JPH0513869Y2 - - Google Patents

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JPH0513869Y2
JPH0513869Y2 JP7817885U JP7817885U JPH0513869Y2 JP H0513869 Y2 JPH0513869 Y2 JP H0513869Y2 JP 7817885 U JP7817885 U JP 7817885U JP 7817885 U JP7817885 U JP 7817885U JP H0513869 Y2 JPH0513869 Y2 JP H0513869Y2
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lock lever
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両用引違い窓装置、特に、運転席
乗降ドアの後方の車体側面に設けた引違い窓を室
外から開閉可能にした引違い窓装置に関する。
(従来の技術) 従来の車両用引違い窓装置としては、例えば、
実開昭58−97277号公報に記載されているような
ものが知られている。
この従来の車両用引違い窓装置は、車体の窓枠
に引違い窓が開閉可能に設けられ、該引違い窓の
閉合端部の室内面に、車体側に設けられた係合部
に係合可能なロツクレバーを有したロツク装置が
設けられているものであつた。
従つて、室内側からは、ロツクレバーを操作す
ることにより引違い窓が開閉できるが、引違い窓
を閉めると、係合部にロツク装置のロツクレバー
が係合されて、引違い窓がロツクされるため、室
外からは開閉できないようにしている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の車両用引違い
窓装置にあつては、ロツク装置の係合を室外から
解除できる手段を備えていなかつたために、以下
の問題点があつた。
ワンボツクスカーのような自動車の引違い窓、
特に運転席後方に設けられた引違い窓において、
例えば、手荷物程度の荷物を持つており、雨が降
つていて早く荷物を荷室に積み込んで運転席に乗
り込みたいとか、荷室が満載状態であるのに降ろ
したい荷物が引違い窓の近くにあるとかいつた場
合のように、引違い窓から荷物の出し入れを行な
いたい場合でも、室外から開けることができず、
前者の場合、わざわざバツクドアや運転席と反対
側面のスライドドアまで行つて荷物を積み込み、
それから運転席の方へ車体をぐるりと回つてから
乗り込むもので、後者の場合、ドア近くの積み荷
を一旦降ろしてから窓際の荷物を降ろすというよ
うに不便なものであつた。
尚、運転席と荷室との間には、パーテシヨンフ
レームやヘツドレストがあつて、運転席と荷室間
での荷物の積み降ろしは困難であることが多い。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上述のような問題点を解決すること
を目的としてなされたもので、この目的達成のた
めに本考案の車両用引違い窓装置は、運転席乗降
ドア後方の車体側面に設けた窓枠に引違い窓が開
閉可能に設けられ、該引違い窓の閉合端部の室内
面に、車体側に設けられた係合部に係合可能なロ
ツクレバーを有するロツク装置が設けられた車両
用引違い窓装置において、前記引違い窓の室外面
に取手部が設けられると共に、前記ロツク装置
に、室外側にキー差込口を備えたキーシリンダが
設けられ、該キーシリンダは、キー操作によりロ
ツクレバーをロツク解除状態に作動させる作動部
が形成されている手段とした。
(作用) 従つて、本考案の車両用引違い窓装置では、引
違い窓の室外面に取手部を設け、ロツク装置に、
室外側にキー差込口を備えたキーシリンダを設け
たために、室外側からのキー操作によりロツク装
置をロツク解除状態にすることができると共に、
取手部に手を掛け室外側から引違い窓を開閉させ
ることができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面により詳述する。
尚、この実施例を述べるにあたつて、ワンボツ
クスカーの引違い窓を例にとる。
まず、第1図〜第3図に示す第1実施例につい
てその構成を説明する。
Aは車両用引違い窓装置であつて、図に示すよ
うに、引違い窓10、ロツク装置20、取手部3
0、キーシリンダ40を備えている。
前記引違い窓10は、第2図に示すように、2
枚のガラス板で構成され、車体12側面の運転席
乗降ドア80の後方に設けられた窓枠14に、車
体12の前後方向へ開閉可能に設けられている。
尚、前記窓枠14は、車体12のインナパネル
16とで閉断面が構成されているアウタパネル1
8に接着して取付けられている。
前記取手部30は、前記引違い窓10を室外1
10から開閉させる際に、手を掛けるもので、こ
の取手部30は、前記引違い窓10の閉合端部の
室外面102に設けられ、かつ、室内面101に
設けられたロツクプレート48にネジ32,32
によつて室内側から固定されている。
前記キーシリンダ40は、前記ロツク装置20
のロツク及びロツク解除操作を室外110側から
できるようにするためのもので、このキーシリン
ダ40は、前記引違い窓10の閉合端部に貫通し
て設けられており、円筒形のシリンダケース42
と、その内部に回転可能に設けられ、室外110
側にキー差込口44が開口された作動部46と、
から形成されている。
尚、前記キーシリンダ40の取付けは、前記シ
リンダケース42の室外110側端部に形成され
たフランジ部421と室内100側に設けられた
ロツクプレート48とで前記引違い窓10及び取
手部30の挟み込むことで行なつている。
前記ロツク装置20は、ロツク状態で前記引違
い窓10を開けることができないようにするもの
で、このロツク装置20は、前記キーシリンダ4
0の作動部46にピン49で固定されることで、
前記引違い窓10の閉合端部の室内面101に設
けられている。
また、前記ロツク装置20は、前記作動部46
に固定されたインナレバー22と、該インナレバ
ー22に、ロツクピン24により傾動可能に設け
られたロツクレバー26とから形成されている。
前記ロツクレバー26は、先端部に引違い窓1
0側へ折曲されたロツク部261が形成され、か
つ、スプリング28により係合側へ傾動付勢され
ている。
前記ロツク部261が、前記窓枠14に溶着さ
れたストライカ27の係合溝271と係合状態で
前記ロツク装置20はロツク状態となり、また、
そのロツク解除は、ロツクレバー26を付勢方向
と逆に傾動させるか、前記係合溝271の開放側
へ回転させるかして行うものである。
尚、図中29は引違い窓10の滑りを良くし、
かつ、シールするガラスランである。
次に、実施例の作用について説明する。
ロツク状態の引違い窓10を室外110側から
開けるときには、第3図に示すように、まず、キ
ー差込口44にキーaを差込む。
次に、キーaを同図の仮想線で示すように、回
転(時計回りの方向へ)させると、作動部46と
連動して、インナレバー22及びロツクレバー2
6が回転される。
そして、ロツクレバー26のロツク部261
が、同図の仮想線で示すように、ストライカ27
の係合溝271より外れて、ロツク装置20がロ
ツク解除状態になつたら、取手部30に手を掛け
て引違い窓10を開けることができる。
また、その後、引違い窓10をロツクさせる際
には、引違い窓10を閉方向へスライドさせて閉
める。
そして、キーaを回転(時計回りの逆方向へ)
させて、ロツク部261を係合溝271に係合さ
せた後に、キーaをキー差込口44より抜き取
る。
もしくは、ロツクレバー26を元の位置まで回
転させた後に、引違い窓10を閉方向へスライド
させ、それにより、ロツク部261をストライカ
27の端部を乗り越えさせて、係合溝271と係
合させてロツク状態とさせる。
また、ロツク状態の引違い窓10を室内100
側から開けるときには、ロツクレバー26の基端
部262をインナレバー22と当接するまで傾動
させることで、ロツク部261が係合溝271よ
り外れて、引違い窓10を開けることができる。
次に、第4図及び第5図に示す第2実施例につ
いて説明する。
この実施例は、キーシリンダ50の作動部52
に室内側へ半球状の突起54を形成させ、かつ、
ロツクレバー60に、前記突起54を収納可能な
収納部62を形成させた例である。
尚、前記キーシリンダ50の取付けは、第5図
に示すようにフランジ部561とシリンダケース
56に形成された固定溝562に介装されたイン
ナレバー22とで引違い窓10を挟み込むことで
行なつている。
従つて、第4図の実線で示すように、ロツク装
置20は、作動部52の突起54がロツクレバー
60の収納部62に収納された収納状態でロツク
状態とされる。
また、同図の仮想線で示すように、ロツク装置
20は、キー操作による作動部52の回転によ
り、突起54が収納部62より退出されてロツク
レバー60を押し上げることでロツク解除され
る。
次に、第6図及び第7図に示す第3実施例につ
いて説明する。
この実施例は、キーシリンダ70の作動部72
を、シリンダケース74に対して回転可能に設け
ると共に、該シリンダケース74の底部に設けら
れた突出穴76の形に、前記作動部72の突出部
78に設けられた腕781,781の位置が一致
したときにスライド可能なように設けた例であ
る。
前記作動部72は、室内100側に小径の突出
部78が形成され、この突出部78には2本の腕
781,781が設けられている。
前記シリンダケース74の内部には前記作動部
72を室外110側へ付勢するコイルスプリング
79が設けられている。
従つて、ロツク装置20のロツク解除を行うと
きには次のようにする。
まず、キーaをキーシリンダ70に差し込み、
第7図(キーシリンダ70を第6図の矢印c方向
から見た図)に示すように、作動部72を腕78
1,781の位置が突出穴76の形状と一致する
位置まで回転させる。
次に、キーaにより作動部72を押し、コイル
スプリング79の弾発力に抗して室内100側へ
スライドさせると、突出部78がシリンダケース
74から室内100側へ突出されてロツクレバー
26がロツク解除側へ回動され、引違い窓10を
開けることができる。
尚、その後キーaを押す力を抜くと、作動部7
2はコイルスプリング79によつて室外110側
へスライドされ、突出部78はシリンダケース7
4内へ収納され、ロツクレバー26もロツク可能
な元の位置まで戻る。
尚、第2実施例及び第3実施例の他の構成及び
作用は、第1実施例と同様であるので同じものに
は同じ符号を付けて説明を省略する。
以上、本考案の実施例を図面により詳述してき
たが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲におけ
る設計変更等があつても本考案に含まれる。
例えば、車両用引違い窓装置は、ワンボツクス
カーに限らず、他の車両に取付けてもよい。
また、取手部はガラスに設けた溝であつてもよ
いし、キーシリンダやキー自体を取手部としても
よい。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案の車両用引違い窓
装置によれば、引違い窓がロツク状態であつても
室外から開けることができるようにしたために、
荷物の積み降ろしに利用し易くなる等、引違い窓
の使い勝手がより良くなり便利になるという効果
が得られる。
また、本考案は引違い窓のロツク装置にキーシ
リンダを設けたことにより、キーシリンダの作動
部とロツクレバーとの位置が近接するので、作動
部を方向転換部材などを介することなくロツクレ
バーに直結状態で接続可能なため構成が簡単にで
き、価格も安くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案第1実施例の車両用引違い窓装
置を示す(第2図の−線による)断面図、第
2図は第1実施例装置を示す全体図、第3図は第
1実施例装置の要部を示す側面図、第4図は本考
案第2実施例装置を示す断面図、第5図は第4図
の−線による断面図、第6図は本考案第3実
施例装置を示す断面図、第7図は第3実施例装置
の要部を示すc矢視図である。 10……引違い窓、12……車体、14……窓
枠、101……室内面、102……室外面、20
……ロツク装置、271……係合溝、30……取
手部、40……キーシリンダ、44……キー差込
口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 運転席乗降ドア後方の車体側面に設けた窓枠に
    引違い窓が開閉可能に設けられ、 該引違い窓の閉合端部の室内面に、車体側に設
    けられた係合部に係合可能なロツクレバーを有す
    るロツク装置が設けられた車両用引違い窓装置に
    おいて、 前記引違い窓の室外面に取手部が設けられると
    共に、前記ロツク装置に、室外側にキー差込口を
    備えたキーシリンダが設けられ、 該キーシリンダは、キー操作によりロツクレバ
    ーをロツク解除状態に作動させる作動部が形成さ
    れていることを特徴とする車両用引違い窓装置。
JP7817885U 1985-05-25 1985-05-25 Expired - Lifetime JPH0513869Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7817885U JPH0513869Y2 (ja) 1985-05-25 1985-05-25

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JP7817885U JPH0513869Y2 (ja) 1985-05-25 1985-05-25

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Publication Number Publication Date
JPS61194066U JPS61194066U (ja) 1986-12-03
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH063083B2 (ja) * 1988-11-24 1994-01-12 株式会社西製作所 引違い戸の施錠装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5980876A (ja) * 1982-10-30 1984-05-10 日野自動車株式会社 引違い窓のロツク装置

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JPS5980876A (ja) * 1982-10-30 1984-05-10 日野自動車株式会社 引違い窓のロツク装置

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JPS61194066U (ja) 1986-12-03

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