JPH0542657Y2 - - Google Patents

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JPH0542657Y2
JPH0542657Y2 JP19230287U JP19230287U JPH0542657Y2 JP H0542657 Y2 JPH0542657 Y2 JP H0542657Y2 JP 19230287 U JP19230287 U JP 19230287U JP 19230287 U JP19230287 U JP 19230287U JP H0542657 Y2 JPH0542657 Y2 JP H0542657Y2
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JP
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sliding door
armrest
handle
switch
closing
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Description

【考案の詳細な説明】 a 産業上の利用分野 本考案は、自動車用スライドドアのアームレス
ト装置に関するものである。
b 従来の技術とその問題点 周知のように、スライドドアはワンボツクスタ
イプのワゴン車等の側部ドアとして広く採用され
ている。このスライドドアは、通常、閉時にはそ
の外側面が車体のサイドアウタパネルに対してほ
ぼ面一となるように配置され、開時には少し側方
へ移動されてから車体のサイドアウタパネルに沿
つてスライドされるように構成されている。
ところで、スライドドアの開時にこのドアが車
幅に対してなるべく外に出ないように、車体のサ
イドアウタパネルとスライドドアのインナパネル
との間の隙間を必要最少限にしているため、スラ
イドドアのインナパネルにアームレストを設ける
ことができなかつた。
本考案はこのような実状に鑑みてなされたもの
であつて、その目的は、簡単な構造でスライドド
アにアームレストを設けることができ、しかもス
ライドドアの開時にはアームレストがスライドド
アの凹部内に自動的に収納されて邪魔にならない
ようにした自動車用スライドドアのアームレスト
を提供することにある。
c 問題点を解決するための手段 上述の目的を達成するために、本考案では、 (A) 自動車用スライドドアのインナパネルに設け
られた収納部内に収納された収納位置と前記収
納部から車室内側に突出した突出位置とに選択
的に配置されるように構成されたアームレスト
と、 (B) 前記アームレストを前記突出位置から前記収
納位置に駆動するための駆動機構と、 (C) 前記スライドドアの開閉に応じて切換えられ
るドアスイツチと、 (D) 前記スライドドアに設けられたスライドドア
開閉用ハンドルに連動して切換られるハンドル
スイツチと、 をそれぞれ具備し、前記ドアスイツチ及びハンド
ルスイツチの切換に基づき、前記スライドドアの
閉時には前記スライドドア開閉用ハンドルが操作
された場合にのみ前記駆動機構が作動されて前記
アームレストが前記突出位置から前記収納位置に
駆動され、前記スライドドアの開時には前記アー
ムレストが前記収納位置に保持されると共に、前
記スライドドア開閉用ハンドルの操作の有無に拘
わらず前記駆動機構が作動されないように構成し
ている。
以下、本考案の一実施例に付き図面を参照して
説明する。
第1図はワンボツクス式ワゴン車のスライドド
ア1を示すものであつて、スライドドア1のイン
ナパネル2にアームレスト3が設けられ、このア
ームレストの側部にスライドドア開閉用ハンドル
4が設けられている。そして、上述のアームレス
ト3は、インナパネル2に対し面一となる起立位
置と、このインナパネル2に対してほぼ直角とな
る突出位置(水平位置)との間の角度範囲にわた
つて回動可能に構成されている。
すなわち、前記インナパネル2には、第2図に
示す如く収納部5aを有するケース5が取付けら
れており、このケース5の両側部の箇所であつて
インナパネル2の裏面には一対のブラケツト6
a,6bが固着されている(第4図参照)。そし
てこれらのブラケツト6a,6bには、第4図に
示す如く支軸7a,7bが回動自在にそれぞれ貫
通配置され、これらの支軸7a,7bがアームレ
スト3の両側隅部にそれぞれ一体に嵌着されてい
る。従つて、アームレスト3は支軸7a,7bを
回動中心として第3図及び第4図において矢印
A,B方向に回動されるようになつている。
また、一方の支軸7aの他端には回動レバー8
の一端が一体に連結されており、この回動レバー
8の他端には、電動モータ或いはプランジヤソレ
ノイド等から成るアクチユエータ9の作動ロツド
10が連結されている。さらに、前記回動レバー
8の他端には捩りコイルばね11の附勢力が作用
するように構成され、支軸7a、回動レバー8及
び捩りコイルばね11から成るトグル機構12に
より、回動レバー8の回動位置に応じて回動レバ
ー8が矢印A又はB方向に選択的に附勢されるよ
うになつている。なお、回動レバー8の矢印A方
向の回動を阻止するために、ブラケツト6aには
屈曲片から成るストツパ片13が設けられてい
る。
また、本実施例においては、スライドドア1の
開閉に応じて切換えられるドアスイツチSW1と、
インナパネル2側のスライドドア開閉用ハンドル
4及びアウタパネル側のスライドドア開閉用ハン
ドル(図示せず)の操作に連動して切換えられる
ハンドルスイツチSW2とがそれぞれ配設されてい
る。なお、上述のハンドルスイツチSW2は図外の
ドアロツクアセンブリのオープンレバー部に設置
されている。しかして、ドアスイツチSW1はスラ
イドドアの閉時にはOFF状態に保持され、開時
にはON状態に切換えられるように構成され、ま
たハンドルスイツチSW2はインナパネル2側のス
ライドドア開閉用ハンドル4及びアウタパネル側
のスライドドア開閉用ハンドルの何れもが非操作
時にはOFF状態に保持され、これらのうちの何
れか一方が操作された時にはON状態に切換えら
れるように構成されている。
第5図に示す如く、ドウスイツチSW1及びハン
ドルスイツチSW2には電源が供給されており、電
源はドアスイツチSW1及び常閉接点a,bを具備
するリレーRを順次介してアクチユエータ9に供
給されるようになつている。また、前記リレーR
の励磁コイルLにはドアスイツチSW1を介して電
源が供給されるようになつている。
次に、上述の如く構成されたアームレスト装置
の動作に付き説明する。
まず、スライドドア1の閉時に乗員が必要に応
じてアームレストを使用する場合に付き述べる。
この場合には、第3図において一点鎖線で示す如
くケース5内の収納部5aに収納配置されたアー
ムレスト3の上面に指をかけて車室内に向けて引
つぱることにより、支軸7a,7bを中心にアー
ムレスト3を矢印A方向に回動附勢する。これに
伴い、アームレスト3は捩りコイルばね11の附
勢力に抗して矢印A方向に回動されて或る回動位
置(回動死点)に達すると、捩りコイルばね11
から付与されるアームレスト3の附勢方向が反転
し、アームレスト3は水平位置に向けて回動附勢
される。
一方、この際にはドアスイツチSW1及びハンド
ルスイツチSW2が第5図に示すように共にOFF
状態なのでアクチユエータ9は非作動状態の下に
置かれており、アクチユエータ9の作動ロツド1
0はフリー状態である。従つて、アームレスト3
の回動と共に回動レバー8が回動され、作動ロツ
ド10が第3図及び第4図において矢印C方向に
引き出されて伸張状態となる。そして、回動レバ
ー8の矢印A方向への回動は回動レバー8が第4
図において実線で示す如くブラケツト6aのスト
ツパ片13に係合することにより阻止され、これ
に応じてアームレスト3は収納位置からほぼ90°
回動した水平位置に突出状態で保持される。
なお、このアームレスト3を収納したい場合に
は、乗員が上記とは反対の方向(矢印B方向)へ
アームレスト3を附勢して回動死点まで押し上げ
れば、その後は捩りコイルばね11の附勢力によ
つて収納位置まで回動されてその位置に保持され
る。
次に、アームレスト3を水平状態に突出させた
状態(使用状態)のままスライドドア1を開ける
場合に付き述べる。この場合は、インナパネル2
側のスライドドア開閉用ハンドル4及びアウタパ
ネル側のスライドドア開閉用ハンドルのうちの何
れか一方が操作されてドアロツクが解除される
と、これと同時にハンドルスイツチSW2がON状
態に切換えられるため、電源がこのハンドルスイ
ツチSW2及び常閉型リレーRの接点a,bを順次
介してアクチユエータ9に供給される。これに基
づき、アクチユエータ9が作動状態となつて作動
ロツド10が第3図及び第4図において矢印D方
向に引かれ、回動レバー8、支軸7a,7b及び
アームレスト3が一体をなして矢印B方向に回動
されてケース5の収納部5a内に起立状態で収納
配置される。しかして、アームレスト3はインナ
パネル2に対して面一となり、スライドドア1を
開位置にスライドさせるに際してこのアームレス
ト3がサンドパネルにぶつかつて破損するような
ことはない。
このような状態の下で、スライドドア1をスラ
イドさせると、ドアスイツチSW1がON状態に切
換えられるため、リレーRの励磁コイルLが励磁
されて常閉接点a,bが非導通状態となる。その
結果、スライドドア1の開時にはハンドルスイツ
チSW2のON・OFFの如何に拘わらず(すなわ
ち、インナパネル2及びアウタパネル側のスライ
ドドア開閉用ハンドルの操作の有無に拘わらず)、
アクチユエータ9に電源は供給されない。このた
め、スライドドア1を閉じる際に前記ハンドルを
操作してもアクチユエータ9は作動されないこと
となり、従つてアクチユエータ9の作動ロツド1
0が引き込み位置にあつて作動の必要のない時に
は、このアクチユエータ9に電源が供給されて加
熱等を生じてしまうようなことはない。
このような構成のアームレスト装置によれば、
アームレスト3の引き出し及び収納を車室内で必
要に応じて手動にて簡単に行なうことができ、ま
たスライドドア1の開時にはアームレスト3は自
動的にケース5の収納部5a内に収納されるた
め、スライドドア1とサイドパネルとの間隔を従
来と同様に最少限にすることができる。また、乗
員の乗降や荷物の積み下ろし時等にアームレスト
が邪魔になるおそれもない。しかも、スライドド
ア1を開いた状態の下ではスライドドア開閉用ハ
ンドルを操作してもアクチエータ9が作動しない
ように構成されているので、アクチユエータ9の
保護が図られる。
以上、本考案の一実施例に付き述べたが、本考
案は既述の実施例に限定されるものではなく、本
考案の技術的思想に基いて各種の変形及び変更が
可能である。
例えば、既述の実施例では回動式のアームレス
ト3に付き説明したが、飛び出し式のアームレス
トにも本考案を適用し得ることは言う迄もない。
e 考案の効果 以上の如く本考案は、スライドドアの開閉に応
じて切換えられるドアスイツチ及びスライドドア
開閉用ハンドルに連動して切換えられるハンドル
スイツチの切換に基づき、スライドドアの閉時に
はスライドドア開閉用ハンドルが操作された時に
アームレストが駆動されて収納位置に配置される
ように構成したものであるから、構成が簡単であ
るにも拘わらず、スライドドアの開閉に何らの支
障を来たすことのない自動復帰式のアームレスト
をスライドドアに設けることができる。しかもス
ライドドアの開時にはアームレストを収納位置に
保持すると共にスライドドア開閉用ハンドルの操
作の有無に拘わらずアームレスト駆動機構を作動
させないように構成したので、スライドドアの開
時すなわちアームレスト駆動機構を作動させる必
要のない時にこの駆動機構に電源が供給されて発
熱する等の不都合を生じることがなく、従つて駆
動機構の駆動源(アクチユエータ)の保護を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案の一実施例を説明する
ためのものであつて、第1図はスライドドアの斜
視図、第2図はスライドドアのインナパネルに取
付けられたケースの拡大斜視図、第3図は第1図
における−線断面図、第4図はアームレスト
装置の構成を概略的に示す斜視図、第5図はアー
ムレスト駆動用アクチユエータの駆動回路を示す
回路図である。 1……スライドドア、2……インナパネル、3
……アームレスト、4……スライドドア開閉用ハ
ンドル、5a……収納部、6a,6b……ブラケ
ツト、7a,7b……支軸、8……回動レバー、
9……アクチユエータ、11……捩りコイルば
ね、12……トグル機構、13……ストツパ片、
SW1……ドアスイツチ、SW2……ハンドルスイツ
チ、R……リレー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (A) 自動車用スライドドアのインナパネルに設け
    られた収納部内に収納された収納位置と前記収
    納部から車室内側に突出した突出位置とに選択
    的に配置されるように構成されたアームレスト
    と、 (B) 前記アームレストを前記突出位置から前記収
    納位置に駆動するための駆動機構と、 (C) 前記スライドドアの開閉に応じて切換えられ
    るドアスイツチと、 (D) 前記スライドドアに設けられたスライドドア
    開閉用ハンドルに連動して切換られるハンドル
    スイツチと、 をそれぞれ具備し、前記ドアスイツチ及びハンド
    ルスイツチの切換に基づき、前記スライドドアの
    閉時には前記スライドドア開閉用ハンドルが操作
    された場合にのみ前記駆動機構が作動されて前記
    アームレストが前記突出位置から前記収納位置に
    駆動され、前記スライドドアの開時には前記アー
    ムレストが前記収納位置に保持されると共に、前
    記スライドドア開閉用ハンドルの操作の有無に拘
    わらず前記駆動機構が作動されないように構成し
    たことを特徴とする自動車用スライドドアのアー
    ムレスト装置。
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