JP2004150400A - エンジン用機器の無段階操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジン用機器を無段階で操作しその信頼性を向上する。
【解決手段】ピストンロッド21aの先端がエンジン用機器12,13に接続された正圧ダイヤフラム式アクチュエータ21と、圧縮エア源31からアクチュエータ21に供給されるエア圧を可変可能に構成された比例電磁弁29と、ピストンロッド21aの突出位置を検出するポジションセンサ30と、エンジン11の回転速度及びエンジン11の負荷の変化に対応する最適なピストンロッド21aの位置が設定されたマップを記憶するメモリ44aを有しポジションセンサ30の検出出力に基づいてマップの目標位置にピストンロッド21aを一致させるように比例電磁弁29を制御するコントローラ44とを備える。圧縮エア源31と比例電磁弁29との間のエア流路にそのエア流路を遮断可能に構成された電磁弁35が設けられ、エンジン停止時に電磁弁35を閉じるように構成される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ターボ過給機やEGR(Exhaust Gas Recirculation)装置等のようなエンジンに用いられる機器を操作するための装置であって、ターボ過給機のタービンの静翼やEGR装置のEGR弁を無段階で操作可能なエンジン用機器の無段階操作装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、排ガスの有するエネルギにより吸気を圧縮してシリンダに供給する過給機のシリンダへの過給効率が変更可能に構成され、加速状態及び吸気量を含むエンジンの運転状態が検出手段により検出され、この検出手段の検出出力に基づいてコントローラが過給機の過給効率を変更するように構成された過給機を備えたエンジンが開示されている(例えば、特許文献1参照。)。このエンジンでは、コントローラが、エンジンの運転状態に基づいて基本燃料噴射量及び過給機の基本制御量を算出し、吸気量と基本燃料噴射量とから空気過剰率を算出するように構成される。また過給機が、排気管に設けられたタービンと、吸気管に設けられタービンにより駆動されるコンプレッサとを有する。更にタービンは、このタービンの入口面積が可変に制御される可変ノズルタービンである。
【0003】
このように構成された過給機を備えたエンジンでは、エンジンの運転状態が加速状態になると、コントローラが空気過剰率の大きさに応じて過給機の基本制御量を補正して最終制御量を求め、この最終制御量で過給機の過給効率を制御する。この結果、空気過剰率によって直ちに燃料噴射量を制御せずに、空気過剰率に基づいて過給制御を行うので、負荷に対する応答性を悪化させずにスモークの発生を防止できるようになっている。
この可変ノズルタービンを操作する装置として従来から多段式のエアシリンダを用いたものが知られている(例えば、特許文献2参照。)。この装置では、は、多段式のエアシリンダを用いることにより、エンジンの回転速度及びエンジンの負荷の変化に対応する最適なタービンの入口面積を示す所定のカーブに沿って、可変ノズルタービンが段階的の操作されるようになっている。
【0004】
一方、従来、排ガスの一部を排気系から取り出し、適当な温度、時期、流量等の制御をして吸気系に再循環させるEGR装置が知られている。EGR装置ではEGR弁を開放することにより排ガスを吸気系に再循環可能に構成され、このEGR弁の制御はエアシリンダにより行われる。そして、エアシリンダにより、エンジンの回転速度及びエンジンの負荷の変化に対応する最適なEGR弁の開度を示す所定のカーブに沿って、そのEGR弁を適当な時期に定量開放することにより、適当な温度、時期、流量等の排ガスを吸気系に再循環させることが可能になり、エンジンにおける最高燃焼温度が低下してNOxを低減できるようになっている。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−282879号公報
【特許文献1】
特開平11−311125号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ターボ過給機を操作する多段式のエアシリンダを用いた操作装置では、その操作も多段式になるため、その操作された内容が最適な所定のカーブに完全に一致しておらず、その応答性が悪くなる不具合があった。また、EGR装置を操作するエアシリンダを用いた操作装置では、そのエアシリンダに供給されるエア圧がエンジンの運転状態で変化するため、その操作された内容が最適な所定のカーブに完全に一致せず、その応答性が悪くなる不具合があった。この点を解消するためには、DCサーボモータのような無段階制御が可能なアクチュエータを用いて操作することも考えられるが、DCサーボモータを用いた無段階操作装置は、そのDCサーボモータ自体が比較的大きく、その制御構造も複雑であるため、操作装置自体の製造コストが押し上げられ、また、比較的振動の多い自動車に使用することはその信頼性が著しく低下する不具合がある。
本発明の目的は、エンジン用機器の無段階操作が可能であってかつ信頼性の高いエンジン用機器の無段階操作装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、図1に示すように、圧縮エア源31から圧縮エアが供給可能に構成されたエアシリンダ21bと圧縮エア源31からエアシリンダ21bに供給される圧縮エアのエア圧に比例して突出するピストンロッド21aとを有しピストンロッド21aの先端がエンジン用機器12,13に接続された正圧ダイヤフラム式アクチュエータ21と、アクチュエータ21と圧縮エア源31とを連通接続するエア流路に設けられ圧縮エア源31からアクチュエータ21に供給されるエア圧を可変可能に構成された比例電磁弁29と、アクチュエータ21に設けられピストンロッド21aの突出位置を検出するポジションセンサ30と、エンジン11の回転速度及びエンジン11の負荷の変化に対応する最適なピストンロッド21aの位置が設定されたマップを記憶するメモリ44aを有しポジションセンサ30の検出出力に基づいてマップの目標位置にピストンロッド21aを一致させるように比例電磁弁29を制御するコントローラ44とを備えたエンジン用機器の無段階操作装置である。
【0008】
この請求項1に記載されたエンジン用機器の無段階操作装置では、アクチュエータ21のピストンロッド21aの突出量がポジションセンサ30により検出されてコントローラ44にフィードバックされる。コントローラ44は、ポジションセンサ30により検出されたピストンロッド21aの位置とメモリ44aに記憶されたマップとを比較し、マップの目標位置にピストンロッド21aを一致させるように比例電磁弁29を制御するので、エンジン用機器12,13は最適な所定のカーブに沿って一致させることができ、それらを無段階で操作することが可能になる。
【0009】
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明であって、圧縮エア源31と比例電磁弁29との間のエア流路にそのエア流路を遮断可能に構成された電磁弁35が設けられ、コントローラ44はエンジン停止時に電磁弁35を閉じるように構成されたエンジン用機器の無段階操作装置である。
この請求項2に記載されたエンジン用機器の無段階操作装置では、エンジン11が停止するとコントローラ44は電磁弁35を介してエアタンク31からの流路を遮断するので、エンジン停止時にエアタンク31に貯留された圧縮エアが比例電磁弁29から外部に放出されることは防止され、その信頼性を向上させることができる。
【0010】
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明であって、エンジン用機器がターボ過給機12であるエンジン用機器の無段階制操作置である。
請求項4に係る発明は、請求項1又は2に係る発明であって、エンジン用機器がEGR装置13であるエンジン用機器の無段階操作装置である。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、ディーゼルエンジン11には、このエンジン11から排出される排ガスのエネルギにより吸気を圧縮するターボ過給機12と、エンジン11に排ガスを還流するEGR装置13とが設けられる。ターボ過給機12は、図3〜図5に詳しく示すように、エンジン11から排出された排ガスのエネルギにより回転するタービンホイール14と、タービンホイール14に連結軸16を介して連結され吸気を圧縮してエンジン11に供給するコンプレッサホイール(図示せず)とを有する。タービンホイール14は排気管18に設けられたタービンハウジング19に回転可能に収容され、タービンハウジング19の外面には正圧ダイヤフラム式アクチュエータ21が取付けられる(図3)。このアクチュエータ21のピストンロッド21aの先端はリンク機構22、揺動レバー23及び回動リング24を介して静翼26に連結される(図3〜図5)。静翼26はタービンホイール14の排ガス入口に設けられ、タービンホイール14の排ガス入口のノズル27面積を変更可能に構成される(図4及び図5)。
【0012】
図2〜図5に示すように、上記アクチュエータ21は、圧縮エア源であるエアタンク31から圧縮エアが供給可能に構成されたエアシリンダ21bと、エアタンク31からエアシリンダ21bに供給される圧縮エアのエア圧に比例して突出するピストンロッド21aとを有する。エアシリンダ21bの内部にはその内部を2分するダイヤフラム21cが摺動可能に挿入され、ピストンロッド21aの基端がこのダイヤフラム21cに固着される。ピストンロッド21aにはコイルバネ21dが遊嵌され、そのコイルバネ21dはエアシリンダ21bのダイヤフラムで仕切られた一方の室に挿入される。そしてこのコイルバネ21dはピストンロッド21aを没入させるように付勢する。一方、エアシリンダ21bのダイヤフラム21cで仕切られた他方の室には比例電磁弁29を介してエアタンク31に接続される(図2及び図3)。そして、このアクチュエータ21は、エアシリンダ21bに供給される圧縮エアのエア圧に比例してピストンロッド21aがコイルバネ21dの付勢力に抗して突出するように構成される。
【0013】
図3〜図5に示すように、上記リンク機構22は、一端がピストンロッド21aの先端に取付けられた第1リンク22aと、一端が第1リンク22aの他端に枢着された第2リンク22bと、一端が第2リンク22bの他端に枢着され他端がタービンハウジング19に枢着された第3リンク22cとからなる(図3〜図5)。タービンハウジング19には支軸32が回動可能に取付けられ、第3リンク22cの他端はこの支軸32に固着される(図3)。また第3リンク22cの他端にはストッパレバー33が突設され、タービンハウジング19には上記ストッパレバー33の回動を制限する一対のストッパブロック34,34が設けられる。これらのストッパブロック34,34にはストッパレバー33の回動範囲を調整可能な調整ボルト36,36がそれぞれ螺着される。上記揺動レバー23の基端は支軸32のうちタービンハウジング19内に挿入された部分に固着され、先端には第1切欠き23aが形成される(図4及び図5)。
【0014】
また回動リング24はタービンホイール14の外径より大きな内径を有し、タービンホイール14と同軸にタービンハウジング19内に回動可能に取付けられる(図4及び図5)。この回動リング24には、上記揺動レバー23の第1切欠き23aに係止可能な単一の第1ピン24aと、連結軸16を中心とする同一円周上に等間隔に突設された複数の第2ピン24bとが突設される。またタービンハウジング19には回動リング24とタービンホイール14との間に位置しかつ連結軸16を中心とする同一円周上に等間隔に複数の静翼保持ピン19aが突設される。これらの静翼保持ピン19aには静翼26の中央が回動可能にそれぞれ嵌入される。静翼26の基端には上記第2ピン24bに係止可能な第2切欠き26aが形成され、静翼26はその中央から先端に向うに従って先細りに形成される。比例電磁弁29は、静翼26間のノズル27面積をアクチュエータ21を介して調整することにより、タービンホイール14の排ガス入口のノズル27面積を調整可能に構成される(図3〜図5)。
【0015】
図6に示すように、比例電磁弁29は、ハウジング29aと、このハウジング29aに摺動可能に収容されたスプール29bと、このスプール29bの一端にこのスプール29bと同軸に設けられたプランジャ29cと、このプランジャ29cを移動させる電磁コイル29dとを有する。ハウジング29aには、エアタンク31に接続されるエアインポート29eと、アクチュエータ21に接続されるエアアウトポート29fと、外部に開放されたエキゾーストポート29gとが形成される。スプール29bには、ハウジング29aに形成されたエアインポート29eとエアアウトポート29fとエキゾーストポート29gとを連通する溝29h及び孔29jが形成され、スプール29bの移動した位置によりエアインポート29eとエキゾーストポート29gとを連通させて圧縮エア源であるエアタンク31からエアインポート29eに供給される圧縮エアの一部を大気に排出する断面積が変更され、そのエアタンク31からエアインポート29eに入ってエアアウトポート29fからアクチュエータ21に供給されるエア圧を可変可能に構成される。
【0016】
一方、プランジャ29cの周囲には永久磁石29kが設けられ、電磁コイル29dはこの永久磁石29kを包囲するように設けられる。ハウジング29aにはスプール29bをプランジャ29cに押し付けるように付勢するコイルスプリング29mが設けられ、電磁コイル29dに通電すると生じる磁界に永久磁石29kが反発してプランジャ29cが移動し、そのプランジャはコイルスプリング29mの付勢力に抗してスプール29bを移動させるように構成される。このような構成の比例電磁弁29によりエア圧が変更された圧縮エアがアクチュエータ21のエアシリンダ21bに供給されることにより、アクチュエータ21のピストンロッド21aの突出長は変更し、そのピストンロッド21aの先端に接続されたエンジン用機器であるターボ過給機12におけるタービンホイール14の排ガス入口のノズル27面積を変更可能に構成される。
【0017】
図2及び図3に示すように、アクチュエータ21にはそのピストンロッド21aの突出位置を検出するポジションセンサ30が設けられる。このポジションセンサ30はダイヤフラム21cで仕切られた他方の室側におけるエアシリンダ21bの外部に設けられる。このポジションセンサ30は、ピストンロッド21aと同軸に一端がダイヤフラム21cに固着された測定ロッド30aとその測定ロッド30aが貫通するセンサ本体30bとを有し、測定ロッド30aの突出量をセンサ本体30bが測定することにより、アクチュエータ21におけるピストンロッド21aの突出位置を検出するように構成される。
【0018】
圧縮エア源であるエアタンク31と比例電磁弁29との間のエア流路には、そのエア流路を遮断可能に構成された電磁弁35が設けられる。この実施の形態における電磁弁35は、スプリングリターン式の3ポート2位置切換えの電磁弁であり、エアタンク31に接続された電磁弁用第1ポート35aと、比例電磁弁29に接続された電磁弁用第2ポート35bと、大気に連通する電磁弁用排気ポート35cを有する。上記電磁弁35をオフすると電磁弁用第2ポート35bと電磁弁用排気ポート35cとが連通する、即ちエアタンク31からの流路を遮断して比例電磁弁29を大気に連通する第1の位置に切換わり、上記電磁弁35をオンすると電磁弁用第1ポート35aと電磁弁用第2ポート35bとが連通する、即ちエアタンク31を比例電磁弁29に連通する第2の位置に切換わるように構成される。
【0019】
図1に戻って、EGR装置13は、エンジン11の排気ポートに排気マニホルド37を介して接続された排気管18とエンジン11の吸気ポートに吸気マニホルド38を介して接続された吸気管39とを連通接続するEGR通路13aと、このEGR通路13aに設けられたEGR弁13bとを有する。EGR通路13aの一端はタービンハウジング19より排ガス下流側の排気管18に接続され、他端はコンプレッサホイールを回転可能に収容するコンプレッサハウジング40より吸気上流側の吸気管39に接続される。
【0020】
図7に示すように、EGR弁13bは、弁体13cと、その弁体13cを内部に収容可能な円錐台形状の空洞を有する弁体用ケース13dとを備える。弁体用ケース13dにはEGR通路13aが貫通する排ガス用孔13eが形成され、この排ガス用孔13eに円錐台形状の空洞が横断するように形成される。弁体13cは円錐台形状の空洞に対応する円錐台形状に形成される。弁体13cの基端にはロッド13fが設けられ、このロッド13fは滑り軸受け13gにより摺動可能に保持される。弁体13cは図の実線で示すように空洞を構成する弁座13hに密着すると排ガス用孔13eを閉止し、二点鎖線で示すように弁座13hから離れるとEGR通路13aを連通させ、その離れる量に比例して排気管18からEGR通路13aを通って吸気管39に還流される排ガスの流量を調整可能に構成される。
【0021】
このエンジン用機器であるEGR装置13のEGR弁13bは、上述した正圧ダイヤフラム式アクチュエータ21と、比例電磁弁29と、ポジションセンサ30と、コントローラ44及び電磁弁35からなる本発明の無段階操作装置により操作される。即ち、弁体13cに設けられたロッド13fには上述したアクチュエータ21におけるピストンロッド21aの先端が接続され、そのアクチュエータ21と圧縮エア源であるエアタンク31とを連通接続するエア流路には上述した比例電磁弁29が設けられる。そして、そのアクチュエータ21にはそのピストンロッド21aの突出位置を検出するポジションセンサ30が設けられる。
【0022】
図1に戻って、エンジン11の回転速度は回転センサ42により検出され、エンジン11の負荷は負荷センサ43により検出される。またエンジン11の吸気圧は吸気管39に設けられた圧力センサ45により検出される。上記回転センサ42、負荷センサ43及び圧力センサ45の各検出出力はコントローラ44の制御入力に接続され、コントローラ44の制御出力は上記2つの比例電磁弁29,29にそれぞれ接続される。そして、アクチュエータ21,21に設けられたそれぞれのポジションセンサ30,30の検出出力はコントローラ44の制御入力に接続される。コントローラ44は第1及び第2マップが記憶されたメモリ44aを有する。第1マップには、エンジン11の回転速度及びエンジン11の負荷の変化に対応する最適なEGR弁における弁体13cの開度が最適なピストンロッド21aの突出位置として設定され、第2マップには、エンジン11の回転速度及びエンジン11の負荷の変化に対応するターボ過給機12におけるノズル面積が最適なピストンロッド21aの突出位置として設定される。
【0023】
このように構成されたエンジン用機器の無段階操作装置の動作を説明する。
エンジン11が始動されるとコントローラ44は電磁弁35をオンして第2の位置に切換え、その電磁弁用第1ポート35aと電磁弁用第2ポート35bとを連通させてエアタンク31を比例電磁弁29に連通させる。そしてエンジン11が定常運転状態になると、コントローラ44は回転センサ42及び負荷センサ43の各検出出力とメモリ44aの第1マップとを比較して、EGR弁13bを所定の開度で開くように比例電磁弁29を制御する。同時にコントローラ44は、エンジン11のターボ過給機12におけるノズル面積が最適になるように第2マップに沿って比例電磁弁29を制御する。比例電磁弁29によりエア圧が調整されてアクチュエータ21に圧縮エアが供給されると、そのアクチュエータ21のピストンロッド21aはそのエア圧に相当する量だけ突出する。
【0024】
ターボ過給機12におけるアクチュエータ21のピストンロッド21aが突出すると、リンク機構22及び揺動レバー23を介して回動リング24が図5の破線矢印の方向に回転するので、静翼26は一点鎖線矢印で示す方向に回転して図4に示す位置に至る、即ちタービンホイール14の排ガス入口のノズル27面積(隣合う静翼26,26間のノズル27面積)が最適な面積に狭められる。一方、EGR装置13におけるアクチュエータ21のピストンロッド21aが突出すると、弁体13cが弁座13hから離れ、EGR通路13aが連通する。
リンク機構22及び揺動レバー23を介して回動リング24が図5の破線矢印の方向に回転するので、静翼26は一点鎖線矢印で示す方向に回転して図4に示す位置に至る、即ちタービンホイール14の排ガス入口のノズル27面積(隣合う静翼26,26間のノズル27面積)が最適な面積に狭められる。一方、弁体13cが弁座13hから最適な距離を保って離れると、その離れる量に比例して排気管18からEGR通路13aを通って吸気管39に還流される排ガスの流量が最適な値に調整される。
【0025】
一方、アクチュエータ21のピストンロッド21aの突出量はそれぞれのポジションセンサ30により検出され、コントローラ44にフィードバックされる。コントローラ44は、それぞれのポジションセンサ30により検出されたピストンロッド21aの位置とメモリ44aに記憶された第1及び第2マップとを比較し、第1及び第2マップの目標位置にピストンロッド21aを一致させるようにそれぞれの比例電磁弁29を制御する。即ち、ポジションセンサ30により検出されたピストンロッド21aの位置がそれに対応する第1及び第2マップより少ない場合には、アクチュエータ21に供給される圧縮エアのエア圧を更に上昇させるように比例電磁弁29を制御し、ポジションセンサ30により検出されたピストンロッド21aの位置がそれに対応する第1及び第2マップより大きい場合には、アクチュエータ21に供給される圧縮エアのエア圧を減少させるように比例電磁弁29を制御する。これによりタービンホイール14の排ガス入口のノズル27面積、及び弁体13cの開度は最適な所定のカーブに沿って無段階で操作され、最適な値を示す所定のカーブに完全に一致させることができる。
【0026】
一方、エンジン11が停止するとコントローラ44は電磁弁35をオフして第1の位置に切換え、その電磁弁用第2ポート35bと電磁弁用排気ポート35cとが連通させて、エアタンク31からの流路を遮断する。これによりエンジン停止時にエアタンク31に貯留された圧縮エアが比例電磁弁29から外部に放出されることを防止することができ、その信頼性を向上させることができる。
なお、上述した実施の形態では、エンジン用機器としてのターボ過給機12とEGR装置13の双方が本発明の操作装置により操作される場合を示したが、ターボ過給機12又はEGR装置13のいずれか一方のみを本発明の操作装置により操作するようにしても良い。
【0027】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、ピストンロッドの先端がエンジン用機器に接続された正圧ダイヤフラム式アクチュエータと、アクチュエータに供給されるエア圧を可変可能に構成された比例電磁弁と、ピストンロッドの突出位置を検出するポジションセンサと、ポジションセンサの検出出力に基づいて比例電磁弁を制御するコントローラとを備えたので、そのピストンロッドの突出量がポジションセンサにより検出されてコントローラにフィードバックされ、コントローラが所定のマップの目標位置にピストンロッドを一致させるように比例電磁弁を制御するので、エンジン用機器を最適な所定のカーブに沿って一致させることができ、それらを無段階で操作することが可能になる。
また、圧縮エア源と比例電磁弁との間のエア流路にそのエア流路を遮断可能に構成された電磁弁を設け、コントローラがエンジン停止時に電磁弁を閉じるようにすれば、エンジン停止時にエアタンクに貯留された圧縮エアが比例電磁弁から外部に放出されることは防止され、その信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の操作装置を備えたターボ過給機付エンジンを示す構成図。
【図2】その操作装置の構成図。
【図3】そのターボ過給機の要部破断拡大図。
【図4】そのターボ過給機のタービンホイールの排ガス入口のノズル面積を多段式のアクチュエータにより狭めた状態を示す要部断面図。
【図5】そのターボ過給機のタービンホイールの排ガス入口のノズル面積を多段式のアクチュエータにより拡げた状態を示す要部断面図。
【図6】その比例電磁弁の拡大断面図。
【図7】そのEGR弁の構成図。
【符号の説明】
11 エンジン
12 ターボ過給機(エンジン用機器)
13 EGR装置(エンジン用機器)
21 正圧ダイヤフラム式アクチュエータ
21a ピストンロッド
21b エアシリンダ
29 比例電磁弁
30 ポジションセンサ
31 エアタンク(圧縮エア源)
35 電磁弁
44 コントローラ
44a メモリ

Claims (4)

  1. 圧縮エア源(31)から圧縮エアが供給可能に構成されたエアシリンダ(21b)と前記圧縮エア源(31)から前記エアシリンダ(21b)に供給される圧縮エアのエア圧に比例して突出するピストンロッド(21a)とを有し前記ピストンロッド(21a)の先端がエンジン用機器(12,13)に接続された正圧ダイヤフラム式アクチュエータ(21)と、
    前記アクチュエータ(21)と前記圧縮エア源(31)とを連通接続するエア流路に設けられ前記圧縮エア源(31)から前記アクチュエータ(21)に供給されるエア圧を可変可能に構成された比例電磁弁(29)と、
    前記アクチュエータ(21)に設けられ前記ピストンロッド(21a)の突出位置を検出するポジションセンサ(30)と、
    エンジン(11)の回転速度及び前記エンジン(11)の負荷の変化に対応する最適な前記ピストンロッド(21a)の位置が設定されたマップを記憶するメモリ(44a)を有し前記ポジションセンサ(30)の検出出力に基づいて前記マップの目標位置に前記ピストンロッド(21a)を一致させるように前記比例電磁弁(29)を制御するコントローラ(44)と
    を備えたエンジン用機器の無段階操作装置。
  2. 圧縮エア源(31)と比例電磁弁(29)との間のエア流路に前記エア流路を遮断可能に構成された電磁弁(35)が設けられ、コントローラ(44)はエンジン停止時に前記電磁弁(35)を閉じるように構成された請求項1記載のエンジン用機器の無段階操作装置。
  3. エンジン用機器がターボ過給機(12)である請求項1又は2記載のエンジン用機器の無段階制操作置。
  4. エンジン用機器がEGR装置(13)である請求項1又は2記載のエンジン用機器の無段階操作装置。
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