すると共に、管路19を介して過給圧が導入され
る。管路17の途中には適宜の大きさのオリフィス17
aが配設されている。一方、管路19の途中には、ウエ
ストゲート開閉機構の構成の一部をなす、常閉型のウエ
ストゲート締切用電磁バルブ(SOL.1)18が配設
されている。電磁バルブ18は、弁体18aと、弁体1
8aを、管路19を閉塞する方向に常時付勢するばね1
8cと、ソレノイド18bとを備えて構成されている。
電磁バルブ18のソレノイド18bが付勢されると、弁
体18aが管路19を開成して、過給圧がアクチュエー
タ16の圧力室16dに導かれる。
【0014】管路19は電磁バルブ18より上流側の分
岐点で2つの管路21,22に分岐し、これらの管路2
1,22は何れも、ターボチャージャのコンプレッサの
下流側の吸気通路(いずれも図示せず)に連通してい
る。上述の分岐点には過給圧切換用の電磁バルブ(SO
L.2)20が配設されている。この電磁バルブ20
は、管路21,22を選択的に閉塞する弁体20aと、
弁体20aを、管路22を閉塞する方向に常時付勢する
ばね20cと、ソレノイド20bとを備えて構成され
る。管路22には小径のオリフィス22aが、管路21
には大径のオリフィス21aがそれぞれ配設され、前述
の電磁バルブ20を、所定の駆動周期(例えば、10H
z)でデューティ制御することにより、大径のオリフィ
ス21aおよび小径のオリフィス22aのいずれか一方
を介して前述したコンプレッサの下流側の吸気通路とア
クチュエータ16とが連通される。従って、電磁バルブ
20のデューティ率に応じた過給圧がアクチュエータ1
6の圧力室16bに供給されることになる。
【0015】タービンハウジング12のアプローチ通路
12bには、可変容量機構30の入口ガイドベーン3
6,37が配設さている。これらのガイドベーン36,
37は連動して作動し、タービンホイール11に対する
ベーン角が2段階に切り換え可能である。ベーン36
は、タービンホイール11側の基端が支軸36bを中心
に回動自在に取付けられ、また、その基端にアーム36
aの一端が固設されている。アーム36aの他端は、後
述するロッド35の中間位置に回動自在に枢支されてい
る。ベーン37は、ベーン36の下流側に配設され、タ
ービンホイール11側の基端が支軸37bを中心に回動
自在に取付けられ、また、その基端にアーム37aの一
端が固設されている。アーム37aの他端は、ロッド3
5の先端位置に回動自在に枢支されている。
【0016】上述の入口ガイドベーン36,37は、ロ
ッド35を介して可変容量機構30のアクチュエータ3
4および電磁バルブ(SOL.3)32により切り換え
駆動される。より詳しくは、ロッド35の基端は、アク
チュエータ34のダイアフラム34aに連結されてお
り、このダイアフラム34aはばね34bにより、ベー
ン36,37を大容量作動位置(高速位置、図1におい
て実線で示す位置)側に移動させる方向に常時付勢され
ている。ダイアフラム34aはアクチュエータ34の圧
力室34cを画成しており、この圧力室34cには後述
する電磁バルブ32を介して過給圧または大気圧が選択
的に供給される。電磁バルブ32は、過給圧ポート32
aおよび大気圧ポート32bのいずれか一方を選択的に
閉塞する弁体32cと、付勢時に弁体32cを、大気ポ
ート32bが閉塞する位置に移動させるソレノイド32
dと、弁体32cを、過給圧ポート32aが閉塞する方
向に常時付勢するばね32eとを備えて構成されてい
る。
【0017】可変容量機構30のベーン36,37は、
圧力室34cに過給圧が供給されないときには、ばね3
4bにより上述した大容量作動位置に切り換えられてお
り、電磁バルブ32のソレノイド32dが付勢されて圧
力室34cに過給圧が供給されると、小容量作動位置
(低速位置、図1において破線で示す位置)に切り換え
られる。すなわち、圧力室34cに過給圧が供給される
と、ダイアフラム34aがばね34bのばね力に抗して
移動し、ロッド35がアーム36a,37aを回動させ
てベーン36,37をそれぞれ小容量作動位置に回動さ
せる。
【0018】図2は、ウエストゲート開閉制御装置の作
動を制御する電子回路構成を示すものであり、電子コン
トロールユニット(ECUという)40の入力側には、
エンジン回転数Neを検出するための回転数センサ4
2、ターボチャージャ下流の吸気通路内圧力、すなわ
ち、過給圧Pinを検出する過給圧センサ44、吸入空気
量を検出するエアフローセンサ45等が電気的に接続さ
れており、出力側には上述した電磁バルブ(SOL.
1,SOL.2,SOL.3)18,20,32がそれ
ぞれ接続され、これらの電磁バルブにECU40からの
駆動信号が供給される。ECU40は、後述するウエス
トゲート開閉制御のためのプログラムを実行する中央演
算装置(CPU)、前述のウエストゲート開閉制御プロ
グラム、このプログラムに基づく演算結果、種々のプロ
グラム定数等を記憶する記憶装置、前述の各種センサか
らの入力信号を増幅、A/D変換等を行う入力回路、電
磁バルブ18,20,32への駆動信号を出力する出力
回路等を備えている。
【0019】次に、上述のように構成されるウエストゲ
ート開閉制御装置の作用を、図3のフローチャートを参
照しながら説明する。先ず、ECU40は、過給圧セン
サ44が検出する過給圧Pinが所定値Po (例えば、7
60mmHg)より大であるか否かを判別する(ステッ
プS10)。この判別が否定(No)の場合には、ウエ
ストゲート14が開かないように、ウエストゲート締切
用の電磁バルブ(SOL.1)18のソレノイド18b
を消成(オフに)する(ステップS12)。これによ
り、アクチュエータ16の圧力室16dには大気圧のみ
が導入されることになる。この場合、容量可変機構30
のガイドベーン36,37が小容量作動位置に切り換え
られており、タービン入口圧力(排圧)がたとえ高くて
も、ウエストゲートバルブ14aの開弁が阻止されてウ
エストゲート14が開くことはない。従って、ターボチ
ャージャのインタセプトポイント以下の過給圧Pinでウ
エストゲート14が開くことによるエンジン出力の低下
を防止することができる。
【0020】ステップS10の判別結果が肯定(Ye
s)の場合には、過給圧Pinがインタセプトポイントを
超えていることになり、かかる場合には、ステップS1
4に進み、電磁バルブ(SOL.1)18を付勢(オン
に)してアクチュエータ16の圧力室16dに過給圧を
供給するようにする。圧力室16dに供給する過給圧の
制御については後述する。そして、ステップS16に進
み、エンジン回転数Neが所定の判別回転数Ro (例え
ば、4000rpm)より大であるか否かを判別して、
エンジンが高速運転されているかを判別する。この判別
が否定の場合には、エンジンは、ターボチャージャを低
容量で作動させるべき運転状態で運転されていることを
意味し、このような場合には、ステップS18に進み、
電磁バルブ(SOL.3)32を付勢(オンに)する。
電磁バルブ32が付勢されると、アクチュエータ34の
圧力室34cには過給圧が導かれ、その結果、ロッド3
5が伸びてガイドベーン36,37は小容量作動位置に
切り換えられる。タービン入口ガイドベーン36,37
が小容量作動位置に切り換えられることにより、タービ
ン10は、低回転数領域での小容量の排気ガスでも効率
よく回転駆動され、低負荷からの加速時の吹き上がりが
改善される。
【0021】ステップS16において、エンジン回転数
Neが上述の所定判別回転数Ro より大である場合、す
なわち、エンジンが、ターボチャージャを大容量で作動
させるべき運転状態で運転されている場合、ステップS
20が実行される。このステップでは、電磁バルブ(S
OL.3)32が消成(オフに)され、アクチュエータ
34の圧力室34cには大気圧が導かれる。その結果、
可変容量機構30のガイドベーン36,37は、大容量
作動位置(図1の実線で示す位置)に切り換えられる。
そして、ガイドベーン36,37が大容量作動位置に切
り換えられると、過給圧切換用の電磁バルブ(SOL.
2)20のデューティ制御を開始する(ステップS2
2)。この電磁バルブ20は、アクチュエータ16の圧
力室16dに供給する過給圧の割合を調整するもので、
電磁バルブ20のデューティ率は、図4に示すようにエ
ンジン回転数Neに応じた値に設定される。ここで、デ
ューティ率は、エンジン回転数Neが上述の所定判別回
転数Roでは100%に設定され、判別回転数Ro より
大である所定回転数R1 では0%に設定され、この間エ
ンジン回転数Neの増加に伴って漸減するように設定さ
れる。電磁バルブ20がデューティ率100%でデュー
ティ駆動されると、このバルブ20は管路22を開成す
る一方、管路21を閉塞し、小径オリフィス22aを備
える管路22から過給圧がアクチュエータ16に供給さ
れる。このとき、圧力室16dに導かれる過給圧と大気
圧との合成圧力ではウエストゲート14は開かないよう
に設定してある。一方、電磁バルブ20がデューティ率
0%でデューティ駆動されると(電磁バルブ20を消勢
することになる)、このバルブ20は管路21を開成す
る一方、管路22を閉塞し、大径オリフィス21aを備
える管路21から過給圧がアクチュエータ16に供給さ
れる。このとき、圧力室16dに導かれる過給圧(所定
回転数R1 における過給圧)と大気圧との合成圧力とに
よってウエストゲート14が完全に開成するように設定
してある。このようにして、可変容量機構30の切り換
え時における過給圧差による悪影響を解消している。
【0022】以上の説明から明らかなように、エンジン
回転数Neが所定判別回転数Ro より大である場合にお
いても、過給圧Pinが所定値Poより小である場合に
は、ウエストゲート締切用電磁バルブ18を消成(オフ
に)して、ウエストゲートバルブ14aの開弁を阻止す
る。従って、所謂ハーフスロットル状態からの加速過渡
時にも前述したと同じ効果を得ることができ、エンジン
出力の向上を図ることができる。
【0023】なお、締切手段としては、上述の実施例の
ように、ウエストゲート締切用電磁バルブ18によりア
クチュエータ16への過給圧の供給を遮断する方法によ
るもの以外にも種々の方法を採用することができる。例
えば、過給圧Pinが所定値Po より小である場合に、ア
クチュエータ16のロッド16aの移動を、ロック機構
を用いて阻止するようにしてもよい。
【0024】また、可変容量機構としては、実施例のよ
うにガイドベーン36,37を小容量作動位置と大容量
作動位置の2段階に切り換えるものに限定されず、無段
階に切り換えるものであってもよく、この場合、タービ
ンホイールに対するガイドベーンのベーン角をエンジン
回転数Neに応じて変化させればよい。さらに、過給圧
Pinがインタセプトポイント以下であるか否かの判別
は、過給圧Pinから直接判別しなくても、代替方法によ
り間接的に判別することもできる。例えば、エアフロー
センサ45により検出され、エンジンに供給される1吸
入行程当たりの吸気量や体積効率等により過給圧Pinが
インタセプトポイント以下であるか否かを実質的に判別
することができる。
【0025】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
可変容量ターボチャージャのウエストゲート開閉制御装
置によれば、低過給容量作動時に、過給圧検出手段によ
り検出された過給圧が所定値以下であるとき、締切手段
によりウエストゲートの開弁を阻止するようにしたの
で、ターボチャージャの低容量作動時において、過給圧
がインタセプトポイント以下の圧力でウエストゲートが
開弁されることがなく、低負荷からの加速時やハーフス
ロットル状態からの加速過渡時における、目標とする過
給圧を確保することができ、エンジン出力を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る、可変容量ターボチャージャのウ
エストゲート開閉制御装置の概略構成を示す図である。
【図2】本発明装置のウエストゲート開閉制御を実行す
るための電子コントロールユニット(ECU)の構成を
示すブロック図である。
【図3】本発明装置のウエストゲート開閉制御の制御手
順を示すフローチャートである。
【図4】図1に示す過給圧切換用電磁バルブ20をデュ
ーティ制御する場合に設定されるデューティ率とエンジ
ン回転数Neとの関係を示すグラフである。
【図5】スロットル開度の変化と過給圧Pinの変化の関
係を示すグラフである。
【符号の説明】
10 ターボチャージャのタービン 11 タービンホイール 14 ウエストゲート 16 アクチュエータ 18 ウエストゲート締切用電磁バルブ(SO
L.1) 20 過給圧切換用電磁バルブ(SOL.2) 30 可変容量機構 32 過給容量切換用電磁バルブ(SOL.3) 34 アクチュエータ 36,37 可変ガイドベーン 40 電子コントロールユニット 42 エンジン回転数センサ 44 過給圧センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 過給容量を少なくとも高低2段に切り換
    え可能な可変容量機構と、タービンの入口圧および過給
    圧とに応動してウエストゲートを開閉し、過給圧を調節
    するウエストゲート開閉機構とを備えたターボチャージ
    ャのウエストゲート開閉制御装置において、過給圧を検
    出する過給圧検出手段と、低過給容量作動時に、前記過
    給圧検出手段により検出された過給圧が所定値以下であ
    るとき、前記ウエストゲートの開弁を阻止する締切手段
    とを備えてなることを特徴とする可変容量ターボチャー
    ジャのウエストゲート開閉制御装置。
JP3202877A 1991-08-13 1991-08-13 可変容量ターボチヤージヤのウエストゲート開閉制御装置 Pending JPH0544486A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60182316A (ja) * 1984-02-29 1985-09-17 Nissan Motor Co Ltd 可変容量タ−ボチヤ−ジヤの制御装置
JPS639424B2 (ja) * 1978-03-23 1988-02-29 Tamura Denki Seisakusho Kk

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