JPH054233A - エアバツグ装置のモジユールカバーの成形方法 - Google Patents

エアバツグ装置のモジユールカバーの成形方法

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Publication number
JPH054233A
JPH054233A JP3267567A JP26756791A JPH054233A JP H054233 A JPH054233 A JP H054233A JP 3267567 A JP3267567 A JP 3267567A JP 26756791 A JP26756791 A JP 26756791A JP H054233 A JPH054233 A JP H054233A
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JP
Japan
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mold
module cover
lateral
molds
molding
Prior art date
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Pending
Application number
JP3267567A
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English (en)
Inventor
Takayasu Zushi
隆保 圖司
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Takata Corp
Original Assignee
Takata Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モジュールカバーを変形させることなく脱型
することができるエアバッグ装置のモジュールカバーの
成形方法を提供する。 【構成】 上型16及び下型11を締めて樹脂材料を注
入してモジュールカバー1を成形する。成形後の脱型に
あたっては、上型16を上昇させ、側方型13と側方型
14とを中央型12との合せ面にそって上昇させる。側
方型13、14をモジュールカバー1と共に上昇させた
後、側方型13、14を中央側に寄せる。これにより、
モジュールカバー1のアンダーカット部1Cと側方型1
3、14とが接触しないようになり、モジュールカバー
1に変形を加えることなく、側方型13、14を脱型す
ることができる。 【効果】 アンダーカット部を有するモジュールカバー
を成形するにあたり、製品モジュールカバーに無理な力
を加えることなく脱型することができ、製品の変形等を
ひき起こすことなく、容易かつ効率的にモジュールカバ
ーを製造することが可能とされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両衝突時にその衝
撃、変形等を感知することにより、動作膨張して展開す
るエアバッグ装置を収納するためのカバーを成形する方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エアバッグ装置は、周知の如く車両の衝
突等の緊急時に急速に展開されるエアバッグを有したも
のである。第16図に示す如く、平常時にあっては、こ
のエアバッグ2は折り畳まれ、モジュールカバー1にて
被われている。このエアバッグ2は、例えばリテーナと
称される取付板3にインフレータ4と共に保持され、モ
ジュールカバー1も該取付板3にリベット5やビス、ボ
ルト等で固定される。
【0003】第17図の如く、このエアバッグ装置は主
としてステアリング10の中央部に取り付けられる。1
0Aはステアリング10のスポークである。
【0004】モジュールカバー1は、一般にリムウレタ
ンの一層成形によって作られる。しかし最近では、硬質
層(コア層)1aと軟質層(表皮層)1bとから構成さ
れる2層成形のものも作られるようになった。第16図
に示すモジュールカバー1は2層成形によるものであ
る。このモジュールカバー1には、エアバッグ2の展開
時にカバーを開裂させるための凹溝状の開裂開始線、即
ち、テアライン1Aが設けられている。このテアライン
1Aは、周囲部分よりも強度が低い部分であって、所定
形状の薄肉部(一般には、厚さ0.5〜1.0mm程
度)として設けられており、エアバッグ2の展開時には
該テアライン1Aの部分に沿ってモジュールカバー1が
開裂する。
【0005】第16図において、1Bは化粧ラインであ
る。また、6はボディーカバーである。
【0006】従来、このようなエアバッグのモジュール
カバー材料としては、一般に発泡ウレタンインテグラル
スキンフォーム又は熱可塑性プラスチックが使用され、
所定形状の金型内にこれらの樹脂材料を注入して成形さ
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このようなエアバッグ
装置のモジュールカバーを合成樹脂により製造する場
合、モジュールカバーにアンダーカット部があると、脱
型時に製品に無理な力が加わり、変形を生じさせ易い。
【0008】本発明は上記従来の問題点を解決し、モジ
ュールカバーを変形させることなく脱型することができ
るエアバッグ装置のモジュールカバーの成形方法を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のエアバッグ装置
のモジュールカバーの成形方法は、エアバッグ装置のモ
ジュールカバーを成形する方法であって、該モジュール
カバーの取付基端側はアンダーカット形状となっている
モジュールカバーの成形方法において、モジュールカバ
ーの内面側に配置される金型を、モジュールカバーの中
央側の中央型と、アンダーカット部を形成するための側
方型とを有した複数の割型より構成し、かつ、中央型と
側方型との合せ面を、前記基端側ほどモジュールカバー
の側方に近づく傾斜面とし、側方型中央方向に寄せて脱
型可能としたことを特徴とする。
【0010】
【作用】前記合せ面にそって側方型を中央方向へ寄せる
とアンダーカットを迂回するように側方型を脱型させる
ことができる
【0011】
【実施例】以下に図面を参照して本発明の実施例につい
て詳細に説明する。
【0012】第1図〜第10図は本発明の実施例方法を
説明する図であって、第1図は成形するモジュールカバ
ーの平面図、第2図は第1図II−II線に沿う断面図、第
3図は第1図 III−III 線に沿う断面図、第4図は金型
の平面図、第5図は第4図V−V線に沿う断面図、第6
図は第4図VI−VI線に沿う断面図、第7図〜第10図は
脱型手順を示す断面図である。
【0013】本実施例においては、第1図〜第3図に示
す如く、向い合う1組の端部にアンダーカット部1Cを
有するモジュールカバー1を成形する。第4図〜第6図
に示す如く、本実施例で用いる金型のうち、下型11
は、モジュールカバー1の中空部中央部を成形するため
の中央型12と、中空部側方部のアンダーカット部を成
形するための第1の側方型13及び第2の側方型14、
周囲部を成形するための枠状型15とで構成され、中央
型12と枠状型15とは一体とされている。そして、中
央型12と第1の側方型13及び第2の側方型14との
合せ面は、それぞれ基端側がモジュールカバー1の側方
に近づく傾斜面とされている。また、枠状型15と第1
の側方型13及び第2の側方型14との合せ面はほぼ垂
直とされている。なお、16は上型である。
【0014】本実施例においては、まず、第5図及び第
6図に示す如く、上型16及び下型11を締めて樹脂材
料を注入してモジュールカバー1を成形する。成形後の
脱型にあたっては、第7図及び第8図に示す如く、上型
16を上昇させる。その後、第9図及び第10図に示す
如く、第1の側方型13と第2の側方型14とを中央型
12との合せ面にそって上昇させる。この上昇に際して
は、中央型12と第1の側方型13及び第2の側方型1
4との合せ面は、それぞれ基端側がモジュールカバー1
の側方に近づく傾斜面とされ、枠状型15と第1の側方
型13と第2の側方型14との合せ面はほぼ垂直とされ
ているため、モジュールカバー1には何ら力を加えるこ
となく、容易に第1の側方型13及び第2の側方型14
を上昇させることができる。第1の側方型13及び第2
の側方型14をモジュールカバー1と共に上昇させた
後、側方型13と側方型14とを中央側に寄せる(第9
図の矢印A)。これにより、モジュールカバー1のアン
ダーカット部1Cと側方型13、14とが接触しないよ
うになり、モジュールカバー1に変形を加えることな
く、側方型13、14を脱型することができる。
【0015】なお、本実施例では、モジュールカバー1
と共に側方型13、14を上昇させ、その後、側方型1
3、14を相互に接近方向に移動させて脱型している
が、モジュールカバー1及び側方型13、14を上昇さ
せながら、側方型13、14を相互に接近方向に移動さ
せても良い。また、当然ながら、側方型13、14を上
昇させる代わりに中央型12を下降させても良いことは
明らかであり、「上昇」とは相対的な上昇を意味するも
のである。
【0016】第11図〜第15図は本発明の他の実施例
方法を説明する図であって、第11図は金型の平面図、
第12図は第11図 XII−XII 線に沿う断面図、第13
図は第11図XIII−XIII線に沿う断面図、第14図、第
15図は脱型手順を示す断面図である。
【0017】本実施例の方法は、すべての端部にアンダ
ーカット部を有するモジュールカバーを成形する方法の
実施例である。第11図〜第13図に示す如く、本実施
例で用いる金型のうち下型21は、モジュールカバーの
中空部中央部を成形するための中央型22と、中空部側
方部のアンダーカット部を成形するための第1の側方型
23、第2の側方型24、第3の側方型25、第4の側
方型26と、周囲部を成形するための枠状型27とで構
成され、中央型22と枠状型27とは一体とされてい
る。中央型22と第1〜第4の側方型23〜26との合
せ面は、それぞれ基端側がモジュールカバー(図示せ
ず)の側方に近づく傾斜面とされている。また、枠状型
27と第1〜第4の側方型23〜26との合せ面はほぼ
垂直とされている。
【0018】本実施例方法においては、上型(図示せ
ず)及び下型21を締めて樹脂材料を注入してモジュー
ルカバー(図示せず)を成形した後の脱型にあたって
は、第12図及び第13図に示す如く、上型(図示せ
ず)を上昇させる。その後、第14図及び第15図に示
す如く、枠状型27と一体の中央型22を下降させる。
この下降に際しては中央型22と第1〜第4の側方型2
3〜26との合せ面は、それぞれ基端側がモジュールカ
バーの側方に近づく傾斜面とされ、枠状型27と第1〜
第4の側方型23〜26との合せ面はほぼ垂直とされて
いるため、モジュールカバーに何ら力を加えることな
く、容易に中央型22(及び枠状型27)を下降させる
ことができる。
【0019】中央型22を下降させた後は、第1の側方
型23及び第2の側方型24を中央側に寄せ(第15図
の矢印A)、また、第3の側方型25及び第4の側方型
26も中央側に寄せて(第14図の矢印A)、モジュー
ルカバーのアンダーカット部と側方型23〜26とが接
触しないようにした後、側方型23〜26も下降させ
る。これにより、モジュールカバーに変形を加えること
なく、脱型することが可能とされる。
【0020】なお、本実施例方法においても、中央型2
2を下降させつつ側方型23〜26を中央側に寄せても
良い。また、中央型22を下降させる代りに、側方型2
3〜26を上昇させても良い。
【0021】上記第1図〜第10図は2色成形法による
モジュールカバー1の成形法に係るものである。この2
色成形法による場合、まず、第18図の如く、前記上型
16よりもごくわずか(即ち、表皮層1bの厚さ分だ
け)キャビティの小さい上型160を用いてコア層1a
を形成し、その後、前記第5図〜第10図の如くして表
皮層1bをコア層1aの表側に形成し、モジュールカバ
ー1を製造する。
【0022】本発明は、このような2色成形法やさら
に、3色以上の多色成形法に限らず、1色成形法による
モジュールカバーの製造方法にも適用できる。
【0023】第19図は1色成形法によってモジュール
カバー1を製造している状態を示す断面図であり、前記
第5図に相当する状態を示している。1色成形法によれ
ば、コア層と表皮層とが区別されない単一相よりなるモ
ジュールカバーが成形される。
【0024】なお、以上説明した方法は本発明の一実施
例であって、本発明は何ら図示の方法に限定されるもの
ではない。例えば、下型の分割方法、形状、中央型と側
方型との合せ面の傾斜の程度等において、本発明の要旨
を超えない範囲で様々な態様を採ることができる。ま
た、側方型と枠状型との合せ面は傾斜面とすることもで
きる。
【0025】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明のエアバッグ
装置のモジュールカバーの成形方法によれば、アンダー
カット部を有するモジュールカバーを成形するにあた
り、製品モジュールカバーに無理な力を加えることなく
脱型することができ、製品の変形等をひき起こすことな
く、容易かつ効率的にモジュールカバーを製造すること
が可能とされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1図は本発明の一実施方法を説明する図であ
って、成形するモジュールカバーの平面図である。
【図2】第2図は第1図II−II線に沿う断面図である。
【図3】第3図は第1図 III−III 線に沿う断面図であ
る。
【図4】第4図は金型の平面図である。
【図5】第5図は第4図V−V線に沿う断面図である。
【図6】第6図は第4図VI−VI線に沿う断面図である。
【図7】第7図は脱型手順を示す断面図である。
【図8】第8図は脱型手順を示す断面図である。
【図9】第9図は脱型手順を示す断面図である。
【図10】第10図は脱型手順を示す断面図である。
【図11】第11図は本発明の他の実施例方法を説明す
る金型の平面図である。
【図12】第12図は第11図 XII−XII 線に沿う断面
図である。
【図13】第13図は第11図XIII−XIII線に沿う断面
図である。
【図14】第14図は脱型手順を示す断面図である。
【図15】第15図は脱型手順を示す断面図である。
【図16】第16図はエアバッグ装置の断面図である。
【図17】第17図はエアバッグ装置の取付状態を示す
斜視図である。
【図18】2色成形法を説明する断面図である。
【図19】1色成形法を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 モジュールカバー 1C アンダーカット部 2 エアバッグ 4 インフレータ 10 ステアリング 11、21 下型 12、22 中央型 13、14、23、24、25、26 側方型 15、27 枠状型 16、160 上型

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 エアバッグ装置のモジュールカバーを成
    形する方法であって、該モジュールカバーの取付基端側
    はアンダーカット形状となっているモジュールカバーの
    成形方法において、モジュールカバーの内面側に配置さ
    れる金型を、モジュールカバーの中央側の中央型と、ア
    ンダーカット部を形成するための側方型とを有した複数
    の割型より構成し、かつ、中央型と側方型との合せ面
    を、前記基端側ほどモジュールカバーの側方に近づく傾
    斜面とし、側方型を中央方向へ寄せて脱型可能としたこ
    とを特徴とするエアバッグ装置のモジュールカバーの成
    形方法。
JP3267567A 1990-11-13 1991-10-16 エアバツグ装置のモジユールカバーの成形方法 Pending JPH054233A (ja)

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JP3267567A JPH054233A (ja) 1990-11-13 1991-10-16 エアバツグ装置のモジユールカバーの成形方法

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JP30662390 1990-11-13
JP2-306623 1990-11-13
JP3267567A JPH054233A (ja) 1990-11-13 1991-10-16 エアバツグ装置のモジユールカバーの成形方法

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JP3267567A Pending JPH054233A (ja) 1990-11-13 1991-10-16 エアバツグ装置のモジユールカバーの成形方法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100430881B1 (ko) * 2001-09-07 2004-05-10 주식회사 영창신기술 사출발포용 금형장치
KR100752861B1 (ko) * 2000-09-01 2007-08-29 마뉴엘 라파엘 구티얼레즈 노브로 3차원 비디오 영상의 송수신 방법 및 시스템
JP2008509830A (ja) * 2004-08-18 2008-04-03 フォーレシア・アンテリュール・アンデュストリー プラスチック製品を射出成形する鋳型及び成形方法

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JP2008509830A (ja) * 2004-08-18 2008-04-03 フォーレシア・アンテリュール・アンデュストリー プラスチック製品を射出成形する鋳型及び成形方法

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