JPH0540334Y2 - - Google Patents

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JPH0540334Y2
JPH0540334Y2 JP6136888U JP6136888U JPH0540334Y2 JP H0540334 Y2 JPH0540334 Y2 JP H0540334Y2 JP 6136888 U JP6136888 U JP 6136888U JP 6136888 U JP6136888 U JP 6136888U JP H0540334 Y2 JPH0540334 Y2 JP H0540334Y2
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outer ring
inclined cam
way clutch
radial sliding
cylindrical surface
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、ラジアル滑り軸受を内蔵したワンウ
エイクラツチに関する。
【従来技術およびその問題点】
薄肉鋼板製の外輪にラジアル滑り軸受を内蔵し
たワンウエイクラツチとして、実開昭55−14178
号に示されるものがある。 この従来のワンウエイクラツチにおいては、薄
肉鋼板製外輪の軸方向中央部の内周に傾斜カム面
を形成し、この部分に保持器、円筒ころ等を嵌合
してワンウエイクラツチ機構を構成し、このワン
ウエイクラツチ機構の軸方向両側にラジアル滑り
軸受を嵌合させたものである。このワンウエイク
ラツチにおいては、外輪の中央部の傾斜カム面を
形成した部分の両側を円筒面で大径に削除し、こ
の円筒面にラジアル滑り軸受が圧入嵌合されてい
る。 従来のワンウエイクラツチでは、傾斜カム面を
外輪の軸方向中央部の内面だけに形成し、その両
側の軸受嵌合面を大径の円筒面に仕上げる必要が
あり、加工が煩雑であり、かつ薄肉鋼板製の外輪
に大径の円筒面を形成した部分の肉厚が少なくな
り、強度,剛性の低下を招く。 また、薄肉鋼板製の外輪にラジアル滑り軸受を
圧入すると、外輪の外径寸法に変動が生じ、更に
隣接する傾斜カム面の寸法にも影響を及ぼす等の
問題点を有している。
【問題点を解決するための手段】
前記の問題点を解決するために、この考案は、
薄肉鋼板からなり、内周円筒面に複数の傾斜カム
面を形成した外輪と、この外輪内に記され外輪に
対して回り止めされ、かつ前記傾斜カム面に対応
する位置にポケツトを有する保持器と、前記ポケ
ツトに収容された円筒ころと、この円筒ころを前
記傾斜カム面に向かつて押圧するばねとからワン
ウエイクラツチ機構を構成し、このワンウエイク
ラツチ機構と軸方向に隣接して、ラジアル滑り軸
受を設けてなるワンウエイクラツチにおいて、前
記外輪の内周円筒面に形成する傾斜カム面を前記
保持器の軸方向幅よりも長く形成し、かつ前記ラ
ジアル滑り軸受の外周を前記外輪の内周円筒面に
すきま嵌めされる円筒面部とこの円筒面部から適
数箇所突出する突出部とで形成し、この突出部を
前記傾斜カム面に係合させたものである。 ラジアル滑り軸受の嵌合面を外輪に別途加工す
る必要がなく加工が容易であり、かつ嵌合面の部
分の肉厚の減少がなく、強度,剛性面で優れてい
る。 また、ラジアル滑り軸受は、外輪の内周面にす
きは嵌めされるので、薄肉鋼板製の外輪の外径寸
法の変動がなく、更に隣接する傾斜カム面の寸法
にも悪影響を及ぼさず、高精度の製品が得られる
と共に組立作業が容易である。
【実施例】
以下に本考案の実施例を説明する。第1図乃至
第3図は本考案の第1の実施例である。第1図
は、縦断面図で、第2図は第1図のX−X線部分
拡大横断面図であり、第3図は第1図のY−Y線
部分拡大横断面図である。 ワンウエイクラツチ1は、外輪2,保持器3,
円筒ころ4,ばね5及びラジアル滑り軸受6とか
らなる。ワンウエイクラツチ機構は、第2図に示
されるように外輪2,保持器3、円筒ころ4及び
ばね5から構成されている。外輪2は、薄肉鋼板
を絞り加工したものであり、内周円筒面7に円周
方向に等配で複数個の傾斜カム面8が形成されて
おり、傾斜カム面8は保持器3の軸方向幅を越え
て外輪2の全長にわたつて形成されている。保持
器3は、円筒ころ4を収容するポケツト9を有
し、柱部10には円筒ころ4を傾斜カム面8に向
つて押圧するばね5が係止され、二点鎖線で示す
軸15が右方向に回転したとき、クラツチが作動
する。 ばね5の係止状態は第4図に詳細が示されてい
る。すなわち、ばね5は、薄板を折り曲げ加工に
より形成したものであり、保持器3の柱部10に
設けた係止突部11にスナツプ係止されている。
柱部10により連結されたリング部12,12′
には、外輪2の傾斜カム面8に係合する回り止め
用突出部13が形成されている。ばね5は円筒こ
ろ4を押圧す押圧片14を有する。 尚、ばね5は、本実施例では、別体の金属製ば
ねのものを示したが、この他に合成樹脂製保持器
の柱部に樹脂でばね部を一体成形しても同様に適
用される。 第3図には、ラジアル滑り軸受6と外輪2の嵌
合状態が示されている。ラジアル滑り軸受6は、
焼結合金あるいは高分子材料等からなり、内周に
軸15の回転支持又はセンターリングの作用を持
つ軸受面16が形成され、外周は外輪2の内周円
筒面7にすきま嵌めされる円筒面部17と、傾斜
カム面8に係合する突出部18が形成されてい
る。突出部18が傾斜カム面8に係合することに
よりラジアル滑り軸受6の回り止めがされてい
る。 外輪2の内周円筒面7とラジアル滑り軸受6の
円筒面部17との間のすきまは、ワンウエイクラ
ツチ1を図示しないハウジングに圧入して組付け
た時、外輪2が縮径してすきまが無くなる程度に
設定する。 第3図では、突出部18は傾斜カム面8の全数
に係合するものを示したが、第5図に示すように
傾斜カム面8のうちの何箇所に係合させるもので
あつてもよい。 外輪2は両端にツバ部19,20を備えている
が、一方のツバ部20は、保持器3やラジアル滑
り軸受6を外輪2内に組込む時には、まだ円筒状
にされており、組込み後ツバ部20を折り曲げて
製作する。 第6図は本考案の第2の実施例であり、本実施
例はラジアル滑り軸受6をワンウエイクラツチ機
構の片側のみに組み込んだものである。他の構成
については第1の実施例と同じであるので説明を
省略する。
【効果】
この考案は、以上のように構成したので次のよ
うな効果を有する。 (イ) ラジアル滑り軸受の嵌合面を外輪に別途加工
する必要がなく加工が容易であり、かつ嵌合面
の部分の肉厚の減少がなく、強度,剛性が高
い。 (ロ) ラジアル滑り軸受は、外輪の内周面にすきま
嵌めされるので、薄肉鋼板製に外輪の外径寸法
の変動がなく、更に隣接する傾斜カム面の寸法
にも悪影響を及ぼさず、高精度の製品が得られ
る。 (ハ) ラジアル滑り軸受が外輪の内周面にすきま嵌
めされるので組立作業が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例に係るワンウエ
イクラツチの縦断面図、第2図は第1図のX−X
線部分拡大横断面図、第3図は第1図のY−Y線
部分拡大横断面図、第3図は第1図のY−Y線部
分拡大横断面図、第4図はばねの係止状態を示す
部分的な斜視図、第5図はラジアル滑り軸受を示
す斜視図、第6図は本考案の第2の実施例に係る
ワンウエイクラツチの縦断面図である。 1……ワンウエイクラツチ、2……外輪、3…
…保持器、4……円筒ころ、5……ばね、6……
ラジアル滑り軸受、7……内周円筒面、8……傾
斜カム面、17……円筒面部、18……突出部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 薄肉鋼板からなり、内周円筒面に複数の傾斜カ
    ム面を形成した外輪と、この外輪内に配され外輪
    に対して回り止めされ、かつ前記傾斜カム面に対
    応する位置にポケツトを有する保持器と、前記ポ
    ケツトに収容された円筒ころと、この円筒ころを
    前記傾斜カム面に向かつて押圧するばねとからワ
    ンウエイクラツチ機構を構成し、このワンウエイ
    クラツチ機構と軸方向に隣接して、ラジアル滑り
    軸受を設けてなるワンウエイクラツチにおいて、
    前記外輪の内周円筒面に形成する傾斜カム面を前
    記保持器の軸方向幅よりも長く形成し、かつ前記
    ラジアル滑り軸受の外周を前記外輪の内周円筒面
    にすきま嵌めされる円筒面部とこの円筒面部から
    適数箇所突出する突出部とで形成し、この突出部
    を前記傾斜カム面に係合させたことを特徴とする
    ワンウエイクラツチ。
JP6136888U 1988-05-10 1988-05-10 Expired - Lifetime JPH0540334Y2 (ja)

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JP6136888U JPH0540334Y2 (ja) 1988-05-10 1988-05-10

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JP6136888U JPH0540334Y2 (ja) 1988-05-10 1988-05-10

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Publication Number Publication Date
JPH01165337U JPH01165337U (ja) 1989-11-20
JPH0540334Y2 true JPH0540334Y2 (ja) 1993-10-13

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