JPH0543888A - 冷間圧延油 - Google Patents
冷間圧延油Info
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- JPH0543888A JPH0543888A JP20037291A JP20037291A JPH0543888A JP H0543888 A JPH0543888 A JP H0543888A JP 20037291 A JP20037291 A JP 20037291A JP 20037291 A JP20037291 A JP 20037291A JP H0543888 A JPH0543888 A JP H0543888A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 圧延鋼種にかかわらず板厚コントロールが
容易となり、高圧下高速圧延時にも表面欠陥を生じない
冷間圧延油を提供する。 【構成】 40℃における粘度が150cSt以上35
0cSt以下である、炭素数12〜22の飽和脂肪酸を5
〜60%含有する高級脂肪酸と多価アルコールとのエス
テルを60重量%以上、および硫黄含有率が5%以上の
有機硫黄化合物を1〜20重量%含有し、かつこれを水
に希釈した際、体積分率の平均粒径が4〜15μmのエ
マルションを形成し得る冷間圧延油。
容易となり、高圧下高速圧延時にも表面欠陥を生じない
冷間圧延油を提供する。 【構成】 40℃における粘度が150cSt以上35
0cSt以下である、炭素数12〜22の飽和脂肪酸を5
〜60%含有する高級脂肪酸と多価アルコールとのエス
テルを60重量%以上、および硫黄含有率が5%以上の
有機硫黄化合物を1〜20重量%含有し、かつこれを水
に希釈した際、体積分率の平均粒径が4〜15μmのエ
マルションを形成し得る冷間圧延油。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷間圧延油に関する。
【0002】
【従来の技術】ステンレス鋼、電磁鋼は普通鋼に比べ変
形抵抗が大きく、圧延に高圧を必要とするため、高圧下
率、高速の圧延ではロール表面に焼き付きを生じやす
く、又、加減速時の圧延荷重変動も大きくなる。塑性と
加工'79−4月号第323ページ〜330ページに掲
載されているように、従来、高潤滑特性を持つベース油
として一般に使用されている圧延油ベースは牛脂である
が、ステンレス鋼、電磁鋼等の変形抵抗の大きな材料の
高圧下率、高速圧延において、高速度域での焼き付きを
防止することが出来ない。又、高速度域の摩擦係数と比
較して、低速度域での摩擦係数が大きいため、加減速時
に大きな荷重変動を生じ、板厚コントロールが難しい。
形抵抗が大きく、圧延に高圧を必要とするため、高圧下
率、高速の圧延ではロール表面に焼き付きを生じやす
く、又、加減速時の圧延荷重変動も大きくなる。塑性と
加工'79−4月号第323ページ〜330ページに掲
載されているように、従来、高潤滑特性を持つベース油
として一般に使用されている圧延油ベースは牛脂である
が、ステンレス鋼、電磁鋼等の変形抵抗の大きな材料の
高圧下率、高速圧延において、高速度域での焼き付きを
防止することが出来ない。又、高速度域の摩擦係数と比
較して、低速度域での摩擦係数が大きいため、加減速時
に大きな荷重変動を生じ、板厚コントロールが難しい。
【0003】特開平2−169110号公報、特開平2
−169111号公報にはケン化価30以上および粘度
30cSt(50℃において)以上の何れか一方又は双方を
満足する条件を備えた圧延油を用いて表面性状の良好な
ステンレス鋼板を得るための冷間圧延方法が開示されて
いるが、焼き付きを生じることなく高速で圧延できる圧
下率は比較的小さい場合に限られている。
−169111号公報にはケン化価30以上および粘度
30cSt(50℃において)以上の何れか一方又は双方を
満足する条件を備えた圧延油を用いて表面性状の良好な
ステンレス鋼板を得るための冷間圧延方法が開示されて
いるが、焼き付きを生じることなく高速で圧延できる圧
下率は比較的小さい場合に限られている。
【0004】一方、潤滑性の低い鉱物油ベースではロー
ル摩耗試験機での低回転数と高回転数間の摩擦係数の変
動は小さいが、摩擦係数の絶対値が大きく全速度域を通
じて摩擦係数が高いため、ステンレス鋼、電磁鋼の高圧
下率圧延には適さない。
ル摩耗試験機での低回転数と高回転数間の摩擦係数の変
動は小さいが、摩擦係数の絶対値が大きく全速度域を通
じて摩擦係数が高いため、ステンレス鋼、電磁鋼の高圧
下率圧延には適さない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】冷間圧延において、要
求潤滑特性の異なるステンレス鋼、電磁鋼、普通鋼を高
速、高圧下率で表面欠陥を生じることなく、しかも板厚
精度良く圧延するための技術を提供する。
求潤滑特性の異なるステンレス鋼、電磁鋼、普通鋼を高
速、高圧下率で表面欠陥を生じることなく、しかも板厚
精度良く圧延するための技術を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】40℃における粘度が1
50cSt以上350cSt以下である、炭素数12〜22
の飽和脂肪酸を5〜60%含有する高級脂肪酸と多価ア
ルコールとのエステルを60重量%以上、および硫黄含
有率が5%以上の有機硫黄化合物を1〜20重量%含有
し、かつこれを水に希釈した際、体積分率の平均粒径が
4〜15μmのエマルションを形成し得る冷間圧延油に
関する。
50cSt以上350cSt以下である、炭素数12〜22
の飽和脂肪酸を5〜60%含有する高級脂肪酸と多価ア
ルコールとのエステルを60重量%以上、および硫黄含
有率が5%以上の有機硫黄化合物を1〜20重量%含有
し、かつこれを水に希釈した際、体積分率の平均粒径が
4〜15μmのエマルションを形成し得る冷間圧延油に
関する。
【0007】本発明に用いられる潤滑成分としては炭素
数が12〜22である飽和脂肪酸の比率が5〜60%、
より好ましくは30〜50%である高級脂肪酸と多価ア
ルコールとの40℃における粘度が150cSt以上35
0cSt以下であるエステルを用いる。エステルは1種又
は2種以上の混合物であってもよいが、40℃における
粘度は150cSt以上350cSt以下でなければならな
い。粘度が150cSt未満である場合、又はエステルを
構成する高級脂肪酸中の炭素数12〜22の飽和脂肪酸
の比率が5%未満の場合にはステンレス鋼の高速圧延に
おいて焼き付きを防止することが難しく、又、ロール摩
耗試験機での低回転数と高回転数間の摩擦係数の変動が
大きく実際の圧延時においても加減速時の荷重変動が大
きくなり、板厚精度は低くなる。
数が12〜22である飽和脂肪酸の比率が5〜60%、
より好ましくは30〜50%である高級脂肪酸と多価ア
ルコールとの40℃における粘度が150cSt以上35
0cSt以下であるエステルを用いる。エステルは1種又
は2種以上の混合物であってもよいが、40℃における
粘度は150cSt以上350cSt以下でなければならな
い。粘度が150cSt未満である場合、又はエステルを
構成する高級脂肪酸中の炭素数12〜22の飽和脂肪酸
の比率が5%未満の場合にはステンレス鋼の高速圧延に
おいて焼き付きを防止することが難しく、又、ロール摩
耗試験機での低回転数と高回転数間の摩擦係数の変動が
大きく実際の圧延時においても加減速時の荷重変動が大
きくなり、板厚精度は低くなる。
【0008】また、粘度が350cStを越える場合には
ロールバイト内での圧延油量を均一にするのが困難とな
り、圧延鋼板に表面欠陥を生ずる。又、次工程の洗浄ラ
インにおける圧延鋼板の脱脂性も著しく低下する。
ロールバイト内での圧延油量を均一にするのが困難とな
り、圧延鋼板に表面欠陥を生ずる。又、次工程の洗浄ラ
インにおける圧延鋼板の脱脂性も著しく低下する。
【0009】エステルを構成する高級脂肪酸中の炭素数
12〜22の飽和脂肪酸の比率が60%を超える場合に
は圧延油の流動点、融点が高くなるため圧延機内部の汚
れがひどくなり圧延鋼板の表面欠陥、洗浄不良を引き起
こす。
12〜22の飽和脂肪酸の比率が60%を超える場合に
は圧延油の流動点、融点が高くなるため圧延機内部の汚
れがひどくなり圧延鋼板の表面欠陥、洗浄不良を引き起
こす。
【0010】本発明に用いられるエステルとしてはエチ
レングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、
ポリグリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリ
スリトール、ジペンタエリスリトール、ソルビタン等と
脂肪酸、例えばラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン
酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、エルカ
酸、リシノール酸、ヒドロキシステアリン酸等とのエス
テルが例示されるが、これら脂肪酸中の炭素数12〜2
2の飽和脂肪酸の比率は5〜60重量%でなければなら
ない。また、脂肪酸の一部にコハク酸、アジピン酸、セ
パシン酸等のジカルボン酸あるいはダイマー酸、トリマ
ー酸を用い分子量を大きくしたものであってもよい。
レングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、
ポリグリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリ
スリトール、ジペンタエリスリトール、ソルビタン等と
脂肪酸、例えばラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン
酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、エルカ
酸、リシノール酸、ヒドロキシステアリン酸等とのエス
テルが例示されるが、これら脂肪酸中の炭素数12〜2
2の飽和脂肪酸の比率は5〜60重量%でなければなら
ない。また、脂肪酸の一部にコハク酸、アジピン酸、セ
パシン酸等のジカルボン酸あるいはダイマー酸、トリマ
ー酸を用い分子量を大きくしたものであってもよい。
【0011】本発明に用いられる硫黄含有率が5%以上
の硫黄化合物としては硫化オレフィン、硫化抹香油、硫
化ラード、硫化植物油等の硫化油脂、硫化脂肪酸が例示
される。有機硫黄化合物の含有量は圧延油全量の1〜2
0重量%、より好ましくは2〜8重量%である。有機硫
黄化合物の含有量が1%に満たない場合にはステンレス
鋼の高圧下率、高速圧延時の焼き付きを完全に防止する
ことが難しく、含有量が20%を超える場合には普通
鋼、電磁鋼圧延時に圧延条件によってはオイルステイン
を生ずる。
の硫黄化合物としては硫化オレフィン、硫化抹香油、硫
化ラード、硫化植物油等の硫化油脂、硫化脂肪酸が例示
される。有機硫黄化合物の含有量は圧延油全量の1〜2
0重量%、より好ましくは2〜8重量%である。有機硫
黄化合物の含有量が1%に満たない場合にはステンレス
鋼の高圧下率、高速圧延時の焼き付きを完全に防止する
ことが難しく、含有量が20%を超える場合には普通
鋼、電磁鋼圧延時に圧延条件によってはオイルステイン
を生ずる。
【0012】本発明における圧延油は温水中へ希釈して
エマルションとして使用される。水温は30〜75℃、
好ましくは45〜60℃である。水温が75℃を越える
場合は、冷却能が不足する場合があり、また30℃未満
の場合には、乳化が不安定になる場合がある。冷間圧延
油エマルション中の圧延油の濃度は0.5〜35重量
%、特に1.0重量%以上であることが好ましい。圧延
油濃度が35重量%を越えると経済性が悪くなり、また
0.5重量%以下では十分なプレートアウト量を確保で
きず、好ましくない。
エマルションとして使用される。水温は30〜75℃、
好ましくは45〜60℃である。水温が75℃を越える
場合は、冷却能が不足する場合があり、また30℃未満
の場合には、乳化が不安定になる場合がある。冷間圧延
油エマルション中の圧延油の濃度は0.5〜35重量
%、特に1.0重量%以上であることが好ましい。圧延
油濃度が35重量%を越えると経済性が悪くなり、また
0.5重量%以下では十分なプレートアウト量を確保で
きず、好ましくない。
【0013】このときのエマルションの平均粒径(体積
分率)は4〜15μmにおいて好結果が得られる。平均粒
径が4μm以下では変形抵抗の大きな材料(ステンレス
鋼、電磁鋼)の圧延において、たとえ高濃度のエマルシ
ョンを使用したとしてもロールバイト内への圧延油供給
量が充分でなく、必要な潤滑性が得られず本発明圧延油
の効果が充分に発揮されない。又、平均粒径が15μm
以上では普通鋼の圧延において、低濃度のエマルション
を使用したとしてもロールバイト内への圧延油供給量が
過多となり、先進率が小さくなって圧延が不安定とな
る。
分率)は4〜15μmにおいて好結果が得られる。平均粒
径が4μm以下では変形抵抗の大きな材料(ステンレス
鋼、電磁鋼)の圧延において、たとえ高濃度のエマルシ
ョンを使用したとしてもロールバイト内への圧延油供給
量が充分でなく、必要な潤滑性が得られず本発明圧延油
の効果が充分に発揮されない。又、平均粒径が15μm
以上では普通鋼の圧延において、低濃度のエマルション
を使用したとしてもロールバイト内への圧延油供給量が
過多となり、先進率が小さくなって圧延が不安定とな
る。
【0014】本発明の冷間圧延油は他の常用成分である
潤滑油、例えば鉱物油、植物油、動物油、その他の合成
油等;極圧添加剤;乳化剤、例えばエステル型あるいは
エーテル型非イオン界面活性剤、スルホン酸塩、硫酸エ
ステル塩等のアニオン界面活性剤等;酸化防止剤等を添
加してもよい。
潤滑油、例えば鉱物油、植物油、動物油、その他の合成
油等;極圧添加剤;乳化剤、例えばエステル型あるいは
エーテル型非イオン界面活性剤、スルホン酸塩、硫酸エ
ステル塩等のアニオン界面活性剤等;酸化防止剤等を添
加してもよい。
【0015】以下実施例をあげて本発明を説明する。
【実施例】表1に実施例及び比較例の圧延油処方及びそ
の粘度を示す。又、これらの5重量%エマルションを用
いた小型圧延機による低速時の圧延特性評価結果を図1
に、ロール摩耗試験機によるロール回転数に対する摩擦
特性評価結果を図2に、実圧延機におけるステンレス圧
延時のヒートスクラッチの有無を表3に示す。
の粘度を示す。又、これらの5重量%エマルションを用
いた小型圧延機による低速時の圧延特性評価結果を図1
に、ロール摩耗試験機によるロール回転数に対する摩擦
特性評価結果を図2に、実圧延機におけるステンレス圧
延時のヒートスクラッチの有無を表3に示す。
【0016】
【表1】
【0017】実施例において使用したペンタエリスリト
ール混合脂肪酸エステル、トリメチロールプロパン混合
脂肪酸エステル、硫化油脂は以下に示す。
ール混合脂肪酸エステル、トリメチロールプロパン混合
脂肪酸エステル、硫化油脂は以下に示す。
【0018】ペンタエリスリトール混合脂肪酸エステル 1) ペンタエリスリトール25.0重量部、オレイン酸37.
5重量部、ステアリン酸25.0重量部、ダイマー酸1
2.5重量部を窒素気流下に260℃で8時間反応させ
得られた酸価10のエステル。
5重量部、ステアリン酸25.0重量部、ダイマー酸1
2.5重量部を窒素気流下に260℃で8時間反応させ
得られた酸価10のエステル。
【0019】トリメチロールプロパン混合脂肪酸エステル 2) トリメチロールプロパン14.4重量部、オレイン酸5
5.6重量部、ステアリン酸30.0重量部を窒素気流下
に260℃で8時間反応させ得られた酸価10のエステ
ル。
5.6重量部、ステアリン酸30.0重量部を窒素気流下
に260℃で8時間反応させ得られた酸価10のエステ
ル。
【0020】硫化油脂 3) ラードに粉末硫黄を反応温度174−177℃で反応さ
せ得られた硫黄含有率が6%の硫化ラード
せ得られた硫黄含有率が6%の硫化ラード
【0021】評価法小型圧延機による低速時の圧延特性評価 ワークロール寸法100φ×130L(mm)の2段小型圧
延機を用いて以下の条件で圧延試験を行なった。 ロール周速:12m/min ロール粗度:R−a 0.2μm 圧延鋼板:SPHC、50(W)×2.3(T)×300(L) 圧延油濃度:5% 圧延油温度:50℃ 総歪(%)は次式により求めた。 1n(H0/h)×100 H0:原板板厚、h:出側板厚 評価を図1に示す。
延機を用いて以下の条件で圧延試験を行なった。 ロール周速:12m/min ロール粗度:R−a 0.2μm 圧延鋼板:SPHC、50(W)×2.3(T)×300(L) 圧延油濃度:5% 圧延油温度:50℃ 総歪(%)は次式により求めた。 1n(H0/h)×100 H0:原板板厚、h:出側板厚 評価を図1に示す。
【0022】ロール摩耗試験機によるロール回転数に対
する摩擦特性評価 ロール寸法80φ×50L(mm)の2段式ロール摩耗試験
機を用いて以下の条件で摩擦試験を行なった。摩擦特性
評価は120rpmと1200rpmとの摩擦係数の差(Δ
μ)、及び摩擦係数の絶対値で評価した。 ロール回転数:120〜1200rpm ロール回転ギヤ比:1/1.27 ロール材料:SUJ−2、SUS−440(加圧側) 荷重: 950kg 圧延油濃度:5% 圧延油温度:60℃ ロール温度:60℃ 摩擦係数はトルクから計算した。試験時のエマルション
平均粒径を表2に示す。エマルション平均粒子径は平均
粒径(体積分率)で表した。
する摩擦特性評価 ロール寸法80φ×50L(mm)の2段式ロール摩耗試験
機を用いて以下の条件で摩擦試験を行なった。摩擦特性
評価は120rpmと1200rpmとの摩擦係数の差(Δ
μ)、及び摩擦係数の絶対値で評価した。 ロール回転数:120〜1200rpm ロール回転ギヤ比:1/1.27 ロール材料:SUJ−2、SUS−440(加圧側) 荷重: 950kg 圧延油濃度:5% 圧延油温度:60℃ ロール温度:60℃ 摩擦係数はトルクから計算した。試験時のエマルション
平均粒径を表2に示す。エマルション平均粒子径は平均
粒径(体積分率)で表した。
【0024】
【表2】 評価を図2に示す。
【0025】実圧延機におけるステンレス圧延時の耐ヒ
ートスクラッチ性評価 大径ワークロールの4スタンドタンデムミルを用いて以
下の条件で圧延を行なった。 圧延速度: mpmMAX 910 ワークロール径:424mm〜455mm ワークロール粗度:Ra0.3μm 圧延鋼種;SUS430 総圧下率:77%(入側板厚 3mm、出側板厚 0.7mm) 圧延油濃度:5% 圧延油温度:50℃ 評価は表3に示す。
ートスクラッチ性評価 大径ワークロールの4スタンドタンデムミルを用いて以
下の条件で圧延を行なった。 圧延速度: mpmMAX 910 ワークロール径:424mm〜455mm ワークロール粗度:Ra0.3μm 圧延鋼種;SUS430 総圧下率:77%(入側板厚 3mm、出側板厚 0.7mm) 圧延油濃度:5% 圧延油温度:50℃ 評価は表3に示す。
【0026】
【表3】
【0027】
【発明の効果】圧延鋼種にかかわらず板厚コントロール
が容易となり、高圧下高速圧延時にも表面欠陥を生じな
い冷間圧延油を提供する。
が容易となり、高圧下高速圧延時にも表面欠陥を生じな
い冷間圧延油を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】低速圧延時の圧延特性評価(緯軸:総歪率;縦
軸:平均圧延力)
軸:平均圧延力)
【図2】ロール回転数に対する摩擦特性評価 (緯軸:ロール摩耗試験機の回転数;縦軸:摩擦係数)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10N 40:24 Z 8217−4H (72)発明者 塚本 哲也 大阪府八尾市渋川町2丁目1番3号 日本 クエーカー・ケミカル株式会社内 (72)発明者 森川 幸一 大阪府八尾市渋川町2丁目1番3号 日本 クエーカー・ケミカル株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 40℃における粘度が150cSt以上3
50cSt以下である、炭素数12〜22の飽和脂肪酸を
5〜60%含有する高級脂肪酸と多価アルコールとのエ
ステルを60重量%以上、および硫黄含有率が5%以上
の有機硫黄化合物を1〜20重量%含有し、かつこれを
水に希釈した際、体積分率の平均粒径が4〜15μmの
エマルションを形成し得る冷間圧延油。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20037291A JPH0543888A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 冷間圧延油 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20037291A JPH0543888A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 冷間圧延油 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0543888A true JPH0543888A (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=16423218
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20037291A Pending JPH0543888A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 冷間圧延油 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0543888A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09249889A (ja) * | 1996-03-18 | 1997-09-22 | Nippon Quaker Chem Kk | 潤滑油 |
JPH11222598A (ja) * | 1998-02-06 | 1999-08-17 | Nippon Steel Corp | 冷間圧延油組成物 |
WO2008092703A1 (de) * | 2007-02-02 | 2008-08-07 | Emery Oleochemicals Gmbh | Oxidationsstabile carbonsäureester und deren verwendung |
WO2020196585A1 (ja) * | 2019-03-26 | 2020-10-01 | 出光興産株式会社 | 水溶性金属加工油組成物 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6060193A (ja) * | 1983-09-12 | 1985-04-06 | Kawasaki Steel Corp | 冷間圧延油 |
-
1991
- 1991-08-09 JP JP20037291A patent/JPH0543888A/ja active Pending
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JPWO2020196585A1 (ja) * | 2019-03-26 | 2020-10-01 | ||
US11760955B2 (en) | 2019-03-26 | 2023-09-19 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | Water-soluble metal processing oil composition |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19960109 |