JPH0543160U - 複写機のチヤージヤ装置 - Google Patents

複写機のチヤージヤ装置

Info

Publication number
JPH0543160U
JPH0543160U JP9847691U JP9847691U JPH0543160U JP H0543160 U JPH0543160 U JP H0543160U JP 9847691 U JP9847691 U JP 9847691U JP 9847691 U JP9847691 U JP 9847691U JP H0543160 U JPH0543160 U JP H0543160U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support
case
charger
parallel
support member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9847691U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2526254Y2 (ja
Inventor
博己 加藤
眞史 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Screen Holdings Co Ltd
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Screen Holdings Co Ltd
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Screen Holdings Co Ltd, Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Screen Holdings Co Ltd
Priority to JP9847691U priority Critical patent/JP2526254Y2/ja
Publication of JPH0543160U publication Critical patent/JPH0543160U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2526254Y2 publication Critical patent/JP2526254Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 帯電チャージャ機構360では、帯電チャー
ジャ部370が支持部材361に対して、所定の位置に
確実に支持され、帯電不良を生じない。 【構成】 感光体ドラムの軸方向と平行な方向に設けら
れた支持部材361には、支持側係合部365R,36
5Lが形成され、ケース本体371のケース側係合部3
78R,378Lに係合している。また、支持部材36
1の平行面369とケース本体371と傾斜面380と
の間には、板ばね385が介在している。板ばね385
は、その一端で平行面369に支持されると共に、他端
で傾斜面380に倣うようにねじった形状で支持されて
いる。板ばね385は、支持部材361からケース本体
371に対して、感光体ドラムの軸方向へ向かって両係
合部のL字形先端部での係合を高める力と、両係合部の
L字形側面部での位置決めを高める力となるように作用
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、感光体ドラムの外周面に対向設置された複写機のチャージャ装置に 関し、詳しくは、チャージャ部の位置決め構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、複写機においては、感光体ドラムの外周面に対して、帯電や除電の ためのコロナ放電を行なうチャージャワイヤを備えたチャージャ機構が設けられ ている。このチャージャ機構のチャージャワイヤは、トナーやホコリ等で汚染し 易く度々清掃する必要がある。そこで、チャージャ機構として、チャージャワイ ヤを支持するシールドケースを備え、このシールドケースを支持部材から着脱可 能に装着した構成がある(実公昭63−33222号公報)。
【0003】 すなわち、こうしたチャージャ機構は、図示しない感光体ドラムを支持する支 持側板に、図9に示す支持部材1000を感光体ドラムの軸方向と平行な方向へ 架設し、この支持部材1000にチャージャ部1010を取り付けて構成されて いる。 上記支持部材1000にチャージャ部1010を取り付ける機構は、支持部材 1000側に、L字形の支持側係合部1001を有する支持側レール1003を 設け、一方、チャージャ部1010のケース本体1013にL字形のケース側係 合部1015を有するケース側レール1017を備えている。そして、支持側係 合部1001とケース側係合部1015とを係合させるとともに、支持部材10 00の平行面1005とケース本体1013の突出面1021との間に板ばね1 030を介在させて、板ばね1030の長手方向と直角方向に折曲された稜線部 1031から付勢されるばね力で、上記両係合部1001,1015との間を係 合させている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 しかし、上記支持部材1000に対してチャージャ部1010をスムーズにス ライドさせながら着脱するためには、支持側レール1003とケース側レール1 017との間に大きな間隔W1を必要とする。 しかし、上記間隔W1を大きくとると、チャージャ部1010の位置決めが不 十分になる。チャージャ部1010の位置決めが確実になされていないと、感光 体ドラムへの帯電分布が均一にならず、良好な転写が行なわれないという問題が あった。
【0005】 本考案は、上記従来の技術の問題点を解決するものであり、チャージャ部が支 持部材に対して所定の位置に確実に支持され、感光体ドラムに対して帯電不良等 を生じない複写機のチャージャ装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためになされた本考案は、 感光体ドラムの外周面に対し、コロナ放電を行なう複写機のチャージャ装置にお いて、 感光体ドラムの軸方向と平行な方向に設けられている支持本体と、該支持本体 から感光体ドラム側へ突設され、その突出端部に断面L字形の支持側係合部を有 する支持側レール対と、該支持側レール対の間の前記支持本体に形成され、感光 体ドラムと接する仮想的な面と平行に設けられた平行面と、を備えた支持部材と 、 感光体ドラムと支持部材との間であって、かつ感光体ドラムの軸方向と平行な 方向に設けられ、コロナ放電を行なうチャージャワイヤを支持するケース本体と 、ケース本体から支持部材側へ突設され、その突出端部に前記支持側係合部に係 合する断面L字形のケース側係合部を有するケース側レール対と、ケース側レー ル対の間の前記ケース本体に形成され、前記支持本体に形成されている平行面に 対して所定角度傾斜した傾斜面と、を備えたチャージャ部と、 前記支持本体の平行面と前記ケース本体の傾斜面との間に介在すると共に、一 端が前記平行面に支持され、かつ他端が前記傾斜面に倣ってねじられる形状で形 成され、ケース側係合部と支持側係合部との間の係合力を付勢する板ばねと、 を備えたことを特徴とする。
【0007】
【作用】
本考案の複写機のチャージャ装置では、チャージャ部のチャージャワイヤのコ ロナ放電により感光体ドラムの外周面を帯電させてトナー像を形成したり、除電 したりする。 感光体ドラムの軸方向と平行な方向へ支持部材が設けられており、この支持部 材により、チャージャ部が支持されている。
【0008】 すなわち、支持部材の支持本体には、支持側レール対が突設されており、これ らの支持側レールの突出端部に、断面L字形の支持側係合部が形成されている。 一方、チャージャ部のケース本体には、ケース側レール対が突設されており、こ れらのケース側レールの突出端部に、上記支持側係合部に係合する断面L字形の ケース側係合部が形成されている。そして、支持側係合部とケース側係合部とは 互いに係合している。 また、支持部材の平行面とケース本体の傾斜面との間に板ばねが介在している 。この板ばねは、その一端が上記平行面に支持されるが、他端は、上記傾斜面に 倣ってねじられた形状である。 上記板ばねは、支持部材からケース本体に対して、傾斜面と直交する方向であ り、かつ引き離す方向への付勢力を加える。 この付勢力は、感光体ドラムの軸方向へ向かう中心力と、これと直交する方向 への直交力に分けられる。中心力は、主に両係合部のL字形先端部での係合力と なり、直交力は、主に両係合部のL字形側面部での位置決めを高める力となるよ うに作用する。
【0009】 したがって、板ばねの付勢力は、支持側係合部とケース側係合部との係合力だ けでなく、両係合部を位置決めする力にもなることから、チャージャ部は、支持 部材に確実に支持される。
【0010】
【実施例】
以上説明した本考案の構成・作用を一層明らかにするために、以下本考案の好 適な実施例について説明する。
【0011】 図1は複写機の構成を概略的に示す図である。複写機は、原稿Gを光学的に読 み取る原稿読取部1と、この原稿読取部1にて読み取られた内容を複写倍率変更 機構50を介してロール紙Pに転写する記録部300と、を備えている。
【0012】 上記原稿読取部1は、原稿Gを静電吸着した状態にて搬送する原稿搬送用ドラ ム10と、原稿搬送用ドラム10をドラム駆動用モータ41の駆動力をローラ4 2及びベルト45を介して駆動するドラム駆動機構40と、上記原稿搬送用ドラ ム10付近まで原稿Gを搬送する原稿導入機構110と、原稿搬送用ドラム10 の外周面に原稿Gを密着案内する原稿回転搬送機構150と、原稿Gを露光する ための原稿照明機構260と、上記原稿搬送用ドラム10に巻回された原稿Gを 排出または繰り返して複写するかを選択する原稿排出機構200と、を備えてい る。
【0013】 上記複写倍率変更機構50は、倍率変更用レンズ53をスライド部55を介し てレンズ用モータ57により水平方向へ駆動するレンズ駆動機構51と、原稿側 ミラー61及び記録側ミラー63をミラー可動部65を介してミラー用モータ6 7により上下方向へ駆動するミラー駆動機構60と、を備えている。
【0014】 上記記録部300は、図2にも示すように、モータ等の駆動機構320により 回転駆動される感光体ドラム310と、感光体ドラム310の付近までロール紙 Pを搬送するロール紙ガイド機構330と、感光体ドラム310の外周面を均一 に帯電するようにコロナ放電する帯電チャージャ機構360と、原稿読取部1側 からの反射光を複写倍率変更機構50及びスリット401を介して感光体ドラム 310に対して照射する露光部400と、感光体ドラム310の外周面にトナー を付着させる現像機構410と、転写前ランプ機構420と、感光体ドラム31 0の外周面のトナー像をロール紙Pに転写するようにコロナ放電する転写・分離 チャージャ機構430と、感光体ドラム310からロール紙Pを引き離す分離搬 送機構480と、ロール紙Pのトナー像を熱定着する定着機構490と、感光体 ドラム310上の帯電状態を除去し、次の複写を準備するための除電チャージャ 機構500と、感光体ドラム310上に残留したトナーを除去する清掃機構51 0と、を備えている。
【0015】 上記分離搬送機構480は、感光体ドラム310と同期して図示時計方向へ回 転し、かつ外周部の透孔を通じて吸引ファン(図示省略)に連通する密閉室48 5を形成する分離搬送ローラ481と、分離搬送ローラ481内に設けられ、吸 引ファンに連通している吸引通路483と、を備えている。
【0016】 次に、上記複写機の一連の複写動作について説明する。 まず、原稿Gを原稿読取部1の原稿挿入口に挿入すると、原稿Gが原稿導入機 構110により原稿搬送用ドラム10の入口付近まで搬送されて、一旦ここで待 機する。原稿Gが所定位置まで送られたとき、原稿センサ(図示省略)により原 稿Gが検出され、この検出信号が電子制御回路(図示省略)を介して、記録部3 00のロール紙ガイド機構330を作動させて、ロール紙Pが感光体ドラム31 0付近まで搬送されて準備される。その後、原稿G及びロール紙Pが同期して搬 送されながら、露光及び転写動作が連動して行なわれる。 まず、原稿読取部1では、原稿Gが原稿搬送用ドラム10に静電力にて吸着さ れつつ、原稿回転搬送機構150の従動ローラ部160により原稿搬送用ドラム 10上に押えつけられて巻き付けられながら搬送される。原稿回転搬送機構15 0の搬送途中には、原稿照明機構260が設けられており、原稿照明機構260 から光が原稿Gに向けて照射される。原稿Gからの反射光は、光路Kを介して複 写倍率変更機構50の原稿側ミラー61、倍率変更用レンズ53、記録側ミラー 63を介して記録部300側へ達する。
【0017】 一方、記録部300側では、感光体ドラム310は、駆動機構320に回転駆 動されつつ、帯電チャージャ機構360のコロナ放電により均一にプラス帯電さ れる。プラス帯電した感光体ドラム310の外周面には、露光部400のスリッ ト401を介して光路Kからの反射光が照射され、反射光の照射された部分の帯 電電荷が除去されて静電潜像が形成される。この静電潜像には、現像機構410 によりマイナスに帯電したトナーが付着されて、トナー像が形成される。 そして、ロール紙Pをロール紙ガイド機構330により送り込んでトナー像に 重ねながら、ロール紙Pの裏から転写・分離チャージャ機構430によるコロナ 放電でロール紙Pにプラス電荷を与え、トナー像をロール紙Pに静電力により転 写する。 そして、転写後のロール紙Pは、分離搬送機構480の吸引通路483を通じ て感光体ドラム310から引き離すように吸引され、さらに分離搬送ローラ48 1の外周面に吸引密着させつつ分離搬送ローラ481の回転に伴って排出される 。分離搬送機構480により排出されたロール紙Pは、定着機構490によりト ナー像が熱定着されて複写機外へ排出される。
【0018】 なお、転写後の感光体ドラム310の外周面の潜像電荷は、除電チャージャ機 構500により除電される。さらに、転写されずに感光体ドラム310上に残留 したトナーは、清掃機構510の回転ブラシ520により除去され、さらにトナ ー回収機構(図示省略)によって回収される。 こうした一連の複写動作により、ロール紙Pに原稿G上の画像が複写されるが 、原稿Gの複写を1回だけで終了するときには、原稿Gが原稿排出機構200に より複写機の外へ排出され、一方、複数枚複写するときには、原稿Gが原稿搬送 用ドラム10に巻き付けられた状態を維持して、上述の複写動作が繰り返される 。
【0019】 次に、本考案の特徴的な構成であるチャージャ装置のうち、帯電チャージャ機 構360について、図3ないし図6を用いて説明する。 帯電チャージャ機構360は、図示しない支持側板間に架設された支持部材3 61と、支持部材361に装着される帯電チャージャ部370と、帯電チャージ ャ部370の支持部材361に対する取付性を高める板ばね385と、を備えて いる。
【0020】 上記支持部材361は、感光体ドラム310の軸方向と平行な方向に架設され 、かつ断面ほぼコ字形の支持本体363と、この支持本体363から感光体ドラ ム310側へ突設され、その突出端部に断面L字形の支持側係合部365R,3 65Lを有する支持側レール367R,367Lとから構成されている。 上記支持本体363の支持側レール367R,367Lの間には、感光体ドラ ム310と接する面と平行に設けられた平行面369が形成されている。
【0021】 一方、帯電チャージャ部370は、図5に示すように、断面コ字形でシールド 作用を有するケース本体371と、ケース本体371の両側開口に取り付けられ 、端子372を取り付けた端子取付体373と、ケース本体371の他端の開口 に取り付けられ、取っ手374を有する端子取付体375と、この端子取付体3 73,375間に架設され、コロナ放電を行なうチャージャワイヤ376と、を 備えている。 また、上記ケース本体371には、ケース側レール377R,377Lが突設 されており、このケース側レール377R,377Lの突出端部は、上記支持部 材361の支持側係合部365R,365Lに係合する断面L字形のケース側係 合部378R,378Lとなっている。また、上記ケース本体371のケース側 レール377R,377Lの間には、突出部379が形成されており、この突出 部379の突出端部は、上記平行面369に対して所定角度(約10゜)傾斜し た傾斜面380となっている。
【0022】 上記板ばね385は、図6に示すように、ほぼ中央の折曲線L2で所定角度θ 2(約15゜)にて折曲形成されており、その折曲線L2に対する一方の側が支 持部材361の平行面369にネジ止めされる固定部386に、他方の側がばね 力を付勢する付勢部387となっている。さらに、付勢部387は、長手方向に 対して所定角度θ3(約45゜)傾いた折曲線L3に沿って折曲されており、そ の折曲線L3が稜線部388となっている。したがって、上記稜線部388は、 固定部386の面に対して傾いており、上記傾斜面380に倣って当接してばね 力を付勢するようになっている。
【0023】 上記実施例において、支持部材361に帯電チャージャ部370を取り付ける には、まず、支持部材361の平行面369に、板ばね385をその固定部38 6でネジ止め固定する。板ばね385は、平行面369上に同じ向きになるよう に2個装着する。 この状態において、支持部材361の支持側係合部365R,365Lに、帯 電チャージャ部370のケース側係合部378R,378Lを係合するように位 置合わせをして、支持側レール367R,367Lにケース側レール377R, 377Lを沿わせながら、帯電チャージャ部370を支持部材361に対してス ライドさせる。 このとき、帯電チャージャ部370は、図3に示すように、その自重にて矢印 方向Yへ移動することから、ケース側係合部378Lの先端部378Laが支持 部材361の支持側レール367Lの側面部367Lbに支持されながら、しか も、突出部379の傾斜面380にて板ばね385の付勢部387を平行面36 9側へ押し付けながら、帯電チャージャ部370を支持部材361に対してスラ イドさせる。そして、帯電チャージャ部370を支持部材361に対して、帯電 チャージャ部370の全長にわたってスライドさせたときに、帯電チャージャ部 370は、支持部材361に取り付けられる。
【0024】 このように帯電チャージャ部370を支持部材361に取り付けた状態におい て、板ばね385は、固定部386で平行面369に固定され、付勢部387の 稜線部388で傾斜面380により押圧圧縮されている。したがって、板ばね3 85は、傾斜面380に対してばね力を付勢することになる。傾斜面380に加 わる板ばね385からの力Fは、傾斜面380と直交する方向でかつ引き離す方 向への力であり、感光体ドラム310の軸方向へ向かう中心力Xと、これと直交 する方向に向かう直交力Yに分けられる。 このうち、中心力Xは、主にケース側係合部378R,378Lと支持側係合 部365R,365Lとの間の係合力を高める力として作用する。 一方、上述したように、帯電チャージャ部370の自重にて、ケース側係合部 378Lの先端部378Laが支持側係合部365Lの側面部365Lbに当接 していることから、上記直交力Yは、主として支持側係合部365Lとケース側 係合部378Lとの間の位置決めを高める力として作用する。
【0025】 したがって、板ばね385から帯電チャージャ部370に加えられる付勢力は 、支持側係合部365R,365Lに対するケース側係合部378R,378L のX方向への係合力だけでなく、支持側係合部365L,365Rとケース側係 合部378L,378Rとの間の位置決めを高める力にもなる。これにより、帯 電チャージャ部370は、支持部材361に確実に位置決めされた状態にて装着 されることになる。 この結果、帯電チャージャ部370が所定の位置に確実に位置決めされること から、帯電チャージャ部370のコロナ放電により感光体ドラム310の外周面 に均一な帯電が得られる。
【0026】 また、上述した板ばね385による位置決め作用は、ケース側レール377R ,377Lと支持側レール367R,367Lとの間隔W2を大きくとった場合 にも得られることから、この間隔W2を大きくとることにより、製造が容易にな るうえに、帯電チャージャ部370を支持部材361に対して円滑にスライドさ せることができ、取り外し作業が容易になる。
【0027】 なお、帯電チャージャ部370を交換等のために取り外すには、帯電チャージ ャ部370の取っ手374を掴んで引き抜けばよい。これにより、帯電チャージ ャ部370の傾斜面380が板ばね385の稜線部388に対して滑るので、帯 電チャージャ部370を簡単に取り外すことができる。
【0028】 上記実施例では、チャージャ装置として、帯電チャージャ機構360について 説明したが、転写・分離チャージャ機構430及び除電チャージャ機構500に ついても同様に適用することができる。
【0029】 すなわち、転写・分離チャージャ機構430は、図7に示すように、支持部材 431と、この支持部材431に取り付けられ、転写チャージャ部441と分離 チャージャ部443とを一体のケース本体445に設けた転写・分離チャージャ 部440と、上記支持部材431に対して転写・分離チャージャ部440の取り 付け力を付勢するための板ばね450と、を備えている。上記板ばね450は、 ねじられている付勢部451を備えており、この付勢部451によりケース本体 445に形成した傾斜面446を押圧して、支持側係合部435R,435Lと ケース側係合部447R,447Lとの間に係合力Fを付勢している。
【0030】 また、除電チャージャ機構500においても、図8に示すように、支持部材5 01と、除電チャージャ部504のケース本体505との間に、付勢部508を 形成するように、ねじった板ばね509を介在させ、上記付勢部508により、 ケース本体505に形成した傾斜面507を押圧して、支持側係合部502R, 502Lとケース側係合部506R,506Lとの間に係合力を付勢している。 このように、転写・分離チャージャ機構430及び除電チャージャ機構500に おいても、支持部材431に対する転写・分離チャージャ部440の位置決め、 及び支持部材501に対する除電チャージャ部504の位置決めを確実に行なえ る。したがって、不均一電圧分布による転写放電や除電放電を感光体ドラム31 0に対して行なうことがなく、これに伴う転写不良をなくすことができる。
【0031】 なお、上記実施例では、平行面369と傾斜面380との所定角度を約10゜ に設定したが、これに限らず、板ばね385により位置決め力を付勢することが できる角度であれば、その角度は限定されない。
【0032】
【考案の効果】 以上説明したように本考案は、支持部材の支持側係合部と、ケース本体のケー ス側係合部とを係合させると共に、板ばねを、該板ばねの一端で支持部材の平行 面に支持させると共に、該板ばねの他端でケース本体の傾斜面に倣うようにねじ った形状にて、平行面と傾斜面との間に介在させている。上記板ばねは、支持部 材からケース本体に対して、傾斜面と直交する方向であり、かつ引き離す方向へ の付勢力を加え、その付勢力のうち、感光体ドラムの軸方向へ向かう中心力が主 に両係合部のL字形先端部での係合力となり、これと直交する力が主に両係合部 のL字形側面部での位置決めを高める力となるように作用する。 その結果、板ばねの付勢力は、支持側係合部とケース側係合部との係合力だけ でなく、両係合部を位置決めする力にもなることから、チャージャ部を支持部材 に確実に支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例にかかる複写機の概略を示す
構成図。
【図2】同実施例の記録部を示す構成図。
【図3】同実施例における帯電チャージャ機構を示す断
面図。
【図4】同実施例における帯電チャージャ機構の要部を
破断した斜視図。
【図5】同実施例における帯電チャージャ部を示す斜視
図。
【図6】同実施例における板ばねを示す斜視図。
【図7】他の実施例かかる転写・分離チャージャ機構を
示す断面図。
【図8】さらに他の実施例にかかる除電チャージャユニ
ットを示す断面図。
【図9】従来の帯電チャージャ機構の要部を破断した斜
視図。
【符号の説明】
1…原稿読取部 10…原稿搬送用ドラム 40…ドラム駆動機構 41…ドラム駆動用モータ 50…複写倍率変更機構 51…レンズ駆動機構 53…倍率変更用レンズ 55…スライド部 57…レンズ用モータ 60…ミラー駆動機構 61…原稿側ミラー 63…記録側ミラー 65…ミラー可動部 67…ミラー用モータ 110…原稿導入機構 150…原稿回転搬送機構 160…従動ローラ部 200…原稿排出機構 260…原稿照明機構 300…記録部 310…感光体ドラム 320…駆動機構 330…ロール紙ガイド機構 360…帯電チャージャ機構 361…支持部材 363…支持本体 365L…支持側係合部 365Lb… 側面部 365R…支持側係合部 367L…支持側レール 367La… 側面部 367R…支持側レール 369…平行面 370…チャージャ部 371…ケース本体 372…端子 373…端子取付体 374…取っ手 375…端子取付体 376…チャージャワイヤ 377L…ケース側レール 377R…ケース側レール 378L…ケース側係合部 378La… 先端部 378R…ケース側係合部 379…突出部 380…傾斜面 385…板ばね 386…固定部 387…付勢部 388…稜線部 400…露光部 401…スリット 410…現像機構 420…転写前ランプ機構 430…転写・分離チャージャ機構 431…支持部材 435R…支持側係合部 435L…支持側係合部 440…転写・分離チャージャ部 441…転写チャージャ部 443…分離チャージャ部 445…ケース本体 446…傾斜面 447R…ケース側係合部 447L…ケース側係合部 450…板ばね 451…付勢部 480…分離搬送機構 481…分離搬送ローラ 483…吸引通路 485…密閉室 490…定着機構 500…除電チャージャ機構 501…支持本体 502R…支持側係合部 502L…支持側係合部 504…除電チャージャ部 505…ケース本体 506…傾斜面 507R…ケース側係合部 507L…ケース側係合部 508…付勢部 509…板ばね 510…清掃機構 520…回転ブラシ W1…間隔 W2…間隔 L2…折曲線 L3…折曲線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体ドラムの外周面に対し、コロナ放
    電を行なう複写機のチャージャ装置において、 感光体ドラムの軸方向と平行な方向に設けられている支
    持本体と、該支持本体から感光体ドラム側へ突設され、
    その突出端部に断面L字形の支持側係合部を有する支持
    側レール対と、該支持側レール対の間の前記支持本体に
    形成され、感光体ドラムと接する仮想的な面と平行に設
    けられた平行面と、を備えた支持部材と、 感光体ドラムと支持部材との間であって、かつ感光体ド
    ラムの軸方向と平行な方向に設けられ、コロナ放電を行
    なうチャージャワイヤを支持するケース本体と、ケース
    本体から支持部材側へ突設され、その突出端部に前記支
    持側係合部に係合する断面L字形のケース側係合部を有
    するケース側レール対と、ケース側レール対の間の前記
    ケース本体に形成され、前記支持本体に形成されている
    平行面に対して所定角度傾斜した傾斜面と、を備えたチ
    ャージャ部と、 前記支持本体の平行面と前記ケース本体の傾斜面との間
    に介在すると共に、一端が前記平行面に支持され、かつ
    他端が前記傾斜面に倣ってねじられる形状で形成され、
    ケース側係合部と支持側係合部との間の係合力を付勢す
    る板ばねと、 を備えたことを特徴とする複写機のチャージャ装置。
JP9847691U 1991-11-01 1991-11-01 複写機のチャージャ装置 Expired - Fee Related JP2526254Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9847691U JP2526254Y2 (ja) 1991-11-01 1991-11-01 複写機のチャージャ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9847691U JP2526254Y2 (ja) 1991-11-01 1991-11-01 複写機のチャージャ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0543160U true JPH0543160U (ja) 1993-06-11
JP2526254Y2 JP2526254Y2 (ja) 1997-02-19

Family

ID=14220711

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9847691U Expired - Fee Related JP2526254Y2 (ja) 1991-11-01 1991-11-01 複写機のチャージャ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2526254Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006078575A (ja) * 2004-09-07 2006-03-23 Canon Inc 画像形成装置
JP2013105091A (ja) * 2011-11-15 2013-05-30 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006078575A (ja) * 2004-09-07 2006-03-23 Canon Inc 画像形成装置
JP4498076B2 (ja) * 2004-09-07 2010-07-07 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2013105091A (ja) * 2011-11-15 2013-05-30 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2526254Y2 (ja) 1997-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5028959A (en) Vacuum collection system for dirt management
JP3432650B2 (ja) 画像形成装置
US4951936A (en) Separation unit
US5315358A (en) Flicker bar with an integral air channel
JPH05313441A (ja) クリーニング装置、クリーニングシステム及び画像形成装置
JP3839969B2 (ja) 画像形成装置
JPH0543160U (ja) 複写機のチヤージヤ装置
US5241351A (en) Multi-blade turret holder
US5210582A (en) Stretchable cleaner band disturber
EP0871074A1 (en) Developer backer bar that allows axial misalignment between the backer bar and the developer donor roll
JP3698285B2 (ja) 画像形成装置
JP3647010B2 (ja) 画像形成装置
JPH0895343A (ja) 画像形成装置
JPH04213530A (ja) 画像形成装置
JP2520076Y2 (ja) 部材の位置決め装置
JP2611532B2 (ja) 像形成装置
JPH0631476Y2 (ja) 画像形成装置
JP3347713B2 (ja) 画像形成装置
JP2974264B2 (ja) 画像形成装置
JPS62262059A (ja) 像転写記録装置
JP2988953B2 (ja) 電子写真装置のコロナチャージャ
KR200151923Y1 (ko) Oa기기의 보조 급지 카세트용 급지 장치
US7660546B2 (en) Cleaning device and image forming apparatus provided therewith
JP2001097604A (ja) 画像形成装置
JPS63244084A (ja) 電子写真装置における転写装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees