JPH0541324A - ソレノイドコイル - Google Patents
ソレノイドコイルInfo
- Publication number
- JPH0541324A JPH0541324A JP3197557A JP19755791A JPH0541324A JP H0541324 A JPH0541324 A JP H0541324A JP 3197557 A JP3197557 A JP 3197557A JP 19755791 A JP19755791 A JP 19755791A JP H0541324 A JPH0541324 A JP H0541324A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- inductance
- solenoid coil
- conductor film
- film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】ボビン１の表面に形成した導体膜２を、設定し
た巻数および幅およびピッチの螺旋状に切削してコイル
４を形成する。 【効果】インダクタンスを測定しながら加工できるので
インダクタンスの微調整が容易にできる。導体線を使用
しないので、耐震性が優れ、したがって樹脂による固定
等の対策が不要となるので製造費用が低減する。
た巻数および幅およびピッチの螺旋状に切削してコイル
４を形成する。 【効果】インダクタンスを測定しながら加工できるので
インダクタンスの微調整が容易にできる。導体線を使用
しないので、耐震性が優れ、したがって樹脂による固定
等の対策が不要となるので製造費用が低減する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はソレノイドコイルに関
し、特に混成集積回路用のソレノイドコイルに関する。
し、特に混成集積回路用のソレノイドコイルに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種のソレノイドコイルは、図
２に示すように、円柱状に形成された磁性体のボビン１
に、銅あるいはニッケル等の導体線５を巻くことにより
コイル６を形成していた。
２に示すように、円柱状に形成された磁性体のボビン１
に、銅あるいはニッケル等の導体線５を巻くことにより
コイル６を形成していた。
【０００３】次に、従来のソレノイドコイルの動作につ
いて説明する。
いて説明する。
【０００４】コイル６の電気的特性、特にインダクタン
スは、ボビンの磁性体の材質や寸法、あるいは導体線５
の巻数や線径やピッチ等に依存する。製造上の容易さか
ら、コイル６のインダクタンスの調整は導体線５の巻数
や線径により行なう方法が一般的である。
スは、ボビンの磁性体の材質や寸法、あるいは導体線５
の巻数や線径やピッチ等に依存する。製造上の容易さか
ら、コイル６のインダクタンスの調整は導体線５の巻数
や線径により行なう方法が一般的である。
【０００５】また、ソレノイドコイルの実装方法は、コ
イル６の両端をそのまま回路基板等の配線パターン上に
直接半田により接続する方法と、コイル６の両端に接続
用の端子を設け、その端子を介して配線パターンに接続
する方法等があるというものであった。
イル６の両端をそのまま回路基板等の配線パターン上に
直接半田により接続する方法と、コイル６の両端に接続
用の端子を設け、その端子を介して配線パターンに接続
する方法等があるというものであった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のソレノ
イドコイルは、ボビンに巻く導体線の巻数と磁性体の寸
法とにより、インダクタンスを設定していたため、イン
ダクタンスの微調整が困難であるという欠点があった。
また、巻線の両端を配線パターンに接続するという構造
であるため振動に対し弱く、耐震性向上のための樹脂に
よる固定等実装上の手間がかかり製造費用が高くなると
いう欠点があった。
イドコイルは、ボビンに巻く導体線の巻数と磁性体の寸
法とにより、インダクタンスを設定していたため、イン
ダクタンスの微調整が困難であるという欠点があった。
また、巻線の両端を配線パターンに接続するという構造
であるため振動に対し弱く、耐震性向上のための樹脂に
よる固定等実装上の手間がかかり製造費用が高くなると
いう欠点があった。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明のソレノイドコイ
ルは、巻芯の表面に導体膜を形成し、この導体膜を予め
定めた巻数および幅およびピッチの螺旋状に切削し、前
記導体膜の残余部分によりコイルを形成することを特徴
とするものである。
ルは、巻芯の表面に導体膜を形成し、この導体膜を予め
定めた巻数および幅およびピッチの螺旋状に切削し、前
記導体膜の残余部分によりコイルを形成することを特徴
とするものである。
【０００８】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【０００９】図１は、本発明のソレノイドコイルの一実
施例の製造工程を示す（Ａ）はボビンの、（Ｂ）は導電
膜の形成の、（Ｃ）は完成した状態のそれぞれ模式斜視
図である。
施例の製造工程を示す（Ａ）はボビンの、（Ｂ）は導電
膜の形成の、（Ｃ）は完成した状態のそれぞれ模式斜視
図である。
【００１０】本実施例のソレノイドコイルは、図１
（Ａ）に示すように、円柱状に形成したフェライト等の
絶縁性の磁性体のボビン１の表面を導体ペーストで覆
い、これを電気炉で焼成して（Ｂ）に示すような導体膜
２を形成する。次に、（Ｃ）に示すように、形成された
導体膜２をレーザ光線等で螺旋状の切削溝３を形成する
ように切削し、導体膜の残余部分によりコイル４を形成
する。
（Ａ）に示すように、円柱状に形成したフェライト等の
絶縁性の磁性体のボビン１の表面を導体ペーストで覆
い、これを電気炉で焼成して（Ｂ）に示すような導体膜
２を形成する。次に、（Ｃ）に示すように、形成された
導体膜２をレーザ光線等で螺旋状の切削溝３を形成する
ように切削し、導体膜の残余部分によりコイル４を形成
する。
【００１１】次に、本実施例の動作について説明する。
【００１２】ソレノイドコイルのインダクタンス等の電
気的特性は、コイル４の巻数や幅あるいはピッチ等によ
り設定する。ここで、切削溝３によるコイル４形成中
に、ソレノイドコイルの両端をインダクタンス測定端子
に固定しインダクタンスを測定しながら切削加工を実施
することが可能であり、インダクタンス微調整を容易に
実施できる。
気的特性は、コイル４の巻数や幅あるいはピッチ等によ
り設定する。ここで、切削溝３によるコイル４形成中
に、ソレノイドコイルの両端をインダクタンス測定端子
に固定しインダクタンスを測定しながら切削加工を実施
することが可能であり、インダクタンス微調整を容易に
実施できる。
【００１３】また、ボビン１の磁性体がパーマロイ等、
導電性の材料である場合には、ボビン１と導体膜２との
間に絶縁膜を形成すればよい。
導電性の材料である場合には、ボビン１と導体膜２との
間に絶縁膜を形成すればよい。
【００１４】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記実施例に限られることなく種々の変形が可能で
ある。
明は上記実施例に限られることなく種々の変形が可能で
ある。
【００１５】たとえば、同一ボビン上に、上記と同様に
導体膜を切削することにより、２組あるいはそれ以上の
コイルを形成し変成器を構成することも、本発明の主旨
を逸脱しない限り適用できることは勿論である。
導体膜を切削することにより、２組あるいはそれ以上の
コイルを形成し変成器を構成することも、本発明の主旨
を逸脱しない限り適用できることは勿論である。
【００１６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のソレノイ
ドコイルは、巻芯の表面に形成した導体膜を設定した巻
数および幅およびピッチの螺旋状に切削してコイルを形
成することにより、インダクタンスを測定しながら加工
できるのでインダクタンスの微調整が容易にできるとい
う効果がある。また、導体線を使用しないので、耐震性
が優れ、したがって樹脂による固定等の対策が不要とな
るので製造費用が低減するという効果がある。
ドコイルは、巻芯の表面に形成した導体膜を設定した巻
数および幅およびピッチの螺旋状に切削してコイルを形
成することにより、インダクタンスを測定しながら加工
できるのでインダクタンスの微調整が容易にできるとい
う効果がある。また、導体線を使用しないので、耐震性
が優れ、したがって樹脂による固定等の対策が不要とな
るので製造費用が低減するという効果がある。
【図１】本発明のソレノイドコイルの一実施例を示す形
成工程におけるボビンと導電膜の形成と完成した状態と
のそれぞれ模式斜視図である。
成工程におけるボビンと導電膜の形成と完成した状態と
のそれぞれ模式斜視図である。
【図２】従来のソレノイドコイルの一例を示す模式側面
図である。
図である。
１ ボビン ２ 導体膜 ３ 切削溝 ４，６ コイル ５ 導体線
Claims (3)
- 【請求項１】 巻芯の表面に導体膜を形成し、この導体
膜を予め定めた巻数および幅およびピッチの螺旋状に切
削し、前記導体膜の残余部分によりコイルを形成するこ
とを特徴とするソレノイドコイル。 - 【請求項２】 前記巻芯は磁性体により円柱状に形成す
ることを特徴とする請求項１記載のソレノイドコイル。 - 【請求項３】 同一の前記巻芯の表面に２つあるいはそ
れ以上の前記コイルを形成することを特徴とする請求項
１記載のソレノイドコイル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3197557A JPH0541324A (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | ソレノイドコイル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3197557A JPH0541324A (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | ソレノイドコイル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0541324A true JPH0541324A (ja) | 1993-02-19 |
Family
ID=16376478
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3197557A Pending JPH0541324A (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | ソレノイドコイル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0541324A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1077455A2 (en) * | 1999-08-19 | 2001-02-21 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Coil component |
| US6525635B2 (en) | 2000-03-10 | 2003-02-25 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Multilayer inductor |
| US6535094B2 (en) | 2000-03-15 | 2003-03-18 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Multilayer inductor |
| WO2005050745A1 (ja) * | 2003-11-20 | 2005-06-02 | Ideal Star Inc. | 柱状電気素子及びその製造方法 |
| KR100932497B1 (ko) * | 2009-04-28 | 2009-12-17 | (주)티알에프 | 인덕터 및 이를 이용한 어레스터 |
| CN112071572A (zh) * | 2020-09-07 | 2020-12-11 | 广安市华蓥山领创电子有限公司 | 一种全自动磁屏蔽贴装电感器及制备工艺 |
-
1991
- 1991-08-07 JP JP3197557A patent/JPH0541324A/ja active Pending
Cited By (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1077455A3 (en) * | 1999-08-19 | 2001-03-07 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Coil component |
| US6344784B1 (en) | 1999-08-19 | 2002-02-05 | Murata Manufacturing Co., Ltd | Coil component |
| EP1077455A2 (en) * | 1999-08-19 | 2001-02-21 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Coil component |
| US6525635B2 (en) | 2000-03-10 | 2003-02-25 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Multilayer inductor |
| DE10112460B4 (de) * | 2000-03-15 | 2007-06-06 | Murata Manufacturing Co., Ltd., Nagaokakyo | Mehrschicht-Induktivität |
| US6535094B2 (en) | 2000-03-15 | 2003-03-18 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Multilayer inductor |
| JP2009099979A (ja) * | 2003-11-20 | 2009-05-07 | Ideal Star Inc | 柱状電気素子及びその製造方法 |
| US7495307B2 (en) | 2003-11-20 | 2009-02-24 | Ideal Star Inc. | Columnar electric device |
| WO2005050745A1 (ja) * | 2003-11-20 | 2005-06-02 | Ideal Star Inc. | 柱状電気素子及びその製造方法 |
| US7763912B2 (en) | 2003-11-20 | 2010-07-27 | Ideal Star Inc. | Columnar electric device and production method thereof |
| JP2013093585A (ja) * | 2003-11-20 | 2013-05-16 | Ideal Star Inc | 柱状電気素子及びその製造方法 |
| JP2014170948A (ja) * | 2003-11-20 | 2014-09-18 | Ideal Star Inc | 構造体及びその製造方法 |
| JP2016139815A (ja) * | 2003-11-20 | 2016-08-04 | 株式会社イデアルスター | 構造体及びその製造方法 |
| KR100932497B1 (ko) * | 2009-04-28 | 2009-12-17 | (주)티알에프 | 인덕터 및 이를 이용한 어레스터 |
| CN112071572A (zh) * | 2020-09-07 | 2020-12-11 | 广安市华蓥山领创电子有限公司 | 一种全自动磁屏蔽贴装电感器及制备工艺 |
| CN112071572B (zh) * | 2020-09-07 | 2024-04-16 | 广安领创华财电子科技有限公司 | 一种全自动磁屏蔽贴装电感器及制备工艺 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19991026 |